fc2ブログ
管理人★みつば★の好きな小説、ドラマ、映画等の感想やイラスト、小説などの二次創作物がおかれています。
プロフィール

★みつば★

Author:★みつば★
「みつばのたまて箱」にようこそ。
管理人★みつば★です。
記事の中にお好きな物があれば
是非一緒に楽しみましょう♪

最新記事

カテゴリ
月別アーカイブ

訪問者様♪

更新通知登録ボタン

記事更新を通知します

検索フォーム

QRコード

QR

「みつばのたまて箱」ブログ開設11周年です。

二次小説シリーズ。

「検事プリンセス」は最終回を。
「陳情令」は、「逢月編」の最終回を更新しました。


今後のブログについてですが。

結論から語ると、「継続」します。
まだ、閉鎖しません。

というのも、まだ二次小説を全部出しきっていないから。

「検事プリンセス」二次小説シリーズの最終回話はアップしたのですが、イヌとヘリの最後の物語という話を更新していません。

「陳情令」二次小説シリーズは、「逢月編」と「天に楼閣を描く鳥」は、絶対に更新すると誓うと、ブログに書いているのですが、「天に楼閣を描く鳥」の更新がまだ途中になっています。

「天に楼閣を描く鳥」は、時間がかかっても完結させます。
もう大部分は書けているのですが、構成が出来ていないのです。

忘羨シリーズでは、もし「逢月編」で止めたら、みつばの二次小説シリーズ「道侶編」の「永遠の愛」を最終回として読んでもらうことになります。

でも、本当の「道侶編」の最終話を、アップしたかったな~。(ラストシーンは、「蔵」に眠っているのにな~)

しかし、そうなると、道侶編の「常春の庭」(未公開)も、ドラマファンの人に読んでほしかったし、「江澄」の出る話も、一番読んでほしかったな~。

そうなると、結局、長編3部作の3つ、全部、書かないといけないのだな~。だとしたら、兄様の番外編も・・・・・・。とか。

未練たらたらです(苦笑)


みつばは、このブログで、友達を欲しがっていました。

同じ好きなドラマや小説や漫画の話を出来る人が欲しかったのです。
リアルの世界では、周囲に全くいなかったので。

それと11年前に消えてしまった人のようなネット友達を求めていたのかも。

みつばは、発達障害の子の育児に悩んでいた時期でしたが、そんなみつばをコメントで励ましてくれていた人は、シングルマザーで子育てしていた方だったと、後で知りました。

みつばより大変なことが沢山あったのに、みつばにはいつも優しいコメントを送ってくれていた先輩ママ。

11年前の3月11日を境にネットから消えてしまった人。

ショックが大きかったけど、ぐずぐず、うだうだと悩むだけで何もせずに生きてきた自分を変えたくて、1歩でも前に進みたくて。

この「みつばのたまて箱」を立ち上げて、好きな気持ちをつづってこられて、その楽しいという気持ちで、「右脳くん」が現れて、二次小説を書くようになって。

次第に、同じドラマファンの読者さんも増えてきて。

本当に、生きているって楽しいな。と感じることが出来ました。

ブログで癒されているうちに、リアルの世界でも、本当に、友達だと思える人も増えてきて、生き返った気分になりました。

漫画を描く意欲を失ってから、それでも、何か創作したいという気持ちを表現する為の手段として、小説を書いていて、それが、二次創作でも、すごく楽しかった。

だけど、妄想映像をリアルに見せてくれて、勝手に自動筆記してくれる「右脳くん」がほとんど消えてしまい、もう以前のように小説は書けなくなりました。

2度目になって、「右脳くん」が消える原因が、ようやく分かったのですが、対処が遅かった。

ああ~。また創作活動が出来なくなるのだなって、心底落ち込んだのですが、不思議と、イラストと漫画は、まだ描けていることに気づきました。

十数年前。仕事で挫折した後。もう、漫画は描くのも読むことも楽しめないと思っていたのに、やっぱり好きで楽しいと感じています。

そして、オリジナルで自分だけの世界を表現したいな、という気持ちも復活してきました。

雑記で書いているのですが、みつばは、本をつくるのが、自分の人生の一番の夢であり、目標だったのです。

だけど、二次創作では本をつくらないと決めています。

だとしたら、このブログの創作物は、どんなに頑張っても、けっして夢に届かないもの。

それが、分かっているつもりで、楽しみながら、ブログの二次創作していました。

二次創作は、自分がしなくても、他の人たちの妄想世界が沢山あります。

オリジナルが絶対の世界で、続きの妄想は、あくまで二次的なものだから。

萌え心を満足させるだけなら、そういうのを梯子読みすると満足できるのも知っています。

それでも、同じ萌えを持った人が楽しんで読んでくれて、日々の活力になっていたのだとしたら、やっぱり嬉しいし、二次創作して誰かに読んでもらえて良かったと思いました。


正直。自分の二次小説を完結させたいという想いだけでは、今は、楽しさより苦しさが上回っている創作活動になっています。

どうしたら、以前のような気持ちで小説を書けるのか分からなくなっていますが、今はそれでいいと思うようになりました。

二次創作で、1コマ漫画と4コマ漫画、イラストは、続けたいと思っています。

漫画を描くのは、何も考えず、ただ、やりたいから。

それは、仕事でも、趣味でも。

読む人がいなくてもいい。
自分が楽しいから。表現したいから。
何かを残したいから。

それが「みつばのたまて箱」の原点でした。

それに付随して、共感してくれる読者さんがいれば、もっと嬉しくて楽しいけど。

このブログは、仕事創作では無いので、まずは、自分が心地よいと思えないと。

その上で、自分が本当にしたいこと、夢をかなえることをしていきたいな。と考えています。


今後の二次創作は、小説より、漫画やイラストが多くなるかもしれませんし、更新も、本当にマイペースになると思います。

「陳情令」の二次小説シリーズは、自分の中でも完結を見たいので、マイペースでも続けます。

こんな管理人ですが。

これから、何年かかっても待っていられる♪と、みつばの「陳情令」二次小説シリーズの完結まで、おつきあいくださる方は、また、今後ともよろしくお願いします。

(追伸)「検事プリンセス」二次創作読者さまはご存じですが、「何年かかっても」って、へたをすると、本当に10年後とかですよ?(笑)←笑いごとでは無いですね。


とりあえず、6月中は、ブログをお休みします。

遅くとも7月には戻ってきます。

ブログ再開した時、「天に楼閣を描く鳥」になるか、1コマ漫画劇場をアップするか。
今は未定です。

今日まで(20日までに)コメントを送ってくださった方には、コメント欄でお返事します。
6月の休み中に、ゆっくり読ませていただき、お返ししますね。

コメント記入に関しての説明は、こちらから。(期間限定。2022年6月20日までは、コメント欄内でお返事しています)

はげまし、応援のコメント、ありがとうございました!

orei01.jpg


↓「ランキング」は、明日、登録解除します。

ランキング不参加でも、「にほんブログ村」さん自体の登録は続けるので、フォローしてくださっている方で、今後も応援してくださる方は、引き続き、よろしくお願いします。

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村



テーマ:更新報告・お知らせ - ジャンル:小説・文学

web拍手 by FC2
中国ドラマ「陳情令」、みつばの二次小説「水路の琴、山路が笛」(後編)【「逢月編」最終章】です。

二次小説を読む注意点、「陳情令」の他の二次小説も ←(以下、必読の注意書きです)
「陳情令」二次小説INDEXページからお願いします。


コメント欄は、二次小説記事の下方にあります。
コメント記入に関しての説明は、こちらから。(期間限定。2022年6月20日までは、コメント欄内でお返事しています)

「陳情令」の登場人物・名称紹介のページはこちらから

とくに初めてこのブログにいらした方は注意点を一読してから
二次小説をお読みください。

ドラマ「陳情令」、原作「魔道祖師(作者):墨香銅臭」、アニメ「魔道祖師」をご存じない方。
これから見る予定の方は、ネタバレがありますのでご注意ください。

二次小説はドラマ50話最終回後の話になります。
また、この小説にはBL(男同士の恋愛)描写があります。
そのあたりが受け入れられる方のみお読みください。

※この小説は、「逢月編」シリーズの最終回です。

「続きを読む」からお入りください
(スマホで見ている方は、すでに小説が開いています)

続きを読む

テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

web拍手 by FC2
中国ドラマ「陳情令」、みつばの二次小説「水路の琴、山路が笛」(中編)です。

二次小説を読む注意点、「陳情令」の他の二次小説も ←(以下、必読の注意書きです)
「陳情令」二次小説INDEXページからお願いします。


コメント欄は、二次小説記事の下方にあります。
コメント記入に関しての説明は、こちらから。(期間限定。2022年6月20日までは、コメント欄内でお返事しています)

