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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説
「ヘリ兎と猟師イヌの物語」第2話です。

二次小説は、ドラマ最終回16話以降の続きをみつばが、勝手に妄想したお話ですが、
ドラマのネタバレ等も含んでいますので、現在ドラマを見ている方、
これからドラマを見る方はご注意ください。

みつばの「検事プリンセス」の他の二次小説のお話、コメント記入は、
検事プリンセス二次小説INDEX」ページからどうぞ。

このブログに初めていらした方、このブログを読む時の注意点は「お願い」を一読してください。

この話はドラマの「検事プリンセス」の設定やキャラクターをベースにした、
完全パロディ小説で、ファンタジー童話調で語られる、兎と猟師の純愛物語です。

思いつきで描いたパロディ4コマ漫画から生まれた、ヘリ兎と猟師イヌのキャラクター。
コメディタッチですが、完結している4コマ漫画の話は、
検事プリンセス漫画INDEX」の中のタイトル「ヘリ兎と猟師イヌ」でご覧下さい。

「ヘリ兎と猟師イヌの物語」他の話は検事プリンセスパラレル小説INDEXで。



ヘリ兎と猟師イヌの物語(2話)





猟師イヌから、魔女ジェニーとの契約書を見せられたサンテは、
渋い顔をますますしかめました。

契約書には、他にもこんな事が書かれていました。

・森の中の動物には一切危害を加えないこと。もしこの約束に反した場合は、
ひき蛙に姿を変える。

・ただし、森の中にいる間は、動物達も人間に危害を加えないこと。
その約束に反したら、森の結界の外で暮らさなくてはいけない。

「…確かに契約書は本物だ」

「では、森に住むことを認めて頂けますね?」

「しかし、これとそれは別だ」

サンテは重々しい口ぶりでそう言いました。

「契約書のどこにも、君の目的が書いていない。一体何が目的なんだね?
どうしてこの森に来た?魔女ジェニーは君の証人になっているようだが、一体なんの根拠があって君の事を信じているんだ?これだけ謎のある君を、森の代表者としてまだ認めるわけにはいかない」


サンテの言葉に、猟師イヌは内心

…想像した通り、一筋縄ではいかないようだ。と思いました。

「僕の目的のことは話すわけにはいきません。それも魔女ジェニーとの約束なので。
それに、魔女ジェニーからもう1つ貴方宛てに手紙を預かっています。
もし、あなたが契約書を見ても僕を信用しないなら、これを渡せと」

猟師イヌは一通の手紙をサンテに差し出しました。

サンテは不思議そうな顔で、その手紙を開いて中に目を通しました。
やがて、文面を読み進めるうちに、サンテの顔が赤く気色ばんできました。

しかし、手紙を最後まで読み切ったサンテはむしろ、おびえたように
青白い顔になると、唇を引き結んで手紙を閉じ溜息を一つつきました。


「…わかった。君が森に住むことを承諾しよう」


そう言うと、サンテは、タンスから印鑑を出すと契約書に判を押しました。

「これで契約成立ですね」

イヌは、冷静な顔でそれを見ると、判の押された契約書を懐にしまいこみました。

ヘリは、その様子をジッと見守っていました。


…この人間がこれから森に住む…。
事情はよく分からないけど、動物達には危害を加えない事は約束されているようだし、
安全なのよね?普通に話も出来るし…見たところそんなに悪い人じゃなさそうだもの。
森の外の話とかいっぱい聞いてみたいわ。


「君は…」

「ソ・イヌです」サンテの言葉に猟師イヌが言いました。

「…ソ・イヌ、君は森のはずれの野原の丘に住むといい。
あそこは結界の境界線で動物達はあまり近づかない。それと、いくら魔女ジェニーの契約書があるからといって、森の動物達に慣れ慣れしくしないようにしてくれ。
昔から森に住んでいる動物の中には人間を怖がったり、恨んだりしている者もいるからな」

「分かりました。心得ておきます。今後よろしくお願いします」

丁寧に挨拶するイヌに、サンテは「うむ…」とえらそうにうなずきました。


話がすんだらしく、猟師イヌは立ち上がりました。
ヘリもあわてて席を立ちました。

猟師イヌは、扉から出て行く時にヘリの方を振り返りました。

「さようなら。案内してくれて、ありがとう」

「ヘリよ」

ヘリがあわてて言いました。

「ヘリ…」

イヌがヘリの名前をつぶやくように反復しました。
そして微笑んで言いました。

「可愛い名前だ」


ヘリの胸の鼓動がまたドキンと跳ねました。

ヘリは、とっさに身をひるがえすと恥ずかしそうに家の奥に
入って行ってしまいました。

その後ろ姿をサンテが不思議そうに見て、
イヌが、微笑しながら見送っていました。


…何やってるのよ。私ったら。今日は変よ。

ヘリは自分の部屋に入ると、寝床の中でジタバタしていました。

すると、

コトンと窓の外で小さな音がしました。


怖がりのヘリはビクンっと身をすくめてしばらくジッとしてましたが、
おそるおそる、窓の方に近づきました。

外の窓枠に何か置いてありました。


…なにかしら?

ヘリが窓を開けてみると、


窓の縁の上に、少しかじった跡のある『幸運のニンジン』が置かれていました。

「!!」

ヘリはハッとなって、あたりを見渡しました。

そこにはもう猟師イヌの姿はありませんでした。

ヘリはニンジンを手にとりました。
ニンジンにはかわいいリボンがかかっていました。

ヘリは、嬉しくなって、リボンを取ると、そのリボンを自分の耳につけました。
そして、甘くておいしいニンジンを口いっぱいにほおばって食べました。


次の日。

ヘリは、森のはずれの野原の丘に向かいました。


父親のサンテには「もうあそこには近づくな」ときつく言われていたのですが、
猟師イヌの事が気になって仕方ありませんでした。

それに、大好物のニンジンをもらっていたので、お礼を言いたいと思いました。


ヘリは森の中で熟した果物や木の実や野菜をいっぱい収穫すると、それを大きな籠に入れて、野原に行きました。

丘の上の野原で、猟師イヌが家を作っていました。

イヌは、体より大きな籠を抱えてえっちらおっちら歩いてくるヘリに気づいて手を止めました。

「こんにちは。ヘリ」

「こんにちは、猟師さん」

ヘリは汗をいっぱい滴らせて、イヌの所に籠をおきました。
ヘリの耳にはリボンが可愛く揺れていました。

「昨日はニンジンをありがとう。これ、良かったら食べて」

「ああ、美味しそうだな。ありがたく頂くよ」

イヌは籠の中の食べ物に嬉しそうな顔をしました。
その顔を見て、ヘリは満足して汗をぬぐいました。

そんなヘリにイヌは自分の持っていたタオルで顔をふいてあげました。
ヘリは、自分の頬をぬぐうイヌの優しい手にドキドキしていました。

イヌとヘリは一緒に並んで、ヘリの持って来た食べ物を食べました。

「美味しいな。この森の食べ物は」

イヌが感動したように言いました。

「猟師さんが住んでいた所ではどんな物を食べていたの?こういう食べ物はなかったの?」

ヘリの問いに、イヌが少し悲しそうな顔をしました。

「僕の住んでいた街の土地は荒れていてね。作物があまり育たないんだよ。
だから、皆、海や川で魚を取ったり、森に行って狩りをしたりしているよ」

『狩り』という言葉に、ヘリがピクンっと耳を震わせました。

「心配しなくても。君は食べないよ…今はね」

そう意地悪く言うイヌに、ヘリが目を細めました。


「…あなたって変な人。親切で優しいかと思ったら意地悪したりするのね」

ヘリの言葉にイヌが声に出して楽しそうに笑いました。

「親切で優しいか…。気をつけた方がいい。そういう男っていうのは裏がある時もあるから」

「…猟師さんがそうなの?」

「さあ、どうだろう」

とぼけたように言って、果物をかじるイヌをヘリは困惑した眼差しで見つめました。


…ニンジンをもらったから思ったんじゃないわ。
この人はそんな悪い人には見えないのだけど。


「ねえ、聞かせて。この森の外のこと。一体どんな世界なの?あなたはいっぱい見てきたんでしょう?」

ヘリの言葉にイヌが曖昧に頷きました。

「ああ、見てきたよ。…この森は最高だ。綺麗で、安全で、皆仲良く暮らしている。こんな所は他にはないよ。ここを一歩外に出れば君達にとっては危険な場所だ。
この森には住めない肉食獣達がいるし、狩りをする人間達もいる。それにここより豊かな土地は無い。決して、ここを出ようなんて考えるなよ」

まるでヘリが外に出たがっているのを見透かすようなイヌの言葉に、
ヘリは、気恥かしそうに頬を膨らませました。

「…どうして出ようって考えると思ったの?」

「だって、見てれば分かるよ。君は好奇心いっぱいの兎だ。
僕がこの森に来た時だって、結界のこんなギリギリの所に立っていた。
いつか、この森の外に出ようなんて無謀な事を考えているのはお見通しだよ」


