FC2ブログ
管理人★みつば★の好きな小説、ドラマ、映画等の感想やイラスト、小説などの二次創作物がおかれています。
プロフィール

★みつば★

Author:★みつば★
「みつばのたまて箱」にようこそ。
管理人★みつば★です。
記事の中にお好きな物があれば
是非一緒に楽しみましょう♪

最新記事

カテゴリ
月別アーカイブ
訪問者様♪

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

RSSリンクの表示
リンク
QRコード

QR

中国ドラマ「陳情令」、みつばの二次小説「蜜色の仕返し」(後編)です。

二次小説を読む注意点、コメント記入、「陳情令」の他の二次小説も
「陳情令」二次小説INDEXページからお願いします。


「陳情令」の登場人物・名称紹介のページはこちらから(名称、説明、更新しました)

とくに初めてこのブログにいらした方は注意点を一読してから
二次小説をお読みください。

原作「魔道祖師(作者):墨香銅臭」、アニメ「魔道祖師」をご存じない方。
これからドラマを見る予定の方は、ネタバレがありますのでご注意ください。

二次小説はドラマ50話最終回後の話になります。
また、この小説にはBL(男同士の恋愛)描写があります。

みつばの二次小説「背馳」より未来の話。恋人関係の魏嬰と藍湛です。

【注意】この(BL)小説には、大人向けの表現、描写が含まれています。
自分は精神的に大人だと思う人のみ、お読みください。


原作でいうと、番外編にあたる二人。
なので、現在、更新中の二次小説シリーズの二人とは醸し出す雰囲気も互いへの態度も異なっています。

原作「魔道祖師」の内容を全部知っている方は大丈夫だと思うのですが、ドラマ「陳情令」(日本語翻訳版)をこれからご覧になる、という方は驚く展開とネタバレも含むので、それでも良いという方だけ「続きを読む」からお入りください。








蜜色の仕返し(後編)







「藍湛…藍湛…」


魏無羨が藍忘機の術によって体の自由を奪われてから半刻後・・・。


甘い熱に浮かされて、魏無羨が、うわごとのように藍忘機の名を口にしていた。


酒酔いしている藍忘機は、今の状況を昔の記憶で認識していた。
魏無羨と藍忘機の二人が雲深不知処で修習生だった時に。

ここは「静室」ではなく、藍忘機にとっては、魏無羨が修習生時代に雲深不知処で住んでいた寮部屋の中になっていた。

霊符で体を操られて、雲深不知処の規則破りの飲酒をさせられたと思っている藍忘機は「仕返し」と言って、魏無羨の体の自由を奪っていた。

さらに、体の自由を奪うだけでなく、その体を己が自由にしていたのだったが…。

藍忘機は、衣服を全部自分で脱いでいた。

そして、一方、寝台の上で内衣を藍忘機によってはぎとられ、
その素肌を全身くまなく手でまさぐられていた魏無羨は・・・。

体の動きは封じられていたが、感覚は通常通り機能していた。

藍忘機の愛撫を感じているのに、反応が出来ない。

それが、逆にもどかしく、かえって欲情が高まっていた。
内部に発散できない熱がこもっていくのも辛い。

「あっ…あ、藍湛…っ。そこは…」

動けない体の代わりに、魏無羨は無意識に声と顔の表情に反応を出した。

藍忘機が、魏無羨の胸の頂きを口に含み、舌で執拗に舐めあげながら、
下肢の間で魏無羨が感じやすい箇所を指で丹念になぞっていく。

魏無羨と体を重ねている、いつもの夜と同じような藍忘機の技巧。

記憶では過去の藍忘機になっているのに、その技は今の藍忘機のものだった。

魏無羨が藍忘機の愛撫に恍惚となっていく様子を見ながら、藍忘機は段階を変えた。

魏無羨の下腹部を愛撫していた手をさらに下方に向けた。
そして、魏無羨の秘部に指を差し入れると、内部を押し開くように蠢かした。

「…いたっ!!」

魏無羨が短い悲鳴を上げた。

やはり、酔っているせいか、過去の記憶のせいか。
藍忘機の手並はいつもより力加減が強く、乱暴に感じられた。

…それとも、やっぱり怒ってる?