「陳情令」の登場人物・名称紹介のページはこちらから

とくに初めてこのブログにいらした方は注意点を一読してから
二次小説をお読みください。

ドラマ「陳情令」、原作「魔道祖師(作者):墨香銅臭」、アニメ「魔道祖師」をご存じない方。
これから見る予定の方は、ネタバレがありますのでご注意ください。

二次小説はドラマ50話最終回後の話になります。
また、この小説にはBL(男同士の恋愛)描写があります。
そのあたりが受け入れられる方のみお読みください。

※この小説は、「逢月編」シリーズの最終回です。

「続きを読む」からお入りください
(スマホで見ている方は、すでに小説が開いています)

続きを読む

テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

web拍手 by FC2
中国ドラマ「陳情令」、みつばの二次小説「水路の琴、山路が笛」(前編)です。

二次小説を読む注意点、「陳情令」の他の二次小説も ←(以下、必読の注意書きです)
「陳情令」二次小説INDEXページからお願いします。


コメント欄は、二次小説記事の下方にあります。
コメント記入に関しての説明は、こちらから。(期間限定。2022年6月20日までは、コメント欄内でお返事しています)

「陳情令」の登場人物・名称紹介のページはこちらから

とくに初めてこのブログにいらした方は注意点を一読してから
二次小説をお読みください。

ドラマ「陳情令」、原作「魔道祖師(作者):墨香銅臭」、アニメ「魔道祖師」をご存じない方。
これから見る予定の方は、ネタバレがありますのでご注意ください。

二次小説はドラマ50話最終回後の話になります。
また、この小説にはBL(男同士の恋愛)描写があります。
そのあたりが受け入れられる方のみお読みください。

※この小説は、「逢月編」シリーズの最終回です。

「続きを読む」からお入りください
(スマホで見ている方は、すでに小説が開いています)

続きを読む

テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

web拍手 by FC2
10年以上、ブログランキングに参加させて頂いた「みつばのたまて箱」ですが、6月21日から不参加に設定します。

みつばが登録していたブログランキングは。
下のボタンの2種類。



「にほんブログ村」サイトさんの、「ブログランキング」

小説部門の中のカテゴリ、「二次小説」と「韓国ドラマ二次小説」

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村

このブログサービス(FC2)のブログランキング。

ジャンル「小説」 、カテゴリ「二次小説」
ジャンル「アニメ・コミック」 、カテゴリ「創作」





「にほんブログ村」で、フォロワーさんになってくださった方へ。

「ブログ村」さんのブログ登録自体は、しばらくそのままにしておくので、引き続き、フォローしてくださる方には、6月21日以降も、「みつばのたまて箱」の記事が新しく更新されたら、今まで通り、更新通知がいくことになると思います。

「ブログ村」さんから訪問していただいても、ランキング順位に反映されなくなるだけなので、ブログにアクセスして記事を読むことには影響も無いです。

このブログサービスの、FC2のブログランキングの順位が何によって変動するのか、よく分からないのですが(単純にアクセス数かな?)、こちらも、「不参加」になっても、ランキングに順位が出なくなるというだけだと思います。


過去のブログの記事で書いていますが、「ランキング」は、同じ萌えを持った人がブログを探しやすいかと思って登録していました。

他にも、ランキングで目に止まれば、ドラマを知らない人にも「なんだろう?」と興味を持ってもらえるかと考えていました。

実際、「ランキング」紹介記事で興味をもち、ドラマや二次小説というものを知らずに記事を読んで、ドラマにはまった。知らなかったドラマが好きになった。というコメントを頂いたこともあります。

また、ランキングから、他の二次創作をされている管理人さん達が訪問され、コメントを残して下さることもありました。

ランキングからも、萌え仲間さん達が集まって下さっていたので、楽しい10年間でした。

そんなランキングも6月21日から、不参加にします。

また、コミュニケーション機能の1つをなくしてしまうことになるのですが、ブログ自体は6月21日以降も存続させます。

6月21日以降のブログについて、詳しいことは、「陳情令」二次小説、「逢月編」シリーズの最終話を更新後にお知らせします。

更新がゆっくりでも、新しい記事がアップされたら知りたいという方がいらっしゃれば、ブログの「更新通知機能」を利用されるか、ネット検索「みつばのたまて箱」で、お越しください。

6月21日以降のブログ記事には「ランキング」入口ボタンはつきません。
今までの記事についているのは、全部外すのが面倒大変なので、そのままにしておきます。

今まで、ランキング応援ありがとうございました!


Lanking05.jpg


(追伸)6月20日までは、応援してください(笑)

(追伸2)イラストは自画像ではなく、某ヒロインの「ヘリちゃん」です。←これもお約束(笑)

テーマ:更新報告・お知らせ - ジャンル:小説・文学

web拍手 by FC2
【裏箱】陳情令二次創作漫画INDEX2に、4コマ漫画、「主従以上、なんとか未満な二人」を更新しました。

予約投稿の出来ない「裏箱」記事の為、4コマ漫画は、INDEXページで、すでに更新されています。

(以下の注意事項をよく読んでください)



裏箱4コマ漫画「主従以上、なんとか未満な二人」は、専用ページの中でしか読めません。
※このページの裏箱には入っていないので、ご注意ください。

↓「主従以上、なんとか未満な二人」記事が入っている「裏箱」

【裏箱】陳情令二次創作漫画INDEX2(クリックするとリンクページにとびます)

他の裏箱4コマ漫画を読みたい時は、
「裏箱」の中の、「もっと送る」ボタンを押して、ご覧ください。

表版の4コマ漫画は「陳情令二次漫画INDEX」にリンクがあります。(表と裏記事が混ざっています)

※「裏箱」を初めて見る方は、「裏箱」の注意点をよく読んでから、入室ください。

「裏箱の見方について(補足)」

「陳情令」みつばの二次小説シリーズ。

コメント記入についての説明は、こちらから。



左脳くんが情報を一気に沢山脳にダウンロードしたせいか、本当に寝込だみつばです。
さらに、関係あるか分かりませんが、2か月ぶりに月のものがきて、いつも以上に重かった(汗)

自主的待機期間も終わり、明日から予定がつまっているので、ブログ記事を更新しておきます。

二次小説「天に楼閣を描く鳥」。(聶懐桑が主役の番外編話)

右脳くんは、みつばに執筆権を譲渡するそうです。

プロットはつくってあるし、大事なエピソードはしっかり書いているから大丈夫でしょ♪と。

・・・しっかり書いているのは、えっちシーンとラストシーンね。
二次小説の「逢月撤灯」と同じことしてますよ。右脳くん。

引きこもって、ほとんど、みつばと左脳くんに丸投げ。

それで、左脳くんとみつばは、長い時間かけ二次小説を構成しなければならず、さんざんな目にあった記憶。

左脳くんとみつばが小説書くとえっちシーンはドキュメンタリー調になるわ、小説の文体は、論文みたいに固くなるわで。気が進まないのだけど。どうなるか知らないよ~(汗)

あと、妄想映像見ても、よく分からない。

結局、二次妄想の中の、聶懐桑と蒼麒(宗輝)の関係って何なの?と、右脳くんに尋ねてみました。

そうしたら、右脳くん曰く。

「主従以上、恋人未満、びーえる風な関係♪」だそうです。


・・・・・・よく分からない。びーえる風って、BL?(苦笑)

みつばの内側で、そんなやり取りをしつつ。

二次妄想の聶懐桑と蒼麒(宗輝)の1シーンを描いた4コマ漫画です。

ブログへのご訪問ありがとうございました。

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村



テーマ:ボーイズラブ - ジャンル:アニメ・コミック

web拍手 by FC2
「検事プリンセス」みつばの二次小説シリーズ、最終回、「永遠のプリンセス」のあとがきです。

とうとう、最終回を蔵出ししました。

ブログで、みつばの二次小説初デビュー作品。
カップケーキ」をアップしたのが、2011年6月25日。

そして、2022年6月9日。

途中、ブログは数年間、ほぼ休止状態。

予告していてアップしていない番外編話、イヌの親友、ジェニー主役の「弁護士プリンセス」。
他、長編3部作。完結していない「MISS YOU」「ゲレンデへいこう」など。

肝心のイヌとヘリの結婚式話も。

読み切り短編も含めると、未消化のプロットが多く残されていますが、「永遠のプリンセス」は、「検事プリンセス」、みつばの二次妄想世界で決めていた、最後の話。

主人公、マ・ヘリが、検事を辞め、子供の頃から憧れていたデザイナーの道に進む、というラストシーンです。


以下、ドラマの最終回から10年後という、みつばの二次妄想世界、補足。

「永遠のプリンセス」の冒頭あらすじの通り。

(2022年の世界)

(ヘリとイヌ)

