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こんばんは。

今、呆然としている状態のみつばです。。

突然パソコンが故障して、入っていた全データが消滅の危機になってます。

つまり、

8年近くのブログの記事、「みつばのたまて箱」のまだ未公開の二次小説のネタ、プロット、書きかけの小説が、
全て無くなるということ。

数年前に、データを一度バックアップとったりしていたのですが、
ここ数年は、ブログ更新もあまり無く、でも、少しずつ書いていた
検事プリンセス小説と、最近の陳情令の二次創作プロット、すでに大半書き上げていた未公開の小説全データが失われたかもしれません。

とくに陳情令の方は、全部なんです。。
検事プリンセスは、8年ほど前にパソコンにデータを移行するときにネタとプロットをUSBに入れてたので、
全部では無いはず。

パソコンが復旧してくれたら良いのですが、ハード自体が壊れている場合、
覚悟を決めないといけないのかも(涙)

本当に泣きそう。。。


自分がした大きなミスだから、戒めとして受け止めます。


とりあえず予定が立て込んでいて、パソコンの修理も手配できないけど、
自分が立ち直って、前向きになれる努力します。

まだ、ブレーン(自分の脳)は健在だから、記憶のあるプロット、ネタ、小説は
思い出す限り、書き起こすしかありません。


はあ、陳情令の二次小説で書いた風雲がむしろこっちに来たかしら。
って、思うしかありません。

今年は、最後まで色々あります。
この記事はPadで書いてます。


パソコンが1度でも復旧できるように祈ります。
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ドラマ「陳情令」の登場人物。
今日は、藍思追について語る雑記です。

ドラマのネタバレ多いです。
未視聴の方はご注意ください!




ドラマの中で演じている役者さんは「鄭繁星」さん。

藍思追は、ドラマでも冒頭の方から出てくる主要キャラクターで、
しかも、かなり重要な存在です。

藍思追は、姑蘇藍氏の一門なのですが、元は5大仙家と言われていたうちの1つ。一番権力と力を誇っていた温氏の一族の子どもです。

温氏に関しては、ドラマだと、陰鉄(強大な魔力を持った鉄の塊の魔道具)設定のため、
原作以上にかなり横暴な権力者のように見えます。

藍忘機の藍氏も、魏無羨の江師も温氏によって侵略され壊滅状態に。
かろうじて、命が助かった藍忘機、藍忘機の兄。叔父さん。原作とアニメ版では、藍忘機の父親はこの襲撃によって亡くなっています。(ドラマだとその前に亡くなっている設定?)
でも、江氏の方は、魏無羨の師匠であり、育ての親、弟子達、門下生の多くが温氏によって倒されます。

しかし、その後、温氏以外の仙門たちが結託して、温氏討伐で、温氏宗主を倒します。

その後の展開。

次に権力を持ったのは、金氏。
その金氏は、温氏の残党だけでなく、普通の温氏一族の庶民も残忍な方法で虐げていきます。

弱き者の味方で、人を助けたい、という志を持っている魏無羨は、その事に反発します。
さらに、自分や江澄を助けてくれた温情の頼みで、弟の温寧を探しに行きますが、
そこで変わり果てた温寧と温氏の生き残りの人々を見つけます。

魏無羨は、自分のすべてをなげうって、この人々を助けて逃避行の末、乱葬洞で小さな村をつくって、彼らを匿うように一緒に生活します。
その中にいた小さな子どもが、温寧のいとこの息子である阿苑、のちの藍思追です。

魏無羨は阿苑くんを弟のように可愛がります。・・・ちょっと雑ですが(笑)

ドラマの阿苑くんは本当に可愛いです!
顏もしぐさも声も。

ある時、街の買い物に阿苑君を連れていく魏無羨。
ちょっと目を離したすきにいなくなっている阿苑にあせって探す魏無羨。

阿苑の泣き声に、その方向を見ると、
藍忘機の足に抱きつきながら、泣いている阿苑を発見。

「お父さんのくせに子どもを抱っこしてあげないのか?」

街の人々に囲まれて、やいやい言われながら、
「私は…違う」と立ちつくし、すっかり困惑している藍忘機の姿に、魏無羨は思わず笑顔に。

そして、「藍湛!」と駆け寄る魏無羨。

この時です!!

ドラマ内で、みつば上位5位の中に入る名シーン。

藍忘機が魏無羨の姿を見て、

ほわ~~~っって顏になるんです!!
もう、魏無羨に見惚れて、ほわ~って。←擬音語(笑)

漫画だったら、背景にレースか花が散るような演出トーン貼ってありますよ♪
ラブコメ調の映画だったら、背景にハートが飛びますよ♪

ドラマの見せ方演出も凄いです。

BL要素は抜きのはずなのに、魏無羨が笑顔で藍忘機に駆け寄って、藍忘機が魏無羨の顔を凝視している、ここだけスローモーションなんです。

これ、恋愛ドラマや恋愛アニメの演出技法だと思うんです。

決して、男の友情ものとか、アクションもので、相棒の二人が再会したとしてもスローモーションにしないと思う。していたらBLアンテナひっかかります(笑)

それに、絶対これ、藍忘機が魏無羨を見た時。

例えるなら。

街で偶然好きな男と再会して、(たとえば高校時代からずっと好きだった同級生とか)
名前呼ばれて、駆け寄って来られた時の、恋する女子大生みたいな顔。
本当に美しいです~。王一博さん演じる藍忘機って(うっとり)

それで、再会して見つめ合う二人。
恋する魏無羨に会えて、もう藍忘機は、内心、ときめきマックス状態だったでしょう!!

足元の子どもが魏無羨の知り合いと分かり、

「この子は?」と問う藍忘機に
「俺の子」と冗談を言う魏無羨。

なのに、「え?・・・」と固まる藍忘機。

さて、この時の藍忘機の心境は次のうちのどれでしょう?

1、 どこの女に産ませた子どもだ?
2、 どこの男に産ませられた子どもだ?
3、 ・・・私の子か?

2、3は、衝撃のあまり、思考がおかしくなった藍忘機の心境(笑)
でも、3に関しては、ファンの方の二次創作動画に結構ありますね♪

藍忘機の顔に、クスリと笑う魏無羨。
原作でも、「冗談だよ。その子は違う人の子どもだ」ってちゃんと言ってます。
しかし、アニメ版では、このあたりがばっさりとカット(涙)

ドラマ「陳情令」で、藍忘機が阿苑と会って、おもちゃを沢山買ってあげたり、魏無羨と一緒にご飯食べる時、藍忘機の言うことはちゃんと聞いたり、他人に触れないと言っていた藍忘機が阿苑を膝の上に乗せてあげたり、抱っこして運ぶシーン。
みつばはドラマのこの魏無羨と藍忘機と阿苑のふれあいシーンが大好きなんです。

このやり取りがあって、後に魏無羨がいなくなった後、藍忘機が阿苑を助けて、藍氏で引き取る~・・・に続くのが分かりやすい流れ。

あとで、阿苑に「有銭哥哥」(金持ち兄ちゃん)と呼ばれる藍忘機(笑)
おもちゃを買ってもらって、美味しいものもご馳走になったりで、すっかり藍忘機に懐いた様子の阿苑。

阿苑のおもちゃを取り上げて、「俺の方が好きって言ったら返してやる」とか大人気ないこと言う魏無羨。(笑)

二人と別れた後、こっそり影からそれを見ている藍忘機。

↓ドラマ中、みつば意訳で申し訳ないですが、魏無羨と阿苑にやりとり。

「また、金持ち兄ちゃんは来てくれる?」
「…いや、もう来ないだろう」
「どうして?」
「人は、それぞれ歩く道が違うんだよ」
「あ~・・・」←分かったような、分かってないような阿苑が可愛い。


この時、藍忘機は魏無羨が、「誰かは(藍忘機)光の道を歩いていっても、俺は暗闇の中一本の板の上を歩いていく~」って言っているところを聞いている藍忘機。

あれ?

阿苑(藍思追)の話をしているのに、どうしても藍忘機と魏無羨の話になってしまいますね(笑)
みつばの雑記って所詮、藍忘機と魏無羨二人が中心です♪

話を戻して。

その後、ある事件がきっかけで、温氏の生き残り達は全員処刑され、魏無羨も不夜天で・・・。

阿苑は、乱葬洞で高熱を出して倒れているところを藍忘機によって発見されて、藍氏に連れてこられます。ドラマと原作では、この連れて来られた時間がちょっとずれてるようですが、
ドラマの懲罰や、藍忘機が胸の烙印をつけたのもこのあたりのようです。

阿苑と同じ発音で阿願→藍願。となる阿苑。

漢字に関しても、藍忘機がつけたのでしょう。

藍思追の字(あざな)に関しては、二次小説でも書いたのですが(こちらの記事
藍忘機が魏無羨を想う気持ちが込められている説・・・。原作にはそんな補足説明はないそうです。

でも、阿願の「願」ももしかして、そうなの?

藍忘機の魏無羨の無事を、再会を「願う」の意味なのかしら?
そうだったら萌える♪

それで、この前雑記に書いたのですが、

「どうして藍忘機は、藍思追に「問霊」を教えたのでしょうか?」

という、中国の魔道祖師ファンの方からみつばへのクイズ。

「問霊」(琴の音で、亡くなった者の魂を呼び出し会話をする秘儀)

藍啓仁、叔父さんも出来ます。
藍忘機も出来ます。兄様はどうかな?ドラマでも琴を弾けていたから、本当は出来るのかな?でも他の弟子達は出来ない様子。

どうして藍忘機は藍思追に教えたか?

魔道祖師ファンの方に聞かれた時のみつばの答えはこちら。(原文まま)↓

私は、蓝思追が蓝湛にとって、自分と魏無羨の子どものように思っているからだと思いました(笑)
他の理由で、真面目に考えると、蓝思追を藍氏の跡継ぎに考えているからだと思います。


↓みつばの意図。

藍忘機は、魏無羨のことを愛していて、女性と結婚して子孫を残す気は無かったから、
思追を藍氏の跡継ぎにしようと思って、藍思追に「問霊」を伝えた♪
叔父さんと兄も独身だし。
思追を自分たちの(藍忘機と魏無羨)子どものつもりで育てていたから♪


「・・・・・・」

はい。冗談言ってる?と思わないでください。
みつばは、これでも、真剣に考えて、しごく真面目に答えてるんです。

これに対して魔道祖師ファンの方の答え(まとめ)

藍忘機は魏無羨がいなくなった後、13年間何回「問霊」しても、応えがなかった。
(藍忘機は魏無羨にそれほどまでに嫌われていると思っていたみたい)
藍忘機はもし自分が死ぬまで魏無羨が戻らないだったら、どうすればいいのかと悩みました。
そのため、蓝思追は温氏の跡継ぎにしても、蓝氏秘術「問霊」を教えてあげます。
もし自分がなくなった後に、魏無羨の魂が答えたら、(自分の)魏無羨への愛を伝えて欲しい・・・という想いがあった。



そうです。

藍忘機、せつない・・・(涙)

みつばのふざけた(しごく真面目なんですって)解答と比べてみてください。
こんな曖昧な認識で二次小説書いてるんですから、大丈夫か?って感じです(汗)

それにしても思追君は、名前から技術から何から何まで、全身で、藍忘機の魏無羨を想う気持ちを込めて大切に育てられましたね。

「陳情令」スピンオフ映画「生魂」で、思追は温寧くんと共闘しています。

もう、温寧くんは、別人のようにかっこ良すぎてます。
みつばは温寧くんが大好きだったのですが、髪型からメイクから、全部かっこよすぎて、CM映像チラッとの時、最初「だれ?」ってなりました(苦笑)

思追くんは相変わらず爽やかでかっこ良いです。

優しくて、礼儀正しくて、素直で思いやりのある青年に育った思追君。

思追くんは、この後、どうするのでしょう?
「陳情令」のラストで自分が温氏であることが分かり、幼い時の記憶も蘇りました。

みつばの中では、藍忘機と魏無羨のそばで、しばらくは二人から学びながら、仙督となった師匠を支え、藍氏の中で生きていって欲しい思いもありますが・・・。

でも、温寧くんとのからみがとても好きです。
「生魂」の二人を見て、みつばのBLアンテナがちょっと発動して困ってます(笑)

ちなみに、みつばの中では、藍思追くんと藍景儀とか金陵とかのBL要素的な物はありません。(たぶん)

みつばの二次小説では、相棒のような親友の藍景儀と共に、これからもよく登場させたいです♪


【拍手コメントレス】

教えて頂いた「1分で分かる、魔道祖師(陳情令)登場人物紹介」(みつば意訳)、動画見ました。
ありがとうございます♪
藍忘機のお父さん、お母さんの話のところ。
中国語の字幕でざっと読んだので、完全解読は出来なかったのですが、
内容的に、原作にだいたい書かれてあったことでした。ドラマでも兄が語っているところ。それ以上の事はあまり述べられてなかったような気がします。やっぱり謎はありますが、
藍忘機が、父が母にしたように魏無羨をそばにいさせたかった、という事は分かります。

タイ、中国のBLドラマの紹介ありがとうございます!
いえ、全く知りません。BLドラマ、最近日本で放送しているもの「おっさんずラブ」
「きのうなに食べた?」以外見たことがほとんど無いのです(汗)「ハイロイン」は、日本の翻訳版気になってはいますが、まだ見て無いです。今まで、BLじゃないドラマを脳内で勝手にBL妄想で見ることはあっても、BLとして作成された物は見て無いのです。
BLも、同人(二次創作)も、みつばの中でずっと憧れがあって、憧れすぎて、敷居が高くて、手が出せなかったんです。
なので、「陳情令」と、その二次小説が、みつばの中で初めてちゃんと触れ合ったBLになります♪。
(「陳情令」厳密には、BLじゃない(風)だけど、原作はBLだから)


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中国ドラマ「陳情令」、みつばの二次小説「風雲と隠れ月」(後編)です。

二次小説を読む注意点、コメント記入、「陳情令」の他の二次小説も
「陳情令」二次小説INDEXページからお願いします。


「陳情令」の登場人物・名称紹介のページはこちらから(名称、説明、更新しました)

とくに初めてこのブログにいらした方は注意点を一読してから
二次小説をお読みください。

「陳情令」は現時点、日本語翻訳未公開のドラマです。
原作「魔道祖師(作者):墨香銅臭」、アニメ「魔道祖師」をご存じない方。
これから見る予定の方は、ネタバレがありますのでご注意ください。

二次小説はドラマ50話最終回後の話になります。
また、この小説にはBL(男同士の恋愛)描写があります。
そのあたりが受け入れられる方のみお読みください。


※この話は「屋兎の愛」の続きになります。



風雲と隠れ月(後編)



魏無羨と聶懐桑は、しばらくの間、並んで立ったまま黙って小川のせせらぎを見つめていた。


ややあって、「私は、そろそろ帰らなければ」と、聶懐桑が口を開いた。

「一人でここに来たわけじゃないだろう?配下の者は?」魏無羨が聞いた。

「共の者は、仙督との面会が終わった後、先に街に行かせました。私はここで、一人で思い出にふけりたかったのです。でも先ほど話したことは冗談ではありませんよ」

「先ほど話したことって?」

聶懐桑がじっと魏無羨の顔を見つめた。

「上に立つ者は、そこにいない者には分からない何かを背負います」

魏無羨の横にいる聶懐桑は、もう先ほどまで昔を懐かしんでいた学友では無かった。
それは、大きな仙門を束ねる宗主の眼差しだった。

真面目な顔で聶懐桑が続けた。

「それが望むものであれ、望まぬものであれ、個人の感情を抑えなければ対処できない事も起こります。己の気持ちを優先させるのか、それとも、それを犠牲にして状況を優先させるのか、選択しなければならない事も出てきます。思い出にふけり、昔の学友に会う為に、一人ここに残った私が何者かに胸に仙剣を突き立てられても、それは私の選択ミスか、認識の甘さが招くこと」

魏無羨は、聶懐桑の話していることが理解出来ていたが、聶懐桑が話の中で、魏無羨にもっと他にそこに含む何かを伝えたがっているような気がしてならなかった。

しかし聶懐桑の表情の中にそれは読み取れない。

それは決して魏無羨の能力や知力が劣っているせいでは無かった。
今の魏無羨にはまだ分からぬ現実を聶懐桑が知っているだけのことだった。

「聶兄の命が狙われることが本当にあるのか?」

そう、真面目に問う魏無羨に聶懐桑がクスリと笑った。
それは、真に嬉しそうな笑みだった。

「私の心配をしてくれるのですか?魏兄。私は大丈夫ですよ」

聶懐桑は言った。

「雲深不知処の結界のすぐ外には私の守り人もいます。万一何かあったとして、魏兄にさしあげた“胸あて”が無くとも平気です。・・・では、そろそろ私は行きます」


パチリと手に持っていた扇子を畳むと、聶懐桑が魏無羨に背を向けた。

そして、数歩歩いた後、何か思いとどまったように、立ち止まって魏無羨を振り返った。

「魏兄」

「ん?」

「もし・・・」

聶懐桑が一瞬唇を引き結んだ。
そこに、意を決したような顔があった。

聶懐桑が言った。

「もし、これから先、魏兄が姑蘇藍氏を、雲深不知処を出ようと思うようなことがあれば、私のところに来ませんか?」

「え?」

本心からきょとんとした魏無羨に聶懐桑は真面目な顔で続けた。

「雲深不知処はとても美しく、姑蘇の街はとてもいいところです。
それでも、もし、魏兄が、ここを離れたいと決意するようなことがあれば、こちらに来てください。私の配下になって欲しいとか、仙門に下って欲しいという意味ではありません。魏兄は先ほど言いましたね。広い世界のどこでも住処に出来ると。ならば不浄世も魏兄の住処の一つと考えて欲しいのです。私は魏兄をいつでも歓迎します。それを覚えておいてください」

「あ、ああ~…。うん。わかった」

曖昧ながらも、頷く魏無羨に聶懐桑が微笑を浮かべた。

そして、頷き返すと、魏無羨に「再見」と言った。
聶懐桑は踵を変え、雲深不知処の門の方角に向かって歩き出した。そして、魏無羨が「土産ありがとな」とその背にかけた言葉に振り返らずに手を振ると、林の茂みの中に姿を消した。


魏無羨は、聶懐桑の姿が見えなくなっても、聶懐桑からもらった本を手に、しばらくその場に立ちつくし、ただ小川の中で悠々と泳ぐ魚たちの姿を目で追っていた。


魏無羨が聶懐桑と雲深不知処の敷地内で別れたころ・・・。



別の場所では、藍思追と藍景儀をはじめとした闇狩りに赴いていた姑蘇藍氏の若い門下生達が、他の仙家の門下生たちと偶然、出会っていた。

姑蘇藍氏より規模の小さな仙家は闇狩りで共闘するためにいくつか集まって行動することがあった。

今回集まっていたのは、雲深不知処に近い場所にある仙家の者たちで、率いていたのは尊湖柳氏一門の門下生だった。そして、そこにいた門下生たちの大半は藍思追達と同じくらいの年ごろの顔なじみばかりだった。

皆は互いに丁寧に拝礼した後、和んだ雰囲気になった。


「姑蘇藍氏は何の依頼を受けたんだ?」

尊湖柳氏一門の一人が藍思追に聞いた。

「私達は、ふもとの村の作物を荒らす魔獣を滅する依頼を受けて、こちらにまいりました。先ほど依頼も無事終え雲深不知処に帰るところです」

「魔獣が出ているという話は聞いている。ただ、我々の仙家では荷が重い闇狩りゆえ、姑蘇藍氏の方に依頼が回ったのだろう。凶悪な魔獣だと聞いていたが、どうだった?」

「少々手ずったけど、楽勝だった」

藍景儀が左腕の打撲を手でさすりながらも得意げに言った。

「含光君様の手を煩わせることにならずにすんだよ」

そう言った姑蘇藍氏の門下生に、他の仙家の門下生達が訳知り顔で頷いた。

「仙督様は、今いろいろとお忙しそうだから、こんな闇狩りで弟子達を助ける時間も無いだろう。就任式の他に結婚式も控えていらっしゃるのだからな」


「・・・え?」


姑蘇藍氏の門下生達は、皆同じ表情で固まった。

まるで、聴覚と思考力を奪われる術をかけられたかのように。

「一体何の話だ?」

ややあって、真っ先に意識を戻したらしい藍景儀が口を開いた。

「どなたが、どなたの結婚式を控えていらっしゃると?」

「何で恍けているふりをしているんだ?」

姑蘇藍氏以外の門下生達が一斉に笑った。

「姑蘇藍氏の含光君様、いや、仙督様が婚姻なさるのだろう?不浄世の仙女と」


「は?」

目を丸くして、自分が今聞いたことが正しいのかどうか信じられないように、
藍景儀は隣にいた藍思追の顔を仰ぎ見た。

「思追、今、含光君様が婚姻されるとか、何とか、聞こえたんだが」

「・・・私も聞こえました」

茫然としていた藍思追がようやく意識を戻したように、ぼんやりと呟いた。

藍思追と藍景儀だけでなく、姑蘇藍氏の門下生達が近くにいる者たちと当惑した顔を突き合わせていた。

「なんだ。お前達。姑蘇藍氏のくせに、知らないのか?」

あきれたように言う尊湖柳氏の門下生に藍思追は「違います!」ととっさに勢いよく返した。

「それは違います。単なる噂話でしょう」

「どうして、そう言いきれるんだ?まだ極秘事項だから、お前達が単に上の者から聞いていないだけなのではないか?」

「極秘事項と言うのなら、何故君たちは知っている?」

姑蘇藍氏の門下生の一人が負けじと口を出した。

「そうだ。我ら門下生も知らない話だぞ。そんな大切な話があったら、まず雲深不知処内で話題になっているはずだ」

そうだ。そうだ。と、ようやく息を吹き返したように、姑蘇藍氏の門下生達がコクコクと頷いて見せた。

「そんな事は知らない。だけど、この話は有名でもうかなり広まっているという噂だ。疑うなら、他の仙家の者たちにも聞いてみろよ。とくに清河聶氏の者たちなら知っているだろう。
仙督様の奥方になられる方は、聶家ゆかりの方で、この話もその仙家の者たちが、他に広めているという話だからな」

「そんな・・・」


…こんな大事な話を門下生の我々が聞いていなかったなど。
…なぜ、藍宗主様は集会でお話しして下さらなかったのだ。
…いや、やっぱり、ただの噂話なのだろう。
…しかし・・・。

その後、

他の仙家の者たちと別れてからも。

姑蘇藍氏の門下生たちは、その場で衝撃と興奮から冷めやらぬ体で話をしていた。

藍景儀は、そこからやや離れた場所で腕を組みながら憮然とした顔で佇み、
藍思追は、その隣で、師匠ゆずりの伏し目がちな表情でうつむいたまま黙していた。



その夜の月は、厚い雲に覆われたまま、ほとんど姿を見せなかった。


魏無羨は清室の濡れ縁にあぐらをかき、
雲に覆われた夜空を仰ぎながら、天子笑の酒を口にしていた。

風はやんでいで、竹林の葉が揺れる音すら聞こえない。

暗闇の中で、かえって不気味なほどの静けさだったが、
かつて乱葬洞で暮らしていた魏無羨にとって全く怯える環境では無かった。

だが、何故か、今日は胸騒ぎのようなものを感じる。

魏無羨はその漠然とした正体不明の予感を振り払うように、天子酒を豪快に口に流し込んだ。

その時、清室の門の外から微かに足跡が聞こえた。

魏無羨は、一人微笑むと、天子酒の甕を濡れ縁の床に置いた。

「藍湛、おかえり」

門を開け、真っ先に清室の濡れ縁の上で手を振る魏無羨の姿を認めた藍忘機が、微笑のような物を顏に浮かべた。

「魏嬰…」

「先に一人でお疲れ会してた」

魏無羨が天子笑の甕を手に掲げて見せた。

「今日は、何か疲れることがあったのか?」

清室の中に入り、着ていた外着を打ち掛けに下げた後、
いつもの座卓前に座った藍忘機が問うた。

「いや。べつに。いつも通りだったけど…」

魏無羨は、チラリと、一瞬衣装箪笥の方に目をやった。

聶懐桑から受け取った春本。

それが、この部屋に持ち込んでからは、結構曲者だったのだ。

表紙が真面目な題目にすり変えられているとはいえ、藍忘機の書物と一緒にしておくわけにはいかない。
かえって興味を持った藍忘機に見られてしまう可能性がある。

少年期に戯れで春本を見せた時、「恥知らず!」と激昂した藍忘機によって本を粉砕された記憶は健在だった。
今の藍忘機が春本をどう考えているかは分からなかったが、少なくても、今のこの部屋に無いということは、好まれている物では無いから、目につくところに置くのは止めた方がいいだろう。

魏無羨が清室に戻ってから、そんな事を考え、春本をどこに置こうか右往左往しているうちに時間が過ぎていた。
そして、迷ったあげくに、魏無羨は、衣装箪笥の自分用の服が入っている引き出しの下方に春本を置いておくことに決めた。

こうして春本隠しに、闇狩りで眩惑術を使う魔物を封印する時と同じくらいの気力と注意力を使った魏無羨なのだった。

「いつもと違うことといったら、聶懐桑に会った」

そう言った魏無羨に、藍忘機が茶を用意していた手を止めて顏を上げた。

「いつ、どこで会った?」

「昼過ぎに、雲深不知処の姑蘇藍氏領内の中で。偶然散歩していたら会って、少し話をした」

「何を話した?」

「思い出話だよ。ここで学んでいた時のこと。昔の事って忘れているようで話していると結構思い出したりするんだよな」

…こっそりと小川の魚を取って、殺生を禁じている姑蘇藍氏領から離れた雲深不知処外れの森の中で焼いて食べたりもしたな。そういや、あの時の焼魚は旨かった。

焼き魚の味を思い出した魏無羨は思わず涎が出そうになり、慌てて口元を手の甲で拭った。

「聶懐桑に聞いたけど、今日藍湛に会っていたんだろう?藍湛こそ何を話してたんだよ?ああ、さすがに昔話ばかりはしないか。仕事の話だよな」

藍忘機がコクリと頷いた。

仕事の話で無くとも、昔から藍忘機と聶懐桑はたわいもない世間話をするような仲では無かった。
それどころか、二人で話をしている所も見たことが無い。
聶懐桑は、藍忘機を昔から苦手としているような態度で、藍忘機を見るとこそこそと魏無羨の影に隠れていた。

それでも、立場上話をしなければならない状況もあるのだろう。
魏無羨は、聶懐桑が言っていた話を思い出しながら、そう考えた。

『上に立つ者は、そこにいない者には分からない何かを背負う』

「大変だな」

そう独り言のように言って、天子笑の酒を口に含む魏無羨を藍忘機が座卓の対面からジッと見つめていた。
何か思慮しているような藍忘機の心は、外の月のように隠され、魏無羨に気付かれることは無かった。

魏無羨の関心事は、すでに聶懐桑から離れていた。

「藍湛の仙督就任式が延期されるという話は、集会で沢蕪君から聞いた。
規則や予定をきっちり守る姑蘇藍氏にしては珍しいと思うんだけど、何かあった?」

…他からの妨害や反対があったとか?

