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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説、「追憶の香り」前編です。

みつばの「検事プリンセス」の他の二次小説のお話、コメント記入は、
検事プリンセス二次小説INDEX2」ページからどうぞ。
このブログに初めていらした方、このブログを読む時の注意点は「お願い」を一読してください。


この話はシリーズの最新作になります。

「夢桜」の続編。




追憶の香り(前編)





「ヘリ、ホン・ヨナンさんが他界した」

その日、家に帰ってきたイヌは、迎えに出たヘリを見ると真っ先に、そう口にした。

「え…?ホン・ヨナンさんが?」

ヘリは衝撃のあまり口元に手をあてた。

「ああ、ホン・ヨナンさんの奥様から連絡をもらった。
今朝方、入院先の病院で息を引き取られたらしい」

イヌが暗い顔で言った。

…体調を崩されていたとイヌから聞いていたけど、まさか、こんなことになるなんて。

ヘリは、呆然となって、イヌの前に佇んでいた。

しかし、目の前にいる夫の方がよほどショックが大きいことだろう。

ホン・ヨナンは、イヌにとって友人であり、恩人でもある人物だった。

国内でも指折りの大きな企業を率いてきた敏腕の実業家。
数年前から、会社は、後継者にゆずり、経営から退いてはいたが、慈善団体を支援したり、イヌが新しい事務所を立ちあげた時も力添えをしてくれた人だった。

ホン・ヨナンとイヌは、年こそ、親子以上離れていたが、武道仲間であり、気の合う友人としての付き合いをしていた。

以前、貸してくれた別荘と土地も、その後、イヌに安く売ってくれていた。

とてもイヌをかってくれていた人だったが、同様に、ホン・ヨナンは、イヌの恋人だったヘリにもよくしてくれていた。

イヌとヘリが結婚した時も。子を授かった時も。

ホン・ヨナンは、まるで父親か祖父のように喜んで祝ってくれた。

その人が、他界したというのだ。

「イヌ・・・」


ヘリは、意気消沈しながらも、気丈に立っているようなイヌを見守りながら、リビングの方に共に移動した。

「子どもたちは?」

イヌは、静かなリビングを見渡して聞いた。

「もう寝ているわ」

「そうか…」

「何か、食べる?」

「いや…」

イヌは、うつむいて、しかし、思い直したように頷いた。

「酒を少しだけ飲みたい」

「わかったわ」

ヘリが答えた。

「今、何かつまみになる物を用意するから。あなたは、その間、お風呂に入って、着替えてきて」

「ああ…」

イヌは、ヘリに礼を言うように微笑を浮かべた。
しかし、すぐに暗い表情に戻り、リビングを出ようとした。

…イヌ。

ヘリは、イヌの今の心情を考えると、たまらない気持ちになった。
そして思わず、駆け寄ると、イヌの背に両手をまわして抱きしめていた。

イヌの背中は、ひんやりと冷たく、そして固かった。
ヘリは、自分の体温をイヌに与え、温めるように、体を押し付けた。

「イヌ。泣いていいんだからね」

ヘリは、イヌの体をギュッと抱きしめたまま、目を閉じて言った。


子どもの頃、大切な人を次々と失ったイヌ。

その後、目的を果たすまでは、泣かない。
そう決め、涙を流すことを、自分に禁じたように生きてきた。

今、また、人生で自分を大事にしてくれた人を。大切に想っていた人を失った。

必死で、泣くまいとしているようなイヌの姿に、ヘリは胸がしめつけられていた。


「…ヘリ」

イヌが、前身にまわっているヘリの両手に手を添えた。
そして、ヘリの手をそっと握りしめた後、その腕をはずさせた。

そのまま振り向かず、ただ、微かにヘリに頷いて見せた後、
イヌは、リビングを後にして、クローゼットのある寝室に入っていった。

ヘリは、そんなイヌの後ろ姿を見送った後、晩酌の準備をする為にキッチンにむかった。

そして、イヌの好きなつまみの総菜を何品か料理した。

酒は、何がいいのかしら?
ワイン?それとも、ビール?焼酎?ブランデー?

そんなことを考えながら、総菜を盛る皿を取ろうと、ヘリはキッチン棚を開けた。

そして、カップボードをふと見やったヘリの目に、紅茶カップが映った。

それは、ホン・ヨナンが、ヘリとイヌにプレゼントしてくれたカップだった。

…ホン・ヨナンさんは、紅茶がお好きだった…。


ヘリは、カップを見ながら、そんなことを思い出した。

同時に、ホン・ヨナンに、昔、かけられた言葉が記憶の中で蘇っていた。


『あなたの決めた道を進めば良いのです』



―――それは、10年ほど前。


あれは、桜がすべて散って、しばらくたった時期のことだった。

ソウル中部地検で働いていたヘリに辞令がおりた。


“マ・ヘリ検事。異動部署。春川地検、刑事3部”

…春川地検。

ヘリは、その書類の文字を冷静な気持ちで受け止めていた。

覚悟は出来ていた。

ソウル中部地検に新人として入って2年。
今年、異動になることは、上司からも仄めかされていて、一応希望する場所を問われた書類も提出していた。

だが、ヘリには配偶者がいない。
両親も健在だった。異動先に考慮されるべき要素は無い。

今住んでいるソウル近隣の職場になる必要もなかった。

遠いといっても、ソウルから1日以上かかる距離では無い。
しかし、今住んでいるマンションから通勤するのは難しいだろう。

両親の家とも離れ、そして、同じマンションに住む恋人とも・・・。

イヌとは、同棲していなくても、何かあれば、すぐに行ける部屋に住んでいた。
だが、もし、春川に行けば、すぐに会えるというわけにはいかない。

ヘリは、その日の仕事を終えた後、検察庁を後にし、
人事異動を記した通知を入れたバッグを下げ、ボンヤリとした面持ちで歩いていた。

まっすぐにマンションに向かう気にならず、
気分を晴らすために、ヘリは街に出ていた。

昔のヘリだったら、こんな気分の時、甘い物を多量に摂取していただろう。
2年前のヘリだったら、ブランド物を大量に買っていたことだろう。

しかし、今のヘリは、ただ、ウインドウショッピングをしている体で、
歩く先、ガラス窓に映った自分の浮かない顔に、ただ吐息をついた。

両親に報告をしなければいけない。

しかし、今はまだ二人が営んでいるパン屋で最も忙しい時間だった。
こんな話を気軽に出来ないこともあったが、それよりも、まだ自分の中で気持ちが揺らいでいたヘリだった。

薄々想像していて、思っていたより冷静に受け止めは出来ていた。
ただ、この先に続く自分の道の選択は、不透明な未来をいずれ現実のものとする。


…これで、いいの?


ヘリは、そんな気持ちで、窓ガラスに映った自分の顔に問いかけた。

そんなヘリを我に返らせたのは、背後で「ヘリさん?」と呼ぶ男の声だった。

ヘリが、ハッとなって後ろを振り返ると、そこに知己の年配の男性がたっていた。

「ホン・ヨナンさん」

ヘリがそう呼ぶと、ホン・ヨナンは嬉しそうな顔で頷いた。

「ボクシングを始めるおつもりですか?」

「え?」

ヘリが、ホン・ヨナンの言葉に、今見ていた窓ガラスの中に目を凝らした。

ヘリが前に立っていた所はボクシングジムだった。

「あ、いえ」

ヘリは、慌てて、ボクシングジムの窓から離れた。

「お仕事帰りですかな。買い物で街にいらした?」

「はい。とくに買い物は無かったのですが、少し散歩してました」

「ソ・イヌ君とこれからデートですか?」

「いえ。イヌは、仕事中だと思います。私は、散歩を終えたら帰ります」

ヘリは、ホン・ヨナンにそう言いながら、イヌのことを考えた。

最近のイヌはとても忙しそうだった。
いつも会っていた週末の休日さえ、返上しているほどに。

それは、ヘリが、少し前、自分の事件にイヌを巻き込んでしまった為では無い、とイヌは言ってくれていた。

『この時期は事務所も忙しい。だから気にするな』と。

週末にゆっくり会えなくても、たとえ夜中でも、電話一本、メール1つすれば、
同じマンションのバルコニーごしに顔を合わせることが出来た。

しかし。

ヘリは、人事の用紙が入ったバッグのベルトを無意識にギュッと握った。

…春川に行けば、そんな風に会えなくなる。

ヘリの浮かない顔に気づいたホン・ヨナンは、ヘリが何か悩みを抱えていることをすぐに察したようだった。

「ヘリさん。紅茶はお好きですか?」

「え?あ、はい。好きです」

きょとんとしながらも、頷いたヘリに、ホン・ヨナンがにっこりと笑った。

「この近くに、私のお気に入りの紅茶専門店があるのですよ。ソ・イヌ君も誘ったことのある店です。良かったら、これから一緒にお茶を飲みに行きませんか?」

ヘリに断る理由は無かった。

ホン・ヨナンは、恋人のイヌが信頼している老紳士だった。

強面で、威厳のある鋭い目つきは、上空を油断無く飛ぶ鷹を思わせたが、気を許した者に対する態度は柔和だった。

大企業を築いてきた有名人。

イヌと3人で一緒に食事をしましょう。というホン・ヨナンの誘いはまだかなえられていなかったが、ヘリ自身、ホン・ヨナンという人物に関心があった。

「ええ、ご一緒させてください」

そう答えたヘリに、ホン・ヨナンが嬉しそうな笑みを浮かべた。


おもむろに、後方を見やったホン・ヨナンのそばに秘書らしき男性が佇んでいた。

後方の道の路肩に、ホン・ヨナンが乗っていたらしき高級車が停まっている。

ホン・ヨナンが男に言った。

「私は、お茶を飲んでから、タクシーで帰宅しますよ。
今日は、ここまでで良いです」

「かしこまりました」

黒いバッグを抱えた男性は、ホン・ヨナンにお辞儀した。
そして、そばにいたヘリにも軽く会釈すると、運転手が待つ車に戻っていった。

ホン・ヨナンと一緒にいた男の乗った車が去っていくと、「さて」とホン・ヨナンは言って、ヘリを促して歩き始めた。

「遠くはありません。ここを5分ほど歩いた所です」

ホン・ヨナンが言った。

「もしかして、ホン・ヨナンさんは、そのお店に行く為にここに寄られたのですか?」

ホン・ヨナンと並んで歩きながらヘリが質問した。

「いいえ。今日は、通りがかっただけですが、ヘリさんにお会いできたので嬉しいですよ」

ホン・ヨナンが朗らかに答えた。

並んでみると、ホン・ヨナンは長身のヘリと同じくらいの身長だった。
それにもかかわらず、大きく見えていたのは、ホン・ヨナンの威風堂々とした態度のせいかもしれない。

高級スーツに身を包んで、まっすぐに背筋を伸ばして歩いている男は、かつてのヘリの父親、マ・サンテがまだ大きな会社の社長だった時の雰囲気に似ていた。

だが、何かが違う。

情報として知っていたことだったが、ホン・ヨナンは、もともと、財閥の後継者として生まれ育った人物だった。

育ちの良さとでも言うのだろうか。
常に、ゆったりと構えた余裕のある空気を感じる。

それは、幼少より、何不自由ない贅沢な暮らしをさせてもらっていたヘリに、どこか通じるものがあった。

イヌのいないところで二人きりになったのは初めてだったが、ヘリは、居心地の良さを覚えながら、ホン・ヨナンと歩いていた。

やがて、喧騒の大通りから、1本裏通りの小路に入った先に、ホン・ヨナンが言っていた店が現れた。

『紅茶専門店』と書かれた看板は、古めかしく、店の外観はアンティークな雰囲気だった。

ホン・ヨナンとヘリが店の扉を開けて、中に入ると、その印象はますます深まった。

薄暗い店内を、橙色の白熱灯の光がやわらかく照らしている。
重厚なカーテン。アンティーク調のスタンドランプ。壁は天井まである作り付けの本棚に囲まれ、その棚の中には、洋書を含めた書物がびっしりと並べられていた。

