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管理人★みつば★の好きな小説、ドラマ、映画等の感想やイラスト、小説などの二次創作物がおかれています。
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こんばんは。

今回の記事は、みつばの好きなドラマ感想雑記です。
興味の無い方は、スルーでお願いします。

その前に、ブログへのご訪問、拍手、拍手コメント、
ありがとうございます。

職場が変わる。
仕事にも人間関係の悩みも出来る。
子供の悩みにも親も悩む。
分かります。

4月。環境が変わる時期ですよね。
学生ならクラスが変わり、
大人なら、職場や周囲の人間が変わり、
子供のいる方なら、子供の環境の変化で
子供の数だけ新しい人達と出会う季節です。

疲れ果て、家事のあと夜はグッタリ寝るだけ、という日々で
妄想の花園で創作する気力も無くしてる人もいるのでは無いでしょうか。

↑みつば。

そんな人に、極上のサプリメントみたいな
昔の少女漫画のような恋愛ドラマはいかがでしょうか。

華流ドラマ。

「お昼12時のシンデレラ」日本語タイトル

「杉杉来了」原題


以前にもブログで、見たいって書いてたのですが、
ようやく、ようやく、長い時間かけて、全部見終わりました。

本当は、地上波で放送しないだろうか、と、
淡い期待があったのですが、残念ながら無かったので。


でも、とにかく、良かった。
本当に良かった。

疲れきってる心と体に効くドラマでしたよ。



甘くて、甘くて。
最初から、中途から、最後まで、
うっとりと夢を見られそうなハッピーエンド恋愛もの。




課長(ダメな私に恋してください)
部長(ホタルノヒカリ)

に、はまった、みつばが初めてはまった社長。

社長「フォン・トン」(お昼12時のシンデレラ)(笑)

韓国ドラマでも、イケメン社長が出てくるドラマは
いっぱいあったのですが、フォン・トンは、みつばの中で近年一番に
はまった社長です。

イケメンで、ツンデレ。

常に冷静な無表情に、無口。
しかし、優雅な動き。
長身に、スタイリッシュな服装。

主人公(シャンシャン)に惹かれていき、
ひっそりと影でシャンシャンを見つめ、
彼女の可愛い動向に、思わず微笑んだり、笑ったり
する社長の姿に、


こんなイケメンな社長はいないよ。
こんな、出来過ぎな展開は無いよ。
こんな甘すぎるシンデレラストーリー、
現実に無いよ。

という、ひねくれた大人←みつば
が、見ても、キュンキュンします(笑)


ドラマのあらすじとキャラを少し紹介すると。

会社社長の妹の輸血に協力した主人公の女の子シャンシャン。
お礼として社長から、ランチのお弁当を毎日貰うのだけど、
周囲の好奇の視線に、落ち着いて食べられない。
シャンシャンは、お気に入りの場所を見つけ、
そこでお弁当を頬張るが、なんと、その場所は社長室の前の
ベランダだった。
ランチを食べるシャンシャンを、部屋の中の社長が見つめ。。。

そんな始まりなんですが。

この時点でつっこみどころ満載ですよね(笑)


まず、いくら新米の女の子でも、
社長室の場所くらい分かりますよね。

あと、ミラーガラスって気づかないかな。

まあ、気づかないで、窓ガラスに向かって踊るシャンシャンに、
部屋の中で微笑みながら一緒に踊る社長も可愛くて、すごく良くて、
みつばのお気に入り。

いつも元気で食いしん坊のシャンシャンが、
ある日、泣いて、お弁当も一口で止めて去っていく姿に、
フォン・トン社長は気になって仕方ない。

後々、思ったのだけど、
シャンシャンが会社で元気無い理由のほとんどは
社長が作ってたんでは。

というのも、社長のシャンシャンへの
特別扱いが急速にエスカレートしていくんです。

いつも無表情のくせに、シャンシャンに冷たい命令口調なのに、

大勢の社員達の見ている前で、話しかけたあげく、
シャンシャンの髪の毛を優しい仕草でひと撫でして去っていくシーンなんて

みつば、久しぶりに悶絶しましたね(笑)