「藍湛」

涙目で、魏無羨がやや下方で自分を組み敷いている藍忘機に声をかけた。

「こんなことしなくても…術で縛らなくても、俺、いつも藍湛に体を開いているのに。
藍湛がしたいようにさせて、言ったことも素直に聞いたのに」

「いや…」

藍忘機が愛撫の手を止めて顔を上げた。

「君が私の言うことを聞いたことなど1度も無い」

…昔はそうだったかもしれないけど、今は違う。
でも、藍湛の中では、俺も昔の俺になっているみたいだから…。

そう思った魏無羨は、ふとある考えに至った。

…もしかして…あの時の藍湛は俺にこんな事したいって思ってた?
それとも今の藍湛が?…。

どちらにしても。

「藍湛の仕返しってこんな事?」

術をかけられているのに、なぜか優位に立った気持ちで、
魏無羨は、ふふんと鼻で笑って見せた。

「俺にこんな事をしたかったから、仕返しを盾にしてるんだ?」

藍忘機の耳が瞬時に赤く染まった。

「図星?」

クスクスと笑う魏無羨を藍忘機は睨みつけ、唇をきつく引き結んだ。

そして、乱暴な愛撫を再開させた。

「もう少し優しくしてくれたら俺嬉しいな」

色気を含んだ魏無羨の声に、藍忘機の方が操られたように、今まで無理やりだった動きを変えた。

やわらかく、ほぐしていくような抜き差しの愛撫に、魏無羨が体の芯から感じ始めた。

「気持ちいいよ。藍湛…藍二哥哥…」

魏無羨が甘い吐息まじりに睦言を紡いだ。

藍忘機の表情が僅かに変化したように見えた。
まるで、魏無羨の言葉に悦んでいるかのように。

そんな藍忘機の顔を見た魏無羨の中で再び悪戯心がわいてきた。

そして、こんな事をわざと口にしてみた。

「俺が、今まで経験した人の中で、一番気持ちいい」

…実際は藍湛だけだけどな。

藍湛はどんな反応をするかな?

