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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説
「Happy Halloween」です。

みつばの「検事プリンセス」の他の二次小説のお話、コメント記入は、
検事プリンセス二次小説INDEX2」ページからどうぞ。
このブログに初めていらした方、このブログを読む時の注意点は「お願い」を一読してください。


書き下ろし短編。
10月の「埋もれた約束」直後あたりの話。



Happy Halloween



チャイムの音で、インターフォン画面を確認したイヌは、
一瞬驚いた後、苦笑を浮かべながら玄関ドアのロックを解除した。

「こんばんは~」

ドアを開けてすぐに、奇抜なファッションを着たヘリの明るい声が飛び込んできた。

角のついたカチューシャを頭につけて、
黒いマントを羽織っている。
服は隠れていたが、短いマントの下から、
すらりと伸びた綺麗な素足が見えることから、
ミニスカートのようなデザインなのだろう。

コケティッシュな衣装をまとっているのに、
ニコニコと子供みたいに無邪気な笑顔を振りまいているヘリ。

その頭の上からつま先まで、面白げに目を通したイヌは、
「変わった部屋着だな」と言った。

「今日が何の日か知ってるでしょ?」

「何の日だった?」

「恍けないで。この恰好見て分かるでしょ?」

「いや、分からないな」

「もう、焦らさないで、早く部屋の中に入れてよ。
こんな姿で、マンションの共用廊下に立っていたくないの。
誰かに見られたら恥ずかしいんだから」

ヘリが、周囲をキョロキョロしながら、
焦ったように言った。

「その恰好で、ここまで来たのに今さらだろう」

イヌが笑って、しかし、扉を大きく開けると
ヘリを玄関の中に招き入れた。

イヌの部屋の中に入ったヘリは、自分専用のルームシューズを履いた後、
ふりかえった。

「お菓子をちょうだい。じゃないと悪戯しちゃうわよ」

両手を差し出して、おねだりのポーズをとるヘリに、イヌが失笑した。

今日は、10月31日。ハロウィンの日だった。

「お菓子?君の場合、酒の間違いじゃないのか?」

「どっちでもいいわよ」

「あいにく、お菓子の持ち合わせは無いよ」

「じゃあ、お酒で。じつは、お菓子は私が作って持って来たの。
ビスケットだから、酒のつまみに一緒に食べましょ?」

「最初から、そのつもりだったんだな」

「うん」

満面の笑顔のヘリに、イヌがつられて微笑んだ。

「OK。準備するから、ソファに座って待ってろ」

イヌは、笑ってキッチンに向かうと、
ワインラックから1本ワインボトルを引き抜いた。

そして、ソファに座ったヘリの所に戻ってくると、
2つのグラスにワインを並並と注ぎいれた。

へりは、いそいそと、持って来ていた籠の中から
焼き立てのビスケットの入った器を出してローテーブルの上に置いた。

イヌは、グラスの1つをヘリの前に置くと、
自分の分を手にその隣に腰を下ろした。

「いっただきま~す」

イヌのソファに座った小悪魔は、
ジュースでも飲むようにごくごくとワインを飲みほした。

「もう一杯ちょうだい。
じゃないと、悪戯しちゃうから」

「いっそ、全部よこせと言えばどうだ?」

可愛い脅し文句にイヌが笑って、
ヘリのグラスにワインを注ぎいれた。

「ね、どう?私のこの衣装、いかしてるでしょ?」

ヘリが顎に指をあてて、可愛く首をかしげて見せた。

イヌもヘリの真似をして、顎に指をあてると、
皮肉っぽい笑みを浮かべて、もう1度ヘリの姿を眺めまわした。

「昼間は、堅実な検事さんが、夜になると人の家の
酒を取っていく悪い魔女になったのか?」

「魔女じゃないわ。よく見てよ。ほら、角がついてるでしょ。
いい男を惑わせる可憐な小悪魔よ」

「違いがよく分からないが、この服はどうしたんだ?
わざわざ、今日の為に買ったのか?」

「買ったんじゃないの。私が作ったのよ」

衣装を買うよりも作るとは、相当な気合いが入っていたらしい。

イヌに半ば感心し、半ば呆れた顔を向けられても、ヘリは得意げになっていた。

「だって、せっかくなんだもの。こういうイベントは楽しまなくっちゃ。
あなただって、アメリカでハロウィンを毎年祝ったでしょ?」

「こういう感じは、せいぜい中学生くらいまでだったな」

「そうなの?でも、イヌも仮装したわよね。
どんな衣装を着たの?」

「うーん…どんなだったかな」

イヌが、腕を組んで、思い出す素振りをした。

「ドラキュラ?フランケンシュタイン?それとも狼男?」

「覚えてないな」

「嘘。言いたくないだけでしょ?
ソ・イヌ君の可愛い秘密の過去が暴かれたくないのね」

「いや、本当に覚えてない。
仮装をして、家々を回って菓子をねだるというイベントは確かに
近所であったけど、僕は参加する気が全く無かったんだ」

「そう」

変わっているのね。楽しいイベントなのに。

そう言おうとしたヘリだったが、
すぐに、何かに思いあたって口をつぐんだ。

その頃のイヌは、アメリカに来たばかりで、
しかも、お母さんを亡くして間もない時だった。

養父の家にひきとられていたかもしれないが、
周囲や環境になじめずに、楽しい行事に参加する気にも
なれなかったのは当然だろう。

「将来弁護士になる人が、人に悪戯しちゃダメだっていう
正義感があったのね」

ヘリの、優しい取り繕いに、イヌが小さく笑った。

「結局、参加したけどな」

「そうなの?」

「誘いに来たジェニーに無理やり連れだされた」

「ジェニーさんが?」

ヘリが驚いて、中身をこぼしそうになったワイングラスを
あわててテーブルの上に置いた。

幼馴染の親友だから、そんな過去があってもおかしくないけど。

ヘリは、コクリと息を飲んで質問した。

「ジェニーさんは、
その時のハロウィンにどんな仮装をしていたの?」

イヌが、思い出すように、目を天井に向けた。

「確か、黒い魔女の衣装を着ていたな。
ジェニーのお母さんが作ったと言っていた。
手に竹ぼうきを持ってね。家にいた僕を訪ねてきた」

「ふーん…。その時のジェニーさん、
可愛かったでしょうね」

「可愛い?」

イヌが、首をかしげて苦笑した。

「僕が、イベントには行かない、と玄関でしぶっていたら、竹ぼうきで
つつかれる勢いで、外に追い出されて、無理やり引っ張って行かれた。あれは、正真正銘の怖い魔女だったな」

おどけたように話すイヌにヘリも笑顔になった。

その時の様子が容易に想像できた。

当惑しながらも、手をひっぱるジェニーの勢いに押され、
ずりずりと夜道を歩かせられるイヌ。

だが、ほほえましい光景が浮かんで、思わず笑みをこぼしながらも、
同時に、切ない気持ちにもなった。

モンスターや、悪魔に変装した大人や子供達が
ひしめくハロウィンの夜。

暗闇の中で、かぼちゃのランタンの灯が揺れる、
まだ、なじみの薄い異国の街。

心に傷を負った少年が、本当は優しい黒い魔女に強引に連れ出され、
祭りの中に身を投じていく。

闇の中に溢れる光と人々の楽しげな笑い声が、
次第にイヌの心を癒してくれたかもしれない。

こわばっていたイヌの表情に、うっすらと浮かんだ柔らかい笑みを、
その時のジェニーは目にしたかもしれない。

…無理やりでも、連れてきて良かった。

まるで、その場にいたジェニーの気持ちに
シンクロした気分になったヘリは、無意識に優しい微笑みを浮かべていた。

「黒い魔女にさらわれた夜だったのね」

ヘリが言った。

「ああ、無事に家に帰れたけどね」

イヌが言って、コトリと飲み終えたワイングラスをテーブルに置くと、
ヘリに、からかうような笑みを向けた。

「そういえば、今夜のハロウィンは、小悪魔がやってきたけど、
強引に家の中に入って居座っているな」

「そうよ。この小悪魔は、手作りのお菓子持参なんだから。
気がきくでしょ?」

ヘりは、すまして言うと、器の中の手作りビスケットを1枚とって、
イヌの口元に持っていった。

「TRICK? or TREAT?」

イヌは黙って口を開けると、ヘリのビスケットを唇に挟んだ。

そして、ビスケットを噛みしめている間、
眉をしかめて、難しい表情でヘリを見つめていた。

やがて、咀嚼したビスケットを呑み込むと、
イヌが舌でチロリと上唇についたビスケットの粉を舐めとった。

「全然甘くないな」

「だって、あなたは甘いお菓子は好きじゃないじゃない。
スパイスを利かせてみたんだけど、美味しくなかった?」

「まずくはない。けど、ずいぶんと刺激的な味だ」

「そんなに刺激的?香辛料入れすぎちゃったから」

「まさか、自分では味見してないのか?」

「ええ」

ヘリが、したり顔でニカっと笑うと、舌を出した。

「悪戯だもの」

「…やってくれたな」

イヌは、目を細めると、ビスケットを1枚手にとった。

「君も食べろ」

「やだ」

「いやだって?自分で作った菓子だろ。
これ、全部僕に食わせる気だったのか?製造者責任法を発令するぞ」

「分かったわよ」

そう言って、ヘリが、あーんと、素直に開けた口の中に
イヌがビスケットを運んで食べさせた。

「どうだ?辛いだろ?」

「全然」

ヘリが、もぐもぐとおいしそうに、ビスケットを食べた。

平気そうなヘリに、イヌが訝しげな顔をした。

「君は辛党だったか?」

「ふふふ」

ヘリが、両手でビスケットを2つつまむと、
イヌの顔の前でちらつかせた。

「こっちは辛いビスケットで、こっちは甘いビスケットなの。
両方作っておいたのよ」

イヌが、感心したように吐息をついた。

「この小悪魔は悪知恵がきくんだな」

「そうよ。まいった?」

得意げなヘリに、イヌが、薄く笑うと、
わざとらしくあたりを見まわすように、目を泳がせた。

「あれ?僕の可愛い恋人はどこに行ってしまったのかな。
確か、素直で、意地悪なんてしない、可愛い女性だったんだけどな」

ヘリは、声をあげて笑うと、
イヌの顔を両手で挟んで、自分の方に向かせた。

「ここにいるでしょ?あなたのキュートな恋人が」

「もしかして、これが、君の本性か?」

「そうかもね」

ヘリが、くすっと笑うと、強くつっぱねた手で
イヌの体をソファに押し倒した。

そして、イヌに馬乗りになると、アルコールが入って
目のふちを、うっすらと赤く染めた艶めかしい顔でイヌを見下ろした。

イヌが口角を上げた。

「TRICK? or KISS?」

そう聞くイヌに、ヘリが微笑み返すと、
身を屈めて、イヌの唇を塞いだ。

衣装のせいか、イベントのせいか、酒のせいだろうか。
ヘリがいつものヘリと違って見えた。

いつも以上に蠱惑的で、大胆な振る舞いをしているように
感じる。

「ビスケットだけじゃなくて、君も刺激的だな」

顏を離した後、イヌが言った。

「嫌?」

「いや、面白いよ。小悪魔に翻弄される夜も悪くない」

「…明日も仕事だから、ほんとは、酒だけ頂いて帰るつもりだったんだけど」

ヘリはイヌの頬に顔を寄せ、呟くように言った。

「悪戯したい気分になっちゃった」

…イヌのハロウィンの思い出話を聞いて。

自分の知らないイヌを魔女の恰好をしたジェニーが
外の世界に連れ出したという過去。

それは、もう昔話なのかもしれないが、
ヘリの心に、ちょっぴり嫉妬。というスパイシーが入って、
刺激されたようだった。

たとえ、過去でも魔女には渡さない。
ソ・イヌは、私の男なんだから。

衣装だけでなく、心まで小悪魔に支配されたように、
ヘリは、艶めかしく足をからませて、イヌの上に身を伏せた。

「TRICK? or TREAT?」

ヘリが、もう1度、イヌの耳元で囁いた。

「…その答え、行動で示してやるよ」

返ってきたのは、低く、甘さの増したイヌの声。

嬉しそうに、嫣然と微笑むヘリの顔を手でとらえたイヌは、
言葉を実行に移す為に目を閉じた。


イヌとヘリ。
こうして、恋人として初めて過ごしたハロウィンの夜は、

甘い?それとも、刺激的?



