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中国ドラマ「陳情令」、みつばの二次小説「嫉妬と適量」です。

二次小説を読む注意点、コメント記入、「陳情令」の他の二次小説も
「陳情令」二次小説INDEXページからお願いします。


「陳情令」の登場人物・名称紹介のページはこちらから(名称、説明、更新しました)

とくに初めてこのブログにいらした方は注意点を一読してから
二次小説をお読みください。

「陳情令」は現時点、日本語翻訳未公開のドラマです。
原作「魔道祖師(作者):墨香銅臭」、アニメ「魔道祖師」をご存じない方。
これから見る予定の方は、ネタバレがありますのでご注意ください。

二次小説はドラマ50話最終回後の話になります。
また、この小説にはBL(男同士の恋愛)描写があります。
そのあたりが受け入れられる方のみお読みください。


※この話は「甜的酒量」の補足&裏箱系話になります。

※この小説には、大人向けのBL表現、描写が含まれます
自分は精神的な大人だと思える方のみお読みください。




嫉妬と適量



―――「私の羨羨」

魏無羨が耳元で囁かれたのは、
平静な状態の藍忘機からは1度も聞いたことの無い台詞だった。

魏無羨の口移しで飲ませた1口の酒で酔っているような藍忘機より、
魏無羨の方が先に理性を崩しそうになっていた。

魏無羨は藍忘機の頭を手でぐいっと引き寄せ、藍忘機の唇に乱暴に自らの唇を押し当てた。
そして、昂ぶる気持ちを込めて、その唇を強く吸った。

藍忘機が魏無羨の口づけに応えるように、魏無羨の体を腕で力強くかき抱いた。

二人の動きで寝台が微かに軋む。

「藍湛、もう1度。・・・もう1度さっきみたいに呼んで」

深い口づけを交わした後、魏無羨が甘えた声で囁いた。

「・・・・・・」

だが、藍忘機は無言で魏無羨の肌を唇で愛でる行為に集中している様子だった。
すでに下半身の衣類も剥ぎ取られ、露わになっていた魏無羨の太腿に藍忘機が手を這わせている。

その手が、魏無羨の内腿からさらに奥に進むにつれ、魏無羨は吐息を荒くしていった。

疼くような甘い感覚とこれから起こることへの期待が、魏無羨をそうさせていく。

「藍湛・・・藍湛・・・」

ほとんど肌蹴た状態の内衣すら熱い。

自分で脱いだのか、脱がせられたのか分からないほど夢中になって、
藍忘機と魏無羨は互いの内衣の中の裸体を摺合せていた。

藍忘機の美しい裸体が魏無羨の目の前に晒された頃、
魏無羨はようやく我に返ったように清室の部屋の方に目をやった。

部屋の中にいくつもの灯りがついている。

魏無羨の視線の先を追うように、その方向にチラリと目を向けた藍忘機は、少々煩わしげに手を振ると、すべての灯りを消した。

「なんで消すんだよ」

魏無羨が抗議の声をあげた。

「俺、もっと見たいのに」

藍忘機の白く滑らかで美しい肌が、行為中うっすらと薄紅色に染まる姿を見るのが好きな魏無羨だった。

しかし、藍忘機は“もっと見たい”を別の意味ととらえたようだった。

寝台の上に広げられた春本。

魏無羨が聶懐桑からもらった春本だったが、これが今回、藍忘機の機嫌を損ねる元となっていたことを、魏無羨はこの瞬間完全に失念していた。

参考にさせてもらおう、と言っていた藍忘機だったが、むろん、そんなつもりは微塵も無かった。

その春本は、男女の情が描かれた物だった。

藍忘機にとって愛した人は、“魏無羨”であって、たまたまその性別が男性だっただけ。
その恋人が、このような春本を好んでいる趣味を黙認してはいたが、推奨していたわけでは無い。
むしろ、女性の春画を悦んでいる魏無羨に、嫉妬めいた感情すら湧いていた藍忘機だった。

