中国ドラマ「陳情令」、みつばの二次小説「寒い日に」(後編)です。
二次小説を読む注意点、コメント記入、「陳情令」の他の二次小説も
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とくに初めてこのブログにいらした方は注意点を一読してから
二次小説をお読みください。
「陳情令」は現時点、日本語翻訳未公開のドラマです。
原作「魔道祖師(作者):墨香銅臭」、アニメ「魔道祖師」をご存じない方。
これから見る予定の方は、ネタバレがありますのでご注意ください。
二次小説はドラマ50話最終回後の話になります。
また、この小説にはBL(男同士の恋愛)描写があります。
そのあたりが受け入れられる方のみお読みください。※この話は「
魏嬰生日快乐」より後の話になります。
寒い日に(後編)魏無羨がいる場所にむかって仙剣を飛ばしている藍忘機の速度は速かった。
道案内をするはずの藍思追と藍景儀も、それぞれ精一杯仙術を駆使していたが、
藍忘機の後ろについていくのがやっとという感じで仙剣を飛ばしていた。
弟子の話でも魏無羨の紙人形でも詳細なことは分からなかった。
ただ、今まで魏無羨がこんな風に闇狩りで藍忘機を呼び出すことなど無かった。
魏無羨自身では対処できない問題が発生したのだろうか。
『今日は、何かが起きそうな予感がする』
出がけに、そう言っていた魏無羨の声が藍忘機の中で蘇った。
その何かが起こったのだろうか?
藍忘機は、冷静さを保ちながらも、無意識に逸る気持ちで仙剣を飛ばしていた。
しばらくして、
仙剣の上から、林の中に村の民家が点在しているのが見えた。
「あちらです」
藍思追が示した方向に、煙がのぼっていた。
藍忘機が急降下し地面に降り立つと、藍思追と藍景儀が後に続いた。
地に降り立った藍思追と藍景儀は、全力で駆け続けたかのように、深く息をついた。
藍忘機は周囲を見渡した。
そして、煙が立ち上っている方に足を向かわせた。
人の声がする。
視界をふさいでいた木々を抜けると、
藍忘機の目の前に、見知った姑蘇藍氏の若い弟子たちの姿が見えた。
そして、その中に、黒い衣を着た魏無羨の姿も。
賑やかな話し声も聞こえる。
魏無羨は腰を屈めてはいたが、別段、弱っているというわけでも無さそうに見えた。
藍忘機は、心の中で、ほっと安堵の吐息を漏らすと、魏無羨の方に足早に近づいた。
「あ、含光君様!」
藍忘機の姿にいち早く気づいた姑蘇藍氏の弟子たちが、驚いて直立不動になった。
座っていた者たちも立ち上がると、皆一同に緊張で顔を強張らせながら、
あわてて、藍忘機に揖礼をした。
藍忘機は、弟子たちを一瞥すると、「何をしている?」と静かに問うた。
見たところ、闇狩りは藍思追の報告通り完了しているようだった。
しかし、皆、袖を腕まくりしたり、たすきがけしており、何かの作業中だった。
両手に土や煤をつけている者もいる。
姑蘇藍氏の弟子たちは、藍忘機に恐縮して、とっさに答えられずにいるようだった。
そんな緊迫した空気の中、「うん。いい感じだ」と呑気な声が魏無羨から発せられた。
魏無羨は立ち上がると振り向いて藍忘機を見た。
「藍湛、来てくれたんだな。仕事を抜けても良かったのか?」
…弟子と人形符を使って呼び出しておいて、何の心配だ?
