検事プリンセスのみつばの二次小説シリーズ最新作。
「
試される絆」、続編まで最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。
結局、「埋もれた約束」と同じくらい時間がかかりました。
でも、更新スタートして、構成しながら、連続更新できました。
なんとかなる、で、なんとかなりました。
一度ほとんど書いてから、修正箇所も多く、
小説の内容と同じくらい波乱づくしの今回の創作でした(汗)
「試される絆」も昨年すでにできていたプロット(あらすじ)だったので、
物語の大筋は変わってませんが、プロットの見直しで大きく変えた点があります。
1つは、
ヘリとイヌが検事と弁護士として対決する事件。
当初は殺人事件で、しかも裁判にまで発展してました。
当然法廷で闘っているヘリとイヌ…でしたが、
公判に持ち込んだら、1か月やそこらで話終わりません(汗)という
初歩的なことに気づき、事件変更。
それに長期間、ヘリとイヌをあんな状態にしておけません・・・。
シリアス度は落ちますが、
さらに次につくったプロットでも、ヘリとイヌの検事VS弁護士の熾烈なやりとりシーンを大幅カット。
…もう、いいっす(苦笑)
もともと、サスペンスとかミステリー基盤で二次創作してないので、
そういうシーンは、3倍速でカットしました。
2つめ。
結局今回の「試される絆」
ヘリがもともと主役とはいえ、読後感は、
…なんだ。結局ヘリが一人で、拗ねたり、葛藤したりして
それをイヌにやつあたっていただけか~という印象が強くなってます。
実際、みつばは「検事プリンセス」の二次小説は、ヘリの成長物語という気持ちでも書いていたのですが、イヌにだって、欠点(?)あるんですよ…というところを書きたかったんですけど。
(・・・いえ、冷静に見ればないかもしれないけど)
でも、読者さんにそのへんの事が伝わっていたようで、
確かにイヌは、間違ったこと(?)はしてないし、言ってないのだけど、
女目線で見るとイラっとすることはありますよね。少なくともみつばにはあるんですけど。
ドラマでも、イヌって本心とかあまり語りませんでしたよね?
「愛してる」も、もちろん、理由があって、ヘリに伝えられなかったのは分かってるんですけど、サンテとの約束がなくても、イヌって素直に口に出しそうにないなって思ったんです。
長い間心を閉ざしてたというか、きっと、過去の辛い出来事とかで、
無意識に自分をガードしてる部分があったのかな?とか考えました。
それで、性格上ってこともあるけど、自分を素直にさらけ出すことが苦手なのでは?とか思ったんですよね。
「演じるのは得意」とか言ってたけど、そうやって自分自身をガードしてたようにも見えた。
公式設定でもソ・イヌはそうだったようですよ。
イヌ役のパク・シフさんは、イヌと自分との共通点。
たとえば、好きな子に悪戯や意地悪してしまう。とか、
見守るタイプの恋愛が似ている…とインタビューでおっしゃってましたけど、
「イヌのように好きな女性に素直になれない事はない」と言ってたので、
ソ・イヌは、やっぱり素直になれない男のようです。
たいして、ヘリも。普段は、ズケズケと、天然気質で、
いらない事を聞いちゃったりしても、心の琴線に触れるような深い部分は、
遠慮したりしてますよね。
もともと優しくて、思いやりのあるヘリだから、
つきあって、そういうところに気づいても、そっとしておいてあげよう、とか
気づかないふりで、話してくれるまで見守っていようってするかもしれません。
でも、ヘリだって、自分に余裕がなかったり、不安になったりすることだってあるから、
そういう時にイヌがこういう態度だったら、・・・とか考えました。
他人だったり、友人ならともかく、もう交際している恋人だから。
それに、ヘリにとっては、ほとんど初めての恋愛なので、
交際して慣れてきたころ、いろいろありますよね?いいこと、悪いことも見えてくるし。
それまではしてなかった、嫉妬や束縛もでてくるでしょうし。
それで、イヌだって、そういうヘリに気づいていながらも、
こちらも、初めて本気恋愛だったら、こうなるのかな?って思いました。
…ということを踏まえていたのですが、
7~8割で、今回の不穏な空気の原因はヘリでした。
しかし、当初のプロットの一部シーンで、
8割超で、イヌが悪いだろ!っていう展開があったんです。
それは、ですね…。
イヌが、ヘリの別れ話に逆上して、ヘリに酷いことをしちゃうんです。。。
ヘリはイヌの蛮行にショックをうけて寝込んでしまう…という幻のカットシーン。
蛮行・・・っていったい何したんでしょうね。イヌ…(汗)
・・・で、しばらくたって、
冷静にプロットを見直してみたら、
イヌはこんなこと絶対にしないっ!!という確信のもと、そのシーンをカット。
イヌは、ヘリに意地悪なことを言ったり、からかったりしてますし、
それはドラマでも、演じられたパク・シフさんが、さっきも書きましたが
「僕とイヌが似ている点は、好きな子に意地悪したり、悪戯したりするところかな♪」と
インタビューで言っていたように公式設定もイヌはそうみたいなんですが、
決して、「俺様」キャラではないですよね?
