FC2ブログ
管理人★みつば★の好きな小説、ドラマ、映画等の感想やイラスト、小説などの二次創作物がおかれています。
プロフィール

★みつば★

Author:★みつば★
「みつばのたまて箱」にようこそ。
管理人★みつば★です。
記事の中にお好きな物があれば
是非一緒に楽しみましょう♪

最新記事

カテゴリ
月別アーカイブ
訪問者様♪

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

RSSリンクの表示
リンク
QRコード

QR

中国ドラマ「陳情令」、みつばの二次小説「姑蘇藍氏の月例会」3話(最終話)です。

二次小説を読む注意点、コメント記入、「陳情令」の他の二次小説も
「陳情令」二次小説INDEXページからお願いします。


「陳情令」の登場人物・名称紹介のページはこちらから(名称、説明、更新しました)

とくに初めてこのブログにいらした方は注意点を一読してから
二次小説をお読みください。

「陳情令」は現時点、日本語翻訳未公開のドラマです。
原作「魔道祖師(作者):墨香銅臭」、アニメ「魔道祖師」をご存じない方。
これから見る予定の方は、ネタバレがありますのでご注意ください。

二次小説はドラマ50話最終回後の話になります。
また、この小説にはBL(男同士の恋愛)描写があります。
そのあたりが受け入れられる方のみお読みください。


※この話は「帯他回家」の続きになります。



姑蘇藍氏の月例会(3話)




「沢蕪君からも月例会の話を聞いた」

天子笑を口に含みながら、魏無羨が言った。


「月例会って、一体いつもは何をしているんだ?」

そう聞く魏無羨に、藍忘機はしばしの間無言だった。

「やっぱり、部外者は聞いちゃいけないこと?」

そう問う魏無羨に藍忘機はかぶりを振った。

「魏嬰、君はもう部外者では無い」

「でも、俺、姑蘇藍氏一門に入るわけじゃない。姑蘇藍氏の中では客人という扱いで紹介されるのか?」

「・・・君はどう紹介されたいのだ?」

「どう紹介されたい?姑蘇藍氏一門に?うーん・・・」


あまり深く考えていなかった魏無羨は、改めて聞かれると首をかしげた。

…居候じゃ説得力にかけるな。どうして、雲深不知処の姑蘇藍氏にいるのか?ってことだろ?

「単純な説明じゃ駄目なのか?含光君の闇狩りの相棒って…」

そうとっさに自分で言っておいてから、ハッとなった魏無羨だった。

藍忘機は仙督となるのだ。

これまでのように、どんな小さな依頼も自分で解決しに行くような事は無くなるかもしれない。そして、魏無羨と一緒に闇狩りをする機会もあるのか分からない。

魏無羨は口を閉じ、引き結んだあと、上目づかいで藍忘機の顔をうかがうように見た。

「…わかった」

藍忘機が言った。

「分かったって、藍湛はそんな理由でいいのか?」

そう問う魏無羨に藍忘機は頷いた。

「私も兄上と叔父上に君のことをそう話した」

「あ?」

「だから兄上も、月例会ではそう紹介するだろう」

「なんだ。最初から言ってくれよ」
藍湛が勿体ぶるから、俺の独りよがりの理由になってしまうかと思った。

魏無羨は後半小声でブツブツとふてくされたように呟いた。

…闇狩りの相棒だと思っているのは自分だけで、藍湛は俺の事を保護と監視も必要な人物だって思っているのかと一瞬考えてしまった。俺のこと信じていてくれるのは十分に知ってはいるけど。

「俺、これからも藍湛と一緒に闇狩りが出来る?」

魏無羨の問いに藍忘機はこくりと頷いた。

魏無羨の胸の内に安堵がひろがり、無意識に笑みがこぼれていた。

その魏無羨の笑顔に藍忘機の目が釘付けになったように、しばし動きを止めた。

魏無羨は、すっかり上機嫌になると天子笑の酒を豪快に口の中に注ぎ込んでいた。

しばらく沈黙が流れた後、

手元の茶器に目を落していた藍忘機は、「月例会のことだが・・・」と再び口を開いた。

「普段は、日々の闇狩りの主な報告になる。それから依頼された今後の闇狩りや、民が憂惧している箇所の見廻り、人員の配置などを指示、確認する。これは、他の仙家と連携を取る場合もある。連携以外に他の仙門との行事参加があれば、それも発表される」

