韓国ドラマ「キング~Two Hearts」の
二次小説「華城に降る夢」(後編)です。
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お願い」を一読してください。
このお話は、「キング~Two Hearts」のウン・シギョンとイ・ジェシン姫が中心の小説です。
華城に降る夢(後編)勾配に続く城壁の側の道を、
シギョンは、ジェシンが座った車椅子を押しながら歩いていた。
新月で月明かりは無かったが、
雲一つない、晴れた夜空だった。
高台になった場所で、城壁の上からだと、
下の街の夜景も綺麗に見渡せることだろう。
そんな場所で、かつて、二人で隣り合って座って、
話をしたことがあった。
この場所でのシギョンとの想い出を
ジェシンは、今でもはっきりと思い浮かべることが出来た。
もう、あの時のように、城壁の上に座ることは出来ない。
それでも、つい最近まで、
もう二度とここに一緒に来ることはないと思っていたシギョンが、
側にいてくれる。
ジェシンには、それで十分だった。
「また、あなたとこの景色を見られるなんて、嬉しいわ」
ジェシンは、本心から言った。
「ここは、4年たっても全然かわってない。
素敵だと思わない?」
「ええ、思います」
シギョンが頷いた。
「忘れたことなどありません」
シギョンが言った。
「あなたと一緒にいた、この場所のことは
今でもはっきりと思い出せます」
急に饒舌になったシギョンをジェシンが振り返った。
あの時、横に並んで座った、ジェシンのその時の一挙一動を
シギョンは全部覚えていた。
綺麗な歌声だけでない。
その唇の動き。
風に揺れる明るい色の髪の毛。
夜空を見つめる澄んだ瞳。
美しい横顔。
心の中に鮮明に焼き付いて、離れなかった。
それから。自分には、歴史的建造物であるということ、
そして、王宮を守るものとして、過去に敬意を払う対象としか、
見られなかったものが、あの日、ジェシンとの夜を境に違うものになった。
守りのために築かれたはずの固い城壁を見て、
ときめきを感じるなんて、正気の沙汰じゃない、と自分に言い聞かせることもあった。
それから…
「じつは、撃たれ、重傷を負って、動けない体だった頃、
後遺症で、自分が何者かすら分からないほど記憶が混乱した時期もあったのです」
初めて聞かされた話に、ジェシンが驚きの表情でシギョンを見つめていた。
「それでも、いつも記憶に浮かぶことがありました。
それは、この場所と、あなたの歌声です。
はじめは、何のことか分かりませんでしたが、それを思い出すと私は、
落ち着かなくなりました。ドキドキと胸が苦しくなるのに、
温かい気持ちになったり、泣きたくなるような思いになったり。
それが、とても不思議でした」
その時のことを思い出しながら、シギョンは自分の胸に拳を置いて続けた。
「でも、それがきっかけで、私は、記憶を取り戻すことが出来ました。
記憶を失っても、忘れた事はありません。
ジェシン…あなたのことは心がずっと覚えていた」
ようやく名前呼びで語ったシギョンに、ジェシンが
湧き上がる熱い思いで瞳を潤ませた。
シギョンは、車椅子の前に回り込むと、
腰を落して、ひざまずき、ジェシンの手をとった。
「この素敵な場所に、また一緒に来たかった。
あなたもそう思ってくれていましたか?」
零れ落ちそうな涙をこらえて、ジェシンはこくこくと頷いた。
「ずっと思っていたわ。
そして、あなたが側にいない頃も来たことがあったのよ。
あなたと又、ここで夜空の星を見たかったって」
「私もです」
シギョンが優しい顔で微笑んだ。
そして、立ちあがると、空を見上げた。
「見て下さい」
ジェシンも天に顔を向けた。
月明かりのない夜に、
夜景の光の届かない遠い空に、小さな星々が輝いて見えた。
「綺麗な星空ね」
ジェシンがうっとりと言った。
「今夜はそれだけではありません」
夜空を見上げるシギョンが目を細めた。
「しばらく、見ていてください」
…どういうこと?