あれ、完全に、

「これは、俺の女だから」と、

周囲に、というか、会社内の人間にアピールですよ。

その上、社長。
とうとうシャンシャンをなんだかんだ、こじつけて、
自分の苦手なおかずを弁当箱から取り除く作業係として
ランチを一緒に食べるように仕向けます。

職権乱用です。

その後もイケメンじゃないならパワハラで訴えられそうな行為も
シャンシャンに多々強要。←イケメンなら許せるのか(笑)


こんなことをしていたら
社長がシャンシャンを特別に見ていることは明白。
会社の人間は誰だって分かります。

なのに、シャンシャンは気づきません。

新年の花火を偶然二人きりで見てた時に、
社長に急に引き寄せられ抱きしめられて、
ようやく。

社長って、私のこと好きなの?って。

いやいや。

それからも、
ツンデレ社長の、シャンシャンへの横暴な(笑)
アピールが続き、これまた、社長のせいで泥酔したシャンシャンに、
イルミネーションツリーの前で強引キス。

だから、イケメンじゃなかったら訴えられ…以下前文と同じ。


そして、ようやく、ようやく、社長の気持ちに
気づくシャンシャンだけど、
やっぱりまだ疑い気味。

からかわれて遊ばれてる?

確かに疑いたくもなります。

金持ち、イケメン、さらに大企業の社長が、
私を?ってところもあるんですが、
社長、表面がツンツンすぎて、シャンシャンを
いじめているようにも見えますから。
内心シャンシャンにデレデレなんですが(笑)


みつばの、ドラマ前半、ベストシーンは、
魚釣り。

いろいろあって、
シャンシャンが、いい具合に(笑)またトラブルを起こして、
新年実家に帰れず、フォン・トンの家で過ごすことになるという、

これまた、キュンキュン悶絶しそうな展開の中で、

社長の妹夫婦、幼馴染の親友男女も一緒になって、
魚釣りをすることに。

ここで、これまたツンデレファン・トン。

釣りを知らないシャンシャンに、
「出来ないなら、大根をとってろ」
と、一人、畑の大根抜きを命令。

好きな女の子いじめる社長(笑)

みんなが釣りをしているそばで、
社長に言われるまま大根を抜いているシャンシャン。

そんなシャンシャンが、
自分で命令しておきながら気になって仕方ない社長。

ついに、シャンシャンを連れにきて、
自分の横に立たせ、一緒に釣竿をもたせる社長。

シャンシャンの手を上から握り、
体を密着させ、シャンシャンの頬に、
自分の横顔をピッタリ、すりすり寄せる社長。

周囲も、びっくり。
シャンシャンはドキドキ。

社長。いや、フォン・トン君。

この時点で、まだ片思いだから。
やっぱり、イケメンじゃなかったら、
ただのセクハラで………以下略(笑)


以上、ドラマ前半での、
みつば一押しシーンの一部でした。

DVDセットだと1のボックスかな。

これ以外でも、前半だけでも見応え十分。
社長ラブアピール満載です。


この後、シャンシャンと社長。
両思いになってからなんて、さらに砂吐きそうに甘いラブシーンが
いっぱい出てくるのですが、みつばは、前半の
まだ、社長だけがシャンシャンに片思いしている時の
ツンデレ具合が大好きです。

物語展開は、両思いになってからも裏切らないほど、
いいエピソードがいっぱいです。

いい具合に事件があり、
いい具合にこじれたり、
いい具合にいろいろあって(笑)

シャンシャンが、社長に愛され、
外見も内面も洗練されて、どんどん綺麗に
どんどん大人の女性として成長していく姿もすごくいい。

シンデレラを超えたシンデレラストーリー。

お昼の12時のシンデレラって、日本語タイトルですが、
素敵だと思います。

最終回、最後の最後まで、本当に素敵でした。
最後まで見たら、また1話から見直したくなる。
そんなドラマです。


本当は、語りつくせないくらい、
社長フォン・トンのことも、主人公シャンシャンのことも、
好きなシーンも、他の人達の話もあるのですが、

まだ見てなくて、興味を持った方は
機会があれば、是非ドラマを見てみてください。


リアルの世界で戦っていて、
ちょっと(かなり)疲れているみつばには、
近年稀に見るヒットでした。



ただ、みつば。

シャンシャンは、可愛いと思ってたのですが、
(本当に王道少女漫画女子の思考と行動ですが)

