「みつばのたまて箱」初の試み。
韓国ドラマ「検事プリンセス」の夢小説(二次小説)です。
夢小説というのは、読み手(書き手も(笑))が主人公になりきって読む小説のことです♪
普段の二次小説とどう違うかというと、
普段、登場人物、三人称(へり、イヌ等)で書いている小説を、
一人称(私)というヘリ目線で書いてます。
なので、読んでいる「貴女♪」が主人公ヘリになりきって、読むことが可能です。
もちろん、イヌ×ヘリ好きの方は「私」を「ヘリ」で読んで下さいね。
今回のシチュエーションは、仕事帰りにイヌとデートする貴女のお話です♪みつばの「検事プリンセス」の他の二次小説のお話、コメント記入は、
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検事プリンセス夢小説(デート編)今日は金曜日。
仕事帰りにイヌと食事をする約束をしていた。
定時で仕事を終え、
「今日は早いな。今夜はデートか?」という先輩のからかいにも
「そうですよ~」とうきうきした声で応えて、職場を出た。
待ち合わせの場所は、もう決めてあった。
私のお気に入りのお店。
イヌもこの前美味しいって言ってたから。
店は繁華街の中にあった。
街なかの駐車場につくと、イヌの車が停めてあった。
…もう来てるわ。
少し早足で店に向かう。
そして着くと、店のドアを開けて、中を見渡した。
「いらっしゃいませ」
店員が案内しようとする前に、奥の席から声がかかった。
「ここだ」
イヌが微笑んで、私に手を振っていた。
仕事帰りのスタイリッシュな格好のイヌ。
今日はネクタイをしめていた。
細みのチャコールグレーのスーツもイヌによく似会っている。
私はつい顔をほころばせると手を振り返した。
そして、店員に「連れです」と言うと、イヌの方に歩いて行った。
「仕事、お疲れ」
イヌが言った。
「あなたも。お疲れ様」
私も言って、イヌの前の席に座った。
「待った?」
「いや、さっき来たばかりだ。注文もまだだ」
「そう、でも私の食べたい物はもう決まっているのよ」
イヌが笑った。
「ディナーのAコースだろ?最近の君のお気に入りだよな」
「そうよ。あなたは何がいいの?決まった?」
メニューに目を通しているイヌに聞いた。
「そうだな。君と同じAコースの料理にするかな。アルコールは…今はいいか?」
イヌの問いに、私はうなずいた。
「部屋に帰ってからゆっくり飲みたいわ」
「僕の部屋の酒を、だろ?」
からかうようにニヤリと笑うイヌを、私は軽く睨んだ。
「そんな意地悪言うなら、全部飲み干してやるんだから」
私の言葉にイヌが楽しそうに笑った。
私も笑って、グラスの水に口をつけた。
食事をしながら、私たちはいろいろな話をした。
今日の仕事の話。
もちろん、込み入った仕事内容の話はしないけど、
お互い興味深い事は話しあったりする。
それに、職場の人間関係も。
昼間の職場でのランチ会で仕入れたネタや話などをイヌに話すこともあった。
普段、部屋にこもって仕事をしている事が多いから、
私の職場の人間達は、娯楽に飢えているようだった。
だから、職場内でも外でもゴシップ的な話が好きな傾向があった。
そんな話をイヌに披露すると、イヌは面白そうに聞いてくれる。
そんなイヌの表情を見て嬉しくなった。
「ね?面白いでしょ?」
そう言う私にイヌが言った。
「話も面白いが…君の面白そうに話す姿も見ていて楽しいよ」
「なによ。それ」
…又からかってるのね。
そう、拗ねたように膨れてみせたけど、
イヌは、私をじっと見つめて微笑んでいるだけだった。
イヌの私を見るまっすぐな視線に、時々直視できなくなってしまう。
きっと、勘違いなんかじゃない。
イヌが私のことを好きだということを確信してしまう、そんな視線。
今さら照れることなんて無いのに。
そう思ってしまう。
…食事を終えて、
食事代はイヌが払ってくれた。
「誘ったのは僕だから」と言うけど、
いつもそう言って、食事代はイヌが出してくれていた。
「ありがと」
最初の方は、とまどっていたけど、
最近は素直に礼を言うと、イヌが嬉しそうな顔をしてくれる。
店を出ると、冷えた空気が身を包んだ。
「寒い」
思わずそう言って、身を縮こませた私の肩をイヌがひき寄せた。
イヌが風上に立って、寒風を防いでくれた。
「イヌ…」
イヌが私を柔らかい笑みで見降ろしたけど、すぐに、おや?という顔をした。
「君、手袋はどうした?」
両手をさすっていた私に気づいてくれたイヌ。
「職場に忘れてきちゃったの」
「まったく、そそっかしいな」
イヌが苦笑して、自分の手袋を脱ぎ始めた。
そして、私の方によこした。
「ほら。君には大きいけど、はめて」
「いいわよ」
私はあわてて、手を振った。
「すぐに車につくから」
「いいから、それまで、はめていろ」
