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中国ドラマ「陳情令」、みつばの二次小説「迷い路」(6話)です。

二次小説を読む注意点、コメント記入、「陳情令」の他の二次小説も
「陳情令」二次小説INDEXページからお願いします。


「陳情令」の登場人物・名称紹介のページはこちらから(名称、説明、更新しました)

とくに初めてこのブログにいらした方は注意点を一読してから
二次小説をお読みください。

ドラマ「陳情令」、原作「魔道祖師(作者):墨香銅臭」、アニメ「魔道祖師」をご存じない方。
これから見る予定の方は、ネタバレがありますのでご注意ください。

二次小説はドラマ50話最終回後の話になります。
また、この小説にはBL(男同士の恋愛)描写があります。
そのあたりが受け入れられる方のみお読みください。


※この話は「背馳」の続きになります。


「続きを読む」からお入りください










迷い路(6話)






1日前。

朝、静室の前で、藍忘機が、姑蘇藍氏の弟子達から夷陵での出来事などを聞いた後のことだった。


昼下がりの、雲深不知処に一番近い姑蘇の街。

藍忘機が仲英を尋ねて、仲英のいる宿に入ると、
藍忘機の顔を知っていた宿の女将は慌てふためきながら、仲英のいる2階の部屋に走って行った。

そして、しばらくして、藍忘機を仲英の部屋に案内した。

部屋にいた仲英は寝起きだったらしく、ぼさついた長髪を適当に帯で結わえ、あくびをかみ殺した顔で、藍忘機を迎えた。

そして、座卓の上座に藍忘機を座らせると、自分はその対面に腰を下ろした。

すぐに女将がバタバタと部屋を訪問し、茶の入った急須と湯飲みを2つ、菓子を盛り付けた皿をのせた盆を持ってきた。

「すぐに去りますので、おかまいなく」

そう言う藍忘機にも、「仙督様をおかまいもせずに帰したとあっては、姑蘇にある、うちの宿屋の評判に関わります」と答えた女将は、「俺は酒がいいな」と横からのんびりと言った仲英に愛想笑いを浮かべた後、藍忘機の前に恭しく茶をいれた湯飲みを差し出した。

「どうぞ、ごゆっくり」

そう言って、女将が部屋を去っていくと、仲英は足を崩して座りなおした。

そして、座卓の横に置かれていた水差しから手酌で自分の湯飲みに水を注ぎ込むと、それを一気に飲み干した。

「わざわざ、こんなむさ苦しい宿の部屋まで訪ねて、俺に何の用件ですか?」

宿の女将が聞いていたら、いくら人好きする美形の顔が気にいられている仲英といえども、目を吊り上げそうな物言いだった。

「…魏嬰は今ここにいないのか?」

そう尋ねる藍忘機に仲英がいぶかし気に眉をひそめた。

「見ての通り。いない」

そう答えた仲英に、藍忘機は黙って、袂から巾着袋を取り出して、座卓の上に置いた。

「これは?」

仲英がますます、怪訝な顔になって、藍忘機と巾着袋を見比べた。
膨らんだ巾着袋の閉じ口から銀塊が少し見えていた。

「魏嬰が世話になった」

藍忘機の言葉に仲英は「は?」と耳を疑うように前のめりになった。

「世話になったって、どういう意味だ?」

「魏嬰が君からご馳走になった酒代と宿代だ」

藍忘機の答えに仲英はポカンと口を開けた。

しかし、すぐに苦笑すると、「仙督さん、あんた、何か勘違いしてる」そう言って、
藍忘機の置いた巾着の袋を手で押しやった。

「あの時の酒は、俺の方が魏嬰に道芸で世話になった礼におごったものだ。それに、魏嬰をこの宿の部屋に泊めたことなど無い。仮にそうだとしても、金額が多すぎだろう」

仲英が巾着に触れた時、ズシリとした重さを感じていた。

酒の礼や宿代だとしても破格すぎる。
姑蘇藍氏のお偉いさんは金銭感覚が無いのか?
第一、魏嬰の金をどうしてあんたが払うんだ?