「弓術大会みたいな?」

魏無羨の言葉に藍忘機が頷いた。

「重役や教師役の者は、教授課程の確認、修習生や弟子達は、己の鍛錬や修行目標を定める」

「う…ん」

…やっぱり、姑蘇藍氏は固いな。

真面目に聞いている魏無羨だったが、聞いているうちに欠伸をかみ殺したい気分になっていた。


そんな魏無羨を見透かしていたのだろう。

藍忘機は「月例会の説明を全部聞きたいか?」とおもむろに聞いた。

「ああ、うん。もちろん。全部聞かせて」

魏無羨が慌てて言った。

…全部、心に留めるかどうかは別にして。ここにいる限りは一応把握しておかないと。

そんな思いで魏無羨は姿勢を正して、藍忘機に向き合って、
せいいっぱい真面目に聞いている体を装った。

藍忘機はそんな魏無羨を一瞥すると、淡々と、月例会の説明の続きを話し続けた。

説明が全部終わるころには、魏無羨の手に持っていた天子笑の甕の酒も全て無くなっていた。

ようするに・・・藍忘機の説明を要約すると。

姑蘇藍氏の月例会というのは、
報告と連絡。そして、一同で夕食会をして終わり、というものだった。


魏無羨は、あぐらをかき、酒酔いと退屈さと眠さで半分閉じた目で藍忘機を見つめていた。

「うん…藍湛。よくわかった。俺、3日後の月例会には出るよ」

「ん」

「藍湛もいる?」

「出席する」

「なら、いいや」

よっこらしょ、と魏無羨がふらつく足で立ち上がった。

「俺、眠くなったから、もう寝所に行くよ」

昼寝をしていたはずの魏無羨だったが、すでに眠くなっていた。
沢山飲んでも酔わないはずの酒も1甕で満足している。

…なんだか、この部屋にいると夜は早くに眠くなる。
どうしてだろう?

魏無羨は、内心で首をかしげながら、香炉から漂う白檀の香りを吸い込んだあと、あくびをした。

「魏嬰、私はまだしばらく仕事をするが、灯りは眠りの妨げになるか?」

そう後ろで問う藍忘機に魏無羨はひらひらと手を振って見せた。

「問題ないよ。目隠しして寝るから」

そう言って、魏無羨は、寝台に上がると、髪の毛を束ねていた赤い帯をほどき、それで己の両目を覆って頭の後ろに結びつけた。

「藍湛、おやすみ」

「・・・おやすみ。魏嬰」

藍忘機は、座卓の上の燭台以外の清室の灯りを消すと、席に腰を下ろした。

ほどなく、座卓で巻物を広げて筆を走らせていた藍忘機の耳に魏無羨の寝息が届いた。

しばらく仕事をしていた藍忘機だったが、亥の刻をつげる鐘の音が聞こえると、巻物を閉じ、座卓の上を片づけ、燭台の灯りを消した。

そして、上着を脱ぐと、魏無羨の眠る寝所に向かった。

赤色の帯で目を覆って眠る魏無羨の姿が月明かりで仄かに浮かび上がっている。

藍忘機が眠る為に空間を空けていたのだろう。
魏無羨は窓側で寝台の柵の方に体を寄せて眠っていた。

藍忘機は、その横に腰を下ろすと、そっと魏無羨の顔に手を伸ばした。
しかし、その手が魏無羨の顔と髪に触れるか触れないかの距離で藍忘機は指を止めた。
留めた指先はしばし空をさまよい、やがて、敷布の上に流れるように伸びている赤い帯をすくった。
そして、その端を口元に持って行くと、藍忘機は、魏無羨の帯に口づけるように唇を押し当てた。