魏無羨の少し含みも込めた質問に藍忘機が静かにかぶりを振った。

「準備に時間がかかる」

「確かに。招く仙家も多いだろうからな」

「・・・・・・」

それ以上話そうとしない藍忘機に魏無羨も特に話を追及することもせずに、
再び天子笑を飲み始め、清室の開け放した戸の向こう側に目をむけた。


藍忘機が茶の湯を茶器に注いだ。
秋茶から湯気が立ち上り干草香が魏無羨の鼻孔をくすぐった。

「今日はやけに外が静かだな。こんな夜の後は嵐が来ることが多い」

魏無羨がぽつりと言った。

藍忘機も頷いた。

「寝る前に窓は全部閉めておこう」

「うん。昔、子どもだった時は、こんな夜はかえって眠れなかった。
何かが起きそうな気がして目が醒めていた」

「嵐が怖いのか?」

藍忘機の問いに魏無羨が苦笑してかぶりを振った。

「いや。嵐よりも、その前の前兆が嫌だっただけだ。得体の知らない魔物と向かい合っている気分になる。でも、その正体が分かれば、何てことは無い」

魏無羨は、外から藍忘機の方に顔を戻した。

「それに、ここには、俺のような弱い男も守ってくれる含光君がいてくれる。
怖いことなど何も無い。そうだろ?藍湛」

藍忘機は何も答えなかった。

ニコニコとした笑顔を向けている魏無羨をじっと見つめながら、ただ、やわらかく口角を上げると、
手にしていた茶を口に含んだ。


魏無羨は、藍忘機の姿が清室に現れてから、
漠然と感じていた不安がいつの間にか消えていることに気づいていた。

清廉で美しい藍忘機の顔を見ているだけで、モヤモヤした気分もおさまっていた。

魏無羨は、再び目の前の藍忘機の顔に笑いかけると、寛いだ姿で、天子笑の酒を煽った。


藍忘機の私邸清室は、結界がはられているかのように守られた聖域だった。
その聖域を照らす月は、いつも、清室の主、藍忘機のように魏無羨には見えていた。

だがその日、夜空に昇った月は光を隠され、ついに出てくることは無かった。

聖域を侵すかのように立ちこめる風雲は、雲深不知処全体を覆い、
雲はやがて霧の深山を暗い闇に化すかのように広がり、いずれは清室の上にも影を落とすだろう。


虞(おそれ)の無い魏無羨は、
その事にまだ真の意味で気づいてはいない。



(終わり)


この二次小説を読んでいる方の大半は、「陳情令」ドラマをラストまで見ているか、原作「魔道祖師」を読んでいる方ですよね?
聶懐桑のことや、ラストシーン、黒幕さん、など。
これから二次小説の展開で書くのが避けきれなくなってきます。
来年、「陳情令」日本に上陸して日本語字幕で見るのを楽しみにしている方は、ネタバレが多くなるので、ドラマ見た後に読んでくださいね♪←って、あとがき読んでるくらいなら、本文読んでるって。

シリーズ話は、これから佳境に入ります。

拍手コメント、ありがとうございます。いろいろ気になる話が沢山出てますが、
お返事はまた次回ゆっくりとさせていただきます。


二次小説読んで頂きありがとうございました♪
記事を気にいって頂けたら、
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中国ドラマ「陳情令」、みつばの二次小説「風雲と隠れ月」(前編)です。

二次小説を読む注意点、コメント記入、「陳情令」の他の二次小説も
「陳情令」二次小説INDEXページからお願いします。


「陳情令」の登場人物・名称紹介のページはこちらから(名称、説明、更新しました)

とくに初めてこのブログにいらした方は注意点を一読してから
二次小説をお読みください。

「陳情令」は現時点、日本語翻訳未公開のドラマです。
原作「魔道祖師(作者):墨香銅臭」、アニメ「魔道祖師」をご存じない方。
これから見る予定の方は、ネタバレがありますのでご注意ください。

二次小説はドラマ50話最終回後の話になります。
また、この小説にはBL(男同士の恋愛)描写があります。
そのあたりが受け入れられる方のみお読みください。


※この話は「屋兎の愛」の続きになります。



風雲と隠れ月(前編)



その日の昼過ぎ、魏無羨は珍しく姑蘇藍氏の集会に顔を出した。

姑蘇藍氏領内の掲示板にて、
“火急の用のある者以外、姑蘇藍氏内の門下生は参加するように”と、緊急招集されていたのだった。

広間に藍忘機と藍啓仁の姿が無かったが、藍氏宗主の藍曦臣が集まった門下生達の前に立った。

「この前の月例会で話をした藍忘機の仙督就任式ですが、
しばし延期されることになりました」

―――え?

無言ではあったが、藍曦臣の言葉に広間中の門下生達に動揺する空気が流れた。

「就任式の日取りは決定次第改めて知らせることになりますが、月例会で発表した闇狩り等の日程に変更はありません。
各自、自分の予定を確認すると共に、就任式準備の手配が指示された者は、その手伝いを優先させるように」

「はい」

時間通りに、雲深不知処内各箇所から広間に集まった門下生達は、
「解散」の声と共に、移動符でも使ったかのように、あっという間にそれぞれの持ち場に去って消えていった。

藍曦臣の姿もすでに無い。

魏無羨は、足早に歩いていた藍思追と藍景儀に追いつき、首根っこを摑まえる勢いで、二人を引き止めた。

「おい、どういうことだ?」

「何がですか?」

魏無羨に首襟を引かれながらも歩みを止めない藍景儀が煩わしげに聞いた。

「仙督就任式の延期の話だよ。一体何があった?」

「私に聞かないでください。我々も先ほどの沢蕪君様の話が初耳なのですから」

「俺に隠しても為にならないぞ」

「何を言っているんですか。魏先輩こそ、含光君様からお聞きになっていないのですか?清室で一緒にお暮しになっているのに」

藍景儀の的を得た言葉がグサリと魏無羨の胸に突き刺さった。

昨夜遅くに清室に帰ってきた藍忘機と、酒にほろ酔い気分の魏無羨は、就寝の挨拶程度の会話しかしていなかった。そして、早朝には、すでに藍忘機の姿は清室からいなくなっていた。それは、最近ではいつものことだったのだが。

そんな魏無羨の表情を見た藍思追がフォローするように立ち止まった。

「弟子の私も先ほど初めて知りました。含光君様が仙督になられているのは事実。
ただ、その周知に関してご担当されているのは、含光君様ご自身でなく、他の重役の方々が担っていることもあるのでしょう」

就任式はいわば、就任披露宴。
仙督を輩出した仙家にとっては一大行事となる。
しかし、それまで、華やかな宴会というものに招致はされても、自ら開くこととは無縁だった姑蘇藍氏にとっては、難しい課題が山積みなのかもしれない。

それに、就任式自体が中止されたわけでも、藍忘機が仙督の座から降りるという話でも無いのだ。

弟子や、同居人に話して無くても何の支障も無い。

「無いはずですが・・・」

魏無羨と藍景儀にそう言いながらも、心持ち、落ち込んだような目をしている藍思追と、
同じく、藍思追の話に納得しながらも、どこか釈然としない顔で鼻の頭を指でかいている魏無羨に藍景儀が、思いっきり『やれやれ』という表情で肩をすくめた。

「そんなに気になるなら、今から含光君様に直接延期の理由を聞けば良いのに」

「しない」
「するか」

魏無羨と藍思追が異口同音に言って、互いの顔を気まずそうに見合わせて黙った。

藍思追の方が先に口を開いた。

「含光君様は、とてもお忙しい身。大切な話ならきっとお話し下さるはずなので、その時まで私は待ちます。それまでは自分のすべきことをしなければ。景儀、早く本日の闇狩りに行く準備をしましょう」

「闇狩りに行くのか?俺、今日は暇なんだけど、ついて行っていいか?」

もやっとした気分を憂さ晴らししたい。
そんな思いで、提案した魏無羨の同行は、藍思追と藍景儀にきっぱりと断られた。

「本日の闇狩りは、我々門下生だけで参ります」

「魏先輩がいると非常に助かりますが、助力が大きすぎて、我々の出番が無くなります」

まるで魏無羨が姑蘇藍氏の弟子達の功を全部奪っているというような藍景儀の言い方に、藍思追が慌てて「我々だけで力を試す修行もしなければなりません」と言い添えた。

「魏先輩には、ぜひ次回以降の闇狩りでご指導をお願いします」

それでは、失礼します。

と、藍思追は藍景儀を促し拝礼すると、急ぎ足で魏無羨の前から去って行った。


「・・・なんだよ。どいつもこいつも。俺をのけものか?」

元々、姑蘇藍氏の正式な一員で無いことを自覚しながらも、魏無羨は面白くなさそうに鼻をならした。

闇狩りに関しては、確かに藍景儀と藍思追の言う通りであり、いつまでも力のある指導者に頼っていては、経験が積めないのも事実。
藍曦臣が魏無羨や他の指導者を同行させないという事は、今回の闇狩りは弟子達で対処できると判断したのだろう。

仙督就任式に関しても、藍思追の言う通りなのかもしれない。

仙督となる藍忘機にとっては、大事な式ではあるが、それよりも就任している職務に集中し、他の業務に関しては、藍曦臣や藍啓仁が藍忘機を補佐する役目についているのだろう。今までとは逆の役割。

藍忘機は、兄と叔父よりも“上”の権威者になったのだ。

そうは考えても、やっぱり魏無羨にはその事自体はどうでもいいように思えた。

…藍湛もそう考えたのか?権威を示す仙督就任式はとくに重要な物で無いと。
それよりもやりたいことをしているだけだって。

『弱き者を助ける人でありたい』


「・・・だから、藍湛は俺に就任式延期の話をしなかったか…」


ぼんやりと散歩しながら、
魏無羨は、雲深不知処の結界がはられた中で外縁ぎりぎりに位置するお気に入りの場所についた。

深い緑の木々に囲まれ、清冽な水が流れる川。
澄んだ水の中で魚たちが泳ぐ姿も見える。

そこは、日中、闇狩りの任務などに行っている姑蘇藍氏一門たちは誰も来ない、一人で休むにはうってつけの穴場だった。
魏無羨はつい気を許して、心の声をブツブツと漏らしていた。

さらさらと小川の水が流れる音。

しかし、その音に混ざり、不自然な風が起こっている気配に魏無羨はハッとなって顔を上げた。

獣頭の家紋が描かれた上等の布地の外服を着た人物が川原に立っていた。

手にしている白い扇を仰ぎながら、そこにいた人物は背後から現れた魏無羨に驚く様子も無く、ゆっくりと振り向いた。

「お前・・・!」

…なぜ、こんなところにいる?

驚いて、指刺す魏無羨に、その人物が微笑で返した。

「魏兄が雲深不知処の中でずっと暮らしているという噂は本当だったのですね。
こうして目にするまで半信半疑でしたが」

そこにいたのは、聶懐桑だった。

魏無羨と昔、この雲深不知処の中で共に学んだ同期生であり、
今は清河聶氏宗主である聶懐桑。

「俺が雲深不知処にいる噂をどこで聞いた?」

魏無羨は近づいていき、聶懐桑の隣、人一人分空けた場所に立ち止まった。

「清河聶氏の門下生たちが闇狩りで、他の仙家の者と会う時によく情報交換をしているそうです。
姑蘇藍氏の弟子達は、緘口令を守って黙しているようですが、あなたを雲深不知処あたりの闇狩りで見かけた他の者たちが噂をまことしやかに流したのでしょう」

「姑蘇藍氏も、俺のことに関してとくに緘口令を敷いているわけじゃ無い。
ただ、無駄口叩かず、余計な噂話を流さないというマナーを守っているだけだ」

「・・・魏兄は、もうすっかり雲深不知処の者みたいですね。昔はあれほど姑蘇藍氏の規則を嫌がっていて、すぐに出て行きたいとずっと言っていたのに」

「この広い世界で、俺はどこでも住処にすることが出来るんだよ。雲深不知処もそうだ」

聶懐桑が内包している何かの思惑に気付かないふりで、魏無羨は聶懐桑から小川に目を向けた。

「今日は何をしにここに?」

「仙督へご機嫌伺いです」

聶懐桑が淡々と答えた。

「挨拶ならこの前していただろう?わざわざ遠くの地まで赴いて、何度もご機嫌伺いとは、宗主も大変だな」

そう軽く労う魏無羨に聶懐桑は、とくに何の感慨も湧かない体で手にしていた扇子を閉じた。

「そうそう、魏兄に会ったら差し上げたい土産があったのです」

「土産?」

聶懐桑は、扇子を腰帯にさすと、衣服の合わせの胸元から書物を取り出した。

「これです」

その書物の表紙には『清河の歴史』と書いてあった。

「・・・・・・」

…こんな本をどうして俺に読めと?

いくら土産だといえ、魏無羨には関心の薄い類の書物で、手放しで喜べるような物では無かった。

迷惑そうに、書物の表紙を見つめている分かりやすい魏無羨の顔に、聶懐桑がクスリと笑った。

「中を見てください」

「ん?」

聶懐桑に言われるまま、書物の中を開いて見た魏無羨は目を見開いた。

それは表紙に書かれた固いタイトルとはかけ離れた内容だった。
精密に描かれた男女の絵。それも、衣服を身につけずに絡み合った構図。
事細かく、情交の技法や体位の取り方の注釈も書かれている。

「これは…」

思わず息を飲んだ魏無羨に聶懐桑が我が意を得たり、という顔で頷いて見せた。

「中身は不淨世に住む著名な春本描き作家の新作です。
おおっぴらに売り出すことが出来ないほど過激ゆえ、発行されている部数も少ない希少本ですよ。この製本方法は、昔、魏兄が私に教えてくれた、春本の表紙と中味を取り換える技法で作成しました。どうです?上手く出来ているでしょう?」

得意げな聶懐桑の話を聞くよりも、魏無羨は手にした春本の中味に目も意識も釘づけになっているようだった。


「こんな珍しい春本を、俺がもらってもいいのか?」

「もちろん。魏兄の為に、ここに持ち込んだのですから」

持ち込むのはとても勇気が必要だったのですよ。と聶懐桑が言った。

「今、雲深不知処の警戒はとくに厳しい。客人でも中に入る前に身体チェックをされることもありますから」

「そうなのか?なぜ?」

聶懐桑が、本気で問うているのか?という顔で魏無羨をじっと見つめた。

「姑蘇藍氏に仙督がいるからです」

「・・・・・・」

仙人の世界でその長となる仙督。
前任の仙督なきあと、藍忘機がその座に就いていた。

だが、それはまだ表向きのこと。
4大仙家だけでなく、他の多くの仙門の宗主を招き、姑蘇藍氏が就任式を行い、藍忘機を仙督としてお披露目した後、正式に認められることになるのだ。

その就任式が、当初の予定より延期されると、魏無羨は聞いたばかりだった。

そのタイミングでの、聶懐桑の雲深不知処来訪。

魏無羨は、春本を閉じると聶懐桑の横顔をジッと見つめた。

「何を考えている?」

魏無羨が聶懐桑に問うた。

意図的にでは無くとも魏無羨の声は低くなっていた。


「今日は、含光君へのご機嫌とりの他に何をしに雲深不知処を訪ねた?まさか俺に土産を届ける為に来たわけでは無いだろう?さっきも噂は半信半疑だと言っていた」

「・・・ええ、そうです」

聶懐桑が腰帯から抜いた扇子を開いて、それを胸元で仰ぐと、
魏無羨から目を逸らしたまま小川の向こう岸に視線を送った。

「私は、魏兄が雲深不知処に本当にいるのか知りませんでした。
ここに来て、魏兄を実際に目にするまでは。ただ、私があの日、魏兄と含光君と会った後、魏兄はずっと含光君のそばにいるのではないか?と考えただけです。会えたなら、この土産を渡そうと思いました」

「俺がここにいるか分からなかったのに、含光君のそばに居る?そんな確証もない考えで、雲深不知処にこの土産を胸に入れて持ち込んだのか?」

…雲深不知処内に密偵を送り込んで中の様子を探っていたのでは無いのか?

手の書物を振り、口元に笑みを浮かばせながらも、魏無羨の目は笑ってはいなかった。

「その本は、私のお守り代りですよ」

聶懐桑が魏無羨の手の書物に目をやると、こともなげに言った。

「組織の上に立つ者は、胸に誰かの仙剣が突き刺さるかもしれない、という事態が起こる確率がただの仙人でいる時より高いゆえ」

「物騒な上に、何の根拠も無い話だな」

聶懐桑の言葉に魏無羨が鼻をならした。

「上にいる立場の者が、必ずしも誰かの恨みを買うわけではあるまい?
常に狙う理由も無く、人は人を襲わない。そこに何か別の意図が隠されているのなら話は別だが。たとえば、その者の権力を欲してるとか?」

聶懐桑から目を離さず、無意識に腰帯の陳情に手を置いた魏無羨を聶懐桑はチラリと見た。
そして、またすぐに視線を前に戻すと、軽い吐息をついた。

「魏兄」

聶懐桑は、遠くの景色を眺めているような横顔を魏無羨に向けた。

「魏兄は、昔、この場所で一緒に遊んだ時のことを覚えていますか?」

「あ?」

周囲の景色を見渡した聶懐桑が、視線を小川の中に向けた。

澄んだ水のせせらぎの中で、時折、泳いでいる魚たちの背の鱗が煌めいて見え隠れした。

「この小川に入り、魚を一緒に捕まえました」

聶懐桑の視線の先に一緒に目を向けた魏無羨は、しばらく無言で川の流れを見つめた。

ぼんやりと、昔、姑蘇藍氏で学んでいた時に、聶懐桑を誘って川遊びをしていた記憶が思い出されていた。


「ああ、そんなこともあったな」

頷く魏無羨に、聶懐桑が微笑を浮かべて言った。

「私は、今でもその時のことを鮮やかに覚えています」

聶懐桑が続けた。

「魏兄に誘われていろいろな悪さをしました。それまで大哥(兄)の威光に隠れ、姑蘇藍氏の威厳に恐縮し、大人しくしていた私が、この規律の厳しい雲深不知処で初めて数々の規則を破ったのです」

「それは、悪いことをしたな」

と、悪びれずに言う魏無羨に、聶懐桑は笑みを深くした。

そして、「楽しかった」とぽつりと呟くように言った。

「私には、それらの記憶の中で、楽しかった、という思いしか残っていないのです。
魏兄と、江晚吟と、他の修習生たちと共にここで過ごした時間は短いものでした。だが、私の人生の中で、その後に流れた月日に置いていかれた宝物のような日々でした。そんな感情を、魏兄に理解して頂けますか?」


聶懐桑は泣いてはいなかった。

口元には、仄かな笑みさえ浮かべていた。

だが、魏無羨をジッと見つめる双眸の中に揺れる瞳はどこか悲しげに見えた。

魏無羨は、仙督となった藍忘機のことを案ずるあまり、聶懐桑に対する態度と物言いが、つい意識的にも険しくしていた事を、やりすぎたと感じた。


しかし、いろいろな事がありすぎた。

もう、少年期に無邪気に戯れながら魚を取ったり、夜の寮部屋の中で、一緒にこっそりと春本を見たり、酒を飲みながらくだらない話で笑い合ったりしていた頃には戻れない。

長い年月が二人の間に影のように伸びている。
しかも流れたのは時間だけではない。

年も、場所も、立場も、かけ離れてしまっていた。

そして、それ以上に、観音堂の事件の時に、魏無羨ははっきり知ってしまったのだ。
献舎された後、薄々、感づいていた事が、事実だったことも。

聶懐桑も魏無羨に全部知られたことは分かっているのだろう。
いや。もうずっと前にその事すら、すべての仕組みに入っていたはずなのだ。

何もかも、その通りになって。

そして、その後、魏無羨に自分という人間がどう見られるのかも。
分かっていて、それを実行に移したのだ。

そして、今、聶懐桑は魏無羨の隣に立っている。

言い訳も、説明も、何もしないまま。

この先、問わない魏無羨に、聶懐桑も永遠に何も告げることは無いだろう。

それが分かっていながら、過去の思い出は「楽しかった」と寂しげな顔で話す聶懐桑に、魏無羨は、胸の奥が少し、ちりり、と痛んだ。

自分にも昔の聶懐桑との思い出が。江澄や師姉との思い出が。
黒雲に覆われた闇の中で、時折小さな星灯りのように心の奥底で瞬いて感じられる。

同時に、その後の辛く悲しい記憶も蘇りそうになるが、
それは、魏無羨の中で確かに存在した光だった。

その光を否定する権利は誰にも無い。

それが他人のものであっても。


「・・・わかるよ」

コクリと頷いて見せた魏無羨に、聶懐桑は双眸をやわらかに細めた。



(続く)



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「陳情令」みつばの二次小説のINDEX(目次)を更新しました。



「陳情令」二次小説INDEX


・「屋兎の愛」 前編、後編、あとがき
・「嫉妬と適量」


名称etcの訂正。
まず、名前。

「陳情令」名称一覧の方では訂正させて頂いたのですが、
今まで書いたブログ記事では、まだ誤りが残っている箇所があります。

「藍思追」

もと、温氏一族です。
「阿苑」中国語の発音で「アユエン」です。
そのまま成長していたら、「温苑」になるのですが、幼い時、藍忘機が藍氏に連れてきてから、
「阿願(愿)」(中国語の発音では同じ「アユエン」だそうです)になっています。
なので、本名は、藍願です。簡体字は願→愿
魔道祖師ファンの方に確認したのですが、思追は温寧のいとこの息子だそうです。

中国語読みで発音だと同じなのですが、日本語漢字で読むと「アガン」と変わってしまいますね(汗)
「屋兎の愛」の小説の中ではこっそり修正させて頂いてます。

「温寧」

簡体字で、「温宁」です。みつばは宇と書いてましたが、これは間違いです。
ブログ内ではまだ訂正されていない箇所があります。ごめんなさい。

「沢蕪君」

「陳情令」が来年日本に上陸した時の翻訳漢字は、もしかしたら「澤蕪君」かもしれません。ただ、これは今はそのまま書いておきます。

「拝礼」

ドラマ中に仙人たちが挨拶している姿を何て言うのか分からず、みつばは「拝礼」と書いてますが、正式には「拝礼」ではありません。確かちゃんとした名称があるはず。
これも分かり次第、いつか訂正します。

取り急ぎの御報告でした。

「陳情令」二次小説の次回作は、現在構成中です。
シリーズ話は、これから少しずつシリアス度が増してきます。
みつばがシリアスに耐えられなくなったら、裏箱更新とか、需要がほとんど無い漫画描きで息抜きするかもです(汗)

早く、藍忘機と魏無羨が、思いっきりイチャイチャする話が書きたい!
それから、ggdd、博君一肖(藍忘機役の王一博さん×魏無羨役の肖戦さん)の話も書いてみたいです。パラレル編で書く予定ではあります。

ドラマの「陳情令」と同じくらい。いや、それ以上に(?)リアルのお二人が一緒にいる映像を見ると萌えすぎて、どうしていいか分からなくなるくらい腐女子化しているみつばです。誰か止めてください(涙)

【拍手コメントレス】

「陳情令」二次小説を楽しみにして下さってありがとうございます。
来年、日本語翻訳「陳情令」、アニメ「魔道祖師」、ラジオドラマ楽しみですね♪
漫画版や原作小説の翻訳版も期待してます。


「陳情令」好きです。藍忘機×魏無羨くらい博君一肖も気になります!という方も、
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「陳情令」のみつばの二次小説、記事を読んで下さっている方、
ありがとうございます!

最初、「陳情令」の記事を書き始めた時、
ずっとブログを休止状態にしていた事もあって、読者さんがとても少なくなっていました。
しかも日本語翻訳されていないドラマの記事を書いても誰も来ないかも、と思ってました。
それでも、「好きなものは好きだ~!」の気持ちをブログにぶつけているうちに、
少しずつ、「陳情令」「魔道祖師」を知っている方や、好きな方に見てもらえるようになって嬉しいです。

「陳情令」のみつばの二次小説ですが、みつばの中で、ラストシーンの最終話までプロットがほぼ完成しました。

来年、日本に「陳情令」が上陸して日本語翻訳で公開されて、
曖昧に理解している部分などがしっかり分かることになっても、おそらく、今作った二次小説シリーズのプロットの流れと最終回は変わらないと思います。

みつばの中で、「陳情令」の魏無羨と藍忘機がドラマの50話以降、どんな物語になるのだろう?
と、想像して、今まで浮かんだ物語を書いていたのですが、どうなって欲しいのか、はっきり分かったので、ラストのプロットとラストシーンは完全に決めました。

まだ、シリーズを書いている途中なのに、その最終話のシーンが脳裏に浮かんだ時は、嬉しい気持ちと同時にとても寂しい気持ちになりました。

みつばが今までブログでメインに書いていた「検事プリンセス」二次小説も最初の1年でもうラストシーンまでのプロットと最終話まで作りましたが、8年たっても完結出来ていません。途中何年も停滞したせいもありますが、それくらいプロットの数も長さも多く、長編の構成が難しいこともあります。

しかし、「陳情令」二次小説はおそらく、このペースで更新出来ていれば、来年の今ごろ、日本で「陳情令」が大フィーバー起こしている頃にはシリーズ話は最終回を迎えているかもしれません。

シリーズ話の他には、

・番外編として藍忘機の兄、藍曦臣の物語もほぼプロット完成。(中編)

・パラレル編として、藍忘機と魏無羨が現在に転生した物語。
どちらかというと、役者さん、王一博さんと肖戦さんをイメージした二次小説なのですが、これは、読み切りにするかシリーズになるかはまだ分かりません。
実験的に読み切り版はプロットを作っていて、続きを書きたくなった場合の世界観の設定は、少し作成しています。

あとは、お遊び的な話。大人系話など、短編小説は公開するかもです。

ずっと、これから「陳情令」二次小説だけ書いていけば、の話ですが、
その間に、他のジャンルの二次小説も書くので、最終話までのペースは落ちると思います。

「陳情令」(魔道祖師)好きな方に、みつばの書く、藍忘機と魏無羨のラストシーンの最後を見守って頂けたら嬉しいです。



拍手コメントを書いてくださった方々、ありがとうございます!

「魔道祖師」のラジオドラマのサイトさん(紹介文と日本語字幕3話分)です。


https://www.mimifm.jp/pv/#/preview

「魔道祖師」ラジオドラマの紹介。

https://www.mimifm.jp/pv/#/sound/1217706

アプリMIMI 「魔道祖師」ラジオドラマ 日本語字幕(中国語音声)3話分
日本語字幕を見ながら聞けます♪

魏無羨と藍忘機。「魔道祖師」の小説や、ファンイラストの中で出てくる菓子の情報ありがとうございます!串に刺した赤い団子みたいなお菓子。サンザシの菓子とか、飴?というのは翻訳で何となく分かったのですが、作り方とか、具体的な写真は初めて見たので、情報嬉しいです♪「陳情令」では出てこなかったですね。
原作小説の中で、魏無羨が藍忘機に食べさせるシーン、確かありましたよね?番外編に。あと、確か街の子どもと賭けをしていて魏無羨がもらった菓子もこれだったかな?
おいしそうです。

「魔道祖師」グッズ。いつもお世話になっているrさん情報で、中国では、涎が出そうなくらい魅力的な商品がいっぱい出ているようです♪イラストや漫画つきの箱の菓子とか、etc。「陳情令」もキャラクターカードつきのCDなど。
ただ、来年、日本ではどれくらいグッズや商品が出るかしら?「陳情令」グッズも?
やっぱり魏無羨と藍忘機の写真集は欲しいところです。

初めて、コメント書いてくださった方もありがとうございます!
もう、寝ても覚めても、藍忘機と魏無羨のこと考えちゃいますよね。
分かります!「陳情令」にはまると、そうなってしまいます。
ブログも毎日読んで頂いて嬉しいです。
「陳情令」みつばの二次小説、ラストまで楽しんで書いていきますね♪

「検事プリンセス」ファンの方、長い間、お待たせばかりして、本当にごめんなさい!
プロット1つ1つ少しずつでも書いて、いつか二次小説最終話をブログで見て頂きたいです。

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あるカフェにて。

カフェラテで、好きな絵を描いてくれる。とメニューに書いてあったので、


「陳情令」(魔道祖師)の


「忘羨」お願いします!