元気そうな魏無羨の姿に安堵すると同時に、ここまで来る間に取り乱した己の感情を気恥ずかしく感じた藍忘機だった。
しかし、そんな想いをおくびにも出さず、藍忘機は冷めた表情で魏無羨を見据えた。
「火急の用件があったのでは無いのか?」
「いや、火急の用事ってわけじゃないから、あいつらに呼びに行かせたんだよ」
「怪我をしたと聞いたが」
「ん?怪我?…ああ、かすり傷だよ。ちょっと転んだだけ」
魏無羨が左足の膝あたりを手で撫でた。
「見せなさい」
そう言って、藍忘機は魏無羨に近づくと、有無を言わさず魏無羨の衣服の裾をめくった。
魏無羨の左足の膝に擦過傷ができていた。
しかし姑蘇藍氏の軟膏秘薬ですでに治療済みのようで、血も固まり、回復にむかっている。毒や呪いの類の痕跡は無い。本当にただのかすり傷だった。
「・・・・・・」
無言で魏無羨の衣服の裾を離した藍忘機に「だろ?」とさらに呑気な魏無羨の声がした。
闇狩りでも治療の助けでもない。
「なぜ私を呼んだ?」
藍忘機の問いに、魏無羨は「だって、人数が多いほうが楽しいと思ったから」と答えた。
「?」
怪訝な顔で魏無羨を見た後、藍忘機は魏無羨の後ろにある物に目を止めた。
そこには、積み上げた石で出来たかまどがあった。
集められた落葉を燃料に、かまどの上にかけられた大鍋。
煙の発生源はここだった。
そして、煮立った大鍋の湯気からは食欲をそそるいい匂いが立ち込めていた。
「闇狩りを依頼した村の人達が、お礼だといって、干し茸やら野菜やらをくれたんだ。
規定の報酬以外は必要無いと言ったのだけど、気持ちだからと渡されてつっぱねるのも悪いし、かといって、量的に雲深不知処に持ち帰るにもな。で、大鍋や調理器具、調味料も貸してくれるっていうから、ここで汁物にしたっていうわけだ。闇狩りでちょうど小腹も減ってるし、寒いし、頂き物も消費できる。一石二鳥ってわけだ。あ、残念ながら鶏肉は入ってないけど」
魏無羨の陽気な説明に、状況は呑み込めても納得しない面々の顔があった。
「申し訳ありません。含光君様」
藍思追があわてて藍忘機に揖礼をすると、謝罪を述べた。
「用件を存じずに、魏先輩から人形符をお預かりして含光君様をお呼びいたしました」
「そうです。魏先輩の意図が分かっていれば、お忙しい含光君様をお呼びしなかったのに」
そう言いながら、藍景儀は恨みがましい目で魏無羨を見た。
「そう言うと思って、教えずに含光君を呼びに行かせたんだよ。
真面目な弟子たちだ。内緒だと言っても顔に出てしまうだろう?
とくに、お前たち二人はな」
藍思追と藍景儀を指で示す魏無羨に、藍思追と藍景儀は顔を見合わせた後、互いにあきらめたように小さく吐息をついた。
次回以降の教訓として、魏無羨からの指示には慎重になろう。そう決意したかのような顔だった。
姑蘇藍氏の他の弟子たちも、困惑しきった顔でうろたえていた。
藍思追と藍景儀がいない間、魏無羨の指示で石のかまどを作ったり、落葉を集めたり、野菜を切ったりの作業をしていた一同だったが、含光君が来るとは想定していなかったのだろう。
それまでかなり浮かれた気分で、このイベントを面白がっていた弟子たちだったが、
含光君の登場により、そこは規則の多い雲深不知処の中のように堅苦しい空間になっていた。
そんな弟子たちの空気も察して、含光君は踵を返そうとした。
「…私は雲深不知処に戻る」
「待て。待ってよ。藍湛」
慌てて魏無羨が藍忘機の服の裾を引っ張って、歩みかけた藍忘機の足を止めた。
「せっかく来たんだ。1杯だけでも汁物を食べて行ってよ。さっき味見したら結構いけた。
本当はもっと辛くしたかったんだけど、このあたりの村人は辛口を好まないみたいで香辛料を置いて無かったんだ。残念」
・・・いや、香辛料を置いて無くて良かった。
魏無羨の好みが激辛味と知っている姑蘇藍氏の弟子たちは皆、胸をなでおろしていた。
魏無羨の説得にも藍忘機はまだ立ち去る意思を見せたが、ちょうどそこに椀や茶の湯を運んできた村人達が現れた。
そして、噂に名高い含光君の姿を見ると皆一様に興奮しだした。
それも仙督になったと知っている村人達はこぞってその姿を一目見ようと次々に現れて、手を合わせたり、揖礼したりを始めた。
藍忘機はすっかり帰る機会を失い、村人達の挨拶を受け続けた。
藍忘機のそんな姿を尻目に、魏無羨は姑蘇藍氏の弟子たちを支持して、食事の準備を淡々と進めていた。
村人が持ってきてくれた椀に汁物を人数分よそおい、器に茶を入れる。
そして、姑蘇藍氏の弟子たちを、かまどを囲って半円形に座らせた後、それらを回し配りさせた。
ちょうど、藍忘機に挨拶していた村人が途切れた頃、すべての椀が弟子たちに行き届いた。
「藍湛、こっちに来て一緒に食べよう。体が温まる」
魏無羨が藍忘機を自分の隣に招くと、椀によそった熱い汁物と箸を差し出した。
鍋でじっくりと煮込まれた芋、干し茸、葱、大根。その他の山菜
椀にはその匂いが込められた湯気が立ち上っている。