眠る魏無羨は、藍忘機の動作に全く気付いてはいない。

藍忘機は眠っている魏無羨の顔をジッと見つめた後、魏無羨の帯を離した。
それから、自分の頭に巻かれた抹額を外し、寝台の上に体を横たえた。

一人で清室に暮らし眠っていた時は仰向けで就寝していた藍忘機だったが、
魏無羨がいる場所と反対方向に前面を傾けた。

そして、どこか悩ましげに小さな吐息を漏らした後、目を閉じていた。



―――それから、3日後の夕方。

姑蘇藍氏の月例会。


姑蘇藍氏の大広間の部屋には、一門ほぼすべての者が集合していた。

皆、白一色に統一された姑蘇藍氏の衣を着込んでいる。
その中で、黒い衣服を着た魏無羨の姿は、傍目からかなり目立った存在だった。
しかも末席では無く、重役席。

正面には宗主である藍曦臣が座っていた。そして、その横、左並びの上席に藍景儀。右並びの上席に藍忘機、その隣に魏無羨の席が定められていた。

外で鳴いている小さな虫たちの声が大きく聞こえるくらいの沈黙が広間中に流れている。

各自、整然と並べられた座卓の前に鎮座し、まるで全員が型を押されたように同じ姿勢、同じ角度で前を向いていた。むろん、無駄口を叩いている者はいない。

それどころか、他人と目を合わそうとしていない。
この中において異質な存在である魏無羨の事もまるで目に入らないかのように、チラリとも見られてはいなかった。多くの門下生の中で、魏無羨の見知った弟子達の姿も見受けられた。
藍思追や藍景儀もいる。だが、二人も魏無羨の方に気付いているようだったが、目を合わせることは無かった。

藍啓仁が眼光鋭く、広間を見渡している。そのせいだろうか。

宗主は藍曦臣だが、やはり、姑蘇藍氏を今の姿にした藍啓仁の存在感は大きいのだろう。

…俺、場違いも甚だしい。

そう感じながらも、魏無羨もかしこまった体で、口を閉じ姿勢を正して座っていた。
そして、目だけを横に動かして、隣に座る藍忘機の顔を盗み見た。

藍忘機もじっと正座をし、口を閉じ、目も伏せている。
まるで本物の美しい氷の彫像のような、いでだちだった。

魏無羨は次に一番前に座っている藍曦臣に目を向けた。
微笑みを浮かべた穏やかな表情だったが、少し顏色が悪かった。

かつてと変わらないようにふるまってはいたが、
どこか儚げな印象すら受ける藍曦臣の姿は、その理由を薄々想像することが出来た魏無羨には少し痛々しく感じられた。

行燈と燭台の灯りがつけられた夕暮れ時の広間。

これから何が起きるのかは、藍忘機によって説明を受けてはいたが、
魏無羨はもうすでに終わりの鐘が鳴るのを心待ちする気分になっていた。

そうして、しばらくの瞑想の後、姑蘇藍氏の月例会は始まった。

月例会は、藍忘機が魏無羨に説明した通りの流れで進んで行った。

藍曦臣が長く闇狩りの日程を述べている間、誰も覚え書きをする者はいなかった。
これは、全部暗記するのだと、藍忘機から聞いていた。
暗記力のある魏無羨は、それを記憶することは全く困難では無かったが、朗々と語る藍曦臣の声に次第に睡魔が襲い始めてきた。

藍曦臣の声も藍忘機と同じように耳に心地よい美声だった。
その上、広間中に漂っている上質の白檀の香りが、リラックス効果で魏無羨を眠りの世界に誘っていた。

引き締めていたはずの気が緩み、魏無羨は一瞬意識を失うと、グラリと体を傾けた。
すぐに、何の支えも無いはずの魏無羨の体を誰かの手が支えた。

ハッと意識を戻した魏無羨はあわてて元の位置に上半身を伸ばした。

そして、自分を支えた手の方角を見ると、藍忘機がちょうど自分の手を元の膝の位置に戻そうとしているのが目に入った。

魏無羨がつい「藍湛、ありがと」と小声で言うと、藍忘機よりも会場を挟んで向いの席に座っていた藍啓仁がジロリと魏無羨を睨み付けた。

魏無羨は肩をすくめると、すぐに又何食わぬ顔で前を向き、真面目な表情をつくった。

一通り、門下生の代表からの闇狩りの報告や連絡が終わった後、藍曦臣が魏無羨の方を見て口を開いた。

「この会で皆に紹介したい方がいます。あちらに座られている魏無羨公子。これから魏公子は忘機の闇狩りの共同作業者として雲深不知処、姑蘇藍氏内でお暮しになります。皆にはそのつもりで魏公子をお迎えするように」