と、言いたかったのですが(苦笑)


「2匹の兎を描いて欲しいです」

と、注文してみました。

「2匹は描けるかどうか…」と店員さんが戸惑って言ったので、
「じゃあ、1匹で良いです」と答えました。

でも、カフェラテが運ばれてきたら。

ちゃんと、2匹描いて下さってました♪




陳情令兎


お~!!

藍湛兎くんが、魏嬰兎くんを後ろから抱っこしている図に見えます♪←妄想eye


店員さん、「陳情令」(←みつばの中で)ラテアートを描いてくれてありがとう♪

みつばの頭の中は今、いつも「陳情令」(魔道祖師)妄想でいっぱいなので、
カップル的な何かを見たら、全部結びつけます(笑)

カフェラテは、魏嬰を愛する藍湛のあま~くて美味しい味でした♪←砂糖いれた。


自分も「陳情令」(魔道祖師)風ラテを飲んでみたい。という方も、
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中国ドラマ「陳情令」のみつばの二次創作、「裏箱」イラストです。

見る方は「続きを読む」からどうぞ。

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みつば画 中国ドラマ「陳情令」二次創作イラスト
 「藍湛×魏嬰(忘羨)」





r×w01




・・・海外の「魔道祖師」」「陳情令」ファンの方たちのイラストが素晴らしくて、
触発を受けまして♪久しぶりにイラストを描いてみようって思ったんです。


そうしたら、全然、手が動かないばかりか、ソフトの使い方も忘れている始末。

自称、昔漫画描きじゃなかったっけ?(涙)

どうか、海外の方、日本のファンのレベルってこんな物なのねって思わないでください!
日本にも、素晴らしい絵師さん達がいっぱいいるんです!
ただ、まだ「魔道祖師」と「陳情令」を知らない人が多くて、ネット上に上がっている数が少ないだけなんです。
来年、日本に「魔道祖師」「陳情令」が上陸した日には、世界に誇る漫画文化がある日本の(乙女心を持った)絵師さん達がこぞって描きますから!こんなものじゃないですから!←何の言い訳。

みつばの場合、手がなまってようが、なまってまいが、こんな絵ですけどね♪←おいおい。

でも、本当裏箱イラスト(大人向けバージョン)も描いてみたかったの・・・ちょっと手が慣れたら試し版で描いてアップするかも。裏箱で・・・。


忘羨カップル好きです。って方も、
下手でもいいんです!創作に愛があれば♪って思って下さる方も、
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拍手コメントレスを含む雑記です。

「魔道祖師」(「陳情令」原作)ラジオドラマ、(Audio drama)日本語版の情報ありがとうございます!

みつばは当然!・・・全く知りませんでした(苦笑)

同時くらいに複数の方から同じ情報を頂いたので、最近発表だったのでしょうか?

はい。みつばは、本当に情報に疎いのです。よくそれで好きとかファンとか言えるわね?って他のファンの方に思われそうなくらい知りません。いつものことです。

みつばあるあるです。

昔は、よくそれで漫画描いてるって言えるわね。って、他のアシスタントさん達と共同作業した時に、そう思われてました。それくらい漫画業界や漫画の話もさっぱりついていけない。
あとで、創作するのに、そういう情報は必要ないし、関係無いから大丈夫って各師匠達に励まされましたけど。

今だって周囲に漫画描く人も、韓国ドラマ見ている人も、中国ドラマ見ている人もほとんどいないんです。(本当は隠れているでしょ?とか思ってます)

なので、このブログの二次創作は、ブログに来て下さっているドラマファンの方がいろいろ教えて下さったおかげで、みつばは続けられています。
「陳情令」「魔道祖師」もそうです。

二次創作をするための材料集めはしているのですが、それ自体で何がいつ発売とか、日本にいつ上陸するとか、役者さんが来日するとか、イベントとか、ほとんど知らないんです。

なので、「イベントありますよ」とか「ファンミありますよ」とか読者の方に教えてもらって、初めて、そうなんだ!って事がよくあります。
おそらく「陳情令」の役者さんが来日してファンミが開催されても、みつばはチケットが予約出来ないくらいかも(汗)

なので、情報ありがとうございます!

早速、中国語の日本語字幕版、無料のサンプル版?3話を聞くことが出来ました。
日本語字幕いいですね♪ああ、そういう意味だったんだ!って初めて分かったところも多々あり♪←大丈夫?この調子だと全編やっぱりほぼ理解してなかったことに。

それで、疑問なんですが、
来年の「日本語版」は、このサンプルと同じ日本語字幕って意味ですか?
それとも改めて日本語吹き替え版ってことですか?
つまり日本の声優さんの吹き替え版も出るってことですか?

あのサイトに書いてあった意味がどっちだろう?と。

そして、もしそうなったとき、名前呼びなんですが、日本語翻訳で「魏無羨」(ぎむせん)ってあったんですけど。確かに日本語の漢字呼びだとそうなる(汗)
でも、もし吹き替えにしても、名前は中国語呼びにしてほしいと思ってしまったみつば。

藍湛は、たぶん「ランチャン」のままかもしれないけど。

みつばは、藍湛の「魏嬰」(ウイ、またはウェイユウ)呼びが好きなんです

「陳情令」も「魔道祖師」も違う声優さんではありますが、あの美声の藍湛が「魏嬰」と呼ぶのを聞くたびに、みつばは「きゃーっ!!」となって悶えるくらい好きなんです。その辺の若返りサプリメントより効く気がします♪

アニメ版も日本語吹き替えが放送されたり、DVDが出るとしたら、
どうなるのだろう?

なので、「魏嬰」が「ぎ・・・」となってしまったら・・・それはそれで。うーん。



来年、楽しみに待ちましょう♪

しかし、やっぱり「魔道祖師」も「陳情令」と同時に来年上陸ですね。
というか、もうすでに来ている感じもしますが。来年の日本、藍湛×魏嬰旋風が吹き荒れる予感です♪


声に関して。


「陳情令」の役者さん達の11月のイベント。
「童活」を歌う6人。

どの役者さんも、みつばは大好きなので、もう感動の嵐。
「陳情令」イベントや役者さんのメイキング映像のDVDを出して欲しいくらいです。

みつばが一押しの温寧役さんはもちろん、美声。
曉星塵も素敵♪しかし、他の4人も全員びっくりな美声と歌唱力!!
メイキングやイベント映像で、素の声を聞いてはいたのですが。

何なんですか。この人達。レベル高いにもほどがあります。

ルックスが良い上に、演技がうまくて、美声で歌も上手で、ダンスも出来る人ばかりなんですけど。

今さらながら、「陳情令」の役者さん達、全員凄すぎって思ってしまいました。←ファンの方なら当然知ってる。

この後も、ずっと、チーム「陳情令」として活動して欲しい!なんて思ってしまいました。

ドラマも素敵な声優さんばかりが吹き替えされてますけど、吹き替えしなくていいんじゃない?くらい、役者さん全員美声なんですもん。
もう、今後、どの方を押しにしていいか迷うくらい、全員、ひそかに応援します!



「陳情令」「魔道祖師」の話題から外れますが。
声に関して、もう1つ。

このブログで、メインで二次創作している、韓国ドラマ「検事プリンセス」で、ソ・イヌ役の日本語吹き替えの声をされていた声優さん。

ずっと、子どもが見ていた某人気アニメで博士の声をされていて。
主人公を助ける先生でもあり、キャラクター的にもとってもかっこいい役でした。
みつばは、子どもにつきあって見てました。でも半分は、この声優さんの声目当てもあったんです。

このアニメシリーズが始まった数十年前は録画して、一人でも見ていたのですが、
だんだん見なくなって、今は子ども達につきあっている感じになってます。
子ども達はゲームにもすごくはまってるし、映画も必ず見に行ってます。

そのアニメが今回の物語は10月に、最終回を迎え、新シリーズに。

ちょっと寂しい気持ち(涙)

声優さんも新しいお仕事をもちろん沢山されていると思いますが、
お声を聞くたびに、毎日、毎日、「検事プリンセス」の吹き替え版を見て、ドキドキしていた時の気持ちを思い出してました。

あ、もちろん、今でもそうです。

家のハードディスクがいっぱいになって、「あの韓国ドラマの録画いいかげん消してよ」と言われながらも、
DVDを購入して持っているにも関わらず、録画を消すことが出来ないのです。

あの頃は、役者さんの素の声でなく、吹き替えで見ていたからかもしれません。

最初にすりこまれた声って、印象強いですね。

ソ・イヌとククイ博士の声の声優さん。←ククイ博士って言っている。
ありがとうございました!お疲れ様です!
また、海外ドラマの吹き替えや、アニメ等でお聞き出来る時を楽しみにしてます!

↑伝わらないかもしれないけど、ひっそり応援。



さて。
みつばは妄想屋に戻ります。
でも、このブログに来て下さっている読者の方に、沢山の情報を御裾分けして頂きながら、
楽しんで創作出来て幸せです♪
材料や調味料(情報)があると、創作物の味に深みを出せるので、嬉しいです。

「陳情令」二次小説。

ちょっと今後のプロットを変更する予定でいます。

ドラマを見終わって、萌えのエネルギーで最初に、ばあっと頭に浮かんだネタをプロットに起こすのですが、創作していくうちに、やっぱり、この順番を変えようとか、このプロットをこう変更しようとかがよくあります。でも、それで、よりいいものを生み出せたら良いです。

「魔道祖師」の番外編とか違う、「陳情令」の最終回後の物語。

とりあえず、二人がどうやって恋人になるのか?が、みつばには一番の山場です。

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中国ドラマ「陳情令」、みつばの二次小説「嫉妬と適量」です。

二次小説を読む注意点、コメント記入、「陳情令」の他の二次小説も
「陳情令」二次小説INDEXページからお願いします。


「陳情令」の登場人物・名称紹介のページはこちらから(名称、説明、更新しました)

とくに初めてこのブログにいらした方は注意点を一読してから
二次小説をお読みください。

「陳情令」は現時点、日本語翻訳未公開のドラマです。
原作「魔道祖師(作者):墨香銅臭」、アニメ「魔道祖師」をご存じない方。
これから見る予定の方は、ネタバレがありますのでご注意ください。

二次小説はドラマ50話最終回後の話になります。
また、この小説にはBL(男同士の恋愛)描写があります。
そのあたりが受け入れられる方のみお読みください。


※この話は「甜的酒量」の補足&裏箱系話になります。

※この小説には、大人向けのBL表現、描写が含まれます
自分は精神的な大人だと思える方のみお読みください。




嫉妬と適量



―――「私の羨羨」

魏無羨が耳元で囁かれたのは、
平静な状態の藍忘機からは1度も聞いたことの無い台詞だった。

魏無羨の口移しで飲ませた1口の酒で酔っているような藍忘機より、
魏無羨の方が先に理性を崩しそうになっていた。

魏無羨は藍忘機の頭を手でぐいっと引き寄せ、藍忘機の唇に乱暴に自らの唇を押し当てた。
そして、昂ぶる気持ちを込めて、その唇を強く吸った。

藍忘機が魏無羨の口づけに応えるように、魏無羨の体を腕で力強くかき抱いた。

二人の動きで寝台が微かに軋む。

「藍湛、もう1度。・・・もう1度さっきみたいに呼んで」

深い口づけを交わした後、魏無羨が甘えた声で囁いた。

「・・・・・・」

だが、藍忘機は無言で魏無羨の肌を唇で愛でる行為に集中している様子だった。
すでに下半身の衣類も剥ぎ取られ、露わになっていた魏無羨の太腿に藍忘機が手を這わせている。

その手が、魏無羨の内腿からさらに奥に進むにつれ、魏無羨は吐息を荒くしていった。

疼くような甘い感覚とこれから起こることへの期待が、魏無羨をそうさせていく。

「藍湛・・・藍湛・・・」

ほとんど肌蹴た状態の内衣すら熱い。

自分で脱いだのか、脱がせられたのか分からないほど夢中になって、
藍忘機と魏無羨は互いの内衣の中の裸体を摺合せていた。

藍忘機の美しい裸体が魏無羨の目の前に晒された頃、
魏無羨はようやく我に返ったように清室の部屋の方に目をやった。

部屋の中にいくつもの灯りがついている。

魏無羨の視線の先を追うように、その方向にチラリと目を向けた藍忘機は、少々煩わしげに手を振ると、すべての灯りを消した。

「なんで消すんだよ」

魏無羨が抗議の声をあげた。

「俺、もっと見たいのに」

藍忘機の白く滑らかで美しい肌が、行為中うっすらと薄紅色に染まる姿を見るのが好きな魏無羨だった。

しかし、藍忘機は“もっと見たい”を別の意味ととらえたようだった。

寝台の上に広げられた春本。

魏無羨が聶懐桑からもらった春本だったが、これが今回、藍忘機の機嫌を損ねる元となっていたことを、魏無羨はこの瞬間完全に失念していた。

参考にさせてもらおう、と言っていた藍忘機だったが、むろん、そんなつもりは微塵も無かった。

その春本は、男女の情が描かれた物だった。

藍忘機にとって愛した人は、“魏無羨”であって、たまたまその性別が男性だっただけ。
その恋人が、このような春本を好んでいる趣味を黙認してはいたが、推奨していたわけでは無い。
むしろ、女性の春画を悦んでいる魏無羨に、嫉妬めいた感情すら湧いていた藍忘機だった。

「・・・私の方が」

藍忘機の小さな呟きに魏無羨が聞き耳をたてた。

「あ?」

「私の方が綺麗だ」

ボソリと呟く藍忘機の言葉に魏無羨が盛大に吹き出した。

「アハハハハ!藍湛!」


ひとしきり腹をかかえて笑った後、魏無羨は笑い過ぎで目に涙をためた。

「やっぱり、藍湛は酔ってる。そんなこと素面で言ったこと無いのに」

「・・・・・・」

魏無羨の言葉に怒ったように眉を険しくひそめた藍忘機は、無言で魏無羨の肩口に歯をたてた。

「痛っ!痛いよ。藍湛」

今度は、痛みで涙を出しそうになった魏無羨は、あわてて藍忘機の体を手で押し戻した。

「わかった。わかった。知ってるって。藍湛が春画の女の画より、いや、そこらの街の美女たちより綺麗なことは誰でも知ってるから」

まだ噛みつき足りなそうな藍忘機をなだめすかすように、魏無羨が藍忘機の髪の毛を撫でた。

「それだけじゃない。その辺の仙家の仙子たちより、ずっと綺麗だって。皆知ってる」

「・・・皆じゃなくていい。君に思ってもらえているなら」

ぼそっと呟く藍忘機に、魏無羨はまた笑いそうになったが、
素面では絶対に見せないその拗ねた顔が妙に可愛く、愛しかった。

「うん、うん。思ってる。知ってる」

魏無羨の言葉に、満足そうに藍忘機が頷くと、魏無羨の顔に頬ずりした。

こんな風に意識を持ちながらも酔った状態で甘えたように行為に及ぶ藍忘機は珍しい。

魏無羨は今の状況を大いに楽しみながら、いつもより余裕のある気持ちで、
藍忘機の体を抱きしめた。

そして、「よし、よし」と藍忘機の背中と髪の毛を撫でた。

その時、藍忘機の後頭部にまわった魏無羨の指が藍忘機の抹額にからまった。

その感覚に藍忘機も気づいたらしく、魏無羨から体を起こした。

「わざとじゃないから」とあわてて言い訳する魏無羨を尻目に藍忘機は、黙したまま抹額を外した。
そして、そのまま頭上の冠も脱ぐと寝所横に置き、抹額は魏無羨の片方の手首に巻きつけて結びつけた。

「え、えーっと・・・藍湛?」

戸惑い、ひきつった笑みで抹額の巻かれた手首と藍忘機の顔を見比べている魏無羨に、藍忘機はただ満足そうに頷いて見せた。

そして、「参考にした」と言った。

「参考にしたって、春本のこと?こんなこと描いてあった?」

首をかしげる魏無羨に藍忘機が真顔で答えた。

「参考書はあくまで参考だ。実践は自らが学び取ったことが要」

「・・・なるほど」

そう返事しながらも、ほとんど意味不明だと感じた魏無羨。
弟子たちに講義している含光君のような物言いに苦笑を浮かべて、手首の抹額を眺めた。

両方の手首を結びつける戯はあるが、なぜ片方?

「これの意味は?」

そう問う魏無羨に藍忘機は答えなかった。

ただ、口元に謎の微笑のようなものを浮かべた。

そして、再び魏無羨に身を伏せると、行為の続きを始めた。

藍忘機は魏無羨の胸に色づく小さな蕾に唇を寄せると、軽くついばみ始めた。
魏無羨は、吐息を荒くしながら、藍忘機がしたいままに身を任せ、その髪を手で梳いていた。

魏無羨の上半身を愛撫する藍忘機の唇が下方に降りてきた。

そして、その唇と、魏無羨の太腿を撫でていた手が合流した時、
魏無羨は思わず、びくりっと体を震わせた。

「藍湛っ!ちょっと待った」

魏無羨は、今更ながら思い出したことを口にした。

「俺、まだ風呂に入ってなかった」

藍忘機はただ、「ん」と答えたまま、行為を止めなかった。

「いや、だから、ちょっと待って。俺、今日は闇狩りに行ってる。
汗も沢山出たから、そっちも・・・。せめて、今から水で清めてくるから待ってて」

慌てて、寝台から出ようとする魏無羨を藍忘機が力強い腕で留めた。

「不要」

「藍湛、駄目だって」

…やっぱり、藍湛は酔って冷静さをなくしているのかもしれない。

そう思って藍忘機の愛撫を受け付けないように隠そうとした手を藍忘機によって退けられた。

藍忘機によって敷布の上に両手を押さえつけられた魏無羨は、せめてもの抵抗で身をよじったが、魏無羨の膝の間に割って入っていた藍忘機がそれを許さなかった。

黙したまま、藍忘機が魏無羨のものを口に含んだ。

「藍湛っ…!」

思わず短く叫んだあと、魏無羨は、藍忘機に容赦なく与えられた快感に息をのんだ。

藍忘機の口内から魏無羨のものを舐める湿り気を帯びた音が微かに耳に届く。

耳の良い魏無羨には、それは大きな刺激音だった。

さらに、制圧されているのは自分だというのに、美しい藍忘機を自分のもので汚しているという背徳的な恍惚感にも襲われていた。

「駄目だ。・・・藍湛、離して。汚いから・・・」

そう拒絶の言葉を、甘い声色で吐いていても説得力にかける魏無羨だった。

藍忘機は繊細な舌戯で魏無羨の理性を陥落させていたが、
魏無羨の手首を押さえつけている手は乱暴で強かった。

藍忘機の口内で膨れ上げる己の欲望が爆発しそうな感覚を、魏無羨は必死に抑え込んだ。


「藍湛、藍湛・・・だめだ・・・藍湛!」


切羽詰まった魏無羨の掠れた声が、ようやく藍忘機の動きを止めた。

「駄目か?」

藍忘機が問うた。

「それは、良くないということか?」

「違う、違う。そうじゃない。藍湛」

慌てて魏無羨がかぶりを振った。

「すごく良かった。だけど、これ以上続けられたら、俺がもたない。
その・・・分かるだろ?」

「・・・・・・」

分かっているのか、いないのか、藍忘機の琥珀色の瞳が暗闇で狼の目のように見えた魏無羨だった。

魏無羨は、上半身を起こすと藍忘機をなだめるように頬に口づけを落した。

その行為が、藍忘機をさらに煽ることとも知らずに。

「藍湛!?」

藍忘機が魏無羨の体を再び寝台の敷き布団の上に押し付けた。

そして、荒々しい愛撫も再開させ、魏無羨の体を強い力で抱きすくめた。
魏無羨の両足の間に身を置いていた藍忘機は、それから慣らすのもそこそこに、魏無羨の体を芯から激しく突いた。

「つ…!藍湛っ!」

強い衝撃で魏無羨は思わず逃げ腰になったが、やはり藍忘機の手によって抑えられ、
ビクともしなかった。

「痛いよ。藍忘機。もっと優しく」

涙目の魏無羨の嘆願は、ほぼ無視された。だが、行為の最中に、藍忘機が魏無羨の頬をつたう涙を唇でそっと優しくすくった。

酒酔いのせいか、いつもよりさらに積極的に攻めてくる藍忘機に魏無羨は翻弄されていたが、時間がたつにつれ、それも快楽の放流に変わった。

「藍湛、藍湛・・・俺、良くなってきた」

喘ぎながら、そう溢す魏無羨の声が藍忘機に届いたのか、藍忘機の動きがさらに激しくなった。

藍忘機の荒い吐息を耳元で感じながら、魏無羨は、確信の笑みを浮かべた。


「藍湛、羨羨と呼んで」



「・・・羨羨」


藍忘機の熱に浮かされたような囁きに、魏無羨は愉悦の笑みを浮かべた。

そして、その顔が藍忘機に見えないように、藍忘機の背中にきつくしがみついた。
悪戯っぽく己の唇を舌でペロリと舐め上げた後、魏無羨は自分も藍忘機の耳に糖爆弾を仕掛けることにした。

「羨羨はとっても気持ちいいよ。藍二哥哥。もっとして」

甘い吐息混じりの魏無羨の囁きに、藍忘機の目が細められた。
激しくなる動きの中で、藍忘機は抹額を巻いた魏無羨の手首を強く握った。


「羨羨は・・・私のものだ」


魏無羨はもう内心の笑みを抑えられなかった。

魏無羨は声をたてて笑う代わりに、「好!」と叫んで、藍忘機の体を抱きしめ返した。



やがて・・・

二人が気づいた時には、
寝台の上にあった春本は床の上に落ちていた。


「それで?」

寝台の上に横たわり、
荒い息を整え、落ちている春本を指さして魏無羨が聞いた。

「それで、あれは参考になった?藍湛」

同じく寝台の上で、深い吐息をついて呼吸を整えていた藍忘機は静かにかぶりを振った。

「したいようにする。それでは駄目か?」

「駄目じゃない。全然、駄目じゃないよ。藍湛」

クスクスと笑って、魏無羨は藍忘機の胸に顔を寄せた。

「今夜の藍湛はとても良かった」

「今夜“は”?」

そう聞く藍忘機に魏無羨は朗らかに笑って訂正した。

「今夜“も”」

…今度、藍湛には、また口づけで酒を飲ませてみようかな。

そんな不穏な事を考えているとも知らずに、藍忘機は満足げに頷くと魏無羨の体を優しく抱きしめていた。



―――そして、

これは、そんな夜からしばらくたったある日の出来事。


清河聶氏の宗主、聶懐桑が所用で雲深不知処に赴いていた。
用事を終えた聶懐桑は魏無羨をこっそりと姑蘇藍氏の敷地内で穴場となっている場所に呼び出した。

正式に客用の部屋ならあるのだったが、職務に関係の無い内密の話があるのだろう。
薄々、それが何か分かった魏無羨は、それでも素知らぬふりで聶懐桑についていった。

案の定、扇で口元をおおった聶懐桑が声を潜めて言った。

「魏兄、新しい春本が手に入りました。いかがですか?」

「うん・・・。いや、いい、いらない」

魏無羨は苦笑しながら拒否するように手をひらひらと振った。

「おや?興味ないのですか?」

「ああ、うん。同居人が・・・」

「え?」

魏無羨は慌てて首を振ると、わざと胸を張った。

「いや、もう見飽きた。
俺も大人になったからな。そのへんの春本ごときじゃ満足しなくなったんだよ」

春本にも内心で嫉妬する、可愛く美しい上に強く激しい恋人がいるのだ。

参考書より実践が大事。
仮想より現実が大事。
画より恋人が大事。

・・・趣味より、安寧が大切。

そんな気持ちで、魏無羨はきっぱりと聶懐桑に言った。

「だから、もう春本はいらない」

そう言った魏無羨をじっと見つめて聶懐桑は「そうですか」と残念そうにため息をついた。

「ただ、今回の春本は、きっと魏兄に気にいって頂ける一品だと思ったのですが…」

「そうなのか?」

とたんに興味を持った様子で身を乗り出す魏無羨に聶懐桑がコクリと神妙に頷き、周囲を見回すと、魏無羨を手招きした。

他人に聞かれてはいけないほどの内容らしい。

すっかり話に惹きこまれた魏無羨は聶懐桑の近くに楚々と寄った。

そんな魏無羨に聶懐桑が、こそっと耳打ちした。

「断袖(男性同士)の春本です」

「・・・・・・」


フラリと体を離し、こちらを意味ありげに見つめている聶懐桑と顔を合わせた魏無羨。

そして、じっと見つめ合ったあと、

「アハハハハハ」と同時に笑った。


笑いの中で互いの考えている事は全く同じ物では無かったようだったが。
笑いながら、「冗談ですよ」と言った聶懐桑の言葉も本当かどうか分からなかったが。


そんな二人の様子を離れた場所で密かに目撃していた藍忘機の心境も。
その夜、清室で魏無羨の身に起こることも。

聶懐桑の決まり文句を借りるなら、誰も「不知道」(知らない)。



(終わり)



・・・たぶん。この夜の清室では、今度こそ「裏箱」入りの事が繰り広げられるでしょう。
普段でさえ、夜の営みが激しいらしいです。藍忘機は。(原作設定)
嫉妬なんてしていたら、余計に魏無羨がどうなるか怖い(笑)←傍目から想像する分には楽しんでます。

「屋兎の愛」を書いたら、どうしても二人のイチャラブが書きたい衝動につき動かされるまま、いずれ「裏箱」にしようと思っていたプロットを書き上げました。

「裏箱」を知らない方にさらりと説明すると、このブログの隠れ創作物収納部屋です。
一番下方にあるピンクの拍手ボタンが入口です。現在は韓国ドラマの二次小説の大人話やイラストが格納されてます。
見る場合は周囲にご注意ください。参照に→裏箱の説明

今回、本気で「裏箱」小説を書く気満々でいたのに、
やっぱり、みつばは、ほんわかラブコメ調になってしまうようです。BLは特に手さぐりで書いているので加減がますます分からないところもあります。

みつばの藍忘機×魏無羨も、藍忘機が攻めで、魏無羨が受けです。

原作の「魔道祖師」をイメージしたら、完全攻め攻めの藍忘機を書けそうなのですが、
「陳情令」の藍忘機は、魏無羨を守る姿は凛々しいナイトではあるのですが、本当に仙子(美しい仙女)みたいなので。
でも、それで本当は雄々しいって設定は余計萌えますが。←難しい。

でも、このレベルだと、表で大丈夫なのでしょうか?
厳しいようなら裏箱に格納します。
日本でも「陳情令」を知っていても、原作設定や二次小説の意味を知らない人が読んだらびっくりするかもです。

ここまで読んで頂きありがとうございました♪
拍手、拍手コメントを送って下さる方も、ありがとうございます!

「陳情令」「魔道祖師」知ってますよ。観ましたよ♪
または、知らないけど、二次小説面白かったですよ。
または、ラブラブ「裏箱」話も読みたい(笑)と思った方は、
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「陳情令」、みつばの二次小説「屋兎の愛」のあとがきです。

「陳情令」の中でも兎は沢山出てきます。
藍忘機と魏無羨が冷泉にいた時に引きづりこまれた寒譚洞。
寒譚洞で、二人は藍忘機氏の昔の宗主の仙女藍翼に会います。
彼女は、魏無羨の祖母と深いかかわりのある仙女でもありました。

その横に沢山の兎たちが・・・。
この寒そうな洞窟になぜ?と最初見た時に思ってしまったみつばです(汗)

姑蘇藍氏の敷地内には兎たちが沢山住んでいます。

藍忘機が姑蘇藍氏を去る時に、この兎たちを江澄と師姉と抱いたり、
一人で抱いたりしているシーンはありますが、この時期藍忘機が兎を可愛がっているシーンはありませんでした。

しかし、藍忘機とペアで天灯を一緒に作っていた魏無羨が描いた兎の絵を見て、思わず微笑んでしまう藍忘機。

兎自体が好きだったのか、魏無羨の絵の兎が可愛いと思ったのか。

・・・もし、原作のBL要素を含ませるなら後者の意味が強いのかな?