このシーン書いちゃうと、今までみつばが積み上げていった、イヌのイメージが
完全に崩れてしまうと思ったんです。
みつばの中のイヌは、ヘリに意地悪したり、強引にSぽいことしたりするけど、
ヘリを心底傷つかせるような事はしない、品があって、紳士的で、ヘリの王子様で、優しい男だって…。二次創作しているうちに勝手にそういう風に思ってて。
だから、最初につくったプロットのイヌは破棄しました。
読者さんの中には、そういうイヌも見たかった♪といわれる方もいらっしゃるかもしれませんし、正直、みつばも書いてみたかったけど(苦笑)
やっぱり、本編、イヌにはさせられません。
どんなにイヌは感情的にヘリにいらだったとしても、
ヘリを愛して、心底大切にしているなら、ありえないから。
・・・パラレルか、夫婦編なら書けるかな?と思いましたが←夫婦ならいいのか?(汗)
でも、そういうカットしたシーンを分散させて、
「優等生4-仮想遊戯―」にちょこっとと、
「愛の鎖」の方で書いてみました♪
…ようするに、「愛の鎖」のマビョンみたいなことしちゃったということで…(汗)
「素朴な疑問」ルールをやぶるのは、プレイならいいんですけど(←だからプレイならいいのか?)
強引に無理やり強いるイヌは、別人だな。。。っていう判断の元のカットです。
(…でも、「100日記念日」でも、「プールへいこう」でもあったような)
実際に、「試される絆」のソビョンと「愛の鎖」のマビョンは別人でした。
ただ、みつば的に、マビョンは、マビョンでツボだったりします。
ソ・イヌは絶対にしないようなことを、マ・イヌにさせてみたいような気もしてます。
しかし、マ・イヌ(マビョン)を野放しにすると、
二次創作を今度こそパスワード制限しないといけなくなるかも。または裏箱で連載(苦笑)
思った以上に、読んでいる方に、マビョンを受け入れてもらえて嬉しかったです。
マビョンが生まれた時に、すでに妄想が膨らんで、
「愛の鎖」続編とかまで妄想していたのですけど…それは、いつかパラレル小説の方で
余裕が出来たら更新ということで。
コメントを読んでいると、読者さん達はすでに設定をお見通しされているみたいですね。
でも、そうじゃないと、ハッピーエンドに出来ないですものね♪
どんな設定にしても、ソビョンとは違って、
ああいうことやっちゃうマビョンなので、
ヘリを溺愛する、ちょっと(かなり)危ないイヌのお話として、いつか続編予定。
ただ、みつばの書くソ・イヌも、
『ヘリが本当に嫌がることはしたくない』とか心で言ってますが、
ベッドの上では・・・結構してますよね?