「…心が読めるの?あなたも魔法使い?」

イヌがまた声をたてて笑いました。


「そうだったら、いいんだけどね。あいにく、僕はただの人間だ」

ただの人間というイヌの言葉が可笑しくて、ヘリも笑いました。


そうやって、猟師イヌと楽しく話をして食事した後、
ヘリはイヌの家づくりを手伝って1日を過ごしました。

次の日も、次の日も。

毎日、ヘリはイヌに会いに行きました。


ヘリが森の中の家づくりに必要な木の場所を教えたり、便利な道具を持ってきたりしたので、
イヌの家はイヌの思っていた以上に早く出来上がりました。

「いい家が出来た。君のおかげだよ。ありがとう」

「素敵なおうちね」

出来上がったイヌの部屋の中に招いてもらったヘリが言いました。

「お腹がすいてる?あの珍しいやつじゃないんだが、ニンジンがあるから食べるか?」

そう言うイヌにヘリが嬉しそうに頷きました。

イヌは、皿にニンジンを乗せるとヘリの前に差し出しました。
イヌは、バッグから何か取り出して料理をしていました。

その様子をヘリが不思議そうに眺めていました。

「猟師さんは何を食べるの?」

「僕はラーメンを食べるよ」

「ラーメン?」

首をかしげたヘリにイヌが作った器の中のラーメンを見せました。

「これだよ。食べてみるか?」

「…うーん…いらない」
…何かよく分からない食べ物だもの。

「そう言わずに一口食べてみたら?」

イヌがラーメンを1本すくうとヘリの皿の上に置きました。

ヘリはそれをおそるおそる口の中にいれました。

そして、「…おいしい」と言って目を丸くしました。

「初めて食べたものだけど、すっごく美味しい」

ヘリがそう言って目を輝かせるのをイヌは面白そうに見つめて、
ラーメンをヘリの皿の上に分けました。

「ほら、もっと食べていいよ」

「ええ」

ヘリはイヌから分けてもらったラーメンをもぐもぐ食べました。
そんなヘリの様子をイヌが微笑ましそうに見つめて、ラーメンを食べていました。


そんな風に、ヘリは猟師イヌと一緒に過ごすことが多くなりました。

そんなヘリを、森の動物達は心配そうに見ていました。
特にヘリとよく一緒に遊んでいた森の仲間達、

ナコアラ、チェ猿、イ馬、ユン熊、チン栗鼠は、ヘリの事が気がかりでなりません。


「兎。あの人間にはあまり近づかない方がいい。
何の見返りもなしに親切で優しい人間なんているはずがない」

ユン熊はそう、ヘリに忠告したりしました。

「ええ…」
そううなずいたヘリでしたが、自分の中でイヌの存在が大きくなっている事を自覚していました。


…少しも危害を加えられた事はないわ。それに一緒にいて楽しい。
ワクワクするようなお話もいっぱいしてくれるし。

しかし、森中の動物達の噂は、ヘリの父親サンテの耳に届いてしまいました。

『ヘリ兎が猟師の男といつも一緒にいる』

サンテはその話を聞いて、ヘリを家の中に閉じ込めました。

「もう、あの男が森にいる間はお前は家から出てはならん。
それに、お前の縁談はもう決まった。だから結婚するまで大人しくしていなさい」

ヘリは驚いて嘆きましたが、
父親サンテの言うことに逆らうことができませんでした。

ヘリは泣く泣く、サンテに従って、自室に閉じこもったままジッとしていました。

何日か過ぎて、

ヘリ兎の訪問がぱったり途絶えた事にイヌは不思議になって、
森の中に入って行きました。

そして、偶然出会ったユン熊に話しかけました。

「最近ヘリ兎を見かけないけど何か知らないか?どこか体を悪くしているとか」

ユン熊は、イヌを冷めた眼差しで見返すと首を振りました。

「ヘリは結婚するから、その準備をしているそうだ。…人間、もうあの娘には近づかないでやってほしい。どのみち、君は人間で、あの娘は兎だ。それにいずれこの森から出て行くんだろう?だったら、そっとしておいてやってくれ」

ユン熊の話にイヌは驚きましたが、ユン熊の言う通りだと思いました。

しかし、心の中はなぜかとても寂しい想いでいっぱいになりました。

…確かに僕はある目的のためにここにきた。
その為にあの兎が必要だったのだけど、そういう事は別にして、
こうして会えなくなるのがこんなに辛いなんて…。


猟師イヌは、ヘリ兎と一緒にいると、いつもとても楽しい気持ちになっていました。
そして、つい『目的』の事を忘れてしまうこともありました。

…このままずっと、この美しくて素晴らしい森で、兎と一緒に暮らしていけたらいいな。

そんな事すら考えるようになっていました。

しかし、ユン熊に言われた通り、イヌは人間でした。
そして、イヌにはどうしてもやり遂げなくてはいけない使命もありました。
そう、たとえこの先、あの可愛い兎を傷つけることになっても…。

…いっそ、こうして会えない方が良いのかもしれない。

そう思ったイヌは、うなだれるように、とぼとぼと丘の上の家に戻りました。


もうこのまま会えなくなるかもしれない。

ヘリ兎と猟師イヌは、お互い、そんな事を考えて辛い夜を過ごしたのですが、


そんなあくる日。

森で事件が起こったのでした。


(ヘリ兎と猟師イヌの物語2終わり 3に続く)



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「トキメキ☆成均館スキャンダル」は1番気になっている韓国ドラマです。
…でも、見たら絶対はまると思っているので、今は見られません。
私も、「きゅん」とか「とくん」←(爆)系のものに弱いです。
まずは原作読んでみようかしら♪

イヌ役、パク・シフさんのファンミーティングのこと。

2012年のパク・シフさんのファンミーティングのチケット、当選しました(涙)
徳川の陣地で参戦してきます!!(←合戦じゃないですよね)
どこの席になるかまだ分からないのですが、行ったら詳細なレポート書きますね♪


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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説
「ヘリ兎と猟師イヌの物語」第1話です。

二次小説は、ドラマ最終回16話以降の続きをみつばが、勝手に妄想したお話ですが、
ドラマのネタバレ等も含んでいますので、現在ドラマを見ている方、
これからドラマを見る方はご注意ください。

みつばの「検事プリンセス」の他の二次小説のお話、コメント記入は、
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おまたせしました。
新作長編スタートです。

ただし、シリーズ話ではなく

この話はドラマの「検事プリンセス」の設定やキャラクターをベースにした、
完全パロディ小説で、ファンタジー童話調で語られる、兎と猟師の純愛物語です。

思いつきで描いたパロディ4コマ漫画から生まれた、ヘリ兎と猟師イヌのキャラクター。
コメディタッチですが、完結している4コマ漫画の話は、
検事プリンセス漫画INDEX」の中のタイトル「ヘリ兎と猟師イヌ」でご覧下さい。

「ヘリ兎と猟師イヌの物語」他の話は検事プリンセスパラレル小説INDEXで。



ヘリ兎と猟師イヌの物語(1話)




プロローグ


「ママ、パパはまだ帰って来ないの?」
「パパが帰ってくるまで起きていていい?おやすみを言いたいの」

寝る時間を過ぎたというのに、興奮状態の子供たちに女がにっこり笑って言った。

「パパ、今夜は遅くなるそうよ。先に寝ていましょう。
パパには、朝起きてから、おはようを言えばいいわ。明日は動物園に行きたいのでしょう?
早く寝ておかないと、動物園で眠くなってしまうわよ」

「は~い」

女の言葉に子供達が仕方なさそうに顔を見合わせると、
子供部屋のベッドの中に入って行った。

「ねえ、ママ、寝る前にお話して」

「お話?何のお話がいいの?」

「うさぎと猟師の話」

「私もそれがいい。ママ、聞かせて」

「いいわよ」

…ほんとにこの子たちはこの話がお気に入りね。

もう何度もこの話ばかり聞きたがっている。

女は子供たちが横たわっているベッドの端に腰かけると、
静かに語り始めた。

子供たちがわくわくしている目を女に向けていた。

それは、おとぎ話。
いつどこで誰がつくったのかも分からない、そんなお話。

「昔、昔、ある森に一匹の兎がおりました…」


ヘリ兎と猟師イヌの物語。


昔、昔、ある森に一匹の兎がおりました。

兎の名前はヘリ。女の子の兎です。

ヘリの住んでいる森には沢山の動物達がいました。
しかし、その森は、他のところと違ってとても変わった森でした。

兎もリスも、クマも猿も馬もコアラも、いろいろな動物が住んでいましたが、
みんな同じ仲間のように仲良く暮らしていました。

そして、動物達は皆、人間の言葉を話し、
そして、寿命も長く、人間のような生活をしていました。


森の中は、緑豊かで食べ物となる果物も野菜もたくさんありました。

それは、その森が「守りの石」という魔法の石によって守られているからだと言われていました。

その「守りの石」を森に持ち込んだのが、兎のヘリの父親、サンテでした。

なので、サンテは森の有力者で、ヘリはその一人娘のお嬢様として、
みんなから大切にされていました。

『恩人』の娘ということだけでなく、ヘリはとても可愛く、優しい純粋な娘だったので、
誰からも愛されていました。…ほんのちょっぴり我儘で頑固な所もありましたが。

ヘリもお年頃の女の子に育ったので、ヘリの父親のサンテはヘリの嫁ぎ先を考えはじめていました。

しかし、ヘリはそういう事にあまり関心はありませんでした。
それよりも、好奇心旺盛なヘリは、森の外に何があるのか気になって仕方がありませんでした。

…もっと他の所も見てみたい。人間って一体どんな風なんだろう。


ヘリは、そう思っていましたが、森の外に出る事はサンテから固く禁じられていました。

『この森には結界がはってあって、中にいれば安全だが、一歩外に出たら、魔法のかかっていない肉食獣達がうろうろしている危ない場所だ。それよりも危険なのは人間だ。人間に見つかったら、ヘリ、お前は捕まって食べられてしまうんだぞ』


それはヘリだけでなく、他の動物達にも言われている掟でした。


…毎日、のんびりと幸せで楽しいけど…。
もっと、ワクワク、ドキドキしたいわね。

ヘリがそんなことを考えながら、いつものように
結界がある森のはじの野原の丘から外の世界を眺めていると、

結界の外の茂みがガサガサと揺れている事に気づきました。

…なに?

ヘリは、とっさに体を硬直させて耳を立てると、茂みの方を見つめました。


すると、茂みの中から、一人の人間が現れました。

人間の男のようです。
毛皮のついた上着を着て、ブーツを履いて、そして、銃を持っていました。

「!!」

男はこちらを凝視しているへりに気づきました。
そして、ヘリの方に歩いてきました。

…大丈夫よ。ここには結界がはってあるんだから。
人間は絶対に入って来られない事になっているんだから。

へりはそう自分に言い聞かせて、ジッとしていました。

ところが、男は、結界の境界線を難なく越えると、
ヘリの方にどんどん近づいてきました。

…どうして!?

ヘリは、あせりました。そして、逃げようとしましたが、恐怖で体がうまく動きません。

…早くパパに知らせなきゃ。

ヘリは泣きそうになりながら、もつれる足を何とか出して走ろうとした時、

「待って」

男がヘリを呼びとめました。

「待って。兎さん。僕は君に危害を加えに来たんじゃないよ」

「!?」

ヘリは、おそるおそる男の方をふりかえりました。

「僕は、イヌ。この外の森で狩りをしている猟師だ。でも、この森の中の動物達には一切手を出さないよ。そのことは、西の森の魔女ジェニーと契約しているから安心して」

「…西の魔女ジェニーと?」

ヘリは、男の口から魔女ジェニーの名前が出てきた事で、少し落ち着いた気持ちになり、
足を止めて、イヌという男と対峙しました。


西の魔女ジェニーは、この森をずっと以前から守ってくれている魔女でした。

『守りの石』によって結界がはられて魔法の力で森が守られるようになってからは、
魔女ジェニーは森の方に顔を出さず、動物達との交流も最近は無かったのでしたが。

「魔女ジェニーと一体どういう契約をしたの?」

訝しげに聞くへりにイヌが微笑みました。

「それは、君のお父上に会った時に話すよ。この森の代表者サンテにね」

「…パパを知ってるの?」

…それに私も知っているみたい。

ヘリは、猟師イヌを胡散臭そうに見ました。

ヘリの疑うような視線にイヌは苦笑すると、野原の大きな石の上に腰かけて、
上着の中に手をいれると何か取り出して、ヘリの方に差し出しました。


「お近づきの印にこれをあげるよ。君の好物じゃないか?」

イヌの手には1本のニンジンがありました。

ヘリの大好物です。

それも、森の中でも滅多にはえてこない、『幸運のニンジン』と呼ばれる、栄養が豊富で、とっても甘くて美味しい、珍しい種類のニンジンでした。


離れていても、かぐわしい芳香がするニンジンに、ヘリはコクンと喉をならしました。


「ほら、おいで。何もしないから」

イヌの優しげな声と眼差しに、ヘリは、フラフラと近寄りそうになるのを
必死で自制すると、ツンっと顔をそむけました。

「バカにしないでちょうだい。物でつろうなんて。私は育ちのいい兎なんですからね。
それに騙されないわよ。だいたい、そのニンジンには眠り薬とか毒薬とかしこんでいるんしょ?そうやって、私を捕まえて食べようって魂胆ね?」


「…疑り深いお嬢さんだな」

猟師イヌは溜息をつくと、手に持っていたニンジンをひとかじりしました。

「ん。うまいな」

そう言って、かじったニンジンをほおばる猟師イヌをヘリはうらめしそうに見つめていました。


「信じないなら、それでもいいよ。どのみち僕はしばらくこの森にいるんだからね」

「なんですって?」

ヘリは驚いて、目を丸くしました。

…人間がこの森に住む?