そうニヤニヤしながら、藍忘機の顔を再び見上げた魏無羨だったが、
すぐに笑みを引っ込めた。

先ほどの表情とは、うって変わった藍忘機の顔。

どこか殺気すら感じる藍忘機の目に見下ろされた魏無羨は顔を引きつらせた。

「ら…藍湛?」

魏無羨が悪戯をやりすぎたと感じた頃には、また、時すでに遅し。

今は酔って、平常では無い藍忘機。
しかし、その頭の中では、魏嬰の言葉の意味を完全に理解出来ているようだった。

おそらく、今まで魏無羨が、他の何人かの者達とも体の関係を持っていた、と思いこんだのだろう。

…藍湛の中では、今、二人は修習生という世界になっていても、感情は現在の藍湛の物かもしれない。

引っ込みのつかなくなった魏無羨は「ハハハ」と空笑いした。
そして、「もしかして嫉妬している?」と、さらに煽るような発言を重ねた。

「…没有(ない)」

低く冷たい藍忘機の返事。

「嘘は良くないな~。藍二公子」

魏無羨が目を細めて、からかうように言った。

「気になっているんだろ?」

「没有」

「本当に?」

「没有」

「俺とずっとこうしたかった?」

「……」

魏無羨を組み敷いているのは大人の藍忘機だったのだが、
藍忘機の中では、今、中身は修習生時代になっている。

頑なに引き結んだ唇から返事が漏れることは無かったが、
藍忘機の瞳の中に揺れる感情が浮かび上がっていた。

怒り、嫉妬、当惑、羞恥…そして・・・。

「…俺のこと、好き?」

ふざけた笑みを引っ込めて、魏無羨は真面目な顔で藍忘機に問うた。


藍忘機は、言葉では返答しなかった。

魏嬰の上に再び身を伏せると、藍忘機は強引に魏無羨に押し入って体を繋げた。

「!…ふっ。あっ…藍湛…っ」

藍忘機に与えられた衝撃に魏無羨はビクンっと体を震わせた。

服従の術が解かれている。

魏無羨は、動くようになった腕を上げた。
そして、そっと藍湛の顔に手を置くと、頬を優しく撫でた。

「藍湛、本心は体じゃなく、口で言ってくれ」

自分を抱いているのは、今より、中身が20歳近く若い藍忘機。
そう考えると、いつもより乱暴に感じる抱き方も可愛いと思った魏無羨だった。

「・・・・・・」

やはり無言で行為に没頭しているような藍忘機。

魏無羨は、クスリと笑うと、藍忘機の体に両腕を回して、しがみついた。

藍忘機の動きに合わせて、下にいる魏無羨の体も躍動を続ける。

さらに下方で、わずかに軋む寝台の音が、魏無羨の喘ぎ声と共鳴し、
藍忘機の淫情を昂らせていく。



「藍湛…藍湛…」

やがて、藍忘機の名を呼ぶ魏無羨の声が徐々に切羽つまったように高く掠れていく。

魏無羨と藍忘機。

二人とも、吐息が荒くなっているのは、運動のせいだけではない。
その先の終点にある感覚に溺れたいと逸る気持ちがそうさせている。

精神は昔に戻っている藍忘機だったが、やはり体は現在の藍忘機のようだった。

それまで幾度も魏無羨と体を重ねてきた経験が全身に沁みついている。

「…藍湛、聞いて。藍湛」

ほとんど隙間も無いほど、きつく抱き合っている状態で、
魏無羨は藍忘機の耳元に唇を寄せて言った。

「俺、藍湛が好きだ。…今までで一番好きだ」


魏無羨のその言葉が合図のように。

最高潮まで昂っていた二人の愛欲が溢れ、
限りなく薄い理性という結界は崩壊し、飽和状態だった快感が爆発を起こした。

口づけを交わし、

魏無羨と藍忘機は抱きしめあったまま、気が遠くなるほどの大きな快楽を共に感じた。
そして、快感の波が去った後も、しばらく互いの鼓動と荒い吐息を感じ合っていた。



「…藍湛」

そっと体を離し、横たわったまま魏無羨が藍忘機を見つめた。
甘い熱の余韻で潤んだ魏無羨の瞳。

「藍湛、俺のこと…好き?」

魏無羨が再び藍忘機に聞いた。

まるで服従の術でもかかったように、藍忘機がコクリと頷いた。


「…好きだ」


…へへっ。

魏無羨は、嬉しさと気恥ずかしさが混ざった気持ちになって、鼻の下を指でこすった。
そして、藍忘機の体に抱きつくと、藍忘機の長髪を優しく撫でた。

「よく出来ました」

無言ではあったが、じっと、魏無羨に髪の毛を撫でられるままにしている藍忘機は、まんざらでも無い様子だった。


「…からかって、ごめん」

魏無羨が藍忘機の髪を撫でながら言った。


「闇狩りに一緒に行けなかったこと、俺、本当に怒ってないから。藍湛が世のため、人のため、仙督の仕事をしていること分かってるから。藍湛はこれからも、自分の思う通りにして」

「……」

「そんな藍湛が俺は…」

そう続けた後、無言のままの藍忘機の顔を覗き見た魏無羨は、
藍忘機が目を閉じ、静かな寝息をたてていることに気づいた。

魏無羨は、フッと吐息を漏らすと、足元で乱れていた布団を引き上げて、藍忘機と自分の体の上にかけた。

藍忘機は、魏無羨の体に両手を巻き付けて眠っていた。
普段は雪のように白い藍忘機の体が、興奮した痕跡を残して淡紅色に染まっている。

魏無羨は微笑みながら、藍忘機の髪を撫で続けた。
目を閉じ、無防備な藍忘機の寝顔は、どこか幼ささえ感じさせた。

…朝になったら、藍湛はこの事を覚えてないのだろう。

「…好きだよ」

泥酔していて、そして、もう眠っている藍忘機に届いていないと思いながらも魏無羨は口にした。

そして、フフッと一人笑いを浮かべると、藍忘機の懐に潜り込むように体を寄せ、藍忘機の夢路を追いかけるように目を閉じた。



翌日。

早朝に目を覚ました魏無羨の視界に、すでに起きていた藍忘機の姿が入った。
珍しく内衣のまま、座卓の前に座っている藍忘機。
書物を手にして読んでいるようだったが、その書物が上下反対になっている。
そのことに気づいた魏無羨は、不思議に思ってすぐに体を起こした。

昨夜、あのまま眠った為、魏無羨は一糸まとわぬ姿だった。
魏無羨は足元に綺麗に畳まれ置かれていた内衣に気づくと、それを軽く羽織った。

「藍湛、おはよう」

「…おはよう」

「その本の読み方、何かの修行?」

いぶかし気に問う魏無羨に藍忘機は無言で書物の上下を戻すと、座卓の上に置いた。

魏無羨の方をチラリとも見ようとしない。

いつも以上に伏し目がちな藍忘機の顔の表情は複雑だった。

気まずそうにも見え、どこか不機嫌なようにも見える。

「…昨夜、君は私に…」

そうボソリと口にした藍忘機に、魏無羨は「ああ~」と笑いながら近づいて行った。

「うん。俺が藍湛に酒を飲ませてしまった。だから、気にすることない」

雲深不知処での姑蘇藍氏の飲酒は規則違反だった。

しかし、藍忘機が気にしていたのは、そのことでは無いようだった。

藍忘機は顔を上げると、そばに座った魏無羨をジッと意味ありげに見つめた。

「何?藍湛?」

「昨夜、君は…」

ためらいながらも、藍忘機は口を開いた。

「…今まで経験した人の中で一番と…」

「ん?」

「君は、私にそう言っていた」

やや視線をそらし、ぼそぼそと小さな声で話す藍忘機に、魏無羨は思わず吹き出しそうになるのを懸命にこらえた。

藍忘機は魏無羨の戯言を真に受けていたらしい。

「あれは、藍湛のことだ」

魏無羨が朗らかに答えた。

「今まで俺が経験した人も、イイことしたのも藍湛だけだ。俺、前にも藍湛にそう言っただろ?」

「しかし…」

まだ、憮然とした顔で藍忘機は続けた。

「君は、今までで一番好き…とも言っていた」

私以外にも好きになった者がいたのではないか?