(終わり)


ハロウィン間に合った~。

「月と泥棒」みたいな内容ですけど、
ハロウィン仕様で書いてみました♪
ヘリちゃんの恰好は、「裏箱」参照で。
いや、でも、マントしてても、下がこれはまずいか(汗)


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みつばのたまて箱へのご訪問、ありがとうございます。

「キング~two Hearts」のウン・シギョンとイ・ジェシン姫の二次小説を書き始めてしまいましたが、ドラマを見ていない方は、さっぱり?ですよね。

しかも、タイトル「キング」ってなっている通り、主人公は、国王になるイ・ジェハ(ジェシンの兄)なんですよ。本当は。

もし、韓国に王室があったら…という架空の設定の話。
過去に他の韓国ドラマでもいくつかありましたね。

ラブストーリー中心で、コメディのような所もあるのですが、テーマはかなり重いです。
ストーリーも中盤からシリアス度が増します。

現実の国の政治問題をうつしたような話なので、
でも、ファンタジーのように、甘めではありますが、
他にあった王政恋愛ドラマと比較したら、かなりシリアスです。

「キング」の詳しい感想は、DVD見直してから、いずれ。

たぶん、最初は、シギョンばっかり見るかもしれないけど♪
でも、ジェハ演じる、イ・スンギさんも好きだし、相手役のハ・ジウォンさんも
好きなので、じっくり見たいです。


以下、拍手コメントレス的な話。(主に非公開の方のをまとめて)

「cocohana」という漫画雑誌タイトル初めて目にしました。
でも、もしかしたら、何かの雑誌のタイトルかわったんでしょうか?
掲載作家さんの顔ぶれ見たら、そうそうたる感じだったので。
…といいますか、私、全然漫画に詳しくないんです。
自分が描くのをやめてから、かれこれ10年くらい他の方の漫画もほとんど見てないので。
定期的に読んでるのは、今もアシスタントしてる師匠のネームくらい(汗)
朝…さんは、主人公では無いんですね。
イヌに似てると聞いたら、ほおっておけません(笑)


「悪魔の…」
私も読んでました!もう、かなり昔ですが(汗)
あれ、完結してないんですね。
好きでしたよ~。兄妹萌え(笑)
「王家の…」は続いてますね。
「ガラスの…」は、不定期ですが、再開しましたよね。
ドラマの方は完結してたので、好きでした。
それも、ずっと前ですが(汗)

イヌは、みつば妄想の第一側室という件。
別にミン・ジョンホ様が一番に好きというわけでなく、
現実的に(妄想なのに)考えたら、正室でいたら怖いな~と思ってるだけです(笑)
イヌが一番好き♪苦しむ時もあるけど、それは恋だから当然よね←ソビョン病。

…とか、言って、シギョンも好きになってきています♪←気が多い。

「信義―シンイ」は気になっていたドラマの1つです。
人気らしいので、地上波に来るかな?って楽しみにしています。
「キング~two Hearts」のジェハ役、イ・スンギさん出演の
「九家の書」も気になっています。


そろそろ苺ケーキ(検事プリンセス)で、クリスマスケーキ(NYへいこう)
仕上げないと、とは思ってます。
シリーズの中では、シリアスじゃない話なのに、どこでひっかかってるんだか。
←実はぶっちゃけ、イヌの義父さんのシーンでひっかかってます(汗)
アップしたら、そのへんの事はごにょごにょ言い訳させてください。

それではまた。

次は、「検事プリンセス」か「キング」の小説か、はたまた、雑記か感想か、漫画かイラストか分かりませんが、書けたものをアップしていきます♪

本当にお待たせばっかりですみません。


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韓国ドラマ「キング~Two Hearts」の
二次小説「華城に降る夢」(後編)です。

このブログに初めていらした方、このブログを読む時の注意点は「お願い」を一読してください。


このお話は、「キング~Two Hearts」のウン・シギョンとイ・ジェシン姫が中心の小説です。




華城に降る夢(後編)



勾配に続く城壁の側の道を、
シギョンは、ジェシンが座った車椅子を押しながら歩いていた。

新月で月明かりは無かったが、
雲一つない、晴れた夜空だった。

高台になった場所で、城壁の上からだと、
下の街の夜景も綺麗に見渡せることだろう。

そんな場所で、かつて、二人で隣り合って座って、
話をしたことがあった。

この場所でのシギョンとの想い出を
ジェシンは、今でもはっきりと思い浮かべることが出来た。

もう、あの時のように、城壁の上に座ることは出来ない。

それでも、つい最近まで、
もう二度とここに一緒に来ることはないと思っていたシギョンが、
側にいてくれる。

ジェシンには、それで十分だった。

「また、あなたとこの景色を見られるなんて、嬉しいわ」

ジェシンは、本心から言った。

「ここは、4年たっても全然かわってない。
素敵だと思わない?」

「ええ、思います」

シギョンが頷いた。

「忘れたことなどありません」

シギョンが言った。

「あなたと一緒にいた、この場所のことは
今でもはっきりと思い出せます」

急に饒舌になったシギョンをジェシンが振り返った。

あの時、横に並んで座った、ジェシンのその時の一挙一動を
シギョンは全部覚えていた。

綺麗な歌声だけでない。

その唇の動き。
風に揺れる明るい色の髪の毛。
夜空を見つめる澄んだ瞳。
美しい横顔。

心の中に鮮明に焼き付いて、離れなかった。

それから。自分には、歴史的建造物であるということ、
そして、王宮を守るものとして、過去に敬意を払う対象としか、
見られなかったものが、あの日、ジェシンとの夜を境に違うものになった。

守りのために築かれたはずの固い城壁を見て、
ときめきを感じるなんて、正気の沙汰じゃない、と自分に言い聞かせることもあった。

それから…

「じつは、撃たれ、重傷を負って、動けない体だった頃、
後遺症で、自分が何者かすら分からないほど記憶が混乱した時期もあったのです」

初めて聞かされた話に、ジェシンが驚きの表情でシギョンを見つめていた。

「それでも、いつも記憶に浮かぶことがありました。
それは、この場所と、あなたの歌声です。
はじめは、何のことか分かりませんでしたが、それを思い出すと私は、
落ち着かなくなりました。ドキドキと胸が苦しくなるのに、
温かい気持ちになったり、泣きたくなるような思いになったり。
それが、とても不思議でした」

その時のことを思い出しながら、シギョンは自分の胸に拳を置いて続けた。

「でも、それがきっかけで、私は、記憶を取り戻すことが出来ました。
記憶を失っても、忘れた事はありません。
ジェシン…あなたのことは心がずっと覚えていた」

ようやく名前呼びで語ったシギョンに、ジェシンが
湧き上がる熱い思いで瞳を潤ませた。

シギョンは、車椅子の前に回り込むと、
腰を落して、ひざまずき、ジェシンの手をとった。

「この素敵な場所に、また一緒に来たかった。
あなたもそう思ってくれていましたか?」

零れ落ちそうな涙をこらえて、ジェシンはこくこくと頷いた。

「ずっと思っていたわ。
そして、あなたが側にいない頃も来たことがあったのよ。
あなたと又、ここで夜空の星を見たかったって」

「私もです」

シギョンが優しい顔で微笑んだ。

そして、立ちあがると、空を見上げた。

「見て下さい」

ジェシンも天に顔を向けた。

月明かりのない夜に、
夜景の光の届かない遠い空に、小さな星々が輝いて見えた。

「綺麗な星空ね」

ジェシンがうっとりと言った。

「今夜はそれだけではありません」

夜空を見上げるシギョンが目を細めた。

「しばらく、見ていてください」

…どういうこと?

ジェシンは、不思議に思いながらも
シギョンに言われるまま、黙って夜空を見上げ続けた。

しばらく、そのまま時がたって、

「あ」

ジェシンが何かに気付いてあげた。

「流れ星」

小さい光の帯だったが、
確かに、夜空を落ちていく姿が見えた。

「流れ星だったわ。今の、シギョンさんも見た?」

思いがけない物を目にしたジェシンは、はしゃいで、
傍らに立つシギョンの方に顔を向けた。

シギョンは、空ではなく、ジェシンを見ていた。

その顔で、ジェシンは、シギョンが、
この事を知っていた事を悟った。

「あなたの見せたいものってこれだったのね」

「はい。今夜は、流星群が見られる夜らしいです」

…ここで、あなたと一緒に見たかった。

シギョンは、嬉しそうだったが、
ほっと安堵した表情も浮かべていた。

前もって、調べておいたのだったが、
ジェシンを外に連れ出す時間に、見せてあげられるのだろうか。
雨は降らないだろうか。

そんな事を考え、
今日の夜まで、気が気ではなかったシギョン。

正直、どんな式典や行事以上に緊張していた。
などと、ジェシンの前で言うことは出来ない。

それでも、ジェシンには、そんなシギョンが、
目に浮かぶようだった。

堅物な男が、こんなロマンチックなシチュエーションを
セッティングしてくれるとは思ってもいなかった驚きがあった。

しかし、それ以上に、ジェシンを感動させたのは、
かつてとは違うシギョンの言動だった。

シギョンのジェシンへの言葉や、行動の端々で、
王族と配下という関係の一線を超え、プライベートで特別に扱っている事が
感じ取れた。

とても嬉しいけれど、

真面目な男だと分かっているからこそ、余計に、
その真剣な眼差しと想いが自分にまっすぐに向けられている事が照れくさい。

ジェシンは全身をくすぐられるような、こそばゆい思いになって、
ほころぶ口元に指をあてて、抑えきれない笑みを漏らした。

そして、『よろこんでくれただろうか?』と、いうような
面持ちで反応をうかがっているようなシギョンにニッコリと笑顔を向けた。

「私、今夜が流星群だってこと知らなかったの。あなたが連れてきてくれなかったら、
こんな素敵なものを見逃すところだったわ」

「もう少しお時間を頂けますか?まだ、これからいくつか見られるはずですから」

腕時計に目を落して、律儀に確認をとるシギョンに、
ジェシンは苦笑を浮かべた。

「シギョンさんは、もう帰りたい?
私が帰りたいって言ったら、もういいの?」

「私は…」

いたずらっぽい目で問い詰めるジェシンにからかわれていると分かっていながら、
シギョンは、うろたえて、目を泳がせた。

しかし、すぐに、「いいえ」ときっぱり答えた。

そして、膝の上に置いていたジェシンの片手に手を伸ばすと、
傍らに立ったまま、ギュッと握りしめた。

「もっと、ここにいたいです」

あなたと一緒にいたい。

「同じね」

ジェシンが微笑んだ。

そして、ときめきと幸福感で満ちた胸の上に、
シギョンとつないでいない方の手をあてて夜空を眺めた。

また一つ、星が流れたが、その間、ジェシンとシギョンは手をつないだまま並んで、
空を見上げ、お互いの手を離さずにいた。

星が流れ去った後、ジェシンは、シギョンの清廉な横顔を見つめた。

「あなたが、何を願ったのか分かるわ」

「え?」

「国の平和」

ジェシンが得意げに言った。

「昔も、あなたは、ここで流れ星にそう願っていたでしょ?
あなたの願いは、きっと、今でもかわってない。そうでしょ?」

「はい」

シギョンが頷いた。

「それは、私の不変の願いの1つです」

あの時は、そんな真面目すぎるシギョンの事を
つい笑ってしまった。

でも、今は笑えない。

シギョンは、その命を張って、国を守ってくれた。
そして、今も。

「そのおかげで、私は、美味しいお酒が飲めて、
好きな歌を歌えるわ。…感謝してる」

感謝なんて、言葉では足りないくらい。

そんな思いをこめたジェシンの眼差しをシギョンが、まっすぐに受け止めて、
見下ろしていた。

「何か、願い事をしましたか?」

シギョンの問いかけにジェシンが勿体ぶったように首をかしげてみせた。

本当は、願い事など、考えればいっぱいあるはずなのに、
今は浮かばない。

…もう、ほとんど願いはかなったようなものだから。

ジェシンは、自分の手を握るシギョンの暖かい温もりを感じながら、
そう思った。

でも、あえて願いを言うのなら。

「私には、願い事が沢山あるの。全部願うまで、
あなたとずっと一緒にいたいわ」

「それが、望みですか?」

「そうよ。かなうかしら?」

ジェシンが悪戯っぽい目でシギョンを見上げた。

当然、シギョンの困惑した顔を見られると思った。

だが、シギョンは、真面目に「流れ星を捕まえる事が出来たらかなうかもしれません」と答えて、夜空を仰いでいた。

「そうね」と答えながら、ジェシンは苦笑した。

流れ星を捕まえることなど出来ない。

「無理です」と、ジェシンの半分本気の願いを
否定するかわりに言ったのだろう。

シギョンの不器用な心遣いに癒されたジェシンは、
これ以上、大切な人を困らせたくないと思った。

そして、プライベートとはいえ、護衛も兼ねて一緒にいるシギョンの
負担にもなりたくなかった。

永遠に続けばいい、と思う時間に名残惜しさを感じながら、
ジェシンは、自分から王宮に帰るように切り出す決意をした。

「そろそろ…」

そう、ジェシンが口を開きかけた時、

シギョンが「あ」と小さく声をあげた。

「ほら、あそこ。また、星が流れました」

「え?どこ?」

とっさに、空を仰いだジェシンの目にも光の帯が見えた。

「今なら捕まえられるかもしれません。
少し待っていて下さい。流れ星を捕まえてきますから」

そう言うや、シギョンが、城壁の方に駈け出していた。

一瞬、ジェシンは、言葉を失って、
シギョンの後ろ姿を見送った。

シギョンは、城壁に手をかけると、その上によじ登り、
立ち上がった。そして、夜空にむかって手を伸ばしていた。

「何をしているの?」

ジェシンがたまらずに聞いた。

「ここから流れ星を捕まえるのです」

「捕まえられそう?」

「はい。もう少しでー…」

はたから見ると、シギョンは、かなりおかしい行動をしていた。
そうでなくても、シギョンという人物を知っている人が見れば、
シギョンが発狂でもしたのか、と狼狽える光景だった。

例え、シギョンが持っているユーモア集に書いてあることだとしても、
「流れ星」を捕まえる真似をするなど、こんなバカげた事を、シギョンがしているなどと、誰が信じるだろう。