「一体どうして?何が目的なの?」

信じられないというようなヘリでした。

猟師イヌは一向に距離を縮ませようとしないヘリに諦めたのか、
石から立ち上がりました。

「それは、これから君のお父さんに話に行くよ。家まで案内してくれないか?」


「…その前に魔女ジェニーとの契約書を見せてちょうだい。魔女ジェニーとの話が本当なら案内するわ」

ヘリの言葉に猟師イヌが目を細めて面白そうな顔をしました。

「字が読めるのか?」

「だから、バカにしないでって」

ヘリは、カッとなって、頬を膨らませました。

「わかった。これだよ」

笑いを噛みしめたような顔で、イヌは、懐から巻物を取り出し広げると、ヘリの方に見せました。

巻物には『契約書』と書かれた文字。

そして、

表から魔法の力で魔女ジェニーの姿が浮き上がってきました。

『この人間、ソ・イヌは、私、魔女ジェニーと契約した者です。私が証人となりますので、この者が目的を遂げるまでこの森に居住することを認めるように』

そう言って、魔女ジェニーの姿は消え失せました。

巻物の中には他に契約に関する細かい掟のようなものが書かれていました。

…確かに魔女ジェニーの契約書。
この結界のある森に入って来られたというのも、ジェニーと契約したという証拠になるかもしれないけど…。

ヘリは少しイヌに対する警戒心を解きました。


「少しは信じてくれたかな?」

イヌが巻物を懐にしまいこむとそう聞きました。

「…契約書が本物だということは分かったわ。私についてきて。パパに会わせるから」

ヘリは、しぶしぶ頷くと、イヌに言いました。

「ありがとう」

イヌの、自分に向けられた柔和な笑みに、ヘリの心がドキンと大きく跳ねました。

…素敵な笑顔。

今まで、森の誰にどんな風に見つめられても、愛を告白されても、
なんとも思わなかったヘリでしたが、初めて心が動いた気がしました。


…何、ドキドキしてるのよ。
相手は怖い人間なのよ。


ヘリはあわてて猟師イヌから背を向けると、家の方に早足で跳ねていきました。

そんなヘリの後ろをイヌがフッと微笑を浮かべながら、軽い足取りでついて行きました。

道中、

森の中では、ヘリ兎とその後ろを歩く猟師イヌの姿を、動物達が戦々恐々として、
ほとんど隠れるように息をひそめて見守っていました。

…人間よ。

…人間だ。一体何をしに来たんだ?

…どうやって入ってこられた?結界はどうなったんだ?


ひそひそと話す動物達をチラリと横目で見ながら、猟師イヌは、
ヘリの後をついて行きました。

やがて、ヘリの家につくと、もう森中の噂を聞きつけたサンテが
渋い顔をして家の前に立って待っている姿が見えました。

「…ヘリ、お前はどこかに行っていなさい」

「嫌よ。最初に出会ったのは私よ。私も一緒に話をきくわ」

娘が一度言いだすときかない頑固者だと知っていたサンテは深く溜息をつきました。

「いいだろう。そのかわり黙っているんだ。さあ、人間、まずは家に入ってくれ。話はそれからだ」

「はい。失礼します」

…あら?

ヘリは、猟師イヌの雰囲気が先ほどと全く違う事に気づきました。

野原で自分と話していた時のような柔らかくふざけたものではなく、
どこか刺すような、そして、冷たい空気をまとっているような気がしました。

…緊張してるのかしら?


ヘリは首をかしげながら二人に後に続いて家の中に入っていきました。


(ヘリ兎と猟師イヌ1終わり 2に続く)


女が、子供たちに寝る前のお伽話として語る~、で始まりました、
「検事プリンセス」完全パロディの「ヘリ兎と猟師イヌの物語」。

ファンタジーや、童話の類は苦手…という方は、

検事プリンセスのキャスト、パク・シフさんやキム・ソヨンさん達が、
そのまんまミュージカルでお芝居している…と想像して頂けると、いいかも。

動物達、とくに、ヘリは、兎の着ぐるみを着たキム・ソヨンさんで想像してください♪

プロローグで出て来た、女が誰で、子供たちが誰の子供で、『パパ』が誰をさしているのか…、感のいい方ならお分かりかも♪このブログですから♪(笑)
それでも、誰だろ~?という方は、物語の最後に大きなヒントが出るので、最後までご覧下さいね…って、「ヒントは番組の最後に♪」みたいな(笑)

それで、この話なんですが、中編じゃなくて、長編になってしまいました(汗)
異色な二次小説ですが、しばらくおつきあい下さい。

拍手、拍手コメントありがとうございます。
そうです。昨日のイラストの画像は「逆転の女王」のヨンシクです。
…でも、イヌで妄想してください(笑)

それで気づいたのですが、最近の私のリアルの髪型は
「検事プリンセス」ヘリのストレートの髪型♪って思ってましたが、
…「逆転の女王」のテヒに近いかも…年齢の問題か?
どちらにしても髪型だけです。似ているのは(苦笑)


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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次創作。


イヌ×ヘリのLOVELOVEイラストです♪


イヌ役のパク・シフさんの何かのドラマのベッドインシーンの画像を
見つけて、その髪型がイヌに近かった上に女性の顔が見えなかったので、

もう、すっかりイヌ×ヘリのラブラブシーンに変換して妄想♪

画像をトレースしたイラストですが、
パク・シフさん、上半身裸だったので、さすがにこれは…と思い
(以前上半身裸のイラスト描いてるけど)

シャツを着せました。




↓これ。




     「イヌ×ヘリ」ベッドINイ



当然、!女性はヘリなのですが、

顔が見えないので、「夢小説」ならぬ、「夢イラスト」として、
見ている方が女性を「自分」におきかえて妄想可能♪

イヌとラブラブな自分を妄想してみてください♪

ソ弁病の方なら、きっとお楽しみ頂けるはず…って、
私がめちゃくちゃ楽しかったです(笑)


先週は、何かと立て込んでいて、二次小説の創作は出来なかったのですが、
仕事も落ちついたので、今週は書けそうです♪

先日の記事のピアニストさん。
この二次創作ブログなどでお名前を出しても良いのか分かりませんが、
「小山実稚恵」さんという方です。
超1流のピアニストさんです。
アマゾンなどで、音の試聴が可能な曲もあったと思うので、
クラシックに関心のある方は是非一度お聞きになってみて下さい。

どれもこれも素晴らしいのですが、
以前テレビで放映されたこともある「リスト」の「エステ荘の噴水」は、おすすめです。
聞くと、噴水が目に浮かびますよ!


(お知らせ)

検事プリンセス二次小説INDEX更新しました。


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こんにちは。

韓国ドラマ「検事プリンセス」ソ弁病(ソ弁護士に夢中)のみつばです♪


仕事中、音楽を聞きながら作業したりもするのだけど、
ここ数カ月は「検事プリンセス」の挿入歌ばっかりエンドレスで聞いてます♪
でも聞いていると、二次創作がしたくなるんですよね(苦笑)

でも、仕事も根つめてくるとリラックスしたい。
そんな時に聞くのがクラッシックのピアノ曲。

最近、すっごく憧れて尊敬するピアニストさんにお会い出来ました~♪

…という今回のブログは本当に雑記です。すみません。


初めてその方の音を聞いた時、体が震えました。
初めてでした。あんな綺麗なピアノの音を聞いたのは!!
音楽で感動して涙を流すって本当なんだって思うくらい、毎回、泣けるほど凄い。

音が出るっていうより、音を生んでいるというか。
弾いているというより、音を編んでるというか
…とにかく、この人のピアノってすごい!と大興奮。

ピアノは私にとって、漫画と同じで、一時期弾くどころか、聞くだけで辛くなって、
楽しむことが出来ず敬遠してたものなのですが、このピアニストさんの音を知って、
改めて音楽って素晴らしい!!って思いました。

なので、ここ半年ほどは「検事プリンセス」の挿入歌か、このピアニストさんのCDばかり。
ただ、ピアノ曲も自分が弾いていた曲になると指が勝手に動くので(笑)集中したい時は、無音状態。


最近好きなのは、ラフマニノフ、リスト←昔はあまり好きじゃなかったです。

勝手なイメージなのですが、リストは華やかで明るくて、自信家な音((笑)ラフマニノフは、優雅で、ビロードのようになめらかなのに、上品すぎる音(すみません。私の勝手な印象で)でも好きなピアニストさんが弾いているものは素晴らしくて♪

勝手なイメージついでに他のピアノ曲の印象はこんな感じ。
モーツァルトは、計算しつくされた数式みたいで整った清れつな音。ドビュッシーの音は透明なガラス粒とか、爽やかで美しい田園風景みたい。シューマンは、繊細で、でも粘着系(苦笑)…ベートーベンは力強いのに、中味は繊細すぎる…みたいな。

私が自分で弾いて、一番しっくり弾けたのはショパンの曲。
…うーん、作家さんの性格的なものとかあるのかな?

どんな曲も、繊細な音も力強い音も弾きこなす、憧れのピアニストさんに会えたのは、
すっごく嬉しかったです♪リサイタル、あっという間に時間が過ぎちゃった。


去年からず~っと楽しみにしていたリサイタルが終わった後に、
ピアニストさんにサインと握手までして頂いて、大感動。

いいエネルギーもらって、いい創作や仕事が出来そう♪
そんな風に思ってしまいました。


昨年は、ピアノも創作も、やめていたものがやっぱり好きだ~と再認識できた年で、
今年もそれが続いているのが嬉しい。

これも「検事プリンセス」の好影響かも♪



あと憧れの人といえば…ソ・イヌ…じゃないパク・シフさんかな(笑)
握手…までは無理でもいつかリアルに会えるといいな…今はそれが願いですね♪


…という今回はつぶやき雑記でした♪


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先日にひきつづき…

韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次創作。

ソ・イヌと、マ・ヘリの結婚式を妄想したイラストパート3です。

下描きラフ絵。
民族衣装っぽい(?)イヌ×ヘリのウエディング。

勝手にアレンジしたら、
韓国の…というより、中世ヨーロッパあたりの貴族(?)の衣装みたいな
感じになってしまいました…。
色をつけないと何が何やら。


またまたファッションショーの時の
パク・シフさんの写真モチーフに描いたのですが…。



↓これ。



   イヌ×ヘリ ウエディング02



パク・シフさんの桂由美さんの時のファッションショーの時の衣装。

全部「王子様」の衣装みたいです。

写真を見て、一番好きだな~…と思う衣装は、…うーん…。

「月影の騎士」様(爆)