最初から兎が好きだったわけじゃなくて、魏無羨と関わりが深い兎だから好きになったとか?
一緒に行動した、寒譚洞、天灯で、だんだん魏無羨に惹かれている藍忘機。(これはドラマ独自のエピソード)
そこには確かにいつも兎がいましたね。

藍忘機が陰鉄探しの旅に出る前にも兎たちに「再見」と言ってますが、
あれは、何も告げずに別れた魏無羨に対しても言っていたように見えます。←後で魏無羨が追いかけてきますが。この冒険の下りは原作には無い、ドラマ独自のエピソードです。

のちに、兎の絵がついた提灯を見て、「藍湛、提灯買おうか」と言った魏無羨に頷き「好(はい)」と答えた藍忘機に素敵な笑顔を見せる魏無羨に思わず微笑む藍忘機。

泥酔している時に魏無羨に「兎は好き?」と聞かれて「好きだ」と答えてますが、
あれも、兎というより、魏無羨込みで答えてます。
酔った藍忘機の頭の中では兎も魏無羨も混同(笑)
なので、翌日、その辺の記憶があいまいな藍忘機は魏無羨から「好きって言っていたよ」と聞いて、内心ひどく焦ってます。つい本人に告白しちゃったのかと(笑)
でも、やっぱり、酔っても全部の記憶無くしてないですよね。藍忘機は。
だって、鬼に面の男が侵入して戦ったこと、しっかり覚えてますから。

藍忘機にとって兎は、

兎≒魏無羨なのです♪

または、自分たちの子ども♪(笑)

藍忘機が抱いていた兎を魏無羨にそっと渡すシーン。
みつばには、自分たちの赤ちゃんを受け渡ししている夫婦の姿に見えてました(笑)

温氏の生き残りであり、温寧のいとこの息子の阿苑、のちの藍思追のこと。
温氏の生き残りを救いだした魏無羨と一緒にしばらく暮らしています。

魏無羨と再会して徐々に幼い時の記憶を戻していく藍思追。
陳情の笛の音。昔好きだったおもちゃ。
おもちゃは、街にいた魏無羨と藍思追に会った藍忘機が買ってくれたものですが。

その後、魏無羨がアジトに異変があったことを悟って戻ろうとした時に、
藍忘機が藍思追を抱いて走ります。その時に魏無羨が最初おごると言っていた食事代も結局藍忘機が払っていくという。
そのことも藍思追はちゃっかり覚えていたようです。藍忘機の仙剣で一っ跳びに飛ぶ3人(原作では。ドラマでは省略されてました)

阿苑を可愛がっていたような魏無羨ですが、あまりいいことは教えてません。
適当なことや、からかって遊んでいる感じ。土に埋めたり(笑)
魏無羨がいなくなった後、藍忘機によって藍氏に連れて来られて、優しくてりっぱな少年に育ちます。

阿苑は、温氏なので、名前は温苑になるのですが、
おそらく温氏の生き残りというのは、藍忘機と叔父、兄上、以外は知らないことになっていると思います。藍氏一門として藍願(中国語の発音は同じ)となっています。
字(あざな)は藍忘機がつけたとドラマでも言ってました。

この意味については、魔道祖師ファンの方から頂いた情報から。

思追にそんな意味があるのなら、藍忘機。本当にせつない・・・。

「陳情令」を見ていたら、藍忘機には魏無羨以外にも好きなものがあるでしょ?と感じますよね。

兎が好きで、弟子にした思追くんも大切にしている藍忘機。
でも、全部、魏無羨というフィルターを通しているからのように見えてしまうみつば。

兎≒魏無羨。
思追は、魏無羨が命をかけて守って育てていた子どもだったから。

それだけじゃありません。

魏無羨が好きだった「天子笑(酒)」(魏無羨がいない間も清室の床下に幾つも保管)。(原作)
魏無羨からもらった花(後にしおりにする)。(原作)
魏無羨の胸につけられた烙印痕(自分にもつけた)。
魏無羨が持っていた匂い袋(ずっと持ち歩いていた)。(原作)

全部、藍忘機にとって「屋鳥の愛」の証に見えます。

もう藍忘機の愛はBLも超えた究極のところにあるように思えてなりません。
そんな目で改めて「陳情令」のラストをみつばなりに検証した結果、やっぱりそうなんだってことに行きつきました。←あくまでみつば妄想の中で。
その愛し方、誰も真似できないよ。藍湛・・・。

原作「魔道祖師」の戒鞭を受けるくだりも。原作読んで衝撃を受け、
さらに、audio drama の中では原作には記載されていない台詞が沢山加えられていたので、聞くとさらに、萌え死にしそうなくらい切ないです。

以下、原作のネタバレになりますが、(ご注意ください)



不夜天のところから弱っている魏無羨を命がけで救いだし、仙剣で離れたところに逃げてきた藍忘機。兄上の話では、魏無羨よりもボロボロな状態なのに、魏無羨に霊気を与えて、優しい言葉をかけていたにも関わらず、魏無羨が藍忘機に言っていた言葉は一つだけ。

「滚」(失せろ)


藍忘機~~~~!(涙)

その後、追いかけてきた兄、叔父、藍氏の先輩30人余りと、魏無羨を守る為に戦闘したあげく、彼らの数分、戒鞭を受けることになった藍忘機・・・。

ドラマ「陳情令」でも、300回背を打たれてますが。

原作では藍氏の身内と闘い傷を負わすという反逆の重罪をおかしてますが、ドラマでは他の仙家の者たちにたてついたということがあります。

原作では、不夜天の騒乱に加え、仲間との戦闘、さらに戒鞭の傷を負った重症の身でありながら、魏無羨が死んだという話を聞いて、魏無羨を探しにいく藍忘機。そしてそこに高熱で倒れている阿苑を見つける・・・という話でした。

そのあたりをみつばは二次小説「闇香炉」で参照に書かせて頂いてます。

ドラマ「陳情令」の藍忘機もそうだったのかな?と考えて。


3年間、監禁されていた間は、兄が阿苑くんに心をくばっていて、
そして、阿苑くんが兎たちの世話をしていたのかな?と。

ドラマ「陳情令」では魏無羨が藍忘機に兎を贈る(押し付ける)エピソードは無かったのですが、原作のエピソードを挿入してみました。

みつばの書いている二次小説は、「陳情令」と「魔道祖師」が混ざってますね。

どちらかというと、「仙督」設定をのぞくと「魔道祖師」の二次小説と言ってもいい感じです。それくらいみつばは「魔道祖師」の藍忘機に萌えています♪
何の注意も必要なく(←何もということはないけど)イチャラブの話を書きまくれそうなのは原作「魔道祖師」の方なので。

もちろん!「陳情令」の藍忘機も大好きですよ!!
中の人(王一博さん)込みで好きです!

最近「跳跳糖!」と歌いながら踊っているみつばに家人が冷たい視線を向けてます(笑)←「跳跳糖!」のフレーズが分かる貴方は王一博さんのファンですね?♪


二次小説「屋兎の愛」は、プロットとしても結構早めに浮かんで、スラスラと書けたのですが、悲しい話だったので、書いた後、藍忘機と魏無羨のラブラブ話が書きたくて仕方ない気持ちになりました。


それと、みつばが魔道祖師ファンの方に聞かれた質問を、このブログを読んで下さっている日本の「陳情令」「魔道祖師」ファンの方にもお聞きしてみたいです。

「どうして藍忘機は、思追にだけ「問霊」を教えたでしょうか?」



ドラマ「陳情令」の中の義城編で、藍思追が「問霊」をしています。「生魂」でも・・・。
そういえば、他の藍氏の弟子達は出来ない様子でしたね。

はい、どうしてでしょう?



その質問に対してみつばが答えた駄目回答の発表もまたいずれ(苦笑)

みつばの「陳情令」二次小説を読んでくださってありがとうございました!

拍手、拍手コメントもありがとうございます!
二次小説読んだ感想や、動画の感想など、同じファンの方からのを読めて嬉しいです♪

ちなみに、みつばが心の中で考えていた、藍忘機の兎の名前は「無無」ともう1羽は「機機」です♪

↓「魔道祖師」の中に出ていた2羽の兎たちはこんなイメージです。




(注)あくまで画像の紹介です。
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中国ドラマ「陳情令」、みつばの二次小説「屋兎の愛」(後編)です。

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「陳情令」の登場人物・名称紹介のページはこちらから(名称、説明、更新しました)

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二次小説をお読みください。

「陳情令」は現時点、日本語翻訳未公開のドラマです。
原作「魔道祖師(作者):墨香銅臭」、アニメ「魔道祖師」をご存じない方。
これから見る予定の方は、ネタバレがありますのでご注意ください。

二次小説はドラマ50話最終回後の話になります。
また、この小説にはBL(男同士の恋愛)描写があります。
そのあたりが受け入れられる方のみお読みください。


※この話は「姑蘇藍氏の月例会」の続きになります。


【追記修正】藍思追の本名は「温苑」ですが、姑蘇藍氏に来てからは「藍願(愿)」です。



屋兎の愛(後編)



阿願と藍忘機の間にしばし沈黙が流れた。
丘の上の兎たちが、阿願が持って来ていた餌を食べつくすころ、阿願は思い切ったように口を開いた。

「あの、そっちの兎・・・」

阿願が藍忘機の膝の上の2羽の兎を見て言った。

「含光君様の右手の方の兎です。今日もほとんど食事をしていません」

「ん…」

藍忘機は右手の方でうずくまってジッとしている兎を見つめていた。

その兎は日に日に弱っていくようだった。

藍忘機が匙で薬を飲ませようと試みていたが、それすらも飲みこまずにいた。

もう1羽の兎が心配するかのような仕草で、隣の兎の首に鼻をこすりつけていた。

阿願は前から聞いてみたいと思ったことを藍忘機に聞こうか迷っていた。

それは、兎たちの名前だった。

以前、世話を始めた頃、兎たちに名前をつけようとし、阿願をそばで見ていた藍曦臣にやんわりと止められていた。

「その兎たちには名前があるようですよ」と。

どうやら、藍忘機がもうすでに名前をつけていたようだった。

「その名前はなんですか?」

そう問う幼い阿願に藍曦臣が苦笑してかぶりを振った。

「私も教えてもらっていないのです」

兄の藍曦臣にも教えていない名前を自分が聞けるわけはない。
そう考えて阿願は藍忘機に兎の名前を聞くことを諦めていた。

兎たちを撫でながらも、藍忘機はその名を口に出すことは無かった。
だが、きっと心の中ではその名前を呼んでいることだろう。

いったい、藍忘機は兎たちにどんな由来の名前をつけたのか?阿願はとても興味を持っていたが、それを聞くかわりに、阿願は違う質問をすることにした。

「含光君様はどうしてこの2羽の兎を飼うことにしたのですか?」

雲深不知処の中に野兎は沢山いた。
この2羽も、その中の兎たちと外見も何もかも同じように見えた。

何故、この兎たちだけ先に含光君が飼おうと思ったのか。

今度も答えてくれないかもしれない、と考えていた阿願だった。
だが、藍忘機は、「ある人から贈られた」とポツリと言った。

「贈り物だったのですか?」

驚く阿願に藍忘機は頷いた。

「ある人というのは、誰ですか?」

言ってから、さすがにぶしつけな質問だったと後悔した阿願は、気まずそうに口を引きむすんだ。

しかし、藍忘機は、膝の上の兎に目を落したまま「今はここにいない人だ」と答えた。

阿願は藍忘機の言葉で、何かを漠然と知ったような気になった。

・・・この兎たちは含光君様の特別な人から贈られた兎たちだったんだ。
だから、含光君様にとっては特別なんだ。

留守にしている間も気にかけていたという兎たち。

…でも、そんな大切な兎たちを置いて、どうして含光君様はずっと姑蘇藍氏にいなかったのだろう?

同時にそんな疑問がわいていた阿願だったが、やはり、藍忘機に直接聞くことを無意識に止めていた。

藍忘機には聞きたいことが沢山あった。
もちろん、日々の修行の中で、教えてもらいたいことも山のように出てきた阿願だったが、
成長と共に自分の出自に関してだんだんと知りたい気持ちになってきてもいた。

だが、藍忘機は、阿願と二人きりになる機会があっても、その事を語ろうとしなかった。

何かしら深い事情があるのだろう。

そう思い、阿願は、藍忘機の口からそれらを教えてもらうまで黙していることに決めた。

含光君は、厳しいだけの人では無い。
そして、決して冷たい人では無い。

そんなことが分かってきていた阿願だったが、藍忘機の人を寄せ付けない空気に、さらに見えない壁のような物があるのも感じていた。
だが、兎たちと一緒にいる時は、それが消え、藍忘機の空気はやわらかいものに変わる。

阿願は、そんな藍忘機の姿を見ることが嬉しかった。

過去のことより、今は藍忘機に学ぶことが沢山ある。

そんな思いで阿願は、兎を撫でている師匠を見つめ、この先もずっと含光君についていこうと子ども心に決意していた。

そんな日から、数日たち―――。


元気の無かった兎は、とうとうほとんど動かなくなっていた。

心臓の鼓動は弱まり、微かにしている息は苦しそうに荒い。

丘の上で、そんな兎を見つけた阿願は慌てて袖で弱っている兎を包むと、心配そうにまとわりついているもう1羽の兎を餌籠の中に入れて、私邸「清室」にいた藍忘機を訪ねた。

清室から微かに聞こえていた琴の音が止んで、しばらくして藍忘機が姿を見せた。

阿願は、腕の中にいる兎を藍忘機に差し出した。

阿願はほとんど泣いている状態だった。

「含光君様…兎は、この兎は・・・」


…泣いてはいけない。一番辛いのは含光君様なのだから。


そう思っても、流れる涙を留められずにいた阿願だった。

そんな阿願に藍忘機は頷いて見せると、阿願から虫の息の兎をそっと受け取った。

腕の中の兎が、自分を抱いているのが藍忘機だと分かったように、かすかに鼻をひくつかせた。

藍忘機はそんな兎にジッと目を落すと、何か呟いた。

…え?

キョトンとして突っ立っている阿願に藍忘機は、今度は聞こえるほどの声で言った。

「兎たちは私が預かります。君は寮に戻りなさい。もうすぐ講義の時間のはず」

「はい・・・」

藍忘機と腕の中にいる兎、そして、籠から顔を出している兎に後ろ髪を引かれながらも、
阿願は藍忘機に拝礼して去ることにした。

そんな阿願を藍忘機が「阿願」と呼びとめた。

振り返る阿願に藍忘機は言った。

「ありがとう」

その顔は穏やかで、まるで兎がこうなることをずっと前から覚悟していたようだった。
ただ、いつもの氷が解け、それがむしろ無数の滝の涙のように藍忘機の顔に流れているように感じた阿願は居た堪れない思いになって、もう1度拝礼した後、駆けるように清室の階段を下っていた。

藍忘機の小さな声。

だが、耳の良い阿願にははっきり聞こえていた。

藍忘機が、弱っていた兎のことを「無無」と呼んだのを・・・。


阿願が毎日のように餌を与え、抱いたり、撫でたりしていた兎。
もう1羽の兎より人懐っこく阿願に甘え、よくおどけた仕草をして笑わせてくれた。
厳しい規律がある姑蘇藍氏の生活の中、阿願の心をいつも癒してくれていた兎。

…さようなら、“無無”。大好きだったよ。

阿願は心の中で兎に別辞をつげ、泣きながら雲深不知処の中の階段を下りると、姑蘇藍氏の自分の寮の部屋に帰っていった。


“無無”という名の兎は、その夜清室で藍忘機の腕にずっと抱かれていた。
そして、その腕の中で静かに息を引き取った。

夜明けになっても、
藍忘機は冷たくなった兎に自分の体温を与えるかのように、
両腕で強く抱きしめたまま、外の朝靄の中に長い間立ち尽くしていた。
そして、その足元には、もう1羽の兎が寂しそうにうずくまっていたのだった。

日が少し高く上った頃、藍忘機の元を訪ねた阿願は、その事を知った。
そして、兎を抱いたまま清室から出て無言で歩いていく藍忘機の後についていった。

藍忘機は兎たちがいた丘の上につくと、大きな木の根元に穴を掘り始めた。
阿願も藍忘機を手伝った。深く掘った穴に、眠っているような兎の亡骸を置いた藍忘機は、そっとその上に土を盛った。

姑蘇藍氏で修行中とはいえ、まだ幼い阿願には感情をコントロールする術が無かった。

泣きじゃくりながら阿願は持って来ていた人参をその上に置いた。

こんな辛いことは無いと感じた阿願だったが、
さらに、悲しいことが続いた。

それからたった数日後のことだった。

もう1羽の兎が、息を引き取った。


雨の降る夜だった。

“無無”がいなくなってから清室の敷地内で、それまで藍忘機のそばにいたはずの兎の姿がいつの間にか消えていた。

藍忘機は胸騒ぎを覚えて、傘をさして兎たちのいる丘に向かった。

丘の上の大きな木の下、
“無無”の塚があるそばで、兎は冷たくなっていた。

まるで先に逝った“無無”の後を追うように。

目を閉じた兎の表情はとても安らかに見えた。


「・・・すぐに会えて幸せか?」


うつむき、そうポツリと呟いた藍忘機の言葉は、誰にも聞かれることは無かった。

藍忘機は手に持っていた傘を横たわる兎の上に置いた。
そして、自らは、雨に打たれるまま、しばらくその場を動かなかった。


阿願は、もう1羽の兎のことも翌日知ることになった。

同じ塚に埋葬したという藍忘機に、やはり阿願は泣いてしまったが、
ふと見た藍忘機の顔に涙を止めた。

「含光君様は悲しくないのですか?」

ついそう聞いてしまった阿願だったが、藍忘機は黙したまま、頷くこともかぶりを振ることも無かった。

ただ、「・・・君は生きている」と言った。

「君は彼らの分まで生きなさい」

藍忘機は続けた。

「生きて、学び、人と出会い、人を助け、そしていつか・・・」

…そしていつか?・・・いつか何ですか?

言葉の続きを待って、不思議そうな眼差しを向ける阿願に藍忘機は1度口を閉じた。

そして、ややあって「君に教えたいことがある」と言った。

「それは何ですか?」

「問霊」

この時の阿願には、“問霊”が何なのか分からなかった。
ただ、それがとても貴重な秘儀だということは理解出来た。
秘儀だけでなく、藍忘機の隠された想いや意図、責務、そのすべてを阿願が背負うことになるということなのかもしれない。

子ども心に、阿願はその事を重くうけとめ、了承するように、藍忘機にコクリと頷いていた。


―――それは、阿願…藍思追の、兎たちとの出会いと別れの記憶。




当時を思い出していた藍思追は、「そうだ!」と突然大声をだした魏無羨によって意識を現在に戻した。

「ああ、思い出した。2羽の兎。そういえば、藍湛にあげたことがあったな」

ポンッと手を叩いて、魏無羨はようやく記憶の片隅から何やら引き出したようだった。

「雲深不知処の原っぱにベッタリくっついていた兎たちがいたんだよ。
逃げ惑っていたんだけど、俺が1羽を捕まえたら、もう1羽も戻ってきてまとわりつくから2羽まとめて、含光君の所に持って行った」

「やっぱり、昔、魏先輩が含光君様に差し上げたんじゃないですか。この姑蘇藍氏の中で生きものをそのように誰かに贈る方はいませんから」

藍景儀が呆れたように言った。

「よく含光君様が受け取りましたね」

「ああ。最初は遠慮していたけど、いらないなら、俺が誰か兎を食べたい他の奴に渡すって言ったら、受け取るから置いていけ、と言っていた。ハハハ。ああ、すっかり思い出したぞ」

「はぁ…」。
当時の師匠の苦労を思い、藍景儀は大仰にため息をつき、藍思追は苦笑した。

「そっか~。あの時の兎たちか。長生きしたんだな。きっと含光君が大切に可愛がって、面倒を見てくれたんだろう」

そう言って、塚の前にしゃがみこみ手を合わせる魏無羨を、背後から藍思追がじっと見つめた。

その時、丘の上を吹く風の香りが変る気配がした。

藍思追と藍景儀は振り返った。
魏無羨は振り返らずとも、丘をのぼってくる人物が誰であるか分かったようだった。

琴を背負った藍忘機が、丘の上に立ち、そこにいた3人を見回した。
その視線が魏無羨に止まった時、藍忘機の口角が少し上がったのを藍思追は見逃さなかった。

魏無羨は立ちあがると、にこやかな顔で藍忘機の方に歩いて行った。

「藍湛、今、こいつらから塚に眠る兎たちの話を聞いた。藍湛も兎たちに供えものをしに来たのか?」

「ん」

藍忘機は頷くと、背の琴を取り出した。

藍忘機が何を始めるつもりなのか分かった藍思追は、藍景儀の衣服の袖を手で引くと目配せした。

そして「含光君様、魏先輩、我々は鍛錬の時間なので失礼します」と言って、藍景儀と一緒に拝礼すると二人のそばから立ち去った。


「しっかり修行しろよ」

そう藍思追と藍景儀の背中を見送った後、魏無羨は腰帯にさしていた笛“陳情”を取り出した。

「藍湛、俺にも兎たちに手向けさせてくれ」

頷く藍忘機に魏無羨は陳情を口にあて構えた。


しばらくして、

丘を下りていく藍思追と藍景儀の耳に、琴と笛の音が届きはじめた。

「この曲は?」そう問う藍景儀に藍思追は「“鎮魂”という曲だ」と答えた。


ぴったりと寄り添うように聞こえる美しい琴と笛の音の旋律。

藍思追は振り返り、丘の上の方を見上げると微笑んだ。


10年以上そばで見ていた師匠であり、命の恩人でもある含光君。
今の含光君は、もう昔から知っている含光君とは違って見えた。

そう、魏無羨と再会してから。

魏無羨を見る時、魏無羨と一緒にいるとき、含光君をとりまく雪は、いつも白い花になる。

そのことに、含光君自身は気づいているのだろうか。


…“無無”という名の由来と、無無と仲良しだった兎の名前を私は知らないままだった。
でも、おそらく…。

ふふっと一人笑いを浮かべた藍思追に隣の藍景儀が訝しげに首をかしげた。


兎たちの名前をあてたかもしれない藍思追。
だが、彼もまた知らなかったのだった。

のちに、藍忘機が名づけた彼の字(あざな)の意味を。

幼名は阿願(阿苑)、名は藍願、
字(あざな)は、思追。

「思君不可追,念君何時歸」

君に思いを馳せています。君はどこにいますか?
君はいつ帰るのですか?私はここでずっと君を待っています。

・・・ 魏嬰。


それは誰も知らない、藍忘機の屋兎の愛。



(終わり)



藍思追の字は藍忘機が名づけたそうです。
その字(あざな)の由来、意味はrさんから頂いた情報より抜粋し、許可を頂いて翻訳文も掲載させて頂きました。

兎たちの名前、原作でも出て無かったと思います(設定であります?)。番外編(香炉編)で藍忘機が名前をつけているらしい、という記載は確かありました。

前編のあとがきでも書きましたが、本来のことわざは「屋鳥の愛」です。
思追も兎も、藍忘機の魏無羨を想う「屋鳥の愛」だと、みつばは思っています。

「屋兎の愛」の詳しいあとがきは又後日。
読んでいただき、ありがとうございました。

【拍手コメントレス】
…全部見てます。感想を少しだけ。あの二人は会話中に名前くらい出てくるかな?くらいに思ってたのですが、まさかの後ろ姿に声。紅色の帯と黒い衣服だけで泣きそうになりました。みつば一押しの人があまりにかっこ良すぎてキャラ変してる?とさえ感じてしまったのですが、やっぱり黒い人は数十秒だけ出番でも(中の人本人じゃなくても)、みつばの意識を全部持って行かれました。

拍手、拍手コメントを送って下さっている方、ありがとうございます!
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屋兎の愛(前編)




気持ちの良い昼下がりだった。

雲深不知処の姑蘇藍氏の領内、魏無羨の飼い驢馬の小林檎と兎たちがいる丘の上。
魏無羨は柔らかな草原を褥にして昼寝を貪っていた。

…ん?

耳に届いた微かな足音が魏無羨の浅い眠りを覚ました。

この丘には、姑蘇藍氏一門は滅多に足を踏み入れないと思っていた魏無羨は、
足音の主を確かめる為に上半身を起こした。

「魏先輩、申し訳ありません。せっかくのお休み中に」

そう恐縮して声をかけたのは、藍忘機の弟子の一人、藍思追だった。

「天気は良いですが風は冷たいです。そんなところで眠っていたら風邪をひくかもしれませんよ」

そう言ったのは同じく藍忘機の弟子の藍景儀だった。

「なんだ、お前達。こんな時間にこんなところに来るなんて。さぼりか?」

魏無羨の言葉に藍景儀がすかさず「魏先輩とは違います」と返してきた。

「でも、小林檎や兎たちへの餌やりの時間じゃないぞ」

魏無羨の飼い驢馬の小林檎の餌やりは藍忘機の弟子達が好き好んで当番制のように行っているようだったが、いつも決まった時間に来ていた。

「はい。私たちは別の用件で参りました」

「別の用件?・・・それは?」

ふと、魏無羨が藍思追の持っている花と人参に目を止めた。

丘に沢山いる兎たちの餌にしては少ない。

「これは、丘の上で眠っている兎たちの為の供え物です」

藍思追が言いながら目を伏せた。
その表情が、師匠の藍忘機に似てきたと感じた魏無羨だった。

「眠っている兎というと…昔ここに住んでいた兎たちの墓でもあるのか?」

「はい」

「さすが姑蘇藍氏。生き物を大切にしているんだな。野生の兎にまで敬意を示すなんて」

感心したように言う魏無羨に藍思追は藍景儀と顔を見合わせた後、戸惑いながらも口を開いた。

「その兎たちは特別なのです。十数年前から含光君様が飼っていらした兎でした」

「含光君が飼っていた?」

「はい。とても大切にされていた兎たちです」

…含光君・・・藍湛が飼っていた兎?

昔から兎が好きそうだということは知っていたけど、飼うなんて本当に好きだったんだな。

魏無羨は、昔の、いつも人から離れて一人で無口に行動していた少年期の藍忘機を思いだした。
そして、その藍忘機が隠れて、兎たちを可愛がっている姿を想像すると思わず吹き出した。

「アハハハ」

「何がおかしいのですか?」

尊敬する師匠を小馬鹿にされていると感じたらしい藍景儀が憮然として聞いた。

「いや、確かにおかしくない。ただ、昔の含光君が兎を可愛がっている姿を俺は見たことが無かったから、想像しづらかっただけだ」

「そうなのですか?」

藍思追がキョトンとした。

「魏先輩は知らない兎なのですか?」

「ああ、昔の含光君が兎を飼っていたなんてことも知らなかった。
俺がここからいなくなった後にでも飼っていたんだろう」

「そうなのでしょうか」

藍思追が歩きだし、それに藍景儀も続き、その横に興味のひかれた魏無羨も同伴した。

「含光君様にお聞きしたことがあります」

歩きながら藍思追が続けた。

「昔、ある人から贈られた兎たちだと。私はその人は魏先輩のことだと思っていたのですが・・・」

「俺?」

…俺は、藍湛に兎をあげたことなんてあったかな?

