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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説
「印-ホクロ-」です。

二次小説は、ドラマ最終回16話以降の続きをみつばが、勝手に妄想したお話ですが、
ドラマのネタバレ等も含んでいますので、現在ドラマを見ている方、
これからドラマを見る方はご注意ください。

みつばの「検事プリンセス」の他の二次小説のお話、コメント記入は、
検事プリンセス二次小説INDEX」ページからどうぞ。

このブログに初めていらした方、このブログを読む時の注意点は「お願い」を一読してください。


この小説は、シリーズの続きではなくて、突発的に書き上げた短編です。


(注意)

この小説には、大人向けの表現や描写が含まれています。
自分は大人だと思える方のみお読みください。
ソフトに書いてますが、読んだ人の妄想しだいでは映像はハードになります。。。



印-ホクロ-





「ヘリ、ここにホクロがある」

「え…?」

深夜。
イヌの部屋のベッドの上で、イヌに体の芯から蕩けるような愛撫をされて、うっとりとしていたヘリにイヌが声をかけた。

もうほとんど理性を無くして、意識も朦朧とした状態のヘリだったが、イヌの言葉に反応して半身を起してイヌの見つめている自分の体の方に目をやろうとした。

「どこ?」

「ほら、ここ」

イヌが、指をさした。

「…見えない」

ヘリは、困惑して自分の下半身の方に目をやった。
今まで生きてきて気付かなかったということは、自分では確認しずらい位置にあるということなのだろう。

「どのあたりにあるの?」

「口で言おうか?それとも、手鏡でも持ってこようか?」

楽しむような、イヌのからかうような声色に、ヘリは、恥ずかしくなって、あわてて首をふった。

「いいわよ。やめて。言わなくてもいいから」
…手鏡も持ってこなくていいから。

「じゃあ、指で教えてあげるよ」

そう言って、イヌがニヤリと笑うと、ヘリのホクロに人差し指をあてた。

「ここにある」

「・・・・・・」

イヌの指の感触で、やはり、体の微妙な位置。
いつも服や下着で隠されていて、自分では手鏡でもないと見えない場所にあることが分かったヘリだった。

「…ほんとに?」

ヘリの疑うような声にイヌが面白そうに言った。

「噓をついてどうする。かなり小さいけどな。水着でもこの位置だと隠れてしまうだろうから、おそらく知っているのは君のご両親か…」
…僕だけだろうな。

口元をゆがませて、でもどこか嬉しげなイヌの顔を、ヘリは、半分恥ずかしくなりながら、半分呆れたように見つめた。

…男って、こういうものなのかしら。
自分のつきあっている女性を全部所有したい願望でもあるのかしら?
…イヌは特に強いような気がするのだけど…。

ヘリはフっと短い溜息をついた。

「…自分の体なのに、知らないことがあるなんて、ちょっと残念」

「そうか?」

イヌが又面白そうに答えた。

「確かに、君には自分の体でまだまだ知らない事がありそうだよな」

イヌの言葉にヘリは、イヌがまたロクでもない事を考えていることを悟って、肩をすくめた。

「…結構、あなたに教えて頂いた覚えはあるけど?」

イヌが喜びそうな事をあえて言ってみたヘリだった。

案の定、イヌが、嬉しそうな顔をした。

「もっと教えてやろうか?」

「何か他にも教えてもらうことがあるのかしら?」

素知らぬふりで、続けるヘリ。

薄暗がりの中で、イヌが笑った気配がしたと思うと、
ベッド周辺が急に明るくなった。