座椅子には、ソファが配置され、客用のテーブルの上には、それぞれ、小さな花瓶の中に花が生けられている。

客層の年齢は様々だったが、お茶を飲みながらの会話も静かだった。

店内には、クラシック音楽とゆったりとした時間が流れている。

カウンターの中には、店のマスターらしき年配の男性と従業員らしき若い女性の姿があった。

マスターは、ホン・ヨナンを見ると、「いらっしゃいませ」と声をかけた。

常連だということを認識している顔のマスターに、ホン・ヨナンも、頷いて見せた。

「お好きな席にどうぞ」

そう声をかける女性従業員に、軽く手をあげた後、ホン・ヨナンは、本棚近くの奥まった席にヘリを誘導した。

「この席が空いている時は、私の定位置になっています」

ホン・ヨナンがそう言った。

女性従業員が、水とメニュー表を運んできた。

「いらっしゃいませ」

女性も、常連のホン・ヨナンと顔見知りのようだった。

「いつものになさいますか?」

「ええ。私は、いつものにしますよ。でも、注文は待ってください。連れが決まった後で、声をかけます」

「かしこまりました。ごゆっくり」

女性従業員は、ホン・ヨナンとヘリにニッコリと微笑むと、水と開いたメニュー表を置いて、カウンターに戻っていった。

カウンターの向こう側の棚には、さまざまな形の紅茶カップと茶葉の缶が並べられていた。

ヘリは、店の雰囲気がすぐに気にいった。

「良いお店ですね。私は好きです」

そう言うヘリに、ホン・ヨナンが嬉しそうに頷くとメニュー表を見せた。

「ここの紅茶を飲めば、もっと気にいりますよ。ヘリさんは、どんな紅茶がお好きですか?」

「私は、普段は、コーヒーを飲むことが多いのですが、イヌがよく作ってくれるロイヤルミルクティーが好きです」

「ソ・イヌ君が、あなたにロイヤルミルクティーを作るのですか」

ホン・ヨナンがふふっと笑った。

「では、この店のロイヤルミルクティーもいかがですかな?他にも種類はありますが、この店で、とくにおすすめなのは、ロイヤルミルクティーと、シャリマティーです」

「シャリマティーというと、オレンジが入っている紅茶ですか?」

「ええ、そうです。でも、ただ、オレンジが入っているだけではありません。私は、この店のシャリマティーを飲んでから、他の店のものは飲めなくなってしまいました。それくらい気にいっています」

女性従業員が言っていた、ホン・ヨナンの「いつもの」というのは、そのシャリマティーのことなのだろう。とヘリは理解した。


「シャリマティーにも惹かれますが…、私は、今日はロイヤルミルクティーにします」

そう決めたヘリにホン・ヨナンは頷くと、女性従業員を上げた手で呼び寄せ、紅茶を注文した。


女性従業員がカウンターに戻っていくと、ホン・ヨナンはテーブルの上の水を一口含んだ。
そして、スーツの上着の内ポケットから、何かの薬を取り出し口に含むと、水と一緒に呑み込んだ。

心配そうな表情がヘリの顔にでていたのだろう。

ホン・ヨナンは、ヘリの視線に気づくと、「体調を整える薬ですよ」と何でもない風に言った。

「年を取ると、体に不調が出るのは仕方ないことです。運動もして食事にも気をくばっていたつもりですが、若い頃に無茶したつけが出ているところもあります。ヘリさんもまだお若いですが、どうか体には重々気をつけて下さいよ」

「はい」

ヘリも、グラスの水を手にとって、口に含んだ。

共通の話題として、最初にホン・ヨナンからイヌの話を振られると思っていたヘリだったが、ホン・ヨナンは、違う事を口にした。

「何か悩み事でもありましたか?先ほど街でお見掛け時に、とても深刻そうな顔をしていました」

「え?」

ヘリは、驚いて、とっさに頬に手をあてた。

「私、そんな顔をしてました?」

「はい。あの建物のボクシングジムに入ろうか、どうしようか迷っている、というより、あの中に、追っている事件の犯人がいる、という顔でした」

ヘリの職業が検事だと知っているホン・ヨナンが面白そうに言った。

実際に見ていたのは、ボクシングジムの中では無く、ガラス窓に映った自分の顔だったヘリは、恥ずかしそうに、首筋を手でかいた。

「はい。考え事をしていました」

「考え事というのは、恋人のことですか?ぶしつけな質問ですが、イヌ君と何かありましたか?」

「いえ、イヌのことじゃありません」

ヘリは、慌てて、否定するように手を振った。

「少し職場の事で考えることがあったものですから」

「人事異動に関わることでしょうか?」

そう指摘するホン・ヨナンに、ヘリは驚いて、なぜ知ってるのです?という顔をした。

「あたりですかな?ただの直感です」

ホン・ヨナンが、落ち着いた顔で頷いた。

「この時期は、どこもそんな辞令が下ります。私も会社勤めをしていましたから、そのあたりのことは分かります」

大企業のトップに長くいたホン・ヨナンの方が、社会人2年のヘリより知っていることだろう。


「今日、正式に辞令がおりました」

ヘリは、そう言うと、うつむいてテーブルの下で両手を合わせた。



(後編へ続く)



登場人物

マ・ヘリ…ソウル中部地検の検事。
ソ・イヌ…敏腕弁護士、ヘリの恋人。

ホン・ヨナン…イヌの友人。老紳士。


「検事プリンセス」ファンの方、大変お待たせしました。
「追憶の香り」は、数年前に、イラスト付きで予告していた小説です。
その時のイラストと予告記事は、こちら
シーズン1の最終話の1つ前の話であり、未来の夫婦となっているヘリとイヌが出てくる話なので、シーズン3に公開しようかとも思っていました。

夢桜」で仄めかしていた、ヘリの職場異動の話です。

小説の中で登場するホン・ヨナンはオリジナルキャラクターですが、今まで公開した二次小説の中でたびたび登場しています。

刻印
素顔のあなた

ホン・ヨナンは、検事プリンセス二次小説シリーズ、シーズン2の中で、かなり重要人物として登場予定でした。(プロットだけでもシーズン3まであります)

シーズン2、シーズン3は、作品にみつばのオリジナル要素が強くなってきます。
・・・もう、読者さんが残り一人になるまで二次小説は書く、が現実のものになってきてますが、
ドラマ後の世界を濃く引きついで書かせていただいたシーズン1は、今度こそ完結させたいです。

【拍手コメントレス】

大丈夫です。みつばのブログを読む方が減っただけで、
検事プリンセスファンの方は減っていません。まだどこかにいらっしゃるはず。
イヌ×ヘリ好きの方も。ソビョン病も。
みつばは、ソビョン病と、今は陳情令熱に浮かされてますけど。
年を取ると、複数の病気を抱えるようになるものです(笑)←笑えない。


(連絡)
「陳情令」記事の方への拍手コメントを書いてくださった方、ありがとうございます!
初めて書いてくださった方も何人かいらしているので、「陳情令」記事の時にお返事させて頂きます。


ドラマを知らなくても小説を読んでくださった方、検事プリンセスファンです。という方も。
記事が気にいって頂けたら、白い拍手ボタンか、ランキングボタンを押してお知らせください。


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こんにちは。しばしの間「陳情令」記事をお休みします。というお知らせです。
現在、鬼ヶ島出張中なので、すぐに更新出来るか分かりませんが、可能なら「検事プリンセス」の新作の二次小説を近いうちに更新します。
そのあと、裏箱「陳情令B」のdd×gg小説を更新予定。
裏箱についての説明はこちらから

現在、ブログの読者さんのほとんどが「陳情令」記事を読む方で、「検事プリンセス」の方が少ないことは分かっているのですが、けじめとして、二次小説のシーズン1は完結させておきたい気持ちです。

続きを楽しみにして頂いていながら、何年も更新出来ずにいて、二次創作の世界が未完のままだということも、心残りでした。

シーズン1のラストエピソードの前に、それぞれ20~50話くらの長編が3つ、未公開なのですが、その話を抜いても、その後の未来話の短編はいくつか書いているので、話はつながるようになっています。

ブランクが空いたので、文体に変化があるかもしれませんが、イヌ×ヘリのドラマ後の世界にまだ興味にある方は、読んでみてください。

ブログは、お休みになったり、他の二次創作記事がアップされていても、「陳情令」の二次小説シリーズ等も書き進めているので、引き続き、陳情令好きの方も、お好きな時にのぞきにブログを来てください♪



【拍手コメントレス】


・「陳情令」スペシャルー主題歌「忘羨(無羈)」は、日本公式さんがアップされた動画ですね。
みつばが先日紹介した動画とは、また別のOSTで、使用されている映像も異なっていました。歌詞の日本語訳。こんな内容だったのですね。初めて知りました。いい歌です。
作詞も藍湛がした、とか考えると、萌えます♪

・「請い歌」の続きが「背馳」4話のラストになります。
藍湛の気持ちは、「原作」読んでいる方は、昔から、魏嬰に恋していたという設定を知っているのですが、ドラマで見ると分かりづらい…ですね。←もともとブロマンス作り。
でも、原作でも昔から魏嬰に冷たい態度だったので、魏嬰は藍湛がそんな気持ちで自分を見ていたなんて、全然知らなかったのです。むしろ嫌われていると思ってたみたい。

それに比べたら、ドラマの方は前世から、友情としてはいい雰囲気の二人に描かれていたように思います。

ただ、ドラマでも、献舎されてからの魏嬰に対する藍湛の態度を見れば、分かりますよね。
あれだけ、昔は「触らない」と言っていたのに、「おんぶ」するし、「酒は禁止だ」と言っていたのに、静室で飲ませているし。鶏のプレゼント♪も、前世で、魏嬰達が山で鶏を見かけた時に欲しそうにしているのを覚えていて、酔って理性無くしているから、素直に魏嬰にあげたい気持ちだったと♪それで、胸の焼き印。
クールな表面の裏で、藍湛のひそかな恋心、だだ漏れです♪萌える・・・。

はっ。コメントレスなのに、脱線して盛り上がってしまいました。。。すみません。

・お子様たち、3人巣立ちされたのですね。お疲れ様でした。みつばは、まだ巣立っていない子どもを3人育児中ですが、手が離れたら、ケーブルテレビを入れて、好きなドラマを見まくりたい~とか考えてました。まだ15年くらい先の話になりますが(汗)
その間とりあえず生きて、出来るかぎりの創作物を残すことが当面の目標です。
もっと前向きに!人生楽しまないと♪ですね。

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二次小説「請い歌-君を呼ぶ声-」のあとがき雑記です。
藍湛視点で書いた、~ドラマ50話のラストシーン~ドラマ43話~帯他回家前~背馳、迷い路の裏話的な二次小説の番外編話でした。

なぜ、藍湛は、魏嬰が「一緒に行かないの?」と聞いた時から、あの高原の間までに、「一緒に姑蘇藍氏に行こう」と誘わなかったか?

一度雲深不知処に戻った藍湛が何をしていたか?どう思っていたか?

「藍湛、ごめん、ありがとう」の静室の夜に何があったか?

藍湛が魏嬰を迎えに行こうと思った経緯。

そして、一緒に暮らし始めてからの心境。
「背馳4、5話」の裏で藍湛にあったこと。
「迷い路6話」の仲英との会話での心情。
「迷い路2話」で兄様が語っていたこと。

藍湛の心情がかなり暴露される二次小説なので、何度か予告を出していたけど、どこで更新したらいいのだろう?って、タイミングを計っていた話でした。

最初は「雲山の夜と月」の後にしよう、と予定していたのですが、その後の「希望を呼ぶ漆黒」で魏嬰が自分に気づく話を終えてから更新しました。

藍湛が優柔不断な男のように見えてしまう二次妄想なのですが、みつばの中では、別れてから1日くらいで迎えにいっています。

以前、雑記でも書いたのですが、1年後くらい。その方が自然な流れでもあります。
とくに、最初配信されていた動画の編集バージョンだと、ますますそう。

まず、1度別れて、雲深不知処に戻った藍湛が、仙督としての準備を整えてから、魏嬰を迎えにいく。
魏嬰も、まず、いろんな旅をして、それでも藍湛を求めて、戻ってきて、再会する。

ただ、みつばの二次妄想の中では、違う流れにしました。

理由は沢山あるのですが。

1.想いながらも、別れてから1年時間が経過して再会するという別のドラマの公式設定で、みつばは、その後を二次創作しているので、その時の二人と状況が違うという比較をしたから。

「検事プリンセス」の二人は、まさにそうなのです。想いながらも、別れました。
でも1年後に再会して、それでも、互いに変わらない気持ちを確認し合うというのが、物語のラストです。
あの二人には、確実に1年という時間は必要でした。
過去の事件解決で、ヘリの家を没落に追いやったきっかけは、やはりイヌだったから。
イヌの親を死に追いやったきっかけは、ヘリの父だったという事実があるから。
互いを想い、どんなに辛い時間だったとしても。でも、「陳情令」の二人とは状況が違う。
検プリの二人には、それぞれ、帰る家、支えてくれる友人。待っている家族がいたのです。
でも、「陳情令」は・・・。