魏無羨は首をかしげて記憶の底を探ってみた。
過去のことは時々霧がかかったように思い出せないこともあった。
それは意図的に悪い思い出を封じたい為に思い出さないこともあったが、
過去に意識的に行っていないことなどはあまり記憶に留めて置く性格では無かった為だった。

「どうして、俺が含光君にあげた兎だと思ったんだ?思追はその兎を知っているのか?」

「はい。存じています。まだ私が小さかった頃の話ですが、
私は、含光君様の兎たちに餌を上げたり、抱いたりした記憶があります。
含光君様は他の兎たちにも良くなさっていますが、その兎たちは特別でした。だから、てっきり魏先輩からの贈り物だと・・・」

そこまで話して藍思追は口を閉じた。

含光君のいないところで、魏無羨に内情を打ち明けすぎてしまったと思ったのだろう。
または、自分が考えていたことを正直に話し過ぎてしまったと感じたのかもしれない。

心なしか、そんな動揺が藍思追の顔に現れたように頬に赤みがさしていた。

しかし、人の心の奥まで深く読まない性格の魏無羨は、藍思追の言葉をさして気にも留めていない様子で「ふーん」と答えた。

「どんな兎だったんだ?『たち』ということは複数いたんだろ?」

「はい。2羽の兎たちです」

「番(つがい)だった?」

「いえ、2羽とも雄です。でも、とても仲が良くて」

藍思追の頬の赤みが濃くなった。

魏無羨は、藍思追が幼児だった頃のことを思いだし、

春本や、綺麗な女性のナンパの仕方や、その他、為にならないことを数知れず吹き込んでいたが、姑蘇藍氏で純粋で全うな人間に育って良かった。と、のほほんと考えた。

「お前もその兎たちを知っているのか?」

そう問う魏無羨に藍景儀は「いえ」と答えた。

「思追から話を聞いて、それからは一緒に兎たちの塚に時々花を手向けているだけです」

そんなことを話している間に、3人は、丘の中の木々の中で、ひときわ大きな木の下にたどり着いた。
よく見ると、その隅に小さな山のような塚があった。

藍思追が屈みこんで、手に持っていた花と人参を塚の脇に置いた。


「本当に仲の良い兎たちだったのです」

藍思追は手を合わせた後、ぽつりと呟いた。
そして、当時を思い出していた。

それは、10年ほど前のことだった。
まだ、藍思追が幼名の阿願と呼ばれていた頃のこと―――。



阿願はいつものように、葉の切れ端と細く切った人参を持って丘の上にむかっていた。
含光君が飼っていたという2羽の兎に餌をあげる為だった。

姑蘇藍氏の宗主である藍曦臣は、含光君の留守中、なぜか兎たちの餌やりを阿願に頼んでいた。
姑蘇藍氏の門下生の中で最年少にあたる阿願が兎の世話を一番喜んでいると考えたのかもしれない。
実際にその通りだったので阿願は兎たちの餌やりを日課の中で一番楽しみにしていた。

阿願が丘の上にたどり着くと、そこに先客が座っていた。

先客は手に1羽の兎を抱いて、その背を優しく手で撫でていた。
もう1羽の兎は、その人に懐いているように周囲を跳ねている。

白地に雲模様の衣服。抹額をつけていることから、それが姑蘇藍氏の者であることは分かったが、領内で見覚えの無い男性だった。
すらりとした長身、肌は雪のように白く、そして、毅然とした美しい顔立ち。どこか姑蘇藍氏宗主の藍曦臣に面影が似ている。
どんなに門下生の多い姑蘇藍氏内で、幼いとはいえ、一度目にしていたら忘れられない人のはずだった。
見たことが無いはずなのに、何か心の奥底で知っているような気もする。
そんな相反する記憶の中で戸惑い突っ立っていた阿願に、かの人がゆっくりと顔を上げた。

阿願を見ながらも黙している男に阿願は慌てて拝礼をした。
誰かは分からなかったが、明らかに阿願よりも先輩、それも重役か教師役のように見えた。

「先輩。姑蘇藍氏の阿願です」

そう言って顏を上げた阿願に男が微かに頷いた。

「私は姑蘇藍氏の藍忘機」

…藍忘機・・・。

そこで阿願はハッとした。

「では、あなたが、含光君様ですか!?」

藍忘機が頷いた。

姑蘇藍氏の藍忘機、称号は含光君。姑蘇藍氏宗主藍曦臣の弟であり、その名声は他の仙門にもとどろくほど有名で、巷では藍曦臣と並び姑蘇藍氏の双璧、と言われている片割れだった。
阿願は自分を姑蘇藍氏に連れてきてくれたのは含光君だと藍曦臣から教えてもらっていた。
阿願はその時高熱で生死をさまよい、回復してからその前の記憶をほとんど無くしていた。
自分がそれまでどこにいて、何をしていたのかも。
ただ、名前は阿願だということだけ。

しかし、自分を連れて来たという含光君に会ったのはこれが初めての阿願だった。

阿願は内心の興奮を抑えきれないように身を乗り出した。

含光君に会ったら聞きたいこと、話したいことが山ほどあった。

「ずっと、山にこもって瞑想されていると聞いてました。
もう修行は終えられたのですか?」

姑蘇藍氏の一部の重役を除き、他の門下生たちにはそう伝えられているのだろう。
事実は、藍忘機は罰を受け、3年間寒譚洞に監禁されていた。
その懲罰の理由も阿願は知らない。

阿願の問いには答えずに、藍忘機はただ「これからはここにいる」とだけ言った。

藍忘機は藍宗主の弟だということは聞いていたが、雰囲気は全く違う印象をもった阿願だった。
子ども心に阿願は、藍忘機が今は質問を受け付けたくないという空気を察して黙った。

「兎たちの世話をしてくれていたのは君か?」

ややあって、藍忘機が口を開いた。

「はい」

阿願が心持ち緊張しながら頷いた。

「この子は・・・」

「はい?」

藍忘機は膝の上に抱いて撫でている兎に目を落して何か言おうとした。
その目がどこか悲しそうに見えた阿願は、それが気のせいかどうか確かめる為に、
藍忘機に1歩近づいた。

その時、後方から近付いてくる新たな足音に阿願が振り返った。

「沢蕪君様」

阿願はこちらに歩いてくる藍曦臣の姿を認めるとペコリと拝礼した。

「兄上」

藍忘機も膝の上の兎をそっと地面におろすと立ち上がり、藍曦臣に拝礼した。

藍曦臣は阿願に頷くと、藍忘機の方に向き直って微笑みを浮かべた。

「忘機、体の方は大丈夫ですか?」

「はい。何も問題ありません。ただ、この子には問題があるようです」

そう言って、藍忘機は地面に置いた兎に目を落した。
兎は鼻をひくひくさせてはいたが、動かないでジッとしていた。明らかに元気が無い。
その近くをもう1羽の兎が活発に跳ねている。まるでもう1羽の兎を励ましているかのようだった。

「その兎は・・・」

藍曦臣の顔から笑みが消えた。

「少し前から元気がありませんでした。年齢のせいもありますが、病気のようです」

今まで氷のように冷たい無表情だった藍忘機の顔に、何かしらの感情が現れるのを阿願はしっかりと見た。

「街で動物に詳しい方に診て頂いたのですが、あまり良くない状態だと言われました。薬も与えたのですが、効果は無いようです。君が留守の間に気にかけると約束しておいて、すまないことをしました」

「いえ、兄上。ご尽力ありがとうございました」

藍忘機はそう言うと、地面の兎を優しく抱き上げた。

元気の無い兎は藍忘機の腕の中でさらに大人しく撫でられるままになっていた。
長い時間がたっていても、自分の主が分かるのだろうか。

ずっと餌やりの世話をしていた阿願よりも心を許しているように、
もう1羽の兎も藍忘機の足元に顔をこすりつけるようにまとわりついていた。

美しすぎる上に冷たい無表情。
第一印象、藍忘機を少し近寄りがたいと思っていた阿願だったが、その微笑ましい様子に心が和むのを感じた。

しかし、藍曦臣が立ち去ろうとした時、阿願は持っていた葉と人参をあわてて地面に置くと、藍忘機に拝礼して藍曦臣の後を追った。

「まだ丘にいて良いのですよ?忘機に話したいことがあったのでは無いですか?」

やはり、あえて藍忘機と阿願を二人きりにしてあげようと考えていたらしい藍曦臣の言葉に阿願がうつむいた。

「含光君様は、とても疲れているように見えました。それに、私と話すより今は兎たちと一緒にいたいように見えました。とくに、あの元気のない兎と」

「そうですね」

藍曦臣が阿願の言葉に同意するように頷いた。

「あの兎たちは忘機には特別な兎たちなのです。会えない間もずっと気にしていました。
君のこと同様に」

「私のことですか?」

阿願が驚いて目をぱちくりさせた。

「ええ」

にこやかな笑みで返す藍曦臣だったが、肝心な事はそれ以上話をしなかった。

藍曦臣には、藍忘機が兎たちを見るような目で阿願も見ていた事に気付いていた。
だが、それを阿願に伝えることは無かった。

姑蘇藍氏の宗主が、弟子の一人である阿願を特別扱いしている、という言い方は出来ない。

しかし、阿願の方も、子どもなりに考えるところはあった。
自分のように姑蘇藍氏に入門したケースは珍しい。だが、含光君の手によってこの姑蘇藍氏に連れて来られたことから、その経緯や背景には、含光君の何かしらの事情や想いがあったのだと想像するしかない阿願だった。

あの飼われている兎たちのように。

コクリとただ頷いてみせる阿願に、・・・聡い子だ。と藍曦臣は微笑みを浮かべていた。

―――その後。


阿願は藍忘機の弟子となった。

藍忘機はよく姑蘇藍氏からいなくなることが多かった。
どんな些細な依頼の闇狩りにも自ら赴いて行くこともあったが、それ以外でも多忙なのだろう、と幼い阿願はあまり気にしなかった。
そして、弟子となってから、阿願は藍忘機を藍曦臣同様、もしくはそれ以上に尊敬するようになっていった。

皆から美しいが氷のようだと言われているらしい表情にもだんだん慣れてきていた。

ただ、時折、藍忘機を見ていると、何か大切なことを忘れているような不可思議な思いに阿願はとらわれた。

思い出せそうで思い出せない。

大切な何か。大切な人・・・大切な記憶。

思い出そうとすると、なぜか苦しくて、悲しい気持ちにもなってしまう。
でも、切なくて、温かい想いも溢れてくるような感覚。

『阿苑』

自分を見ながら、そう呼び朗らかに笑う人の面影。

阿願はもっと思い出す為に心の奥底に潜り込もうと目を閉じていた。

阿苑・・・阿苑・・・阿願・・・


「阿願?」

藍思追はハッと顔を上げると目を開けた。

目の前に自分をじっと見つめて座っている藍忘機がいた。
腕には2羽の兎たち。

阿願は藍忘機と共に丘の上の兎たちに餌をあげている最中だったことを思いだした。

阿願と藍忘機が初めて会った日から、丘の上にいる兎の数は増えていた。
元々飼っていた兎たちだけでなく、藍忘機が度々連れてきた野にいた兎たちが住み着いていたのだった。

後に、その理由は、阿願が新しい兎を見るたびに喜んだ為ということが分かったのだったが・・・。


阿願は元気いっぱいの兎たちのうち1羽を手にとると、藍忘機の真似をして膝の上に抱いた。

「やはり、その2羽の兎たちは含光君様に懐いている。含光君様が戻られてから、もうべったりだもの」

阿願はリラックスするあまり、師匠への敬語を忘れていたが、藍忘機は咎めず、指摘もしなかった。

「その2羽はとっても仲良しで、雄同士なのに、まるで番(つがい)みたい」

そう思わず言ってしまってから、阿願はハッとなって手で口をおさえた。
そして、恐る恐る藍忘機の顔色を窺った。

「ごめんなさい。品の無い言葉を使いました。沢蕪君様にも一度注意されたことがあったのに。その言葉は、姑蘇藍氏では慣れない言葉だから、ここでは「伴侶」とか「夫婦」という言葉を使いなさいと教わりました」

藍忘機が頷いた。

「確かにここではそのような言葉を使わない。君はどこでその言葉を聞いたのだ?」

そう問う藍忘機に阿願は困ったように首をかしげた。

「私にも分かりません。ただ、つい口から出てしまったんです。
昔、誰かが私にそう教えてくれた気がします。何かの動物が2匹一緒にいるところを見て、『ああいうのを番(つがい)って言うんだぞ』って、言った男の人。・・・誰なんでしょうか?」

そう問う阿願に藍忘機は無言になった。

不思議に思って隣の藍忘機の顔を覗き見た阿願はハッとなって思わず兎を撫でていた手を止めた。

藍忘機はどこか遠くを見るような目で前を見つめていた。
そこには雲深不知処の山々の景色が広がるばかりだったが、藍忘機の心は全く違うところにあることが分かった。

氷山のようだと称される藍忘機の周囲を取り巻いて舞う雪のような気配。
その雪の結晶のような空気が、白い花に変わったのを阿願は感じた。

やわらかで、あたたかく、そして胸が苦しくなるほど切ない何か・・・。

幼心には理解できない、比喩しきれない感情が藍忘機の顔に浮かんでいた。

だが、阿願の感じたその幻想は1瞬で溶けた。

気付くと、藍忘機の顔には、いつもと同じ冷たい表情があった。
そして、それは先ほど以上に重く暗い色を加えたようにも見えた。

伏し目がちになり、膝の上にいる兎たちを撫でる藍忘機の顔は何故かとても辛く悲しそうだった。

阿願が先ほど見た幻の白い花が、今度はまるで溶けた雪の滴となって頬を流れているかのように。

阿願はそんな藍忘機に声をかけることが出来ず、
しばらく無言で膝の上の兎の背を手で撫で続けていた。


(続く)



本来のことわざは「屋鳥の愛」です。

愛する者のいる家に止まっている鳥さえ愛しい。
人を深く愛すると、その人に関わるものも愛しくなる。そんな意味です。

それを、みつばがもじって「屋兎の愛」というタイトルにしています。
なぜ、鳥を兎にしたかというと、「陳情令」「魔道祖師」を知っている方なら分かるかと♪

藍忘機が飼っていた2匹の兎のことについては、
原作やアニメ版「魔道祖師」の中で重要エピソードとしてあります。
ただ、ドラマ「陳情令」では、そのエピソードは無かったようです。
その設定だけ、原作を参照に。

なぜ藍忘機が兎を好きなのか・・・。
ドラマでも、「あ、これで?」というシーンありますが、分かりづらいです。
というか、BL要素を抜くために、あえてぼかしたのかしら?


「陳情令」「魔道祖師」知ってますよ♪観ましたよ♪
または、知らないけど、二次小説面白かったですよ。と思った方は
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こんにちは。

声がでてくるようになったみつばです。
「忘羨」動画や妄想も栄養剤の1つですね♪

そんな中「陳情令」の二次小説を1つ書きあげたのですが、編集が間に合わなかったです。

編集は時間と集中力が必要で、家人が寝静まった夜中に作業するので、
小説更新も夜中以降になりそうです。
でも、楽しみにしてくださっている方がいても、夜中まで待機していることは無いですよ~(汗)
翌朝とかタイミングが良い時にブログを覗きにきてくださいね。

取り急ぎ【拍手コメントレス】

初めてコメント送ってくださった方、ありがとうございます!
原作やaudio dramaを読み込んでいるということは、詳しい話などご存じの方ですね。
みつばの二次小説では原作の二人とは本編後の関係や流れが変わりますが、基本設定はかわらないので、また好きな記事があったら読みにきてください♪

魔道祖師のaudio dramaは、公式サイトさんで3話まで無料で配信されて聞けます。
ただ、中国のサイト様なので、操作方法や続きを購入する際課金の仕方が分からないなどあるかもしれません。その時は、ひっそりと、動画サイトで検索してみてください。
聞けるのは一部ですが少しアップされてます。ただ、もし言語が分からない場合は、原作を読んでからをおすすめします。原作の会話とほぼ同じなので、どこの部分を話しているか分かると思います♪原作小説、ネットや大きい本屋さんでは中国語、台湾語、韓国語の「魔道祖師」本を扱っているようです。ただ、過激な部分が削除されている物もあるとか。
番外編(香炉編など)も、原作を読み進めていけば、本編の後に読めます。
もしかするとネットでも編集されたものとかがあるのかしら?本の表紙も素敵なのですが、ネットの方が翻訳アプリ等を使用できるので、読むには便利かもしれません。

「変わらぬ想い」聞きました!いい歌ですね。
聞いたことがあったのですが、歌詞が本当に「忘羨」!です。
タイムリーです。次回の二次小説は、こんなイメージです♪
ただ、みつばは小説を書きあげた後に聞かせて頂いたのですが、ggdd(肖戦さんと王一博さん)のddが何故かイメージとして浮かんでしまいました。←そういうのを妄想の中で望んでいる自分が怖いです(汗)

さて、みつばは仕事にでかけてきます。

夜中に小説の編集作業するの楽しみ~♪

「陳情令」を知っている。
または藍湛と魏嬰のラブラブを見たり読んだりしてみたいな~という方は、白い拍手ボタンでお知らせください♪

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いつもみつばに「陳情令」「魔道祖師」の情報を教えて下さっているrさんから、
とても素敵な動画を紹介して頂きました。(rさん、太谢谢你了!)

あまりに素晴らしかったので、みつばだけの情報に留めておくのは惜しいので、こちらでも紹介。

記事を読む方は「続きを読む」からお入りください。
(スマホの方は普通に読めるようですが)
続きを読む

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こんにちは。

完全に風邪をこじらせて声も出なくなったみつばです(涙)

ずっと体調が悪いので気をつけてはいたんですよ。

夜だって、長子がリビングのテレビで、みつばがまだ1度も見ていない、新「おっさんずラブ」の録画を楽しそうに見ているのを横目にチビ~ず達と早めに就寝してました。

「好きなドラマは“おっさんずラブ”」と話して、クラスの女子達にドン引きされたって言っていた息子。次は母と一緒に「陳情令」を一緒に鑑賞しよう♪←BLじゃなくてもいいドラマだから。

チビ~ずを寝かしつけても、大事をとって夜中に起きるのはやめよう。
でも、せめて寝る前に「忘羨」に触れたい。←「忘羨」とは、ドラマ「陳情令」の藍湛×魏嬰のことです。

動画を見てしまうと、興奮して目が醒めてしまうから、せめて音声だけにしよう。
そう考えて布団に横になりながら「陳情令」原作の「魔道祖師」CDドラマ(audio drama)を聞いてました。

内容は、「魔道祖師」の本編後の番外編♪

もう、藍湛と魏嬰が恋人なので、イチャイチャ(笑)シーンが多発!♪

「香炉編」でまだ過激では無い方の話。←過激な方の「香炉編」って、CDドラマ版あります?(汗)あれを音声にしても、大変なことに・・・。

二人のイチャイチャにあてられている気の毒な思追くんの話。←原作の二人って恋人になってから、もう周囲の目とか気にしていない気がする。魏嬰はともかく、藍湛まで。
思追君には油断しているのもあるけど。

夜、魏嬰が帰って来てから、二人でイチャイチャした後に風呂に入りながら藍湛の仕事を手伝っているうちに寝てしまう魏嬰の話。

中国語の音声だけなので、完全把握は出来ないのですが(そこまで言語に堪能では無いです)小説を読んでいたので、会話は何となく想像がつくみつば。

でも、台詞の内容はともかく、キス音とか喘ぎ声で、何やってるか想像つきます♪

リアルなんです。本当に。

藍湛と魏嬰。二人が抱き合って、夢中でキスしたりしているシーン。
藍湛が魏嬰に口づけを落すシーン。←ちゅっと聞こえる。
事後(いちゃいちゃのね)に息を整えているような吐息が聞こえたりするシーン。


最後に、寝ている魏嬰にキスした後、
藍湛が「魏嬰、おやすみ」って囁く甘い声。



聞いているとリアルすぎて。みつばは



余計眠れ無くなってもた。




おバカさん。


というわけで、今は、別の仕事の為にPCを開いていたのですが、
仕事が終わったら、我が家のggdd(兄弟)たちが帰宅するまで休みます。
各種、二次創作は、少し体力が回復したら再開しますね。

【拍手コメントレス】

「后会無期」の字を11月の「陳情令」イベントの最後に見た時、「え?」ってみつばもなりましたよ。ということは、来年、日本で大ヒットしたとしても、役者さん達に来て頂けないってこと?と。共演イベントはもう永遠に無し?とショックを受けたのです。
てっきり、もし来日したら、二人でワンピースのコスプレをしてくださるとばかり期待していたもので(汗)

でも、ggddは又会えそうですよね♪というか、その後のイベントで会っていたのですね。
みつばは藍湛×魏嬰くらいggdd(肖戦さん&王一博さん)を見るのが好きになってます。

いつも拍手コメントを送って下さる方、ありがとうございます。

「おっさんずラブ」から、日本でもBLドラマ化や映画化が来年出るということは、
そういう流れで「陳情令」「魔道祖師」も大ブレイクの予感です♪楽しみですね。

「魔道祖師」原作小説を今読み進めている方。
番外編の「香炉編1」「香炉編2」全部読みました?みつばは、「香炉編2」を読んでから、ドラマ「陳情令」で藍湛の仙剣をまともに見られなくなりました(爆)
ファンの方が「陳情令」で「香炉編1」の動画を作成したのをいくつか目にしましたが、「香炉編2」はさすがに・・・。
ファンイラストや漫画では見られました。
みつばは、「陳情令」の魏嬰にあの仙剣プレイを結びつけると、妄想の中でもキャパオーバーになります。
裏箱でもちょっと描けないかな~(苦笑)

「私も魔道祖師、陳情令好きです」と言う方がいたら、
下記の白い拍手ボタンでお知らせください♪(ブログにちょっとずつ「陳情令」を知っている人が増えてきていて嬉しいです♪)

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「陳情令」の藍湛役の王一博さん出演の今後公開予定のドラマ作品。

また古代中国が舞台で、王一博さんの古装姿の映像をチラリと拝見しました。

ただ、みつばは「陳情令」にはまっているあまり、

・・・次は女性と恋愛するドラマなのかな~?←「陳情令」、一応恋愛はしてません。(表向き)
「陳情令」であんなに息ぴったりに共演されていた肖戦さんとのイメージがあったので、
女性か~。萌えないかな~。なんて思ってたのですが。←腐女子頭から抜けなさい!

なんと、共演者の方が、みつばが中国で一番好きな女優さんだったと知って、大はしゃぎ!!

趙麗穎(チャオ・リーエン)さん!
日本でも、何本もドラマや映画が公開されているので、きっと馴染も人気もある女優さんです。

「お昼12時のシンデレラ」「花千骨」など。

何度も見ました♪
現代ドラマも、古装のファンタジーも。可愛くて素敵な笑顔と演技の女優さん。

これはみつばの中で要チェックです!というか、必須チェックです♪
きっと、日本でも人気のある女優さん、(これから人気爆発予定の)俳優さんだから、来年ドラマが公開されたら、再来年あたりに日本でも公開されるかもしれません。

すっごく楽しみ~!!

また一つ未来に楽しみが出来て嬉しいみつばでした♪


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中国ドラマ「陳情令」のみつばの二次小説INDEXを更新しました。

「魏嬰生日快乐」前編、中編、後編、あとがき
「姑蘇藍氏の月例会」1~3話 あとがき

「姑蘇藍氏の月例会」は「帯他回家」の続きになります。
ここから、「君の願い、私の望み」までの間にまだ数話更新する予定です。

「君の願い、私の望み」では、もう“恋人”関係になっている二人。

さらに、「闇香炉」「刻印」「魏嬰生日快乐」等では、体も恋人になっている二人なので←表現露骨?(汗)その間にも話が入ります。

ブログでの二次小説の更新が、時間的に飛び飛びなので、関係が分かりにくくてごめんなさい。


それと、「陳情令」のドラマの季節。

二人が清室で、心と絆が結ばれるエピソード。
清室で外の雪景色を眺めるシーン。2月終わりか3月として。
二人が、雲深不知処を出て、小林檎と旅に出るころには春ぽい。

そういえば、なぜ仙剣では無く、小林檎に乗っているかという話。
魏無羨の過去の両親との思い出を重ねるためでもあるのですが。
そういえば、この時魏無羨はお尋ね者だから、藍湛の仙剣に乗って、目立つような移動の仕方は出来なかったですね(汗)それと、刺されていたから、大事をとって驢馬に乗って移動していたという点も。ただ、原作でも、この時にはすでに傷の痛みは無かったようで、魏無羨は藍湛に甘えて、わざと痛がって驢馬に乗せてもらったりしている記載があります♪
やっぱり、この頃から、魏無羨はかなり藍湛に特別な感情が生まれているように見えます。
金麟台で、藍湛が世界を敵に回しても魏無羨の味方でいるという姿を見たからもあるでしょう♪

・・・原作では違うかもしれませんが、ドラマ「陳情令」では、魏無羨はもっと前から藍湛のことを無意識に好きだったように見えますが、その辺りの検証はまた別の機会に。

その次、乱葬洞の騒乱の後に、江氏の領内を訪れるエピソード。
あの時には、蓮の実の時期になっています。ということは、初夏あたり?

ん?時間経過どうなってるの?(汗)

原作でも、蓮の実食べる話はあるのですが、清室で雪は眺めて無かったような・・・。
でも、ドラマでは雪と結び付けたかったのかな?藍湛の母親との記憶とリンクするように。

その後、桃の花ぽいものが背景で出てきたりとかあるけど(時間経過どうなってる?)・・・仙人がいるくらいの世界だから、世界設定は何でもありですね♪←みつばの認識がいいかげん。

話を戻して。

黒幕との最終決戦、観音堂でのことは、夏ごろだと考えて・・・。

原作小説だと、すべて解決したその後、二人が外でいちゃいちゃ・・・なので、寒くない季節ですよね?確か雨あがりの・・・。えへへ♪←思いだし笑い。

ドラマでもラストは景色的に初夏から夏だと考えて(衣服はいつも同じで暑そうだけど、仙人だからOKなんですよね。実際の収録では熱そうで、役者さん達がいつも携帯扇風機を持ってる(汗))

というわけで、
みつばの二次小説の続きも、季節はその辺りからスタートしてます。「帯他回家」
←前振り長い。

でも、魏無羨の誕生日(10月30日)の二次小説「魏嬰生日快乐」では、魏無羨と藍湛はガッツリラブラブな話なので、その間に、恋人になって…一線も越えて…って考えると、結構スケジュール的にタイトな流れに・・・そんなもんかな?

とにかく、あの二人は、気持ちの面で恋愛として結びつけば後は早いのかも♪とも思いました。
それまでが長いというか、まどろっこしいというか・・・。←みつばの世界では。

ドラマでは、恋愛は抜きですよ~。BL要素ないですよ~。を一応前提に作られているようですが、そんなわけないですよ。

普通の男同士のコンビ話も大好きなみつばの目はごまかせません!←その自信どこから?

本当にただのコンビだったら、「陳情令」の二人みたいに、別れる時、未練たっぷりに見つめ合ったり、その後、去る魏無羨の背中をやっぱり未練たっぷりに切なげに見つめ続ける藍湛のシーンなんてありません。男同士の友情は熱くてもサラッとしてるんですよ。
振り返ったり、後ろ姿をジッと見ていたりしないもん♪←言いきって大丈夫?