「!…え?…やだ、やめてよ。イヌ!」

イヌがベッドのサイドテーブルの上のスタンドランプの明かりを強くしていた。

ヘリは、自分のほとんど裸に近い姿をイヌの前にはっきりとさらされて、
あわててシーツを体に巻きつけようとした。

そんなヘリの手をイヌが押しとどめた。

「今さらだ。ヘリ。隠さなくてもいい」

「いやよ。全然違うわ。こんな明るい所で体を見られたくないわ」

「君の知らなかったホクロの位置まで知っている男にも?」

「…バカ」

ヘリが、頬をそめてジトリとイヌを睨みつけた。

そんなヘリの目線もどこ吹く風なイヌは、お気に入りの遊びを見つめた子供のような無邪気な表情で(やることは大人だったが)ヘリを見降ろすような形で覆いかぶさってきた。

「わかった。君がそんなに恥ずかしいのなら。この役は君にゆずるよ」

「…どういうこと?」

イヌの言葉に、ヘリは首をかしげた。

「君が、僕の体を調べるといい。もしかしたら、僕にも僕の知らないホクロが体にあるかもしれない。それを見つけてくれ」

「・・・・・・」

ヘリは、どうしたらいいのかしら?とホトホト困ったように頭上のイヌを見つめ返していた。

…きっとここで拒否したら、私の“ホクロ探し”を嬉々として再開するに違いないわ。

「…わかったわ。今度は私があなたの体のホクロを調べてあげる。そのかわり、照明の明かりは少し落していいかしら?」

ヘリの言葉にイヌが嬉しそうにうなずいた。

「いいよ」

ヘリは、手をのばして、スタンドランプの明かりを絞ると、上半身を起こした。

そして、イヌの胸をそっと手で押した。

「じゃあ、あなたがベッドに寝てちょうだい」

「OK」

イヌがゴロリとベッドに横たわった。
そして、両手を自分の頭の下にひいて、ヘリを見上げていた。

完全に楽しんでいる顔だった。

ヘリは、…ほんとにこの男は…と内心あきらめて苦笑した。

「…んー。じゃあ、まず顔からね…。顔は自分でもよく見ていると思うけど、首の後ろとか耳の近くは見えにくいわよね」

ヘリは、イヌの顔に手をあてた。

そして、覗き込むようにイヌの顔をジロジロと見渡した。

「ある?…見えにくいんじゃないか?やっぱり照明明るくする?」

「いいの。これだけ接近していたら見えるから」

ヘリは、真面目に答えて、そして、ふとある事を思いついた。

イヌの首元に顔を伏せたヘリは、イヌに分からないように、たくらむような笑みを浮かべた。

「…!」

ピクリとイヌが驚いたように反応した。

ヘリが、イヌの耳のすぐ下の首筋に口づけていた。

「ヘリ?」

イヌの訝しげな声に、ヘリはフフとうっすらと声に出して笑った。

「…ここにホクロがあるわよ。すごく小さいけど」

「ほんとか?」

「ええ。見えない場所で、いちいち説明するのも面倒だから、こうしてあなたに教えてあげることにするわね」
…いいでしょ?

イヌの返答を待たずに、ヘリは次の行動にうつった。

「…うん。ここにもある」

次にヘリが口づけたのはイヌの鎖骨のほうだった。

「・・・・・・」

ヘリは、その位置までいくのに、唇を離さずに、ゆっくりとイヌの体をすべらせながら、
移動させていた。

ヘリはチラリとイヌの顔を見た。

暗がりの中でも明らかにヘリの意外な行動にとまどっているようなイヌの顔が見てとれた。

…ふん。いつもやられっぱなしのヘリ様じゃないんだからね。

ヘリは、舌を出して、そのまま舌の先を細くすぼめてイヌのホクロの位置をチロリと舐めあげた。

そうして、ヘリはイヌの体をホクロを探しながら、目をこらしつつ、
その間にも唇や舌でイヌの体をまさぐりながら、両手をやわらかく使って、イヌの体をマッサージするように愛撫していた。