そう問う藍忘機に魏無羨は、今度こそ失笑した。

「今までの藍湛の中で一番好きって言ったんだ」

「…私をからかったのか?」

ジトッと、恨めし気に睨みつける藍忘機に魏無羨は、笑みを引っ込めると、かぶりを振った。

「からかったわけでも、ふざけたわけでも無いよ、藍湛」

優しい声でそう言うと魏無羨は手を伸ばした。
そして、膝の上の藍忘機の手を握った。

ふざけて口にした、今までの人の中でという意味ではない。
第一、そんな人などいるわけはない。

「俺は、今までの“藍湛”の中で、『今』の藍湛が一番好きだって、感じてる。そういう意味だ。だから、この瞬間もそう思ってる」

言葉遊びの屁理屈では無い。

それが魏無羨の真実だった。

「納得した?」

真面目に言いながらも、やはり悪戯っぽい声色の魏無羨を軽く睨んだ後、藍忘機は、照れたようにふいっと視線をそらせた。

「藍湛?」

「…風呂に入る」

そう言って立ち上がり、濡縁の方に歩き始めた藍忘機の後を、ニヤついた顔の魏無羨が追った。

「なあ、藍湛」

「……」

「やっぱり、酔っても覚えてることもあるんだな」

「……」

「本当は、全部覚えてる?藍湛が俺に仕返しって言って、したことも」

「……」

無言のまま、濡縁に置かれた風呂桶まで来た藍忘機は、魏無羨を振り返ると、「君は後で風呂に入りなさい」と冷たく命じた。

「あ、すねてる?藍湛」

魏無羨が笑った。

「じゃあ、俺に仕返しする?」

楽し気に問う魏無羨を無視して、藍忘機は内衣を脱ぎ始めた。

「藍湛がしないなら、俺が仕返しの仕返しをするけど、いい?」

わざとらしく霊符を取り出す真似をした魏無羨の手首を藍忘機がつかんだ。

「からかうのは止めろ」

「…からかいじゃない」

微笑みながらも、魏無羨の真面目なまなざしは、藍忘機の心を捕え、
甘さを含んだ魏無羨の声は藍忘機の耳に魅惑的に届いた。


「誘ってる」


それは、藍忘機にとって、服従の術や操りの霊符より効果がある魏無羨の言葉。



チャポン・・・。


夜が明けたばかりの、静室で。
二人一緒に湯あみしながら、秘めやかに愛を交わす恋人たちの音が小さく響いた。


それは、もう、
しかえし、ではなく、しかける。という行為になっていたのだったが。

それを心の内で望む二人は、
今日も甘い仕返しを互いの耳に囁き合うのだった。




(終わり)



現在更新中の二次小説最新話「背馳」より未来の藍忘機と魏無羨の話でした。

「背馳」5話の二人から、将来、この「蜜色の仕返し」のような二人になる・・・って、いったいどうやって?って、今は想像つきにくいですが、こうなるんです(予定)

原作にないエピソード。「寒譚洞」「寮部屋の飲酒事件」藍忘機の中で、どんな妄想が繰り広げられていたのかな?って(笑)

「陳情令」も原作「魔道祖師」のように本編中に、結ばれてくれれば良かったのに。←全世界で放送中止になります。

映像は無いけど、ドラマも本編中に二人に何かあったのかも?と想像するファンの方も多いと思われます。でも、みつば自身が、こんな物語を妄想しちゃったので、仕方無いです。
みつば節の「陳情令」二次小説シリーズ、「蜜色の仕返し」の時間軸に追いつくように楽しんで書いていきたいです。

裏箱系(大人話)の小説だから、と深夜に更新予約しても、結局読む人が深夜とは限らなかった(何年同じこと言ってるのかしら)
大人度が物足りなかったから、余裕があったら裏箱版も…(いずれ?)♪

ブログへのご訪問、拍手、拍手コメントを送って下さった方、ありがとうございます。

みつばの二次小説を読んで頂きありがとうございました。
記事を気にいって頂けたら、
白い拍手ボタンかランキングボタンを押してお知らせください。

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村



関連記事
スポンサーサイト



テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

web拍手 by FC2
// ホーム //