なんで、魏無羨の方から先に「行くよ」と去ったと思ってるの?藍湛。
泣きそうだったからに決まってるじゃない!というか、たぶん、泣いてたよ?魏無羨は。
我慢していたんだよ。本当は藍湛と一緒にずっといたかったのに。
魏無羨から言えるわけないじゃん。一緒にいたいって。だって・・・。

なのに、あの朴念仁(藍湛)は!←みつば、落ち着いて。

でも、「陳情令」の藍湛の気持ちも想いも、分かってきたみつばです。
というか、分からないと二次小説書けない(苦笑)
どうして、あの時言わなかったのか・・・。

もう、藍湛の歌「不忘」聞きまくり。「忘羨」の歌も聞きまくり。
魔道祖師のイメージソングの「落雪尋花」や「人世終白首」も何度も何度も聞いて、ああ、そういうことかって思いました。

・・・深いかも。

みつばの妄想の中というか、思い込みの「陳情令」藍湛になりますが、
本当にかなり魏無羨の事を深く想っているのかも。

それは、原作の藍湛の愛し方とはまた違う感じではありますが、ドラマ中では原作のような恋愛フラグが立っていない分、もし、藍湛に恋愛的な気持ちがあったとしても、あのラストの選択は仕方無かったんだなってようやく納得した次第です。

・・・ドラマの魏無羨は原作の魏無羨よりさらに鈍いから(苦笑)

そのあたり、今後の二次小説に書いていきたいです♪

【拍手コメントレス】含む雑記

複数の方へのコメントレス、まとめてでごめんなさい。

拍手コメントを初めて書きこんで下さった方、ありがとうございます!
いらっしゃいませ。二次創作だけでなく、独り言のような雑記まで読んでくださって嬉しいです。
私は漫画版の藍湛がとても好きです。漫画の画も好みなのですが、漫画版の藍湛の体も顏もとってもかっこいいです♪さらに嫉妬する顏も素敵に描かれているので、今後の更新が楽しみです♪

「陳情令」の乙女ゲーム・・・じゃない「BLゲーム」がもしあったら、みつばは真剣に迷います。
もちろん主人公は魏無羨ですよね。そして、総受け状態・・・じゃない(笑)女性もいれましょう。
師姉、綿綿ちゃん、温情ちゃんも。その場合は魏無羨はもちろん攻めで♪(普通の乙女ゲームと化す)
男たちの場合は複雑ですね(汗)藍湛はもちろん攻め側ですが、金陵や思追くんは受けかな?(汗)そして、金様とか兄様だけでなく、義城のトリオも入れちゃいたいです。さらにさらに、藍啓仁も(爆)

みつばは、「おっさんずラブ」的につい藍啓仁と魏無羨のカップリングを妄想してしまい、あまりのことに悶絶して、腹筋を痛めました(涙)←誰かみつばの妄想力を止めてください。

BL漫画のおすすめもありがとうございます。その漫画家さんは、TL、レディコミ、BL等、幅広く手掛けていて、さらにヒット作品も多い方です。みつばはそのBL作品は初めて目にしたのですが、面白そうなので、今度何かの機会があれば(レンタル?)全部読んでみたいです♪その漫画のように年下攻めというものに最近惹かれてます。「陳情令」のggdd(肖戦さん(魏無羨)、王一博さん(藍湛))の二人に惹かれているからだと思います。
みつば的には「陳情令」同様。dd×gg(攻め年下の王一博さん×受け年上肖戦さん)で妄想が止められません(汗)藍湛の視線とは違うのですが、役から離れても、王一博さんが肖戦さんを見る目に色気がありすぎて、たまりません!リアルで想像しちゃ駄目だって自制ぎみになってはいますが。←やっぱり誰か妄想力を止めてください。

みつばが好きで聞いている中国ドラマの歌に関しては、また今度雑記ででも♪

「陳情令」二次小説楽しみにしてくださっている方、応援ありがとうございます。
また良かったら読みに来てください。

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中国ドラマ「陳情令」のみつばの二次小説、「姑蘇藍氏の月例会」での「月例会」シーンは、原作では「宴会」にあたる場面です。
ただ、何度も書きますが、本編後の二人の関係が原作とドラマでは異なるので、
みつばは、「月例会」という新しい設定で書かせて頂きました。

藍啓仁のことですが、みつば的には、ケジメをつけさせたいな。と。
原作では直接話をしているシーンは無かったようですが、いくら藍湛や兄が藍啓仁を説得して魏無羨が雲深不知処に住むことになったとしても、魏無羨が直接藍啓仁に許可をもらうようにしたかったんです。

どちらかが、謝罪するということでは無く、それでも、直接会って話をすることで、
和解した、という形をとりたかったんです。たとえ、その後の関係が良くなくても。

ただ、魏無羨自ら「おっさん、俺、あんたの甥と同棲することになったから♪」と報告させにいかせるわけにもいかないので(笑)、兄を通じて藍啓仁に呼び出してもらいました。

藍湛の酒酔いの話。

原作だと、藍湛が酔った勢いで体の関係を重ねてるのですが。←みつばは藍湛が意識的にしてると思ってる。

ドラマだと、藍湛は魏無羨に強引抱っこも、強引添い寝もしてません。
ただ、何かしてあげたくてたまらないみたいです。

原作と同じシーン。
ドラマ「陳情令」でも酒酔った藍湛は魏無羨に自分の想いを伝えるように、
通りすがりの見知らぬ家に入り込んで、そこで飼われている鶏を2羽も檻から取り出して、
「(おいしそうに)よく太ってる?)」と聞いて「うん」と狼狽えながらも答える魏無羨に「あげる」と渡します。←他人の家の鶏!(汗)さらに、家の柱に「藍忘機参上!」と落書きします。←ドラマのNGシーンですが、よく見ると、藍湛が落書きする前に柱にすでに落書きされているのが見えます(笑)

もう完全に、住居不法侵入、窃盗、器物損壊で、厳罰ものの藍湛。

原作では、このほかにも藍湛はもっといろんなことをやらかしてます。他にも盗んだものもあるし、壁の落書きもこんな物ではありません(苦笑)全部魏無羨への想いから出た行動なんですけど。

ドラマでも、どうして藍湛がこんな行動にいたったかという伏線がちらっと過去にありましたね。
でも、原作だともっと細かい理由があったりします。
それに藍湛が3回も酒に酔った姿が見られます♪そのたびに藍湛らしからぬ行動をするのですが、過去に魏無羨から聞いていたこと。藍湛の心の中で、本当は昔の魏無羨と一緒にやりたかったことをしているようです。コメディで笑えるエピソードなのですが、藍湛の事を考えるとみつば的には何だか切なかったです(涙)

いつもは、やらかす側の魏無羨もたじたじの泥酔藍湛。

二次小説にも書きましたが、藍湛に酒は規則でなくても飲ますのは危険です。

しかし、しらふで意識的に藍湛がやったのは、蓮の湖での、蓮の実窃盗。

これも原作と同じシーンがドラマ「陳情令でもありました。

湖の蓮の持ち主がいると知らずに、蓮の実を食べている魏無羨に「この湖(蓮)には主人がいると聞いた」と言います。

それで、「分かったよ」とふてくされたように食べるのをやめる魏無羨に、藍湛が蓮の茎を折って、
「今だけは(食べていい)」と言って渡します。

この前に、魏無羨の前世での隠された秘密を知ったせいもあるのですが、
魏無羨に何かしてあげたくてたまらなかったんでしょうね。藍湛は。
意識的に規則を破ってますが、この後、絶対に藍湛は蓮の主人宛に沢山の銀を置いていったと考えられます♪たぶん、自分に罰も課して、ひそかに逆立ちしてるかも(笑)

ところで、どうして藍湛があの湖には主人がいると知っていたか?は、以前ブログでもちらっと書きましたが、原作小説の中で読めました。


以下↓原作「魔道祖師」のネタバレ含むので、
知りたくない方はスルーしてください。



少年期、魏無羨が藍湛に自分が暮らしている蓮花塢の話を聞かせて、
「生の蓮の実は美味しい」とか「一緒に来ないか?」と誘ったりしています。
でも、少年藍湛は冷たい態度で断ってます。

しかし、藍湛は、じつは、後で、ひっそりと一人で行ってたのですよ・・・。

結構遠いところなのに、たしか日帰りで。
そして、どうしても魏無羨の話していた生の蓮の実が欲しくて、主人が不在の湖にいた人に粘り強く交渉します。断っていた人も、藍湛の熱意に根負けして、内緒ですよ。と言って、分けてくれます。

それを姑蘇藍氏に持ち帰る藍湛に兄の藍曦臣が会います。

藍曦臣の目には、飾っていた蓮の茎から蓮の実を取り出して、おずおずと食す藍湛の姿がとても嬉しそうに映ったことでしょう。・・・という話なんです。

原作の番外編を読んだ方は、この場面が「ああ、そうか」ですが、原作を読んでいない方も、藍湛が魏無羨の故郷をこっそり訪ねていたと薄々分かるシーンです。

アニメ「魔道祖師」でもひそかに訪ねているシーンがチラリと見えましたけど。


つまり、藍湛はずっと前から、少年期から魏無羨の事が好きだったんです♪

魔道祖師ファンの方から教えて頂きましたが、原作者さんが語っていた公式設定。
藍湛が魏無羨を意識しだしたのは「蔵書閣」。完全に自分の気持ちに気付いたのは「玄武洞」と。

ですよね♪
藍湛の作曲した「忘羨」は愛の告白ですから♪

ドラマではさらに「寒譚洞」のシーンがありますね。魏無羨に抹額を結びつけている藍湛。
あれ、抹額って本当に重要なシンボルなのに、あんな簡単に結び付けちゃって。
なまじっかBL要素抜いているようで、飛び越しちゃってる気がしたのはみつばだけ?(汗)

親と妻しか触れてはいけない物だって藍湛自分で言っていたのに。

そして、不思議なのは、弓術大会での魏無羨の言動。

原作では、抹帯の意味を知らずに言ってる魏無羨なのですが、ドラマの魏無羨は、その前に藍湛からちゃんと聞いていて知ってるのです。なのに「藍湛、抹額かしてよ」と言ってます。

公衆の面前で貸せるわけないでしょう?いくら、魏無羨の事がひそかに好きでも(笑)

でも、いつか、原作の藍湛みたいにやらかしてくれないかな~。ドラマ「陳情令」の藍湛。
皆の前で自分の抹額を魏無羨に結びつけて「私のもの」宣言してくれたら凄いな~。

仙督就任式で、酒に酔った藍湛が魏無羨に自分の抹額を皆の前で巻きつけたら・・・
想像しただけで楽しい♪

しかし、みつばの「陳情令」二次小説に次にくるのは「仙督就任式」ですが、そんな描写はありません。残念(笑)

ただ、ドラマ重視なので、原作の二人と、だんだん離れていきます。
短編で書いていた時は「魔道祖師」の二次小説でもおかしくなかったんですけど、シリーズにするとドラマの仙督藍湛の設定があるので、ちょっとシリアス度増します。


それでもいいよっていう方は、また読みにきてください♪

【拍手コメントレス】
初めてコメント書いてくださった方、ありがとうございます!
ドラマ、アニメ、原作。どの藍湛、魏無羨もちょっとずつ違っていてもいいですよね♪
みつばは、中国語より、ドラマ内容は英語で把握してました。ドラマも英語字幕+中国語字幕で。英語だけでもよく分からない部分(英語翻訳だと余計分からないところも)は中国語の漢字とかで補っていたり。でも、たぶん今でもあと2割は理解出来てません(汗)

ブログに来て頂いた魔道祖師ファンの方のおかげで、知らなかったことや理解できない部分を教えて頂き、ようやく分かってきた次第です。
よく分かっていないのに、萌えだけで二次創作を始めてしまって大丈夫?な状態です(汗)

原作小説「魔道祖師」を日本語翻訳されているサイトさんがあります。
24話までは無料で読めるようになっていたと思います。ただ、その後の全部の章が読めるのかどうかは分かりません。ドラマも来年放送なら、小説も完全翻訳版が発売されると嬉しいですよね。


「陳情令」「魔道祖師」知ってますよ♪観ましたよ♪
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中国ドラマ「陳情令」、みつばの二次小説「姑蘇藍氏の月例会」3話(最終話)です。

二次小説を読む注意点、コメント記入、「陳情令」の他の二次小説も
「陳情令」二次小説INDEXページからお願いします。


「陳情令」の登場人物・名称紹介のページはこちらから(名称、説明、更新しました)

とくに初めてこのブログにいらした方は注意点を一読してから
二次小説をお読みください。

「陳情令」は現時点、日本語翻訳未公開のドラマです。
原作「魔道祖師(作者):墨香銅臭」、アニメ「魔道祖師」をご存じない方。
これから見る予定の方は、ネタバレがありますのでご注意ください。

二次小説はドラマ50話最終回後の話になります。
また、この小説にはBL(男同士の恋愛)描写があります。
そのあたりが受け入れられる方のみお読みください。


※この話は「帯他回家」の続きになります。



姑蘇藍氏の月例会(3話)




「沢蕪君からも月例会の話を聞いた」

天子笑を口に含みながら、魏無羨が言った。


「月例会って、一体いつもは何をしているんだ?」

そう聞く魏無羨に、藍忘機はしばしの間無言だった。

「やっぱり、部外者は聞いちゃいけないこと?」

そう問う魏無羨に藍忘機はかぶりを振った。

「魏嬰、君はもう部外者では無い」

「でも、俺、姑蘇藍氏一門に入るわけじゃない。姑蘇藍氏の中では客人という扱いで紹介されるのか?」

「・・・君はどう紹介されたいのだ?」

「どう紹介されたい?姑蘇藍氏一門に?うーん・・・」


あまり深く考えていなかった魏無羨は、改めて聞かれると首をかしげた。

…居候じゃ説得力にかけるな。どうして、雲深不知処の姑蘇藍氏にいるのか?ってことだろ?

「単純な説明じゃ駄目なのか?含光君の闇狩りの相棒って…」

そうとっさに自分で言っておいてから、ハッとなった魏無羨だった。

藍忘機は仙督となるのだ。

これまでのように、どんな小さな依頼も自分で解決しに行くような事は無くなるかもしれない。そして、魏無羨と一緒に闇狩りをする機会もあるのか分からない。

魏無羨は口を閉じ、引き結んだあと、上目づかいで藍忘機の顔をうかがうように見た。

「…わかった」

藍忘機が言った。

「分かったって、藍湛はそんな理由でいいのか?」

そう問う魏無羨に藍忘機は頷いた。

「私も兄上と叔父上に君のことをそう話した」

「あ?」

「だから兄上も、月例会ではそう紹介するだろう」

「なんだ。最初から言ってくれよ」
藍湛が勿体ぶるから、俺の独りよがりの理由になってしまうかと思った。

魏無羨は後半小声でブツブツとふてくされたように呟いた。

…闇狩りの相棒だと思っているのは自分だけで、藍湛は俺の事を保護と監視も必要な人物だって思っているのかと一瞬考えてしまった。俺のこと信じていてくれるのは十分に知ってはいるけど。

「俺、これからも藍湛と一緒に闇狩りが出来る?」

魏無羨の問いに藍忘機はこくりと頷いた。

魏無羨の胸の内に安堵がひろがり、無意識に笑みがこぼれていた。

その魏無羨の笑顔に藍忘機の目が釘付けになったように、しばし動きを止めた。

魏無羨は、すっかり上機嫌になると天子笑の酒を豪快に口の中に注ぎ込んでいた。

しばらく沈黙が流れた後、

手元の茶器に目を落していた藍忘機は、「月例会のことだが・・・」と再び口を開いた。

「普段は、日々の闇狩りの主な報告になる。それから依頼された今後の闇狩りや、民が憂惧している箇所の見廻り、人員の配置などを指示、確認する。これは、他の仙家と連携を取る場合もある。連携以外に他の仙門との行事参加があれば、それも発表される」

「弓術大会みたいな?」

魏無羨の言葉に藍忘機が頷いた。

「重役や教師役の者は、教授課程の確認、修習生や弟子達は、己の鍛錬や修行目標を定める」

「う…ん」

…やっぱり、姑蘇藍氏は固いな。

真面目に聞いている魏無羨だったが、聞いているうちに欠伸をかみ殺したい気分になっていた。


そんな魏無羨を見透かしていたのだろう。

藍忘機は「月例会の説明を全部聞きたいか?」とおもむろに聞いた。

「ああ、うん。もちろん。全部聞かせて」

魏無羨が慌てて言った。

…全部、心に留めるかどうかは別にして。ここにいる限りは一応把握しておかないと。

そんな思いで魏無羨は姿勢を正して、藍忘機に向き合って、
せいいっぱい真面目に聞いている体を装った。

藍忘機はそんな魏無羨を一瞥すると、淡々と、月例会の説明の続きを話し続けた。

説明が全部終わるころには、魏無羨の手に持っていた天子笑の甕の酒も全て無くなっていた。

ようするに・・・藍忘機の説明を要約すると。

姑蘇藍氏の月例会というのは、
報告と連絡。そして、一同で夕食会をして終わり、というものだった。


魏無羨は、あぐらをかき、酒酔いと退屈さと眠さで半分閉じた目で藍忘機を見つめていた。

「うん…藍湛。よくわかった。俺、3日後の月例会には出るよ」

「ん」

「藍湛もいる?」

「出席する」

「なら、いいや」

よっこらしょ、と魏無羨がふらつく足で立ち上がった。

「俺、眠くなったから、もう寝所に行くよ」

昼寝をしていたはずの魏無羨だったが、すでに眠くなっていた。
沢山飲んでも酔わないはずの酒も1甕で満足している。

…なんだか、この部屋にいると夜は早くに眠くなる。
どうしてだろう?

魏無羨は、内心で首をかしげながら、香炉から漂う白檀の香りを吸い込んだあと、あくびをした。

「魏嬰、私はまだしばらく仕事をするが、灯りは眠りの妨げになるか?」

そう後ろで問う藍忘機に魏無羨はひらひらと手を振って見せた。

「問題ないよ。目隠しして寝るから」

そう言って、魏無羨は、寝台に上がると、髪の毛を束ねていた赤い帯をほどき、それで己の両目を覆って頭の後ろに結びつけた。

「藍湛、おやすみ」

「・・・おやすみ。魏嬰」

藍忘機は、座卓の上の燭台以外の清室の灯りを消すと、席に腰を下ろした。

ほどなく、座卓で巻物を広げて筆を走らせていた藍忘機の耳に魏無羨の寝息が届いた。

しばらく仕事をしていた藍忘機だったが、亥の刻をつげる鐘の音が聞こえると、巻物を閉じ、座卓の上を片づけ、燭台の灯りを消した。

そして、上着を脱ぐと、魏無羨の眠る寝所に向かった。

赤色の帯で目を覆って眠る魏無羨の姿が月明かりで仄かに浮かび上がっている。

藍忘機が眠る為に空間を空けていたのだろう。
魏無羨は窓側で寝台の柵の方に体を寄せて眠っていた。

藍忘機は、その横に腰を下ろすと、そっと魏無羨の顔に手を伸ばした。
しかし、その手が魏無羨の顔と髪に触れるか触れないかの距離で藍忘機は指を止めた。
留めた指先はしばし空をさまよい、やがて、敷布の上に流れるように伸びている赤い帯をすくった。
そして、その端を口元に持って行くと、藍忘機は、魏無羨の帯に口づけるように唇を押し当てた。

眠る魏無羨は、藍忘機の動作に全く気付いてはいない。

藍忘機は眠っている魏無羨の顔をジッと見つめた後、魏無羨の帯を離した。
それから、自分の頭に巻かれた抹額を外し、寝台の上に体を横たえた。

一人で清室に暮らし眠っていた時は仰向けで就寝していた藍忘機だったが、
魏無羨がいる場所と反対方向に前面を傾けた。

そして、どこか悩ましげに小さな吐息を漏らした後、目を閉じていた。



―――それから、3日後の夕方。

姑蘇藍氏の月例会。


姑蘇藍氏の大広間の部屋には、一門ほぼすべての者が集合していた。

皆、白一色に統一された姑蘇藍氏の衣を着込んでいる。
その中で、黒い衣服を着た魏無羨の姿は、傍目からかなり目立った存在だった。
しかも末席では無く、重役席。

正面には宗主である藍曦臣が座っていた。そして、その横、左並びの上席に藍啓仁。右並びの上席に藍忘機、その隣に魏無羨の席が定められていた。

外で鳴いている小さな虫たちの声が大きく聞こえるくらいの沈黙が広間中に流れている。

各自、整然と並べられた座卓の前に鎮座し、まるで全員が型を押されたように同じ姿勢、同じ角度で前を向いていた。むろん、無駄口を叩いている者はいない。

それどころか、他人と目を合わそうとしていない。
この中において異質な存在である魏無羨の事もまるで目に入らないかのように、チラリとも見られてはいなかった。多くの門下生の中で、魏無羨の見知った弟子達の姿も見受けられた。
藍思追や藍景儀もいる。だが、二人も魏無羨の方に気付いているようだったが、目を合わせることは無かった。

藍啓仁が眼光鋭く、広間を見渡している。そのせいだろうか。

宗主は藍曦臣だが、やはり、姑蘇藍氏を今の姿にした藍啓仁の存在感は大きいのだろう。

…俺、場違いも甚だしい。

そう感じながらも、魏無羨もかしこまった体で、口を閉じ姿勢を正して座っていた。
そして、目だけを横に動かして、隣に座る藍忘機の顔を盗み見た。

藍忘機もじっと正座をし、口を閉じ、目も伏せている。
まるで本物の美しい氷の彫像のような、いでだちだった。

魏無羨は次に一番前に座っている藍曦臣に目を向けた。
微笑みを浮かべた穏やかな表情だったが、少し顏色が悪かった。

かつてと変わらないようにふるまってはいたが、
どこか儚げな印象すら受ける藍曦臣の姿は、その理由を薄々想像することが出来た魏無羨には少し痛々しく感じられた。

行燈と燭台の灯りがつけられた夕暮れ時の広間。

これから何が起きるのかは、藍忘機によって説明を受けてはいたが、
魏無羨はもうすでに終わりの鐘が鳴るのを心待ちする気分になっていた。

そうして、しばらくの瞑想の後、姑蘇藍氏の月例会は始まった。

月例会は、藍忘機が魏無羨に説明した通りの流れで進んで行った。

藍曦臣が長く闇狩りの日程を述べている間、誰も覚え書きをする者はいなかった。
これは、全部暗記するのだと、藍忘機から聞いていた。
暗記力のある魏無羨は、それを記憶することは全く困難では無かったが、朗々と語る藍曦臣の声に次第に睡魔が襲い始めてきた。

藍曦臣の声も藍忘機と同じように耳に心地よい美声だった。
その上、広間中に漂っている上質の白檀の香りが、リラックス効果で魏無羨を眠りの世界に誘っていた。

引き締めていたはずの気が緩み、魏無羨は一瞬意識を失うと、グラリと体を傾けた。
すぐに、何の支えも無いはずの魏無羨の体を誰かの手が支えた。

ハッと意識を戻した魏無羨はあわてて元の位置に上半身を伸ばした。

そして、自分を支えた手の方角を見ると、藍忘機がちょうど自分の手を元の膝の位置に戻そうとしているのが目に入った。

魏無羨がつい「藍湛、ありがと」と小声で言うと、藍忘機よりも会場を挟んで向いの席に座っていた藍啓仁がジロリと魏無羨を睨み付けた。

魏無羨は肩をすくめると、すぐに又何食わぬ顔で前を向き、真面目な表情をつくった。

一通り、門下生の代表からの闇狩りの報告や連絡が終わった後、藍曦臣が魏無羨の方を見て口を開いた。

「この会で皆に紹介したい方がいます。あちらに座られている魏無羨公子。これから魏公子は忘機の闇狩りの共同作業者として雲深不知処、姑蘇藍氏内でお暮しになります。皆にはそのつもりで魏公子をお迎えするように」

魏無羨の滞在の承認を得る為の確認や紹介では無く、それは指示に近かった。

物腰はやわらかいが、藍曦臣の言葉の中に、絶対服従のような抑止力が感じられた。
藍啓仁も黙って会場内を見渡している。これでは確かに藍忘機の言っていた通り、異を唱える者は出ないだろう。魏無羨は心の中でそう思った。

「はい」開場中から満場一致の返事が返ってきた。

魏無羨が目だけで広間を見渡すと、藍思追や藍景儀達が、口元に笑みを浮かべて、一瞬だけこちらを見たのが目に入った。

これで、魏無羨の承認式も終わった。

…あとは・・・。

正面の藍曦臣が藍啓仁の方に目をやった。
その眼差しを合図に藍啓仁がおもむろに立ち上がった。

再び、場がしんっと引き締まった空気に包まれた。

「この件は私の口から皆に伝えよう。そこにいる忘機が、このたび、仙督の座につくことになった。二週間後に各仙家を招き、姑蘇藍氏領内で仙督就任式を行う」

すでに知っていた者も、噂で聞いていたような者も、全く初耳だった者も、無言ではあったが、さすがに平静を装えないような空気を醸し出した。

そのほとんどは、驚きの中でも、姑蘇藍氏から仙督が輩出された事を慶んでいるように見えたが、中には戸惑いのような眼差しを正面の藍曦臣に向けている者もいた。

おそらく、次の仙督の座につくのは、沢蕪君だと考えていたのだろう。
順当に考えれば、三尊の一人でもあり、姑蘇藍氏の宗主であり、藍氏の長兄である藍曦臣が仙督を継ぐのが相応しいと思うところだろう。

藍忘機も、含光君という称号で、仙界において、名だたる功績と評判の名士であり、姑蘇藍氏内においても優れた指導者ではあったのだが、表舞台で今まで他の仙門の重役たちと接触したり連絡を取り合ったりしていたのは藍曦臣と藍啓仁だった。

・・・なぜ、含光君様が?