しかし、ジェシンは、城壁に立つシギョンの背中に
優しい目を向けていた。

石頭で、堅物で、規律を破ることなんて無い男なのに。

『王女としての自覚をお持ちください』
公務なら、そう言って、厳しい言葉で窘めるくせに
プライベートでは、こんな風に無理な願いもかなえようとしてくれる。

自分を傷つかせまいとする、シギョンの優しさが嬉しかった。

やがて、空に手をのばしていたシギョンが腕をおろした。
そして、城壁から飛び降りるように、地面にも足を下ろして、ジェシンの元に戻って来た。

「捕まえられた?」

当然、かぶりを振ると思っていたシギョンがコクっと頷いた。

「はい。苦労しましたが」

そう言って、握っていた手をジェシンに向けて
指を開いた。

「受け取って下さい」

ジェシンが、シギョンの開いた手の上を見て、
目を見開いた。

そこに、美しい「星」があった。

限りなく透明で、精巧にカットされた石。

よく見ると、それは、キラキラとまばゆい輝きを放つダイヤモンドが1つついた
プラチナの指輪だった。

驚きのあまり声を失ったジェシンだったが、
いつ、どこで買ったの?という無粋な台詞を必死で呑み込んだ。

手の平の上の指輪を見つめたまま、固まっているジェシンに、
シギョンが次第に不安そうな顔になった。

「お気に召しませんでしたか?私は、こういうことに疎いもので。
もし、気に入らないようでしたら、他のものと交換します」

ジェシンが必死にかぶりを振った。

きっと、シギョンの事だ。
とても頭を悩ませながら、選んだことだろう。

「すごく気にいったわ。
あまりに素敵すぎて、声が出なかったの」

ジェシンが震える手で指輪に触れた。

「これ、私がもらっていいの?」

「はい。そのために、ここに来て、城壁の上に立ったのですから」

シギョンが素直に内情を暴露した。

ジェシンに贈りたい指輪を探して購入し、流れ星の日を調べ、
ジェハにジェシンの外出許可をもらう。

ジェシンに指輪を渡すために、必死に考えたこの演出を
シギョンは頭の中で何度シュミレーションしたことだろう。

「無くさないように、指にはめて」

そう左手を差し出すジェシンの手をシギョンがうやうやしく手にとった。

そして、ジェシンの前に跪くと、その左手の薬指に指輪をはめ込んで言った。

「これで、あなたの願いが全部かなうまで、
私がずっと一緒にいることを約束します。だから…」

そこで、シギョンが言葉をきって、顔を上げた。

「ジェシン。あなたにも、ずっと私の側にいて欲しい」

華城を照らす灯と、街の夜景の光。
そして、夜空の流れ星の煌めきが、シギョンと自分を
包んで輝いているように感じたジェシンだった。

「約束するわ。この指輪…星に誓って」

ジェシンが指輪をはめた手でシギョンの手を握りしめると、
それを合図にシギョンが立ち上がった。

そして、座ったジェシンの上半身を軽く抱きしめたあと、
シギョンは、ジェシンの車椅子の後ろに回り込んだ。

「帰りましょう」

「そうね」

シギョンだけでなく、ジェシンの顔も赤くなっていた。

シギョンは、浮足立った感情で火照った頬を緩ませながら歩き、
ジェシンは、嬉しさでにやけた口元に指輪をはめた手をあてていた。

「それにしても、不思議ね。この星。
私の指にぴったりなのだけど、どうしてかしら?」

指輪の手をかかげ、わざとらしい独り言を大きく呟くジェシンに、
後ろから、コホっとシギョンのうろたえたような咳払いが聞こえた。

「ジェハ様とハンア様にもご協力して頂きました」

そういえば、この前、兄、ジェハが、
ハンアに指輪を買ってやりたいから、どんなのが良いだろうか、とジェシンの部屋に相談に来た事があった。

そして、そののち、ハンアが参考にしたいから、持っている物を見せて欲しい、と言って、ジェシンの指輪をはめに来たことがあった。

…ああ、だからね。

合点がいったジェシンが頷いた。

ジェハとハンアは、
シギョンとジェシンの二人の不器用な恋を
影ながら見守り、強く後押ししてくれていた。

辛い思いをした二人に、これから幸せになって欲しい。

そんな二人の願いもこめられた指輪。

「どんな夢もかないそうね」

そう言ったジェシンにシギョンが強く頷いた。

「二人でかなえましょう」

…ええ。

シギョンの言葉にジェシンもしっかりと頷いた。

やがて、停めてあった車のところにつくと、
後部座席のドアを開け、シギョンがジェシンを車椅子から抱えた。
そして、ジェシンを座席に座らせたシギョンだったが、
どういうわけかグズグズと、その場を離れずに、じっとジェシンを見つめていた。

「どうしたの?」

不思議そうに問うジェシンに、シギョンが、「忘れ物をしたような気がします」と言った。

…何を忘れたの?

ジェシンがそう聞く前に、シギョンが座席シートに手をつき、屈みこむと
顏を近づけた。

そして、座っているジェシンの唇に唇を重ねた。

流れ星が落ちるほどの時間だったが、
シギョンとジェシンの中では数億光年ほどに感じられたキスだった。

唇が離れ、ジェシンが目を開けた時、
すでに目を開けていたシギョンの顔が目の前にあった。

車中の薄暗闇で、甘い熱に浮かされたように煌めいたシギョンの瞳がジェシンの目には、
ダイヤモンドの輝きより魅惑的に見えた。

「シギョンさんも男なのね」

つい照れ隠しで言ったジェシンの言葉に、「当然です」とシギョンが答えた。

「だから、二人きりの時でも、あまり私を挑発しないで下さい。
このまま宮殿ではなく、あなたが言っていた所に本気で連れて行きそうになりますから」

…私が言っていた所ってどこだったかしら?

ジェシンは、記憶を掘り返して、
部屋の中でシギョンに言った『ホテルじゃないわね』だということに、
思い当った。

「私は構わないわよ」

シギョンが苦笑した。

「だから、挑発しないで欲しい」

そう言って、シギョンは、ジェシンの横顔に手を置き、そっと指を這わせた。

「こうして二人きりになる時間を、ずっと待っていたのですから」

ここに来る前、シギョンが車の中で言ったセリフと同じなのに、
全然違って聞こえた。

シギョンの熱い手の感触に、ジェシンの背中がゾクゾクと震え、
潤んだ瞳をまっすぐシギョンに向けた。

そんなジェシンの美しい顔を見つめた後、シギョンは、
ふっきるように、顔を背け、勢いよく身を引くと、
後部座席のドアを外から閉めた。

そして、「出発します」と早口で伝えた後、
いそいそと運転席に乗り込んで、シートベルトを締めると車を発進させた。

もっとこの甘い空気を続行させたかった、と思ったジェシンだったが、
今はこれ以上、シギョンを刺激しない方が良いと判断した。

シギョンに限って、運転を誤るなんてことは無いだろう。
ただ、本当に、シギョンを男として本気にさせたら?

それは、それで、ドキドキする駆け引きだったが、
今夜はやめておこう。

今日は、もう十分夢のような出来事があったのだから。

ジェシンは、自分の指にはまった指輪をうっとりと眺めて言った。

「私もシギョンさんにこんな流れ星をあげたいわ。
どんなのがいい?」

「私は結構です」

「そう言わずに考えて」

「本当に必要ないのです」

シギョンが微笑んだ。

…私には勿体ないほど光り輝いた、
夢のような貴女を手にいれることが出来た。
だから、他には何もいらない。

「そう。無欲なのね」

「つまらない男ですみません」

「いいの」

シギョンの恐縮した言葉にジェシンが明るく笑った。

「私はそんな、シギョンさんが大好きだもの。愛してるわ」

唐突に、美しい声で奏でられた愛の告白に、
シギョンの心臓がドクンっとはねた。
銃で撃たれた場所の傷が再発したのかと思うほどの衝撃を感じて、
シギョンは、動揺を隠し切れなった。

ジェシンが前を見て、あわてて言った。

「シギョンさんっ。信号青になってるわ」

「はい」

あたふたと、ハンドルをさばくシギョンの後ろ姿を見て、
ジェシンが楽しげに、またクスクスと笑った。


二人の乗った車の上で、今も
誰かの願いが込もった星が降っている。

その星を1つ手にいれた恋人達の未来は、
まだ、これから始まったばかりだった。



(終わり)


登場人物


イ・ジェシン(国王の妹。王女)

ウン・シギョン(ドラマ中では近衛隊中隊長)

イ・ジェハ(国王)

キム・ハンア(ジェハの妻 王妃)



シギョン好きの方や「キング」ファンの方。
手元にドラマが無くて、記憶と動画のMVの映像だけで
妄想膨らませているので、イメージが違ったらごめんなさい。

シギョンとジェシンの恋は、今のところ、純度90パーセント以上の純愛です。

ただ、これからの展開は、恋愛らしいイベントもある予定。
硬派のシギョンさんも、違う一面を見せてくれるかな?

次回作書く前に、
DVD購入してもっと研究しなくてはいけないので、
お時間頂きますが、シギョン好きの方がいらしていて、
もし二次小説が気にいったら、又来てください。

追伸:もちろん、これからも「検事プリンセス」二次小説も書くので、
大変お待たせしていますが、イヌ×ヘリ好きな方も又いらして下さい♪


小説が気にいって頂けたら、【拍手ぼたん】を
押してください♪
ただ、「キング」でいらした方は、今は、ピンクの拍手ボタンは
極力押さない事をおすすめします(汗)


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韓国ドラマ「キング~Two Hearts」の
二次小説「華城に降る夢」(前編)です。

このブログに初めていらした方、このブログを読む時の注意点は「お願い」を一読してください。


このお話は、「キング~Two Hearts」のウン・シギョンとイ・ジェシン姫が中心の小説です。




華城に降る夢(前編)




その日の夕方近く、公務を終え、王宮の自室に戻ってきていたジェシンの
部屋のドアがノックされた。

「王女様。秘書室の執政補佐官殿がおいでになりました」

外にいる護衛官の声に、ジェシンが車椅子を反転させて、
扉の方に嬉しそうな顔を向けた。

「お通しして」

カチャリとドアが開き、護衛官と共に
黒いスーツを着た男が、ジェシンの部屋の中に入ってきた。

その男を見たジェシンの表情がさらに輝いた。

「失礼します」

男を案内した護衛官は、おじきすると、
楚々と部屋を出ていき、ドアを閉めた。

部屋の中に残された男とジェシンは、
一定の距離を保ったまま、見つめあった。

「今日は、長時間のご公務でしたが、
お疲れではありませんか?」

男がジェシンに聞いた。

「いいえ、平気。私は側に控えているだけだったから。
でも、兄さんと姉さんは大変だったでしょうね。
スピーチに、外交パーティー、公共事業の視察。
1日中、激務をこなしていたのだから。
執政補佐官として一緒に行動していた貴方も疲れているではない?
シギョンさん」

「いいえ。平気です」

ジェシンの気遣いに、男…シギョンが、やわらかい笑みを見せた。

4年前に、銃弾で倒れ、葬儀まであった。
ウン・シギョンという男は、つい、先日までこの世にはいない存在とされていた。

真実は、かろうじて命をつなぎとめており
国王、ジェハの一存で、その生存を秘匿され、体が回復するまで
身を隠していたのだったが、再び、公の場に現れるにもタイミングを必要とした。

長い時間を要して、ようやく王宮に戻ったシギョンは、
ジェハの計らいで、想い合っていたジェシンに再会し、
秘書室長の父親とも会う事が出来た。

こうして、他にも旧知の仲である者と再会を果たしたシギョンだったが、
以前所属していた近衛隊には戻らず、
父、ウン・ギュテの補佐として秘書室に身を置いていた。

しかし、執政補佐官という役職は表向きのもので、
その職務内容は、ほとんど国王の護衛だった。

国王ジェハを守る事。

それは、近衛隊にいた時と、まるで、かわっていなかったのだったが、
それだけは、シギョンがジェハに頼んだ事だった。

執政を裏で支えて欲しい。と言ったジェハに、
シギョンが、今は、その役職についている父ギュテに全権を任して、
自分は、補佐という立場で、国王と王族を守りたいと答えていた。

シギョンの「王族」という言葉の中に、
妹ジェシンの存在感が多分に含まれている事が分かったジェハは
苦笑しながら、シギョンの申し出を承諾した。

そして、シギョンは、国王やジェシンが赴く場所で、
その影に立ち、二人を見守り続けていた。

シギョンは、公務の間、国王の傍らで、職務を全うしながらも、
時折、同じ場所にいるジェシンの姿を目の端でとらえていた。

兄夫婦からやや離れた場所で、
車椅子に座りながらも、
凛と背筋をのばし、澄んだ瞳を開けて、
真摯な姿勢で公務にあたっているジェシン。

その気品と美しさは、遠目からでもはっきりと
シギョンの中で光り輝いて見えた。

こうして、愛しい人の側にいられるなら、
自分はどんな仕事でも出来る。疲れなど忘れるくらい。
そう思うのは不謹慎だろうか。

シギョンは、ジェシンを見つめながら、そんな事を考えていた。

ようやく再会出来、想いを通じ合えた恋仲だというのに、
シギョンのジェシンと接する態度は、まだぎこちないものだった。

表向き、王族と、その配下という関係では、いたしかた無いものだったが、
他には誰もいない場所で二人きりになっても、似たようなものだった。

「二人きりの時は、名前で呼んで欲しいって、
言ったのに」

ジェシンが焦れたように言った。

「この王宮にいる時は、公務中です」

シギョンが、しごく真面目な表情で答えた。

ジェシンは、そっと息をつくと、…仕方ないわね…と言う風に微笑んで見せた。

シギョンという男がどういう男なのか、
会えずに4年という月日が流れていても、分かっていた。

「それで?何の御用で私の部屋までいらしたの?
まさか、デートのお誘いでもしてもらえるのかしら?」

冗談で問いかけたジェシンだったが、
驚くことに、シギョンが「そうです」とコクリと頷いた。

「夕食後、1時間ほど私にお時間を頂けませんか?
お連れしたい所があります」

予想もしていなかったシギョンの言葉に、
ジェシンは、目をぱちくりさせた。

「それは、公務の一環なの?」

「いいえ、プライベートな行事です」

「とても魅力的なお誘いだけど…」

ジェシンは、当惑したように、自分の下肢に目を落した。

「私が、夜外出するには、兄さんの許可がいるわ」

もう以前のように自由に飛び回る事は出来ない。

付き添う護衛官か、何か会ったときに守ってくれる近衛隊が必要になる。

こんな急な私事に、兄で国王と言えど、
融通をきかせてもらえるのだろうか。

「ご心配にはおよびません」

シギョンがはっきりと言った。

「ジェハ様には、もう許可を頂いております。
王女様は私が命にかえましても、お守りいたしますので、
ご安心下さい」

シギョンの言葉の裏を察すれば、
ジェシンに同行するのはシギョン一人ということになる。

となれば、これは、正真正銘シギョンからのデートの誘いとなるのだが。

ジェシンは、呆れたように、吐息をついた。

「仕事が早いわね。
デートを申し込む相手の承諾より先に手続きを踏むなんて」

「申し訳ありません」

ジェシンの声に拗ねたような響きを感じ取ったシギョンが
恐縮するように頭を下げた。

どこまでも真面目な男。
だからこそ、信頼しているけど。

ジェシンは、クスリと小さく笑った。

「それで?私をどこに連れていってくれるの?
夕食の後ということは、ディナーのお誘いでもないようだし、
明日の朝まで時間が欲しい、じゃないから、ホテルでもないわね」