ヘリは、春川地検に。イヌは個人事務所を立ち上げ、遠距離恋愛。
その後、ヘリとイヌは結婚。
テグン(男子)、テヒ(女子)という、二人の子供。
ヘリとイヌは、結婚後、イヌが住んでいたマンションの別室(最上階の広い部屋)に引っ越しして暮らす。
第2子が生まれて、しばらくした後、新築1軒家に引っ越し。
ヘリとイヌが『出会った』時から11年後。
ヘリは、検事を辞め、デザインの勉強を始める。
数年後、オリジナルブランドを立ち上げる。

ヘリの父母、サンテとエジャ

パン屋が人気店となり、5号店が出来るまでに。
サンテに病が発覚するも、手術が成功。
ヘリ夫妻とは別居で暮らすも、孫たちを世話し可愛がる日々。

ジェニー・アン(イヌの親友)

イヌが事務所を辞めた後も、その場にとどまる。
顧問弁護士となっていた会社の副社長、ジェームス・バレンタイン(「プールへいこう」)と結婚後、渡米。
ニューヨークと韓国を行き来し、弁護士の仕事を続け、第一子を出産。
その後、4児の母(うち、1組は双子)となり、養父母と同居し、夫と家庭を支える主婦となる。

ユナ(ヘリの親友

以前から付き合っていた調理師の恋人と結婚。
ユナの夫が独立したレストランで、ヘリはイヌの誕生日パーティー(「人生最高の日」未公開話)を催した。子供は1人。
長年勤めていたブティックの支店から、のれん分けの形で独立。
新たな事業をたちあげ、オーナーとなる。


チン・ジョンソン(ヘリの先輩検事)

春川地検に異動後、ユン検事と結婚(「チン検事の結婚式」)
(「暗闇の灯」未公開話)で、ユン検事に恨みを持つ男から刺されるも、イヌとカンさん(16年前の事件の解決でイヌに協力していた人)に助けられ、一命をとりとめる。
その後、検察庁を辞め、母親とユン検事の娘と暮らす。ユン検事との間で一子(男の子)を儲ける。
2022年は、事件の被害者家族を支援する法人で働いている。



小説と補足あらすじを読んだドラマファンの方から「え~!?」という声が聞こえそうな、内容やラストシーンの二次小説かもしれません。

ただ、これが10年前のみつばが作成していた二次妄想世界です。

あの頃は、長くても3年で完結するって思っていました。
最初の勢いで更新していたら、そうだったかも。
ただ、タラレバは分かっています。

そして、どんなに足掻こうとも。途中で辞めていようとも。

自分が、10年後にこの世界を終わらせることを分かっていたのかもしれません。

まさか・・・と。過去の二次小説、そして、未公開のプロットも見直してみたのですが。

まるで10年後の自分にあてたメッセージのようなものが、沢山、二次小説の中にあることに気づきました。

未公開の長編3部作なんて。
みつばの未来で起こる出来事が題材になっていました。
倒れた母…。親しくつきあっていた人との関係の終わり。
プロット作った時には、全く予想していなかった現実。

あんなに辛い出来事も。どうやって対処したのかも。
全部、ここに答えがあった。

そして、最終回の「永遠のプリンセス」は、未来の自分にむけた最後のメッセージだった。

まるで、10年後、自分が、どういう状態になっていて、どんな決断をするか分かっていたみたいに。

笑っていいのか、泣いていいのか。

ずっと、自分の二次小説をパズルに例えていましたが。

2000ピースほどのパズルの図は、穴だらけで、埋まっていないピースがあります。
それを1000ピースでまとめ、最後のピースを埋めた二次小説シリーズ。

「完結」と言える作品では無いかもしれません。

ただ、今は、とても穏やかな気分です。

二次創作の妄想だけど、1つの世界の最後の話を更新出来て良かった。

そして、長い間、休止状態だった、このブログの二次小説に最後までつきあってくださった方がいらっしゃることを、とても嬉しく思います。

「待っていてね」と書いておきながら、他の二次小説シリーズを始めてしまったみつばを、責めなかった検プリファンの読者さま。

コメントやメッセージで、ドラマや中の人たちや、他国の言語や文化のこと。
沢山、教えていただきました。

みつばが、初めてブログで二次創作した「検事プリンセス」のファンのブログ読者様は、いい人ばかりだったと今でも思っています。

だから、ここまで、続けられたのだと思います。
感謝してもしきれません。

もういらしていない方に届かないかもしれませんが、ここに記しておきます。

ありがとうございました!!


(お知らせ)

「永遠のプリンセス」で検事プリンセスの二次妄想は終わります。

しかし、もう1つ、「最終話」というのが残されています。
これも、ブログの雑記でいつか語っていた通り。

イヌとヘリの、本当の最後の話となります。

それは、みつばが「みつばのたまて箱」を閉じるとき。
もう、検事プリンセスの二次小説を書かないと決めた時にアップすると公言していました。

これは【みつばの鍵箱】で更新する予定です。

【鍵箱】とは、見たまま。暗証番号を入れないと読めない限定記事になります。

ただ、読者さんに【鍵】は配付しません。
このブログの中で鍵つきで入れていて、いつか、みつばのタイミングで開けにきます。

この話をアップしたら、みつばの中で、検プリ世界が本当に終わりになりそうなので。
まだ、もう少し、存在させてください。

「検プリ」ファンの読者様に、最後の最後まで甘えてしまっていますが。

「いいよ。ここまで来たら、最後まで我儘に付き合うよ~っ」て言ってくださる方は、
本当の最終話公開まで、見守ってください。よろしくお願いします。

(現在、拍手コメント、メッセージ機能を停止しています。
コメント記入についての説明は、こちらから。(2022年6月20日までは、期間限定で、コメント欄内でお返事しています)詳しくは、「お知らせ」をご覧ください。


にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村



テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

web拍手 by FC2
「陳情令」みつばの二次小説、番外編「天に楼閣を描く鳥」の登場人物。

美梨(メイリー)。

現時点では、まだ、二次小説で登場していない、オリジナルキャラクターです。

美梨ちゃんは、聶懐桑が、ある計画の為にお忍びで通っている妓楼『祇鵬苑』の妓女。
『祇鵬苑』の中で、人気トップ3に入るほどの売れっ子という設定の女性。

みつばは、この記事で、美梨を描いたのですが。



tenrou-2.jpg

妄想映像をみつばに提供している「右脳くん」が、このイラストに大変不満な様子。

※「右脳くん」→みつば自身、コントロール出来ない能(脳)力。
このブログの二次小説の原案のほとんどは、右脳くんが妄想映像で作成。
昨年から、引きこもり気味で二次小説活動にほとんど協力してくれない。


(みつばは、擬人化で、「右脳くん」を「陳情令」の魏嬰。「左脳くん」を藍湛で妄想しています(笑))

右脳くん、曰く、「美梨ちゃんは、顔は一見童顔で、清楚さを見せつつ、艶やかな雰囲気で。
腰は、ものすごく細いけど、胸は大きくて、スタイル抜群で。
一目見たら、むしゃぶりつきたくなる女性なんだよ!」だって。

・・・・・・意味わからん(苦笑)

じゃあ、右脳くんが描けばいいじゃん。ってことで。
描かせてみました。


meirin01.jpg
美梨(メイリー)ちゃん。…ああ~…。なるほどね。by みつば

でも、右脳くんは、これじゃ、全然駄目だって。

描きたいことが10分の1も出来ないっ。酷いって。
スキルと知識、情報が圧倒的に不足しているから、再現無理。
「左脳、最新の知識と技術のデータをダウンロードしてくれ」って。

長年、どんなに頑張っても、全く出来なかったことが、急に覚醒か。

しかし、やっぱり、左脳くんは、右脳くんの言うことなら聞くんだね。

みつばの方が、右脳くんの人形符なのかもしれない。

はぁ~…。

左脳くんが、右脳くんが欲するままに、外界から知識を一気にダウンロードしようとしているので、みつばの体がついていけずに知恵熱出そう。

そうしたら、明日はお休みしますが、20日までには、二次小説「逢月編」シリーズの最終回はアップしますね。

右脳くんが協力しなくても、ブログの小説は左脳くんとみつばで、何とか頑張る!