↑分かった方いらっしゃいます?(←苦笑)
昔、みつばがどはまりした漫画&アニメ&実写版ドラマに出てきた王子様♪
主人公の女の子のピンチに必ず現れる謎のかっこいい男…まるでイヌみたい(笑)

あの黒いタキシードとシルクハット見たとたん、

「え?あの人?月影の騎士様だよね?」と
思っちゃった私。とても萌えた記憶が蘇りました♪

それでついでに、あの衣装見た時に、勝手に妄想して浮かんでしまったタイトルがあって、
それが、また「検事プリンセス」のパロディ二次小説なんですけど、


「ヘリ姫と魔術師イヌ」

↑王子じゃないんだ(苦笑)

もし書いたら「ヘリ兎と猟師イヌ」についで、ファンタジー話になりそうです。

イラストが連投しているブログですが、二次小説のこと。

書いている中編、長編の中でその「ヘリ兎と猟師イヌ」が先に更新出来そうです。
実際、書いてみたら、ほのぼのというより、結構シリアスでした(汗)


ブログへの拍手、拍手コメントありがとうございます。

イヌ×ヘリで、イラストだけじゃなくて、二次小説でも結婚話にいけるところまで頑張っていきたいです♪・・・まずはシリーズの「埋もれた約束」を乗り越えて…、そしてそれが終わったらジェニーの話も第一部をそろそろ始動させて…そして、年始の時に言っていた「検事プリンセス」以外の韓国映画の二次創作も…。

書きあげる作業と技術が妄想に追い付けるように。もちろん楽しんで。
それが目標です♪



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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次創作。

ソ・イヌと、マ・ヘリの結婚式を妄想したイラストパート2です。

タキシード着たイヌ…じゃないパク・シフさんの画像に
触発されて描いちゃいました。

前髪あげてはいるけど、イヌとは雰囲気が違うけど、
でも、ウエディングドレスの女性をエスコートしてるパク・シフさんの
写真見てたら…。


ヘリをエスコートするイヌを妄想♪♪♪


↓これ。



   イヌ×ヘリウエディング




エスコートっていうか、キスしようとしてるイヌ。
顔見えませんが、当然相手はヘリです♪


先日、このブログのFC2ブログでネットワーク障害があったらしくて、
緊急メンテナンスのため、ブログにつながりにくい時があったようです。
ブログは休止とかしてないので大丈夫ですよ。
ご心配おかけしました。

「検事プリンセス」妄想話&二次創作まだまだ続けていきます♪



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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説
「イヌと猫」です。

二次小説は、ドラマ最終回16話以降の続きをみつばが、勝手に妄想したお話ですが、
ドラマのネタバレ等も含んでいますので、現在ドラマを見ている方、
これからドラマを見る方はご注意ください。

みつばの「検事プリンセス」の他の二次小説のお話、コメント記入は、
検事プリンセス二次小説INDEX」ページからどうぞ。

このブログに初めていらした方、このブログを読む時の注意点は「お願い」を一読してください。




この話は突発短編です。


ドラマ中16話でイヌがヘリから離れてアメリカにいる時の話です。






イヌと猫





扉を開けて中に入ったイヌは、
すぐに部屋の様子が変わっている事に気づいて、眉をひそめた。


デスクの上のファイルが落ちていて、書類が床に散乱している。

キッチンカウンターの上のキャニスターもいくつか倒れていた。


…泥棒か?それにしては、雑な荒れ方だが…。

イヌが、あたりを見渡しながら、慎重に部屋の中を歩いていると、
カタンっと洗面所の方で微かな物音がした。


「・・・・・・」

イヌは足音をしのばせて、洗面所の方に近づいて行くと、
そおっと中を覗き込んだ。

そして…。

フウっと息を一つつくと、安心したように脱力した。

洗面所の下に1匹の猫がいた。

猫は、きょとんと丸い目をイヌの方に向けて座っていた。


…どうしてこんな所に猫が…。

そう思ったイヌはふと部屋の窓の方に目を向けた。

窓が数十センチ開いていた。

おそらく、外出する前に換気で開けていた窓を閉め忘れていたのだろう。
そこに、猫が外から入ってきたに違いない。


…入ってきたのが泥棒じゃなくて良かったな。

イヌはそう思うと、猫に手を伸ばした。


「おいで」

猫は、警戒したように体をこわばらせていた。


「何もしない。おいで」

イヌがもう一度猫に言った。

猫は、少し迷ったような目でジッとイヌを見つめたあと、
素直に、イヌの方に近寄って、イヌの手に顔を擦り寄せた。


…人慣れしてるな。飼い猫か。


イヌは、猫をそのまま腕の中に抱いて、手で喉元を優しく撫でた。
猫が気持ちよさそうな顔をしてゴロゴロと喉をならした。


「君はどこから来たんだ?ご主人は誰だ?」

もちろん、猫が答えるわけではないのだったが、イヌは声に出して問いかけていた。

毛並みの良い美しいメス猫。
イヌはあまり猫の事に詳しくは無かったが、おそらく血統書つきの猫だろうと思った。

…どこかの飼い猫が迷い混んできたのかもしれないな。

イヌは、抱いた猫をソファの上に置くと、
猫が歩いて、倒していったものや、散らかったものを片付け始めた。
猫は、そんなイヌを見つめて、大人しくじっとしていた。

「とりあえず、お腹が減ったな…。ご飯にしよう」

イヌはそう言うと、キッチンに行って、
そして、冷蔵庫にある物であり合わせの料理を作った。

イヌは器に猫用に少し取り分けて床の上に置いた。

「ほら、君も食べろよ」

猫は、イヌの置いた器に近づいて、少し匂いを嗅いでいたが、
ツンっと顔をそむけた。

…こんなもの食べられないわ。

まるで、そう言っているような猫のそぶりにイヌが苦笑した。


「…そのプライドの高いところ、誰かさんみたいだな」

つい、そう呟いたイヌは、
自分で言っておきながら辛そうに眉をひそめた。


…『ソ弁護士』


脳裏にもう、二度と会うことの出来ない女性の顔を思い浮かべて、
イヌは耐えがたい苦しみと哀しみが胸に広がるのを感じた。

「わかったよ…」

イヌは、溜息をつくと、しゃがんで、猫の頭を撫でた。


「君の夕飯を買ってくるよ。待っていてくれ」

イヌはそう言うと、車のキーを持って部屋を出て行った。

しばらくして、

猫用のペットフードを買って部屋に戻って来たイヌを、
猫が玄関で見送ったままの状態の時のように待っていた。

不用心だと思いながらも、もしかすると猫が自分の家に戻るかもしれない、と考えたイヌが窓を少しだけ開けていったのだったが、猫は出ていかなかったようだった。


「お腹がすいただろう。これなら食べるか?」

イヌは器にキャットフードをあけた。

猫はまた少し匂いをかぐと、今度は、顔を近づいて勢い良く食べ始めた。

「お腹がすいてたんじゃないか。いじっぱりだな」

イヌは思わず微笑むと、立ちあがって、キッチンカウンターの椅子に座ると、
すっかり冷めてしまった料理を口に運んだ。


食事を終え、シャワーも浴び終えたイヌは、ソファに座りながら、
お腹も満たされて寛いでいる猫を膝の上に乗せて、その体を撫でていた。

猫はすっかりイヌになついたようだった。


…このアパートの住人の猫だろうか?
家から出て、窓づたいに渡ってきて、帰れなくなったのかもしれない。
かといって、毎日窓を開けておくわけにもいかないし…。


イヌはパソコンを起動させると、ペットの情報サイトにアクセスした。

…猫の飼い主が探しているかもしれない。

イヌは、携帯カメラで膝の上の猫の写真を撮ると、画像をアップして、
サイトに登録した。

『迷い猫を預かっています。御心あたりのある方はご連絡ください』

情報掲示板にそう書きこんだイヌは、ちょうど携帯にメールが着信したのに気づいた。
ジェニーだった。

『イヌ。この前の返事をそろそろ欲しいの。連絡して』

「・・・・・・」

イヌは、ジェニーのメッセージを見つめたあと、携帯電話をデスクの上に置いた。


…韓国の法律事務所で弁護士として働く話…。
向こうは、ジェニーと関わりのある人物の紹介してくれた事務所だった。
ジェニーの事を高く評価していて、さらに、イヌの事も知っているという。

アメリカにいて、今は別の仕事についているというのに、
是非にというオファー。条件も待遇も申し分が無かった。

しかし…。


『今度は私のお願いを聞いてもらうわよ。イヌ。一緒に韓国で働いて欲しいの』

イヌはジェニーとの会話を思い出していた。

『あなたも韓国に住みたがっていたじゃない。それに…彼女にも会いたいはずよ』

ジェニーの言う彼女というのが誰の事が言わなくても分かっている。

『ジェニー、駄目だ…会えないんだ』

イヌはそう言った。

ジェニーは訝しげに眉をひそめていた。

『どうして?あなたは今でも彼女のこと…。なのに、なぜ会えないの?彼女がサンテの娘だから?』

イヌは、黙ったままうつむいた。

…二度と娘に会わないと誓ってくれ。娘の前から永久に消えてくれ。

そう、サンテとした約束の事はジェニーには言えなかった。

二人の間に無言で流れる時間に、諦めたようにジェニーが溜息をついた。

『…言ってなかったけど、この前韓国に行った時“偶然”彼女を見かけたわ』


ジェニーの言葉にイヌが驚いたような目をジェニーに向けた。

『彼女、随分やつれていたわ。住む家も先輩検事に借りていて確保してるし、ご両親の方は立ち直って、母親の方が始めたパン屋が順調にいっているみたい。彼女も検察庁をやめてないけど…いろいろ苦労してるのかもしれないわね』


…随分やつれていた…。

イヌの中でジェニーの言葉が重くのしかかってきた。

自分のせいで彼女や家族の生活をどん底に落としてしまったと自責していたイヌにとってジェニーの言葉は容赦のないものだった。
それを分かっていながら、ジェニーがわざと言っている事にも気付く余裕もなかった。

『韓国行きのこと、真剣に考えてみて。先方も返事を待っているから、決まったら連絡して』


…韓国に戻ってどうする…。会う事が出来ないのに、近くにいるなんて。
…この胸の痛みが余計激しくなるだけだ。


イヌは、自分の膝の上で丸くなって眠ってしまった猫の背中を撫でながら、
ソファに背中をあずけて、うつろな目を天井に向けていた。
それでも、手のひらに感じる猫の柔らかな温もりが冷えた心を少しずつ温めていくように、イヌは感じていた。