急襲された事に対して、ささやかな逆襲のつもりで
からかったジェシンに、シギョンが曖昧な苦笑を浮かべた。

「車で参りますが、そう遠い場所ではありません。
そこから先は、どうか内緒にさせて下さい」

「わかったわ。私、あなたの秘密には、もう慣れっこになってしまっているから、
平気よ。楽しみにしているわ」

「はい、私もです」

硬い物言いだが、口元がやわらかくほころんでいるシギョンに、
ジェシンが明るい笑みを見せた。

そのまま、ジェシンの側にいこうか、と、
一瞬迷った素振りを見せたシギョンだったが、浅くお辞儀すると、
「では、夕食後、お迎えにあがります」と言い置いて、
すたすたと、ジェシンの部屋を出て行った。

シギョンの出て行った後の扉を見つめて、
ジェシンは、「もう、全然変わってないのね」と呟いた。

死んだとばかり思って、ずっと辛い思いをしてきた。
それが、この間、夢のような再会を果たして、
生きたシギョンの口から「愛しています」と言われたはずなのに。

再会する前のようなまるで変わらない態度のシギョンに、
その事さえ夢だったかのような気にもなる。
しかし、シギョンは「デートの誘い?」というジェシンの問いを肯定した。

ジェシンの胸はときめき、出来るものなら、嬉しさで飛び跳ねたい思いでいっぱいだった。

ジェシンは、飛び跳ねるかわりに、部屋の中で歌い、
家族のいる食卓でも鼻歌混じりで食事をして、母や兄家族達に
怪訝な目で見守られていた。

やがて、夕食後、
部屋に戻ってきたジェシンをどこかで見ていたかのように、すぐにシギョンが訪ねて来た。

そして、王宮の裏玄関からジェシンを車に乗せて出発した。

車が街の道路に出ると、それまで黙っていたジェシンが
後部座席から、運転席のシギョンの後頭部に
熱い視線を送りながら、口を開いた。

「王宮の外に出たわ。もう公務中じゃないでしょ?
付き合い始めて、熱々の恋人らしい会話をしたいわ」

「熱々の恋人らしい会話とは?」

声色で、シギョンが、誤魔化しているわけではなく、
本気で、問うている事が分かったジェシン。

「恋愛ドラマで、よくあるでしょう?
『ようやく二人きりになったね』『この時間を待ちわびていたよ』って、
こんな感じの会話が。ほら、何か言ってみて」

…恋愛ドラマは見ていないのですが。

そう言いそうになって、

わくわくした面持ちで、後ろから
せっつくジェシンの顔をバックミラーで確認したシギョンは、
小さく息をついた。


そして、ハンドルを握っている手にぐっと力を込めると、口を開いた。

「ようやく二人きりになりましたね。この時間を待ちわびていました」

オウム返しのシギョンの言葉に、ジェシンが失笑した。

「私、リピート、アフター、ミーとは言ってないわ」

ある意味予想通りのシギョンの反応に、
ジェシンは呆れを通り越して愉快になっていた。

コロコロと楽しげに笑い転げるジェシンの鈴のような明るい声が、
車内に響き渡り、シギョンも思わず笑みをこぼしていた。

…あなたのその声だけをずっと聴いていたい。
言ったことも本心です。

そう心で思ったセリフを口に運ぶ前に、喉元で抑え込んでしまう。

シギョンという男の、言葉の入域チェックは、普通の男より厳しいようだった。

シギョンは、歯の浮くような台詞を言うかわりに、
口元にこぶしを置くと、コホンっと小さい咳払いをした。

「あなたから何か話して下さい」

「私にばっかり話させるの?」

ジェシンが楽しげに言った。

「会ってなかった長い間、シギョンさんにもいろいろな事があったでしょ?
その話を聞かせて欲しいわ」

「とてもつまらない話になります」

「つまらないかどうかは、私が判断することよ。
私は、あなたのことをもっとよく知りたいだけ。
なんでもいいから、あなたのことを聞かせて」

…何か話して、と自分で言っておきながら、
なんでもいいから聞かせろとジェシンから言われて、シギョンは、真剣に頭を悩ませた。

「私のプロフィールは、王宮の履歴書ファイルにある通りです」

シギョンは苦し紛れに思いつくまま言った。

「身体の方も4年前とさほど変わっていないはずです。
胸を撃たれたので、手術の跡は残っていますが、それに比べると、他はかすり傷程度のものです。訓練の時についたものもありますが…」

真面目に話続けるシギョンに、突然ジェシンがクスクスと笑いだした。

「どうして、笑うのです?」

「ちょっと想像したものだから」

「何をです?」

シギョンが不思議そうに首をかしげた。

「あなたの体にある傷跡のこと」

「おかしいですか?私は、勲章みたいに思っているのですが」

「もちろんよ。シギョンさん。
あなたは、身体を張って、いつも私達を守ってくれている。
全然おかしく無いわ」

ジェシンが優しい声で言った。

「じゃあ、どうして笑ったんです?」

「それは…」

ジェシンが唇に指をあてて、はにかんだ。

「いつか、その勲章を私に見せてくれるのかしら?って想像してしまったの」

そんな事を考える自分自身がおかしくて、思わず笑ってしまった。

「ごめんなさい。気を悪くした?」

「いいえ」

シギョンが首をふった。

いつも率直に話をするジェシンが眩しかった。

4年たっても変わらない。

「あなたが望むのなら、この車が止まった後、服を脱いで
お見せしてもかまいません」

シギョンの言葉にジェシンが目を丸くした。

「本気?」

この硬派な男が、こんな大胆なことを言うなんて。

うろたえたジェシンに、間髪入れずにシギョンが「冗談です」と答えた。

「今夜はお見せできません」

「そう。びっくりした。
あなたの言っていたユーモア集の例文だったのね」

ジェシンはホッと息をつきながらも、
ドキドキしている事を悟られないように、わざと澄ましてみせた。

「ユーモア集は部屋に置いてきてしまいました。
今夜は他にお見せしたいものがあったので」

シギョンが答えた。

「見せたいもの?」

こんな夜に?

「もう着きます」

シギョンの言葉に、ジェシンが、車窓の外に目をやった。
そして、息をのんだ。

「ここは…」

夜の暗闇の中でも明るくライトアップされている場所で、
そこがどこか分かったジェシンだった。

「華城ね」

ジェシンの独り言のような呟きに「はい」とシギョンが答えた。
そして、車を停めた。

シギョンは車から降りると、トランクから車椅子を出して、
設置した。そして、後部座席のドアを開けると、ジェシンを抱えあげ、
車椅子に乗せた。

華城は、有名な観光地だった。

少し離れた場所に、城壁が見えた。

ジェシンが最近訪れたばかりの場所。

「見合い」に臨む前。
その見合い相手がシギョンだと知る前に、
シギョンに心の中で別れをつげた場所だった。

シギョンとジェシンには思い出深い所ではあったが。

…見せたいものってここ?

振り返ったジェシンは、
背後で、車椅子を押しながら歩くシギョンの顔を不思議そうに見上げていた。


(「後編」に続く)


登場人物


イ・ジェシン(国王の妹。王女)

ウン・シギョン(ドラマ中では近衛隊中隊長)

イ・ジェハ(国王)


前回の二次小説「歌姫の騎士」の続きです。

シギョンは生きていた。

公式に続きがもしあったら、こうなっていて欲しいって
強く思って書いた創作物です。


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取り急ぎ、コメントレス的な話を少し。

コメント、ありがとうございます!

検事プリンセス二次創作はやめませんよ~。
もちろん、二次小説も。

もう、ラストまでプロットはほとんど出来てますから。←じゃあ、なぜ遅い。

妄想は早いのですが、実際に書き始めてからは、
毎回、構成に手間取っています。以前のように、じっくりと練られる時間が足りないので、
長編は、全然進まないんです。

「検事プリンセス」だけじゃなくて、「デュエリスト」も「キング」の方も、話が
どんどん浮かんでいるのに、書くのが追いつかないので、いつか妄想の海の中で溺れ死ぬかも。

もう10月も末。

検事プリンセスのクリスマス話、1年、一周しちゃってるし。
しゃれにならなかったですね。

そんな中、「デュエリスト」だけでなく、「キング」も書いちゃいますよ。とか言ったら、
今まで読んでくださっていて、辛抱強く待っていた方も怒りますって。
少なくとも私なら、怒りますね。

私も、もう20年以上読んでいるプロの方の小説や漫画があるのですが、
全然話が進まない上に、その間、他の作品をいくつも書いて、それも中途半端にしてる方が多くて、
それでも面白いから、ずっと待ってはいるのですけど、
作者さんか、みつばか、生きているうちに終わるの、これって?って思いをしています。
漫画家さん達の方は大御所だから、絵が変わるとかいうのは無いのですが、小説家さんの方は、すっかり文体が変わってしまって寂しい気持ち。←誰の話。
それでも、検事プリンセスのイヌと同じくらいはまったキャラがいるので、続きが気になるんですよね。

…と、分かっているのですが。

もちろん、イヌは好きだし、イヌ×ヘリ好きだし、検事プリンセス大好きですよ。

検事プリンセスやイヌ×ヘリの小説書いていると、
心がときめいて、ウキウキと楽しい気分になるんですよね。

ただ、「キング」のシギョン×ジェシンの小説書いている時は、
ふわ~って、温かいものが満ちてきて、優しい気持ちになれる感じ。

書いていて、疲れが癒されます。

コメントやメッセージを頂いて、「キング」のシギョンファンの方にも
来て頂いているという事が分かって嬉しいです。

…それにしても、イヌとシギョンは、全然タイプの違う男性ですが、
愛する女性に一途って所は同じなんですよね♪短髪も似てるかな(笑)

「デュエリスト」の悲しい目君は、そういう魅力とまた全然違う位置にいる男性です。

苺ケーキ【検事プリンセス】の他に、苺大福(デュエリスト)をちょこっと出して、
さらに、苺羊羹(キング)まで始めた「みつばのたまて箱」ですが(以前でデュエリスト雑記に書いた話)それでも良い方は又寄っていって下さい。

いろいろ手出すから、苺ケーキの味落ちたね。って思われちゃったら悲しいけど。

追伸:

「おもてなし」の意味、先日、ようやく分かりました。
録画以外、ほとんどテレビ見て無いし、情報にも疎いんです。
相方や子供でさえ知っている事を知らないみつば。
小説や漫画も1か月に1冊読むかどうかですしね(汗)


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先日「純愛強化月間」とか言っておいて、
その舌の根も乾かないうちに、検事プリンセスの二次創作「裏箱」記事更新です(汗)


ハロウィンコスチューム、ヘリちゃんイラストの、
セクシーバージョン。


「裏箱」に関しての説明はこちらから。
注意事項をよく読んでご覧くださいね。


黒白だけど、結構大胆なので、
見る時は十分ご注意ください!

これ、コスチュームっていうか、
おもいっきりセクシーランジェリー。

この衣装どうなっているの?って
白黒だとよく分からないですね。

えっと。上は、革製コルセットみたいになってるのだけど、
下の方は、チャックになっています。

そういうことです。

ハロウィンの夜に、こんなヘリが現れたら、
イヌはいちころで籠絡されちゃうかな?
または、やっぱりヘリの方がイヌの手に堕ちるかな?

小悪魔ヘリより、魔王イヌの方が上手?