……あれ?でも、じゃあ、二次小説「天に楼閣を描く鳥」の続きは、どうなるの?
6月20日までには、絶対に間に合わないよね?
右脳くーん。これは自分が書くからって言ってたよ~?おーいっ。

右脳くん「朱鷺(ジウルー)のイラストも描き直す」

ちがう。ちがう。先に小説だって!!(汗)

こんな管理人のブログへのご訪問、ありがとうございました。

二次創作への拍手、コメント、応援を送ってくださった方、ありがとうございます。

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村



テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

web拍手 by FC2
韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説シリーズ、最終回、「永遠のプリンセス」です。

みつばの「検事プリンセス」の他の二次小説のお話、コメント記入は、
検事プリンセス二次小説INDEX2」ページからどうぞ。
このブログに初めていらした方、このブログを読む時の注意点は「お願い」を一読してください。

※この二次小説は、「検事プリンセス」みつばの二次小説シリーズ、最後の物語です。

大変、お待たせしました!!泣いても笑っても、これが最終回。

「検事プリンセス」ファンの方。そうでなくても、ご興味持った方。
10年前に、すでに決まっていた、みつばの二次妄想世界のラストを見届けてください。

その前に、未公開の小説が多い為、空白の時間を補足説明。

【補足】

この直前の話、「さよなら、マ検事」(未公開小説)を含む。

みつばの二次的妄想世界。
未公開の二次小説シリーズの作品から、これまでの経緯のあらすじ。

―――二次小説、「高く飛ぶ君へ」の後の物語。


春川とソウルで離れ、遠距離恋愛をしていた、マ・ヘリとソ・イヌ。
イヌの誕生日(9月24日)に、イヌがヘリにプロポーズし、婚約。

翌年の5月、周囲の人々に祝福され、結婚するヘリとイヌ。

さらに、その翌年、ヘリは、第一子の長男(ソ・テグン)を出産。1年半後、第二子、長女(ソ・テヒ)を出産。(4コマ二次創作漫画「ほかほか家族」など参照)

ヘリは、子ども達や周囲の人々に、趣味でデザインした洋服を作っているうちに、かつて純粋に服飾デザインが好きだったことを思い出す。

やがて、趣味ではなく、仕事としてデザインに関わりたい気持ちが強くなるヘリ。

ブティックのオーナーとなった親友のユナや、出会った後、交流を続けていたデザイナーからのアドバイスを参考に、今の仕事を続けるか、一から新たな仕事を始める為の修練に向き合うか、という人生の岐路に悩む。

そんなヘリに、夫のイヌは「家計のことは心配しなくていい」と言う。

そして、「どんな時も、一番したいことに最善の力を尽くし、やるべきことに全力を注いで生きる。それが、僕の知っているマ・ヘリだ」と告げる。

イヌの言葉で心を決めたヘリは、検事を辞め、デザイナーという新しい道に進むことを決断する。

検事、最後の日。

ヘリは、同僚たちに見送られ、検察庁を後にする。

それは、ヘリが検事になり、ソウル地検に初めて登庁した時から、10年過ぎた日のことだった。





永遠のプリンセス



ソウル地検のビルの玄関を出たヘリは、
階段下に車を停め、その前に立っているイヌに気づいた。

左手に大きな花束を持ったイヌは、ヘリに向かって右手を上げた。

「マ検事」

イヌの、おどけた呼び方は、ヘリに、懐かしい印象を与えた。

まるで、会ったばかりの頃のように。

ヘリが検事になった直後に現れた『不思議な男』。
ソ弁護士(ソビョン)がそこにいた。

ヘリは微笑を浮かべると、階段を降り、イヌの前に立った。

向かい合った後、イヌがヘリに花束を差し出した。

「お疲れ様」

「ええ、ありがと」

ヘリは、イヌから受け取った豪華な花束の香りを吸い込んだ。

色とりどりの花の中に、イヌが好きなフリージアもあった。

すでに、同僚の検事達からもらっていた大きな花束と
イヌから受け取った花束で、ヘリの両手はいっぱいになっていた。

イヌは、そんなヘリから、肩にかけていたバッグをあずかった。

「君は職場から退職祝いに、花をもらうだろうと予想していたが、
僕からも、ここで花をあげたかったんだよ」

「嬉しいわ。なんだか、一瞬、昔に戻った気分」

「それは、君が専用オフィスを持った後、僕が花を渡しに訪ねた時のことか?」

「それよりも。トマトをぶちまけられた時のことを思い出しちゃった」

ヘリの言葉に、イヌが苦笑した。

「あれは、君にとって、いい思い出じゃないだろう」

「そうなんだけど。今は、ただ、懐かしいの。
ちょうど、このあたりの場所で・・・」

そう言って、ヘリは、周囲を見渡した。

「仕事中の私の態度に怒っていた人に、つぶれたトマトがいっぱい入ったバケツを頭からかけられたわ。
周囲には、沢山の見物人がいて。
足がすくんで、動くことが出来なかった私に、あなたが駆け寄って、頭に上着をかけ、車で連れ去ってくれた。ずいぶん時間がたつのに、昨日のことのように鮮明に思い出しちゃった」

「今日で最後になる場所なのに。他に、もっといい記憶もあるんじゃないのか?」

「そうね。いい記憶も、そうじゃないのも、いっぱいある場所よ。
ただ、最後だって思ったら、あの時のトマト事件を思い出した。
きっと、私にとって、あれは、戒めの記憶だと思うの。
『うまくいっていても調子に乗るな。他人も、周囲の状況も、ちゃんと見ろ』って」

ヘリが懐かしげに目を細めた。

「あの後、何もかも嫌になって、海外に逃げようとした私を、あなたが空港に来て止めた。
そして、説教したわよね。いつもふざけていたのに、あの時は真剣に。あれは、私のターニングポイントだったと、後になって気づいたわ。あの事件が無かったら、私は、検事として、人として、大切なことに気づけずにいたって。だから、おそらく、一生なくなさない記憶よ」

「そうか。だが、あの事件が無くても。
君は、いずれ、気づいたと思う。
そうでなければ、僕が見込んだマ・ヘリじゃないからな」

「言ってくれるわね。あれは、あなたの計画に無いアクシデントだったから、あなたも存外、相当焦っていたんじゃないの?」

「どうかな」

とぼけたイヌに、ヘリが笑い、イヌも笑顔を見せた。

「花をもらったり。トマトをもらったり。
いいことがあって。良くないこともあった。
嬉しいことも、悲しいことも、辛いことも経験した。

誰かの力になれたと、自分を誇りに思う時も。
助けることが出来なかった、と落ち込んだこともあった。

そんな場所とも、今日でお別れなのね」

ヘリは、そっと振り返ると、白くそびえ立つ検察庁のビルを見上げた。

「私、今、改めて振り返っても。
ここに来たばかりの頃は、本当に世間知らずのお嬢様だった。

知識と金があるなら、何でも大丈夫って自信があったの。

だから、社会人1年目という言葉じゃ、言い逃れできないくらいに、我儘に振舞ってた。
当時、そんな私を、周囲の人たちは『検事プリンセス』って呼んでいたけど」

過去を思い出しながら、ヘリは、自分のオフィスだった付近の窓を見つめた。

そして、後ろから、黙って見つめているイヌの眼差しに気づいたヘリは、イヌの方に顔を戻した。

「仕事に未練は無いわ。私は、ここでやるべきことを、最後まで、精一杯やってきたと感じてる。だから、検事を辞めることに後悔は無いの。ただ、今は、ちょっと寂しいだけ」

そっと吐息をついてヘリが言った。

「私は、もう、検事プリンセスじゃなくなるのね」

寂しげなヘリの横顔に、イヌが手を伸ばした。
そして、その頬を親指で撫でた。

「君が検事じゃなくなっても」

イヌの言葉にヘリが顔を上げた。

「別の職業についても。
この先の未来で、また別の何かを選んでも」

イヌが、優しく微笑んで言った。

「マ・ヘリ。君は、僕のプリンセスだ」

…この先もずっと。愛し、守っていく。

「イヌ」

色とりどりの花の向こうで、ヘリの笑顔が咲き零れた。


「ねぇ、あの子たちは、今どうしてる?」

「二人とも、君の実家にいる。
テソンは、学校から帰ってきた後、僕が車で連れていって、テヒはお母さんが、幼稚園まで直接迎えに行ってくれた。二人は、僕がここに来る前は、お母さんと一緒に料理をしていた。
みんな、今夜は、君の門出を祝ったパーティーだと、はりきっているよ」