そんな事を思ったような仲英の顔を、藍忘機は冷静な目で見つめ返した。

「この金(かね)は受け取りなさい」

尚もそう言う藍忘機に、呆れたように仲英が苦笑を浮かべながら、再び湯飲みに水を入れた。

「いや、だから~…」

「そして、君が今受けている依頼から手を引け」

藍忘機の言葉に湯飲みを口に運んでいた仲英の手が止まった。

藍忘機が懐から、封印術のかかった布に包まれた物を取り出して、仲英の前に置いた。

布を開けて確認しなくても、それが何であるか、仲英には分かったようだった。

黙したまま、藍忘機の顔に目を向けている仲英を直視しながら藍忘機が続けた。

「君が依頼人から受け取る報酬以上を肩代わりする。そのかわり、君は、この件から離れろ」


藍忘機の静かな声、穏やかな佇まい。

殺気とまではいかなくても、
それが、余計に冷気を伴った威圧感を発している。

絶対服従のような命令口調。

礼節を重んじる姑蘇藍氏、含光君の、今までの評判とは異なった雰囲気だった。

そんな藍忘機に臆したわけでは無いようだったが、仲英がただ黙って藍忘機を見つめ返した。

そのまま、しばし無言でにらみ合って対峙していた二人に、「失礼いたします」と部屋の外から声がして、女将が手に酒甕と盃を2つ、つまみの乗った盆を持って入ってきた。

「どうぞ、天子笑の酒と姑蘇名物の珍味をお持ちしました」

女将の言葉に仲英は、それまでの空気を一変させ、目を輝かせながら女将の手の盆を受け取った。

「さすが姑蘇一の宿屋の女将だけある。気遣いが最高だ。なあ、仙督」

そう言う仲英に「まあ、お客様はお上手なんだから」と、女将が嬉しそうな顔で謙遜すると、部屋を出て行った。

女将が出て行く背中を見送った後、仲英が酒甕の蓋をとり、己の盃に酒をあけた。
そして、藍忘機の盃に酒を注ごうとする素振りに藍忘機が首を振るのを確かめると、酒甕を引っ込めた。

仲英は、盃の酒に少し口をつけると、すぐに盃を座卓の上に置いた。

「仙督は、俺が誰から何の依頼を受けているか、ご存じってわけか」

問いでも確認でもなく、大きな独り言のように仲英が言った。

それには答えずに、藍忘機はただ真っすぐに仲英を見つめたままだった。

「魏嬰に近づくな」

藍忘機の低い声に仲英が顔を上げて藍忘機を見据えた。

「・・・仙督。あんた、やっぱり勘違いしている」

仲英が言った。

「俺の受けた依頼は、あんたには関係無いはずだ。
関わりがあるとしたら、今、噂になっている縁談話だろうが…」

黙したままの藍忘機の顔を見て仲英が続けた。

「いや。違うな。あんたが依頼を止めたい理由はそれじゃない。この一件に魏嬰が無関係では無いからだろ?」

黙したまま、表情は変わらなかったが、少し険しさが増した藍忘機の目に仲英が口をゆがませた。

「なるほどな…」

座卓の上に置かれたままの、膨らんだ巾着袋に目を落として、仲英は鼻を鳴らした。

「それで、俺が、依頼のことで、魏嬰に近づいたと考えたのか?
それに関しては、全くの見当はずれだ。依頼には関係ない。その解決にあいつを利用しようとも考えていない。俺は、ただ魏嬰が気にいっただけだ。最初に会ったのも偶然に近い。あんたの深読みってやつだ」

「…魏嬰が気にいったから近づいた?」

他意はないのか?
改めて、そう問うているような藍忘機の言葉の中に、別の含みも感じた仲英が苦笑を浮かべた。

「仙督。いや、藍忘機、あんた一体、魏嬰をどうしたいんだ?」

仲英が藍忘機に聞いた。

仲英の質問の意図を分かりたくないという顔の藍忘機に仲英が続けた。

「友人という立場で、魏嬰に居場所を与えただけで、自由にさせているように見えるが、実際は、規則をちらつかせて行動を制限したり、過保護にしたり。夷陵老祖を雲深不知処で監視しているとかいう、くだらない噂話は、本当なのか?」