どちらにしても、

イヌ×ヘリのハロウィンは、


お菓子より甘く、

悪戯より危険な夜になりそう。



なんてね♪


なんだかんだ言って、検プリ妄想
ノリノリじゃない。と思われた方も
記事が気にいって頂けたら、普通の【拍手ボタン】も
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「みつばのたまて箱」へのご訪問ありがとうございます。

検事プリンセスの二次創作を楽しみに来られている方が
多いと思われるので、先にご報告を。

近々、以前、少しだけ更新した韓国ドラマ「キング~Two Hearts」の二次小説の続きを
アップ予定です。

あの話は、準主役級の二人の男女の恋があまりにも切なくて、
やるせなかったので、公式設定無視して突発的に書いたものでした。

主人公カップルたちはハッピーエンドとはいえ、
シギョン×ジェシンのラストが辛かったので、録画していたものも全部消してしまい、
もう「キング~Two Hearts」の二次小説は書くことは無いだろうな~と考えていたのですが。

最近、純愛強化月間のようで、シギョン熱が上がり、
ぼんやり妄想していた続きの物語がはっきり出来てしまいました。

それでも、録画は無く、テレビ放映カット版の「キング」も前半見て無いので、
創作するには、あまりにも材料不足で。

しっかり書くなら、DVD購入して、見直さないといけないのですが、
今は、短編なので、とりあえず動画のMVなど見て、妄想で補ったもので書いてます。

前回と同じく、シギョン、ジェシン姫中心の話です。

それでも良いという方、シギョンファンの方、シギョン×ジェシン好きの方。
良かったら、見ていってください。

「キング~Two Hearts」を見ていない方も。

全然、ドラマの話を知らなくても、こんなラブストーリーもあるのね。
みたいに読んで頂けたら、嬉しいです。

二次小説なんですけど、ラストの公式設定無視して続き書いてるので、
ほとんどオリジナル話に近いです。

前回みつばが書いた「キング~Two Hearts」の二次小説はこちら↓

歌姫の騎士(前編後編


どうして、イヌ×ヘリ話を書かないの?
イヌ好きなのに、どうしちゃったの!?と思われた方。

以前、雑記で書いた「大奥」妄想で説明しますとね。

みつばの頭の妄想世界の中の大奥では、

癒してくれる正室のミン・ジョンホ様(チャングムの誓い)がいて、
1番の側室のソ・イヌ(検事プリンセス)を愛していて、
側室でお気に入りの悲しい目君(デュエリスト)がいたのですが。

子供を出産して、ホルモンバランスを崩し精神的にきつかったり、
周囲の環境が次々と変わり、好きだった事や大切にしていたものを失った上に、
ソ・イヌが失踪するというショックな事が立て続けに起こりました。

そんな時、現れた第四の男。
「キング」のウン・シギョン。

無口で無骨だけど、歌がとっても上手で、
時々、照れくさげに微笑む顔がとってもチャーミング。

ウン・シギョンの真っ直ぐで誠実な純粋さに惹かれちゃったみつば将軍。

しばらくして、イヌが再び大奥に戻ってきたわけなんだけど、
そして、イヌをやっぱり一番に好きだけど、
以前のように、まっすぐに見つめられない時もあって。

黙って、側に控えているウン・シギョンの存在がだんだんと大きくなっていった…。

って、こんな感じです。

プライベートの事は、この創作ブログでは
関係ないのですが、今年は、本当にいろいろありまして。

ネット通じて、久しぶりに、人とのコミュニケーションって
難しいなって思いもしました。

だから、余計、シギョンのような役に癒され、惹かれたのかもしれません。

些細な事でいらついたり、落ち込んだりしやすくなっているので、
そういう気分の時に、どうしても創作は辛くて、
プロットが完成していても、頭の中に映像が浮かばなければ、
みつばには小説を書く事が出来ないみたいです。

検事プリンセスの小説待って下さっている方には本当に申し訳なく、
勝手なお願いですが、ペースを取り戻せるまでは、ゆるゆると好きなものを書くのを
見守って頂けたら嬉しいです。

今年は、何度も休んでいるし、確実に読者さんも少なくなっています。
それでも、ずっと見に来て下さっている「検事プリンセス」好きの方々に感謝していました。

まだ、検事プリンセスが好きで、さらにみつばの創作を見てもいいよって方が
いるって事。いつも励まされていました。

ありがとうございます。

今後は、みつばの周囲のように、みつばもブログも以前と違う形に
変化するかもしれませんが、それでも良いという方は、
また、見に来て下さい。よろしくお願いします。


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みつばの検事プリンセス二次創作イラスト。

「ハロウィン」イベント

吸血鬼イヌと、かぼちゃ姫ヘリ。



はろうぃん


ヘリも黒い魔女にしようと思ったのだけど、
どうしても、ヘリって純粋なイメージがあるので、
黒魔女って感じじゃない気がして。

黒魔女といえば、ジェニーかな。

イヌとヘリがハロウィンのコスプレしてると言えば、
そうなのだけど、あえて妄想するとしたら、こんな物語?




ヘリ姫とハロウィンの王子



かぼちゃの国に、ヘリ姫という美しい王女様がいました。

ヘリ姫は魔法使いの修行をつんで、
白魔女として働いていました。

しかし、ヘリ姫もお年頃。
ヘリ姫の父王は、ヘリを他国の王子と政略結婚させようとしています。

そんな時、かぼちゃの国を征服しようと企むハロウィン国、
バンパイアのイヌ王子が、ヘリ姫を利用しようと近づきます。

ところが、つきあってみると面白くて、可愛く、優しいヘリ姫に
イヌ王子は本気で恋をしてしまいます。

イヌ王子は、ヘリ姫の為にかぼちゃ国を手にいれる事をあきらめます。

明るいかぼちゃ国は、バンパイアのイヌ王子には
ハロウィンの時期10月にしかいられません。

イヌ王子は、11月になると、魔界のハロウィン国に戻ってしまいました。

かぼちゃ国のヘリ姫もイヌ王子を好きになっていた為に、
悲しみましたが、イヌ王子を追って、ハロウィン国に行く事を決意します。

そして、イヌ王子と再会したヘリ姫は、愛の力で、
純粋なまま魔女の力を手にいれ、イヌと結婚して、
ハロウィン国の女王として幸せに暮らしました。


めでたし、めでたし♪


…とか、いかがでしょう。

簡略しましたが、「ヘリ兎と猟師イヌ」のような
ファンタジーロマン(?)風で検事プリンセスのパロディです♪

これ、構想膨らませたら、
きっとまた、ジェニーが黒魔女として登場しますね。
イヌの計画の片棒かつぐ幼馴染とかで(笑)

以前、二次小説で書こうと思っていた
「ヘリ姫と魔術師イヌ」に似た設定。
…っていうか、結局イヌ×ヘリのパロディなので、
場面や衣装変われど、メインテーマ変わらずです。

目的と計画の為に愛しちゃいけないのに、
愛しちゃう男女(とくに男の方)って萌えです♪

イヌのバンパイア姿、似合うと思うんですけど。
色白の肌に黒いマントが映えて、
ニヤリと冷たく笑う感じ。

イヌバンパイアにだったら、血吸われてもいい~♪とか
熱望する女子続出ですな。←自分もね。

あれ?ハロウィン妄想が、違う方向にいってる気もするけど(汗)

ヘリちゃんのハロウィン衣装も♪。

もっと大胆で、色っぽいのも妄想して描きたかったのだけど、
裏箱行かな(笑)


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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説
「イヌも食わない」です。

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この話は、書き下ろしです。
4コマ漫画「イヌもくわない」の小説版。



イヌも食わない



大人げない。

…と思いながらも、なぜか彼女相手だと
ついムキになってしまうことがある。

ヘリとのデートの後、一人自室に戻ったイヌは、
ドッカリと、カウチソファに足を投げ出して座り、ため息をついていた。

デートの終盤、些細な事で、軽口をたたき合っていたイヌとヘリ。

それは、いつもの事で、すぐに収まるとお互いに心の中で思っていたのだったが、
売り言葉に買い言葉。

言葉巧みなイヌに言い負かされ気味だったヘリは
悔しそうに唇をかみしめて黙った。

「何か、反論は無いのか?」

そこで、終わりにすれば良かったのに、
止めを刺すように、イヌが皮肉っぽく聞いたのがまずかった。

ヘリから次に出てきた言葉は反論ではなかった。


「イヌなんて嫌いよ」


瞳を潤ませ、ほとんどヤケになったような口調で、
口げんかで負けそうになっている
子供のような風情のヘリ。

それでも、イヌを黙らせる効果はてきめんだった。

一瞬目を開いて、真顔になったイヌに、ヘリがハッとしたが、
そのまま、精いっぱい去勢をはってイヌを睨みつけていた。


「ふーん…」

すぐに、平静さを装ったイヌは、冷めた表情で、ヘリから目をそらした。

「負け惜しみか」

「負け惜しみなんかじゃないわ。
そういう嫌味っぽいあなたが嫌いなの」

「ひどい男でも愛してるって、言ってなかった?」

「訂正するわ」

ヘリがイヌの横顔を睨み付けながら言った。

「ひどい男は嫌い」

…もう3回も嫌いって言っちゃった。

ヘリ自身、ここまで言うつもりは無かった。

内心、こんな事言っちゃダメよ。とあせりながらも、
ついつい、イヌの挑発にのってしまっていた。

もう、取り消す余裕もないほど、感情が高ぶっていて、
気まずさのあまり、ヘリもイヌを直視出来ないでいた。

ここで、どちらかが、

「なんてね。審理を指し戻そうか」と冗談でも言えば、丸く収まったのだが、
妙に意地を張りあってしまうのは、この二人の職業病というより、
性格的なものが起因しているのだろう。

普段は、どんな会話でも、するりと話題を変えて、
相手をやり込める自信があるソ弁護士だったが、
マ検事の予想外の論告に、とっさに返す言葉を失っていた。

気まずい沈黙の後、
区切りをつけるように、イヌが自分の腕時計に目を落した。

「帰るぞ。明日も仕事だ」

突然打ち切られた会話で、口喧嘩に終止符を打たれた事が分かったヘリは、
無意識にコクリと頷いていた。

そのまま、イヌの車に乗って、マンションまで帰った二人は、
「じゃあ」と言って、ほとんど目を合わさずにエレベーターでそれぞれの部屋の階で降りた。

イヌは、自分以外誰もいない、静かな自室に入ると、
ますます冷静さを取り戻していった。

「…何をやってるんだ。僕は」

イヌは、目を閉じ、独り言をつぶやいた。

意地になって言いかえしてくるヘリの顔も言葉も可愛くて、
つい、意地悪くからかってしまった。

もう、何が原因で、ああいう展開になったのかは忘れてしまったが、
ヘリにあんな事を言わせるまで追いつめてしまったのは自分だという事は自覚していた。

…エレベーターで別れる前に、せめて笑顔で「また」と言えば良かった。
そうすれば素直なヘリは、きっと笑みを見せてくれただろうに。

せめて、寝る前に、ヘリの明るい声が聞きたい。

イヌは、意を決すると、テーブルの上に置いていた携帯電話に手を伸ばした。

そして、ヘリに電話をしようと通話ボタンに指をあてた時、

キンコンと、部屋のインターフォンの音がした。

通話を切り、ソファから立ち上がったイヌが、インターフォン画面を確認すると、
玄関ドアの前にヘリが立っていた。

すぐにロックを解除して、扉を開け、
イヌは立っているヘリを見下ろした。

デートの時のままの服装で、両手を前で組みながら、
ヘリがモジモジとしていた。

「何?」

さっきまで電話で自分から歩みよろうと思っていたのに、
口から出たイヌの声は、突き放すように冷たかった。

悪いのは80パーセント以上自分、と納得しながらも、
ヘリに言われた言葉が想像以上にこたえているようだった。

しかし、そんなイヌの態度にもヘリは、物怖じせずに、
「訂正したいことがあって」と言った。

「訂正したいこと?」

イヌが、眉をひそめた。

「さっきのこと、あやまりに来たのか?」

「謝罪じゃないわよ。訂正よ」

「何の訂正?」

「私がさっき言ったこと」

ヘリが、ふーっと息を吐いた後に、一気に言った。

「あなたを嫌いって言ったこと。3回も。
そんなに嫌ってないから。
それだけは、今日寝る前に訂正しておきたかったの」

「…わざわざ、そんな事を言う為に来たのか?」

まだ突き離した感が混じったイヌの言葉にも
ヘリは、コクリと頷いた。

「だって、ひどいなって思って。
誰にだって嫌いなんて言われたら、傷ついちゃうもの。
それに、ほら、私達って一応恋人でしょ。
恋人に言われたら、余計辛いって、冷静になって考えたら、
そう思ったの」

「一応じゃなくて、僕が認識している限りでは、
正真正銘、つきあっているつもりだ」

「私もそうよ。だから、訂正するの。
嫌いじゃないから。それだけ言いたかったの。
じゃあ、おやすみなさい」

言いたいことだけ言って、
そそくさと帰ろうとするヘリの肩にイヌが手を置いて引き止めた。

振り向いたヘリの顔は照れくさそうだったが、
もう怒っている雰囲気は無かった。

口喧嘩した事はもう忘れてしまって、

ただ、「嫌い」と言ってしまった事を、悔やんでいただけのようだった。

…こんなにあっさりと。

このソ・イヌの
気分を地獄の底につき落とすのも、
一気に浮上させることが出来るのも、
世の中で、マ・ヘリだけだろうな。

そんな事を考えて、イヌがフッと一人笑いを浮かべた。

「イヌ?」

不思議そうに首をかしげたヘリにイヌがわざと素っ気なく言った。

「確認したい事がある」

「確認?」

ついっと、顔をそらし、腕組みしてドアに背を預けたイヌに
ヘリが目をぱちくりさせた。

「訂正するなら、しっかり訂正していってくれ。
僕のこと嫌いじゃないなら、どう思ってる?」

「どうって…知ってるでしょ?」

「ひどい男だから、分からないな」

イヌが何を言わせたいのか分かったヘリが、
柔らかく笑った。

「ほんっとに、ひどい男ね」

そのヘリの笑顔で、イヌとヘリの間にあった重苦しい
緊張感が和らいで、いつもの雰囲気に戻ってきていた。

「ひどい男でも好きよ」

ヘリが言った。

ヘリのその一言で、イヌは金縛りが解けたような気分になった。

イヌは、ヘリの腕をつかみ、部屋の中に引き込むと、
無言で、その唇を奪った。

顏を離した後、ヘリが拗ねた素振りで、苦笑していた。

「言いたいことは口で言ってちょうだい」

好きだって、私は言ったのに。
イヌは、いつも、行動で示してくる。

「訂正印をもらっただけだ」

ニヤリとイヌが笑った。

「でも、これで、仲直りね?」

ホッと息をついて、微笑むヘリに、
イヌが「どうかな」とうそぶいた。

そして、両腕でヘリの体をさらに引き寄せて、
楽しげに言った。

「それは、もっと確認してみないと。
これから、今日のデートをやり直してみないか?」

「いい提案ね。のったわ」

ヘリの返事に、イヌが満足げに頷くと、
玄関ドアを閉じた。

そして、ヘリの体を優しく抱きしめると、
耳元で、囁くように「ごめん」と言った。

好きすぎて苛めてしまうんだ。

などと、思春期の男子のような言い訳を心の中で
呟いて、イヌは謝罪に気持ちを込めた。

小さいけれど、はっきりと聞こえた声に、
ヘリがしっかりと頷いた。

そして、『もう、いいの』の代わりにはっきりと言った。

「大好き」

そんなヘリにイヌはやはり
行動でしか答える事が出来ず、

訂正される前に、呑み込んでしまうように、
愛しい言葉を紡いだヘリの唇を再び塞いだのだった。

こんなふうに、

大人のカップルは、
こんなバカげた喧嘩を、そう何度もしないのかもしれない。

だが、この恋人達は、好きこのんで、やっているようだった。

はたから見ると、じゃれあっているかのように。

他人は絶対に不可侵な領域。
まさに、犬も食わない喧嘩とはこういう事を言うのだろう。

「もう、イヌなんて嫌いなんだからっ」

こうして、口げんかの末、

悔し紛れに「大好き」の裏返しの言葉を吐く女と、
それで一喜一憂する男。

不器用なほど、想いあって、

今日も又、どこかで楽しく愛を確かめ合っているかもしれない。



(終わり)