「そう。楽しみだわ」


イヌは、助手席のドアを開けると振り返った。

そして、まだ、階段の1段上にいた、ヘリの方に手を差し伸べた。

それは、まるで。
どこかの国の王子が、大切な姫に対してするエスコートに見えた。

ヘリが、幼い頃に読んで憧れた絵本の中のシーンのように。

ずっと、夢見ていた光景だった。


「行こう」

イヌが言った。

君が愛する人々が。
君を愛する人々が。

この先の未来で、君が幸せにする人が。

「みんな、君を待っている」


「うん!」

ヘリは、力強く頷くとイヌの手を取った。
そして、階段を降りると車の中に入った。

外からドアを閉めたイヌが、運転席にまわりこんだ。

ヘリは、イヌが開けてくれた車窓から、
検察庁の建物の方に、視線を向けた。

今まで、ヘリが、ここで経験したこと。
そして、様々な思い出と共に、出会った人々の顔が走馬灯のように浮かんだ。

…今まで、ありがとう。

そして。
さようなら。

―――検事の私。


ヘリは、心の中で、今まで勤めた職場と
過去の自分に別れを告げた。

ただ、別れても消えるわけでは無い。

それは、ヘリの中で、積み上げられていった人生と記憶。
そして、見えなくとも、確かに存在する大切な財産だった。

これからは、また新しい人生を歩いていく。
それは、誰にも指示されていない、ヘリ自身が決めた道だった。

道の先の未来に何が待っているのか、今は見えなくとも。
ヘリは、一人では無いことを知っていた。

両親。子どもたち。
友人、恩師、職場の仲間だった人たち。

助けてくれる人。
協力してくれる人。
見守ってくれる人。

そして、最愛の夫。

ヘリのことを心から応援してくれる人たちが、そばにいる。


ヘリは、自分の胸に手をあてた。

…それまで、私が築いてきた人達との絆が、確かに、ここにある。

だから、今まで歩いてきた道は、間違っていない。

これからも、自信をもって、私の道を歩いていくのよ。

マ・ヘリ。

―――気高いプリンセスのように、胸をはって。


ヘリは、車の発進を待ってくれているイヌの方を見やった。

『君の準備が出来たら声をかけてくれ』

そんな顔で見守っているイヌに、ヘリは笑顔を見せて言った。


「行きましょう」


イヌはヘリに微笑み返した後、
前を向き、アクセルを踏んだ。

そして。

ヘリとイヌを乗せた車は、検察庁を後にし、
二人の帰りを待つ人達の元へと走っていった。



―――――― それから、数年後。



ソウル市内に、オリジナルブランドの子供服の店がオープンした。

店の看板には、『王冠』と『靴』がデザインされたロゴマークがついている。

王冠と靴が何を意味するのか?

ショップのオーナー兼デザイナーの女性を知る者は、迷わず「幸運と愛」と答えることだろう。

店の名は、『プリティ・プリンセス』。

デザイナー、マ・ヘリが、立ち上げた第一号店だった。



(完)






【あとがき】

「検事プリンセス」みつばの二次小説シリーズ。
最終回、完結です。

すでにブログを始めた2011年には決まっていたラストストーリー。
そして、10年間、「蔵」で眠っていた、イヌ×ヘリの物語をブログで更新しました。

最終回は、意外な展開になります。と、いつか予告していた通り。

ヘリが検事を辞め、服飾デザイナーになるという二次的妄想話です。

すでにラストが決まっていたので、二次小説シリーズの中でも、その伏線をいくつか入れていました。

二次小説の世界でも、ちょうど10年後。

検事を辞める、37歳(36歳?)のヘリに。

『君が、どんな道を選んでも。何者になろうとも。君は僕のプリンセスだ』

そう、イヌが、ヘリに、変わらない気持ちを伝えるシーンを、「検事プリンセス」ドラマファンの読者さまに見届けて欲しかったみつばです。

詳しいあとがきと補助説明。最終回とは、別にある、イヌ×ヘリの物語「最終話」のことは、また別の記事で書かせていただきます。

まだ多くのプロットが未完、未公開で、残されてはいますが。
「検事プリンセス」みつばの二次小説シリーズ。最後の話を更新しました。

みつばの二次小説シリーズの行方を見守ってくださっていた読者さま。
ここまでお付き合いくださり、本当にありがとうございました!!!


(現在、拍手コメント、メッセージ機能を停止しています。
コメント記入についての説明は、こちらから。(2022年6月20日までは、期間限定で、コメント欄内でお返事しています)詳しくは、「お知らせ」をご覧ください。


にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村



テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

web拍手 by FC2
「みつばの裏箱」、【裏箱】1コマ漫画劇場INDEX(専用ぺージ)に、
「陳情令」二次創作漫画、「藍ぢゃん日記」04を更新しました。

(以下の注意点をよく読んでください)

「藍ぢゃん日記」04は、【裏箱】1コマ漫画劇場INDEXで見られます。

このページの裏箱には、ありません←ここを読み飛ばすと、裏箱迷路にはまります。

他の1コマ漫画劇場を見たい方は、
裏箱の中のページをめくって(裏箱内の「もっと送る」ボタンを押す)ください。

※「裏箱」を初めて見る方は、「裏箱」の注意点をよく読んでから、入室ください。
「裏箱の見方について(補足)」


(以下、今回の藍ぢゃん日記説明)

今回の1コマ漫画劇場は、「陳情令」みつばの二次小説の「常春の庭」(未公開)の、さらに続編話「タイトルないしょ♪」の1シーンになります。

とりあえず、小説の内容が分からなくても、コメディっぽいシーンを抜き出して描いてみました。

本当は、みつばの二次小説シリーズ上、この小説が最もシリアスな話なのですけど(汗)

ブログへのご訪問、ありがとうございます。

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村



テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

web拍手 by FC2
「みつばのたまて箱」へのご訪問、ありがとうございます。

みつばの二次小説INDEXを更新しました。

陳情令二次小説INDEXに。

「逢月編」

・華燭夜話

「道侶編」

・花燭洞房

「番外編」

・天に楼閣を描く鳥 10話~12話。

他。「四神編」「転生編」の説明記事をリンク。


検事プリンセス二次小説INDEX2に。

「プリンセスは本日もお騒がせ」 前編、後編。

(未来の話 シーズン2以降)

「鏡の女」

「告白」


(お知らせ)

検事プリンセス二次小説、最終回。
陳情令二次小説 「逢月編」シリーズ、最終回。

以上、2つの話は、6月20日までに完結予定です。

6月20日以降のブログについては、二次小説更新後にお知らせします。

二次小説封印式、第3弾、第4弾として。
「デュエリスト」、「陳情令B」を予定していました。

こちらも現在は保留中。

取り急ぎ、6月20日までに、二次小説最終回更新目指します。

誰か一人でも。みつばの妄想世界の最後を見届けて欲しいなという気持ちで。

「検プリ」二次小説の未公開話は、まだ多くありますが、読者さんが少しでも残っているうちに、最終回を読んでもらいたいのです。


記事への、拍手、コメントを送ってくださった方、ありがとうございます。
ブログへのご訪問ありがとうございました。

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村



テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

web拍手 by FC2
【裏箱】陳情令二次創作漫画INDEX2に、4コマ漫画、「発明成果」を更新しました。

予約投稿の出来ない「裏箱」記事の為、4コマ漫画は、INDEXページで、すでに更新されています。

(以下の注意事項をよく読んでください)



裏箱4コマ漫画「発明成果」は、専用ページの中でしか読めません。
※このページの裏箱には入っていないので、ご注意ください。

↓「発明成果」記事が入っている「裏箱」

【裏箱】陳情令二次創作漫画INDEX2(クリックするとリンクページにとびます)

他の裏箱4コマ漫画を読みたい時は、
「裏箱」の中の、「もっと送る」ボタンを押して、ご覧ください。

表版の4コマ漫画は「陳情令二次漫画INDEX」にリンクがあります。(表と裏記事が混ざっています)

※「裏箱」を初めて見る方は、「裏箱」の注意点をよく読んでから、入室ください。

「裏箱の見方について(補足)」

「陳情令」みつばの二次小説シリーズ。

コメント記入についての説明は、こちらから。


4コマ漫画。
今回は、ひさしぶりにカラーで描いてみた。

「魔道祖師」の世界でおなじみアイテム。
枇杷の季節~♪
先日、みつばは、スーパーで買ってしまいました。

拍手、コメントを送ってくださった方、ありがとうございます。
ブログへのご訪問ありがとうございました。

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村



テーマ:ボーイズラブ - ジャンル:アニメ・コミック

web拍手 by FC2
「みつばの裏箱」、【裏箱】1コマ漫画劇場INDEX(専用ぺージ)に、
「陳情令」二次創作漫画、「藍ぢゃん&羨ちゃん日記」を更新しました。

(以下の注意点をよく読んでください)

「藍ぢゃん&羨ちゃん日記」は、【裏箱】1コマ漫画劇場INDEXで見られます。

このページの裏箱には、ありません←ここを読み飛ばすと、裏箱迷路にはまります。


先日、更新した「藍ぢゃん日記」01、02、03を見たい方は、
裏箱の中のページをめくって(裏箱内の「もっと送る」ボタンを押す)ください。

※「裏箱」を初めて見る方は、「裏箱」の注意点をよく読んでから、入室ください。
「裏箱の見方について(補足)」



(以下、今回の「裏箱」記事説明)

「陳情令」(魔道祖師)二次創作。
1コマ漫画劇場、第4弾。

今回は、「藍ぢゃん&羨ちゃん日記」という、
2人の日記(1コマ漫画つき)を豪華(←自分で言う)2本立て。

元となっているエピソードは、枇杷が出てくる、みつばの二次小説「甜蜜」。

同じ体験だけど、それぞれの視点から、日記で語るとどうなるのか?を描いてみました。

それにしても。
1コマ漫画劇場、二次創作って。


早い!
簡単!
楽しい!!