2.林の中で「行かないの?」と言った魏嬰の顔。そして、ラストシーンで、立ち去る前に見せた魏嬰の顔。笛の音。
藍湛だけでなく、魏嬰も、藍湛の事を想い、自分の想いをおさえて、「一緒にいたい」気持ちを必死に抑えていた様子。

みつばは、BLドラマはあまり見たことないのですが、コンビ話は、好きで見てました。(心の中で腐妄想して)
これも雑記で書いたのですが、そういうドラマでは、お互いの道を行くために解散する時、二人とも、とても前向きな表情で別れています。
「陳情令」の魏嬰が最後に見せたような寂しげな顔でなく、藍湛の未練たっぷりに見送る顔でもなく。

「陳情令」のあんな顔した二人が1年も離れるのは持たないと思う・・・。
いや、完全にブロマンスという設定であるなら、それもあると思うのですが、みつばのような腐目線の物語の人達には、あの時点で、互いの気持ちを確認もしていないのに別れるのは厳しいと思う。(あくまで腐女子目線で)

ブロマンスなら、完全にそういう要素を切ればいいのだけど、藍湛の胸の焼き印の跡も、状況説明とかがドラマ中無かったけど、もう普通の友情超えた証だから。脳内設定に原作設定入っています。

みつばの「帯他回家」で、魏嬰の「どうしてすぐに迎えにきてくれたの?」に藍湛は、ちゃんと答えてません。
あと、魏嬰も、1日たっているのに、藍湛と別れた場所からほとんど離れていなかった、という理由。

それは、また今後更新予定の話の中で理由が明かされます。
「希望を呼ぶ漆黒」の1話で、ちらっと伏線書いてますけど。

もし、1年たってから再会していたら。

当然、今のみつばのような二次小説展開になっていません。

その1年の間に、藍湛は仙督として座を盤石のものとしてるだろうし、魏嬰は、諸国を旅しながら、金丹を取り戻しているかもしれません。

そういう意味で、みつばの二次小説では、未熟な二人が再会したので、すれ違いやトラブルが発生しているのです。

仙督になった藍湛には、まだ足りないところがある…とみつばは勝手に思っています。
もし、座についただけで任務を全うできるようなら、乱葬崗でも、金麟台でも、弁論で周囲の人達を納得させる力があったことでしょう。ドラマ中でもそれは出来ていないように見えました。
藍湛は、今まで行動で示したことで周囲に認められていました。そんな姿に「含光君」、「名士」だと言われていました。でも、言葉のコミュニケーション等を考察すると・・・。

藍湛だって、そのことに気づいている。実際に座について動いてみて、ますますそれを知ったというところは、「雲山の夜と月」で藍湛が魏嬰に語っていたところです。←あくまで、みつばの二次創作の世界の話です。


自分の弱い部分を打ち明けること。

それも、対等な立場でいたい人であり、好きな人であり、むしろ、ずっと守っていたかった相手には、出来れば見せたくない姿で、伝えにくいことです。

でも、二次小説の藍湛は、魏嬰には、自分の弱点を話し、決意を伝えることにしました。

魏嬰も同じです。

魔道の術他、陳情の音もありますが、金丹があった頃に比べると、体力的なものが弱くなっているし、体術は素晴らしくても、やはり仙剣を十分にふるえないゆえに、誰かを真に守りたいと思った時に、足りない物を自覚します。

闇狩りで一緒だった弟子達。藍湛。

前世では守れなかったけど、今度こそ、大切な人と、その人達の場所を守りたい。

そう決意した魏嬰は、前世と違うやり方で自分の力を取り戻そうとする。

時間を空けずに、再会し、これから。

かっこ悪さも、弱さも。互いに見せ、切磋琢磨し、
手をたずさえ、成長しながら、共に道を歩んでいく。

・・・というのが、みつばの二次小説の「忘羨」の世界です。

だから、数年後、互いに成長して再会するというパターンより、これからが、はるかに困難な上に、のっけから、すれ違いや戸惑いが出ている物語。

ただ、みつばの二次創作の世界では、藍湛が仙督に相応しい素質を身につけることより、魏嬰が金丹を結実させることより、一番のネックになっているのは、今だ、結ばれていない恋心にあると考えています。

3、魏嬰の本性を考察して。

それから、藍湛にすぐに魏嬰を迎えにいかせた理由。
それは、魏嬰という人物を、みつばが考察した結果にもあります。

どなたかもコメントで書いてくださってましたが、中国の水墨画で描かれているような仙人のような魏嬰。
酒を手に驢馬にのって、夜の中を旅する風来坊の仙人。

そんなイメージがあります。
みつばは、原作を読んだ時。アニメを見た時もそんな魏嬰がとても印象に強く残っています。
ドラマで献舎された後の魏嬰もそんな感じでした。

ただ、原作、アニメ版「魔道祖師」だと、魏嬰にはラストの記憶がないという設定です。
しかし、ドラマではみずから選んで、崖から落ちていて、キャラクター設定が少し異なっています。

それでも、みつばも最初は、魏嬰は一人でもどこにでも旅をして、生きていける人だと思っていました。

でも、原作の魏嬰だったとしても、やはり、こうだろうな…とみつばが考え直したところがあります。

その人物像を比較する為に、「仲英」というオリジナルキャラクターを、二次小説に登場させました。

「仲英」は、ただ、藍湛に嫉妬心を起こさせる為だけに登場させた男ではありません。

「仲英」は、実は、みつばが最初思い描いていた魏嬰の人物像、そのものだったのです。
でも、仲英と魏嬰には、みつばの中では決定的に違う点があります。

魏嬰が仲英のような人だったら、藍湛と何年離れても、大丈夫だったかも…。そんな考えがありました。

それは、まだ二次小説シリーズが更新中で未完なので、雑記では語りませんが、今まで更新した話の中でも、その違いを出していました。

みつばの二次小説を読んだ方に、それがもし伝わっていたら嬉しいです。

これらの考察は、あくまで、みつばの二次創作の世界の話です。

世の中には、ファンの方が想像した、ドラマ、その後の沢山の「忘羨」世界があります♪

自分で妄想するもよし♪。いろんな方達の二次創作の世界に浸ってみるもよし♪
みつばも、「陳情令」の世界は、萌えてる限り、まだまだ続きます。
この雑記を読んでくださった方も、それぞれの忘羨をぜひ楽しんでください。


みつばの二次小説「請い歌」のラストで藍湛が、誰かに忠告(?)され、もらっていた情報について。

「仙督と夷陵老祖を引き離すよう依頼された者がいます」~の謎については、二次小説シリーズの次作で明かされる予定です。


次回以降の二次創作の更新内容は未定です。

別の二次小説の更新予定もあるので(検事プリンセス)、「陳情令」記事のみを読んでいらっしゃる方には、その間、しばらくお休みをいただきますが、ご了承ください。



【拍手コメントレス雑記】

「請い歌」更新中、拍手コメントを送ってくださった方、ありがとうございます!
(6月24日~27日。記事の予約投稿前までに拝見したコメントまで)

Eiddさん、エツさん、ロドさん、やまぴさん、(^_^))さん、mayumiさん、匿名さん、多謝さん、mono黒さん、優貴ちゃんさん、Masumiさん、makorinさん、蓮根さん、あけみさん

初めてコメントを書いてくださった方、複数送って下さった方もありがとうございました。

お返事がまとめになり、申し訳ありません。

・4コマ漫画を楽しんで頂けて良かったです♪

・藍湛香♪みつばも焚いています。白檀ベースの香の中で、さわやかな印象でした。

みつばが、他に試した、あのシリーズの中の他の香。甘いと感じたのは兄様の香りで、枯れてる威厳があると感じたのは、叔父様の香りです(笑)

・アニメ動画見ました♪かわいい!!魔道祖師チビキャラで癒されます♪

「陳情令」アニメ版、秋に日本に上陸するそうですが、あちらでのシーズン3の公開はまだかな~?という情報待ちです。

・みつばは、中国語、出来ません。英語もあまり(字幕のスピードについていけない)。萌えパワーだけで、動画の字幕や原作をフィーリング読みしました。
他の中国ドラマや原書は、強い関心が無いとまったくわかりません。
翻訳アプリや辞書も使用しています。なので、解釈とか翻訳が滅茶苦茶なのです。
強い関心があり、はまった中国ドラマを視聴していくうちに、少しずつ覚えた単語はあります。中国ドラマは、本当に美術、景色、衣装、役者さんが美しくて、目を奪われます。言語が全部分からないのに、集中して見ているうちに、なんとなく~…な感じに。
「魔道祖師」の原作小説。翻訳版が出ると良いですよね。
「ラジオドラマ」中国版の声優さんは、ドラマ「陳情令」で魏嬰の声の吹き替え声優さんと同じです。
内容も原作にかなり忠実再現なので、これを翻訳字幕つきで聴くと、原作が分かります。
ドラマでは無かった、BLシーン、魏嬰の色っぽい喘ぎ声も聴けるので♪、みつば的におすすめです。

・「nanhai」という歌。ddが熱唱していた動画と、ddがggをジッと見て、「nanhai」と言ったインタビュー動画は見たことがあります。
今回、初めて歌詞をちゃんと見て、なるほど、そういうことか!と謎が解明。陳情令の藍湛も熱唱しそうな、いい歌です。コメントありがとうございました。

・「請い歌」の感想等、ありがとうございました。

藍湛の心境の変化が描写されているので、あの藍湛が、こんなこと考える?っていうところはあるのですが、そのあたりは、二次創作の世界です。
ただ、藍湛役の方のインタビューで、「藍湛は、無口だけど、いろんな事を考えている人」っていう話があって。実際に、公式でも、そういうキャラクター設定の藍湛です。
原作「魔道祖師」を読んだ方は、藍湛が、真面目な事から、妄想まで(笑)多様に物事を考えていることを知ってますね♪

・仲英×魏嬰。兄様×魏嬰妄想。

仲英妄想はともかく、みつばは、兄様びいきなので、実は、個人的に、大概なことを妄想しています。
自分が魏嬰になったとしたら…そして、兄様もひそかに魏嬰を好きになっていたら。
「忘羨」では、なく「曦羨」になってしまうような話。
しかし、嫉妬で激情にかられた藍湛によって、魏嬰は静室に監禁されてしまう。
「兄といえども、お前は渡さない」とか、言われて、抹額で後ろ手にしばられて。
「やめて。藍湛。俺のために、仲のいい兄弟が争わないでくれ」って、泣きながら訴える魏嬰。
そして、原作「魔道祖師」の「香炉」話のような展開に・・・きゃーっ!←(悦)

・・・はい。みつばの、あくまで個人的な腐れ妄想でした。
裏箱でも、創作はしません。4コマ漫画のギャグ、夢オチ「敵は身内にあり」の続編みたいな描き方ならあり?(笑)
妄想は自由なのですが、二次創作物を公開している者が、あからさまに個人的妄想をぶちまけられないので(今まで、結構雑記で書いてきていた)、この続きは、みつばの脳内だけで展開させて頂きます。

でも、妄想は自由なので、周囲の迷惑にならない限り、(現実と混同しないなら)思いっきり楽しみましょう♪

「陳情令」みつばの二次小説シリーズ、お時間いただきますが、また更新する前にお知らせします。創作物への感想、応援、ありがとうございました!


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公式から「陳情令」のOST「无羁」動画が配信されてます♪

今日、リアルタイムの配信時間には見られなかったのですが、さきほど視聴。

必見ですよ!
忘羨映像が无羁(忘羨)の歌にあわせて流れる。

ドラマ中の二人の名言も挿入。

ただ…。


「藍湛、我想你」


・・・え?

そんなことドラマ中、魏嬰が言ってたシーンありましたっけ?

これ、サービスですか?

まだ未視聴の方はぜひ見てみてください~!

二次小説「請い歌」のあとがき、コメントのお返事雑記は、また後程~。
拍手コメント、コメント、書いてくださった方、ありがとうございます!