勝手に、本気で嫌がってないとか、解釈してそう(笑)
話を戻して…。
「試される絆」で書きたかったのは、
イヌとヘリの試される絆は、もちろんだったのですが、
周囲の人々との絆の変化も書きたかったんです。
社会人なりたてのお嬢様育ちの常識知らずヘリが、さまざまな経験を積んで、
他の人間との交流も深め成長し、築きあげていった周囲の人との絆。
家族、父サンテやエジャとの親子の絆や、
職場の人々、上司、先輩、後輩との絆とか。
ドラマ前半の時ように、職場の人たちに敬遠されて、一人で暴走したり、
後半もサンテの事件を一人で問題抱え込んで、悩んだりしてたヘリが、
今は心配されたり、相談したり、されたりするほど信用できる人達との絆を深めてるってところ…小説で伝えられたらいいな~と思いました。
そのあたり、伝えられてるのかな?って
小説書いているときは不安でした。
でも、こうして、あとがきで書かなくても、コメントを読ませて頂いていたら、
読者の方が、私の二次小説をすごく深く読み込んでいてくださっていたみたいで、とても嬉しかったです。
あと、同じ事件担当の時のイヌヘリ考察
イヌとヘリが担当した傷害事件のことなんですけど…。
「不起訴」になったとはいえ、裏で何かあったんでは?ということをほのめかされて、
結局あやふやになってますよね。
イヌが裏で手をまわしていない。という事は、
少なくともみつばの中では確定してるのですけど、
相手の方で何かしら力か、取引があったのでは?という疑惑。
もし、あったとしたら、ヘリも思ってますが、イヌが気づかないわけないと思います。
しかし、止めることも、それをヘリ(検察側)に言うことも出来なかった。
それは、ある意味、イヌは、弁護士としての仕事を忠実に遂行していたからです。
そして、そういう事実があったのだとしたら、
検事としてのヘリが、それを暴く必要がありました。
イヌの立場では出来なくても、ヘリの立場なら、もしそういう事があったら、
徹底的に調べて、見つけるべきなんです。
おそらく、イヌも心の中で、そんな風に検事のヘリを信頼していたかもしれません。
でも、その後、ヘリなりに一生懸命に仕事して証拠などを探していたようですが、結局見つからず、「不起訴」という処分にした。
なのに、公園で会ったイヌに、裏から手をまわした?と疑ったばかりか、
「失望した」とか言い放っちゃってるので、イヌは内心相当ショックだったはず。
このシーンでは、やはりまだ、検事として未熟なヘリの言動が表れています。
「正義」とか、本当に正しいことって何?って視点から見ると、
ヘリの言っていることも一理あるんですけど、
この時点で、ヘリも頭では分かってるからこそ、いらだっていますが、
イヌが正論で、ヘリの方が間違ってるんですよね…。
…でも、イヌだって、もう少し優しく、ヘリに分かりやすく言ってあげていたら…。
そんな感じで。
で、ヘリちゃんも冷静に考えて、ちゃんとその答えに辿りつき、イヌにも謝罪したので、
また、1歩成長したよね♪って思ってます。
自分だって大したことないのに、上から目線なみつば(苦笑)
みつばの場合は、まず冷静になることがない。なって分かっていても、間違い認めないだろうな~←ダメダメです。
あと、イヌを擁護すると。
かなり仕事が忙しかったというのは事実で、
休みも返上、ヘリと事情はあるとはいえ、仕事が立て込んでなければ、
もう少し話をする余裕があったはず。
なのに、仕事でくたくたに疲れて帰ってきた矢先に、
他の男の車から出てくるヘリを見ちゃったわけなので、
嫌味の1つも言いたくなるし、へそを曲げちゃうのも当然かも。
(結局、中学生カップルだから(笑))
ともあれ、
「試される絆」で、みつばの検事プリンセス二次小説前半の物語は、
また一山超えて、ほっとしてます。(1年がかりでしたけど)
この後の展開は、更新予定では、何度かほのめかしている、
「夢桜」前の話が、おそらく今までで一番の山場の長編になるのですが、
更新できるのは来年以降になりそうです。
とにかく、みつばもリアルの一山(出産)前には、
「刻印」後の「素顔のあなた」、夏ごろから言っている「恋人としたい33のリスト2」更新出来たら…という目標でいきたいです。
そんな感じで、
検事プリンセスの二次創作は、今後、不定期になったり、
ブログ更新も長期休止することもあるかもしれませんが、
続けていきますので、よかったら、また、みつばのイヌ×ヘリに会いに来てください♪
拍手、コメント、沢山ありがとうございました!
常連さんも、ご新規さんも、通りすがりの方にも
ブログを見て頂いて、反応を頂けて、嬉しかったです♪
…というわけで、今回の「裏箱」は
「愛の鎖3話」のイメージイラストです。
私の中でマビョンのイメージはちょっと髪の毛長いイヌ。
そんなにきわどくない(?)けど、こっそり見てくださいね♪
年末最後の御挨拶は、またのちほど。
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