「違う」

「じゃあ、なぜ、あいつの事を縛り付けている?あいつは気にしてないみたいだったが、あんたには分かっているんじゃないのか? このまま雲深不知処にいたら、あいつがあいつらしく生きられないってことに」

藍忘機の目が仲英を見つめた。

ピクリとも動かない瞼と口。表情は何一つ変わらないまでも、目の色と雰囲気が仲英の言葉で一変していた。

もし、今、この藍忘機の前に座っていたのが雲深不知処の門下生たちなら、恐れで体を硬直させていただろう。もし、魔物だとしたら、藍忘機の目線だけで震え上がって逃げ出していただろう。

しかし、仲英は、固まりも逃げ出しもしなかった。

仲英は、手元にあった酒甕から酒を盃に入れると、ゆっくりと煽った。

そして、宿の女将が盆で持ってきていた、姑蘇の珍味の盛り合わせを指でつまんで食した。

「うまいな。これ」

呑気な仲英の声が部屋に響いた。


藍忘機はひざ元に置いていた手をギュッと握りしめると、脇に置いていた仙剣を手に取った。

「…失礼する」


「仙督さんよ」

立ち上がりかけた藍忘機に仲英が言った。


「俺よりあんたの方が、よく分かっているんじゃないのか? あいつは自分を必要とする者の手を振り払ったり出来ない奴だと。どんなに自分を犠牲にしてもな。考えるに、あんたが魏嬰に言ったんじゃないか? 一緒に雲深不知処に来いと。違うか?」


無言でにらみつける藍忘機に「図星か」と仲英が薄笑いを浮かべた。

「あんたが何を考えているのかは知らんが、魏嬰の事を思うなら自由にしてやれ。
あいつは、放っておいても、自分で居場所をつくれる奴だ。もう16年前の誤解も呪縛も解けている。これからは新しい人生を生かしてやれよ」

「・・・・・・」

目を伏せ、立ち上がり、部屋から出て行こうとする藍忘機に仲英が「忘れ物だ」と言って、銀塊の入った巾着袋を放り投げた。

「依頼のことは、俺が直接依頼人と話して決める」

パシリ、と手で受け取った巾着袋を、藍忘機は黙って袂の中に入れた。

「今度は、魏嬰と遊びに来てくれ。一緒に酒を飲もう。魏嬰にもそう伝えてくれ」

十中八、九、藍忘機は魏無羨に伝言しないことを確信しながらも仲英が言った。


藍忘機が部屋を出て、階段を降りていくと、「もう、お立ちですか?」という女将の声が下から聞こえた。
仲英は、座卓の前に座りなおすと、酒甕の酒を盃にあけて、上手そうにすすった。

それから、藍忘機が置いていった布の封印を解き、その中身を確認した。

「…氷山のような男に見えたが、意外に溶岩みたいな熱いもんを隠し持ってるんだな」

そう独り言をつぶやいた後、仲英は、酒を飲みながら、ほとんど手つかずのつまみや総菜に舌鼓を打った。


仲英の独り言は、いくら耳が良いとはいえ、すでに外に出ていた藍忘機には届いていなかった。

しかし、藍忘機には、宿屋で仲英に言われた言葉が、返された銀塊が入った巾着袋より重く胸にのしかかっていた。


『魏嬰の事を思うなら自由にしてやれ』



「・・・・・・」

昨日のことを思い起こしていた藍忘機に、藍曦臣は不思議そうに「他の者とは?」と尋ねた。
そして、藍忘機の「流浪の仙術使いの男です」という答えに、悟ったように頷いて見せた。

「その方のことは、魏公子からお聞きしています。それに、例の屍傀儡の件で依頼を受けていた方のことですね?」

藍忘機が頷いた。

「彼が魏嬰に近づいた目的には裏があるのかと考えましたが、違ったようです。
ただ、彼が魏嬰を旅に誘うのを偶然耳にしました。それで私は……」

そこまで言って、藍忘機は口を閉ざした。

…それで、魏公子が、あんな顔をしていた何かが二人の間にあったわけですね。

一人合点がいったように藍曦臣がそう心の中で納得すると、頷いた。

しばらくの沈黙の後、藍曦臣が口を開いた。

「思い出したことがあります。忘機がまだ子どものころ。柿が好きでしたね」

…?

