FC2ブログ
管理人★みつば★の好きな小説、ドラマ、映画等の感想やイラスト、小説などの二次創作物がおかれています。
プロフィール

★みつば★

Author:★みつば★
「みつばのたまて箱」にようこそ。
管理人★みつば★です。
記事の中にお好きな物があれば
是非一緒に楽しみましょう♪

最新記事

カテゴリ
月別アーカイブ
訪問者様♪

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

RSSリンクの表示
リンク
QRコード

QR

中国ドラマ「陳情令」、みつばの二次小説「帯他回家(前編)」です。

二次小説を読む注意点、コメント記入、「陳情令」の他の二次小説も
「陳情令」二次小説INDEXページからお願いします。


とくに初めてこのブログにいらした方は注意点を一読してから
二次小説をお読みください。

「陳情令」は現時点、日本語翻訳未公開のドラマです。
原作「魔道祖師(作者):墨香銅臭」、アニメ「魔道祖師」をご存じない方。
これから見る予定の方は、ネタバレがありますのでご注意ください。

二次小説はドラマ50話最終回後の話になります。
また、この小説にはBL(男同士の恋愛)描写があります。
そのあたりが受け入れられる方のみお読みください。


以下、主要人物、名称紹介
(全く知らない方の為にみつば解釈のものです。日本語漢字翻訳には自信ありません。
間違いを気づいた段階で随時修正(汗))

静室…雲深不知処にある藍忘機の私邸。元は藍忘機の母親が住んでいた家。

闇狩り…悪鬼や悪霊など、人間に禍をもたらす類のものを討伐すること。
日本語訳をどう書くか悩んだのですが・・・「夜警」「夜狩り」など。
みつばは「闇狩り」と書かせて頂きました。

雲深不知処…藍忘機が生まれ育ち、所属する姑蘇藍氏一門の場所

小林檎…魏無羨の飼いロバ

抹額…姑蘇藍氏一門が頭に巻いている帯。父母と妻(夫)以外の者は触れる事の出来ない重要なシンボル。

藍曦臣…藍忘機の兄、別名、沢蕪君(称号)姑蘇藍氏の宗主。藍忘機と正反対の雰囲気を持つ。

藍啓仁…藍忘機、藍曦臣の叔父であり師匠。姑蘇藍氏一門の最有力者。

魏無羨…別名、魏嬰(親しい人が呼ぶ名)夷陵老祖(称号)
天真爛漫で自由奔放な美青年。笛の音で鬼神や屍を操る魔道の創始者。
無類の酒好き。1度死んでから、十数年後に強引に召喚されて復活した。※「羨羨」(魏無羨の愛称)

藍忘機…別名、藍湛(親しい人が呼ぶ名)含光君(称号)
困った人がいればどんな些細な依頼も解決する名士。
門下の弟子以外にも多くの人に尊敬されているが、常に冷たい表情で近寄りがたい雰囲気を持つ美青年(美中年?)←この世界では仙術使いの外見は年をとっても20代らしい。

日本語訳の名前呼びではありませんが、音声で名前呼び、
魏嬰(ウェイユウ)藍湛(ランチャン)と聞こえます。
ドラマを観たことがある方はそのイメージでお読みください。

(注意)

この話は、ドラマ最終回のラストシーンの続きから始まりますので、
ラストのネタバレが含まれています。
ネタバレを見たくない方はこの先の話を読むのをご遠慮ください。





帯他回家(前編)




“魏嬰”

後方で自分の名を呼ぶ藍忘機の声が聞こえた。

魏無羨は笛の音を止めた。
一瞬、幻聴では無いかと思った。

彼とは「いつか又会おう」と、この高原の上で反対方向で別れたはず。
ここにいるはずが無い。

…でも、もしかしたら…。

そう思ったら、自然に顔がほころんでいた。

耳のいい自分の聴覚を信じたい。
だけど、願望が作り出した幻聴かもしれない。
でも、今すぐに確かめたい。

魏無羨は、心の中の葛藤で、すぐに後ろに振り向けずにいた。

手にしていた笛、陳情を下ろした。
そして、魏無羨はゆっくりと後ろを振り返った。

見渡す限り高原の深い緑が広がる景色の中、眩いほどの白がそこに存在した。

魏無羨の見開いた瞳に、白い衣を着た長身の男の姿が映った。

…幻聴じゃない。幻覚でも無い。

魏無羨は笑顔で名を呼んだ。


「藍湛」


ちょうど魏無羨と別れた時のような距離に佇んでいた藍忘機が頷いた。
そして、じっと魏無羨を見つめている。

魏無羨はとっさにかける言葉が浮かばずにいた。

目の前に藍忘機がいる。

なぜ?どうして、ここに?