取り急ぎ、

やっぱり「忘羨」はいいわ~♪というみつばのはしゃいだ、OST感想雑記でした♪

「乱魂」「生魂」の配信も見逃さないようにしなくちゃ。

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中国ドラマ「陳情令」、みつばの二次小説「請い歌-君を呼ぶ声-」(後編)です。

二次小説を読む注意点、コメント記入、「陳情令」の他の二次小説も
「陳情令」二次小説INDEXページからお願いします。


「陳情令」の登場人物・名称紹介のページはこちらから

とくに初めてこのブログにいらした方は注意点を一読してから
二次小説をお読みください。

ドラマ「陳情令」、原作「魔道祖師(作者):墨香銅臭」、アニメ「魔道祖師」をご存じない方。
これから見る予定の方は、ネタバレがありますのでご注意ください。

二次小説はドラマ50話最終回後の話になります。
また、この小説にはBL(男同士の恋愛)描写があります。
そのあたりが受け入れられる方のみお読みください。


※この二次小説は、現在更新中の、みつばの「陳情令」二次小説シリーズの番外編話になります。

ドラマ50話ラストで、藍忘機が魏無羨と別れたシーンから、迎えにいくまでに何があったか?
ドラマ42~43話の「静室」のエピソード。←(追記)42と書いていましたが、43話です。
そして、みつばの二次小説「帯他回家」、「背馳」4話、5話、「迷い路」5話、6話での、藍忘機視点の話。



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中国ドラマ「陳情令」、みつばの二次小説「請い歌-君を呼ぶ声-」(中編)です。

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二次小説をお読みください。

ドラマ「陳情令」、原作「魔道祖師(作者):墨香銅臭」、アニメ「魔道祖師」をご存じない方。
これから見る予定の方は、ネタバレがありますのでご注意ください。

二次小説はドラマ50話最終回後の話になります。
また、この小説にはBL(男同士の恋愛)描写があります。
そのあたりが受け入れられる方のみお読みください。


※この二次小説は、現在更新中の、みつばの「陳情令」二次小説シリーズの番外編話になります。

ドラマ50話ラストで、藍忘機が魏無羨と別れたシーンから、迎えにいくまでに何があったか?
ドラマ42~43話の「静室」のエピソード。←(追記)42と書いていましたが、43話です。
そして、みつばの二次小説「帯他回家」、「背馳」4話、5話、「迷い路」5話、6話での、藍忘機視点の話。



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中国ドラマ「陳情令」、みつばの二次小説「請い歌-君を呼ぶ声-」(前編)です。

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二次小説をお読みください。

ドラマ「陳情令」、原作「魔道祖師(作者):墨香銅臭」、アニメ「魔道祖師」をご存じない方。
これから見る予定の方は、ネタバレがありますのでご注意ください。

二次小説はドラマ50話最終回後の話になります。
また、この小説にはBL(男同士の恋愛)描写があります。
そのあたりが受け入れられる方のみお読みください。


※この二次小説は、現在更新中の、みつばの「陳情令」二次小説シリーズの番外編話になります。

ドラマ50話ラストで、藍忘機が魏無羨と別れたシーンから、迎えにいくまでに何があったか?
ドラマ42~43話の「静室」のエピソード。←(追記)42と書いていましたが、43話ですね。
そして、みつばの二次小説「帯他回家」、「背馳」4話、5話、「迷い路」5話、6話での、藍忘機視点の話。



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「陳情令」みつばの二次創作4コマ漫画「変貌の理由」です。

他の「陳情令」4コマ漫画は、「陳情令」二次創作漫画INDEXからお入りください。

二次創作の4コマ漫画を見る注意点は、二次小説の注意点と同じです。「陳情令」二次小説INDEX参照。
また、初めていらした方は、ブログを読む注意点を一読してからお願いします。(ジャンルは違っても内容は同じです)


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「陳情令」みつばの二次創作4コマ漫画「不言実行」です。

他の「陳情令」4コマ漫画は、「陳情令」二次創作漫画INDEXからお入りください。

二次創作の4コマ漫画を見る注意点は、二次小説の注意点と同じです。「陳情令」二次小説INDEX参照。
また、初めていらした方は、ブログを読む注意点を一読してからお願いします。(ジャンルは違っても内容は同じです)


(注意)漫画の中にBL描写が含まれています。



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ドラマ「陳情令」、日本放送のラストの編集で、ファンの皆さんがいろいろ考察されてますよね。
みつばは、日本翻訳版を見ていなくて、さらに日本の情報サイトは覗いていないので、どんな話になっているか分からないのですが、このブログに来てくださっている読者さん達のコメントを読む限りだと、やはりネックになっているのは魏無羨の服の違いのこと。

高原で別れた後、「魏嬰」と呼ぶ声が聞こえるシーンでは服が違う。

それで、日本版だと、その後に続くシーンがあり、そこで又服が違うので、「あれ?」ってなっているってことですよね?

でも、みつばは、そこは実はそれほど重要視してないのです。

当初の中国動画配信版だろうと、日本放送版だろうと、シーンの順序は違っても、藍忘機が魏無羨を迎えに来る。それは絶対!という設定の元で二次創作妄想していました。

なので、どちらの編集ラストにしても、みつばの二次小説の「帯他回家」につながるようになっています。

じゃあ、服のこと。聶懐桑と会った時のシーンはどう説明する?なのですが。

それは、「帯他回家」のあとがきで、藍忘機視点の未公開の番外編があると書いた二次小説の中と、今後更新予定の二次小説シリーズ。2つ後の新作の話で、そこが明かされます。

いろいろラストを考察されているコメントを頂くのですが、みつばの妄想の中ではこういう流れです。という説明は、その更新記事をお待ちください。

予定では・・・日本放送が終えると同時に、みつばの今の二次小説シリーズ話が完結していて、ああ、すっきり繋がった~ってなるところだったのですが、更新が遅れています。

「陳情令」のブルーレイ全巻発売までに、二次小説シリーズ完結出来たらいいな~と今は思ってます。←どんどん締切伸びてる!



「冠」の話。

发冠というのは、実は、調べていた時に、真っ先に知った言葉でした。
ただ、これ、中国語なんです。直接、みつばが日本語直訳にすると「髪冠」という漢字に。
そうなると、日本では別の言葉になってしまうから、やっぱり簡単に日本では「冠」という意味。

ただ、「冠」にも形によって、いろいろ名称があります。その名称の日本語を知りたかったのです。
ドラマはファンタジーなのですが、時代設定を服飾等で見ると、この時代あたり?というので、ドラマに出て来た冠の形のものを調べていました。

時代設定のことをいうと、

ドラマ中に登場した「天灯」は、別名「孔明灯」。
有名な「三国志」に出てくる人物。諸葛亮 孔明が発明した、という、いわれの物らしいです。
これは、ドラマを動画で見ていた時、横でチラ見していた、みつばの長子が、「スカイランタン、孔明灯か」と呟いたのを聞いて、「え?そうなの?」と後で調べて、知りました。

それで、そのあたりの時代の服飾関係も調べていたのですが、中国の歴史小説を書いた日本の作家さんの中で出て来た冠名称は、その小説以外では見なかったのです。

作家さん、独自に翻訳した造語なのか、一般的な翻訳語なのか分からず。
同じ歴史文学の同じ箇所で、別の作家さんの翻訳文の方を見ると、その冠は、また別名になってました。
よくアートやイラスト、映画なので孔明がつけている冠の名前です。こちらは、みつばが独自に入手した資料の中や他の文献にも、同じ名称がかいてありました。
ただ、この冠は、ドラマ中の冠と形状が違っています。

ドラマ中の冠の形状も皆、少しずつ違ってますね。
江澄が魏無羨と再会した頃につけていたような冠は、輪のような形状で髪を束ねている「束发冠」のようです。聶懐桑もそんな形の冠です。
それで、「陳情令」の公式設定集(ビジュアルブック)を購入して、冠の箇所を見たら、「发冠」とそのまま、書いてあり・・・。

日本放送の翻訳で出てくるかな?と思ったのですが、冠の名前はでてこなかったのですよね。たぶん。

~というわけで、今は、二次小説の中では、「陳情令」ビジュアルブック(中国語)で紹介されていた「发冠」のままで書かせて頂きました・・・という、二次創作裏話です。
この件で、参考資料や、名称の掲載されている小説等を教えてくださった方々、ありがとうございました!

今後のみつばの二次小説の中で、「发冠」が重要アイテムになる話があるので、ずっと調べていた。という話でした。


【拍手コメントレス的雑記】


・ブログ9周年のお祝いコメントを送ってくださった方々、ありがとうございます!
これからも、健康面では、気をつけつつ、出来るかぎりの創作物を楽しみながら残したいな~という思いです。

・初めて、コメントを書いてくださった方も、ありがとうございます。
何人かいらして下さっているのに、まとめてお返事でごめんなさい。

みつばの二次小説を読んで頂き、ありがとうございます。

「陳情令」ロス回避としては、まだ未読の場合は原作「魔道祖師」小説(作者:墨香銅臭)を読んでみるのも良いかもです。

または、現在有料配信されている、「魔道祖師」ラジオドラマ版(アプリ)を聞くと、「陳情令」では描かれていないBL「忘羨」の物語がよくわかると思います。
ちなみに・・・みつばは、ラジオドラマ中国版は、少し聞いているのですが、日本版はサンプルしか聞けていません。

(注意)みつばは、まわしものではなく、原作者さん、それらの製作サイドと関係の無い、ただのファンの一人です。

「魔道祖師」番外編話では、鼻血ものの、BL描写された小説が読めますよ♪
ただ、今は、日本語翻訳版は公式では出版されていない模様です。

みつばは、原作「魔道祖師」は読んでいます。それで、二次小説は、ドラマ「陳情令」基盤で書いているのですが、藍忘機の目の色は、原作設定で、瑠璃瓦色=琥珀色で書いているのです。
アニメ版、漫画版の藍忘機の瞳も、琥珀色で描かれています。
他にもドラマ中に無かったけど、原作で出てきたシーンも、参考にさせて頂いたりしています。
ただ、これも外国語をみつばなりに翻訳したニュアンスで解釈しているので、異なるところがあると思います。
分からないところは、想像で補っています。
アニメ版も日本上陸とするという情報を頂いたので、今に原作小説も翻訳版が出版されると、詳しい設定集も出そうですね。

・「禁言と睦言」を楽しんで頂けて良かったです♪

他の方の二次創作物がどこにあるのか?…なのですが、知っていても、ブログでは明記して教えてさしあげることが出来ないのです。これは、二次創作の暗黙のルールの1つで、ともすれば、創作している方にご迷惑をかけることになるからです。

ただ、同人創作されている方が集まった大きなサイトさんには、イラスト、漫画、小説などが、発表されていると思われます。

「みつばのたまて箱からのお願い」の記事で書いているのですが、みつばは、二次ものは、イラスト、漫画、動画は見ても、同じジャンルの、他の方が書いた二次小説は読まないようにしています。
それで、今は、日本のそういうサイトさんを見ていないので詳しいことは分かりません。

創作のイメージを保つ為に、動画サイトで配信されている関連動画を視聴しています。その際、イラスト集や動画は目にしたりします。海外の方の作品ばかりですが、クオリティが高すぎて見惚れます。でも、こちらも、グレーゾーンなので、ひっそりと探してみてください。おそらくアニメが日本上陸したら、日本でも二次創作される方がもっと増えると思われます。

・「禁言と睦言」での、「(えっちを)天天(毎日)する」の会話は、原作「魔道祖師」を知っている方には、有名な名言となっている藍忘機の言葉です。原作では、ドラマでいうと、ラストの方で、温寧、思追と別れた後に、二人が結ばれています♪(いや~。もう一刻も待てなかったんでしょうね。原作の二人は(笑))
ドラマでは、「藍湛、行かないの?」って魏無羨に悲し気な顔をさせたところですね。
なので、みつばの妄想二次小説の中の忘羨の二人が結ばれるシチュエーションは、原作と場所も流れも異なるのですが、この名言は「忘羨」には絶対でしょ!ということで、台詞を日本語訳で入れさせて頂いてます。
みつばの二次小説では、どんなシチュエーションで、これを言うのかは、いずれ更新予定の話の中でご確認ください♪

「陳情令」「検事プリンセス」どちらか、構成がすんだものから更新させて頂きます。
2つとも間に合ない時は、漫画か雑記で。


【お願い】

ブログの雑記やあとがきは、読み飛ばして頂いて良いのですが、
出来れば、二次小説を読む前後に、1度は、「みつばのたまて箱からのお願い1、2」、「読む時の注意点」の文に目を通して頂けるように、お願いします!