突然、思い出話を始めた兄に藍忘機は不思議そうな眼差しを向けた。

「雲深不知処の中に古い柿の木があって、実は多くつけませんでしたが、甘い柿の実を毎年実らせていました。忘機はそれが赤くなるのを楽しみにしていましたが、熟したころ訪れると柿の実の前にカラスがいました。その時、あなたは何て言ったのか覚えてますか?」

「…いえ」

「あなたはこう言ったのです。柿の実の種は芽を出すために遠くに行きたいだろう。
だから、自分が食べるより運んでくれるカラスに食べられる方が良い。そう言ったのです」

「・・・・・・」

「あの言葉は本心でしたか?」

「覚えていません」

藍忘機が答えた。

「では、今のあなたの考えはどうですか? 同じことが起こっても、あの時と同じことを言いますか?」

「…兄上は私に何を問いたいのですか?」

「私は今の忘機の本心をあなた自身に問うて欲しいのです。欲しているものが遠くに去っても良いのですか?自分以外の物になっても、相手の為ならと、手放しで喜べますか?もしそうでないなら…」

藍曦臣が軽い吐息をついた後言った。

「これをあなたに言うのは二度目ですが、決して後悔しない道を選んだほうがいい。『彼』は今、生きているのですから」

「・・・・・・」

ジッと藍曦臣の顔を見つめた後、藍忘機は藍曦臣に礼を述べるように揖礼した。

「私ばかり話してしまいましたが、忘機は、何か他に話があって、ここにいる私に会いに来たのでは無いですか?」

立ち去る素振りを見せた藍忘機に藍曦臣が尋ねた。
藍忘機が振り返った。

「明日の夜に、再び、雲深不知処を出ますが、それまでは休息を頂きます。その報告でした」

「分かりました。最近のあなたは少し働きすぎています。どうかゆっくり休んでください」

「はい、兄上。失礼いたします」

「ええ、おやすみなさい。忘機」

藍曦臣は、提灯の灯と共に遠ざかっていく藍忘機の背をしばし見送った後、
再び、雲深不知処の山々の上に星の光が生まれ始めた夜空の方に目をやった。


藍忘機は、静室に向かう階段を上っていた。

そして、静室の門前に着いた藍忘機は、躊躇したように立ち止った。
己の家のはずが、入ることにわずかに緊張している。

門扉の灯も、庭園にも、静室にも明かりがついている。
中に人がいる。

藍忘機は意を決したように門扉を開けた。

静かに門扉を閉めた後、藍忘機は母屋(おもや)の静室に向かった。

静室に入り、部屋の中に目を向けた藍忘機は、思わず足を止めた。

部屋の中央で、うつ伏せの状態で魏無羨が横たわっていた。

「魏嬰」

藍忘機は、名を呼ぶと魏無羨のところに駆け寄った。

一瞬、胸の鼓動を早くした藍忘機だったが、魏無羨の周囲にいくつも転がっている空の天子笑の甕たちと濃厚に立ち込める酒の臭気の中で、寝息をたてている魏無羨に気づくと、小さく安堵の吐息を漏らした。