そう聞くよりも、ただ、この再会が嬉しくて、疑問はどうでも良くなっていた。

「藍湛、また会えた」

ただ胸がいっぱいで、そう言葉に出すのが精いっぱいだった。

そんな魏無羨に、藍忘機は「ん」と返事をすると、1歩、また1歩と魏無羨に近づいてきた。
そして、もう完全に幻覚では無いと魏無羨が感じ取れるまで、その距離を詰めてきた。

魏無羨と藍忘機は、互いの気配を感じ取れる距離で向かい合うと、じっと見つめ合った。

…覚悟を決めて別れたはずなのに。

藍忘機はもう自分の旅について来ることは無い。
藍忘機には含光君としての人生がある。そう理解していたはずだった。
だが、少しの間離れただけで、藍忘機に会いたくてたまらなくなった魏無羨だった。
だから、藍忘機が作ったという魏無羨のお気に入りの曲をつい笛で奏でてしまったのだったが。

…こんなにすぐに再会できるなんて。

涙ぐんで微笑み、素直に嬉しさを表情に出している魏無羨の顔を見つめている藍忘機の目もまた不可思議な光に満ちていた。

「魏嬰」と藍忘機が呼んだ。

この声をずっと聞きたいと思いながら、魏無羨は「うん」と答えた。

「君に話しておきたいことがあった」

藍忘機が言った。

話し忘れていたことがあって、わざわざ追いかけて来てくれたのだろうか。
おそらく、この話が終わったら、また別れなくてはいけないのだろう。
だったら、なるべく話を引き延ばそう。そんな事を魏無羨は脳裏で考えながら「何?」と聞いた。

藍忘機の表情はしごく真面目だった。
藍忘機の真面目では無い顔自体見たことが無かった魏無羨だったが、しばらくの間ずっと一緒にいて、それがいつも以上だということが分かった。

「真面目な話?」

コクリと藍忘機が頷いた。

そして、口を開いた。

「魏嬰、私と一緒に雲深不知処に帰ろう」

魏無羨の目が見開いた。

この言葉は、魏無羨の前世でも何度か聞いていた記憶が蘇った。
あの時の藍忘機も真剣な眼差しでそう言っていた。
しかし、魏無羨は拒否したり、とっさに返事を出来ずにいた。

だが今は…。

「うん」

すぐにコクリと頷いて返事をする魏無羨に、今度は藍忘機の目が見開いた。

葛藤の末、意を決して言った言葉を魏無羨があっさりと受け入れたことが信じられないという表情だった。

「今、なんと?」

つい、そう聞く藍忘機に魏無羨が苦笑した。

「わかったって言ったんだよ。藍湛」

「分かったというのは、了承したという意か?」

「俺が育った街では「うん」も「わかった」もそういう意味だけど、姑蘇では違う意味もある?」

からかうような魏無羨に対して藍忘機は真面目な表情を崩さなかった。
まるで、今魏無羨の空気に呑み込まれると、この件が煙にまかれるのでは無いかと危惧しているようだった。

そんな藍忘機に魏無羨は先手を打った。

「この世界は広い。どこでも俺の住処にすることが出来るって言っただろう?
だったら雲深不知処だってそうだ。それに雲深不知処には藍湛がいる。その藍湛に誘われたんだ。俺が行くって決めた理由にならない?俺は冗談で、了承した、なんて言わない」

「魏嬰…」

「それに、別に藍氏に入門しろってことじゃないんだろう?住む所も、修習生と一緒の寮部屋でもいいな。藍氏の弟子達が知りたいいろんなことを教えてやれるし、昔のように楽しく賑やかにやれそうだ。藍忘機の叔父さんに追い出されるまでは」

話し始めたら、考えるより先に言葉がスラスラ出てきた魏無羨だった。

「君は清室に住む」

魏無羨の暴走を現実にしない抑止の意も込めて藍忘機がきっぱりと言った。
さらに「叔父上には君を追い出させない」と続けた。

「私が叔父上を説得する」

…そんなこと出来る?もし出来なかったら?と聞きそうになった魏無羨だったが、藍忘機の顔を見て、それを口にするのを止めた。

今の藍忘機にはその力と自信があるような顔だった。16年前の藍忘機とは違う。
もし、藍啓仁が魏無羨の雲深不知処滞在を認めなかったら、その時はその時だと魏無羨は考えた。