「早い、安い、美味しい」みたいな(笑)

これだったら、毎日更新も夢じゃないかも~。←調子にのりすぎてますよ。


ブログへのご訪問、ありがとうございます。
二次創作、1コマ漫画劇場を評価してくださる方は「白い拍手ぼたん」をぽちってください。


にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村



テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

web拍手 by FC2
韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説「告白」です。

みつばの「検事プリンセス」の他の二次小説のお話、コメント記入は、
検事プリンセス二次小説INDEX2」ページからどうぞ。

このブログに初めていらした方、このブログを読む時の注意点は「お願い」を一読してください。

※この二次小説は、時系列では、「高く飛ぶ君へ」の後。二次小説第2シーズン「最高の日(未公開二次小説」の後、「Halloween Night」 「聖夜の誓い」の前の話になります。


(これまでのあらすじ)

春川地検に異動になったヘリは、恋人、イヌと同じマンションを出て、春川で一人暮らしをしていた。
一方、勤めていた弁護士事務所を辞め、独立し、新たな事務所を立ち上げたイヌ。
二人が、遠距離恋愛になって数か月後。
ヘリの父親、マ・サンテの病が発覚するも、手術は成功し順調に回復する。




告白



―――マ・サンテ。

ヘリは、入口のプレートにそう書かれた部屋の扉をノックした。

「はい」

中からしっかりとした声が返ってきた。

「パパ」

サンテは、入ってきたヘリを見ると、
寝台の上で半身を起こし、読んでいた新聞をたたんだ。

「ヘリ。どうした?
明後日には予定通り退院だ。仕事が忙しいだろうに、わざわざ見舞いに来なくても良かったんだぞ」

そう言いながらも、サンテは嬉しそうに口を綻ばせていた。

「昨夜からソウルに来ていたの。
それで、これから春川に戻るから、その前にパパの顔を見ておきたくて」

「そうか」

頷いたサンテには分かっていた。

ヘリは、恋人の誕生日を祝う為に、昨日、春川からソウルに来ていた。
そして、昨夜は、そのまま、その恋人の部屋に泊まったのだろう・・・。

そこまで想像したサンテは、おもむろに咳払いし、
ヘリに、ベッド脇に置かれていた椅子をすすめた。

「パパは退院したら、しばらく家で療養するでしょ?
私も次の週末には実家に帰るから、パパの快気祝いをしましょう。
ママにその事を伝えたら、はりきっていたわ」

「ああ、エジャのはりきりは、私の祝いというより、娘が帰ってくるからだろう」

「パパ、どうして、そんな拗ねた口ぶりで言うの?」

「拗ねていない」

「ママがどれだけ、パパのことで心配していたと思うの?
パパを心配させないように、気丈に振舞っていたけど、本当はとっても動揺していたわ。『パパに万一のことがあったら、私は生きていけない』とまで言っていたのよ」

「本当か?」

「ええ。言っていたのは本当よ。ケーキを5個も食べながらね」

「ケーキを5個……」

「知ってるでしょ?ママは、ストレスがたまると、甘い物を沢山食べてしまう人だって。きっと、とても不安だったのよ」

「うん。…まぁ。そうだな」

サンテは、気まずげにヘリから目をそらせると、病室を見回した。

「しかし。何もこんな豪華な個室にしなくても良かったのに。贅沢すぎて勿体ない」

「今まで頑張ってきたパパに、ゆっくり休んで欲しいって、ママは考えたのよ。私もそう思うもの。それにしても……」

ヘリが、面白そうにクスっと笑った。

「昔のパパは、人間ドッグの検査入院の時でさえ、一番上等な個室じゃないと嫌だと言い張っていたのに。今は、贅沢過ぎて勿体ないだなんて」

「人は、環境に応じて変化できると、前にも話しただろう」

「そうね。私もそうよ」

クスクスと笑いながらヘリが言った。

「今住んでいるマンションの部屋。以前の私だったら、狭くて嫌とか言っていたと思うの。でも、すっごく快適だし、ちょうどいいわ」

「そうか。ヘリが元気に過ごしているなら、いいんだ。
だが、何か困ったことがあるなら、いつでも相談するんだぞ。
生活費が足りないと感じたら、遠慮なく言いなさい。
贅沢な物でなくとも、必要最低限な物は買わないとな」

「はい。あの…パパ。話したいことがあるの」

「どうした?」

急に声色の変わったヘリの様子に、サンテが背筋を伸ばした。

笑みをおさめ、顔も真剣になったヘリに、
サンテは、気を引き締め、息をひそめた。

「あのね」

ヘリが。コクリと息をのんで言った。


「私、イヌと結婚するわ」


一瞬、病室の中が静かになった。

だが、すぐに、サンテが「そうか」と答えた。

短い言葉だったが、了承したようなサンテにヘリが目を瞬きした。

「そうかって?どういう意味、パパ?」

「わかった、ということだ」

「わかった、というのは、私たちの結婚を許すという意味?」

「そうだ」

あっさりと答えたサンテに、ヘリは、しばし言葉を失った。

「どうした?ヘリ。なぜ、そんな顔をする」

「だって。今のは、パパの本心なのかな?って思っちゃって」

「駄目だと言えばよかったか?」

「ううん」

ヘリは、慌てて首を横に振ると、
まだ信じられないという顔で、サンテをまじまじと見つめた。

サンテは軽い溜息をつくと、「ソ・イヌから、プロポーズされたんだな?」と聞いた。

「ええ」

ヘリは、コクリと頷いた。

「もしかして。パパは、私がプロポーズされたこと、知っていたの?」

サンテの落ち着いた雰囲気から、ヘリは直感で悟った。

「ああ。数日前に彼が来て、お前にプロポーズすると言った」

「ええっ!?」

驚いたヘリに、サンテは苦笑を浮かべた。

「聞いていないか?」

「彼がパパのところに来たことも、
そんな話をしたことも聞いていないわ」

「彼は策士だからな」

サンテが面白くなさそうに言った。

「本丸より先に外堀を埋めておいたのだろう」

「彼は、パパに何と話したの?」

「『娘さんにプロポーズします』と。
あれは、承諾をもらいに来たんじゃない。宣言だ」

むすっと、眉をしかめながら話していたが、
サンテが内心では怒っていないことはヘリにも分かっていた。

「彼、パパのことを、ずっと気遣っていたわ。
病気が分かった時も。手術が決まった時も。
手術が成功したと話した時も。だから、本心からお見舞いに来たのよ」

「お前の父親だからな」

「うん……」

そこで会話がとまった。

サンテが、チラリと、サイドテーブルの上に置かれた花を見やった。

黄色のフリージアの花。

イヌが来た時に持って来た花だった。

フリージアを見つめているうちに、サンテの中で、ある決心が固まった。

「ヘリ、お前に、言っておきたいことがある」

「何?」

キョトンとなったヘリに、サンテは、「2年前にした、ソ・イヌとの約束のことだ」と続けた。

「16年前の事件の真相をソ・イヌに尋ねられていた時。
私は、ソ・イヌに約束させた。
過去の事件の事を話すかわりに、ヘリと永遠に別れろ、2度と会うなと。
それも、彼の父の名にかけて誓わせた」

「!」

「ずっとお前に、隠していた」


「ソ・イヌから何も聞いてないようだな」

ヘリが黙って頷いた。

サンテは、深い吐息をつくと話を続けた。

「あの時、私は誤解していた。ソ・イヌのことを。
ソ・イヌが、過去の事件の復讐のために、お前を利用しているのだと思っていた。
仮に本気の想いがそこにあったとしても、こんな境遇の二人が一緒になることは難しいと思った。ヘリ、私は、お前が傷つくところを見たくなかったんだ」

「パパ……」

何か言おうとしたヘリを手で制して、サンテが「最後まで聞いて欲しい」と言った。

「だから、ソ・イヌが、あの後、お前から離れたのは、私との約束のためだ。1年もの間、思い合っているお前たち二人を引き裂いてしまった。私があんな約束さえしなければ、お前たち二人は、苦しい思いをすることは無く、もっと早く、こうなっていただろう」

サンテは、手術痕の痛みではなく、
心の呵責に苛まれているかのように、胸に手をあてていた。

「すまない」

サンテが、うなだれるように、ヘリに頭を下げた。

過去の事件が解決し、落ち着いた後。

サンテの会社が倒産し、ヘリたち家族が住んでいた家を出なければならなくなった時も。
サンテが心苦しそうに、小さく呟いていたが、今は、はっきりと口にしていた。


「パパ、もういいの」

ヘリの声にサンテが頭を上げた。

ヘリは、落ち着いた表情でサンテを見つめていた。

「パパと彼で、そんな話をしていたことは知らなかった。
彼は、約束を絶対守る人だから。
でも、そんな彼が帰国した後、私に突然会いに来たのは、パパとの間で、その約束が無くなったからなんでしょう?」