「いいったら」
「っとに、強情だな」そう言って、呆れたようにイヌが溜息をつくと、
「…じゃ、こうしよう」と手袋を片方だけ私の左手に強引にはめた。
「?」
不思議に思って、左手のイヌの手袋を見つめている私。
イヌがもう片方を自分の右手にはめると、はめていない左手を私の方に差し出した。
イヌの大きくて温かい手が私の右手を包んだ。
手袋をしている手よりつないだ手の方が熱くなっていく気がする。
「これでいいだろ?」イヌが聞いた。
「…うん」
今度は素直にうなずく私。
駐車場まで歩くのに、そんなに時間がかからなかったけど、
もっと歩いてもいいな、ってそんな事を思った。
「寒くなってきたわね」
私は、照れくささを誤魔化すように言った。
「部屋で酒でも飲めば温まるさ。…今夜は僕の部屋に来るだろ?」
聞いておきながら、確認なんかじゃない。
イヌは、私に念を押しているのよね。
それは分かってる。
「ええ」
私は、コクリとうなずいた。
何気なさを装って見たけど、口元は自然に綻んでいるみたい。
私の返事にイヌも満足そうに微笑んだ。
「お酒の前に飲みたいものがあるの」
私が言った。
「なに?」
「あなたの作ったホットココアが飲みたい」
こんな寒い日。
甘くて、温かいココアが飲みたくなる。
でも、自分の作ったものじゃ駄目。
なぜかイヌの作ってくれるココアが無償に飲みたくなる。
「イヌの作るココア、私大好きなの。作ってくれる?」
心も体も温めてくれる。
「お安い御用だよ」
イヌが言った。
駐車場につくと、
私はイヌに手袋を返した。
「じゃ、また後でね」
私がそう言って、自分の車の方に行こうとするのを、イヌがよびとめた。
「待って」
「え?」
イヌが、私の腕をつかんでいた。
「口元に何かついてる」
「やだ。何?」
あわてて、口元を指でぬぐう私。
はずかしい。
さっき、食事した時のソースでもついているのかしら?
「ねえ。とれた?」
あせったように聞く私に、イヌが首をふった。
「まだだ」
「うそ。どのへん?」
手鏡でも出そうかしら?と考えた私の頬に
イヌが手をおいた。
「ここ」
イヌの指が私の顎をとらえて、
そして、
目をみはった私に顔を近づけたイヌが、私の唇に唇を重ねた。
柔らかく、優しいイヌの口づけ。
からまるイヌの舌から、
食後にイヌが飲んでいたエスプレッソの香りと味がした。
「…何もついてなかったんでしょ?」
唇を離したイヌに私が、わざと睨むふりをした。
たぶん、口には笑みが浮かんでいたと思うけど。
駐車場には私達以外人の姿は見えなかった。
そうじゃなくても、イヌは時々いきなりこんな事をして
私を困惑させるのよね…。
イヌが、してやったり、という顔でニヤリと笑った。
「グロスだったな」
そして、耳元で囁くように、つけ足した。
「続きは後で。…部屋で待っているよ」
そう言って、
イヌの指が私の頬をなぞって、離れた。
甘くて、低い、熱のこもったイヌの声。
体の奥がゾクゾクする。
私はイヌの言葉に微笑んでみせて、うなずくだけで、
せいいっぱいだった。
別々の車でマンションに帰る私達。
離れがたい思いと、
すぐ後で会えるという気持ちが、私に寒さを感じなくさせていた。
私は自分の車に乗り込むと、シートベルトをしてエンジンをかけた。
イヌも自分の車に乗っていた。
私が駐車場を出るのを見守るつもりなのだろう。
私が手を振ると、イヌが振り返してくれた。
…また後でね。イヌ。
私は、車を運転しながら、これからイヌと過ごす甘い時間の事を考えていた。
あたたかくて、それでいて、くすぐったくなるような予感に胸を躍らせながら、
マンションまでの帰路を走って行った。
(夢小説、デート編終わり)
どうでしょう?こんな感じの「検事プリンセス」の夢小説。
とりあえず(デート編)でした♪
…小説は無理でも妄想文なら一気にかける♪
↑違いは何?ですが(汗)
仕事でミスをしてしまって自分を慰めるために
突発的に書いてしまいました。
ヘリ気分になってイヌに癒されたかったんです。私が(涙)
デート編ってことは、他に何かあるの?と言われそうですが、
自分がイヌとしたい事は今後書いてしまうかも♪
でも、大人話の夢小説は…危険かな。。。(苦笑)
夢小説書いて、気分一新♪
パク・シフさん(イヌ)の卓上カレンダーの
2013年(2011年の間違い?)12月(笑)の写真に見守られて仕事頑張ります!!
または2012年8月のカレンダーの写真♪(バスルームの(笑))
↑持っている方は分かります?
やっぱり普通の二次小説のほうが…の方も、
夢小説で妄想にふけるのもいいよね♪の方も、
それより次回作の長編早くして、の方も、何かあったら
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