今は、とにかく藍忘機と一緒にいる道がひらけた。
それだけでこの先の未来がずっと明るく思えた。

「わかった」

魏無羨は藍忘機へ自分の信頼を伝えるように、笑顔で頷いてみせた。

藍忘機の表情がようやく柔らかいものになった。
そして、藍忘機は仙剣を持っていない方の手を魏無羨に差し伸べた。

思わず、その手に自分の手を重ねそうになった魏無羨だったが、小林檎の手綱を取ろうとしているのだと気づいて、出した手でそそくさと小林檎の背を叩いた。

小林檎は、藍忘機の姿を認めると条件反射で口から涎を垂れ始めた。
その姿に魏無羨が呆れたように苦笑した。

「小林檎、お前ってげんきんな奴だよな。含光君の顔を見たら林檎がもらえると思ってる」

「魏嬰、君は酒が飲めると思っている」

藍忘機の声がどこか浮かれた調子に聞えた魏無羨は、おや?と藍忘機の顔を覗き込んだ。

ほんの少し口角を上げている藍忘機の表情に、魏無羨はつられて笑った。

「そうだよ。藍湛の顔を見たら天子笑が頭に浮んだ。今すぐにでもあれが飲みたい」

「走吧(行こう)」

藍忘機が言った。そして、小林檎の手綱を持つと魏無羨を促した。

…一緒に帰ろう。

そう続く言葉を胸にとどめ、藍忘機は魏無羨が小林檎の背に乗るのを待っている。

「好(うん)走吧、走吧」

魏無羨を乗せた小林檎の手綱を引いて、藍忘機が雲深不知処の方角に向かって歩き始めた。

小林檎で行けば休みなく進んだとしても、雲深不知処の門限までには間に合わないかもしれない。
それでも今日中には雲深不知処につくことだろう。

魏無羨は小林檎を引いて歩く藍忘機の背中を見ながら、何か沢山のことを語りたい気持ちだった。
しかし、とりとめの無い想いをまとめることが出来ず、笛を取り出すと、再び先ほどと同じ曲を奏で始めた。

1曲終わった後、笛を止めて魏無羨が聞いた。

「そういえば、今度会ったら、この曲の題名を考えておいてって言ったけど…藍湛、もう思いついた?」

「・・・・・・」

無言で返す藍忘機に魏無羨がわざとらしくため息をついた。

「なんだ。まだ考えてないんだ。いいよ。まだこれから時間がいっぱいあるから。俺が雲深不知処につくまで考えておく」

「…雲深不知処につくまで、君には他に考えておくことがある」

魏無羨の言葉を流すように藍忘機が言った。

「え?何?」

「君がこれから何をしたいか」

「俺がしたいこと?」

「ん」

藍忘機が頷いて、そっと頭を魏無羨の方に向けた。

「君は何かやりたいことがあったのでは無いか?」

…旅をして、どこかでやりたいこと。
それは雲深不知処にいても出来ることか?そう藍忘機は魏無羨に問いたいようだった。

「やりたいことあるよ。闇狩りをしたい。藍湛と」

魏無羨が即答した。

「それから、あいつらとも行きたい。藍湛の弟子達。見どころのある奴らばかりだから、きっと楽しい闇狩りになりそうだ」

まるで、鳥狩りにでも行くような魏無羨のはしゃいだ声に藍忘機はそっと目を伏せた。

「行ってもいいよな?藍湛」

「ん。兄上に話しておく」

…ああ、そうか。姑蘇藍氏宗主である沢蕪君の許可がいるんだった。

魏無羨は、脳裏に藍忘機の兄、藍曦臣の姿を思い浮かべた。

「藍湛、沢蕪君は今、雲深不知処にいる?」

「おそらく。思念話で文を送った時は、雲深不知処に戻っていると返事があった」

観音堂で魏無羨が最後に目にした時の藍曦臣は憔悴していたように見えた。
いつも絶やさない優しい笑みもそこには無く、美しい顔に暗い影を落としていた。

いたしかたない事だと魏無羨は思った。

ずっと信じていた人とあんな別れ方をしたのだ。

藍曦臣は、すべての元凶の黒幕は“あの人”だと魏無羨と弟の藍忘機が言っても信じようとしなかった。
魏無羨の言葉を絶対的に信じている藍忘機に「それは、君が直接見聞きしたことか?」と問い、「私は、己の目と耳で確かめたい」と言っていた。

その後、真実を目の当たりにした藍曦臣の衝撃と失望は計り知れないものであっただろう。

あんなに藍曦臣が怒った姿を魏無羨は初めて見たが、もしかすると弟の藍忘機も初めて目にしていたかもしれない。

騒ぎを聞きつけ、あの後弟子達だけでなく、他の仙門の重役たちが集まってきていた。
魏無羨は面倒な事になる前にその場を離れ、藍忘機も同行してくれていたが、心の中で兄のことを気にしていたことだろう。