フォン・トン社長の素敵なスーツ姿や、ありえないくらいの
ツンデレ具合や、ラブシーンやキスシーンにはウットリ、ドキドキだったのですが、


性格がまだよく分からないんです。

イケメンじゃなかったら。。。以下、もうどうでもいいですね(笑)

また、今度ゆっくり見直して、
社長の魅力をもっと発見します。

ヒロインのピンチに必ず一番にかけつけ、
助ける。それだけで、完全王子様でした♩
やっぱりおんぶシーンは外せない(笑)


久しぶりにみつばが、ドキドキ、ワクワクしたドラマ
(お昼12時のシンデレラ)「杉杉来了」の感想雑記でした。












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テーマ:ドラマ感想 - ジャンル:テレビ・ラジオ

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ブログへのご訪問ありがとうございます。

拍手コメントを送って下さった方も、ありがとうございます。
常連さんの方のお名前はもちろん覚えてますが、無記名でも常連さんだと分かります。

応援、励ましをいつもありがとうございます。

検事プリンセスだけでなく、「キング」の続編要望もありがとうございます!

私もシギョンさんファンです。
王女とのセットで好きですが、王子との絡みも好きです。
最初は、融通のきかない奴と思われていたシギョンが、
王子の信頼と、王女の好意を獲得していく話は、
ドラマでも見直したいし、続きの二次小説でも書き続けたいです。

二次小説の続編タイトルは、
「片靴のシンデレラ」なんですが、中編になってしまうので、
執筆が厳しい状態が続いてます。

ただ、短編のプロット「君の為のラブソング」(仮)という話があるので、
こちらを、なんとか今年アップしたいな、という感じです。

未来予告で期待させて続編がいっこうに出ないって酷いですよね。
すみません。

そういえば、最近、みつばが10代から読んでいた小説が、ようやく完結したようで。
ようで、というのは、かなり前に途中で買うのを止めてしまって、
図書館で時々読んでたからです。

挿絵の方は変わって、作者さんの文体もすっかり変わってしまっても、
完結して下さったことに感謝でした。

もう一生完結を見られないのかしら、と思ったので。

とにかく、私も二次小説でも、始めたからには遅くなっても完結目指します。
どうか、生きている限りお付き合い下さい。


シギョンもイヌも、悲しい目くんも、
創作の中で幸せになって欲しいです♩

火の女神ジョンイのおまけ話もあと1話産まないと。

毎日の生活の慌ただしさに埋没しそうなみつばを
忘れないでいてくれる読者さんのおかげで、
このブログが存在維持出来ています。

お礼しか今は書けませんが、ありがとうございます。






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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説
「ゲレンデは行こう(廉価版)」の2話です。

みつばの「検事プリンセス」の他の二次小説のお話、コメント記入は、
検事プリンセス二次小説INDEX2」ページからどうぞ。
このブログに初めていらした方、このブログを読む時の注意点は「お願い」を一読してください。

この話は、「ゲレンデへ行こう(廉価版)」の続きになります。
廉価版、というのは、5年ほど前に執筆が止まったままのため、
まだ全体的に未完、未構成の小説という意味です。
この続きは、すぐにアップできない(早くても来年)のですが、
それでも良ければどうぞ♪



ゲレンデへ行こう(2話)