「ああ」

「たぶん、イヌは、その事で苦しんだと思う。それは想像できるの。
そして、パパも。パパも、イヌと約束したことを後悔していたんだって思う。違う?」

「違くはない。後悔した。彼と別れたお前の姿をそばで見ていたからな。
しかし、前向きなお前のことだ。いつか、忘れると考えていた。だが、違った。
その事に、真に気づいたのは、エジャの言葉でだったがな。私は、ただ、お前に幸せになって欲しかったんだ」

「パパ、私、とても幸せよ」

ヘリが言った。

「自分を一番に考えてくれる両親に愛されて。
一番好きになった人にプロポーズされた。
そして、パパの体も無事だった。今、最高に幸せな気分」

「そうか」

サンテは心からの言葉をつぶやくと、
潤んだ目を隠すように、眼鏡を手で押し上げた。

ヘリの純粋な笑顔に、サンテの心を重くしめていたものが消えた。

以前、『ヘリには言うな』と話したサンテとの約束を、イヌは守っていた。
そのことも知れた。

「ヘリ。良かったな」

…ソ・イヌにプロポーズされて。

一番好きな人のお嫁さんになること。
それが、お前の一番の夢だったから。


「うん」

ヘリは、サンテに輝くような笑顔を見せた。

それは、まぎれもなく、娘のヘリだったが、
一人の成熟した大人の女性が見せる顔だった。


サンテは、ヘリが病室を去った後、
ぼんやりと窓辺を見ながら、イヌが病室を訪ねた時のことを思い出した。


黄色のフリージアを活けた花瓶を手に病室を訪れたイヌは、
「おかげん、いかがですか?」と固い表情でサンテに尋ねていた。

「悪くは無い」

…だが、病み上がりに、娘の交際相手に会うのは正直、心臓に悪い。

サンテは、扉の前で佇んでいるイヌを手招きしながらも、心の中で思った。

サンテの比喩表現は、イヌが『ヘリにプロポーズします』と告げた時、本当になりかけた。

もし、自分が元気な状態だったら、勢いで一発殴っていたかもしれない。
そう思ったサンテだったが、きっと、健康な状態でも、殴りまではしなかっただろう。

そんなサンテの動揺を無視して、イヌは、淡々と話を続けた。

「もし、ヘリが承諾してくれたら、結婚させてください」

…この男は、いつも、どうして、こう不意打ちなのだろう。

サンテは、心の中で舌打ちした。

しかし、手術後、病ごと、毒気も抜かれていたのか。

不思議と腹が立たない自分にも呆れながら、サンテは「娘の気持ちを優先する」と答えた。

「ヘリがいいと言うなら」

「はい」

…神妙な顔で頷いているが、この男は、高い確率でヘリの答えがイエスだと分かっているのだろう。
そうでなければ、娘より先に親に承諾を得るような真似はするまい。

・・・いや。彼は、ソ・イヌだ。
一番やっかいな男親を篭絡させて、事を運びやすくしにきたのか。

サンテは、油断ならない娘の恋人の顔をジロジロと眺めた。

「君の体調は大丈夫なのか?この前、倒れたらしいじゃないか」

おもむろに尋ねたサンテに、今度はイヌの方が、ふいをつかれたようだった。

「平気です。今は何ともありません」

「独立したばかりで仕事が忙しいのだろう。
それで、結婚して生活していけるのか?」

娘の気持ちを優先すると言っておきながら、やはり、結婚後のことを心配したサンテだった。

「健康も収入も問題ありません。
もし、彼女が今の仕事を辞めても、養っていく自信はあります」

ジッと挑むようなイヌの目に、サンテも負けじと見つめ返した。

「ならいい。だが、もし、君の言葉に偽りがあると分かったとき。
ヘリを悲しませるような真似をしたとき。私は、君を許さないからな」

「はい」

「それと…」

サンテが声を落とした。

「君に、言っておきたいことがある」

「なんでしょう?」

「以前、私が、君に言ったことだ。
ドングンは君のような息子がもてて、幸せだと。
あれは、本心だ。私は心からそう思っている」

「……」

黙ったまま見つめるイヌに、サンテは続けた。

「あの時、私は、君のことを父親に似ていないとも言った。
だが、間違っていた。今の君は、私が知っているドングンにそっくりだ。
彼は、他者を思いやる、とても優しい男だった。
私に息子がいたら、君のように育てたかった」

まるで、遺言のような台詞。

イヌは、サンテの告白に、そっと目を伏せた。

そして、ゆっくりと瞼を開けると、

「ありがとうございます」と言った。

「お大事に」

そう言い残し、ソ・イヌは、来た時と同じように、静かに病室を去っていった。


―――あの後。

ソ・イヌはヘリにプロポーズし、ヘリもそれを受けたのだろう。

サンテは、病室の窓の景色から、花瓶にいけられたフリージアの花に目を落とした。

20年前。

会社を大きくすることに邁進していたサンテが体調を崩し、寝込んだ時があった。

その時、部下だったイヌの父親、ソ・ドングンも、フリージアの花を持ってサンテの見舞いに訪れていた。

『会社の雑務は私に任せて、あなたは、ゆっくり休んでください』

ソ・ドングンは、にっこりとした笑顔をサンテに向けて言った。


―――あんなに、心根のいい男に、私は何という仕打ちをしたのだろう。

…保身のために、己がおかした罪を着せ、君と君の家族を苦しめた。許してくれ。ドングン。

サンテは、過去を回顧しながら、辛そうに目を細めた。
そして、フリージアに囁いた。

「私は、まだしばらく生きて、結婚する君の息子と私の娘を見守ることにする。
いつか、君に会えることがあったら謝罪したい。
そして、子らの話を君としたい」

『そうですね。課長。
私たちの愛する息子と娘の幸せな未来を、一緒に見守っていきましょう』


まるで、優しく微笑むソ・ドングンのように。

フリージアの花が、サンテの前で小さく揺れていた。


(終わり)


(「告白」 最終保存日 2014年7月 2022年6月、加筆修正版)



【あとがきとお知らせ】

この記事で、書いていた「告白」というタイトルの二次小説です。

10年前にすでに予告していながら、アップできずにいたもの。

イヌがヘリにプロポーズして、婚約する。
その報告をイヌが入院していたサンテにする、という話です。

これで、10年前、「最終回まで、二次小説は、未来の話までプロットはできています」と書いていた証明がようやくできました。
未公開の二次小説が、まだ沢山ありますけど、過去の作品にいれた大きめの伏線を拾って、話は繋がったと思います。

「告白」というタイトルだけど、甘い話ではないですよ~。って説明していた意味。
「告白」したのは、ヘリの父サンテだから(苦笑)

ドラマ中、サンテがイヌに約束した話を、イヌは、ヘリと恋人になってからもしていないと思う。
だから、二次小説「聖夜の祈り」でも、イヌは、ヘリに言わなかった。
イヌは、サンテと約束したことを激しく後悔していましたが、サンテもそうだったのかもと。
そして、自分が約束させなければ、二人はもっと早く結ばれたのでは?と。

でも、二人には時間と距離が必要だったように感じてしまいます。
あのまま一緒にいられても、辛いだけだったかも。
1年離れても、やっぱり想いあっていると分かるラストシーンが、素敵なドラマでした。

次の「検プリ」記事では、いよいよ、二次小説最終回の話を蔵出し予定です。
時間が飛び飛びになっていますが、シーズン3。(ヘリとイヌは夫婦)のラストストーリー。

未公開の二次小説の話は、あらすじで補足書きします。

「検事プリンセス」が好きだった方。

もし、ブログにいらしていたら、10年前から予告していた、ドラマ最終回からの10年後。
みつばの二次的妄想世界の最後の物語を、どうか見届けてください。

ブログへのご訪問、ありがとうございました。

(現在、拍手コメント、メッセージ機能を停止しています。
コメント記入についての説明は、こちらから。(2022年6月20日までは、期間限定で、コメント欄内でお返事しています)詳しくは、「お知らせ」をご覧ください。


にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村



テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

web拍手 by FC2
「みつばの裏箱」、【裏箱】1コマ漫画劇場INDEX(専用ぺージ)に、
「陳情令」二次創作漫画、「藍ぢゃん日記」03を更新しました。

(以下の注意点をよく読んでください)

「藍ぢゃん日記」03は、【裏箱】1コマ漫画劇場INDEXで見られます。

このページの裏箱には、ありません←ここを読み飛ばすと、裏箱迷路にはまります。


先日、更新した「藍ぢゃん日記」01、02を見たい方は、
裏箱の中のページをめくって(裏箱内の「もっと送る」ボタンを押す)ください。

※「裏箱」を初めて見る方は、「裏箱」の注意点をよく読んでから、入室ください。
「裏箱の見方について(補足)」



(以下、今回の藍ぢゃん日記説明)