藍忘機は魏無羨から椀を受け取ると、無言で汁を口に含んだ。
姑蘇藍氏の弟子たちはその様子を、固唾を飲んで見守っていた。
具材の旨味が溶け込んだ熱い汁が、藍忘機の喉を通り、体にしみ込んでいく。
藍忘機は、魏無羨を見て、無言のまま頷いて見せた。
…おいしい。
その藍忘機の心の声を汲んだ魏無羨が嬉しそうに微笑み返した。
そして、姑蘇藍氏の弟子たちに声をかけた。
「さあ、お前たちも熱いうちに食えよ」
藍思追をはじめ、姑蘇藍氏の弟子たちは、微かに頷く含光君の顔を見た後、
安心したように、椀を抱えて箸を持った。
「いただきます」
ぱちぱちと落葉が燃える石かまどの傍で、あちこちで汁物をすする音が聞こえ始めた。
食不言ではあったが、口にした後、皆のほぉっという吐息に込められているのは、
『うまい』という満足感だった。
魏無羨も汁物を口に含んだ後、隣で食している藍忘機の横顔をちらりと見て話し始めた。
「こういう寒い日に、こうやって食べる汁物は美味いんだよ。昔、よく食べた。
あの頃は蓮根と豚肉や鶏肉を煮込んだスープだったけど。皆で弓の鍛錬をした後に、こうして石かまどを作って、落葉を焚火にして、具材を持ち寄ってスープを調理して、大勢で食べる。俺の落葉拾いの一番の思い出はこれだ」
無言ではあったが、魏無羨の話を聞いている姑蘇藍氏の弟子たちが、こくこくと頷いて汁物をほおばっていた。
藍忘機も汁物の具を口に入れながら、魏無羨の話に耳を傾けていた。
ほとんど食べながらも、今さらのように藍景儀が心配していることをおずおずと口にした。
「これって、雲深不知処の規則違反になりませんか?」
・・・余計なことを言うなよ。
姑蘇藍氏の弟子たちは、藍景儀にそんな批判的な視線を浴びせながら質問の答えが気になるという風に含光君の顔をうかがい見た。
そんな藍景儀に魏無羨が呆れたようにため息をついた。
「規則違反に抵触しているという罪悪感があるのなら、お前は逆立ちしたまま食すといい」
「そんなこと出来ませんよ」
「いや、含光君なら出来る。藍湛、こいつに手本を見せてやってよ」
「魏先輩!」
…含光君様に何てことをおっしゃっているのですか。
恐れを知らない魏無羨の傍若無人な発言に姑蘇藍氏の弟子たちは、戦々恐々となった。
…含光君様はきっと冷たい怒りを含んだ表情をしているだろう。
そう、藍忘機の反応を気にして、皆、恐る恐るの体で藍忘機の顔色を窺った。
しかし、その顔に浮かんでいたのは怒りの感情では無かった。
藍忘機は俯き、伏目がちに口を閉じていた。
だが、やわらかな雰囲気が藍忘機を取り巻いている。
まるで、笑いをこらえている人のように。
姑蘇藍氏の若い弟子たちは、自分たちが幻でも見ているかのように含光君を凝視したまま固まった。
雲深不知処の中で、このような含光君を見たことが無かった。
いや、雲深不知処の外でも、どこででも。含光君がこのような表情をすることなど今まで聞いたことも無い。
とても分かりにくく、そしてとても微量の変化ではあったのだったが、
その一瞬は姑蘇藍氏の弟子たちにとっては、大きな驚きだった。
「そんなことを言う魏先輩が手本を見せてくださいよ」
微妙な空気の流れを変えるように、藍景儀がすかさず魏無羨に食い下がった。
「食不言。食不動」
飄々と言い返す魏無羨に藍景儀が呆れ顔で苦笑した。
「何言ってるんですか」
藍景儀の言葉に、姑蘇藍氏の弟子たち全員がどっと笑った。
笑い声がこだまし、あたりの雰囲気が一気に明るいものに変化した。
焚火の熱と笑い声に包まれた空気。
それはまるで、寒空の下、姑蘇藍氏一同をとりまく暖かい結界のようだった。
姑蘇藍氏一同は、こうして大鍋の汁物をすべて平らげた後、
かまどの火の始末をし、村人から借りた鍋や椀などを洗うと礼を言って返した。
むしろ、礼を言うのはこちらです。と言う村人たちに見送られ、
姑蘇藍氏の弟子たちは、体も心もすっかり温まって、雲深不知処への帰路についたのだった。
魏無羨は、弟子たちより一足早く藍忘機の仙剣に乗って雲深不知処に帰っていた。
弟子たちと一緒に帰るつもりの魏無羨だったが、魏無羨を待っているように佇む藍忘機の姿に気づいた藍思追が、「魏先輩、後のことはお任せください。帰りの引率は私がします」と申し出たのだった。
日が短くなっている時期。
夕暮れは薄暗く、寒さも日中よりさらに増していた。
雲深不知処に着き、執務室ではなく、魏無羨と共に清室に向う藍忘機に魏無羨は「仕事はいいのか?」と野暮なことを聞くつもりは無かった。
今日のことに藍忘機を意図的に巻き込んだのは魏無羨だった。
そのことを藍忘機も分かっていた。
今朝、藍忘機が魏無羨に聞かせた、母と落葉拾いをした記憶の話。
その話に対して、魏無羨が自分の思い出を示したことに藍忘機は気づいていた。
・・・お互いの中の大切な記憶を共有したい。
そんな魏無羨の想いが伝わるような汁物。
…だから、わざわざ弟子と人形符を使って私を呼び出したのだな?