大人げないどころじゃない(笑)
公式でもイヌは、好きな子を苛めてしまうというキャラらしいですが、
ある意味、ヘリはイヌにとって初恋も同然だと思うのでしょうがない♪
ヘリにとっても、イヌはそうですし。

今さらだけど、二人の日常的な純愛話を書いてみたかったんです。
書いてる方が恥ずかしくなるような、やりとりですが。
アツアツカップルってこんな感じですよね。

どんなに大人話や大人イラスト描いても、
みつばは純愛(好き)主義です♪

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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説
「戸惑いのヴィーナス」(おまけ話)です。

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この話は、「戸惑いのヴィーナス」の続きです。



戸惑いのヴィーナス(おまけ話)


…もう、二度とファッションショーのモデルはしない。

ヘリは、頭の中で自分にそう誓った。

今回のファッションショーの経験で、
学生時代の苦い思い出をいい物に上塗りできるかもと考えていた。

しかし、結果、さらに恐ろしい思い出を重ねてしまっていた。

学生の時は、ファッションショーの後、父親にバッグや靴を焚火にされたが、
今回は、恋人に、着ていた衣装を焚火にされた。

それも、表面上は、ほとんど怒っている素振りも見せずに。

この男の場合、その不気味な静かさが、かえって危険だったということを、
今さら思い出しても、後の祭りだった。

人気デザイナーBBがヘリをイメージして作ったという世界で1つしかない
貴重な服は、もう無いのだから。

「先にシャワーを浴びていいよ」

そんな声で、ヘリがハッと周囲を見渡すと、そこは、ヘリの服を燃やした
『加害者』の部屋の中だった。

夢心地のような気分を味わっていたディナーデートから、
突然冷水ならぬ、焚火を浴びせられて、半ば意識を失っていたらしい。

ショック状態で茫然としているうちに、車で運ばれて
いつのまにか、魔王の巣窟に連れて来られていたようだった。

ヘリは、ぶるぶると頭を勢いよく振って自分を取り戻すと、
キッとイヌを睨みつけた。

「いい。自分の部屋に帰るわ」

「あれ?何か怒ってる?」

恍けたイヌの口調に、ヘリがますます目つきを険しくさせた。

「…愉快そうに見える?」

オークション会場の駐車場でイヌがヘリに答えた言葉を
そっくり真似てヘリが言った。

「恋人の考えくらい読めるんでしょ?」

デートをキャンセルしちゃったのは悪かったって思ってたわ。
それに、あんな服を着てモデルをしたから、恋人として嫌な思いをしたのねって事も気づいたわよ。でも、だからって、あんな風に燃やすことないじゃない!

…と、ぶちまけたい想いをこめて、ヘリは恨みがましい目をイヌに向けていた。

「燃やしても、君は別に構わないって言ったよな。承諾は得ていたぞ」

イヌは、脱いだスーツの上着をクローゼットのハンガーにかけて、
ネクタイをはずしながら淡々と答えていた。

「それに、もう着られない服をどうするつもりだったんだ?本気でオークションで売ろうと思っていたわけじゃないだろう?箪笥の肥やしになる前に処分しただけだ」

「箪笥の肥やしになる前に、あなたが、焚火の灰にしたんじゃない」

「灰はあの畑のいい肥やしになる。ソンさん達も喜ぶな」

ソンさんというのが、畑で焚火をしていた老夫婦の名前だという事を
今知ったヘリだった。

そして、しらじらしく、自分のやった行動を正当化して納得しているイヌにヘリは、今度こそ怒る気力も失せた。

イヌの言葉には説得力がありすぎる。

それに、何度振り返ってみても、こうなったのは、自分の落ち度のせいだという事は明白だ。

ヘリは、ショボンと項垂れて、自分の足元に目を落した。

そんなヘリの姿は、イヌの目にはとても落ち込んでいるように見えた。

少し可哀そうに思う気持ちもあったが、イヌの良心は痛まなかった。

イヌは、スーツとネクタイをしまったクローゼットの扉を閉めた。
そして、ワイシャツの上ボタンを2つはずし、襟元を緩めた後、ヘリに近づいた。

「あの服は君に似合いすぎていた」

はっきりとそう言って、前に立ったイヌをヘリが見上げた。

「…本当にそう思ってるの?」

イヌが頷いた。

「だったら、どうして燃やしちゃったの?
オークション会場は写真撮影禁止だったから、もう2度とあの服を着た私の姿は見られないのに」

「写真なんていらないよ」

むしろ、写真が撮られていたのなら、それも全部燃やしていたな。とイヌは思った。

「君の姿は、この目に焼き付けたからね」

「私、綺麗だった?」

チョコンと首をかしげて、あどけなく聞くヘリにイヌが微笑した。
そして、まるでダンスでも始めるかのように、ヘリの腰に手を置くと、
己の方に引き寄せてジッと見つめた。


…今の服だから、というわけじゃない。

あの服を着てなくても。

ステージの上を歩いてなくても。

「誰にも見せたくなかった」

イヌの小さな呟きは、ヘリの心臓を大きく跳ねさせた。

「…あなたって、どうして、いつもそう不意打ちなの」

ヘリは、照れくさげに上目使いになると、もごもごと口の中で呟いた。

普段すかした顔をして、人をいびったりからかったりするくせに。

時折、漏らす本心に、ぎゅっと心を鷲掴みにされて
泣きたくなるほど、愛おしくなってしまう。

それまで、苛立っていたものや、不安だったものが
全部どうでもよくなってしまうくらいに。

「ほんとは、私、あなただけに見てもらえればいいの」

「そうか?」

「分かってるくせに」

唇をとがらせて、拗ねたふりをするヘリにイヌが微笑し、
ヘリも又、つられて笑った。

笑った後、ヘリは、イヌの体に身を寄せて、ソッと抱きしめた。

「お礼遅くなってごめんなさい。
この服を買ってくれてありがとう。大切にするわ」

「うん」

イヌが満足げに目を閉じて、ヘリの体を抱きしめ返した。

そして、「まさか、この服は燃やさないでしょう?」と聞くヘリに、
黙ったまま笑みを浮かべると、その横顔に唇を寄せてキスした。

その後の展開は、
超能力者でなく、難しい恋人の思考を読み取れないヘリでも、
ほぼ想像していた通りになった。

ヘリの手元に残った高価で美しいドレスは、イヌに丁寧に脱がされて、
クローゼットの中に釣り下げられた。

裸になって、シャワーで化粧やセットしていたヘアワックスもすべて落したヘリは、
同じくシャワーを浴びて、焚火の煙の匂いを落した恋人にベッドの上で抱かれて、その夜を過ごした。


「君は綺麗だ」

行為の最中に、またまた不意打ちで囁いたイヌに、
ヘリの胸は高鳴った。

『私、綺麗だった?』の問いかけの答えだけじゃない。

それは分かったヘリだったが、
イヌの台詞を言葉通りにとらえていた。

「美しい服を着てなくても、裸が綺麗ってこと?」

わざとでなく、本気でそう聞くヘリにイヌがニヤリと笑った。

「君にはもうソ・イヌブランドの服をいつも着せている。
その服を着た君が綺麗なんだよ。ほら、今も着てる」

「ソ・イヌブランドの服?そんな物をいつのまに着せてたの?
全然気づかなかったわ。それに見えないわよ」

「こうして付き合うようになってから、すぐに着せた。
でも、そうか。君には見えないんだな。
ソ・イヌブランドの服は、正直者には見えないから」

「何それ」

ヘリが吹き出すと、楽しげに笑った。

「裸の王様じゃなくて、裸の王女様ってわけ?
じゃあ、あなたには見えるのよね?」

正直者じゃない人が見える服なら。

「ああ」

ヘリを見つめて微笑んでいるイヌの目が優しく細められた。

それから、一糸まとわぬヘリの体を両腕で抱き包むと、
その髪の毛をゆっくりと手で撫でおろした。

そして、ヘリの耳元に唇を寄せると、
低い声で囁いた。

「ヘリ。君はソ・イヌの専属モデルだ。
だから、他の奴のモデルなんてするな。契約違反だからな」

「もう。勝手にそんな契約してた事なんて知らなかったわ」

憎まれ口を返しながらも、ヘリは嬉しくなった。

…やっと本音を言ってくれた。

理解のある恋人を演じていたけれど、
本心では、イヌはヘリがモデルをする事を止めたかったのだろう。
そのことに、すっかり浮かれていたヘリは気づかなかった。

それに、イヌが言っていた事もようやく分かったヘリだった。

モデルをするのなら、最初から、「清純なヴィーナス」のような衣装も
着る可能性があることを想定しておくべきだったのだ。

「ごめんね」

ヘリの突然の謝罪に、イヌが体を離し、無言でヘリを見下ろした。

「デートをキャンセルしたことも、あんな服を着てモデルをした事も。
反省してるわ。私、すっかり舞い上がっちゃって、冷静な判断が出来なかったの」

「もう、いいよ」

神妙な顔のヘリの頭をイヌが己の胸に引き寄せ、ポンと優しく叩いて言った。

「怒ってない」

…事実、怒ってはいなかった。

呆気にとられてはいたけど。

「なら、いいんだけど」

ヘリが、モジモジしながら言った。

「分かってると思うけど。
私は、イヌ、あなただけのヴィーナスだからね」

ヘリの言葉に、イヌが声をあげて笑った。 

「笑わないでよ。あなたが言ったのよ」

照れくさげに頬を膨らませたヘリの顔を見つめ、笑いながらイヌは思った。

もう二度と舞い上がれないように、天女の羽衣は燃やしてしまったけど、
この腕の中にいるヴィーナスは、たぶん、これからも自由に飛んでいくのだろう。

そして、人の心配をよそに、また、無謀な事をしでかすかもしれない。

それでも。

「そうだな」

イヌは、笑いを収めると、ヘリが「痛い」と言うほど強く身体を抱きしめた。

…そんな君を愛してるから。

いつも見守っている。

「僕だけのヴィーナス」

妄想の中のイヌと同じセリフに、ヘリがクスクスと笑いだした。

そんなヘリに「なんだよ」とイヌが苦笑し、毛布をとると、
ヘリと自分の体にぐるぐる巻きつけた。

「きゃあっ」

こうして、夜更け過ぎまで、イヌの部屋で、
子供のようにはしゃぐ男女の声が響き、

波瀾万丈の1日も
すっかりくだけた、いい雰囲気で締めくくった恋人達だった。


後日。

「もうモデルはやらない」

…今度モデルをしたら、服を燃やされるだけじゃすまないかも。

そう、イヌの所業を思い出して、震えながら言ったヘリに何も知らない親友のユナは、

「ステージでの失敗がこたえたのね」と気の毒そうに言った。

そして、「じゃあ、ソ弁護士さんはどうかしら?」と聞いた。

「イヌが何?」

きょとんとしたヘリに、ユナが続けた。

「あのオークション会場でソ弁護士さんを見た服飾学科の学生達の中で、
ぜひ、自分の服のモデルになって欲しいって言う女の子たちがいたのよ。
または、発表会の時にエスコートして欲しいって。連絡先を聞いてくる子もいたわ。
ね、ソ弁護士さんはモデルをする気はないかしら?ステージを歩くソ弁護士さん、きっと素敵だと思うけど。ヘリも見たいでしょ?」

ユナの言葉にヘリの顔が蒼白になった。

そして、首と手を勢いよく横に振ると、「駄目よっ!ダメっ」と大きな声をあげた。

「イヌは、私の専属モデルなんだからねっ。
誰にも貸さないんだから!全部断って」

…モデルの話はやっぱりヘリには禁句ね。

必死の形相のヘリに、もう答えが分かっていたユナは「了解」と、
ほほえましげに頷いていたのだった。



(終わり)


もう、「裏箱」で書いちゃったので、ラブラブ描写はほのぼの(?)と♪
イヌの心情も、裏箱「惑わしのヴィーナス」でほとんど語ってましたしね。

夏休みに携帯電話更新しようとしてた短編を、
この時期まで引きずるとは…。
こんな短編以前なら夜明け前にちゃちゃっと書けたものを←だから書けて無いって。


まだまだ本調子では無いブログですが、
いつも応援ありがとうございます。
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こんにちは。みつばです。

子供の運動会が無事終わってホッとしたのもつかのま。
子供が風邪をひきまして。
鼻水とくしゃみの軽い風邪ね、って病院行って、
甘くみていたら、激しい咳が加わって、子供は1週間休み。
そして、それがうつった、みつばは高熱で寝込むという事態に。

まだ、みつばは、時々咳き込んでますが、身体は楽になりました。
インフルエンザ疑って、検査もしてもらったのですけど陰性でした。

今は栄養を毎日吸い取っている可愛いヒルみたいなのが、
常にくっついている状態なので、仕方ないですけど。

甘く見ちゃいけませんね。この時期の風邪と、自分の実年齢(見た目年齢は20歳と思いこんでるお馬鹿さん(笑))

ブログお休み中も来て頂いてありがとうございます!