レストランの支払いを済ませて、外に出たヘリとイヌ。


ヘリは、早くスキ―場に行きたくて仕方がないように、小走りで前を歩いていた。

そして、「ねえっ。イヌ、早く、早くっ」と後ろを向いてせかすようにイヌを呼んだ。

「そんなに急がなくても時間はあるぞ、ヘリ。それより、ほらっ。前を見ろっ」

イヌがあわてたように言った時、

ヘリは前から歩いてきた人とぶつかって尻もちをついた。

「きゃっ」

ヘリとぶつかった相手の方は反動で
持っていた荷物を落としてしまったようだった。

「ごめんなさいっ」

ヘリがあわてて謝って、ぶつかった相手の顔を見上げた。

服装から女性のようだったが、帽子を深くかぶりサングラスとマスクをしていて
表情は全く見えなかった。

「こちらこそ」

女性もあせったように掠れた声でヘリに謝ると、少し散らばったバッグの中身を拾い始めた。

ヘリも女性と一緒に地面に落ちた物をひろい始めた。

ふと、女性の手に目が止まったヘリは、思わず手の動きを止めた。

女性の指に大きな宝石がついた指輪が輝いていた。

…綺麗な指輪ね。

自分の右手の薬指の指輪の方が何倍も素敵、と思っていたヘリだったが、
見る物を惹きつけるような指輪にうっとりと目をやっていた。


「すみません。ありがとうございます」

女性の言葉で我にかえったヘリはひろって手に持っていた物を女性に返した。

「失礼します」

女性はバッグを持ちなおすと、そそくさと去って行った。
その後ろ姿をしゃがんだまま見つめていたヘリに、後ろから声がかかった。

「へり」

溜息混じりの呆れた声色に、ヘリは首をすくめたように振り返った。

「…そそっかしいな。君は。気をつけろ、でしょ?」

腰に手をあてたイヌが苦笑してうなずいて、手をのばすとヘリの手をとって立たせた。

「先ほどの女性も前を見ずに走ってはいたけどな。大丈夫か?どこかケガはないか?」

呆れながらも、しっかりとヘリを心配するようなイヌにヘリは微笑んだ。

「ええ、大丈夫」

ヘリはパンパンとお尻の土を払った。

…さっきの人。昔の私みたいな体型だったわね。
あの指輪も小指にはめるなんて…。

そして、自分とぶつかった女性が去っていく後ろ姿をチラリと確認した。

ヘリは、何かひっかかるものを感じていたが、それが何か分からずに首をかしげた。

しかし、イヌが、ヘリの手を自分の腕にからませて
「目が離せないから、君はここにでも捕まっていろ」と言った時、
すっかり、どうでもいいことのように、その事を念頭から消していた。

それから、

スポーツ用品店でヘリ用のスノーボード用品一式とウエアを購入して、
ヘリとイヌはスキ―場に入った。

準備体操をした後、ヘリが言った。


「ねえ、イヌ、先に1度あなたの滑るところを見せてくれない?ほら、私って見た物を模倣するのが得意でしょ?だから、あなたの滑りでイメージトレーニングしておきたいのよ」