問うような視線を向ける藍忘機の心を読んだかのように、魏無羨は照れくさそうに鼻の頭を指でかくと素知らぬふりをした。
そして、「ああ、そうだ」と思いだしたように、自分の衣服の胸元を手で探って、懐の中から取り出した物を藍忘機に差し出した。
「これは?」
布巾に包まれた丸い物。
不思議そうに問う藍忘機に魏無羨が「焼芋だ」と答えた。
「これ、実はすごく甘い芋なんだよ。汁物に入れると味が変わってしまうから、焚火の近くの土に埋めて焼き芋にした。でも、1個しか無かったから、あいつらと分けるには足りなくて。藍湛が食べて」
藍忘機の手を取って、魏無羨はその上に焼芋を乗せた。
そして、人さし指を口元に持っていくと、悪戯っぽく笑った。
「内緒だぞ」
その瞬間、藍忘機の脳裏に、今朝見た夢、記憶の続きが浮かんだ。
幼い藍忘機、阿湛が母親の姿を探し求め、清室の裏にたどり着いた時。
そこで、母、青蘅夫人の姿を発見した。
阿湛はホッとすると同時に、母の後ろから立ち上る煙に驚いた。
雲深不知処内で集めた落葉は腐葉土にする決まりだった。
青蘅夫人は清室の裏庭で集めた落葉を焚火にしていた。
「母上?」
青蘅夫人は立ち尽くしている藍忘機を手招きした。
そして、焚火の近くの土を枯れ枝で掘ると、
そこに埋めてあった物を取り出して、布巾に包んだ。
「熱いですから、気をつけて」
母の言葉に阿湛は恐る恐る手を出すと、母が差し出した布巾を受け取った。
それは、冷えていた阿湛の両手を瞬時に温めるほどの熱を持っていた。
阿湛が布巾を広げて中を見ると、そこに焼けた芋が入っていた。
青蘅夫人が焚火で焼いた芋。
阿湛が顔を上げて青蘅夫人を見た。
青蘅夫人は唇に人差し指をあてると、にっこりと笑った。
「内緒ですよ」
…父上、叔父上、お兄様にはね。
「嘘はつけません」
真面目な顔で困惑する阿湛に青蘅夫人は笑みを深くすると、阿湛の頭を優しく撫でた。
「嘘ではありません。これは秘密です」
「秘密ですか?」
「ええ、母と阿湛だけの秘密です」
…母と私だけの秘密。
その言葉は幼い阿湛の心の中で甘く響いた。
阿湛は顔を輝かせると、青蘅夫人にコクリと頷いた。
母からもらった焼芋は甘く、そして温かかった。
藍忘機は、そこまで思い出すと、差し出している魏無羨の手を焼芋ごと両手で包み込んだ。
「…温かい」
そう呟いた藍忘機の言葉に魏無羨は首をかしげて「焼芋は冷めてしまってる」と答えた。
…いや。
藍忘機は思った。
魏嬰の手も、焼芋に込められた魏嬰の心も。
焚火で作った汁物も。それを皆と一緒に食した時間も。
思い出すのが辛かった母との大切な記憶も。
君がそばにいてくれるだけで。
すべてが温かい。
「ありがとう」
藍忘機が言った。
藍忘機の言葉を焼芋の礼だと受け取った魏無羨は、藍忘機にニッと笑いかけると頷いた。
そして、自分の手を包む藍忘機の両手にもう片方の手を添えた。
「今日は寒かったな。藍湛の手も冷えている。
早く風呂湯を沸かして入ろう。その後、俺は酒を飲んで、藍湛は焼芋を食べて茶を飲む。
それから…二人でもっと体が温まることをしよう」
笑って、でも本気らしい魏無羨の提案に藍忘機が思わず微笑を浮かべた。
魏無羨の屈託のない笑顔。
それは、寒い日に、
何よりも、藍忘機を温める篝火だった。
(終わり)
ブログへ拍手、拍手コメント送ってくださった方、ありがとうございます。
二次小説の更新が時系列通りで無いので混乱されるかもしれません。
この話は、「風雲と隠れ月」よりしばらく後、二人が恋人関係になっている時期の話になります。「風雲と隠れ月」から「闇香炉」までに、いろいろあるんです。いろいろ…。
詳しいあとがきは、また後日。
「陳情令」二次小説を読んで頂きありがとうございました。
記事を気にいって頂けたら、
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