魏無羨の滞在の承認を得る為の確認や紹介では無く、それは指示に近かった。

物腰はやわらかいが、藍曦臣の言葉の中に、絶対服従のような抑止力が感じられた。
藍啓仁も黙って会場内を見渡している。これでは確かに藍忘機の言っていた通り、異を唱える者は出ないだろう。魏無羨は心の中でそう思った。

「はい」開場中から満場一致の返事が返ってきた。

魏無羨が目だけで広間を見渡すと、藍思追や藍景儀達が、口元に笑みを浮かべて、一瞬だけこちらを見たのが目に入った。

これで、魏無羨の承認式も終わった。

…あとは・・・。

正面の藍曦臣が藍啓仁の方に目をやった。
その眼差しを合図に藍啓仁がおもむろに立ち上がった。

再び、場がしんっと引き締まった空気に包まれた。

「この件は私の口から皆に伝えよう。そこにいる忘機が、このたび、仙督の座につくことになった。二週間後に各仙家を招き、姑蘇藍氏領内で仙督就任式を行う」

すでに知っていた者も、噂で聞いていたような者も、全く初耳だった者も、無言ではあったが、さすがに平静を装えないような空気を醸し出した。

そのほとんどは、驚きの中でも、姑蘇藍氏から仙督が輩出された事を慶んでいるように見えたが、中には戸惑いのような眼差しを正面の藍曦臣に向けている者もいた。

おそらく、次の仙督の座につくのは、沢蕪君だと考えていたのだろう。
順当に考えれば、三尊の一人でもあり、姑蘇藍氏の宗主であり、藍氏の長兄である藍曦臣が仙督を継ぐのが相応しいと思うところだろう。

藍忘機も、含光君という称号で、仙界において、名だたる功績と評判の名士であり、姑蘇藍氏内においても優れた指導者ではあったのだが、表舞台で今まで他の仙門の重役たちと接触したり連絡を取り合ったりしていたのは藍曦臣と藍啓仁だった。

・・・なぜ、含光君様が?

そんな疑問が姑蘇藍氏内で湧くことも致し方あるまい。

そんな会場の空気を一掃するように藍啓仁が咳払いをすると、再び場に静寂が訪れた。

「皆も知ってのとおり、忘機は長年この雲深不知処だけでなく、あらゆる場所で闇狩りを行い、人々や他の仙家を助けてきた。その功名は姑蘇藍氏内だけでなく、多くの仙門達に届き、仙督として認められる存在になった。私と藍宗主の曦臣も、忘機こそ仙督にふさわしいと考えている」

藍啓仁の重々しい言葉には説得力があった。姑蘇藍氏一同は皆同意するように首を縦に振った。

今日の月例会での魏無羨の紹介はあくまでこの話の為の前座、いや余興にもなりえなかった。
一番の大要は、含光君の仙督就任の件だったのだ。

おそらく、今日の話を聞いた者たちにも、すでに魏無羨の雲深不知処来訪よりそちらの方が強烈に印象づけらえたことだろう。

魏無羨には願ったり叶ったりな状況ではあったが、ふと、隣にいる藍忘機が気になった。

藍忘機は、終始無言で前を向いて座っていた。
その横顔はいつもと変わらず真率な表情に見えた。
緊張も無く、浮かれも無く、迷いも無い瞳。

惹きつけられ、目が離せなくなる。

魏無羨は何故か胸の奥が急にざわめくのを感じて、そっと顔を戻すと藍忘機がよくするような伏し目がちの表情でうつむいていた。


その後、
魏無羨は、目の前の座卓に並べられた夕食を会場の姑蘇藍氏一門たちと共に食した。
そして夕食が済むと、姑蘇藍氏の月例会は終了し、一門たちはそれぞれの寮の部屋に帰って行った。藍忘機は藍曦臣と藍啓仁と何やら話をしていた。魏無羨はその姿を横目にそっと先に出口に向かい外に出た。

出された夕食を全部食べた魏無羨だったが、腹は満たされていなかった。
しかし、かわりにずっと何かが奥に詰まっているような感覚に、魏無羨は清室への帰り道、胸をさすりながら歩いていた。