それからいく日かたったが、猫の飼い主からは連絡が来なかった。

イヌは、仕事から帰って部屋に戻ると
出迎えるように玄関に出てくる猫に愛着を感じるようになっていた。

「ただいま」

イヌは、すり寄って来る猫を腕に抱くと、顔を寄せた。

「“ヘリ”いい子にしてたか?」

イヌは、勝手につけた猫の名前を呼びながら自嘲していた。

そうやって、会うことも出来ないのに、想いを馳せる女性の名前を猫につけて、
カムフラージュのように呼ぶ自分が、救いようもないほど『重症』のように思えた。

だが、こうして名前を呼んで猫を抱いている一時の間は
イヌの心は暖かい気持ちで満たされているようだった。

イヌは、猫を膝の上に抱くと、背中を優しく撫でた。
猫は、気持ち良さそうに、ゴロゴロと喉を鳴らして目を閉じた。

「君は素直だな…僕は正直迷っている」

猫に向けて話ながらも、イヌは自分の中に問いかけていた。

「韓国に戻っていいのかどうか分からないんだよ。
このまま遠く離れた地で会えない方が良いはずなのに…
一目会うだでけも…と願ってしまう。…なさけないだろ?へり」

“ヘリ”は、目を閉じたまま、イヌの膝の上でジッとしていた。

「…このまま、ここで君とずっと暮らしていくのも悪くないかもしれないな」

イヌは、微笑んで猫の体を柔らかく腕に包んで抱きしめた。


そんな日が何日かまた続いた、ある日。

イヌの携帯電話に未登録者からメールが届いた。

『ペットサイトを見ました。私の探している猫かもしれません。お腹に手術の跡がありませんか?』


イヌは、メッセージを確認すると、猫を腕に抱いて、お腹の方をまじまじと見つめた。

毛に隠れて気づかなかったが、小さな手術のような跡があった。

イヌは、そっと溜息をつくと、メール相手に返信を返した。


メールに返事をしたあと、30分もしないうちに、
猫の飼い主がイヌの部屋を訪問した。

「ありがとうございました。家の窓を開けていたら出て行ったっきり戻ってこなくて」

猫の飼い主はイヌのアパートの2ブロック横のアパートの住人だった。

「“アリシア”おいで」

飼い主にアリシアと呼ばれた猫は、ニヤーと鳴くと、チラリとイヌの方を見上げた。
イヌがうなずくと、猫は、飼い主の腕に飛び込んで行った。

飼い主は少年だった。
一緒につきそいで来た母親らしき女性が何度もイヌに頭を下げた。

「もう、私は諦めかけていたんです。それでこの子には同じ種類の似たような猫を買ってあげると言ってたのですが、この子がどうしてもこの猫じゃないと嫌だと毎日泣くもので、いろいろな所をあたって探していて…」…そしてサイトの掲示板に猫の情報を見つけた。

「そうですか」

イヌは、猫を抱く少年をジッと見つめた。

「アリシア、もうどこにも行っちゃ駄目だよ。ずっと僕の側にいるんだよ」

猫はゴロゴロと嬉しそうに喉を鳴らして、少年の腕の中に抱かれていた。

…幸せでいるんだよ。

イヌは、少年の腕に抱かれながら、自分を見つめる猫に心の中でそう言った。

そして、少年からも、母親からも何度も礼を言われると、
イヌは、礼かわりに渡された菓子を持って部屋の中に戻った。

猫のいなくなった部屋はガラリとして、恐ろしいほど静かで広く感じられた。

イヌは、フッと溜息をついてソファの上を見た。


…今にも猫の“ヘリ”が飛び降りて、出迎えてくれるような気がした。

猫の毛が少しついたソファにイヌは腰を下ろすと背もたれに深くよりかかった。

そして、目を閉じた。


『この猫じゃないと嫌だと泣くもので…』

先ほどの猫の飼い主の母親の言葉を思い出していた。


…ああ、そうだ。…僕も『君』じゃないと駄目なんだ。…ヘリ。


イヌは、決意したように目を開けた。
そして、デスクにおいた携帯電話を手にとって操作した。


『イヌ?』

親友の女性の声。

「ジェニー…決めたよ」


イヌが言った。

「韓国に行く」

『わかったわ。先方には私から伝えておく』

ジェニーの言葉を聞いて、イヌは「ありがとう」と言って通話を切った。


…たとえ、会えなくても、想いを伝えられなくても。
僕は君のいるところに戻るよ。…ヘリ。


見つめた先は、開け放した窓の向こう。

見える街並みの景観より、海を越えたずっと遠くの故郷の街を思い浮かべたイヌ。



そんなイヌに
ニャア、と小さく返事をするように鳴く猫の声が一瞬聞こえたような気がした。


(終わり)



また、暗めの話(汗)
イヌがヘリと離れてアメリカにいた頃の事を妄想して書いた話です。

そして、イヌ役のパク・シフさんが猫と戯れる動画見て、突発時に書きました♪

パク・シフさんは猫飼ってますが、なんとなくなんですけど、イヌは犬派のような気がします。
でも、あの動画見て、イヌが一人で暮らしている時に猫に「ヘリ」と名前をつけて
可愛がっている姿が浮かんできてしまって(苦笑)

「聖夜の願い」「さめない夢」と同じで、私の書くヘリのいないイヌはどこか『重症』の気配(汗)。ヘリはもちろん離れていた間もイヌのこと想い続けていたと思うのですが、イヌのヘリへの想いって、かなり想像以上に強いのかも…と今さらのように思いました。
それは分かっていて、今後の二次小説のプロットでもそれが出てくる場面とかも作ってたのですが、書き続けていくうちに改めてキャラクターを深く掘り下げていくような気がしました。…二次創作って奥が深い。

拍手、拍手コメントありがとうございます。

ツイッターでアップされていたシフさんの画像で、創作意欲がわきました♪

イヌ×ヘリの結婚の話も…。
じつは私も相方と9年間付き合って、10年記念で結婚しました。周囲には長い春だと言われてました。
でも、さすがに二次小説のイヌとヘリにそこまで長く交際させる気はありませんが(笑)

突発短編が続いてますが、ひきつづき、長編と中編も書き進めてます。

子供へのお気づかいありがとうございます。
薬飲んで休んで、1日で元気になりました♪


(お知らせ)検事プリンセス漫画INDEX更新しました。


(追伸)
メールの方でファッションショーのレポートを下さった方。ありがとうございました!!
大変詳しい内容で、その場にいるかのような興奮をおすそ分けして頂きとても楽しめました♪
この勢いで今度はファンミを一緒に参戦出来るとよいですよね♪


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こんにちは。

私事ですが、子供が昨夜から熱を出してお休み中。
病院行って、インフルエンザでは無かったみたいだけど。
熱はあっても、とっても元気で布団に横になってます(苦笑)

それで、本日は雑記でブログ更新。



ブログへの拍手、拍手コメントありがとうございます。

ヘリ猫イラスト。

あれから、パク・シフさんのツイッター画像だけでなく、
子猫ちゃんと戯れる動画の方も拝見しました。
(韓国語分からないので何話してるか、さっぱりですが)

素敵なご自宅の部屋で子猫と猫と戯れるパク・シフさん。

猫さんも綺麗ですが、子猫ちゃんが、もう!!なに、あの可愛さ!!!
ヘリ兎についで、ツボにはまってしまいました♪

昨日のブライダルショー。

ツイッターの方で画像が更新されてましたね♪

タキシード姿…素敵です♪
前髪を上げているので、イヌだと妄想することも可能♪←(苦笑)

素敵ですね♪

動画サイトの方で(例のイヌ×ヘリラブラブ画像集動画)
イヌとヘリの結婚式を妄想出来る画像があるのですが、
「検事プリンセス」のドラマ中で見たかったですよね。。。

せめて、二次小説で、そんな場面を…。


コメントレス的な話ですが、

「出来ちゃった結婚」は…。について。

イヌヘリに関しては、

将来的な話は、二次小説のシリーズの先の話なので、今後の展開で詳しい事は今言えませんが、
最終的には二人の幸せ計画で始めたブログなので…ね♪

だけど、私の中で、二人には結婚の前にやって欲しい事があるんです。

それは、よくブログで書いている二人きりで楽しい事をもっとしておいて欲しい♪の気持ちもあるのですが、それよりも、乗り越える事とか解消させておきたい事とか、成長して欲しい所があるのです。(←だから、どうして上から目線なのでしょう。自分)

結婚されている方は分かると思うのですが…、

独身時代どんなにラブラブでも、新婚時代ラブラブでも(笑)
いろいろありますよね?いろいろ(苦笑)気持ちが冷めるとかじゃ無くても、
家族として、違う関係に変化していったり。

イヌとヘリにはずっと幸せでいて欲しい。
もちろん、結婚も子供が出来ることも家族をつくることも幸せな事だからこそ、
その過程の前に、もう少しアレコレやっておいて欲しいな~とか考えてます。

普通のカップルでもいろいろありますが、
この二人の場合は、ほら、やっぱりああいう事があって、乗り越えたとはいえ…ね。
だから余計に、そう思ってしまって。

リクエストで多い、結婚話ですが、
私が、本当に二次創作でギブアップになってしまって、
もう、シリーズの長編煮詰まりすぎて前に進めなくなったから、ラストを更新しちゃえ~状態にならない限りは、まだまだずっと先の事になりそうです(苦笑)おそらく今年更新はできません。
…でも、少し、将来ほのめかしたような話は近日公開予定です…お楽しみ(?)に(笑)


…とう感じで今日は雑記でした♪


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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次創作イラスト。

そして、本日、桂由美さんのブライダルファッションショーに
ゲスト出演されるイヌ役パク・シフさんの来日記念で描いたイラストです♪

もちろん、「検事プリンセス」のイヌ×ヘリ。

4コマ漫画の恵理ちゃんと仁優くんタッチで。

↓これ。


   検事プリンセス「ウエディン




…出来はともかく愛は込めました。


このブログが更新されて、ブライダルショーの1部がスタートする頃、私は

こんなに近くにイヌ…じゃないパク・シフさんがいらしてるのね…、と
ドキドキしながら自宅で仕事している最中かな…?♪(笑)


この前、知人の勤めている所が主催していたファッションショーを
見させてもらったのだけど、規模は今回のとは、全然違うけど、良かったです。
プロのモデルさんの美しさに陶酔しました。

ファッションより、モデルさんの美しいプロポーションにクラクラ(笑)

ヘリ役のキム・ソヨンさんのウエディング姿も画像で見たことあるけど。
本当にお綺麗です。

「検事プリンセス」のへりも、学生時代の発表会で制作したウエディング着てましたね。
二次小説「チン検事の結婚式」で少しウエディングドレスの事を語るヘリとイヌのシーンを書いたのですが、
…私の中ではヘリの着るウエディングドレスは決まってます。

こんなのって…♪

イラストで描いたものと違う感じですが、…いつか二次小説の話がそこまで進んだら、
イラストも描いてみたいです♪(それまでにもっと修行しないと)


ウエディングドレスってことは、相手がいるわけですが、
ヘリの結婚相手って言ったら、それは、もちろん…ね♪


パク・シフさん、どんな衣装着るんでしょうね~。

ご覧になった方がいたら、是非感想をコメントで書いて頂けると嬉しいです♪


さて、仕事を早く終わらせて、検事プリンセスの二次小説の続きをかくぞ~(笑)



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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次創作。

またまた、ヘリ猫イラスト♪

イヌ役パク・シフさんのツイッター画像に触発されて
すっかり、頭の妄想が、猫→ヘリ猫になってます♪

これ↓


     検事プリンセス「恵理猫」



ちょっと大人テイスト?(笑)