「・・・私の方が」

藍忘機の小さな呟きに魏無羨が聞き耳をたてた。

「あ?」

「私の方が綺麗だ」

ボソリと呟く藍忘機の言葉に魏無羨が盛大に吹き出した。

「アハハハハ!藍湛!」


ひとしきり腹をかかえて笑った後、魏無羨は笑い過ぎで目に涙をためた。

「やっぱり、藍湛は酔ってる。そんなこと素面で言ったこと無いのに」

「・・・・・・」

魏無羨の言葉に怒ったように眉を険しくひそめた藍忘機は、無言で魏無羨の肩口に歯をたてた。

「痛っ!痛いよ。藍湛」

今度は、痛みで涙を出しそうになった魏無羨は、あわてて藍忘機の体を手で押し戻した。

「わかった。わかった。知ってるって。藍湛が春画の女の画より、いや、そこらの街の美女たちより綺麗なことは誰でも知ってるから」

まだ噛みつき足りなそうな藍忘機をなだめすかすように、魏無羨が藍忘機の髪の毛を撫でた。

「それだけじゃない。その辺の仙家の仙子たちより、ずっと綺麗だって。皆知ってる」

「・・・皆じゃなくていい。君に思ってもらえているなら」

ぼそっと呟く藍忘機に、魏無羨はまた笑いそうになったが、
素面では絶対に見せないその拗ねた顔が妙に可愛く、愛しかった。

「うん、うん。思ってる。知ってる」

魏無羨の言葉に、満足そうに藍忘機が頷くと、魏無羨の顔に頬ずりした。

こんな風に意識を持ちながらも酔った状態で甘えたように行為に及ぶ藍忘機は珍しい。

魏無羨は今の状況を大いに楽しみながら、いつもより余裕のある気持ちで、
藍忘機の体を抱きしめた。

そして、「よし、よし」と藍忘機の背中と髪の毛を撫でた。

その時、藍忘機の後頭部にまわった魏無羨の指が藍忘機の抹額にからまった。

その感覚に藍忘機も気づいたらしく、魏無羨から体を起こした。

「わざとじゃないから」とあわてて言い訳する魏無羨を尻目に藍忘機は、黙したまま抹額を外した。
そして、そのまま頭上の冠も脱ぐと寝所横に置き、抹額は魏無羨の片方の手首に巻きつけて結びつけた。

「え、えーっと・・・藍湛?」

戸惑い、ひきつった笑みで抹額の巻かれた手首と藍忘機の顔を見比べている魏無羨に、藍忘機はただ満足そうに頷いて見せた。

そして、「参考にした」と言った。

「参考にしたって、春本のこと?こんなこと描いてあった?」

首をかしげる魏無羨に藍忘機が真顔で答えた。

「参考書はあくまで参考だ。実践は自らが学び取ったことが要」

「・・・なるほど」

そう返事しながらも、ほとんど意味不明だと感じた魏無羨。
弟子たちに講義している含光君のような物言いに苦笑を浮かべて、手首の抹額を眺めた。

両方の手首を結びつける戯はあるが、なぜ片方?