「…ヘリ…」

頭上でヘリを呼ぶイヌの、少しもからかいの響きのなくなった声色にヘリは心底嬉しくなってきた。
イヌに余裕のなくなってきた様子がヘリにも分かった。

…なんだか、とってもいい気分。いつも自分上位なイヌが、私にいいように体をいじられているなんて。もっと、イヌの違う顔が見てみたい。

ヘリは、そう思いながら、じょじょにイヌへの愛撫を下の方にずらしていった。

そして…。

さすがに少し戸惑ったあと、ヘリは口を開けて、イヌ自身を含んで、舌で舐めあげた。

「ヘリ」

うつむいて、必死に行為に没頭するヘリにイヌの声がした。

「…そんなところに僕のホクロがあるのか?」

「あら?無かった?」とぼけたように答えるヘリ。

そして、顔をあげると、恥じらうように、でも、イヌの自分の行為に完全に感じていて、
翻弄されているような顔を見て、あでやかな笑みを浮かべた。

「…ここ、複雑なつくりだから、あっても分かりづらいでしょ?でも、あなたが嫌なら他の場所を探すけど」

ヘリの言葉にイヌが、苦笑した。
明らかにヘリが得意になっていて、自分をからかっていることが分かったイヌだった。

「…念いりに頼むよ」

「了解」イヌの言葉にヘリはいたずらっぽく舌を出すと、再びイヌの下腹部に顔をふせた。

しばらく…。
イヌの部屋の静かな薄暗闇の中、ヘリのイヌの体を愛撫する、かすかだが刺激的な音が響いていた。

「…んん…」

やがて、イヌはヘリになすがままにされながらも、
時折、ヘリの唇からもれる色っぽい吐息の声に強く煽られて、たまらずに上半身を起こした。

「…イヌ?」

顔を離して不思議そうに自分を見つめるヘリにイヌはフッと苦笑していた。

「なに?どうしたの?」まだ、自分の方が優位にいると確信しているらしいヘリは、ニヤニヤしながら首をかしげた。

「じっとしていたら?まだホクロは全部見つけてないわ」

そんなヘリに、イヌは無言でヘリの肩を手で押すと、ヘリの体をベッドに倒した。

「イヌ?」

「…続きはまた今度してもらうよ。君の方は少し『探索』に疲れたように見えるからね」

イヌは、唾液で艶やかに濡れたヘリの唇を、自分の手の親指の腹でぬぐった。

「そんな、私は大丈夫よ。最後までやらせてちょうだい」

実際、少し疲労を感じていたヘリは、あわてたように首をふった。
…どうせなら最後までやりとげて、イヌを『ぎゃふん』と言わせたいのに…。

そんなヘリの心を見透かしたようにイヌは、微笑した。

「今度は、また僕が君のホクロを探してやるから。その間少し休んだら?終わった後で、さっきの続きをしてほしいな」

イヌの、最後の甘えたような言葉にヘリは、イヌが自分の手に落ちたことを感じて、心の中でガッツポーズをとった。

「わかったわ」
ヘリの返事にイヌが満足そうにうなずいた。

そして、ヘリの体に身をふせた。

「…っ!」

ビクリっとヘリが強く体を震わせた。

「イヌ!?」

イヌが、ヘリの肌に鋭く、短いが強い刺激を与えていた。

「な、何しているの?」狼狽してイヌの頭を自分の体から引き離そうとするヘリの両手を軽く退けて、逆にヘリの手首を手でおさえつけた。

「ホクロの位置を教えてる」

「ホクロ?私の体のそんな所にホクロは無いわ」

イヌが、口づけたのはヘリでも目視出来る位置だった。

しかも今回のイヌの口づけは、キスというより、『吸いつく』と言った方が良いような行為だった。

あわてて、ヘリはイヌに押さえつけられながらも、目をイヌに“口づけ”られた方に向けた。その部分が小さく赤くなっていた。

「やだ。イヌ!跡がついてる」

なめらかで、白く透き通るようなヘリの肌に鮮やかな朱色の印が刻まれていた。

「ああ、僕がつけた“ホクロ”だ」

「なんですって!?」

ヘリは目を丸くして固まった。
「心配するな。ヘリ。しばらくすれば消える“ホクロ”だ」

すっかりペースを戻したらしいイヌが、いけしゃあしゃあとした口調で言った。

「ちょっと、ソ・イヌ!知らないホクロを見つけるんじゃなかったの?誰が新しくホクロをつけるって言ったのよ!!」

「そうだ。君の見えないところにもつけよう」

イヌは、ヘリのあわてた抗議にも、全く意を介さずに、楽しげに答えると、ヘリの体に体重を乗せて、再び顔を伏せた。そして、唇で次々にヘリの白い体に紅い小さな花を咲かせていった。