お手数をおかけしますが、ブログを今後も長く続けられる為の、みつばから読者さんへの協力お願いが書かれています。


みつばは、取説読まないで、新製品の使用始めるタイプなので、強くお願い出来る立場で無いのですが。←こらこら。

ブログへのご訪問、応援ありがとうございます。

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「みつばのたまて箱」 ブログ開設9周年記念二次小説、第2弾。
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中国ドラマ「陳情令」、みつばの二次小説「禁言と睦言」です。

二次小説を読む注意点、コメント記入、「陳情令」の他の二次小説も
「陳情令」二次小説INDEXページからお願いします。


「陳情令」の登場人物・名称紹介のページはこちらから

とくに初めてこのブログにいらした方は注意点を一読してから
二次小説をお読みください。

ドラマ「陳情令」、原作「魔道祖師(作者):墨香銅臭」、アニメ「魔道祖師」をご存じない方。
これから見る予定の方は、ネタバレがありますのでご注意ください。

二次小説はドラマ50話最終回後の話になります。
また、この小説にはBL(男同士の恋愛)描写があります。
そのあたりが受け入れられる方のみお読みください。


※この話は、現在更新中の二次小説シリーズ「希望を呼ぶ漆黒」より未来の話。
「忘羨」の二人は恋人関係になっています。

【注意】今回の小説には、大人向けのBL表現や場面が出てきます。

BL好きで、精神的に大人という方のみ「続きを読む」からお入りください。
(スマホの場合「続きを読む」が無いので、読まない方はスルーでお願いします)





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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説「差止請求」です。

みつばの「検事プリンセス」の他の二次小説のお話、コメント記入は、
検事プリンセス二次小説INDEX2」ページからどうぞ。
このブログに初めていらした方、このブログを読む時の注意点は「お願い」を一読してください。


ほのか~に、大人向けの話。



差止請求



イヌとヘリが、その日泊まったホテルの部屋は、
廊下を人が通る足音や、隣の部屋のシャワー音も聴こえるほど壁が薄いところだった。

普段だったら、このようなホテルに泊まる二人では無かったが、
今夜は、ここに泊まらなくてはいけない事情があった。

避けきれない事情に、ヘリは致し方ないという気持ちで現状を受け入れていたが、これから起こることに関しては、そうでは無かった。

「イヌ…」

ヘリは、ベッドの上で、自分に覆いかぶさっている男の名を小さく呼んだ。

…シングルサイズベッドが2つある部屋の中で、きっと朝まで1つしか使われない。

そんな確信をもって、そして、今夜は、それを阻止したい思いで、ヘリは恋人のイヌに言った。

「今夜はやめておきましょう」

なにをやめようと言っているのか分かっていて、イヌは惚けたような顔をした。

「どうしてだ?」

「だって…ほら。聞こえるでしょ?隣の部屋のテレビの音すら漏れてる。
廊下だって、人が歩く音すら聞こえるのよ。こんな部屋でしたくない」

「マ検事さんは、そういうところが意外に堅実だよな。人の思惑なんて気にしないって言動で、人を振り回すのがお得意なのに」

「しーっ。ここで検事なんて呼ばないで。誰に聞かれるか分からないのよ?ソ弁護士。
見張っている奴らに、ばれたら困るわ」

「張り込みでも、潜入捜査でも無く、君の趣味の尾行だろ?」

…僕には関係ないね。

我、関せず。

そんな態度で、事をすすめようとするイヌの体をヘリは下から必死に押し上げた。

「この隣の部屋にいるのは、私が担当している案件で追っている犯人グループの一味かもしれないの。偶然こんなところで会ったけど、これも縁よ。見逃せないわ。それに尾行はあなたのお得意分野じゃない。そうでしょ?元ストーカーさん?」

チクリと嫌味を言うヘリにイヌは苦笑を浮かべた。

「袖振り合うも多生の縁、とは言うけど、僕は、今日、君の腕が通りすがりに奴らに偶然触れた縁なんていらなかったよ。とくにデートしている最中はね。一緒にいる女性が恋人より、被疑者候補に夢中になるのを愉快だと思えない僕の気持ちも察してくれ。ヘリ」

イヌの言うことは最もだったが、ヘリも後には引けなかった。

「向こうは私の顔も正体も知らない。それに、今日は貴方も一緒だった。
恋人として、ホテルに泊まるのは自然だったのよ。それに、あなたも協力してくれるって言ったじゃない」

「言ったよ。だから、君も、それなりの報酬を払ってくれ。僕の依頼料が高いこと。知ってるだろ?」

「悪徳弁護士」

ヘリが、小さい声で悪態をつくと、イヌを軽く睨んだ。
しかし、本気で嫌悪はしていなかった。

ヘリは憎まれ口の減らない恋人との応酬には慣れていた。

それに、なんだかんだ言って、ヘリは、イヌが自分を助けてくれることを知っていた。
ヘリを心配しているところもあったが、イヌも、こういう事態に胸を躍らせる性格だと思っていたからだった。

ただ、それは、半分以上ヘリの勝手な思い込みで、イヌからすれば、巻き込まれた感たっぷりの、はた迷惑極まりない結果に過ぎなかったのだったが。

…これくらいの報酬は受け取っていいだろ。

ベッドの上で、
そんな想いが、顔にありありと出ている恋人を、ヘリは何とか保っている理性で、辛抱強く押しとどめていた。

本当なら、今夜、もっと素敵なホテルの部屋で。
こんな声や音を気にせずに、甘い時間を共に過ごせていたのに。

報酬なんて名目じゃなくて・・・。

ヘリのそんな本心もイヌにはお見通しだった。

イヌが、ヘリの横顔に乱れた髪を、整った指先でかき上げ、
露わになった頬にキスを落としていく。

耳元に感じるイヌの熱い吐息に必至で抗うように、ヘリはギュッと目を閉じた。

イヌの手がヘリの上着の中に滑り込んだ時、
ヘリは、「卑怯よ」と小さく抗議した。

「今夜は、しないって言ったのに」

「それは、君が勝手に取り決めた約束だ。僕は承諾していない」

「でも・・・あっ!」

イヌから与えられた刺激に、思わず反射的に声を上げたヘリは、ハッと自分の手で口をおさえた。

「しーっ…」

イヌが、ニヤリと笑って、人差し指を唇に当てていた。

…仕掛けておいて。どこまでも意地悪な男。
人が必死で我慢している姿を見て悦んでる。

ヘリは、拗ねたように頬を膨らませた。

「イヌ。いい加減にしないと、私にも考えがあるんだからね」

「へえ?どんな考え?」

「今後、もう二度と、こんな事をさせないんだから」

「それ、すぐに、君が自ら棄却しそうな請求だな」

「イヌっ」

憎まれ口の応酬の間も、イヌから容赦なく、身体に与えられる甘い刺激にヘリは陥落しそうになっていた。

そんなヘリに、イヌはとどめを刺すように、顔を寄せた。


「…声を聞かれたくないっていうことには、協力するよ」


ヘリの耳元で、そう低く魅惑的な声で囁いたイヌは、口をふさいでいたヘリの手を脇に退けた。

そして、ヘリが次の言葉を発する前に、その口を唇で塞いだ。

…安心しろ。不逞の輩たちに、君のこの可愛い声を聞かせはしないよ。

イヌの、そんな心の声は、ヘリには聞こえなかった。
ただ、イヌの首に両手を巻くと、目を閉じた。

…もう。仕方ない人ね。
でも、仕方無いのは私の方。
結局、この男に抗えないんだもの。

そんな事を思いながらヘリは、
キスに応じ、イヌの愛撫にその身を委ねていった。




(終わり)




本当に、ただイチャついているだけのミニ話。


本来、「差止請求」って言葉は、こういう時には使いません。
この二次小説の二人の言葉遊びみたいなものです。

あいかわらず、一直線なヘリに振り回されるイヌの話。
それでも、最終的に、自分のペースにヘリをちゃんと誘導する。
さすがソ弁護士~というところで。
ベッドの上でもsっ気たっぷりですから。←みつば妄想の中で。

二人の会話は書いていると楽しいです。
弁論では、やはりイヌの方が上なので、普段は言い負かされちゃうかもしれませんが、ヘリだって、仕事でスキルを磨いてきています。プライベートではともかく、法廷に立ったら…。
二次小説では二人が同じ法廷に立つのを、回避させたのですが、俯瞰では見てみたい思いがあります。

これは、ブログ開設記念日の書き下ろし作品で、二次小説シリーズの新作ではありません。
新作の短編更新まで、しばらくお待ちください。


※ ブログ開設9周年記念小説、第2弾
「陳情令」の二次小説は、昼12時更新の予定です。


【拍手コメントレス】

今年も無事、この日をむかえることが出来ました。
「検事プリンセス」ファンの方、このブログへの応援も長い間ありがとうございます。

最初に書いた記事に、初めて拍手を1つ頂いた時、
どなたかは分からないけど、見てくださった方がいる~!という感動を今でも覚えています。
ただ、初期にアップしたブログ記事を、今は、直視出来ません(苦笑)

「陳情令」を視聴予定の「検事プリンセス」ファンの方。
原作はBLで、みつばの二次小説もBL設定ですが、ドラマは、そういう要素を抜いて視聴しても大丈夫です。
映像も音楽も美しく、美青年俳優、に美女優さん達が、これでもか!ってほど出演されているので、とっても目の保養になりますよ♪

「陳情令」ファンで、「検事プリンセス」の二次小説の方も読んでくださっている方、ありがとうございます!
ドラマの方は全部視聴されました?ドラマ後半、ヒロインに近づいた謎の男の正体が明らかになった後の、ドラマ展開の切なさといったら・・・(涙)ヒロインを愛してるのに、「愛してる」と言えない男と、二人の関係に萌え萌えします。
プチトマトの二次小説(笑)。今年も、みつば家のベランダでプチトマトが栽培されています♪


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お休みの間も、ブログへのご訪問ありがとうございました。

明日、6月20日は、「みつばのたまて箱」のブログ開設9周年記念日になります。

途中、数年間休止状態だったため、全記事は4年弱の数しかありませんが、二次小説の各題材ドラマのファンの読者様たちのおかげで、ここまで続けてこられました。ありがとうございます。
ブログ開設頃からいらして下さっている方も、いらっしゃいますね。
長い間のおつきあいに感謝です。

ブログ9周年、10年目への想いをとつとつと述べた、どうでもいい(随便)雑記を書いていたのですが(←自らどうでもいいって言ってる)全部破棄して、二次小説を書き下ろしました。


共通テーマ「存分にイチャイチャ出来ない部屋に恋人達が泊ることになったら?」


いかにも、「みつばのたまて箱」らしいテーマ(笑)


このテーマで明日、



0時(夜中の12時)に、「ブログ開設記念日二次小説、第1弾」
「検事プリンセス」の二次小説。

12時(昼の12時)に、「ブログ開設記念日二次小説、第2弾」
「陳情令」の二次小説。




~という、書き下ろし小説、2ジャンルを、同日に更新予定です。


それぞれ、ドラマファンの方で、二次小説を読む方は更新時間をチェックしてくださいね。


これらは、テーマだけを共通にして、妄想し、後は脳内映像にまかせた一気書き短編小説になります。通常の、プロットを練るような創作では無いので、軽く読んで頂ければ♪

どちらも、ラブコメ裏箱匂わし系。

また、20日更新の小説は、現在執筆中の、プロットのある話では無く、書き下ろし話です。

「検事プリンセス」の二次小説シリーズの短編は、近いうちに更新予定。
また、「陳情令」の二次小説番外編の話も、構成がすんでいれば、後日更新予定になります。
「検事プリンセス」「陳情令」どちらの二次小説を先にアップするかは、まだ未定です。

では、二次小説更新まで、もう少々お待ちください~というお知らせでした。


【拍手コメントレス】

拍手コメントを送ってくださった方々。
ありがとうございます!!