拍手コメントやメッセージもありがとうございました。

台風もうちの地域は行っちゃって、いい天気です。

ところで、臥せっている間、台風の情報すら、
あまり意識してなかったのですが、つい先日こんなCMを見てしまい、
自分の中で風邪を忘れて大盛り上がりしたネタがありました。

それは・・・


某韓流スターとときめきラブストーリーが擬似体験できる
携帯電話ゲームがでちゃったって話。


出ちゃいましたよ!

ファンなら、ついつい妄想しちゃいますよね。

大好きなあの方の事務所に入って、あの方とお話しする。
マネージャーみたいに近くにいて、
そして、いつのまにか、あの方が私の事を好きになって…きゃあっ!!←おちつけ。

…てな、「現実にあるか、そんなもの」と冷静になって、つっこみの入るような
妄想が、なんと、ゲームで出来る!

は~っ。素晴らしいっすね♪

妄想ゲーム(乙女ゲーム)の類は、今世の中にいっぱい氾濫してるけど、
それをリアルにいる方で作るのが凄いですよ。

他の方のもこれからどんどん出て、量産されないかな♪←ちょっと無理?

でも、そのCM見た後に、すぐに妄想しちゃいましたよ。

検事プリンセスのソ・イヌ…ソ弁護士との妄想ラブストーリーゲームのシナリオを♪

…なんで、役者さんの方じゃない?とか、
ソ・イヌって時点でもう、「妄想」じゃん!ってツッコミ入りますね。

まあ、そのへんは今は置いておいて、
ちょっと妄想聞いてください。

ソ・イヌとのときめき妄想ゲームのシナリオを♪

まず、

タイトルは、

「ときめき!胸キュン弁護士♪」


ある法律事務所で事務のアルバイトをすることになった貴女。
(新人の弁護士とかいう設定でもよし)

そこに、ソ弁護士、ソ・イヌというイケメン弁護士がいる。

お仕事を影で支えながら、一生懸命つくす貴女に、
だんだん、魅かれていくイヌ。

朝、イヌのオフィスで。

あなた:「大丈夫ですか?先日もお仕事忙しかったみたいだから、
お体が心配です。無理しないでくださいね」

にっこりとほほ笑むイヌ。

イヌ:「平気だ。君の笑顔はいつも僕を元気にしてくれる」


とか、なんとか、ありまして。

ある夕方、仕事を終えて帰宅しようと
イヌのオフィスに挨拶に行く貴女を引き止めるイヌ。

イヌ:「今日、これから少し時間あるかな?」

ちょっと照れた表情。

あなた:「なんでしょう?」

イヌ:「良かったら、一緒に夕食を食べに行かない?」

デートの誘いですよ!デートの。

あなた:「え?夕食ですか?」←内心、舞い上がってるけど、すっとぼけで、聞きなおす(笑)

イヌ:「いつも一生懸命仕事してくれているから。そのお礼に
美味しいものをご馳走したい」

…と、こんな風にいい感じで接近していって。

ついに。

イヌが夜景の綺麗な場所で。

イヌ:「君といるといつも胸がときめく。どうしてか、ずっと考えて、
ようやく答えが分かった。その答えを知りたい?」

あなた:「聞かせて」

イヌ:「僕は君を愛してる」

あなた:「私もです。ソ弁護士。すっと好きでした」

そして、ソ弁護士があなたの頬に手をおいて、
顏をひきよせて…

(ハッピーエンド)



きゃあっっ!やったね!


…はい。こんな感じ(笑)

あー、楽しかった。

ところで、どうして、せっかくなんだから、リアルの方で妄想しないんだって
つっこみなんですが。

みつば、リアルの芸能人にいれこんだ事って今だかつて無いんです(汗)
リアルだと頭のどっかで冷静になっちゃうんでしょうね。いろいろ。

でも、

つい最近の出来事ですが、

唯一、一人いる韓流好き友達の、すっごい手先の器用な人に
素晴らしすぎる手作りファンアートや衣装(すごい)やケーキ等を見せてもらいました。

食べられる素材で顔も似せて作って、ケーキを彩っていて。
あんまり凄すぎて、みつばが、イヌ×ヘリバナナやイヌ×ヘリ団子と言って創作した物が恥ずかしくなっちゃいました。

それらを、本人にアピールしまくって、ついには、プレゼントをもらえるくらい接近出来たという事を「他にこういう話できる人いないから~。」
と、嬉々として話してくれた彼女。

イベントには連続で行って、CD、DVDも何枚も同じもの買って。
危ないくらい入れ込んで、周りの人には言えないって言ってたけど。

いや、言えるよ。
大丈夫だよ~。
入れ込むあまり創作したものだって、誰が見ても、ため息出るくらい凄いし。
好きなのもリアルのスターだもん。変じゃないよ。

みつばは、話せないけどね。

「ソ・イヌってすっごくかっこいいの~♪
グラサン姿なんて最高で、おもわずチョコバナナデコしちゃった~♪」

…なんて、実際、話そうものなら、痛い人通りすぎて、
危険な人だって、敬遠されちゃうからね(泣)
その韓流友達にだって言えませんって。

でも、このブログでは言う♪
だって、妄想ブログだもん。

って、わけで、リアルに誰にも言えなくても、
頭の中、花畑どころか、ラフレシア(腐った花)畑になっていても、

みつばは、やっぱり検事プリンセスのソ・イヌが好きなので、
気味悪がられても、妄想創作、続けます♪


手術される方も、どうかお体お大事にされてください。
やっぱり、検事プリンセスが好き!って言って下さった方ありがとう。
創作待ってます。と言って下さった方ありがとうございます。

また、ぼちぼち不定期更新になっても妄想創作続けますので、
よろしくお願いします。


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ブログに来て頂いてありがとうございます。

お休み宣言しなくても、今年にはいってから
不定期更新で、お休みが続いてますが、
更新してるかな?と毎日来て頂いている方にも
申し訳ないので、改めてお休みしますというご報告です。

体調を崩していて、今日ようやく少し動けるようになりました。
今回は、久々に辛かった(涙)

創作はできる時にしたいですが、
ブログの方は、少しお休みさせていただきます。

創作…とくに検事プリンセスの二次小説は、
はんぱな所で終わっているものがいくつかあって、
続きは?という感じで止まっていて、すみません。

ゆるゆるでも、ブログを続けていく以上は、
お話も続けるので、待って頂けると嬉しいです。

コメントやメッセージのお返事は遅くなりますが、
ブログ再開してから、書かせていただきますね。


それでは、また。

いろいろ、他にも萌えそうなドラマや役者さんが
出てますが、やっぱ、検事プリンセスとイヌ×ヘリでしょう。の方は、
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気になる他のドラマの二次小説ないかな~?と探している方は、
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ヘリ役のキム・ソヨンさんの素敵なドレス姿を見たら、
イラストが描きたくなって。

それで、描いてみたのだけど。


検事プリンセス二次小説の「スーパーモデルにご用心」で
ヘリがモデルになったドレス姿の

・・・一応イメージイラスト。のつもり。↓



マーメイドドレスヘリ




う~ん…


ドレスをヘリカラーのピンクにしたら、
接待ドレスのようになったような(汗)

色気もあるけど、上品さもある。
そんなイメージなのだけど。

白に、

淡いピンクのグラデーションアクセントって
感じの方が良いのかなー。

いや、髪型が問題?


ヘリイラストはまたいつかリベンジで(逃)


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釜山国際映画祭のレッドカーペット。

…すごい大胆でセクシーな衣装を着た女優さん達の写真を見てしまい、

うわ~っ。!!とびっくりしつつ、

検事プリンセスのヘリ役だったキム・ソヨンさんはどんな衣装だったのだろう?って
気になって、つい調べてみました。

そしたら、

な~んて、素敵なドレス~♪

2日ともため息が出るようなドレス姿でした。

品があるし、でも、色気もあるし。

さすがです。ヘリちゃん…じゃない、キム・ソヨンさん♪

ショートカットの髪型もお似合いです。

ついでに、新作ドラマの中で、また検事姿の画像も拝見。
公式な場での検事の恰好ね。

マ・ヘリが戻ってきたように見えて嬉しかったです。

…という、本日は日記でした♪


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「戸惑いのヴィーナス」で、ヘリが妄想した、
イヌの「ファッション・ショー」を、裏箱で二次小説とイラストを更新♪

ひっさしぶりの裏箱(大人話)

小説、表ブログ並みに長くなっちゃった(汗)

「裏箱」に関しての説明はこちらから。
注意事項をよく読んでご覧くださいね。


ヘリちゃん、こんな事妄想(欲望?)してたのね♪って感じで。

そして、パラレル話でもあります。

だって、あの衣装「清純なヴィーナス」は、
「戸惑いのヴィーナス」後編で、イヌに本当に燃やされちゃってますから(汗)

イラストで一番注目して欲しいところは、

いつものポーズ集使って描いた、きわどい体位でもなく、
「嫌よ嫌よも…」のようなヘリちゃんの表情とあられもない姿でもなく、


悪そうな顔しているイヌの表情(笑)



あくまで今回の裏箱の話は、ヘリの妄想ですが、
実際「戸惑いのヴィーナス」のおまけ話も大差ないというか、
同じかな・・・。


拍手、拍手コメントありがとうございます。
弁護士さんの事ですが。
私も勉強不足でほとんど知らず、実際に人から聞いても
本当のところ、ちんぷんかんぷんなんですが←おいおい。


日本の弁護士が外国でする場合、国によって法や出来る方法も違うようです。
アメリカの場合は、州によって違うようです。
なので、先日会ったリアルジェニーさんも、今出来る所は決まっているようで。
ただ、一つとると、後は、難しくないとか何とか言ってたような←ちゃんと聞こう。
各国飛び回っているのは、その国で弁論するというより、
クライアントが、外国人の場合で、調査とかetcがあって、
訪問しているようです。
あと、同じ弁護士さんと言っても、民事、刑事、知財等、訴訟によっても違うと。
私が今知っているのは、これくらいです。

小説書くには、もっと勉強しないとですね(汗)


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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説
「戸惑いのヴィーナス」(後編)です。

みつばの「検事プリンセス」の他の二次小説のお話、コメント記入は、
検事プリンセス二次小説INDEX2」ページからどうぞ。
このブログに初めていらした方、このブログを読む時の注意点は「お願い」を一読してください。


この話は、「スーパーモデルにご用心」の続きです。



戸惑いのヴィーナス(後編)



綺麗に手入れされたレストランの中庭に、
ライトアップされた噴水が煌びやかに浮かびあがり、

フロアでは、柔らかい室内照明の中、美しい音楽が流れている。

テーブル上のキャンドルライトも仄かに揺らめいて恋人達を照らし、
デートのロマンチックなムードは最高潮になっていた。

最初の頃は、やたらと気前が良く、親切なイヌの言動を
不審に思う気持ちもあったヘリだった。

だが、イヌがヘリの為にオークションで競り落としてくれた、人気デザイナーBBのドレスを着て、お気に入りのレストランで美味しい食事と大好きなお酒を口にしている。

何より

『美しい君の姿に酔ってる』

…という、
いつもの外デートの時は滅多に無い、イヌの甘い囁きと眼差しに、
ヘリは、有頂天になっていた。

そして、酒も入り、上機嫌なヘリは、だんだんと調子にのっていった。

「ねえ、もしかして、イヌ、さっき怒っていたでしょ?」

「さっき怒っていた?いつの話だ?」

「オークション会場の舞台裏よ。
BBに対するあなたの態度、やけに高圧的だったわ」

「ヤツは僕や君より年下のはずだ。なのに、ため口だったぞ」

「ヤツって…BBはすごい人なのよ。
あの若さで、今世界トップクラスに入っている一流デザイナーなんだから」

「あっそう。知らなかったよ」

…年下だって、知ってたくせに。

ヘリは、じとっとイヌを見つめた。
そんなヘリの視線をカウンターで返すようにイヌが見つめ返した。

「君は彼にずいぶん気にいられていたようだな。
専用のオリジナルデザインの服までもらえるくらい」

「そうかしら。彼のイヌを見る目も妖しかったわよ?
何だかイヌを物欲しそうな目で見つめていたけど」

打ち上げも熱心に誘っていたみたいだし。

ヘリの言葉にイヌが本気で嫌そうな顔をした。

「気色悪いことを言うな。
あれは、仕事柄、モデルを見るような目だ。
大方、僕のルックスの良さが目に留まったんだろう。
確かに人を見る目は一流みたいだな」

「その自信過剰はいつもどこからくるの?」

ヘリが吹き出して、楽しげに笑った。

「私も気にいられたんだとしたら、そういう理由ね。
BBの好みのルックスだったってだけよ。
それで、あんな素敵な服を作ってくれたのよ」

「“素敵”な?」

飲んでいた食後のコーヒーカップを持つ手を止めて、
イヌがヘリに怪訝な目を向けた。

「あの服を素敵だって、本気で思ってるのか?」

「うーん・・・」

イヌにそう聞かれて、ヘリは困ったように首をかしげてみせた。

「正直に言うとね。よく分からないの。
皆は、素敵だって、似合うって言ってたけど。
それにBBが私をイメージしてデザインしたって言ってたけど、
発想が奇抜すぎて、どこが、私のイメージなのか全然分からないのよね」