今回の1コマ漫画劇場は、「陳情令」みつばの二次小説の「四神編」にあった短編(未公開)の中の1シーンを描いています。

「四神編」というのは、みつばの二次小説設定で、忘羨が、二人だけで、四神獣、四魔獣神に関する謎を解く旅に出ている話です。周囲の状況はシリアスだけど、忘羨の二人は、『情侶』関係なので、そこはしっとり♪と安定のラブラブ具合。←(笑)

みつばの二次小説シリーズ(陳情令)の全プロットについては、「二次小説シリーズについて(陳情令)」記事で。

四神編かぁ・・・。

ようやく二次創作らしいネタなのに。

未公開の二次小説を、封印するくらいなら、残り全部1コマ漫画劇場にしてしまうというのはどうかな?
どう思う?…と答えてくれる右脳君はいなくて、他の誰かに尋ねるものでもないので、もうちょっと考えます。

ブログへのご訪問、ありがとうございます!
どんな決断になろうと、最後まで「陳情令」妄想世界。一緒に楽しませてください。

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村



テーマ:ボーイズラブ - ジャンル:アニメ・コミック

web拍手 by FC2
【裏箱】陳情令二次創作漫画INDEX2に、4コマ漫画、「入門の理由」を更新しました。

予約投稿の出来ない「裏箱」記事の為、4コマ漫画は、INDEXページで、すでに更新されています。

(以下の注意事項をよく読んでください)



裏箱4コマ漫画「入門の理由」は、専用ページの中でしか読めません。
※このページの裏箱には入っていないので、ご注意ください。

↓「入門の理由」記事が入っている「裏箱」

【裏箱】陳情令二次創作漫画INDEX2(クリックするとリンクページにとびます)

他の裏箱4コマ漫画を読みたい時は、
「裏箱」の中の、「もっと送る」ボタンを押して、ご覧ください。

表版の4コマ漫画は「陳情令二次漫画INDEX」にリンクがあります。(表と裏記事が混ざっています)

※「裏箱」を初めて見る方は、「裏箱」の注意点をよく読んでから、入室ください。

「裏箱の見方について(補足)」

「陳情令」みつばの二次小説シリーズ。

コメント記入についての説明は、こちらから。



記事への拍手、コメントを送ってくださった方、ありがとうございます。
ブログへのご訪問ありがとうございました。

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村



テーマ:ボーイズラブ - ジャンル:アニメ・コミック

web拍手 by FC2
「みつばのたまて箱」二次小説封印式-第2弾

韓国ドラマ「キング~Two Hearts」




「キング~Two Hearts」二次小説INDEX
「キング~Two Hearts」カテゴリ。

※みつばの二次小説は、ジェハ王子(後の国王)の妹、ジェシン皇女と、近衛中隊長、シギョン中心の物語です。


(おわび)過去、次回作の予告をほのめかしていながら。
「蔵」に保存していた、ネタとプロット、書きかけの二次小説を封印(無期限未公開)とさせていただきます。

二次小説の続きが読みたいというコメントを頂いたこともあったので、ご報告させていただきます。ごめんなさい!


(以下、ドラマのネタバレを含んだ雑記なので、未視聴の方はご注意ください)


ドラマ公式では、命を失ったという設定のキャラクターを、実は生きていた。と二次的妄想で創作をしています。

みつばは、ドラマで主役を演じられていた役者さん、女優さんが好きだったので、お二人を目当てに見たのですが、もう一組の男女の恋愛模様も切なくて。
そして、その役者さん、女優さんの演技も、すばらしくて。

シギョンとジェシン。二人のラストシーン後の世界を妄想しました。

みつばは、二人が結ばれるラストを夢みていたのです。

未公開の二次小説のプロットが、あと、3話ありました。

しかし、みつばは、テレビ放送を流し見していて、突発的に二次創作したので、世界観とか、名称の認識があやふやでした。

そして、このドラマの世界は、ファンタジー設定とはいえ、政治的なこともテーマの1つだったので、二次創作といえども、そのあたりに気を使っていました。

後にドラマのDVDは購入していたのですが。
しっかり映像を見直してから創作しなくては。と気負っているうちに、続きが書けない状態になっていました。

二次創作なのだから、二人が再会して、つきあって、それで結婚して結ばれる♪というサラリとハッピーエンドの物語にすればいいものを。

二人が再会した後、試練が、1つ、2つと、待ち受ける、みつばの二次的妄想世界(汗)。

もちろん、最終的には、ハッピーエンドなのですが、(そうでなければ、二次創作した意味が無い)それまでの過程が、少々シリアスです。

二次小説では、二人が本当に結ばれる前に、乗り越える壁や障害がでてきたりします。

そんな中で、愛を深めていく、シギョンとジェシン。
そして、二人を見守りながら、助ける、家族と仲間達との絆。

・・・を描いていきたかった二次小説シリーズでした。

頭の中の映像もプロットも消えていないので、みつばは、目を閉じると、今でも二次的妄想のドラマを見ることができます。

ただ、これは、過去に見た妄想映像の記憶でしか無い。
自動筆記できるほどの、リアルな映像は浮かばなくなっています。

残念ですが、今のみつば自身が、これを形にするには、プロットを元に構成するので、かなりの時間と労力が必要のようです。

二次妄想でも、ドラマ好きな、他の方と共有したかった。

そんな気持ちで、生きている限り、遅くなろうともプロットを形にしたいという想いもあったのですが、ひとまず、自分の中で二次創作活動を縮小し、区切りをつける為にも、このジャンルの二次小説を打ち切りにします。

ブログで公開している二次小説の続き。
雑記でも、幾度か予告をだしていた「片靴のシンデレラ」(未公開)。

せめて、あらすじを少し紹介させてください。


(未公開小説、あらすじ)

結婚を前提に付き合いはじめたウン・シギョンとイ・ジェシン。
兄、イ・ジェハと、兄嫁、キム・ハンアも、彼らを応援。

しかし、なぜか、シギョンの父、ウン・ギュテが、二人の結婚に反対する。
さらに、シギョンが知らずにいた、過去に親同士が決めた婚約者の存在があきらかに。

味方だと思っていたウン・ギュテが、二人の結婚に反対する意味とは。
そして、シギョンとジェシン、二人の恋の行方は?



(以下。書きかけの二次小説から、二人の会話シーンを一部抜粋)


「片靴のシンデレラ」


「私は、シギョンさんが、生きていてくれれば、それで十分だと思ってた。
そばにいてくれるなら、もう何もいらないと。
でも、だんだん、シギョンさんに、ああして欲しい。
シギョンさんとこうしたいって。欲求が贅沢になっていく。
私は、やっぱり我儘皇女ね」

「贅沢になってください。私のことに関しては」

シギョンが言った。

「あなたが、私にそう思ってくれることが嬉しい。
だから、そうしてください。」

「シギョンさん…」

「ジェシン。私の我儘を1つ聞いていただけませんか?」

「ええ。私に出来ることなら、何でも」

シギョンが、ジェシンの前で膝を折った。
そして、ジェシンを見上げ、膝の上にあった手を両手で握った。

「私に指輪をください」

「え?」

「以前、私は、『指輪は必要無い』とあなたに言いました。
でも、今は欲しいのです。

私の心は、あなただけのものだと。
そう、他の者達に、示せる証を頂きたい。

私がそう望んでいることも、周囲に知らしめたい。
そして、あなたにも、確信しておいてほしいからです」

―――私の心は、永遠にあなたのものだと。


(二次小説「片靴のシンデレラ」より)


この二次小説封印式に捧げる花。

ノースポール

今年、家の庭でみつばが育てていた「ノースポール」の花を撮った写真。

なんとなく、シギョンとジェシンに似合うと思って選び、
とりあえず、「みつばのたまて箱」節で(笑)、花言葉を調べてみました。

そうしたら、「誠実、高潔」ですって!!
シギョンというキャラクターにぴったり!の花言葉でした♪


シギョンとジェシン。
それから、もちろん、ドラマの主役ジェハとハンアの幸せを、祈りながら。

「キング~Two Hearts」の二次的妄想世界は、「みつばのたまて箱」の「蔵」の中で、封印させていただきます。

これまで一緒に楽しんでくださった、「キング~Two Hearts」ドラマファンの読者さま。
ブログと二次小説応援、ありがとうございました!!!


(現在、ブログの拍手コメント、メッセージ機能は停止しています。
コメント記入についての説明は、こちらから。(2022年6月20日までは、期間限定で、コメント欄内でお返事しています)詳しくは、「お知らせ」をご覧ください。


にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村



テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

web拍手 by FC2
// ホーム //