そんな疑問が姑蘇藍氏内で湧くことも致し方あるまい。

そんな会場の空気を一掃するように藍啓仁が咳払いをすると、再び場に静寂が訪れた。

「皆も知ってのとおり、忘機は長年この雲深不知処だけでなく、あらゆる場所で闇狩りを行い、人々や他の仙家を助けてきた。その功名は姑蘇藍氏内だけでなく、多くの仙門達に届き、仙督として認められる存在になった。私と藍宗主の曦臣も、忘機こそ仙督にふさわしいと考えている」

藍啓仁の重々しい言葉には説得力があった。姑蘇藍氏一同は皆同意するように首を縦に振った。

今日の月例会での魏無羨の紹介はあくまでこの話の為の前座、いや余興にもなりえなかった。
一番の大要は、含光君の仙督就任の件だったのだ。

おそらく、今日の話を聞いた者たちにも、すでに魏無羨の雲深不知処来訪よりそちらの方が強烈に印象づけらえたことだろう。

魏無羨には願ったり叶ったりな状況ではあったが、ふと、隣にいる藍忘機が気になった。

藍忘機は、終始無言で前を向いて座っていた。
その横顔はいつもと変わらず真率な表情に見えた。
緊張も無く、浮かれも無く、迷いも無い瞳。

惹きつけられ、目が離せなくなる。

魏無羨は何故か胸の奥が急にざわめくのを感じて、そっと顔を戻すと藍忘機がよくするような伏し目がちの表情でうつむいていた。


その後、
魏無羨は、目の前の座卓に並べられた夕食を会場の姑蘇藍氏一門たちと共に食した。
そして夕食が済むと、姑蘇藍氏の月例会は終了し、一門たちはそれぞれの寮の部屋に帰って行った。藍忘機は藍曦臣と藍啓仁と何やら話をしていた。魏無羨はその姿を横目にそっと先に出口に向かい外に出た。

出された夕食を全部食べた魏無羨だったが、腹は満たされていなかった。
しかし、かわりにずっと何かが奥に詰まっているような感覚に、魏無羨は清室への帰り道、胸をさすりながら歩いていた。

山々の上に、朧月夜が見える。

月がぼやけて見えるのは霧のせいか、それとも雲のせいか。

夜空を見上げながら、そうボンヤリと考えていた魏無羨に「魏嬰」と後ろから声がかかった。

確かめるまでもなく藍忘機の声だと分かった魏無羨は、振り向かずに立ち止まった。

ほどなく、足音が近づき、藍忘機が魏無羨の横に並んだ。

「魏嬰」

「藍湛、話は終わった?」

「ん。一起去吧(一緒に行こう)」

「ああ」

魏無羨は内心でホッと息をつくと、胸を撫でていた手を下した。
そんな魏無羨を横目で見ていた藍忘機は「食事が口に合わなかったか?」と問うた。

「いや。ただ、酒が飲みたくなっただけだ。早く清室に戻って買い置きしておいた天子笑を飲みたい」

魏無羨が明るい調子で応えた。

「当たり前だけど、月例会でも姑蘇藍氏では酒は出ないんだな」

「規則が無くても、酒が入れば会合にならない。」

「うん」
…それは藍湛だけに限った話かもしれないけど。
酒の入った藍湛は、眠ってしまうか、とんでも無いことをしでかすから。

そう思い出した魏無羨はおかしくなって、そっと含み笑いを浮かべた顔を藍忘機の反対方向に向けた。

そんな魏無羨をじっと見つめている藍忘機に、魏無羨は誤魔化すように手を振った。

「何でもない。含光君が仙督になっても、まさか仙界全体を禁酒にしないだろうなって、そんなことを考えただけだ」

無言になった藍忘機に、「本当に?」と魏無羨は目を丸くして見せた。

「まさか、本当に、そんな規則を作らないよな?藍湛」

藍忘機の顔を覗き込むように歩く魏無羨の視線をそのままにして、藍忘機は前を向いたまま無言で颯爽と歩き続けた。

その藍忘機の横顔は、どこか楽しげで、朧月夜の柔らかな光の下でさらに和らいで見えた。
それが分かった魏無羨は、クスリと笑った後、わざと拗ねた声色で藍忘機を追いかけた。

「藍湛!なあ、待ってよ。藍湛」

思わず手をのばし、藍忘機の白い背の肩を後ろから抱きたくなった魏無羨だったが、代りに藍忘機の衣の袖裾を手でひっぱって藍忘機の歩みを止めようとした。

「藍湛、藍忘機、藍二公子」

「別闹(いたずらをするな)」

しかし、藍忘機は袖を引く魏無羨の手をふりほどかなかった。
魏無羨を横目で見る藍忘機の眼差しが優しい。

「機哥~、藍二哥、含光君・・・仙督!」

魏無羨のからかうような呼びかけを無視して歩く藍忘機の袖を握りしめたまま、魏無羨は楽しげに笑った。



―――二週間後も、その後も。
ずっとこうして俺は藍湛と一緒といる。きっと何も変わらない。


そんなことを考えながら、魏無羨は、朧月夜の下、夕間暮れの道を藍忘機と共に歩き、清室に帰っていったのだった。




(終わり)




みつばが好きでずっと聞いている中国ドラマの主題歌の中で“ただ、君がいてくれることが私の幸せ”という言葉があります。
みつばの二次小説の藍忘機と魏無羨の二人のイメージはそんな感じです。
詳しいあとがきは又後日。

読んで頂きありがとうございました♪

【拍手コメントレス】

複数の方をまとめてでごめんなさい。
「陳情令」二次小説を読んで頂き、拍手コメントを書いていただいて、ありがとうございます!
もしかして「検事プリンセス」の二次小説を読んでいる方も読んで下さっていますか?ハンドルネームが同じで違う方でしたら申し訳ないです。ドラマを知らなくても楽しんで頂けていたら嬉しいです。
みつばも、今は寝ても覚めても「陳情令」です。
冬がやってきますが、みつばの中ではまだ「陳情令」の夏が終わってません。萌えつきるまで一緒に楽しみましょう♪



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二次小説はドラマ50話最終回後の話になります。
また、この小説にはBL(男同士の恋愛)描写があります。
そのあたりが受け入れられる方のみお読みください。


※この話は「帯他回家」の続きになります。



姑蘇藍氏の月例会(2話)




「忘機は所用で出かけています。叔父の部屋にはいません」

歩きながら、魏無羨の心の先を読んだように藍曦臣が言った。

「ただ、叔父が魏公子と話をすることを忘機には伝えてあります。忘機はいませんが、私も同席するので心配はありませんよ」

にこりと微笑む藍曦臣の顔に、魏無羨も微笑で応えると頷いてみせた。

藍啓仁と会うのに、とくに緊張も恐れも無い魏無羨だった。
魏無羨の滞在には、すでに藍忘機や藍曦臣が説得にあたっていた事も知っている。
ただ、乱葬洞で藍啓仁と直接話をしてからの状況も変っている。
過去の事や、夷陵老祖としての印象が、藍啓仁の中でどう変化したのか気になっていた。

魏無羨は、藍曦臣と連れだって、藍啓仁の部屋に向かった。

温氏の襲撃を受けてから修復をしたという藍啓仁の部屋「松風水月」は、かつて魏無羨が修習生の頃に入った場所と同じ位置にあった。
あまり細かい点までは記憶になかったが、部屋の中も昔と変わらないように感じた魏無羨だった。

「叔父上、魏公子をお連れしました」

魏無羨と藍曦臣が部屋に入ると、座卓の前に座って瞑想していた藍啓仁が目を開けた。

ジロリと見られながらも、魏無羨は物怖じせずに、藍啓仁に拝礼した。

「先生、ご無沙汰しております」

御無沙汰というほど、会っていなかったわけでは無かったが、
そう言う魏無羨に藍啓仁はただ「座りなさい」と低い声で前面の席を勧めた。

「はい」

魏無羨は、丁寧な所作で座卓を挟んで藍啓仁の前に座った。

藍曦臣は藍啓仁と魏無羨の間に入るような位置に腰を下ろした。

藍曦臣が3人分の茶湯を用意している間、部屋の中にはしばし沈黙が流れていた。

魏無羨は、座ったまま背筋をのばし目の前の藍啓仁を見つめていた。

藍啓仁の方も、魏無羨の心身の深くまで観察するような眼光するどい目を向けて座っていた。

藍曦臣が茶を淹れた湯呑を藍啓仁と魏無羨の前に置くと、藍啓仁がようやく口を開いた。

「献舎されたそうだな」

それは、疑問でも確認でも無く、話の伏線なのだろう。

「はい、そうです」

魏無羨は頷いた。

「莫玄羽という男に献舎されて蘇りました」

すでに藍啓仁が知っているであろう情報をあえて魏無羨は伝えた。

「うむ・・・」

藍啓仁は口下の顎髭を手で撫でた後、両方の手を添え、目の前の湯呑を口に運んだ。

そして、茶を口に含んだ後、湯呑を置いて魏無羨を再び見た。

「魏嬰」

魏無羨を魏嬰と呼ぶのは、今のこの世では藍忘機だけだった。
しかし、前世においても、藍啓仁には魏嬰と呼ばれていたことを魏無羨は思い出した。

「君は何故、姑蘇藍氏に来たのだ?」

いきなり核心に迫った藍啓仁の問いに、魏無羨は覚悟していたように即答した。

「藍忘機がいるからです。その藍忘機に来ないかと誘われました。俺に断わる理由はありません」

「・・・・・・」

まっすぐに見つめている魏無羨の深淵を探るような目で藍啓仁は黙って見つめ返していた。

藍曦臣はそんな藍啓仁を見た後、魏無羨の方に目を向けていた。

何かあれば仲裁に入る構えの位置にいる藍曦臣だったが、今は黙って二人の動向を見守っているようだった。

「・・・君に関しては数々の誤解があったようだ」

藍啓仁が再び口を開いた。

「その点において、かつて姑蘇藍氏一門が君にしたことは許しがたいのでは無いか?」

もちろん、過去のことに関して、それは姑蘇藍氏一門だけの所業では無かった。
だが、仙門一丸となって魏無羨、夷陵老祖を倒そうとした事実は同じだった。
その仙家に身を寄せることに恨みも躊躇いも無いのか?と藍啓仁は魏無羨に問うていた。

魏無羨は静かにかぶりを振った。

「すべて忘れたとは言えません。でも、もう今の俺にはどうでも良い話です」

「どうでも良いだと?それは本心で言っているのか?」

驚いたような藍啓仁に魏無羨は真面目に頷いた。

「あの時の黒幕が誰であり、何をしたのかも、もう白日の下にさらされました。
それで十分です。今後は新しい魏無羨としての人生を生きたい。そう考えています」

「・・・うむ」

藍啓仁はまた何やら考え込むように顎鬚に手をやった。

「忘機は君の雲深不知処での滞在を望んでいると言っている。ここにいる藍曦臣もそう私に言った。私は、君が今後、甥たちと姑蘇藍氏に脅威や被害を与えないと約束するなら滞在を許可する」

すでに、滞在の許可を藍忘機に伝えていた藍啓仁ではあったが、
眼の前で、改めて、魏無羨から、口約をとりつけたいのだろう。

藍啓仁の思惑に魏無羨は納得すると、力強く、コクリと頷いて見せた。
そして、3本の指を掲げた。

「誓って、お約束します」

魏無羨の言葉に、聞いていた藍曦臣も頷いた。

「魏公子。今後、姑蘇藍氏の宗主である私も忘機と共に魏公子の身元保証人になり、他の仙家の者たちにもそう伝えます。どうか安心して滞在してください」

姑蘇藍氏の有力者の藍啓仁が認め、
仙督と姑蘇藍氏の宗主が保証人となった魏無羨の雲深不知処滞在に異を唱える者は出ないだろう。

それに、もし、他の仙門の中に夷陵老祖をまだ恐れたり、排除しようとする者がいたとしても手を出すことは出来ない。それくらい、魏無羨の身柄は姑蘇藍氏の中において確固たる守りを受けることになったのだった。

藍忘機から聞いてはいたが、今、藍啓仁と藍曦臣に、それを確実なものとして伝えられたことに魏無羨は、不思議な気持ちになっていた。

居場所が出来たという安堵感が胸の内に広がっていく。

魏無羨はホッと吐息をつくかわりに、藍啓仁と藍曦臣に深く拝礼した。

「ありがとうございます」


魏無羨の拝礼に藍曦臣は微笑を浮かべ、藍啓仁は微かに頷くだけの反応に留めた。

「では、茶を飲んだら下がりなさい」

藍啓仁がそう言った。

魏無羨は沢蕪君が淹れてくれて、まだ少し熱めの茶を一気に喉に流し込むと立ち上がり、
再び、藍曦臣と藍啓仁に拝礼すると、藍啓仁の部屋から出て行った。


部屋から出た魏無羨は、歩きつづけ、屋敷の外に出ると、ようやく吐息をついた。

大きく伸びをしたい気分だったが、門下生たちが物珍しげに魏無羨を見ている場で、それをすることもはばかられた。

今は、魏無羨が何をやっても姑蘇藍氏内で注目の的なのだろう。

…今に飽きるだろうさ。これからもずっと目にすることになるのだから。

そう思い、魏無羨は、堂々と大手を振って、闊歩するように清室に戻ろうとした。

そんな魏無羨を追いかけてきたように、後ろから魏無羨を呼ぶ藍曦臣の声がかかった。

「魏公子」

「沢蕪君?まだ何か?」

魏無羨は後方から歩いてくる沢蕪君を待つように立ち止まった。

「ええ、忘機から伺っていた件です。魏公子が闇狩りに赴きたいと。今後の姑蘇藍氏の闇狩りの予定にあなたも加えて良いかお聞きしたかったのです」

「もちろんです。藍宗主の許可が頂けるのでしたら、ぜひお願いします」

「分かりました。私も魏公子のお力をお借り出来るなら心強いと考えています。闇狩りの日程や構成員は、叔父上と忘機にも相談しますが、決定したら月例会の時にお知らせいたします」

「月例会、ですか?」

…姑蘇藍氏の会合かな?

そう想像しながらきょとんとする魏無羨に藍曦臣が微笑んだ。

「ここでの催し事などは、また今度詳しく説明しますが、これから一番早い月例会は3日後の夕方に行われる予定です。そこで私の口から魏公子を皆に紹介するつもりなので、魏公子に他にご用事が無ければ是非参加してください」

今のところ、何の予定も無い魏無羨だった。

「はい」と魏無羨が返事をすると、藍曦臣は話し終えたように、頷いた後、立ち去ろうとした。

そんな藍曦臣に今度は魏無羨が後ろから声をかけた。

「沢蕪君、あの、藍湛は今どこに出かけているのですか?」

「忘機は近隣の仙家に仙剣で出かけています」

「一人でですか?」

「いえ、数人の重役たちと共に行きました」

藍曦臣の答えに、魏無羨は、藍忘機の用事というものが、仙督就任に関わる事だと理解した。
一人、納得したようにうつむき加減になった魏無羨に藍曦臣は優しい顔を向けた。

「忘機の事が気になりますか?」

「ああ、はい」

魏無羨は慌てて顏を上げると、じっと見つめている藍曦臣の視線からなぜか逃げたい気持ちになって目を泳がせた。

「もちろん、気になります。…友達ですから」

「友達、だからですか」

藍曦臣が訳知り顔で頷くと、魏無羨を労わるような優しい笑みを浮かべた。

「忘機も自分を気遣ってくれる人を持って嬉しいでしょう。どうか、これからも忘機の力となってそばにいてあげてください」

「…はい」

魏無羨は返事をして拝礼すると、藍曦臣のそばから立ち去った。

その後、魏無羨は清室に戻って、しばらく昼寝を貪った。

それから、夕時の鐘が鳴り響く頃、下に降りて、姑蘇藍氏の門下生たちと一緒に食堂で夕食を食べた。

魏無羨が夕食を食べ終わり、再び清室に戻っても、そこに藍忘機の姿は無かった。

魏無羨は腰帯にさしていた陳情を取り出すと、清室の濡れ縁に腰かけて、藍忘機が作ったと言っていた曲を弾き始めた。

…藍湛は、今だにこの曲の題名を言ってくれない。
自分で作ったのだから、当然、題名は考えてあるはずなのに。
こんなにいい曲なのに、名前が無いなんてかわいそうだ。
やっぱり、俺が考えて決めよう。

そんな事を思いながら、魏無羨は旋律を奏でていた。

曲が終わりそうな頃、魏無羨は微かに清室の門外から聞こえる足跡を耳にして笛の音を止めた。

笛を口から離し、しばし、門のところに目を向けていた魏無羨の瞳に、白い衣の男の姿が映った。

…藍湛。

「藍湛、おかえり」

魏無羨の言葉に、門から入ってきた藍忘機がやわらかい表情を浮かべた。

「魏嬰」

魏無羨は、濡れ縁の手すりをぴょんと飛び越えると、藍忘機の近くまで駆け寄った。

「沢蕪君から藍湛は仙剣で別の仙家に行っていると聞いた。疲れただろう?」

藍忘機は小さくかぶりを振った。

「魏嬰、君は今日、叔父上に会ったと兄上から聞いた」

「うん」

「大丈夫だったか?」

「藍湛、何の心配?もちろん、何の問題も無かった」

魏無羨が言った。

「夷陵老祖の身柄は姑蘇藍氏が預かったと言われただけだ。俺はこれで正式に姑蘇藍氏の客人として認められた」

そう楽しげに言う魏無羨に、藍忘機は「まだだ」とかぶりを振った。

「3日後にある月例会で、姑蘇藍氏門下生全員の前で君の話をする。その時に皆の承認を得て、君は正式に姑蘇藍氏に迎えられることになる」

「え?姑蘇藍氏全員に承認されないと駄目なのか?」

沢蕪君も藍啓仁もそんなことを一言も言っていなかった。
魏無羨の驚きに藍忘機は「心配しなくていい」と言った。

「叔父上と兄上が認めたことに、他の者が異を唱えることはまず無い」

「・・・なんだ。藍湛、脅さないでくれよ」

魏無羨は、口をとがらせて見せると、浅いため息をついた。

藍忘機は、そんな魏無羨を促して、共に清室に入った。

藍忘機は部屋に入ると、後ろ手で持っていた物を黙って魏無羨に差し出した。
それは、天子笑の酒甕だった。

「藍湛!」

魏無羨は目を輝かせて藍忘機の差し出した酒甕をとびつくように受け取ると、
早速座卓の前に座り込んで、その蓋を開けた。
そして、中の匂いをかぐと、うっとりとした表情になって、すぐに酒を口の中に注ぎ込んだ。

「うまい。1日の終わりに飲む天子笑は最高だよ。藍湛」


上機嫌で酒を呑み続ける魏無羨を分かりにくい表情ではあったが、おそらく満足げに見ながら、藍忘機は茶を淹れる準備を始めていた。

「藍湛、今日、思追と景儀が朝食を持って来てくれた。…ありがと」

魏無羨の、らしくなく、しおらしい感謝に藍忘機がチラリと魏無羨に目をやった。

「朝食を食べそびれることがあったら昼食時間には間に合うように食堂に行きなさい。
闇狩りに出かけるようなことがあれば、夕食も食べそびれることもある」

「うん、分かった」

「それから、街で食事をしてもかまわない。ただ、門限までには帰りなさい」

「うん。それも分かった」

「姑蘇藍氏の闇狩りに同行するようになれば、決まった報酬を受け取ることが出来る。
だが、それまでは・・・」


藍忘機は自分の衣の懐の内側に手を差し入れると、そこから巾着袋を取り出して、
魏無羨の前に置いた。

「当面、何か必要な物があれば、このお金を使いなさい」

魏無羨は、藍忘機が置いた袋を手に取ると、その重さを手秤で感じた後、巾着の口を開けた。
銀の塊が中にいくつも入っていた。

おそらく、天子笑を1か月、毎日飲む分を買ったとしても沢山の釣りが出るほどの銀。

「俺、これで酒がいっぱい飲める」

そう感動して、素直な感想を述べた魏無羨に藍忘機は少し目を細めた。

「お金の使い道はよく考えなさい」

「はーい。含光君。肝に銘じるよ」

真面目な顔でかしこまって答えた魏無羨だったが、ふざけた声色と態度だった。

すでに、明日はこれでいくつ酒を購入しようか、など、魏無羨が考えていることが分かった藍忘機は小さなため息をついた。


(続く)



(2)【拍手コメントレス】を含んだあとがき

みつばの中では、「陳情令」の藍湛がラストエピソードで魏嬰と別れてから、迎えに行くまでの時間は短いです。
あくまで、みつばの妄想の中の出来事で、公式ではどういう設定なのか分かりませんが、みつばなりにドラマ内のエピソードやキャラクターを検証した結果、そういう結論に至りました。

たしかに仙督になる「陳情令」の藍湛が、力をつけてから迎えに行く方が、安定感があると思います。
ただ、みつばの二次小説では、いろんな困難や障害も予想されますが、これから仙督になる藍湛のそばに魏嬰がいて一緒に道を歩むことになります。
みつばが、妄想小説の設定でそうした理由もいずれ語ります。また、別れを決意しながらも短い時間で迎えにいった、みつば藍湛の心境は、二次小説の中で、いずれ、みつば藍湛自身に語ってもらいます。

当然ですが、原作「魔道祖師」の藍湛と魏嬰のラストからのエピソードからはずれていきます。
また、ドラマを見た人の中でもキャラクターのイメージが違うと感じるかもしれませんが、それでも良いと思う方は又、みつばの「陳情令」二次小説シリーズを読みに来てくださいね♪


「陳情令」「魔道祖師」知ってますよ♪観ましたよ♪
または、知らないけど、二次小説面白かったですよ。と思った方は
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中国ドラマ「陳情令」、みつばの二次小説「姑蘇藍氏の月例会」1話です。

二次小説を読む注意点、コメント記入、「陳情令」の他の二次小説も
「陳情令」二次小説INDEXページからお願いします。


「陳情令」の登場人物・名称紹介のページはこちらから(名称、説明、更新しました)

とくに初めてこのブログにいらした方は注意点を一読してから
二次小説をお読みください。

「陳情令」は現時点、日本語翻訳未公開のドラマです。
原作「魔道祖師(作者):墨香銅臭」、アニメ「魔道祖師」をご存じない方。
これから見る予定の方は、ネタバレがありますのでご注意ください。

二次小説はドラマ50話最終回後の話になります。
また、この小説にはBL(男同士の恋愛)描写があります。
そのあたりが受け入れられる方のみお読みください。


※この話は「帯他回家」の続きになります。



姑蘇藍氏の月例会(1話)



朝・・・否、もう太陽が高くのぼり、昼に近い時間。
魏無羨は豪快にうった寝返りで寝台の柵に頭をぶつけて目覚めた。


「…っ。って~」

ぶつけた箇所を手で押さえながら上半身を起こした魏無羨は、ふと自分が今どこにいるのか分からない感覚になってハッと顔を上げた。

寝心地の良い上質の寝台。
寝台横の窓から入ってくる竹林からの爽やかな風。

雲深不知処の山の中の野宿では無い。

魏無羨は今、雲深不知処の姑蘇藍氏の領内、藍忘機の私邸の寝台の上にいた。
数日前から、藍忘機と一緒に住んでいる清室。

ぼーっとした頭をふり、ようやく思考が働くようになった魏無羨は、
顏を覆うように散らばったぼさぼさの長髪を手でかきあげると周囲を見回した。

端から端まで見渡せる造りの家の中。

書斎棚の中には巻物が積まれ、藍忘機の本も整然と並べられている。
座卓の上には香炉。茶を入れるための道具が一式。花瓶に花。筆に硯。
藍忘機の趣味で揃えているのだろうか。それとも、藍忘機の母の形見の物だろうか。
品も質も良い小道具や置物が控えめだが随所に配置されていた。
隅々まで綺麗に整えられた部屋は一片の汚れも無く、美しい空気で満ちている。

ほのかに香る白檀の香りは、姑蘇藍氏の施設内ではどこでも嗅げるものだったが、
それとはどこか違う。
どう違うのか説明はつかなくても、この部屋の香りは藍忘機自身の香りのように感じた魏無羨だった。

しかし、今寝台の上にも部屋の中にも藍忘機の姿はない。

…藍湛は、もう下に降りているのかな?

卯の刻に起きる習慣の藍忘機が、魏無羨同様にこんな時間まで寝ているわけが無いのだったが。

周囲にばかり気をとられていた魏無羨だったが、ふと寝台の下方を見て、足元に畳まれた衣類が置かれていることに気付いた。

新品だったが、それは魏無羨がよく好んで着る赤色の内衣と黒い外衣だった。
しかも上質の布地でつくられた衣服。
書き置きは無かったが、藍忘機が用意してくれたものだろう。
そう思って、魏無羨がその衣服を着替えていた時、「魏先輩起きていますか~?」という声が外から聞こえた。

魏無羨が開いた引き戸から外をのぞくと、静室の門の外に二人の人間が立っている気配がした。
声でその正体が分かった魏無羨は「寝てる」と大きな声で返事した。

「冗談を言ってないで門を開けてください。
含光君様から魏先輩に朝食をお持ちするよう申しつかってまいりました」

呆れを含んだ声色の藍景儀の言葉を聞いた魏無羨は、手早く自分の髪の毛を赤い帯でまとめあげると清室の外に出て門を開けた。

そこに手提げ重箱をそれぞれ持った藍景儀と藍思追が立っていた。

「魏先輩の朝食です。朝食というより食堂では昼食ですが、含光君様から申し付かりました。
魏先輩が清室でそろそろ起きるかもしれないから、こちらを届けるようにと」

藍思追が言った。

「それは、それは。御苦労さん。お前達はいつも含光君にこんな風に食事を運んでいるのか?」

「まさか」

藍景儀が首を振り、藍思追が言った。

「含光君様は、ご自分の事は全部ご自身でされていらっしゃいます。外着の衣服などは弟子達が洗濯することもありますが、静室での事は含光君様がお一人でなさっています。他の者がお世話することはありません。お食事も食堂でされている姿をよくお見かけしています」

「へえ・・・。で、含光君は、今どこに?」

「啓仁先生のお部屋で、沢蕪君様、重役の皆様と会議をされていらっしゃいます」

「朝から?」

「朝は、ご自身の鍛錬の後、私達の剣術の稽古をつけて下さいました。若い修習生たちに論語と歴史の授業も。その後、食堂から運んだ魏先輩の朝食を私達に託されたのでしょう」

「とてもお忙しい方なのに、お暇な魏先輩の食事にまで気をまわされるなんて、さすが含光君様です。ご自身で持って行こうとなさっていたのを、我々がお声をかけて代りにこちらに伺ったという次第です」

師匠を得意げに、そして、チクリと魏無羨の事を皮肉るような藍景儀の言葉を気づかないふりで無視を決めた魏無羨は、「なるほど」と恍けたように頷いて見せた。

「お前達、朝食は…食べてるな。時間があるなら、昼食はここで俺と一緒に食わないか?」

そう静室内を指さして誘う魏無羨に、藍思追と藍景儀は顔を見合わせた後、「とんでもない」という風に勢いよくかぶりを振った。

「ここは含光君様のご私邸です。我々は含光君様の許可無くして勝手にお邪魔することは出来ません」

「俺がいいと言っている」

「魏先輩は含光君様の御客人です。魏先輩がいいと言っても含光君様のお許しが無ければ駄目です」

「そっか。そうだよな・・・。じゃあ、小林檎がいる丘で一緒に食うか?その重箱、2つとも俺の食事じゃないのだろう?」

魏無羨は藍思追の持っている重箱を指差して見透かしたように言った。

「はい。実は、我々の分の食事も持ってきました。魏無羨先輩、小林檎と兎たちのいる丘で一緒に食べましょう」

…最初からそのつもりだったのだな。

魏無羨は笑って頷くと、静室の門を閉めてから藍思追と藍景儀と連れだって歩き出した。


藍思追が持っていた重箱の中には、魏無羨の驢馬、小林檎の好物の林檎も入っていた。

3人が丘につくと、魏無羨より藍思追の姿を見て、小林檎が飛ぶように駆け寄ってきた。
そして、重箱をひっくり返す勢いで近づける顏を藍思追が手で留めた。

「小林檎・・・お前、この短期間で主人の顔も忘れたのか?」

呆れたようにため息をついた魏無羨に藍思追が苦笑した。

「餌やりで私が林檎を与えたのを覚えていたのでしょう。または、この重箱に林檎が入っていると分かったのかもしれません。頭のいい驢馬です」

…そうかな?