よく「犬派?猫派?」と聞かれるのですが、
どちらも好き。

あの、犬の純粋な目も猫の素直な目も好き。

猫に関しては何故か目があっただけで、気が合うかどうか分かる気がする。
初対面でも気にいられると、とことん懐かれて、ずっと膝の上とかに乗ってじゃれてくれる猫ちゃん達は可愛い。
だけど、犬も尻尾振って、駆け寄ってくれる所が可愛い♪
今家では動物を飼ってないけど、癒されます♪

でも、そうですね。言うなれば、みつばは。

「イヌ派」です(笑)


以下、

二次小説進行状況&雑記。


「検事プリンセス二次小説」のことのご報告。



「真夜中のつぶやき」以来、開き直って、
順番関係なく書けたものを更新していってますが、
現在、以下5つの話を同時進行中。

長編「埋もれた約束」…やっと3分の2くらいの完成度。現在、シリアスが増している段階…、ここ乗り切らないと。

中編「ゲレンデへいこう」…バレンタインすぎちゃったけど、せめてスキーシーズン中に(涙)

中編「素顔のあなた」…「刻印」と関係する事もあるので、途中まで書いて保管していたのを継続。

中編「ヘリ兎と猟師イヌ」…完全パロデイのファンタジー童話風。完成次第更新予定。

中編 「優等生Special」…スペシャルって…(苦笑)これは副タイトルです。これも書きかけでずっと保管していた物を蔵から出して続き書いてます。現シリーズより後の話だから、保管してたのですが、「埋もれた約束」が埋まっている以上、先に進める物は進めようと…。大人話の「優等生」シリーズ。スペシャルってことは、次あたりはデラックス?(笑)

大人話ですけど、これ↑シリーズ話と同じくらい前からプロットが出来てた話。「埋もれた約束」書いた後、重くなる気分転換に書いたりしてます。

どれが先に出来るか分かりませんが、完成したものから先にアップしますね。
そして、短編がとっさに浮かんで書けたらそちらを先に更新。

拍手数の多さが必ずしも作品への評価につながるわけではないと思ってますが、
すごい勢いで書いたにも関わらず、自分でも楽しめて書けた小説は、読み手の方にも伝わっているんじゃないかと思います。
…逆に、結構悩んだり、時間かけて書いたものって意外と…(苦笑)



そういえば、明日、桂由美さんのファッションショーですね♪
イヌ役のパク・シフさんがゲスト出演されるという。

あれ?今日あたり、もう日本にいらしているのかしら?

もし、チケット購入されて、見に行かれた方は、
匿名でも良いので、コメントか拍手コメントで感想など書いて、私や他の方にも教えて頂けると嬉しいです。
パク・シフさん、どんな服着るのかしら?♪楽しみですね。



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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説INDEXです。
今まで書いた夢小説だけのINDEXをつくってみました。

今はまだ数は少ないですが、少しずつ増えていく予定♪


夢小説というのは一人称「私」で書かれているため、
読み手が主人公になりきって読める小説のことです。


このブログの場合は「ヘリ」になってイヌとラブラブな気分を
味わえるかも?

もちろん、イヌ×ヘリ好きな方は「私」をヘリに変換して読んでくださいね。




・夢小説 1「デート編


・夢小説 2「部屋編


・夢小説 3「LOVE編


・夢小説 4「ドライブデート編1


・夢小説 5「ドライブデート編2


・夢小説 6「背中あわせの夜


・夢小説 7「


・夢小説 8「ロマンスは隠し事の後で


・夢小説 9「甘い指先



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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説
「恋人たちの質疑」です。

二次小説は、ドラマ最終回16話以降の続きをみつばが、勝手に妄想したお話ですが、
ドラマのネタバレ等も含んでいますので、現在ドラマを見ている方、
これからドラマを見る方はご注意ください。

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このブログに初めていらした方、このブログを読む時の注意点は「お願い」を一読してください。



このお話は突発短編です。
注意するほどではありませんが、ほんわか大人テイスト(?)






恋人たちの質疑






「ねえ…ソ・イヌさん。ちょっと聞きたいことがあるんだけど」


ヘリが、イヌの事をフルネームで呼ぶ時は、何か機嫌を損ねた時が多かった。
そうじゃなくても、唇を尖らせた表情で、不機嫌になった事は一目瞭然だったのだが。


「なにかな?この状況で」


仕事帰りにヘリの部屋に直行して、一緒にまったりと夕餉をすませて、
甘くいい雰囲気が次第に熱を帯びてくると、勢いでベッドの上になだれこんでいた。


上着のシャツと下着を脱いで、上半身裸で、ヘリの上に覆いかぶさった状態のイヌ。

対して、ヘリの方も上着をほとんどはだけた状態だったのだが。


「状況説明というより、釈明してもらうわ…これの事について」

「ん?」


ヘリは、ベッドの上で、自分の脇に脱ぎ捨てられていたイヌのワイシャツを手にとっていた。
そして、イヌの目の前にグイっと差し出した。


「ここ、何が見えるかしら?」

「僕のワイシャツに見えるな」

「…わざと言ってる?シャツに何か見えない?」

イヌが、怪訝そうに目を細めてシャツに顔を近づけた。


白いワイシャツの襟首の後ろにうっすらと赤い色がついていた。

「いつのまにこんな物が?」

そう首をかしげたイヌに、ヘリが両目を細めた。


「どう見ても口紅の跡なんですけど?」

「ああ、僕にもそう見えるよ」

「あなたの認識を聞いてるんじゃないの。
どうしてこんな物があなたのシャツについてるの?」
…それが聞きたいのよ。


「知らない」

きっぱりと答えるイヌに、ヘリはますます剣呑な目になった。

「…とぼける気?」

「とぼける気も誤魔化す気もないよ」

ヘリが何を完全に疑っているのかすぐに分かったイヌが
苦笑して言った。

「君が妄想してるような事は何もしてない」

「じゃあ、この物的証拠はどう説明するの?」

「尋問か?検事さん。こんなの証拠にならない」

「ソ・イヌ」

「…わかった。一緒に検証してみよう」


イヌは肩をすくめてみせると、ワイシャツを手にとった。
そして、紅い色のついた場所を指差した。

「これ、君は何に見える?」

「ロール・シャッハテストのつもり?私には女性の口紅がついたようにしか見えないけど」

「そうだな」

「見解の一致ね」

ヘリが冷たく言った。

「私の見分結果を先に言わせてもらうけど、これは、
あなたが、『どこかの女性』につけられた跡だと思うわ」

「ヘリ、検証に先入観は禁物だが、僕も同意見だね」

イヌの言葉にヘリが目を見開いた。

「認めるのね」

「ああ、そして、さらに言わせてもらうけど」
イヌが続けた。

「この『物証』は君がつけたものだよ。ヘリ」

「え…」

…私の口紅のあと?

それまで鼻息荒くイヌを睨んでいたヘリが、毒気を抜かれたような顔になった。

「よく見ろ」

イヌの言葉にヘリがワイシャツに目を近づけた。

「さっき、僕の背中にもたれかかった君がつけた物に間違いないと思うが」

…そう言われてみれば…。

ヘリは、そっとワイシャツに顔を近づけると、紅い色のついた部分より、少し下の方に唇を押しつけてみた。


「納得したか?色と形が一致するだろ?」

「・・・・・・」

ヘリが気まずそうにイヌを見上げた。

「君の誤解だ」

…そういえば、さっきじゃれて背中に抱きついた時に顔がぶつかった気がする。
あの時かも。


「…ごめんなさい」ヘリが恥ずかしそうに頬を手でかくとモゴモゴと謝った。

イヌが、フーっと大仰に溜息をついた。

「一体どんな想像をしたんだか。早とちりもいいところだ。そんなに僕は信用されてないのかな」

「疑ってたんじゃないのよ。全然っ」

少し拗ねたように言うイヌにヘリがあわてて弁解した。

「でも、ほら、こんな口紅がつくほど女性と接触したのかと思ったら…」

「嫉妬したのか?」

「・・・・・・」

ヘリの気恥かしそうに膨らませた頬にイヌが手をあてた。

…こんなことで嫉妬する君は可愛いけど。

「大人げないな」

イヌの鼻で笑ったような言い方にヘリはますます頬を膨らませた。

「自分のものじゃないとしても、どこかでぶつかってつけられた物だとか、そういう風にも考えられるだろ?」

こんな、いかにもな展開は。

イヌの言葉に、ヘリが、「そういえば」と言った。

「同期の男性もそんな事を言ってたわ。
満員のバスの中で女性にワイシャツに口紅をつけられた事があるって」

…同期の“男性”?

ヘリの言葉に今度はイヌが反応した。

「そんな込み入った話をいつ聞いたんだ?」

「ランチを一緒にした時に聞いたんだけど」

…ランチを一緒にしただって?

「君の職場の部には同期はいないだろ?」

「ええ。刑事5部の人じゃないわよ。前に担当した事件に関わりのある資料を頼まれて貸したら、お礼がしたいって言われて、ランチをおごってもらったの」

質問に淡々と答えるヘリはイヌの顔色がかわっていくのに気づいていないようだった。


「…二人きりでランチに行ったのか?」

「後輩のキム検事も一緒に連れてったわよ。独身男性検事だったら紹介してって言われて」

「・・・・・・」

イヌは思わず頭を抱えたい気持ちになった。

誰かは知らないが、そのヘリの同期とかいう男はきっとヘリに下心があったに違いない。
資料を仕事で貸したくらいでランチに誘うくらいだ。
それなのに、後輩の女性を誘ってのこのこランチに行くなんて…。
店に二人で現れた時のその男の面食らった顔が目に浮かぶようだ。
しかし…。

「そんな風にランチに誘われるのはよくあることなのか?」

イヌの問いに、ヘリが思い出すように首をかしげた。

「あるわよ。何かを貸したり、手伝ったりすると、お礼をしたいってよく言われるわ。検事の男性って真面目で律儀な人が多いわよね」

…いや、それは違う。

「…まさか、飲みや夕食を『お礼』される事もあるのか?」

「してもらった事はないわよ。誘われた事はあるけど、断っているわ。そこまでしてもらう必要はないって」

…それも違うだろ。

イヌは、フーっと息をついた。


「マ・ヘリ」

「なに?」

ヘリはキョトンとした顔でイヌを見つめた。

イヌが、ヘリを『マ・ヘリ』と呼ぶ時は、何か気にいらない事があったときか、
説教をする時が多かった。

「男性検事達の誘いにのって二人きりでは食事に行くな」

「だから、行かないって」

「君は危なっかしいんだよ」

イヌのつっかかるような言い方にヘリがむっとしたように反論しようとして、
…ん?と何かに思い当ったようにイヌに顔を覗き込んだ。

「…ねえ、イヌ。それって、まさか嫉妬?」

「なに?」

「ねえ、嫉妬したんでしょ?私が男性に食事に誘われているからって、変な誤解したんでしょ?」


形勢逆転のように、ウキウキとからかうように聞くヘリにイヌが眉をひそめた。

「勝手な早とちりをする誰かさんと一緒にしないでくれ」

「うそうそ。気にしちゃったんでしょ?」

…わかるのよね。イヌがやけに説教臭くもっともらしい事を言う時って、
結構本気で私の事を心配しているって。

でも、そういう事を意識したことなかったけど、男性検事達の誘いを断ってる一番の理由は、恋人(イヌ)がいるのに二人きりで食事したくなかったからよ。たとえ、同期でも、友人でもね。