…かわいいマ・ヘリ。
君のこの綺麗な体に僕だけの印“ホクロ”をつけてあげるよ。

「う…ううっ…イヌ~~~っ」

ヘリは、涙目になって悶えながら、体に落されるイヌの強めの口づけを受けていた。

そんなヘリに、イヌが行為を続けながらほくそえんだ。

…君が僕を翻弄させようなんて、まだ早いんだよ、ヘリ。
それにやることもまだまだ甘い。もっと勉強が必要そうだな。
でも…。

「ふっ…ぁんっ…」

イヌの新しい愛撫に、ヘリが喘ぐと、白い喉元を逸らして、強い快感に背中をのけぞらせた。

「…気持ち良かったよ。ヘリ。だから、今度はお礼に僕が君を、気持ち良くしてあげるよ」
…いっぱいね。

イヌが、ヘリの耳元で、甘く囁いた。

「ふぅっ…」

抵抗しようにも、すっかりイヌの愛撫と行為に悦んでいる体が、心とは裏腹にイヌにひざまずいているようだった。

ヘリはイヌの頭を手でかき抱いて、…結局こうなる事の発端はなんだったかしら?とすっかり頭から“ホクロ”のことも忘れて、イヌの体を受け入れていた。


…が、翌日。

ヘリは、朝起きて、出勤の支度をするためにシャワーを浴びたあと全身鏡を見て、唖然として、記憶を蘇えらせていた。

白い体に浮き出るように、咲いたようないくつもの小さな朱色の花のような跡―…。
…イヌに唇でつけられた印だった。消えるどころかはっきりと残っている。

それは、体だけでなく、首にもあって…。
確かにこれは、自分からは見えないところだが、職場の人間達にはバッチリ見られるところで、しかも一体誰がつけた“ホクロ”なのか一目瞭然に悟られてしまうものだった。

ヘリは、とっさに目をつぶって、こみ上げてくる、不敵な笑みを浮かべた恋人への怒りをこらえようとした。
そして、猛然とバスルームから出て、くってかかろうとするヘリを、キッチンで朝食を作っていた『恋人』は、気にもとめない様子で、とぼけた口調で言った。

「ヘリ、新しいホクロが出来てるな」

…だれが作ったと思ってるの―!!

殺気すらただよわせたヘリに対してイヌの平然とした顔に、
ぬかずけに釘…のれんに腕押し?そんな言葉を思いうかべて
ヘリはもう怒る気も失せて、…これ、どうしたらいいのかしら?…途方にくれて、
もう次の事態の打開にむけて頭を回転させていた。

…さあ、どうする?ヘリ。

そんなヘリをイヌは、料理の手を止めずに、笑いをこらえたような楽しげな顔で見ていた。


その日、検察庁に出庁したヘリは、
後輩のキム検事のうらやましげな視線と感嘆の溜息をあびせられた。

「マ先輩。そのスカーフとっても似合ってます。素敵です」

「そ、そう?」
キム検事の賞賛にあいまいな笑みで応えながらヘリは自分の苦肉の策がうまくいったことにホッと胸をなでおろしていた。

イヌにつけられた印を隠すための大判のスカーフ。
…ちょうど涼しくなってきた頃で良かった。

しかし、ヘリのその日の安堵はひとときの安らぎに過ぎず、
翌日も、その翌日も。しばらくは綺麗に消えることのない『イヌにつけられたホクロ』を隠すため、「今スカーフが流行なのよ」とキム検事にごまかしながら、毎日柄を変えたスカーフを巻きつけて、

…一体どうやってあの男に仕返しをしようか。と考えることになったヘリなのだった。



(終わり)


イヌとヘリ、二人がイチャイチャしているだけの話でした♪
みつばが、恐れ多くもイヌと同じ位置にホクロがある~、の発見から、こんな話が突発的に生まれました。
私の突発的な話って、どこかいつも、こう、アレですね(苦笑)

拍手、拍手コメントありがとうございます♪
コメントにも拍手にも励まされています。拍手の方は、ご新規の方か、よく来て下さっている方かは分からないのですが、最初の方に書いた小説も読んで下さってありがとうございます。
4カ月くらい前書いたものですが、自分ではもうずいぶん前に書いたもののような気がしています。ただ、二次小説の中では今のところまだ100日くらいしかたってない設定なので、まだまだ初初しい(?)カップルです♪

そういえば、このブログを携帯で読んでいる方、共有のパソコンで見ている方は、
(注意)(警告)の文字があったら、周囲に気をつけてよんでくださいね。
共有の場合、履歴を消すこともおすすめします(笑)


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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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