…『奇抜なところ』じゃないのか。

そう出かかった言葉を、イヌは、コーヒーと共に喉の奥に流し込んだ。

そして、空になったカップをソーサーに戻すと、
両腕を組んで背を椅子に逸らし、ヘリを見つめた。

「君は、ああいう衣装を着る事になるかもしれない、と
分かっていて、モデルを引き受けたんじゃないのか?」

「まさか。だから、知らなかったって言ったじゃない。
私の話、聞いていなかったの?」

…やはりな。

結局は、ヘリが、ろくに話を聞かずに、モデルの仕事を引き受けた為に、
起きたアクシデントだった。
己の思慮の浅はかさが引き起こした事態だという事を気づいていない様子のヘリに、
イヌは、思いっきりため息をついた。

…話を聞いていなかったのはどっちだ。

後悔も反省の色も見当たらない。

空気も言葉も読めないというのなら…。

イヌがボソリと呟くように言った。

「君が気にいっていない服なら、いいよな」

「いいよな?って何が?」

きょとんとしたヘリに、イヌが「焚火にしても」と、
サラッとつけ加えた。

一瞬呆気にとられたヘリだったが、すぐにアハハと笑い始めた。

「もう、まだそんな冗談を言ってるの?」

学生時代のファッションショーの後、
激怒した父サンテに、家の庭で、バッグや靴を燃やされはしたが、
マンションのテラスでは焚火は禁止されている。

いくら、今回のファッションショーの最後に着た服を
気にいらなかったとしても、まさかイヌが本当に
焚火にするとは思っていなかったヘリだった。

「別にいいわよ。焚火とか言って、それも隠語でしょ?
ソ・イヌさんお得意の妖しいジョークの」

へらへらと笑うヘリにイヌも薄く笑った。

…なるほどな。そんな事を考えていたのか。

「君の妄想は、いつも僕の想像の範疇を超えるよ」

「ハハっ。そんなに褒めないでよ」

どう聞けば、イヌの台詞を褒め言葉に受け取れるのか。

双眸を細めたイヌの表情を、しっかりと見ていたら、
もしかすると、何らかのサインに気付けたかもしれない。

しかし、浮かれているヘリは、すっかり怖い物知らずになっていた。

「ごちそう様でした~♪」

食事を終え、イヌがカウンターで支払いを済ませると、
ヘリが礼を言い、はしゃいでイヌの腕にしがみついた。

ほろ酔い気分で、足元もおぼつかない。

それでも、アルコールでほんのりと頬を染めたヘリのドレス姿は、
魅惑的な色香を惜しげもなく周囲に振りまいている。

店内の者たちの視線を一斉にひきつけたヘリは、
まるで、舞台の花道を戻っていくモデルのように、
レストランから退出するまで注目を集めていた。

イヌに優しい力で支えてもらい車までエスコートされたヘリは、
口元に浮かぶ笑みを抑えることが出来なかった。

…すっごく、いい気分。
素敵な服を着て、美味しいものを、好きな人と一緒に食べて、
みんなから、ちやほやされて、今日は、人生で最高の日よね。
こんな日があるなら、またモデルを引き受けてもいいわ♪

そんな事を浮かれた頭で考えていたヘリだったが、
ふと、マンションまで向かうはずのイヌの車が
ひょんな所で停まった時に我に返った。

夜遅くまで営業していた酒屋だった。

「どうしたの?」

「少し買い物をしてくる。君はここで待ってて」

そう言うと、イヌはさっさと車から降りて、酒屋に入って行った。
そして、ほどなく、手に酒瓶の入った袋をぶら下げて戻って来た。

袋から見えるのは、市販でよく流通している焼酎とウォッカだった。

「それ、部屋であなたが飲むの?」

もうすでにレストランで美味しい酒をたっぷりと満喫していたヘリは、
イヌの持っている酒を飲む気にはなれなかった。

「いいや」

イヌが首を振って、車を発進させた後言った。

「知人の手土産にね。このお酒が好きなんだよ」

「これから会うの?どなた?何の用で?」

不思議そうに矢次早に問いかけるヘリに、
イヌは「野暮用だ。すぐに済む」とだけ答えた。

…なんなのかしら?

その後も、ヘリは、車を運転しているイヌと、
後部座席の下に置かれた酒瓶を何度か振り返り、首をかしげていた。

そんなヘリに、

「こんな話を知っているか?」

そう言って、イヌが唐突に語り始めた。

「昔、山仕事をしていた男が、湖で水浴びをしている美しい天女に出くわした。
男は天女が脱いでいた羽衣をこっそり隠してしまう。
その後、何も知らないで、羽衣がなく、天に帰れず困っている天女を
男が素知らぬ顔で親切に慰めて、妻にする。
そして、天女を本気で愛した男は、天女が二度と空に舞い上がれないように、
隠していた羽衣を焼いてしまう、という、話だ」

「…私の知っている天女の羽衣伝説とちょっと違うような気がするけど。
その話が何なの?この酒とこれから会うという知人とどういう関係があるわけ?」

「酒と知人には関係ない話だな」

イヌがあっさり言った。

「ただ、君と僕には関係ある話になる」

「謎かけ?今度は一体どんなサプライズを見せてくれるのかしら?
楽しみだわ」

無邪気にわくわくしだしたヘリの純粋な表情を、
水浴している天女を覗き見ていた男のような顔でイヌが一瞥した。

やがて、イヌの車が、街を離れ、
山里に向かう途中の外れの道に入った。

舗装されていない道を徐行運転していたイヌが、「ちょうどいい…」と呟いて、
車を停めた。

まばらに家が建ち、街燈もほとんどついていない村里。

イヌに促されて車を降りたヘリは、訳も分からず、イヌの後に続いた。

イヌの視線の少し先に、畑で焚火をしている老夫婦がいるのが見えた。

「おや、ソ弁護士さんじゃないかい」

老女の方がイヌに気づいて、立ち上がり、嬉しそうに声をかけ、
隣の夫らしき老人を腕でこずいた。

「あんた、ソ弁護士さんだよ」

「ソ弁護士さん。いや、その節は大変お世話になりました」

老人が、頭にかぶっていた帽子をあたふたと取ると、立ち上がり
丁寧にお辞儀した。

「こんばんは。これ、お好きでしたよね?
良かったら、どうぞ」

そう言って、イヌが先ほど酒屋で買った焼酎の入った袋を渡した。

「ああ、これは。大好物です。さんざん世話になった上に、
こんな物まで頂いて、なんて礼をいっていいやら。
さあ、どうぞ、せめて火で暖まっていってください」

老人が恐縮しながらも、舌舐めずりする勢いで、イヌから受け取った焼酎の瓶を腕に抱えた。

そんな、やりとりを少し離れた所で佇み見つめていたヘリに老女が気づき、
つかつか近寄るとヘリの腕を取って強引に引っ張ってきた。

「そこの娘さんも。ソ弁護士のお連れさんだろ?さあさ、焚火で焼いた芋でも食べていっておくれ。うちの畑で今年とれたもんで甘いよ」

「いえ、その…私は…」

お腹がいっぱいだったヘリは、しどろもどろしながらも、
老女の勢いに押されて、焼き芋を手に押し付けられた。

「もう3年前になるね。ソ弁護士さんには、うちの亭主の親戚が土地の事でトラぶった時に、世話になってね。おかげで、みんな今も安穏に暮らせてる。感謝してるよ」

「そうなんですか」

イヌの紹介を聞く前に、老女がべらべらとヘリに話しかけていた。

戸惑っているヘリを横目に、イヌが、男性の方に向き直った。

「頼みがあるのですが」

「なんなりと。わしに出来ることで、ソ弁護士さんのお役に立てることなら」

「簡単なことです」

イヌがそう言って、もう一つ手に持っていた袋を老人にかざして見せた。

「そこの焚火で、これも一緒に燃やして下さい」

「お安いごようですが、これは何です?」

不思議そうに袋を見上げた老人にイヌが微笑して言った。

「必要の無い衣です」

…衣?

耳に入ってきた言葉に、ヘリがイヌの手に注意を向けた。

イヌが持っていた袋には見覚えがあった。

たしか、あの中には、BBからもらった衣装を入れていたはず。
…でも、まさか。

ヘリが、あわてて、イヌの所に駆け寄ろうとしたが、
酔いのせいで、畑のぬかるんだ土におぼつかない足をとられ、転びそうになった。
そんなヘリを、老女がガシっと両腕でつかんで引き留めた。

「大丈夫かい?あんた。危ないよ。
ここでコケたら、その綺麗な服が台無しになっちまうよ」

ヘリの脳裏に、先ほど車の中でイヌが話していた
天女の羽衣伝説がよみがえっていた。

…まさか、まさか。

目を見開いたヘリの前で、
イヌは、手にもっていたウォッカを火の中に注ぎ込んだ。
そして、袋から中身を取り出した。

ヘリの悪い予感は当たった。

それは、ヘリがオークションのステージで
最後に着たBBの衣装だった。

イヌは、それを、ヘリが止める隙も与えずに、
勢いを増した火の中に、バッサリと投げ入れた。

薄いヴェールに包まれた布地がひらひらと宙を舞い、
あっというまに、燃えさかる炎の中に呑み込まれるように消えた。

あまりの出来事に、ヘリは、茫然となって、
ただ、突っ立ったまま、「嘘でしょ」と言うのが精いっぱいだった。

その声に気付いた老人がヘリの方に目をやり、
感心したように、ほおーっと息をついた。

「あのえらい別嬪さんは、ソ弁護士さんの恋人ですか?」

「ええ」

イヌがヘリをチラリと見た後、うっすらと笑って言った。

「僕のヴィーナスです」

暗闇の中、赤々と燃える焚火の光に浮かび上がったヘリの姿は、
幻想的な要素も加わって、まさに天女のような神秘的な美しさがあった。

だが、焚火の前に佇むイヌの姿は、
今まさに禁断の呪術を成功し終えた妖術師のように見えた。

世界に二つとない貴重な衣を燃やし、地獄の業火の前で、
満足げな笑みを湛え、何事も無かったかのように立っている男。

ヘリは、ある種の恐怖で、悲鳴と、イヌへの批判の言葉が、
喉元に凍りついているのを感じながら、口をぱくぱくさせていた。

「焚火にしてもいいよな?」と聞かれた時、
「別にいい」とは答えてはいたが、まさか本当にするとは。

ヘリの認識はどこまでも甘かったのだ。

イヌはヘリが想像していた以上に、怒っていた。
ある意味、ヘリの学生時代のファッションショーの時のサンテより。

おそらく、あのランジェリーのような衣装を着たヘリが、
ステージを歩く姿を見た時から、こうすることを決めていたのだろう。

そのことに、ようやくヘリが気付いた時には、
『清純なヴィーナス』と呼ばれた服は、
イヌの手によって天に召されてしまっていた。

「お世話になりました」

イヌは、老夫婦に丁寧に礼を述べると、
まだ放心状態のヘリの手をとって、さっさと車に乗り込んだ。

「お会い出来てうれしかったですよ。夜道気をつけてお帰り」

気のいい老夫婦は、いきなりやって来て、唐突に去っていくイヌに
なんの疑念も持たないようだった。

ショックのあまり思考が一時停止していたヘリだったが、
ほろ酔い気分は、とっくの昔に覚めていた。

「…ファッションショーと焚火もしたから、今度こそ家に帰るのよね?」

こわごわ聞いたヘリに、イヌがフロントを向いたまま頷いた。

「ああ」

そして、素っ気なく言った。

「そうだ。ファッションショーのフィナーレをしないとな」

どういう意味かは、もうこの際どうでも良かった。

ソ・イヌという男は、「やる」と言った事は、必ずやる男だった。

それが、ヘリをうっとりと陶酔させるような事でも、
昏迷状態に貶めるような仕打ちでも。

天に帰るための羽衣を燃やされた哀れな天女は、逃げ場を失い、途方にくれ、
助けを求めるように外の老夫婦を見た。

「仲良くな~」

車の外で何も知らない夫婦がにこやかに手をふって、
ヘリとイヌを見送っている。

…助けて。おじいさん、おばあさ~ん!

だが、ヘリの助けを求める心の叫びは、イヌの車と共に
暗黒の闇の中に消えていった。

こうして、

その日、美しいヴィーナスの目撃者は多数いたが、

天国から、一気に地上に引き戻されたヴィーナスの
その後の運命は、羽衣を燃やした男以外、誰も知らない。


(終わり)


イヌは、天然ヘリに対して、飴とムチの使い方がとても上手♪という話でした。
書きたいエピソードが書き切れなかったので、ちょっとだけおまけ話がつくかな?
あと、裏箱も。イラストだけは用意してあるから(笑)

大変お待たせしちゃってすみません。
1日数行ずつしか創作出来なくて。
以前なら、こんな短編、朝飯前にちゃちゃっと書けたのに。←嘘です。書けていません。

拍手、拍手コメント、コメント、メッセージなど頂きまして、
ありがとうございます!お返事遅くなりますが、ゆっくり読んでお返ししますので、
お待ちくださいね。外国語…英語なら何とか読めてます(汗)

(お知らせ)

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