・「陳情令」ラストシーンの編集の謎とか、流れについて。
みつばの中の二次小説では設定が出来ています。(こうしきさんの設定と違うかもしれませんが)
そして、当初の中国動画配信版でも、日本放送版でも、どちらの流れだとしても、二次小説につながるようになっています。この詳しい話は、20日の更新が終わった後日の雑記で説明しますね。

二次小説の中でも、もうその部分をほのめかしているので、謎を解きたい方は、「帯他回家」と「姑蘇藍氏の月例会」「風雲と隠れ月」あたりを読んで待っていてください♪

「ピンク(裏箱)拍手コメント」

・6/17コメント 二次小説を楽しんで頂けて嬉しいです。
dd×gg小説。妄想創作屋という立ち位置ですが、本当に二人には幸せであって欲しいな…。という気持ちで、遠くから応援してます。また、続編のプロットも作ったので、書き上げたら、更新しますね。

コメントとメールへのお返事は遅くなります。
送って下さった方、ありがとうございます。返信は、今しばらくお待ちください。


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「みつばのたまて箱」にお越し頂き、ありがとうございます。

今後の更新予定の二次小説の話と、数日、ブログの更新をお休みします。というお知らせです。

今月は、ブログ開設記念日があるので、それまでには戻ってくる予定です。

お休みの間は、二次小説を書く作業の方に集中させて頂きます。
現在は4本~6本を同時進行で進めているのですが、先に締切が近い2本を構成中。

別に仕事じゃないのですけど、自分で締切をつくっておかないと、書く意欲がわかない~というシリアス系のものをズルズルと後伸ばしにしてしまう性分なので、ついスナック感覚の裏箱系(大人話のラブコメ)創作に走っちゃうのです(汗)←走ればいいじゃない。むしろ推奨!という読者の方もいらっしゃるかもしれませんが。

「陳情令」の二次小説シリーズの次作品は、過去最高に山場になるので、気合入れてます。
「陳情令」は、その前に藍忘機視点の番外編話を更新予定です。

それから、ブログ開設記念日があるので、近々「検事プリンセス」の新作を更新予定。

時間軸だと、「夢桜」の後。そして、みつばの二次小説シリーズのシーズン1(「検事プリンセス」の二次小説のプロットはシーズン3まである(汗))の最終話の1つ前の最新作になります。・・・「夢桜」更新、8年前…。

それから、ひっそり(?)と裏箱でシリーズ化している「陳情令B」dd×gg小説の方のプロットも作ったので、余裕があれば、そちらも。更新日は未定。

お休みの間、コメント、メール、拍手コメントのお返事は遅くなりますが、ご了承ください。


【拍手コメントレス】

・「裏箱」の見方が最初分からなかった方へ。

「陳情令」の二次小説を全部読んで頂き、ありがとうございました♪
コメントもありがとうございます。裏箱も読めたのですね。良かったです。

「陳情令」は、最初に中国で放送された時と内容は同じなのですが、ラストのシーンの編集が違っているようです。
これは、中国版の放送時も、動画を見ていた他国の大勢のファンの方達が、「本来はこういう流れなのでは?」というコメントを書いていた通りに編集された日本放送版の流れが、自然のように思います。(みつばの二次創作妄想的にも♪)

スピンオフ作品「乱魂」は、魏無羨がこの世にいなかった時期の話です。
「生魂」の中で、魏無羨はちょっとだけ出てきます(声と後ろ姿)♪

「裏箱」入口が分からない方が、まだいらっしゃるかもしれないので。


みつばの裏箱について」の記事をまず、一読してください。

ガラケーでは1記事しか見られないのですが、スマホだと「PC版にきりかえ」さえすれば、問題なく、全部見られます。

まず、スマホ画面が、韓国ドラマのヒロインイラストが左上にあるピンクのテンプレートになっているかご確認ください。

それから、記事の一番下のボタン。白い拍手ボタンを押してコメントされているので、それと同じマークで、「裏箱」入口の「ピンクの拍手ボタン」がさらに下にあるのを探してください。
「二次小説」と書かれたピンクボタンは、ブログランキングサイトさんにリンクするボタンなので、「裏箱」ではありません。

「裏箱」は限定記事では無いので、見る為に登録等は必要ありません。

たまに、スマホでPC版にきりかえして、ピンク拍手ボタンを押しても反応が無いことがあるかもしれません。(調子の悪いみつばのスマホだけ?)
その時は、一度、スマホ画面から、もう一度PC版に画面を切り替え、画面を指で拡大してから、「ピンク拍手ボタン」を押すと、入室できます。

「ピンク拍手ボタン」は、みつばが勝手に「裏箱」と言っているだけで、拍手お礼ページが見られる「web拍手」になります。
どうでしょう?見られましたか?

他の裏箱ページを見たい時は、裏箱ページ内(下方にある)拍手を「もっと送る」ボタンを押してください。
次のページの記事が見られます。

今、裏箱の入っている「陳情令」小説は、「忘羨」では無く、“中の人”を題材にした妄想小説です。そのあたりが、大丈夫であれば、ご覧ください。
でもこの先、「陳情令」の裏箱小説も更新される予定なので、「裏箱」の見方は、マスターしておいてくださいね♪


・周囲が動き始め、日常も少しずつ慌ただしさが戻ってきていますね。
大人の方がアタフタして、意外に子どもは順応性が高いかも。と思ったり。

では、読者の皆様も、次回のブログ更新日までお元気で。

みつばの「陳情令」&「検事プリンセス」の二次小説。
もう読み飽きたかもしれませんが、ブログ、ご訪問の際は好きなものを見ていってください~。


「陳情令B dd×ggの裏箱INDEX」

表記事の二次小説INDEXはこちら。

「検事プリンセス二次小説INDEX1」
「検事プリンセス二次小説INDEX2」

「陳情令二次小説INDEX」



ご訪問、ブログ記事への拍手、ありがとうございました。

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「みつばの裏箱」にある記事の現在のINDEX(2020.6.15)です。
「裏箱」内で違うジャンルが混ざってきたので、改訂版を作成しました。

※裏箱記事のため、タイトルからリンクページにはいけません。
裏箱の入口、「みつばの裏箱」に関する注意点、説明はこちらから。

初めていらした方は、「みつばのたまて箱からのお願い」も一読お願いします。



【陳情令(忘羨)&陳情令B(dd×gg)】


・「Orange 」dd×gg小説 -5

・「我陪你(前編)」dd×gg小説 -4

・「我陪你(中編)」dd×gg小説 -4

・「我陪你(後編)」dd×gg小説 -4

・「嫉妬と誘惑-sideDD-」(前編)dd×gg小説 -3

・「嫉妬と誘惑-sideDD-」(後編)dd×gg小説 -3

・「嫉妬と誘惑(前編)」dd×gg小説 -2

・「嫉妬と誘惑(中編)」dd×gg小説-2

・「嫉妬と誘惑(後編)」dd×gg小説 -2

・「俺は君の(前編)」dd×gg小説 -1

・「俺は君の(後編)」dd×gg小説-1

・「会いたかった」dd×ggイラスト

・「嫉妬と適量」イラスト【陳情令イラスト】

・藍湛×魏嬰のピロートーク 【陳情令イラスト】



【検事プリンセス】(イヌ×ヘリ)

※裏箱内では順番が異なります



・二次小説「腕枕」より イラスト

・二次小説「仲直り記念日」5話より イラスト

・二次小説「仲直り記念日」7話より 「離さない」小説&イラスト

・二次小説「仲直り記念日」7話より 小説&漫画

・二次小説「仲直り記念日」8話より 小説&イラスト(ベッド版)

・二次小説「仲直り記念日」8話より 小説&イラスト2(ベッド外版(笑))

・二次小説「初めての夜」12話より 漫画

・二次小説「秘密の鑑賞会」より 小説&イラスト

・二次小説「愛の鎖」より イラスト

・二次小説「サンタプリンセス」より イラスト

・二次小説「100日記念日」7話より 小説&漫画(イヌS版(笑))

・二次小説「100日記念日」7話より 小説&イラスト(ヘリS版(汗))

・二次小説「刻印」4話より 小説&イラスト

・二次小説「優等生SP-戯事」より 小説&イラスト

・二次小説「スーツ おまけ話」より イラスト

・二次小説「真夜中の赤ずきん」より 裏箱バージョン小説&漫画

・二次小説「温泉へいこう」より イラスト

・二次小説「ご使用注意」より 裏箱バージョン「彼女にしたいこと」小説&イラスト

・二次小説「巡り星おまけ話」より イラスト(イヌ×ヘリキスシーン)

・二次小説「巡り星おまけ話」より 裏箱バージョン小説&イラスト

・二次小説「熱帯夜」より イラスト


表では、ちょっと…という記事が「裏箱」に格納されています。
表にも内容によっては大概なものが置いてあり、裏箱との違いがよく分からないものもありますが(汗)

「検事プリンセス」裏箱バージョン小説は、表記事で更新した小説の「おまけ話」ですが、単体でも読める書き下ろしが多いです。
「陳情令B」のdd×gg小説は、連作になっていて、続きが次ページにあります。

また、「陳情令B」に関しては、専用ページが設定されています。
こちらのINDEX内にある専用ページでは、裏箱内に、専用の記事(二次小説)しか格納されていません。

「陳情令B dd×ggの裏箱INDEX」

表記事の二次小説INDEXはこちら。

「検事プリンセス二次小説INDEX1」
「検事プリンセス二次小説INDEX2」

「陳情令二次小説INDEX」



「裏箱」記事が気にいって頂けたら、ふつうの白色【拍手ボタン】か、
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「陳情令」みつばの二次創作4コマ漫画「隠された秘密」です。

他の「陳情令」4コマ漫画は、「陳情令」二次創作漫画INDEXからお入りください。

二次創作の4コマ漫画を見る注意点は、二次小説の注意点と同じです。「陳情令」二次小説INDEX参照。
また、初めていらした方は、ブログを読む注意点を一読してからお願いします。(ジャンルは違っても内容は同じです)



読む方は「続きを読む」からどうぞ。



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「陳情令」日本放送が終わったようですね。
そして、まさかの「忘羨」編集だったとか。リアル視聴された皆さん、大興奮ですね♪

曲終、人不散。←出ました?

みつばが見ていた中国版編集だと、ちょっと辻褄が合わない点がいろいろあったので、そのあたり、この日本放送の編集が当初の結末だったのではないでしょうか。

やはり、みつばが変だと思ったのは、聶懐桑の登場シーン。
二人は、別れる前のはずなのに、雲深不知処内の階段下ってるところで聶懐桑に会って話をしてる。
これって、一度、雲深不知処に帰ってきてから、さらに、別れたってことになるから。
魏無羨を藍忘機が見送って、でも、それで、いったん、高原で離れたのに、藍忘機が更に後で迎えに行くって。

これが流れだとしたら、どれだけ、藍忘機は、優柔不断なんだ?
こんな人が仙督になっていいのか?すら思ったみつば。←こらこら。

だから、日本放送の「忘羨」がドラマ本来の流れで正解ってことですよね。

そして、みつばの「帯他回家」に続くと♪「帯他回家」の中で、雲深不知処に二人で帰っていき、聶懐桑との会話、滝の会話シーンがあると。それで、「風雲と隠れ月」で魏無羨が聶懐桑と会った時の会話にもつながると♪

は~。みつばの二次小説の流れとも、さほど食い違いなく結びついて良かった。
予告していた(帯他回家のあとがきで)、藍忘機目線で「帯他回家」の裏話を書いた番外編を近々更新しようと思っていたので、
ちょうどタイムリーでした。(ぶつぶつ(笑))


編集の違い。「忘羨」BL的、理由?。

メイキング映像でさえ、中国版ではカットされているシーンや台詞があったらしいので。
みつばも、その話を以前教えてもらって、後に他国で公開されてた完全版のメイキング映像見て、納得しました。
BL的な発言の言葉が入っていたから、あちらではカットされたのでしょう。。。
(日本版映像でも、中国版になっているのか、そのスタッフさんの声は微妙にカットされていた)


「陳情令」日本放送が最終回でロスの人多数なんじゃないでしょうか?分かります。みつばもそうでしたから(涙)・・・。

前も雑記で書きましたが、ドラマの30話くらいからもう、後20話しかないの~?と思い、100話くらい続いて欲しい!って思ったドラマは、初めてでした。

それで。
日本でもドラマを知った方も増えたと思うので、もうネタバレ考察しても良いですか?←今までもさんざんしてた。


「仙督」設定について、みつばが思ったこと。


あくまで、みつば個人の考察なので、そのあたり関心あるか、読んでも大丈夫という方だけお読みください。

何回も雑記で書いてましたが、みつばは、読者さんに聞かれるまで、知らなかったという話。

藍忘機が仙督~~~!?・・・は?何の冗談?…とさえ、思ってしまい。

いや、そこ大事なところでしたよね。
この「陳情令」では、すっごく大事なところ。

正義を貫いてきた藍忘機と魏無羨の物語としては、集大成の結末だったのだと、今は分かります。
(あの時は、もう腐心の方が大きくて、もっと大事なことあるでしょ?とか思って見てたから)

腐心を置いておいて、ちゃんと、ドラマを視聴したら、そうなる伏線がいろいろあります。

雑記でブツブツ呟いてましたが、
みつばが、藍忘機が仙督になるのを、良く思っていなかった理由がいくつかあります。

1、藍忘機には、原作のように、これからは魏無羨だけを見て、魏無羨との時間を第一にして欲しかった。
2、藍忘機には、政治的なことが似合わないと思っていた。

1に関しては、原作を読んで、その後の忘羨を知ってしまったという理由が大きいです。

前世で、離れていても、拒絶されても、魏無羨を想い続けた藍忘機の恋が報われる。
居場所も名誉も金丹も失った魏無羨が、ようやく愛する人と安らぎの時を過ごせる。
雲深不知処の組織に属しながらも、静室で、二人の愛を誰にも邪魔されずに育んでいく。

そんな「忘羨」に萌え萌えしたからです。

でも、冷静になって。「陳情令」は、違う「忘羨」の形でした。

キャラ設定も変えているし、他にも「陰鉄」、のエピソードや、「寒譚洞」藍翼の話など。
原作には無い設定と物語。

原作と同じ流れ、同じ二人では無いです。腐心視点を抜いても。

「仙督」。

もし、藍忘機じゃなかったら、誰が次の仙督になる?