ヘリの言葉にイヌがうなずいた。

「いいよ。じゃあ、先に一緒に滑ろう」

「やったっ」

ヘリは、スキ―ボードでイヌはスノーボード。
二人で並んでリフトに乗って、上級者コースの頂上まで来たイヌとヘリは、顔を見合わせた。

「イヌ、念のため言っておくけど」ヘリが言った。

「これは、競争とか、勝負じゃないからね」

「わかってるよ」イヌが答えた。そして、ニヤリと笑うと、

「お先」と言って滑り出した。

「あ~っ」

声を上げて、慌てて、その後を追うようにスタートさせたヘリ。


…楽しい。

真っ白なゲレンデの斜面を滑り下ながら、ヘリは、楽しさと嬉しさからの興奮状態で、
声に出して笑っていた。

そんなヘリを滑りながらチラリと横目で見たイヌも口元に笑みを浮かべていた。


下まで滑り下りたヘリとイヌは、並び立った。

「さすがね。イヌ。綺麗な滑りだったわ」

ヘリの言葉にイヌが笑った。

「見てたのか?スキーを楽しんでいるようにしか見えなかったが」

「もちろん。スキーも楽しんだわよ。でも、後ろからしっかりあなたの姿も見せてもらったわ。これでスノーボードのイメージはバッチリよ」

「言ったな。じゃあ、その言葉の真偽を見せてもらおうか」


その後、イヌにスノーボードのセッティングや滑り方の基礎を教わり始めたヘリ。

初心者のヘリだったが、イヌの丁寧でわかりやすい教え方で、
すぐに会得していった。


「まず、基本の姿勢をマスターしようか。ヘリ。…こう顔をあげて。そう…膝を曲げて、腰をおとして…。うん。上手いじゃないか。さすが優等生」

ヘリは、熱心にイヌに教わって話を聞いていたが、最後の台詞で照れたように頬を膨らませた。

「…その優等生っていうの、やめてくれない?なんだか力が抜けちゃうわ」

…教える時は何でもかんでも、その言葉を言うと私が喜ぶと思ってるんでしょ?

実際、イヌに褒めてもらうと内心嬉しくなって浮かれてしまうヘリだった。

そんなヘリにもイヌは真面目な顔で微笑んだ。

「力が入るより、抜けていた方がいい。さあ、じゃあ、次は転び方だ。滑る前にマスターしておかないとケガをするからな。しっかり覚えるんだぞ」

「わかったわ」

こうして、イヌから基本を一通り教えてもらったヘリは、
初心者用のコースで、何度か滑ると、初級者用コースに入った。
…やはり飲み込みがいいな。上達が早い。

ヘリの滑りを見ていたイヌは、感心したようにうなずいた。

「ねっ。イヌ。どうだった?」

息を切らして降りてくるヘリに、イヌが「まあまあだな」と淡々と答えた。
内心では、かなり賞賛していたイヌだったのだが、褒めすぎるとヘリが調子に乗りすぎる事も知っていたので、わざとそっけない調子で言っていた。

「そう」

それでも、ヘリは、かなり慣れてきて楽しんでいたので、全く気にしてないようだった。

「イヌ、私はこのコースで滑っているから、あなたは上級者コースで滑って来て」

「大丈夫か?」

初心者のヘリを一人にすることに戸惑っているようなイヌにヘリが「平気よ」と自信たっぷりに応えた。

「見てたでしょ?もうコツはつかんだから、一人で滑って練習したいの」

…それに、私につきあってたら、イヌが楽しめないわ。

…『大丈夫か?』の意味はそういうこともあるが…。


イヌはまだ迷っている風だったが、うなずくと、

「無理をする滑りはするなよ。あと、何かあったら携帯に電話しろよ」

と言って、上級者用のコースの方に去って行った。


やがて、滑り下りたイヌが、ヘリのいる初級者用コースに戻ってくると…。

誰かと話をしている様子のヘリを見つけた。
ヘリと話をしているのは、若い男のようだった。

「・・・・・・」

イヌは二人の会話が聞きとれるところまで近づいて行った。

「そう、もっとこう回りたい方向に体を向けるんだよ」

「こう?」

どうやら、男がイヌにボードの滑り方をレクチャーしていて
ヘリは、男の言葉を素直に聞いているようだった。

イヌは、心の中で舌うちをした。

…まったく。少し目を離すと…。

「うん。そうそう。そうしたらもっと楽に滑れるよ。それに肩の力を抜いて…」

男が何気なく、ヘリの体に触れようとした時、

「ヘリ」

イヌが声をかけて、ヘリと男の視線を向けさせた。

「イヌ、戻って来たの?」

イヌが無言でうなずいて、ジッとヘリの隣の男にサングラス越しに目を向けた。

…誰だ?こいつは。

そんなイヌの目に男がひるんだように、後づさった。

「さっきね。私が派手に転んだ時に起こしてくれた方よ。今、他にもいろいろ教えてくれて」

男とイヌの間でかもし出された不穏な空気にも全く気づかない様子のヘリに、イヌが心の中で溜息をついた。

そして、男の方に向き直ると、ニッコリと、穏やかで柔らかで、
それでいて、底なしに冷たい笑みを浮かべた。

「“連れ”がお世話になりました。お時間を取らせてしまって申し訳ありません。後は僕が面倒を見ますので、どうぞ、コースの方に御戻り下さい」

丁寧で、優しい口調のイヌの眼差しにブリザードのようなものが含まれているのを、感じとった男は、あわてて、「じゃあ…」と答えると、ヘリの方も見ずにあたふたと去って行った。

