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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説
「暗闇の灯-ともしび-」(序章)です。

みつばの「検事プリンセス」の他の二次小説のお話は、
検事プリンセス二次小説INDEX2」ページからどうぞ。
このブログに初めていらした方、このブログを読む時の注意点は「お願い」を一読してください。

この話は、現在連載中(休止中)の「聖夜の祈り」後、更新予定の長編の序章部分になります。



暗闇の灯(序章)



目を開けているのか、閉じてるのかも分からない。

空間を埋め尽くすのは、漆黒の闇色だった。

進むべき方角どころか、足元の天地すら定かでない。

そんな暗闇を、ヘリはオロオロとさ迷い歩いていた。

恐怖と絶望。

そんな感情よりも、ヘリは胸を締め付けられるような孤独と寂寥感に泣きそうになっていた。

…イヌ?どこにいるの?
私はここよ。イヌ!!お願い返事をして。
私を見つけて。ここから救いだして。


イヌ!!


そんなヘリの悲痛な声すらも、闇は飲み込んで無音化していた。

ヘリは次第に自分の体も心も、
その中に取り込まれ蝕まれていくような息苦しさを感じてきた。

それでも、ヘリは必死でイヌを思い浮かべながら呼び続けた。


イヌ!!イヌ!!助けて。ソ・イヌ!!


ヘリの体が完全に闇の中に埋没する前に何かが見えた。

灯…?

仄かな光が闇の中に浮かんだ。

小さく僅かな光。

ヘリはその明かりに必死で手を伸ばした。



届かなくてもいい。
この光さえあれば…。

・・・私は歩いていける。

ヘリが光に向かって伸ばした手を誰かが力強く掴んで握りしめた。

大きな手の温もり。

これは…。

その手の感触を思い出す前にヘリの名前を呼ぶ声が聞こえた。


「ヘリ?…へりっ」

光の先にイヌの顔があった。
自分を呼ぶイヌの顔が…。


「ヘリ!」


(「暗闇の灯」より一部抜粋)



こんばんは。みつばです。
新作短編を予約投稿したかったのですが、
一文字も書けなかったので(涙)
古携帯の中に大昔に一部メモっていた長編小説の一部をアップしました。

検事プリンセス二次小説「聖夜の祈り」12月の話から、
今後の更新予定、みつばの検事プリンセス二次小説長編ラインナップ。

もうタイトル出しちゃいますね。以下・・・

「その手をつなぐ者」
「花の微笑み」
「暗闇の灯-ともしび-」



以上の長編3部作の最終話にして、
検事プリンセス二次小説シーズン1のクライマックスの長編シリーズ。
「暗闇の灯」です。
・・・5年前から書きたくて、書きたくて。
構想ばっかり練ってますが、いまだに更新できる気配もなく。
たぶんざっと3年後くらいに更新出来ていれば(汗)

長編3部作のほかに中編「MISS YOU」「ゲレンデへいこう」等
短編や番外編「弁護士プリンセス3部作」などもあるので。

本当に自分が生きているうちに検事プリンセスの二次小説完結できるか、
最近不安になってきました。

序章で何となく分かるように、シリアス傾向な上に、
一番の山場。

でも、上にあげたタイトルの長編は、どれも絶対に書きたい。
だから、早く「聖夜の祈り」を完結しなくっちゃね。

そんな感じで中途半端に未来更新予定の小説置き逃げして
みつばはまた現実世界のサバイバルに戻ります。

新作短編か、「聖夜の祈り」の続きはいずれまた。


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