仙督総選挙というものがあって、みつば仙師だったら、誰に投票したか?


みつばの考えでは、最初は、兄様、藍曦臣でした。

あの「陳情令」の宗主達の中で、一番適任に見えました。

しかし、これも冷静に分析して、兄様では無いという結論になりました。

観音堂のことで、とても心に傷を負った為、政(まつりごと)が出来る状態では無い。という理由以外です。


以下、「魔道祖師」のネタバレあります。




原作「魔道祖師」では、本編後の、番外編話の中で、藍曦臣は金光瑤の件のショックから立ち直れておらず、家宴で藍氏の伝達事項も間違えてしまうほど、ぼーっとなっている状態という記述がありました。
魏無羨が藍忘機に兄様の状態を聞いた時、ずっと瞑想をしていて、ひどく落ち込んでいる様子ということを話しています。

藍曦臣は、とても聡明で、優しい人です。
周囲への気遣いも抜群で、空気も読めるし、外交も社交も文句なく大丈夫な人です。

だけど、弱き者や、いったん、自分が肩入れした人に対して、冷静さを失くす傾向にあるように思いました。そこから離れて、客観的に見る目が鈍ってしまう。

兄様は、不遇で辛い想いをしてきた金光瑤のことを知ってます。案じると同時に、自分を純粋に慕ってくれているような彼を全面的に信用してました。
同時に、何があっても、自分だけは、この人を信じてあげたい。そんな想いが強いように見えました。

原作の設定では、あの温氏の襲撃から逃れて身を隠していた藍曦臣の身の周りの世話を金光瑤がしていたことで、全面的に信じていた、という話を魔道祖師ファンの方から教えてもらいました。

自分の目で、自分の耳で確かめるまで、己が大切の想う人を最後まで信じたい、という想い。
兄様の良さだと思います。

藍氏の宗主としても、申し分ない。

だけど、いろんな人種が存在している(仙人といえども善人ばかりでは無いというのは物語全体で見せている)仙界全体の長としては、それが欠点になるような気がしました。


では、一番、向いているのは、誰か?

みつばの考えでは、聶懐桑です。

これは、原作でもそんな流れになっています。
仙督という言葉では無かったと思うのですが、いずれ聶氏は、あと10年くらいで益々力を増すだろうという記述があった気がします。

金光瑤のいなくなった後の金氏は、混乱もあって、しばらくは権威的には弱くなるでしょう。
金凌もまだ若輩者で、宗主となるには、数年修行が必要そうです。

藍氏は安定していますが、原作では、宗主の兄様が、心神喪失状態のようになっているので、含光君がいるから現行通りであっても、勢力を増すとかいうことは無さそうでした。…原作では。

江澄は・・・仙督には向いてません。いろんな意味で(汗)と思いました。

みつばは、原作設定はともかく、「陳情令」でも、聶懐桑が仙督に一番合うと、そう見えました。

ドラマを最後まで見た人は、事件のカラクリが分かったと思うのですが、聶懐桑は、そういう意味で、あの中で一番「全体」を見ていた人でした。

そして、自分の持てる力の全てを使って、(金、人脈、知力、)さらに人々の感情すら読んで、その行動を予測して策謀した。

「”天才”とか“IQ高い人”というのは、必ずしも、『頭がいい人』と同義語ではない」

みつばは、昔、リアルで人から教えてもらった言葉でもあります。

魏無羨は天才だけど、そういう風に見ると、「頭がいい人」では無いと、思ってしまいました。
行動や思考が直情的すぎるように見えます。それが、問題を作る原因になる。
このあたりは、天才の人だけでなく、全般に言えることかもしれませんが、経験と悟りが無ければ突破出来ない壁のように、みつばは考えています。

みつばが「天才ってこういう人のこというのだな」っていう方にリアルで何人か出会った時に、共通して感じたことなんですが、頭の回転が速すぎて、周囲はついていけない状態だってことに気づいてないみたいなんです。天才だからこその発想や、能力の高さや、処理の速さ。一人で全部出来てしまうから、会話も行動も、つっぱしる傾向にあるように見えました。うわっ。この場で、こんな発言する?みたいに、ヒヤッとすることも多々。でも、凄く純粋だし、後ですぐに反省して「いいすぎた。やりすぎた。ごめんね」と謝るところとか。

・・・という人達をリアルで見ていたので、創作上のキャラクターではありますが、ドラマ中の魏無羨の行動に、「…もったいない」と、同じようなツッコミをしながら視聴してました。

真っすぐで純粋。それが魏無羨の良さです。行動力も決断力も能力もある。
でも、何か大きな行動をするとき、自分以外の人も絡んでいる時、周囲の状態をよく観察して、とりまく人々の思惑、流れ。そういうものも汲んで、行動することが求められる。

策謀でなくて良いのです。
ただ、行動する前に、ちょっと立ち止まって、どれが一番良い方法なのか見極める。
それが聶懐桑に備わっていたように見えました。
「僕は出来ない男なんだ。何も知らない。何も分からないんだ」と言って、影で算盤はじいているように見える人。

でも、みつばには、聶懐桑の「知らない。分からない」は、わざとじゃないところもあるように見えました。

聶懐桑は、自分をわざと卑下してるようで、本当に「知りたくない。分かりたくない」人だった。

ゆっくりと、毎日、季節の移り変わる景色から美しさを見出し、愛でて、それを自分の感性で表現したい。自分の好きな本を眺めて、好きな絵を描いてノンビリと・・・。

おそらく、スピンオフ作品「乱魂」でそのあたりが描かれていると思うのですが(みつばは未視聴)、兄が、あんなことになり、それで黒幕の陰謀に気づいた聶懐桑。

以前、みつばが、「魔道祖師」ファンの方から問われたこと。

「みつばさん。聶懐桑は、兄があんなことにならなくても、魏無羨を復活させる策をしたと思いますか?」

その時のみつばは、「たとえ、兄のことが無くても、聶懐桑は復活させる手を知ったら、そうしたかも」と答えました。
いえ、そうして欲しかった気持ちが大きかったのです。
友達だった魏無羨を、聶懐桑に自分の意志で何とかしようとして欲しかった。

でも、「仙督」設定も込みで、ずっと考えていて。
人物考察した結果、おそらく、兄のことが無かったら魏無羨の献舎に裏から糸を引くことは無かっただろう、と、やはり、その「魔道祖師」ファンの方と同じ結論に至りました。

一番、大切な人を奪われて。
聶懐桑は、動いたのでしょう。

観音堂で、血のついた金光瑤の帽子を拾って、見つめる聶懐桑。
自分がしたことの結果から目をそらさず。あの時の心情は・・・。

復讐を遂げた達成感?
間接的に人を殺めたという後悔?

きっと、そんな物を超えた感情が、あの目にはあったな。と思って見ていたみつばです。

結末に、自分が何を見るか。
全部終わった後、賢い魏無羨に悟られること。それも想定していた。

個人的な肩入れ、感情。思惑。自分への評価。
そんなものから離れ、それでも、目指す方向に事を進める力。

魏無羨のような知力、技術、発想力があるわけでない。
藍忘機のような仙術、知識、行動力があるわけでない。

それでも、「仙督」に必要なものが備わっているような気がしたのです。

まるで、聶懐桑を持ち上げ、魏無羨や藍忘機を下げている考察のようですが、みつばの意図はそうでは無いです。

一番、言いたかったのは、

どんなに能力が秀でていても、一人の力では世の中の理は変えられないということ。


なので、「陳情令」ドラマで藍忘機が仙督になってくれて、本当に良かったと、今では思うのです。

仙督となった藍忘機と魏無羨は二人で一人のように。
これからも、一緒に、困難や問題に立ち向かっていけたらいいな、と。
二人の欠点も、最初は、そばにいる兄様や叔父様が補いつつ、成長していくかな…と。…いう、みつばの妄想創作。

少なくともドラマの聶懐桑は、「仙督」という地位を真の意味で望んでない人物に見えました。
権力への野望が生まれれば別だけど、欲していないと思う。

なので、聶懐桑には、ひっそりと、影で、魏無羨を助けたり、藍忘機に手を貸したりして。
でも、自分の望むような生き方をして欲しい。…と妄想の中で願っています。

・・・というわけで。

みつば、仙督総選挙。


結局、みつば仙師は「藍忘機」に一票という結果になったという次第です。


これだけ、短編小説書けるくらい、長々と述べておいて、ドラマ設定、そのまんまじゃない!という、ツッコミはごもっとも(笑)

前からずっと書きたかったのだけど、せめて日本放送終わったらにしよう、と思っていた雑記でした。

ちなみに・・・

二次小説で、聶懐桑の番外編話もプロット作ってあります♪
でも、読者さんに期待をさせるだけさせて更新出来ないという事態も想定されるので(過去~現在、絶賛進行形)とにかく、今は「忘羨」二次小説シリーズ完結を目指します!!

日本放送編集だと、あの後…原作みたいに草原で押し倒す…くらいの妄想も可能そうですね♪
みつばが日本放送でドラマ見ていたら、二次小説、どうなっていたかな~?・・・。
うーん。タラレバになるので、今は、このまま、みつばなりの妄想話をプロット通り書き進めます。

【拍手コメントレス】

ドラマの日本放送を視聴された皆さんの熱いメッセージが、このブログにも続々届いてます♪それに伴って、いろいろな情報も送って頂き、ありがとうございました。
まとめてお返事すると、全部知りませんでした。聶懐桑の言う「不知道」みたいに聞こえるかもしれませんが、本当に情報教えてもらえるまで知らないことが多いのです。
みつばには、このブログが、外界の方と、萌え心がつながる唯一の手段のようになっているので、情報やメッセージはとても嬉しいし、助かります。

誕生日の話。すごく面白かったです!そうなんですね。
やっぱり、ソウルメイト!。もうどうやったって、二組は運命の相手なんですね~。はあ~、素敵な情報ありがとうございます♪

アニメ版も上陸!?まさに今年は日本で「陳情令」「魔道祖師」旋風&祭り♩という、情報を送って下さった方々もありがとうございます。吹き替え、ラジオドラマの声優さんとはべつかしら、どうかしら。。。

イヌ好き、検プリファンの方にも陳情令を見て頂けるなら嬉しいです♩いつもありがとうございます。
内緒にしてましたが、近々検プリの新作も更新予定です。←内緒にしてない(笑)



ブログへのご訪問、記事への拍手、コメントを送って下さった方、ありがとうございました。
「忘羨」好きな方、萌えが続くかぎり、一緒に楽しみましょう♪

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「陳情令」みつばの二次創作4コマ漫画「召愛符」です。

他の「陳情令」4コマ漫画は、「陳情令」二次創作漫画INDEXからお入りください。

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「陳情令」みつばの二次創作4コマ漫画「師姉は見た」です。

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ようやく藍忘機への気持ちを自覚した、「陳情令」みつば二次小説シリーズの魏無羨の話。
「希望を呼ぶ漆黒」でした。

ここまで、みつばの二次小説をずっと読んでくださっていた方、ありがとうございます♪

しかし、みつば妄想の魏無羨、今回、いろいろずれまくってます。

ラストエピソード(8話)での藍忘機との会話もそうですが、
藍忘機からの口づけの解釈とか、思いこみとか。
さらに、藍忘機からもらった物、仲英からもらった物をそれぞれ相手に渡そうとする。

魏無羨は、人から注目され、賞賛されることを好むようですが、
でも、人助けに関しては、見返りを期待して行っているわけでは決して無いです。

後にひどいことされる蘇涉も水鬼退治のピンチの時に助けるし。
綿綿ちゃんをかばって、胸に消えない焼き印押されるし。
他の人達を逃がすために玄武洞でおとり役になるし。

他にも、魏無羨は、自分以上に必要とするものを持っているなら、
それを全部、他人にあげちゃうような人に見えました。

自分の分のご飯を、お腹をすかせた温情や阿苑にあげたり、
仙人の命と言える金丹、名誉、さえ、誰かの為に失う魏無羨。

そんな事をごく自然に、すぐに出来る魏無羨は、人として本当に素晴らしいと思います。

だから、二次小説でも、藍忘機からもらった軟膏薬を仲英にあげたり、仲英からもらった数珠輪を藍忘機にあげようとしているのですが・・・。

・・・そこは、わかってない。

魏無羨は、大切に想っている藍忘機や、仲英のために何かしてあげたいって、自然にそうしているのですが、それらを贈った人達の気持ちの意味をわかっていない感じです。←二次小説のね。

特殊な効果のある貴重な物を、大事に想う魏無羨にだから使って欲しい。という真心のこもった意味のある、軟膏薬と数珠輪なのですが、魏無羨君は、そのあたりを深く考えずに他人に譲ろうとしているようです。

おそらく・・・公式でも、女性に対しても、こうだったのかも、と推測してしまったみつば。

あんなにルックス良くて、才能あふれて、明るくて、優しくて、魅力的な魏無羨が、今まで、もてないはずが無かったはず。
おそらく、ナンパだって、かなりの高確率で成功していたでしょう。(幼い阿苑に教えてるくらいだから)

しかし、その後が続かなかったんじゃないのかな?