「これの意味は?」

そう問う魏無羨に藍忘機は答えなかった。

ただ、口元に謎の微笑のようなものを浮かべた。

そして、再び魏無羨に身を伏せると、行為の続きを始めた。

藍忘機は魏無羨の胸に色づく小さな蕾に唇を寄せると、軽くついばみ始めた。
魏無羨は、吐息を荒くしながら、藍忘機がしたいままに身を任せ、その髪を手で梳いていた。

魏無羨の上半身を愛撫する藍忘機の唇が下方に降りてきた。

そして、その唇と、魏無羨の太腿を撫でていた手が合流した時、
魏無羨は思わず、びくりっと体を震わせた。

「藍湛っ!ちょっと待った」

魏無羨は、今更ながら思い出したことを口にした。

「俺、まだ風呂に入ってなかった」

藍忘機はただ、「ん」と答えたまま、行為を止めなかった。

「いや、だから、ちょっと待って。俺、今日は闇狩りに行ってる。
汗も沢山出たから、そっちも・・・。せめて、今から水で清めてくるから待ってて」

慌てて、寝台から出ようとする魏無羨を藍忘機が力強い腕で留めた。

「不要」

「藍湛、駄目だって」

…やっぱり、藍湛は酔って冷静さをなくしているのかもしれない。

そう思って藍忘機の愛撫を受け付けないように隠そうとした手を藍忘機によって退けられた。

藍忘機によって敷布の上に両手を押さえつけられた魏無羨は、せめてもの抵抗で身をよじったが、魏無羨の膝の間に割って入っていた藍忘機がそれを許さなかった。

黙したまま、藍忘機が魏無羨のものを口に含んだ。

「藍湛っ…!」

思わず短く叫んだあと、魏無羨は、藍忘機に容赦なく与えられた快感に息をのんだ。

藍忘機の口内から魏無羨のものを舐める湿り気を帯びた音が微かに耳に届く。

耳の良い魏無羨には、それは大きな刺激音だった。

さらに、制圧されているのは自分だというのに、美しい藍忘機を自分のもので汚しているという背徳的な恍惚感にも襲われていた。

「駄目だ。・・・藍湛、離して。汚いから・・・」

そう拒絶の言葉を、甘い声色で吐いていても説得力にかける魏無羨だった。

藍忘機は繊細な舌戯で魏無羨の理性を陥落させていたが、
魏無羨の手首を押さえつけている手は乱暴で強かった。

藍忘機の口内で膨れ上げる己の欲望が爆発しそうな感覚を、魏無羨は必死に抑え込んだ。


「藍湛、藍湛・・・だめだ・・・藍湛!」


切羽詰まった魏無羨の掠れた声が、ようやく藍忘機の動きを止めた。

「駄目か?」

藍忘機が問うた。

「それは、良くないということか?」

「違う、違う。そうじゃない。藍湛」

慌てて魏無羨がかぶりを振った。

「すごく良かった。だけど、これ以上続けられたら、俺がもたない。
その・・・分かるだろ?」

「・・・・・・」

分かっているのか、いないのか、藍忘機の琥珀色の瞳が暗闇で狼の目のように見えた魏無羨だった。

魏無羨は、上半身を起こすと藍忘機をなだめるように頬に口づけを落した。

その行為が、藍忘機をさらに煽ることとも知らずに。

「藍湛!?」

藍忘機が魏無羨の体を再び寝台の敷き布団の上に押し付けた。

そして、荒々しい愛撫も再開させ、魏無羨の体を強い力で抱きすくめた。
魏無羨の両足の間に身を置いていた藍忘機は、それから慣らすのもそこそこに、魏無羨の体を芯から激しく突いた。

「つ…!藍湛っ!」

強い衝撃で魏無羨は思わず逃げ腰になったが、やはり藍忘機の手によって抑えられ、
ビクともしなかった。

「痛いよ。藍忘機。もっと優しく」

涙目の魏無羨の嘆願は、ほぼ無視された。だが、行為の最中に、藍忘機が魏無羨の頬をつたう涙を唇でそっと優しくすくった。

酒酔いのせいか、いつもよりさらに積極的に攻めてくる藍忘機に魏無羨は翻弄されていたが、時間がたつにつれ、それも快楽の放流に変わった。

「藍湛、藍湛・・・俺、良くなってきた」

喘ぎながら、そう溢す魏無羨の声が藍忘機に届いたのか、藍忘機の動きがさらに激しくなった。

藍忘機の荒い吐息を耳元で感じながら、魏無羨は、確信の笑みを浮かべた。


「藍湛、羨羨と呼んで」



「・・・羨羨」


藍忘機の熱に浮かされたような囁きに、魏無羨は愉悦の笑みを浮かべた。

そして、その顔が藍忘機に見えないように、藍忘機の背中にきつくしがみついた。
悪戯っぽく己の唇を舌でペロリと舐め上げた後、魏無羨は自分も藍忘機の耳に糖爆弾を仕掛けることにした。