そんな男の後ろ姿を見送りながらヘリが、呑気そうに言った。

「今の人もインストラクターの資格を持ってるいんだって。このスキー場でも教えているから、ここにいる間に良かったら連絡してって携帯電話の番号も教えてくれたの。親切な人よね」

「…それ本気で言ってる?」

…聞くまでもなく、ヘリなら本気で信じてるのだろう。

案の定、

「何が?」と、きょとんとするヘリにイヌが今度こそ、口から深い溜息をもらした。

ナンパの常套句。そんな事も気づかないなんて。

「君は携帯電話番号を教えたのか?」

「いいえ。教えてないわよ」首を振るヘリに、イヌが、「だったらいい」と答えたあと、
もう一度フッと息をついた。

「ヘリ、転んだら自分で起き上がらないと練習にならないぞ。…それにケガは無かったか?」

派手に転んだと言っていたが。

「ええ。最初に教えてくれたいい『コーチ』から、転び方を教えてもらっていたから、平気よ。でも、今日は打ち身と打撲で、体が痛みそう」

そう言って、肘や膝をさするヘリにイヌが、今度は柔らかい笑みを浮かべた。

ヘリが、芯が強くて、真面目で、やる気になった事には一生懸命だという事を知っているイヌだった。

「随分がんばったんだな。ほら。じゃあ、上達の成果を見せて」

「いいの?もっと滑ってきたら?」

ヘリの気遣いにイヌが首をふった。

「もう、十分今日は滑ったよ。それに…」

…もう二度とこの危なっかしい恋人から目を離したくないからな。

「君が上達すれば、明日には一緒のコースで滑られる」

イヌの言葉にヘリが嬉しそうな顔をしてうなずいた。

「うん」
…そうしたい。

ヘリの純粋で綺麗な笑顔に、
イヌは、先ほどの「ナンパ男」へのいら立ちもすっかり消え失せていた。



(3話に続く)

しつこいですが、続きは無いです。
「聖夜の祈り」「MISS YOU」他、
旧正月話や、ヘリちゃんの誕生日話をアップ後になります。

でも、大人イヌっ、大人イヌっ!
5年前のみつば、ありがとうーっ!←やばいテンション(笑)


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こんばんは。

桜、満開です。
春休み疲労マックスのみつばです(笑)

ここ数年で書いていた小説を久しぶりにINDEXに更新しました。

「ロマンスは隠し事の後で」(検事プリンセス夢小説INDEX)
「囚われのプリンセス3.5」(検事プリンセス二次小説INDEX2、短編)
「囚われの夜」
「図書館デート」
「月が見ていた」(検事プリンセス二次小説INDEX2 未来の話)

カテゴリのINDEXでご確認ください。
リンク間違い等、ありましたら、拍手コメントよりお知らせください。

ご訪問、拍手、拍手コメント、ありがとうございます。

拍手コメントといえば、

ソヨンさんご結婚されたんですね!!
熱愛~から結婚まで。
本当に、おめでとうございます!ですね。

写真だけ拝見したのですが、幸せそうな笑顔で。

是非、ヘリちゃんにも、そういう笑顔になってほしいところです♪

・・・で、妄想イヌ君、本当に昨年1度も更新してないかもですね。
少年イヌの話はアップしてる気はしてるんですけど。
大人イヌが(涙)

新作は構成が難しいので、もう、過去のみつばにすがって、
何か創作物が無いか、いろいろ探したら、

「ゲレンデへいこう」(廉価版)の2話。

今は、これだけでした。

他は、未構成とか、今後の展開に
かかわる話なので、さわりもアップできない状態。

そして、「ゲレンデへいこう」
これアップしても、続きは良くて来年になるんですけど、
ちょっとでも、久しぶりの妄想イヌ君の空気感に
みつばが触れるためにも←どういう意味?
出来たら近いうちにアップしておきます。

5年前のみつばの、イヌが好きー!全開の文章が
前面に出ている小説、そのまんまアップしますね。

では、また。近いうちに♪

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