女の子達だってわかります。
魏無羨に真剣になっても、好きになっても。
魏無羨が、真の意味で自分を深く見てくれてないってことに気づきます。

自分にだけじゃなくて、誰にでも本気で優しく出来る人なんだって。

なので、どんなに仲良くなっても、友達止りだったのでしょう。
だから、誰ともキス一つ経験していないと。

お金に関してもそのように感じました。

あまり頓着していない。

欲しい物は、なんらかの手段使って、手に入れてる。

しかし、再会した綿綿ちゃんの娘、チビ綿綿ちゃんに、おこずかいをあげようとしているくだり。

遠慮する両親に「いいの、いいの。俺の金じゃないから」って、藍忘機に出させる魏無羨。

ドラマでも、原作でも。
「おいおい。魏無羨。君、無一文なのに、何かっこつけてるんだよ」と、心の中でつっこんだみつば。

魏無羨の言う通りに、自然に財布出す藍忘機も藍忘機。
旅の間、もう魏無羨の為に財布出すのは当たり前になってます。
アニメ版でもそうでした。魏無羨、藍忘機に金を出してもらって当たり前みたいになってる。

これ、原作だと、時間軸がもっと後で、
二人が恋人関係になった後に、綿綿ちゃん親子に会うエピソードになっているので、“魏無羨、もう藍忘機のヒモか愛人みたいな立ち位置になってる?…”とか思ってしまった、みつば。

みつばは、妄想の中でも、出来れば、二人には対等な関係でいて欲しいです。

このブログで別に創作しているドラマ後の二次小説でも、そうしたのですが、相手(攻め)が金持ちだろうと、受けちゃんは、愛は無制限に与えられても、「援助」はきっぱり断ってもらって、自立した人でいて欲しいなって気持ちで、彼氏の「同棲案」を断ったという始まりにしました。

「陳情令」のこの前の話のあとがきにも書いたのですが、原作を全部読んでなかった時期に作ったプロットでは、藍忘機と魏無羨は同居してませんでした。

そういう気持ちがあったからなのですが、藍忘機の「仙督」設定を抜かしていたので。
別居してたら、余計会えない状態になってたかも。

実際に、二次小説を書いてみると、仙督となった藍忘機が忙しすぎて、同居していても、すれ違ったりしてます。

それは、なぜかというと、二人が、原作と異なって、微妙な関係のままだから(汗)

仙督だったとしても、原作のように、静室に連れてくる前に恋人関係になっていたら、すれ違いは起きないはず。もし、互いにただの親友として認識していた関係だったら、ルームシェアも問題なく出来たはず。

でも、みつばの妄想した「陳情令」の二人は、そうじゃなくて、少なくとも、友情以上の想いをずっと秘めている男が好きな人と同居なんて始めたら・・・。
さらに、好きな人が、自分の気持ちにずっと気づかない超がつく鈍い人だったら。

楽しくなるくらいの、すれ違いがおきても不思議じゃない♪←いや、楽しくないけど。


魏無羨の、自分の気持ちの自覚。
(みつば妄想の中で)長かったですね。。。

ドラマを視聴した印象だと、
ドラマ中、魏無羨は、藍忘機への気持ちを自覚していたっぽい感じがしたのです。
それに藍忘機に対しても、淡い期待感を持っていたような素振りも見えたのです。

ただ、ラストで、ああなったので、さて、この二人はどうなるの?って。

お互い相手を思いやるあまり、想うあまり、自分の恋心を抑えて、
辛さを耐えていたように見えたのですが・・・。

でも、ドラマ「陳情令」では、恋愛要素は抜かれている演出なので(でも、匂わせていたと思う)魏無羨が藍忘機をそのように好きという気持ちの描写もはっきりとは無かったのですが・・・。

ドラマの魏無羨も大概ですが、原作の魏無羨も、結構鈍そうです。こういうことに関して。

強引に自分のファーストキスを奪った相手が、藍忘機だとはっきり気づいてないし。

藍忘機とえっちした後でも、藍忘機の気持ちが分からないとか考えてるくらいですから。
そして、それを兄様に言っちゃったりするくらいですから(汗)

酔っている藍忘機に自分が準ナントカみたいな行為をしかけちゃったせいで、藍忘機が怒ってるんだって思いこんでる魏無羨。

ちょっと魏無羨は、自分の中でつっぱしったり、勝手に思いこんだりする所があるかな~って。
原作読んでも、ドラマ見ていても、思ってしまったみつば。

対して、自分の気持ちを秘めている上に、無口な藍忘機。

BLの壁の前に、恋愛成就する前に困難がいろいろ。

・・・すれ違いコントのような恋愛模様になるのは必至です。

原作「魔道祖師」では、自分の藍忘機への恋心の気持ちを自覚しだした魏無羨が、木の上から、わざと飛び降りて、それを下にいた藍忘機が抱きとめるというエピソードがあります。


以下、「魔道祖師」のネタバレがあるので、
知らない方は、ご注意ください。






乱葬崗の騒乱から、みんなが蓮花塢に避難した時の話。

ドラマでは、皆がいる場からそっと離れて、魏無羨と藍忘機が蓮花塢の祠堂でお参りする。という流れになってますが、原作では、その前に雲夢の中を二人で散策していたりします。

もう、その時には、自分の藍忘機への恋心に気づき始めている魏無羨。

木の上にのぼります。

ここで、前後するけど、昔の思い出も。

昔、孤児となって彷徨っていたところを江宗主に見つけてもらってから、蓮花塢の家で暮らすことになる魏無羨。
犬が苦手な魏無羨が家に来たせいで、好きな犬たちを飼えなくなり激怒した江澄に部屋から追い出されます。犬を避け、森の木の上にいたところを、探しにきた師姉によって発見されます。

飛び降りた魏無羨を師姉が抱きとめてくれるのですが、か弱い女子なので、確か抱き留めきれなかったような・・・。
そして、師姉におんぶされて帰る道すがら、同じく魏無羨を探しにきていていたけど、暗い夜道迷子になって泣いている幼い江澄と遭遇するというエピソード。

このエピソードは、ドラマ中でもありましたね。


魏無羨は、この時、心の中で賭けをしていたりします。

もし、下にいる藍湛が俺を受け止めてくれたなら・・・。

それで、わざと、木から落ちるのですが、その魏無羨を藍忘機が下で受け止めます。
少しよろけても、さすが藍忘機。ちゃんと魏無羨を抱きとめます。

その後。しばらく熱い抱擁をかわす二人。←♪♪♪

お互いに想いは胸に秘めたまま、相手への友情以上の気持ちを持って、
でも、口に出さずに、長い間、抱きしめ合う二人・・・。

ああ、萌え萌えするシーン♪

しかし、それをですね。江澄が、影から見ていたんですよ。
タイミングよく(笑)
あんなに客がいっぱいいる所から、宗主が何で屋敷を抜けてきたんだ?とかつっこみたいところですが、江澄も魏無羨が気になっていたのでしょう。

二人のラブシーン目撃に、もう、頭が大混乱(?)の江澄。

うわっ。なんだ、こいつら。気持ち悪っ!って感じと、
魏無羨への愛憎と、藍忘機への嫌悪とか、気に食わなさ、嫉妬とかetcがあって、

祠堂にいた二人に、やつあたるように怒鳴るのですよね…。

日本語訳でどうなっていたか分からないのですが、
ドラマでは、「お前達の偉大な友情関係」とか言っていたかな。

原作では、はためから見ても、十分に妖しい抱擁シーンを目撃しているので、
厭味ったらしく「あやしい関係」とかアカラサマに言ってます。

それで、魏無羨が「俺らは、ただの友達だ」ってとっさに言い返しちゃったので、
原作の藍忘機は、心の中でかなりショックだったはず(苦笑)

ドラマでは、このエピソードも、ソフト~に変換されてましたけど、でも、似ているシチュエーションにやっぱり萌えました♪46話ですね。金丹の秘密も出てきたシーンです。


金丹の話。

さて、前作の二次小説「雲山の夜と月」で魏無羨がどこに行ったか。
小説を読んでいて、予想あたった方いらっしゃったかしら?

みつばは、原作とドラマだと献舎の仕方が全く同じか、ちょっと分からなかったのです。

原作だと、献舎した男の体と顔になってます。
献舎した男は、金丹を結実出来ないほど出来損ない(?)の仙術使いみたいな評判でしたが、おそらく金丹の核を持っていたはず。

でも、ドラマの魏無羨の顔も体も前世のままという設定。
もしかしたら、魏無羨の遺骨みたいなのを利用した術とか、そんな設定?
ただ、ホクロが消えてるくらいだから~と、オリジナル設定を発動させました。


さて。

本編で、結ばれた二人と異なって、ドラマ版では違うラストシーンになるので、
恋人になる過程が、みつばの二次小説は、原作と違う流れになります、ということは、もう何回かブログで書いています。

このみつばの二次小説シリーズ話(忘羨編)もあと3物語。
「希望を呼ぶ漆黒」と、次作2物語は、タイトルは変わりますが、続き物になります。

「陳情令」ドラマ、日本放送の最終回に間に合いませんでしたが、秋になるまでには完結させたい気持ちです♪←あれ?締め切り伸びてる?


【拍手コメントレス雑記】

拍手コメントを送ってくださり、ありがとうございました。

(^_^))さん、ぽんたさん、匿名さん、mumuさん、蓮根さん、akaneさん、mayumiさん、優貴ちゃんさん、ちびあめ1958さん、makorinさん、yukoさん。

初めて書いてくださった方も、複数回送って下さっている方も、ありがとうございます。
コメントのお返事、まとめになっていて、ごめんなさい。



・漫画を楽しんで頂いているという声を頂き、大変嬉しく思っています♪ギャグでも、可愛い藍忘機を描きたいです♪
・花火は音だけでした。残念。。。
・え?捧げる?魏無羨が藍忘機に対して?ドラマの日本語訳、そんな攻めた翻訳になっていたんですか?
・欧陽宗主と子真くん、ドラマで見つかりました?
・金丹の話。二次小説では、展開続きます♪
・ドラマのラストシーン。最後までじっくり見てみてください♪
・仲英のイメージ。俳優さんに詳しくないので、リアルでは決まった人はいませんでした。
城〇さんは、仲英設定の体型とか一番近い感じです♪
みつばの中で、仲英の身長、誕生日、仙剣の名前も決めてます。小説の中では全く出てこないのですが(汗)
・「陳情令」の二人は、恋人になっても、お互いを高めあって、成長していく二人であって欲しいなって思ってます♪


「陳情令」、みつばの二次小説を楽しみにして頂き、嬉しいです。
二次小説シリーズの次作品の更新時期は未定ですが、また更新前にお知らせします。

ブログへのご訪問、記事への拍手、コメントを送って下さった方、ありがとうございました。

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また、この小説にはBL(男同士の恋愛)描写があります。
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