魏無羨はそう思い、隣にいた藍景儀も同じことを考えたような顔をしていた。

魏無羨が藍思追の重箱から林檎を取り出して小林檎に与えると、小林檎はあっという間に林檎を平らげた。そして、もう林檎が無いことを悟ると、興味を失ったように、魏無羨から離れて、兎たちと戯れに行ってしまった。

「俺より雲深不知処に馴染んでる」

そうぼやく魏無羨に「そうでしょう」と藍景儀が言った。

「魏先輩がお留守の間に小林檎は雲深不知処にいたので、すっかりここの住人でした。
餌やりも我々がしていたので、姑蘇藍氏の門下生達にもなついています」

「魏先輩もこちらに馴染んでいらっしゃいます」

藍景儀の言葉をフォローするように藍思追が続けた。

「含光君様と同期でいらっしゃったということで、我々より姑蘇藍氏内にお詳しいかもしれません」

「そうです。魏先輩は我々よりのびのびと自由にされているではありませんか」

そう言って、せっかくのフォローを台無しにするような藍景儀の発言に藍思追が困惑したように含みのある眼差しを向けた。

姑蘇藍氏内で暮らしている時間を考えたら、後輩にあたるのか、先輩にあたるのか分からない藍忘機の弟子達に魏無羨は苦笑した顔を向けると、重箱の中から昼食を取り出し始めた。

姑蘇藍氏名物の苦いスープ他、緑色多めの、実に体に良さそうな料理の数々。
魏無羨の心躍るような料理では無かったが、前世、夷陵で暮らしていた初期の頃より品数も栄養も整った食事に違いなかった。

魏無羨は質素倹約した体験の記憶で、少年期の時のような贅沢は言わず、それらの料理を藍思追と藍景儀と一緒に食した。

四方を山々に囲まれ、緑深い森に美しい水をたたえた湖や滝。
雄大な自然の景色を眺めながら、食不言の規則の元、無言でいる藍思追と藍景儀と共に、魏無羨は穏やかな気分で食事をすすめていた。


「魏先輩はこれからもずっと雲深不知処にお住まいになるのですか?」

食事を終えた後、空になった皿を重箱に仕舞いながら藍景儀が聞いた。

「ああ、うん。そのつもりだ」

食事後に近くで流れていた小川の水を口に含んでいた魏無羨が答えた。

「お住まいはどうされるのですか?」

「どうって?静室で含光君と一緒に住む」

「それは含光君様がそうおっしゃっていたのですか?」

「そうだが?」

当然という風に藍景儀を仰ぎ見た魏無羨だったが、そこに藍景儀だけでなく、少し考え込むような顔をして兎を抱いている藍思追を見て首をかしげた。

「どうした?思追。俺の滞在に何か不都合なことがある?」

「違います」

そう問う魏無羨に慌てて藍思追が首を振った後、しかし、戸惑いながら口を開いた。

「含光君様が、仙督になられるというお話をお聞きしました。まだ正式に発表はされていませんが、姑蘇藍氏内だけでなく、闇狩りに出て他の仙門の方々にお会いした時も、その話でもちきりでした。近々、重大な話があると先生からもお聞きしています。魏先輩はご存じでしたか?」

そう、問う藍思追に魏無羨は頷いた。

「ああ、聞いてる。含光君は仙督になる」

魏無羨は藍忘機本人からそう聞いていた。
だから、姑蘇藍氏に戻るのだと。

“藍湛・・・もしかして一緒に来ないのか?”

観音堂からの帰り路。旅を続けようとした魏無羨の後方で歩みを止めていた藍忘機が振り返り、微かに頷いた。

あの時に、いや、その前から決めていたのかもしれない。

――― 弱き者を守る人でありたい。
その信念を貫く為に。

大きな組織から小規模まで、すべて数えると100ほどもある仙家。
その仙家を束ね、長にあたる仙督。

最初に聞いた時は驚きの気持ちが大きかった。
だが藍忘機が仙督になる道を選んだことを応援しようと決めた。
献舎されて復活した後、ずっと側にいてくれた藍忘機。
そして、近くでその姿を見ていたからこそ、仙督の座につくのが相応しいとさえ思えた。

魏無羨の記憶の回想にまるで同意するように、藍景儀がしたり顔で頷いていた。

「含光君様こそ仙督にふさわしいお方です。僕はずっとそう思っていました。むしろ他にいらっしゃると思いますか?魏先輩」

「・・・なぜ俺に聞く?」

「魏先輩だって当然そう思っていらっしゃったのでは無いですか?含光君様とずっと一緒にいらっしゃったのですから」

「景儀」

たしなめるように声をかける藍思追に藍景儀は「思追だってそう考えていただろう?」と同調を求めた。

「私は・・・」

藍思追は戸惑ったように口を濁した。

「私は、…とくに何も考えていなかった。含光君様は、何であろうと含光君様だから・・・」

「そうだ。含光君は、これからも含光君だ。仙督であっても無くてもきっと変らない」

魏無羨がコクコクと頷くとそう言った。

…だが、弟子達は誇らしいだろう。自分の師匠が仙督になるのだから。

魏無羨は藍景儀と藍思追の顔を見ながら、昔の自分とかつての江氏の宗主であった江楓眠
を思い出していた。

…俺には、仙督じゃなくても、誰よりも誇らしく素晴らしい師匠だった・・・。

しばし過去を思いだし、節目がちで無言になった魏無羨に、藍思追と藍景儀は顔を見合わせた。

「魏先輩がこれからも姑蘇藍氏に滞在して頂けるなら心強いです」

藍思追が魏無羨の意識を戻すかのように言った。

「どうぞ、今後ともご指導よろしくお願いいたします」

藍思追が拝礼して、習うように藍景儀も一緒に拝礼するのを、
魏無羨は「やめろよ」とめんどくさそうな体で止めた。

「むしろ、これからいろいろ世話になるのは俺だ。二人とも頼んだぞ。もし俺が啓仁先生に姑蘇藍氏から追い出されそうになったら、少しはかばってくれるだろう?」

「啓仁先生のお言葉には逆らえませんが、万一、そんな事になったら、含光君様にすぐに御助力をお願いします。仙督となられる含光君様の御意見なら、先生もお聞き届けになることでしょう」

…ああ、そうか。

今さらながら魏無羨は気づいた。

姑蘇藍氏の中で、宗主である藍曦臣よりもまだ発言力を持っていた藍啓仁。
魏無羨が雲深不知処にとどまることを説得出来たのは、藍忘機が仙督の座につくことになったこともあったのかもしれない。
藍忘機はそんな事をおくびにも出さずにいたけれど・・・。


その後。

魏無羨は、午後からは体術の稽古と闇狩りの為の打ち合わせがあるという藍思追と藍景儀と丘の上で別れると、河のせせらぎを眺めながら一人ボンヤリと丘の上に座り込んでいた。

小林檎は小川に入って、のんびりとした調子でアブと戯れている。

沢山の兎たちが周囲でぴょこぴょこと動き、新参者の魏無羨を遠巻きから警戒しているようだった。

魏無羨は苦笑した。

「小兎子(小うさぎ)、そんな目で俺を見ないでくれ。俺だって、何も考えないでここに来たわけじゃない」

返事のかえってこない兎に魏無羨は話しかけた。

…自分に出来ること。やりたいことをしたい。ただ藍湛の迷惑になるようなことはしたくない。

そんな事を考えていた魏無羨は、ふと、誰かがこちらに近づいてくる気配にハッとなって顔を上げた。

白い衣を着た長身の男が視界に入ると、魏無羨は一瞬嬉しそうに瞳孔を開いた。
だが、すぐにそれが思っていた人物と異なることに気付いた魏無羨は、笑顔を微笑みに変えて立ち上がるとその人物を迎えた。

「沢蕪君」

「魏公子、忘機じゃなくてがっかりしましたか?」

にこやかに、だが、少しからかうような藍曦臣の言葉に魏無羨は苦笑を浮かべると拝礼した。

「沢蕪君は散歩ですか?」

「いいえ、藍忘機の弟子達に、あなたがここにいると聞いて参りました」

「俺に、何かご用件が?」

「ええ」

藍曦臣は、魏無羨と向き合うと改まった顔で言った。

「魏公子。叔父が、あなたと話がしたいそうです。これから私と一緒に叔父のところまでいらしていただけませんか?」

…藍啓仁先生が俺に話。

「分かりました。伺います」

やはり、この時が来たか。という、神妙な面持ちで魏無羨は藍曦臣に頷き返していた。



(続く)


「陳情令」藍湛・・・仙督就任ですよ。知ってました?奥さん。
みつばは知らなかったですよ。←おいおい。
魔道祖師ファンの方に「みつばさん、どうして陳情令の藍湛は、仙督になったと思われます?」って聞かれるまで知らなかったんです。
「え?何の話ですか?仙督?え?原作ではそんなものになってなかったけど」←軽いパニック。
ええ、でも、ドラマ内でしっかりラストエピソードで語ってます。確認しました。みつばがガッツリ見逃しただけ。・・・あのラストはだからか~。と納得半分。余計、納得できない部分も半分。

原作の藍湛×魏嬰とは違う道を歩むことになります。魏嬰はもう原作のように、お気楽な次男坊の「嫁」として姑蘇藍氏内で暮らすことは難しいと考えます。みつばもお気楽な二次小説を書いてられません(苦笑)でも作ったプロットは、ほとんど変わり無かったので、このままシリーズ話をすすめます。
詳しいあとがきは、この話が完結した後に書きます。

【拍手コメントレス】

王一博さん(藍湛)、肖戦さん(魏嬰)。素敵ですよね。王一博さんは、撮影所でもよく笑っている姿をメイキングシーンで見られます♪お二人は本当に仲が良さそうです。あんまり仲が良さそうなので、腐女子の妄想が止まりません(汗)魔道祖師ファンの方に教えて頂きましたが、そういう目線のファンの方は特にお二人をggdd(兄貴×弟)、bjyx(肖戦さん×王一博さん)と呼ばれているようです。そんな二人のファン動画も沢山見られます♪
本筋から離れても大丈夫なので、役者さん情報などもありましたら、ぜひコメントで教えてください♪「陳情令」に関しては、主役のお二人他、リアルの役者さん達にも夢中のみつばです♪

江澄役さん。役ではツンツン怒りんぼさんでしたが、素のお姿はとっても優しい控えめなイケメンお兄さんですよね♪すごく低姿勢な感じで、確かに「受け」っぽい(笑)お声も歌も素敵です♪

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ドラマ、映画にはNGシーンというものがつきもの。

一大スペクタクルとうたったハリウッドの歴史アクション映画でも、多数のエキストラさんの中で、現代品を身につけている・・・というチェックを通り抜けてしまったNGシーンが見られたりします。

「陳情令」にも結構NGシーンがあるようです。

みつばもドラマ中に少し「あれ?」というものをいくつか見つけていたのですが、情報として教えてもらった他に、他のファンの方たちも多数見つけたものを発表したりしているのを目にしました。

もう舐めるようにドラマを見ているファンだからこそ見つけるのも凄いです。

NGシーンの中には、ドラマでは映ってはいけないものがいくつか。

スタッフさんや現代品や個人のアクセサリーなどがドラマ中に映り込んでいる箇所が(汗)

「ああ、ほんとだ!」と思わず笑っちゃいそうになるものから、よく見つけたな~って感心する細かいものまで。

たぶん、映像が見切れていると思って油断していたのでしょうか?

映像の端に映っている藍湛役さんが、藍湛らしからぬ動作をしているものや(笑)、魏嬰役さんが、もう収録終わったよね。的に衣服を脱いでるっぽいところとか(←みつばは演出だと思ってる(笑))

あの、おんぶシーンも。

藍湛におんぶされた魏嬰がニヤニヤ笑っているんです。

みつばはこれ、完全に演出(脚本の一部)だと思い込んでました。
藍湛におんぶされて喜んでいるんだなって。
でも、魔道祖師ファンの方に「王一博(藍湛役さん)も笑っていて、NGシーンなんだけど、藍湛役さんが魏嬰役さんをおんぶする体力が無く撮り直しが難しいからOKになってる」と教えてもらって、スローモーション&、アップ画像で見たら、思いっきり藍湛も笑っているのが確認できました。

藍湛はあんな風に笑わないキャラなので、二人とも笑っていたんですね。長い髪の毛で二人とも表情隠されてはいますけど、ファンの目はごまかせなかった。

実際に藍湛役さんの方が魏嬰役さんより細身で体重も少ないので、おんぶは大変だったことでしょう。

だからかな?

萌えシーンで、ここは抱っこかおんぶじゃないの?というシーンも肩かしになっていたのは。←BL要素を抜くためです。

原作設定だと、藍湛は魏嬰より背が高くてがっしり細マッチョ体型ぽい上に、剛腕の持ち主です。
これはドラマでもその設定は一応生きていて、水鬼退治の時に、仙剣にのった藍湛が魏嬰や他数名を軽々と持ち上げて助けるシーンがありました。

でも、実際に抱っこやおんぶはきついですよね。
あのおんぶシーン、藍湛が軽々と魏嬰をおんぶしているように見えていたのですが、そんな苦労が(汗)

でも、これに関しては。
・・・藍湛と魏嬰が二人ともおんぶで浮かれてニヤついていたってことにしましょう♪

そんな感じで、みつばも来年、「陳情令」が日本で放送された時かDVDを購入したら、目を皿のようにして、沢山映像チェックしてみたいです♪

しかし、中にはNGなの?と考えてしまうシーンも。

それが、あの50話。ラストシーン。

もう二次小説の「帯他回家」で書いてしまったので、ラストシーンの話もネタバレ書いてしまいますが、藍湛と魏嬰はラストで別れます。


ここに関しては、みつばは妄想藍湛と脳内花畑でずっと喧嘩中です(汗)

「陳情令」の(みつばの中の妄想)藍湛に言ってやりたいことが山ほどあります。
この別れの過程や藍湛の心情とか決断についても語りたいことが山ほどあります。
でも、ここで雑記として書くと長編小説並みになってしまうので、今後の二次小説の中でかわりに語るつもりです。

ただ、先にのべるとしたら・・・
ラストエピソードの藍湛に言いたいのは。



陳情令の藍湛!
私の可愛い羨羨(魏嬰)くんを泣かしてるんじゃねーよ!!




はぁ、すっきりした(苦笑)


で、何が言いたいかというと。

藍湛と別れた後の魏嬰の服が別れた時と違うってところです。

みつばは最初、その事に気付かなかったので、笛をふいている魏嬰の元に藍湛がすぐに引き返してくれたと思ったんです。

でも、動画でファンの方が服の違いを指摘していました。

みつば的には、NGあるあるだと、それでも思ったのですが、
ドラマを検証してみると、藍湛と魏嬰は別れを決意してからも、しばらくは一緒にいるようなんです。

聶懐桑に会った場所は、藍湛氏の領内に近いし、魏嬰の首の傷が治っているので時間が経過したみたい。それに、二人とも最後の合奏して、ちゃんと別れようとしてる。


高原で別れた後も「忘羨」の笛の音を聞いて、一度は足を止めた藍湛だけど、また再び同じ向きで歩いている。

すぐに引き返したなら、歩き始めるシーンは無いかも。

再会まで30分くらいだと思ったけど、やはり服をかえるくらいの時間が経過したという演出かも。

・・・この件は、さっきの藍湛のことを合わせて、
さらに、例のみつばが見落していた重大な設定の件といい・・・。

やっぱり、「陳情令」藍湛に言ってやりたいことがいっぱいあって。

でも、みつばは、以前ブログの雑記にも書いたけど、本当に「陳情令」の魏嬰が大好きで、人生の中で一番好きなキャラクターなので、彼の幸せを願わずにいられなくて。

そんな魏嬰の幸せって言ったら、藍湛と一緒にいることなんだと思うんです。
あんな人でも。←とうとう、あんな人呼ばわり。

これだから、水甕座の男は、ドライだとかクールだとか、恋愛感覚がおかしいとか、鈍いとか巷で言われるんだよ。と言いたくなるくらいです。←星座占いから離れましょう。水甕座の人に失礼です。(ちなみに、みつば自身も水甕座ですが)

原作の藍湛と魏嬰とは違うのです。
原作だと、エピソードや人物設定も異なっているので、魏嬰の方からあんな風にアプローチしなければならなかったと思います。それに、もう心も体も結ばれた二人なので、ああいう文句なくハッピーなラストになったのでしょう。

だけど、ドラマの藍湛と魏嬰の場合。

いつまでも「受け」てる場合じゃない!藍湛!しっかり!って言いたくなった、みつばです。

じゃなきゃ、モテモテ魏嬰は、どこかの女や男にあっという間に奪われますよ?

という理由により。

みつばの中では、別れた後から、藍湛が魏嬰をピックアップするまでの時間は短め設定でお願いします。

もし、今後、公式で二人が別れてから再会まで1年くらい経ってます♪って発表されたとしても、みつばはもう認めません。
腐女子の視点以外からも認めたくない理由があるのですが、これに関しても、二次小説かそのあとがきの中で述べます。

もう、ドラマのNGシーンというより、みつばの言っていることが一番NG(no good)
になってますが、そしてさんざん「陳情令」藍湛のことをデスったような雑記なのですが、
藍湛はみつば史上、好みのキャラクターナンバー1です♪←好みと好きは違うという複雑な感情。



【拍手コメントレス】

江澄役さん、素敵ですよね。他の現代ドラマの方も少し拝見したことがありますが、爽やかで優しそうな好青年です。「陳情令」の江澄のキャラと真逆なので、素のお姿を拝見した時はびっくりしました。演技がすごい。そういう意味では薛洋役さんも凄いです。素のお姿や雰囲気は控えめで優しい美青年さんですが、いざ演技が入ると、妖しい色気を含んだ悪役さん。みつばはあの方がドラマで初めて出たシーンの時に、存在感が凄くて、主役二人が食われてると感じたほどです。「陳情令」の役者さんとして見ると、出演者、どの方も注目したくなるほど魅力的です。

原作の藍湛は、実は玄武洞でも魏嬰に噛みついてます。
他にも後にいろんなところで噛みついてるようです(笑)そういう性癖なのか、やっぱり魏嬰に自分の印をつけておきたいのか?どっちの理由もありそうですね♪
みつばの二次小説の藍湛は、後者♪

可愛い魏嬰くんを狙うふとどきな輩については、二次創作をすでに妄想していたりします♪。
ただ、BLであれ、レディコミ系であれ、ハード系な妄想話のため、
表のブログでアップ出来ないかもしれません。いわゆる寝取られ系・・・純愛路線重視の方は受け入れられないと思うし、主人公ハッピー目的のみつばにも実際の執筆は難しいかもしれません。読みたい方がいたり、みつばが書きたくなったら、パラレルとして裏箱更新かな?でも、実際に、おめおめ寝取らせたりしません。みつばの大好き羨羨君を♪それに、そんなことをしたら、「陳情令」の藍湛にみつばが抹殺されそうです(苦笑)
なので、ちょっと大人話強めなテイストで書く話になるかもしれません♪←結構構想は出来てます。


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11月1、2日に開催された「陳情令」イベント。コンサート。
チラリと動画を見ただけでも、もう涙が止まりません・・・。

チラ見なので、感想も控えめにさせて頂きますが(ひかえめ?)

豪華すぎます。
「陳情令」の俳優さん、女優さん達、ほぼ集合です。
役を離れて、現代服のお姿も、華やかで素敵な役者さん達。
こんな贅沢なドラマは、たぶんみつばが今までの人生の中で一番だと言えます。

曉星塵様(宋继扬さん・ソンジヤンさん)!麗しすぎでしょう!!
曉星塵様がスクリーンでアップになる時に、ひときわ大きな歓声が出てる気がしました。
みつばのライバル…じゃない、同志が沢山いるってことです。
そうでしょ?そうでしょ?曉星塵様素敵ですよね!!麗しすぎますよね!色気のオーラが半端ないですよね?←はい。みつば興奮しない。

兄様、相変わらず、素敵です♪

温寧くんーーー!!!
ダンスも歌もかっこよすぎです!!!
これからもずっと遠いところから密かに応援するからね!!!

ジュニア組君たち、みんな可愛かっこいいよ♪
ぽろぽろ泣いている姿見るだけで、おばちゃん…お姐さんは胸がいっぱいで、もらい泣きしちゃいました。

主役のお二人。

藍湛役、王一博さん。魏嬰役、肖戦さん。
大活躍で、これから公開ラインナップのドラマ等の収録も忙しそうです。
とくに肖戦さん。すごい数です。どうかお体に気をつけて。これからも応援してます!

きっと、もう「陳情令」の方たちがこんな全員集まることは二度と無いかもしれません。
でも、みつばの中でも、きっとファンの中でも「陳情令」の夏はまだ終わりません!

「陳情令」番外編。スピンオフ作品「生魂」も、あと数日後に公開予定。
チラリと予告動画を拝見してますが、藍思追くんと温寧君のドラマです。

その後、もう1つ。スピンオフ作品も公開予定のようです。

それに、日本ではこれからです!
「陳情令」、公式ツイッターさんも出来たという情報を頂きました(みつばはまだチェックしてない(汗))
言語が分からなくたって、内容知らなくたって、設定を全部理解出来ていなくたって(←みつば)
画像や動画をチラ見で、魅かれてしまうドラマなんです!!

日本語翻訳版でドラマ公開された日には、爆発的にファンが増えることでしょう♪

だから、
「后会無期」と言わないで。

「陳情令」日本で待ってます!!!
ひそかに妄想創作しながら待ってます!!

役者さん、ドラマ制作者さん、監督さんをはじめ、スタッフさん、原作者さん。

素敵な作品をありがとう!!!


后会有期!(またいつか会いましょう)


・・・「陳情令」ファンミーティング、コンサートのDVD、日本で翻訳DVD化してくれないかな・・・。
どこかに届くように。。。(祈)


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昨日、今日と、「陳情令」コンサートイベントでしたね♪
日本でもデジタルチケット購入でご覧になったファンの方もいらっしゃるでしょう。
きっと素晴らしいイベントだったでしょうね。
来年・・・もし日本で大ブレークしたら、来て頂けないかしら。
まだ日本翻訳版が出ていないにも関わらず、日本でもファンの方が急増している気がしているのはみつばだけ?
みつばはツイッターはしていないので、ひっそりブログで萌え心を発信中。

他の二次創作物書いている時もそうでしたが、純粋なファン(ドラマ自体や役者さんファン)の方とちょっと視点や感想がずれてます(汗)情報発信サイトというより、妄想屋の創作サイトに近いので、ファンの方はそれでもいいよ♪という方だけ読んでくださいね。


役者さん達も本当にどの方も魅力的な「陳情令」
沢山イケメンさんがいても、その中の何人かは好みかな?くらいが普通なのですが、
「陳情令」で、みつばの場合、「キャラクターとしてデートするとしたらどの人?」と聞かれたら、どの人でもOK!と言っちゃうくらい全員ほぼ好みなんです!!

あ、でも、厳密には、ジュニア組(思苑、藍景儀、金陵)はのぞきます。中の人(役者さん)年齢は関係なく、ドラマ内で10代設定の男たちは、やっぱり年下すぎるから←いや、全員、年下すぎるでしょ。(汗

↓あくまでキャラクターで妄想です。
そして、妄想に入ったみつばが勝手にはしゃいだ記述なので、読みぐるしい方はスルーでお願いします。

えっと、一番デートしたいのは、曉星塵様。
想像しただけでドキドキが止まらない (笑)あの色気のある顔で見つめられ、声をかけられたら、どうしよう~~~!←妄想の中で悶えてます。


次に兄様、藍曦臣。大人の魅力です♪きっと車で迎えにきて、素敵な場所にドライブに連れていってくれたり・・・コンサートとか、美術館とか、高級レストランとかそういうところでデートしそう。
それで、ラストは夕日の見える海とか。でも、でも、趣味に合せてくれて、カラオケとや景色のいいところにピクニックとかハイキングとかも連れていってくれるの♪
ああ~。想像しただけで、ドキドキが止まらない!←そろそろ、みつばの鼓動止めたほうがいいよ。


えっと、魏無羨は、デートじゃなくて集団で遊びに行きたい。
しかも友人として。みつばは魏無羨が本当に好きなんです。人間として。でも、彼女にはなりたくないです。他人に優しすぎて、人の為に体はって動いている魏無羨をいつも心配してハラハラしたり、誰かに優しくしたり、すぐに抱きつく魏無羨を見ているだけで嫉妬でおかしくなりそうだから。・・・そういう意味で藍湛ってすごいと思います。
ドラマは恋愛、BL抜きって設定ではあるけど。
いつも魏無羨が誰かとつるんでいる時にジトっと嫉妬の瞳を向けている藍湛が見られますが、恋人になったら、だから、その分夜の愛情表現が激しいのかもしれません(汗)


あれ?藍湛はどうした?って思われます?
みつばは藍湛が一番好みだって豪語していたのにっデートしたくないの?て。

藍湛とのデート・・・リアルだと楽しいかな?・・・基本無口です(汗)

みつばが魏無羨本人ならきっと楽しいと思う。一緒にいるだけで幸せだって感じる。
妄想の中で魏無羨になりきると、いいのですが、みつば自身は藍湛とのデートはちょっと考えられないのです。・・・夜だけならいいかな♪えへへ←こらこら。


あとは、温寧君とも友人としてつきあいたいです♪
他には、じつは宋嵐も好きなみつばなんです。相談にのってくれそうなかっこいい先輩♪みたいな。

ただ、現実のみつばの周囲って無理やり例えると、
金陵とか薛洋とか江澄、聶明玦みたいな人ばかりのような(汗・・・)


【拍手コメントレス】も含めながら。

藍湛役の王一博さんと来世で結婚したい、さん。
すごく素敵な方ですよね。王一博さん。バイクに乗っている姿もかっこいいのですが、古装が似会っていて、本物の仙人のような貫禄と美しさです♪
それに声も素敵。ダンスもカッコいい。これからも注目していたい方です。

みつばは来世で結婚するなら・・・曉星塵と兄様とほんの少し藍湛を混ぜたような人いいです!←すごい高望み(笑)

「魔道祖師」(「陳情令原作」)ドラマCDの藍湛の声、素敵ですよね~♪
あの、原作の濃厚ラブシーンも忠実に再現されてます。

ディープキスで唇が重なりあって、舌をからめているようなリアルな音。
藍湛と魏無羨二人の喘ぎ声まで、忠実再現!まるで側で映像見ているかのよう。
すごいです。声優さん達。あの音声でアニメをつくったら・・・すごいことになりそうです♪(絶対にないけど)キスシーンは何度か出てきていて、そして、あの伝説の(笑)「天天・・・」のシーンの会話までドラマCDで再現されてました。
みつばは、このドラマCDの音声イメージで、二次小説のラブシーン書いてます♪

でも「行為」の最中はさすがに音楽が流れてましたが、そこは原作読んでいる方が小説思い出しながら妄想タイムで(笑)

いくつかの動画で、声優の魏無羨役さんと藍湛役さんのお姿を拝見させて頂いてますが、藍湛役さん、声も素敵ですが、お顔もみつば好みの渋カッコいい方でした♪



それで。

みつばは、「陳情令」基盤で。原作とかドラマCDとかで、「魔道祖師」の藍湛の印象含めて、続編イメージして創作していたのですが・・・

今さらながら「陳情令」藍湛とイメージが少しずれていることに気付きました。

たぶん、すごく大事な設定を抜かしていたから。←「陳情令」・・・。

今まで書いた二次創作物、全部一回0にして書きなおす?まで考えてしまったみつば。
または、これまで書いたのは「魔道祖師」の二次小説で、「陳情令」は別にする?とか。

元々、ドラマから入ったので、「陳情令」の藍湛と魏無羨の関係が好きなみつば。
とくに魏無羨が大好きなんです。

よくよくドラマを見なおしても、恋愛感情抜きという風に見ても、魏無羨は前世から藍湛のことを結構好きだったように見えます。原作以上に。
もちろん、藍湛は前世からずっと魏無羨を見つめています。
魏無羨は無意識に、藍湛は秘めた感情で、お互いを大切に想いやっている関係性が「陳情令」では感じられるみつば。これがとても好きだったのです。

ただ、原作の「魔道祖師」を読んでしまって、知ってしまったので、
「恋愛」として見た時の原作藍湛の強烈で刹那な愛情表現に萌えあがってしまったみつば。

いっそ、「陳情令」の魏無羨と「魔道祖師」の藍湛がくっついてくれないかな?と思うくらい。←みつば、何いってるの?

今自分の書いたもの読み返すと、魏無羨もそうですが、とくに「陳情令」藍湛からずれていたな。という印象なので、これから修正していけるかな・・・?


後半、意味不明に妄想屋がぶつぶつ語っていた雑記ですみません。

「陳情令」二次小説は次の話から重要になってくるので、その辺りで「陳情令」藍湛のキャラクターとみつばがしっかりと向き合って、そして脳内で話し合ってから(いろいろ)書いていこうと思います。

ドラマで見逃していた設定については、二次小説でも大事な設定にあたるシーンになるので。次回作かその次の話を更新後に書きます。

こんな雑記でも読んでいただき、ありがとうございました♪


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