山々の上に、朧月夜が見える。

月がぼやけて見えるのは霧のせいか、それとも雲のせいか。

夜空を見上げながら、そうボンヤリと考えていた魏無羨に「魏嬰」と後ろから声がかかった。

確かめるまでもなく藍忘機の声だと分かった魏無羨は、振り向かずに立ち止まった。

ほどなく、足音が近づき、藍忘機が魏無羨の横に並んだ。

「魏嬰」

「藍湛、話は終わった?」

「ん。一起去吧(一緒に行こう)」

「ああ」

魏無羨は内心でホッと息をつくと、胸を撫でていた手を下した。
そんな魏無羨を横目で見ていた藍忘機は「食事が口に合わなかったか?」と問うた。

「いや。ただ、酒が飲みたくなっただけだ。早く清室に戻って買い置きしておいた天子笑を飲みたい」

魏無羨が明るい調子で応えた。

「当たり前だけど、月例会でも姑蘇藍氏では酒は出ないんだな」

「規則が無くても、酒が入れば会合にならない。」

「うん」
…それは藍湛だけに限った話かもしれないけど。
酒の入った藍湛は、眠ってしまうか、とんでも無いことをしでかすから。

そう思い出した魏無羨はおかしくなって、そっと含み笑いを浮かべた顔を藍忘機の反対方向に向けた。

そんな魏無羨をじっと見つめている藍忘機に、魏無羨は誤魔化すように手を振った。

「何でもない。含光君が仙督になっても、まさか仙界全体を禁酒にしないだろうなって、そんなことを考えただけだ」

無言になった藍忘機に、「本当に?」と魏無羨は目を丸くして見せた。

「まさか、本当に、そんな規則を作らないよな?藍湛」

藍忘機の顔を覗き込むように歩く魏無羨の視線をそのままにして、藍忘機は前を向いたまま無言で颯爽と歩き続けた。

その藍忘機の横顔は、どこか楽しげで、朧月夜の柔らかな光の下でさらに和らいで見えた。
それが分かった魏無羨は、クスリと笑った後、わざと拗ねた声色で藍忘機を追いかけた。

「藍湛!なあ、待ってよ。藍湛」

思わず手をのばし、藍忘機の白い背の肩を後ろから抱きたくなった魏無羨だったが、代りに藍忘機の衣の袖裾を手でひっぱって藍忘機の歩みを止めようとした。

「藍湛、藍忘機、藍二公子」

「別闹(いたずらをするな)」

しかし、藍忘機は袖を引く魏無羨の手をふりほどかなかった。
魏無羨を横目で見る藍忘機の眼差しが優しい。

「機哥~、藍二哥、含光君・・・仙督!」

魏無羨のからかうような呼びかけを無視して歩く藍忘機の袖を握りしめたまま、魏無羨は楽しげに笑った。



―――二週間後も、その後も。
ずっとこうして俺は藍湛と一緒といる。きっと何も変わらない。


そんなことを考えながら、魏無羨は、朧月夜の下、夕間暮れの道を藍忘機と共に歩き、清室に帰っていったのだった。




(終わり)




みつばが好きでずっと聞いている中国ドラマの主題歌の中で“ただ、君がいてくれることが私の幸せ”という言葉があります。
みつばの二次小説の藍忘機と魏無羨の二人のイメージはそんな感じです。
詳しいあとがきは又後日。

読んで頂きありがとうございました♪

【拍手コメントレス】

複数の方をまとめてでごめんなさい。
「陳情令」二次小説を読んで頂き、拍手コメントを書いていただいて、ありがとうございます!
もしかして「検事プリンセス」の二次小説を読んでいる方も読んで下さっていますか?ハンドルネームが同じで違う方でしたら申し訳ないです。ドラマを知らなくても楽しんで頂けていたら嬉しいです。
みつばも、今は寝ても覚めても「陳情令」です。
冬がやってきますが、みつばの中ではまだ「陳情令」の夏が終わってません。萌えつきるまで一緒に楽しみましょう♪



「陳情令」「魔道祖師」知ってますよ♪観ましたよ♪
または、知らないけど、二次小説面白かったですよ。と思った方は
白い拍手ボタンかランキングボタンでお知らせください。

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村



関連記事
スポンサーサイト



テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

web拍手 by FC2
// ホーム //