嬉しそうに、ニコニコしているヘリにイヌが浅い溜息をついた。

「…鬼の首でもとったような態度だな。ヘリ。口紅の事はどうしてくれるんだ?」

「もちろん。クリーニング代は弁償するわよ」

「そうじゃなくて、疑いをかけられた精神的苦痛に対する賠償だ。…高くつくぞ」

そう言ったイヌが、ニヤリと笑うと、ヘリの方に手を伸ばした。

「!やあだ。うそ。やめてよ」

ヘリがあわてて制しようとした手はイヌによって難なく退けられた。

イヌがどうやって『損害賠償請求』をしようとしているのか、
すぐに分かったヘリだった。

「人のこと、大人げないって言っておいて。自分の方がよっぱど大人げないじゃない」
…独占欲が強いことを指摘された事にうろたえて実力行使で黙秘させようなんて。

息を切らしながら、何とか抵抗するヘリ。

「わかってないな」

イヌが、そっけなく言った。手の動きは止めずに。
そして、体重をヘリにかけるように覆いかぶさると、耳元に唇をよせた。

「…大人だから、こういう気持ちになるんだろ?」

低い声で囁きながら、イヌの手が性急に動いた。


「っ…異議あり」

必死でまだ抵抗を試みるヘリの言葉にイヌが薄く笑った。

「君の体は異議を唱えていないみたいだけど?」

「~~~~~」

…中断していた続きをしよう。ヘリ。
誤解も嫉妬も質疑応答では片がつかないよ。

…分かったわ。受けてたつわよ。イヌ。


覚悟を決めたように、でも、艶やかに微笑むヘリの顔に、
イヌが満足そうに微笑み返した。

そして、ヘリの体に身を伏せると、
まずは、ヘリの主張をふさぐように唇を重ねた。

そんなイヌの体にヘリも両腕をまわして…―――。




こうして、“大人げない”二人の質疑は終わりを見せて、


大人の恋人達の甘い夜は、これから始まったばかりのようだった。




(終わり)



前回、シリアスな「さめない夢」を書いたので、
甘甘な話か大人話を書きたい♪と思ったのに、
こんな話に。

お互い嫉妬しあうヘリとイヌの話。

ベタな展開ですが、これ、最近実際みつば家でおきた話がネタに。

シャツに口紅なんて、ベタ過ぎる~とよく思いましたが、
あるんですね。自分でつけておいて誤解するような事が(爆)

検事と弁護士カップルの話なんて、自分に書けるのかしら?って
今だに思ってますが…ドラマ見ると結構大人げない会話してる二人。
ムキになって言い合う中学生カップルのように思いました。
そして、いつも最後はイヌが強引に実力行使(笑)


「さめない夢」の感想、コメント、拍手ありがとうございました。
二人の幸せを妄想してはじめたブログなので、基本悪い事にはしないので、
安心してください。…たぶん(苦笑)



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韓国ドラマ「検事プリンセス」関連記事一色で、
どちらかというと、ソ弁護士(ソ・イヌ)のファンブログのようになっている
この「みつばのたまて箱」。


リアルの役者さん情報には疎いのですが、
コメントでイヌ役のパク・シフさんの来日&待望のファンミーティングの情報を
頂いたので、このブログに来て頂いている「検事プリンセス」ファンの方にもお知らせを♪

コメント情報、本当にありがとうございました♪


イヌ…じゃない、パク・シフさん来日ですよ!!


それもファンミ!!



最初は、時々チェックしてたのですが、
最近あきらめぎみだったので、びっくり。


イヌファンのみつばですが、
やはりリアルイヌ…じゃなかった、パク・シフさんに
一目会いたい~!!

2月21日のファッションショーはあきらめた私ですが、
こちらの方は、最後まであきらめないつもり…たぶん(笑)


2012年のパク・シフさんのファンミーティングの詳しい情報内容は、
こちらでご覧になれます。




パク・シフジャパンオフィシャルサイト




会員登録をすると詳細が見れます↑



みんなで、リアルイヌ…じゃなかった、
パク・シフさんに会いに行けたらいいですよね♪



週末のバタバタ中、
つい大興奮で記事を更新してしまいました(笑)


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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次創作イラストです。




ソ・イヌ役のパク・シフさんのツイッター画像に触発されて
描いてしまいました♪


バスローブをはおったパク・シフさんが、子猫を抱っこしている写真。




子猫がめちゃくちゃ可愛くて、
4コマ漫画でヘリ兎を描いたのですが、へり猫もいいな~♪と妄想して。






こちら↓




   「仁優&恵理猫2」



ヘリ猫を抱いているのは、もちろんイヌ♪



とにかく写真の子猫ちゃんが可愛くてかわいくて♪
萌えました♪


☆この記事は予約投稿です。
先日、一瞬の間更新されちゃったけど(汗)
もし、その間に見ていて拍手をくれてたらごめんなさい。



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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次創作のイラストです。



…予約のつもりが、
間違って投稿してしまった記事のイラスト。

記事自体は削除したのですが、

もうすでにブログ村で画像がアップされてしまっていたので、

更新しちゃいます。



これの前に1枚あるのですが、それは明日ということで。



イヌ役のパク・シフさんのツイッター画像に触発されたイラスト


バスローブ姿で子猫を抱くパク・シフさん。


…それで、へり猫を妄想して♪



これ↓


   「仁優&恵理猫」


ええ、写真の構図で。

髪型はイヌにしました。

このイラストの髪の毛が変で直そうとしたら、手違いが起こったと(苦笑)


子猫ちゃんに唇寄せているイヌ…じゃなかったパク・シフさんの
写真がすごくいいです♪


…実は、これ、大人バージョンヘリ猫も描いたのですが…。
バスローブのイヌに抱かれた猫耳つけたヘリが、とてもなんというか
色っぽいというより…微妙~…な感じになってしまって、

手違いではなく、本当にボツにしました。
なんだか本当にいやらしい絵になったので(苦笑)


さっきのとっさのつぶやきにも拍手を頂きましてありがとうございます!


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今さっき投稿した記事を見た方いらしゃいます?


週末がたてこむために予約投稿するはずの記事が
間違って2枚更新されてました。

しかも、まだ未完成のイラストも。


あわてて削除したら、今度は間違えて記事自体を消してしまい。


・・・(涙)

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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説
「さめない夢」後編です。

二次小説は、ドラマ最終回16話以降の続きをみつばが、勝手に妄想したお話ですが、
ドラマのネタバレ等も含んでいますので、現在ドラマを見ている方、
これからドラマを見る方はご注意ください。

みつばの「検事プリンセス」の他の二次小説のお話、コメント記入は、
検事プリンセス二次小説INDEX」ページからどうぞ。

このブログに初めていらした方、このブログを読む時の注意点は「お願い」を一読してください。




この話は書き下ろし中編小説です。





さめない夢(後編)






向かった先は、市街地から離れた山の上の墓地だった。



イヌは、そこで、サンテとヘリの名前の刻まれた墓石を見つけた。

その名前を手で触れながらも、一向に現実感はわかなかった。


…君がここに眠っているなんて、僕には信じられないよ。ヘリ。


しばらく墓石の前にたたずんだ後、イヌは、帰途についた。



マンションの4階の部屋に戻って…

ドアを開けると、そこはやはりヘリの住んでいた時のままだった。

ヘリの家具、家電、絵、小物、化粧道具や雑誌までも。
つい昨日までヘリが生活していたみたいに。

ただ、クローゼットの中の衣服は全部イヌの物だった。
置かれたバッグも。

まるで、ヘリがどこかに旅行に行ってしまっているようだった。


イヌは開け放したクローゼットを見ながら、昼間のジェニーの話を思い出していた。


『アメリカで、ヘリさんの訃報を聞いて、あなたはやはりとても取り乱していたわ。
韓国に行って直接確かめるまで信じないって。それで、今の法律事務所で勤める事も決まって帰国したあなたは、ヘリさんが本当にいなくなった事を確認したの。

そして、あなたは、その後、ヘリさんが元いた部屋に住んで、
それも住んでいた時の状態のまま、ずっと暮らしている。
いつか心の傷も癒えると思ってたけど、昨夜の姿で分かったわ。
あなたは今でも彼女の事を忘れられないのよ」


…忘れるとか、忘れないとかじゃない。


「なあ、いるんだろ?」

イヌは部屋にむかって声を出した。


「ヘリ、隠れてないで出てこいよ。僕を驚かせようとしているんだろ?」


シンとして、返事の返って来ない空間に、イヌは尚も話しかけた。


「周りのみんなも巻き込んで、僕を騙そうとしているんだろ?ヘリ。
今日は金曜日だぞ。明日は休みだから、一緒にゆっくりと夕食を食べよう」

イヌはキッチンに向かった。


「何を食べたい?またサラダ?生野菜ばっかり食べてないで、タンパク質もとらないと肌に良くないぞ」

イヌはそう言って、冷蔵庫を開けた。

冷蔵庫の中に、ヘリの好きな生野菜は入っていなかった。


「そうだ。ラーメンにしよう。君も好きだったよな。今日は特別に僕が作ってやるから。
また前みたいに一緒の器で食べようか?」


イヌはキッチンの棚の扉を開けた。
ラーメンのストックもないようだった。

「…君の好きなワインはあるかな?酒だけは…」

イヌは、ワインを1本見つけると、コルクを開け、中味を2つのグラスに注いだ。


「ほら、君の好きな酒だぞ。出てこないと全部飲んでしまうからな。ヘリ」

イヌが、大きな声で言った。

ヘリの姿の現れないキッチンカウンターで、イヌは一人、ワインボトルをあけた。
…最初に注いだグラスは1つ残して。


そして、ベッドの方に移動して、
その上に腰かけた。

ヘリのベッド…。使用していたシーツもそのまま。


…何度もここで君と抱き合ったのに…。この記憶も嘘なのか?
こんなにはっきり覚えているのに。


抱き合ったヘリの肌のぬくもりも香りも、

『イヌ…愛してる』

甘く囁く声さえも。


イヌは、ふと、ベッドの上に置いていた、エジャから渡された風呂敷包みを見た。
そして、中から、自分のかつての衣服一式を取り出した。

ヘリが、時々着ていたという服…。


自分にずっと会いたがっていたというヘリ。


…僕も会いたかったよ。ずっと。
こんなことになるなら、君の側から離れなければ良かった。

イヌは唇をかみしめ、目を閉じた。

たとえ、直接会えなくても、想いを伝えられなくても
影から君を見守っていれば良かった。

僕が君から離れることが、君の幸せだと信じていたから。
…いや、信じようと思いこもうとしていた。

苦しくとも、そうすることが最善だと。


永遠に会わないつもりで離れたけど、
こんな風に永遠に消えてしまうとは思ってなかったから。

君が生きていてくれれば良かった。
たとえ、会えなくても。幸せに生きていてくれたら良かった。
誰か君を心から愛してくれて、心から愛する人と一緒になって、
幸せになってくれていたらって…。