ジェシンは、不思議に思いながらも
シギョンに言われるまま、黙って夜空を見上げ続けた。
しばらく、そのまま時がたって、
「あ」
ジェシンが何かに気付いてあげた。
「流れ星」
小さい光の帯だったが、
確かに、夜空を落ちていく姿が見えた。
「流れ星だったわ。今の、シギョンさんも見た?」
思いがけない物を目にしたジェシンは、はしゃいで、
傍らに立つシギョンの方に顔を向けた。
シギョンは、空ではなく、ジェシンを見ていた。
その顔で、ジェシンは、シギョンが、
この事を知っていた事を悟った。
「あなたの見せたいものってこれだったのね」
「はい。今夜は、流星群が見られる夜らしいです」
…ここで、あなたと一緒に見たかった。
シギョンは、嬉しそうだったが、
ほっと安堵した表情も浮かべていた。
前もって、調べておいたのだったが、
ジェシンを外に連れ出す時間に、見せてあげられるのだろうか。
雨は降らないだろうか。
そんな事を考え、
今日の夜まで、気が気ではなかったシギョン。
正直、どんな式典や行事以上に緊張していた。
などと、ジェシンの前で言うことは出来ない。
それでも、ジェシンには、そんなシギョンが、
目に浮かぶようだった。
堅物な男が、こんなロマンチックなシチュエーションを
セッティングしてくれるとは思ってもいなかった驚きがあった。
しかし、それ以上に、ジェシンを感動させたのは、
かつてとは違うシギョンの言動だった。
シギョンのジェシンへの言葉や、行動の端々で、
王族と配下という関係の一線を超え、プライベートで特別に扱っている事が
感じ取れた。
とても嬉しいけれど、
真面目な男だと分かっているからこそ、余計に、
その真剣な眼差しと想いが自分にまっすぐに向けられている事が照れくさい。
ジェシンは全身をくすぐられるような、こそばゆい思いになって、
ほころぶ口元に指をあてて、抑えきれない笑みを漏らした。
そして、『よろこんでくれただろうか?』と、いうような
面持ちで反応をうかがっているようなシギョンにニッコリと笑顔を向けた。
「私、今夜が流星群だってこと知らなかったの。あなたが連れてきてくれなかったら、
こんな素敵なものを見逃すところだったわ」
「もう少しお時間を頂けますか?まだ、これからいくつか見られるはずですから」
腕時計に目を落して、律儀に確認をとるシギョンに、
ジェシンは苦笑を浮かべた。
「シギョンさんは、もう帰りたい?
私が帰りたいって言ったら、もういいの?」
「私は…」
いたずらっぽい目で問い詰めるジェシンにからかわれていると分かっていながら、
シギョンは、うろたえて、目を泳がせた。
しかし、すぐに、「いいえ」ときっぱり答えた。
そして、膝の上に置いていたジェシンの片手に手を伸ばすと、
傍らに立ったまま、ギュッと握りしめた。
「もっと、ここにいたいです」
あなたと一緒にいたい。
「同じね」
ジェシンが微笑んだ。
そして、ときめきと幸福感で満ちた胸の上に、
シギョンとつないでいない方の手をあてて夜空を眺めた。
また一つ、星が流れたが、その間、ジェシンとシギョンは手をつないだまま並んで、
空を見上げ、お互いの手を離さずにいた。
星が流れ去った後、ジェシンは、シギョンの清廉な横顔を見つめた。
「あなたが、何を願ったのか分かるわ」
「え?」
「国の平和」
ジェシンが得意げに言った。
「昔も、あなたは、ここで流れ星にそう願っていたでしょ?