魏無羨は、ただ眠っているだけだった。

元々酒好きの魏無羨だったが、今夜は随分と飲んだようだった。

…ここ最近は、手持ちの金が少なく、酒が買えなくなっていたのだろう。渡した金で好きな酒を満足するまで飲めたなら良かった。

藍忘機は、赤みの差している魏無羨の寝顔を見つめながら、そう思った。

「魏嬰、…魏嬰」

藍忘機は、魏無羨の肩を手で優しくゆすった。

「ん・・・・・・藍湛?」

魏無羨が薄っすらと目を開けた。

「眠るなら寝床に行きなさい」

「…ん~・・・俺は、まだ眠ってない。酒を飲んでる」

珍しく泥酔しているのだろう。魏無羨の焦点の合わない目と呂律が回っていない口調。
自分が起きているのかどうかも分かっていないのかもしれない。

そばの天子笑もほとんど飲み干していて、残っているものは無かった。
部屋の隅に置かれた未開封の2甕をおいては・・・・・・。

藍忘機は、それらの天子笑を一瞥した後、黙って魏無羨の腕をつかんだ。
そして、魏無羨の腕を己の肩に回すと、その体を支えて立ち上がった。

「藍湛…、どこに行ってたの?」

藍忘機に体重をほとんど預け、持ち上げられるようにフラフラ歩きながら、魏無羨が口を開いた。

「闇狩りの視察に行っていた」

「もう行かない?」

「また、明日行く」

「俺と一緒に闇狩りに行くのはいつ?」

「・・・・・・」

寝所につき、藍忘機はそっと魏無羨の体を寝台におろした。
そして、魏無羨に布団をかけようとした時、魏無羨が手を伸ばし、藍忘機の手首を握った。

ハッとした藍忘機が顔を上げると、魏無羨が、鼻先が触れるくらい顔を近づけてきた。

顔は上気し、半眼の目はうつろ。全身酒に浸かったかのように、香りだけで酔ってしまいそうなほど酒気を帯びている魏無羨。

朦朧としていて、意識があるのかも分からない状態だった。

「藍湛・・・、藍湛は、最近俺に冷たい」

唇を尖らせて魏無羨が言った。
不貞腐れた顔も口調も、すねた子どもような体だった。

「二人で旅していた時は俺だけの藍湛だったのに。今は仙督で、皆の藍忘機だ。もう、俺だけかまってくれない」

「魏嬰」

思わず名を呼んだ藍忘機に、魏無羨がふっと自嘲した。

「分かってる。…そんなこと分かってた。ずっと前から、知ってた」

コクコクと頷いて、自答するように魏無羨は呟き続けた。

「藍湛の志と誓いは俺と同じだ。それに、藍湛はずっと前から含光君だった。世の為、人の為の含光君。俺がこの世にいなかった間もずっと、藍湛は含光君だった。そんな藍湛の邪魔はしたくない。でも、誰もかれもが俺のそばからいなくなっても、この世で藍湛だけはずっといつまでも俺のそばにいてくれるって、そう思ってた。だから俺は藍湛が・・・・・・」

魏無羨が小さく何か呟いた。

「……」

とろんとした目を藍忘機に向けた後、魏無羨は口を閉じた。
そして、ふらりと藍忘機から顔を離すと、後ろに倒れこむように寝台の上に横たわった。

ややあって、目を閉じた魏無羨から再び寝息が聞こえ始めた。


魏無羨の乱れた長髪が魏無羨の顔の前に散っている。

思わず、その髪を撫で整えようとした指を留め、
藍忘機は己の手を空で握りしめた。


「魏嬰…」


小さく名を呼んだ後、
藍忘機は、しばらくの間、ただ、そばで、魏無羨の寝顔を見つめ続けていた。





(終わり)




詳しい「迷い路」のあとがきは又後日。

この「陳情令」二次小説シリーズは、タイトルを変更して続きます。
次作品の更新まで、しばしお待ちください。
ブログ記事へのご訪問、拍手、拍手コメント送って下さった方、ありがとうございました。

【拍手コメントレス】
毎日コメント送って下さっている方、ありがとうございます。
本当に、頑張れ藍湛!になってます(汗)

初めて拍手コメントを送って下さった方、ありがとうございます。
「魔道祖師」はお読みになっているのですね♪

「陳情令」は、原作の「魔道祖師」から、いろいろ改変されている箇所がありますが、台詞や情景は結構アニメ版より忠実かな?とみつばは思いました。アニメの方が、原作の世界観をそのまま表現しているところもありますけど(闇狩りのダイナミックアクション戦闘シーン。仙剣移動多。←ドラマだと制作の都合でたぶんあまり無い?(汗))アニメは、原作の萌えシーンが、ドラマよりいろいろカットされていて(涙)

BL要素を抜いているところはありますが、陳情令の藍忘機と魏無羨の関係や雰囲気も十分に萌えられます♪とくにみつばは陳情令の魏無羨が中の人込みで大好きなので、ドラマイメージの魏無羨を二次小説で書いていけたらいいなって考えています。
ドラマ「陳情令」見て、良かったらまた読みに来てください♪


みつばの二次小説を読んで頂きありがとうございました。
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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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