…もし師姉が生きていて、同じようなことがあったら、俺もすぐに帰ってそばにいようとしただろう。あの時は出来なかったけど・・・。

魏無羨はそんな事をぼんやりと考えた。

それと、藍啓仁はともかく、藍氏の宗主である藍曦臣は、魏無羨の雲深不知処の滞在を心良く許可するだろうか。

藍曦臣は魏無羨に対していつも好意的に接してくれていた。
しかし、今回はどうだろう。この前の出来事の後だ。
以前と変わらない態度でいてくれるだろうか。

そんな魏無羨の思いが無言の間に雰囲気で出ていたのだろう。
「君は、何も心配することは無い」と藍忘機が言った。

魏無羨が返事に戸惑っていると藍忘機が続けた。

「私がいる」

その言葉で、絶対的な安心感が魏無羨の胸の内に広がった。
魏無羨は、いろいろな事を考えるのを止めた。

「うん。わかった」

魏無羨の明るい声に、藍忘機が前を向いたままそっと頷き返した。

こうして。


雲深不知処に二人が到着したのは、門限を過ぎてからだったが、
通行玉を持っていた藍忘機は結界を解いて魏無羨と共に雲深不知処の門をくぐった。
そして、まず驢馬の小林檎を兎たちの住処に置いた。

藍忘機が雲深不知処に着く前に思念話の文を送っていたのだろう。

雲深不知処の敷地内を少し歩くと、二人を迎えるように姑蘇藍氏の宗主、藍曦臣が立っていた。



(続く)


とうとうスタートさせてしまいました。
ドラマ「陳情令」のラスト後、どうやって二人が恋人になったか~?のみつば的妄想物語シリーズのスタートです。
二次小説では、もう恋人の二人の話を書いちゃってますが。そこまでの話を少しずつ更新予定。

原作とは異なりますが、ドラマの最終回ラストシーン以降をみつばが考えた続編として書いてみました。
でも、たぶん、ファンならこう考えますよね?
もしくは、ラストシーン直後に、藍忘機か魏無羨が告白してカップルになっていると妄想するファンの方もいるでしょう。

このあたり、みつばはまどろっこしく、もう少し焦らします♪
すぐには一線を越えさせない。それが「みつば流」(笑)

今回は「帯他回家(彼を連れ帰る)」編。

ドラマ最終話後、清室で同居をはじめる二人の過程を二次小説で書いてみました。
この時点では「同居」です。原作では本編後は「同棲」ですが、ドラマでは「同居」です。
なぜかというと、原作と違って、ドラマ本編では二人は「恋人」になっていないから。

でも、これからドラマ「陳情令」見る方。がっかりしてはいけません。
原作には無いエピソードや、控え気味のBL表現にかえって萌え萌えしますから♪
役者さん達もすごくかっこいい方ばかりですから。必見ですよ~!
BLじゃなくても、話もとてもいいドラマです。いろんな人間関係エピソードも。

(注)何度も書きますが、みつばはドラマ制作さんや、原作作者さんと関係ありません。一ファンです。


【拍手コメントレス】

陳情令ファンのかたへ

16年後(13年後)の、藍忘機がどうして魏無羨だと気付いたか?の謎ですね。
これ、ネタバレしてもいいのかしら?って、結構雑記に前書いちゃってますね(汗)

魏無羨が、温寧をなだめるために弾いた笛の曲が「忘羨」だったからです。
「忘羨」は、藍忘機が、作曲したもので、しかも自分と魏無羨をイメージして創ったものです。
それも、魏無羨の前でしか披露していません。
なので、この曲を笛で奏でた男が魏無羨だと確信したのです。
もちろん、藍忘機は曲のタイトルを決めてましたが、魏無羨には言えずにいます。
なぜなら、告白も同然だからです♪
ドラマ中、玄武洞で藍忘機は題名を言っているのですが、気絶した魏無羨は聞いていません(苦笑)

検事プリンセスファンの方へ。

検事プリンセス二次小説完結。みつばも、今の一番下の子が成人しても・・・って、陳情令の藍忘機なみに
待ってもらうことになりますし、みつばが生きているかわかりません。それまでには何とか頑張ります。

「陳情令」「魔道祖師」知ってますよ♪観ましたよ♪
または、知らないけど、二次小説面白かったですよ。と思った方は
白い拍手ボタンかランキングボタンでお知らせください。

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村




関連記事
スポンサーサイト



テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

web拍手 by FC2
// ホーム //