「羨羨はとっても気持ちいいよ。藍二哥哥。もっとして」

甘い吐息混じりの魏無羨の囁きに、藍忘機の目が細められた。
激しくなる動きの中で、藍忘機は抹額を巻いた魏無羨の手首を強く握った。


「羨羨は・・・私のものだ」


魏無羨はもう内心の笑みを抑えられなかった。

魏無羨は声をたてて笑う代わりに、「好!」と叫んで、藍忘機の体を抱きしめ返した。



やがて・・・

二人が気づいた時には、
寝台の上にあった春本は床の上に落ちていた。


「それで?」

寝台の上に横たわり、
荒い息を整え、落ちている春本を指さして魏無羨が聞いた。

「それで、あれは参考になった?藍湛」

同じく寝台の上で、深い吐息をついて呼吸を整えていた藍忘機は静かにかぶりを振った。

「したいようにする。それでは駄目か?」

「駄目じゃない。全然、駄目じゃないよ。藍湛」

クスクスと笑って、魏無羨は藍忘機の胸に顔を寄せた。

「今夜の藍湛はとても良かった」

「今夜“は”?」

そう聞く藍忘機に魏無羨は朗らかに笑って訂正した。

「今夜“も”」

…今度、藍湛には、また口づけで酒を飲ませてみようかな。

そんな不穏な事を考えているとも知らずに、藍忘機は満足げに頷くと魏無羨の体を優しく抱きしめていた。



―――そして、

これは、そんな夜からしばらくたったある日の出来事。


清河聶氏の宗主、聶懐桑が所用で雲深不知処に赴いていた。
用事を終えた聶懐桑は魏無羨をこっそりと姑蘇藍氏の敷地内で穴場となっている場所に呼び出した。

正式に客用の部屋ならあるのだったが、職務に関係の無い内密の話があるのだろう。
薄々、それが何か分かった魏無羨は、それでも素知らぬふりで聶懐桑についていった。

案の定、扇で口元をおおった聶懐桑が声を潜めて言った。

「魏兄、新しい春本が手に入りました。いかがですか?」

「うん・・・。いや、いい、いらない」

魏無羨は苦笑しながら拒否するように手をひらひらと振った。

「おや?興味ないのですか?」

「ああ、うん。同居人が・・・」

「え?」

魏無羨は慌てて首を振ると、わざと胸を張った。

「いや、もう見飽きた。
俺も大人になったからな。そのへんの春本ごときじゃ満足しなくなったんだよ」

春本にも内心で嫉妬する、可愛く美しい上に強く激しい恋人がいるのだ。

参考書より実践が大事。
仮想より現実が大事。
画より恋人が大事。

・・・趣味より、安寧が大切。

そんな気持ちで、魏無羨はきっぱりと聶懐桑に言った。

「だから、もう春本はいらない」

そう言った魏無羨をじっと見つめて聶懐桑は「そうですか」と残念そうにため息をついた。

「ただ、今回の春本は、きっと魏兄に気にいって頂ける一品だと思ったのですが…」

「そうなのか?」

とたんに興味を持った様子で身を乗り出す魏無羨に聶懐桑がコクリと神妙に頷き、周囲を見回すと、魏無羨を手招きした。

他人に聞かれてはいけないほどの内容らしい。

すっかり話に惹きこまれた魏無羨は聶懐桑の近くに楚々と寄った。

そんな魏無羨に聶懐桑が、こそっと耳打ちした。

「断袖(男性同士)の春本です」

「・・・・・・」


フラリと体を離し、こちらを意味ありげに見つめている聶懐桑と顔を合わせた魏無羨。

そして、じっと見つめ合ったあと、

「アハハハハハ」と同時に笑った。


笑いの中で互いの考えている事は全く同じ物では無かったようだったが。
笑いながら、「冗談ですよ」と言った聶懐桑の言葉も本当かどうか分からなかったが。


そんな二人の様子を離れた場所で密かに目撃していた藍忘機の心境も。
その夜、清室で魏無羨の身に起こることも。

聶懐桑の決まり文句を借りるなら、誰も「不知道」(知らない)。



(終わり)



・・・たぶん。この夜の清室では、今度こそ「裏箱」入りの事が繰り広げられるでしょう。
普段でさえ、夜の営みが激しいらしいです。藍忘機は。(原作設定)
嫉妬なんてしていたら、余計に魏無羨がどうなるか怖い(笑)←傍目から想像する分には楽しんでます。

「屋兎の愛」を書いたら、どうしても二人のイチャラブが書きたい衝動につき動かされるまま、いずれ「裏箱」にしようと思っていたプロットを書き上げました。

「裏箱」を知らない方にさらりと説明すると、このブログの隠れ創作物収納部屋です。
一番下方にあるピンクの拍手ボタンが入口です。現在は韓国ドラマの二次小説の大人話やイラストが格納されてます。
見る場合は周囲にご注意ください。参照に→裏箱の説明

今回、本気で「裏箱」小説を書く気満々でいたのに、
やっぱり、みつばは、ほんわかラブコメ調になってしまうようです。BLは特に手さぐりで書いているので加減がますます分からないところもあります。

みつばの藍忘機×魏無羨も、藍忘機が攻めで、魏無羨が受けです。

原作の「魔道祖師」をイメージしたら、完全攻め攻めの藍忘機を書けそうなのですが、
「陳情令」の藍忘機は、魏無羨を守る姿は凛々しいナイトではあるのですが、本当に仙子(美しい仙女)みたいなので。
でも、それで本当は雄々しいって設定は余計萌えますが。←難しい。

でも、このレベルだと、表で大丈夫なのでしょうか?
厳しいようなら裏箱に格納します。
日本でも「陳情令」を知っていても、原作設定や二次小説の意味を知らない人が読んだらびっくりするかもです。

ここまで読んで頂きありがとうございました♪
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