あなたの願いは、きっと、今でもかわってない。そうでしょ?」
「はい」
シギョンが頷いた。
「それは、私の不変の願いの1つです」
あの時は、そんな真面目すぎるシギョンの事を
つい笑ってしまった。
でも、今は笑えない。
シギョンは、その命を張って、国を守ってくれた。
そして、今も。
「そのおかげで、私は、美味しいお酒が飲めて、
好きな歌を歌えるわ。…感謝してる」
感謝なんて、言葉では足りないくらい。
そんな思いをこめたジェシンの眼差しをシギョンが、まっすぐに受け止めて、
見下ろしていた。
「何か、願い事をしましたか?」
シギョンの問いかけにジェシンが勿体ぶったように首をかしげてみせた。
本当は、願い事など、考えればいっぱいあるはずなのに、
今は浮かばない。
…もう、ほとんど願いはかなったようなものだから。
ジェシンは、自分の手を握るシギョンの暖かい温もりを感じながら、
そう思った。
でも、あえて願いを言うのなら。
「私には、願い事が沢山あるの。全部願うまで、
あなたとずっと一緒にいたいわ」
「それが、望みですか?」
「そうよ。かなうかしら?」
ジェシンが悪戯っぽい目でシギョンを見上げた。
当然、シギョンの困惑した顔を見られると思った。
だが、シギョンは、真面目に「流れ星を捕まえる事が出来たらかなうかもしれません」と答えて、夜空を仰いでいた。
「そうね」と答えながら、ジェシンは苦笑した。
流れ星を捕まえることなど出来ない。
「無理です」と、ジェシンの半分本気の願いを
否定するかわりに言ったのだろう。
シギョンの不器用な心遣いに癒されたジェシンは、
これ以上、大切な人を困らせたくないと思った。
そして、プライベートとはいえ、護衛も兼ねて一緒にいるシギョンの
負担にもなりたくなかった。
永遠に続けばいい、と思う時間に名残惜しさを感じながら、
ジェシンは、自分から王宮に帰るように切り出す決意をした。
「そろそろ…」
そう、ジェシンが口を開きかけた時、
シギョンが「あ」と小さく声をあげた。
「ほら、あそこ。また、星が流れました」
「え?どこ?」
とっさに、空を仰いだジェシンの目にも光の帯が見えた。
「今なら捕まえられるかもしれません。
少し待っていて下さい。流れ星を捕まえてきますから」
そう言うや、シギョンが、城壁の方に駈け出していた。
一瞬、ジェシンは、言葉を失って、
シギョンの後ろ姿を見送った。
シギョンは、城壁に手をかけると、その上によじ登り、
立ち上がった。そして、夜空にむかって手を伸ばしていた。
「何をしているの?」
ジェシンがたまらずに聞いた。
「ここから流れ星を捕まえるのです」
「捕まえられそう?」
「はい。もう少しでー…」
はたから見ると、シギョンは、かなりおかしい行動をしていた。
そうでなくても、シギョンという人物を知っている人が見れば、
シギョンが発狂でもしたのか、と狼狽える光景だった。
例え、シギョンが持っているユーモア集に書いてあることだとしても、
「流れ星」を捕まえる真似をするなど、こんなバカげた事を、シギョンがしているなどと、誰が信じるだろう。
しかし、ジェシンは、城壁に立つシギョンの背中に
優しい目を向けていた。
石頭で、堅物で、規律を破ることなんて無い男なのに。
『王女としての自覚をお持ちください』
公務なら、そう言って、厳しい言葉で窘めるくせに
プライベートでは、こんな風に無理な願いもかなえようとしてくれる。
自分を傷つかせまいとする、シギョンの優しさが嬉しかった。
やがて、空に手をのばしていたシギョンが腕をおろした。
そして、城壁から飛び降りるように、地面にも足を下ろして、ジェシンの元に戻って来た。
「捕まえられた?」
当然、かぶりを振ると思っていたシギョンがコクっと頷いた。
「はい。苦労しましたが」
そう言って、握っていた手をジェシンに向けて
指を開いた。
「受け取って下さい」
ジェシンが、シギョンの開いた手の上を見て、
目を見開いた。
そこに、美しい「星」があった。
限りなく透明で、精巧にカットされた石。
よく見ると、それは、キラキラとまばゆい輝きを放つダイヤモンドが1つついた
プラチナの指輪だった。
驚きのあまり声を失ったジェシンだったが、
いつ、どこで買ったの?という無粋な台詞を必死で呑み込んだ。
手の平の上の指輪を見つめたまま、固まっているジェシンに、
シギョンが次第に不安そうな顔になった。
「お気に召しませんでしたか?私は、こういうことに疎いもので。
もし、気に入らないようでしたら、他のものと交換します」
ジェシンが必死にかぶりを振った。
きっと、シギョンの事だ。
とても頭を悩ませながら、選んだことだろう。
「すごく気にいったわ。
あまりに素敵すぎて、声が出なかったの」
ジェシンが震える手で指輪に触れた。
「これ、私がもらっていいの?」
「はい。そのために、ここに来て、城壁の上に立ったのですから」
シギョンが素直に内情を暴露した。
ジェシンに贈りたい指輪を探して購入し、流れ星の日を調べ、
ジェハにジェシンの外出許可をもらう。
ジェシンに指輪を渡すために、必死に考えたこの演出を
シギョンは頭の中で何度シュミレーションしたことだろう。
「無くさないように、指にはめて」
そう左手を差し出すジェシンの手をシギョンがうやうやしく手にとった。
そして、ジェシンの前に跪くと、その左手の薬指に指輪をはめ込んで言った。
「これで、あなたの願いが全部かなうまで、
私がずっと一緒にいることを約束します。だから…」
そこで、シギョンが言葉をきって、顔を上げた。
「ジェシン。あなたにも、ずっと私の側にいて欲しい」
華城を照らす灯と、街の夜景の光。
そして、夜空の流れ星の煌めきが、シギョンと自分を
包んで輝いているように感じたジェシンだった。
「約束するわ。この指輪…星に誓って」
ジェシンが指輪をはめた手でシギョンの手を握りしめると、
それを合図にシギョンが立ち上がった。
そして、座ったジェシンの上半身を軽く抱きしめたあと、
シギョンは、ジェシンの車椅子の後ろに回り込んだ。
「帰りましょう」
「そうね」
シギョンだけでなく、ジェシンの顔も赤くなっていた。
シギョンは、浮足立った感情で火照った頬を緩ませながら歩き、
ジェシンは、嬉しさでにやけた口元に指輪をはめた手をあてていた。
「それにしても、不思議ね。この星。
私の指にぴったりなのだけど、どうしてかしら?」
指輪の手をかかげ、わざとらしい独り言を大きく呟くジェシンに、
後ろから、コホっとシギョンのうろたえたような咳払いが聞こえた。
「ジェハ様とハンア様にもご協力して頂きました」
そういえば、この前、兄、ジェハが、
ハンアに指輪を買ってやりたいから、どんなのが良いだろうか、とジェシンの部屋に相談に来た事があった。
そして、そののち、ハンアが参考にしたいから、持っている物を見せて欲しい、と言って、ジェシンの指輪をはめに来たことがあった。
…ああ、だからね。
合点がいったジェシンが頷いた。
ジェハとハンアは、
シギョンとジェシンの二人の不器用な恋を
影ながら見守り、強く後押ししてくれていた。
辛い思いをした二人に、これから幸せになって欲しい。
そんな二人の願いもこめられた指輪。
「どんな夢もかないそうね」
そう言ったジェシンにシギョンが強く頷いた。
「二人でかなえましょう」
…ええ。
シギョンの言葉にジェシンもしっかりと頷いた。
やがて、停めてあった車のところにつくと、
後部座席のドアを開け、シギョンがジェシンを車椅子から抱えた。
そして、ジェシンを座席に座らせたシギョンだったが、
どういうわけかグズグズと、その場を離れずに、じっとジェシンを見つめていた。
「どうしたの?」
不思議そうに問うジェシンに、シギョンが、「忘れ物をしたような気がします」と言った。
…何を忘れたの?
ジェシンがそう聞く前に、シギョンが座席シートに手をつき、屈みこむと
顏を近づけた。
そして、座っているジェシンの唇に唇を重ねた。
流れ星が落ちるほどの時間だったが、
シギョンとジェシンの中では数億光年ほどに感じられたキスだった。
唇が離れ、ジェシンが目を開けた時、
すでに目を開けていたシギョンの顔が目の前にあった。
車中の薄暗闇で、甘い熱に浮かされたように煌めいたシギョンの瞳がジェシンの目には、
ダイヤモンドの輝きより魅惑的に見えた。
「シギョンさんも男なのね」
つい照れ隠しで言ったジェシンの言葉に、「当然です」とシギョンが答えた。
「だから、二人きりの時でも、あまり私を挑発しないで下さい。
このまま宮殿ではなく、あなたが言っていた所に本気で連れて行きそうになりますから」
…私が言っていた所ってどこだったかしら?
ジェシンは、記憶を掘り返して、
部屋の中でシギョンに言った『ホテルじゃないわね』だということに、
思い当った。
「私は構わないわよ」
シギョンが苦笑した。
「だから、挑発しないで欲しい」
そう言って、シギョンは、ジェシンの横顔に手を置き、そっと指を這わせた。
「こうして二人きりになる時間を、ずっと待っていたのですから」
ここに来る前、シギョンが車の中で言ったセリフと同じなのに、
全然違って聞こえた。
シギョンの熱い手の感触に、ジェシンの背中がゾクゾクと震え、
潤んだ瞳をまっすぐシギョンに向けた。
そんなジェシンの美しい顔を見つめた後、シギョンは、
ふっきるように、顔を背け、勢いよく身を引くと、
後部座席のドアを外から閉めた。
そして、「出発します」と早口で伝えた後、
いそいそと運転席に乗り込んで、シートベルトを締めると車を発進させた。
もっとこの甘い空気を続行させたかった、と思ったジェシンだったが、
今はこれ以上、シギョンを刺激しない方が良いと判断した。
シギョンに限って、運転を誤るなんてことは無いだろう。
ただ、本当に、シギョンを男として本気にさせたら?
それは、それで、ドキドキする駆け引きだったが、
今夜はやめておこう。
今日は、もう十分夢のような出来事があったのだから。
ジェシンは、自分の指にはまった指輪をうっとりと眺めて言った。
「私もシギョンさんにこんな流れ星をあげたいわ。
どんなのがいい?」
「私は結構です」
「そう言わずに考えて」
「本当に必要ないのです」
シギョンが微笑んだ。
…私には勿体ないほど光り輝いた、
夢のような貴女を手にいれることが出来た。
だから、他には何もいらない。
「そう。無欲なのね」
「つまらない男ですみません」
「いいの」
シギョンの恐縮した言葉にジェシンが明るく笑った。
「私はそんな、シギョンさんが大好きだもの。愛してるわ」
唐突に、美しい声で奏でられた愛の告白に、
シギョンの心臓がドクンっとはねた。
銃で撃たれた場所の傷が再発したのかと思うほどの衝撃を感じて、
シギョンは、動揺を隠し切れなった。
ジェシンが前を見て、あわてて言った。
「シギョンさんっ。信号青になってるわ」
「はい」
あたふたと、ハンドルをさばくシギョンの後ろ姿を見て、
ジェシンが楽しげに、またクスクスと笑った。
二人の乗った車の上で、今も
誰かの願いが込もった星が降っている。
その星を1つ手にいれた恋人達の未来は、
まだ、これから始まったばかりだった。
(終わり)
登場人物
イ・ジェシン(国王の妹。王女)
ウン・シギョン(ドラマ中では近衛隊中隊長)
イ・ジェハ(国王)
キム・ハンア(ジェハの妻 王妃)
シギョン好きの方や「キング」ファンの方。
手元にドラマが無くて、記憶と動画のMVの映像だけで
妄想膨らませているので、イメージが違ったらごめんなさい。
シギョンとジェシンの恋は、今のところ、純度90パーセント以上の純愛です。
ただ、これからの展開は、恋愛らしいイベントもある予定。
硬派のシギョンさんも、違う一面を見せてくれるかな?
次回作書く前に、
DVD購入してもっと研究しなくてはいけないので、
お時間頂きますが、シギョン好きの方がいらしていて、
もし二次小説が気にいったら、又来てください。
追伸:もちろん、これからも「検事プリンセス」二次小説も書くので、
大変お待たせしていますが、イヌ×ヘリ好きな方も又いらして下さい♪
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