…違う。

それも嘘だ。

本当は、そんな君を想像するだけで胸が苦しかった。

誰かを愛して、その誰かに愛される君を
思い浮かべるだけで、胸が張り裂けそうだった。

その誰かに自分がなれないことが分かっていても。

せめて伝えたかった。


自分の本当の気持ちを。


「…ヘリ」


イヌはつぶやいた。


「ヘリ」

ヘリがずっと大切にしていたという自分の服を抱きしめ、
そして顔をうずめた。

「ヘリ…ヘリ」

何度も名前をよんで。

…君にずっと会いたかった。

会って抱きしめたかった。

伝えたかった。

「ヘリ、ヘリ。ヘリっ…」

イヌの呟きはしだいに大きくなって、慟哭にかわった。


『イヌ』

脳裏に自分を呼ぶ偽りの記憶のヘリを思い浮かべて
イヌは、衣服を抱えたままベッドに倒れ込んだ。

つかのまの夢の中の出来事だったとしても。
偽りの記憶の中でもいい。至福の時に溺れていたかった。


「ヘリ」

溢れる涙をそのままに、イヌは固く目を閉じた。


―――どれだけ時間がたったのか。


イヌは、瞼を開けた。

そこは、変わらないヘリの部屋だった。

「・・・・・・」

やはりベッドの中にヘリの姿はない。

偽りの夢さえ見ずに眠っていたか…。

イヌは自嘲して、そして呟いた。

「ヘリ…」


「え?何?」

その時、聞こえた声に、イヌが弾かれたように後ろを向いた。


「呼んだ?イヌ」

ベッドの後ろのキッチンから、確かにヘリの声がした。

イヌが、驚愕の思いでベッドのある部屋の柱の隙間からキッチンの方を覗き込んだ。

ヘリがキッチンに立っていた。
エプロンをつけて、手にはボールと箸を持って、きょとんとした表情でこちらを見ている。


「へ…り?」

夢や幻でなく、本物のヘリのようだった。

「いたのか?」

なんとか口にしたイヌの言葉に、ヘリが不思議そうに首をかしげた。

「いたわよ?」

「ベッドにいないから…」

「たまたま目が開いたから、朝ご飯でも作って、イヌを驚かせようと思ったの。
びっくりした?」

私が、休日にあなたより早起きして、そして、朝ご飯を作るなんて無いことだものね~。

呑気なヘリの声も、イヌは、まだどこかぼんやりした頭で聞いていた。

「…ああ、びっくりしたよ」

…これも夢か?


「何?ほおけちゃって?そこまで驚くことないじゃない」

ヘリは、自分が期待した『びっくり』の反応とは違う、イヌのなにやら狼狽すらしている姿に、恥ずかしそうに頬を膨らませた。

…たしかに私が休日の朝早くからキッチンに立ってるなんて変かもしれないけど。


イヌは、ベッドから出ると、
ブツブツとつぶやいているヘリの方に足を向けた。


「…何を作るつもりなんだ?」

キッチンのカウンターの所で、ヘリと対面したイヌは、
ヘリの手元をのぞきこんだ。

ボールの中に泡だてた卵らしきものが入っていた。

「オムレツ」

「手伝おうか?」

ヘリがあわてて首をふった。

「いいの。私にやらせて。あなたはコーヒーでも飲んで寛いで待っていてちょうだい」

「分かった」


必死の形相で、卵を泡立てているヘリをジッと見つめるイヌ。


「…イヌ、そんなに見つめられると作りづらいわ」

ヘリは、イヌの食い入るような視線に、気恥かしそうな上目づかいになった。

「気にしないで」

「するわよ」

ぎこちない手つきで、フライパンに卵を流し込んで、
覗き込むように凝視するヘリの姿をイヌは黙って見つめ続けた。

やがて、卵が焼けたらしく、ヘリが皿にフライパンの中味を移し替えた。


「できたわ」

オムレツ一つやくのに、一仕事したように汗の滴を流しているヘリ。

「味見していい?」

イヌが聞いて、ヘリの横に近づいた。

「ちょっとこげちゃったわ」

「ああ、でも、…味はいいよ」
…形は少し崩れているけど。

箸にとって味見をしたイヌがうなずいた。

「ほんと?」

イヌの言葉に不安そうな表情から、とたんに嬉しそうな顔になったヘリ。

その顔を見たイヌは、たまらなくなって、
両手を広げると、ヘリを背後からギュッと抱きしめた。

「イヌ?」

不思議そうなヘリの声。


…そう、これは夢なんかじゃない。
偽りの記憶でもない。

これが現実だ。

腕の中にヘリがいる。
この温もりも声も笑顔も。自分を見つめる瞳も、全部。


もし、これが夢だというのなら。


「ヘリ」

イヌがヘリを抱きしめたまま呼んだ。

そして、

「愛してる」

そう、言った。

…ずっと伝えたかった言葉。

「もう。オムレス1つでそんなに感動したわけ?」

照れ隠しのように、ヘリが苦笑して答えた。

「ああ、夢かと思ったよ」

これが現実じゃないならば、

いっそ、ずっと、永遠にさめない夢であって欲しい―――。


「うーん。じゃあ、私のイヌ驚かせ作戦は成功ね」

おどけたように言って、ヘリは、イヌの腕の中で身をよじると、
後ろのイヌの方に顔を向けた。

そして、輝くような笑顔でこう言った。

「私も愛してるわ、イヌ。おはよう」


そんなヘリに微笑み返して、
ゆっくりと顔を近づけて、唇を重ねるイヌ。


「おはよ。へり」


…君が側にいる。この夢のような現実がずっと続くように―――。


そう、心の中で祈りながら、

イヌは、今日もまた、愛する恋人と共に、素晴らしい朝を迎えるのだった。


(終わり)


「さめない夢」の『さめない』は、
覚めない、醒めない、冷めない 褪めない
いろいろ意味がとれるように平仮名にしました。

暗かったですが、「夢おち」です。
でも、明晰夢にしても鮮明すぎるので、イヌは眠っている間に
「ヘリのいなくなった世界」のパラレルワールドに行ってたのかもしれません。
原作者さんが言っていた「バッドエンド」の可能性もあったという「検事プリンセス」。
一昔前の韓国ドラマならありそうなラストかもしれません…そんなのは嫌ですね(涙)

やっぱり、16話のようにハッピーエンドで終わって、
二人にはその後も幸せになってほしいです♪


拍手、拍手コメントありがとうございます♪

読み逃げでも全然OKです。
気にいった物があったら、好きな時に見ていってくださいね。
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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説
「さめない夢」中編です。

二次小説は、ドラマ最終回16話以降の続きをみつばが、勝手に妄想したお話ですが、
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この話は書き下ろし中編小説です。





さめない夢(中編)





…ヘリがいない?

もうどこにも?



「どういうことだ?」

イヌが怪訝な顔でジェニーに聞いた。

「たちの悪い冗談なら、君でも本気で怒るぞ。僕は真面目に聞いている」

イヌの低くなった声色の変わった言葉に、
ジェニーも眉をひそめた。

「私も真面目に話しているのよ。イヌ。あなたの方こそ、どうかしたんじゃない?
しっかりしてよ。昨夜バーで酔って暴れた時に頭を打ったせいじゃない?記憶が混乱しているのね」

「なんだって?」

…僕がバーで酔って暴れただって?

イヌは必至に昨夜の記憶を思い出そうとした。
しかし、何も浮かばなかった。


「覚えてない。一体どうしてそんなことに?」

「…あなたがヘリさんの事で取り乱していたからよ」

「ヘリの事で?」

イヌは、訳が分からないという顔でジェニーを見つめた。

何もかもが、おかしい。
自分が知っている現実じゃないようだ。

イヌは、気を落ち着かせようと、深呼吸を一つすると、

「…話してくれ」

静かな声でジェニーをうながした。


「…きっと、ヘリさんがいなくなった事を受け入れられなかったのよ。
心の奥でね。だから、昨夜は酒に酔って、自分を責め続けてたわ。
あの事件を掘り起こした自分のせいで、ヘリさんの家族を崩壊させて、
そして…ヘリさんを失ってしまったって」


「まってくれ。ジェニー。話が見えない」

イヌは、手で頭を抱えると、ジェニーの言葉を頭の中で整理しようとした。

「ヘリの家族が崩壊?ヘリを失った?何のことだ?
ヘリの家族は健在で、パン屋を営んでいるし、ヘリも…」

…そうだ。あれから1年間は離れたけど、再会して、そして、一緒にいたはずだ。
恋人になって…それはヘリの両親も認めてくれていた。
だから、このジェニーの話は一体何かの間違いだ。


「ヘリは僕とずっと一緒にいた…それに…」

「イヌっ」

声を荒げたジェニーの声がイヌのうろたえた声を阻んだ。

「お願いよ」

いつも気丈なジェニーが涙ぐんで、イヌを見つめていた。


「しっかりして。ヘリさんはもういないの。現実を見て」

「現実?これが現実だっていうのか?君こそどうかしているんじゃないか?
ヘリがいなくなったなんて、どうして僕に信じろと言うんだ?」

イヌの荒げた声に、店内の客や店員の視線が集まって、イヌとジェニーに向けられた。


そんな周囲を見たジェニーがフッと息をつくと、目をふせた。


「現実逃避したい気持ちは分かるわ。…でもね、もう1年になるの。
あなたがいつまでもそんな風だったら、ヘリさんだって悲しむわ」

「ヘリの居場所を知ってるのか?」


イヌの言葉にジェニーがうなずくと、バッグから携帯電話を出して操作した。

そして、メモ用紙に電話番号と住所を書き込むとイヌの目の前に差し出した。

「これは?」

「…ヘリさんの居場所を知っている人の連絡先よ。自分で確かめて」


イヌは、ジェニーからのメモ紙を手にとって見つめたままうなずいた。

そんなイヌにジェニーがソッと溜息をついていた。



その日の仕事が終わったあと、
イヌは、早速、ジェニーから渡されたメモ用紙に書かれた連絡先を訪ねた。

書かれた電話番号には何度かけても通じなかったからだ。


訪ねた先は、街のパン屋だった。

店の扉を開けると、「いらっしゃいませ」という声がかかった。

イヌが店内を見回した。

「何かお探しですか?」

店員の一人がイヌに気づいて声をかけてきた。

「こちらにパク・エジャさんはいらっしゃいますか?」

イヌの言葉に、店員が「はい」と答えると、カウンター奥の厨房に声をかけた。

「パクさん。お客様みたいよ」

「は~い」

聞きなれた声がして、厨房の奥から女性が出て来た。
ヘリの母親、エジャだった。

エジャはイヌの顔を見ると、ハッとしたように立ちつくした。

「ソ君…」

イヌは深く頭を下げた。

「聞きたい事がありまして…お仕事が終わったらお時間を頂けませんか?」

そう言うイヌに、エジャが固い表情でうなずいた。

「…ええ。あと10分ほどで私は上がる予定だから、待っていて」

そう答えると、エジャは厨房に戻って行った。

しばらく店の外で待っていたイヌの所に、仕事を終えたエジャが
店の裏口から出て来た。

「お母さん…」

そう呼ぶイヌにエジャが薄く笑った。

「そう呼ばれるのも久しぶりね。…元気だった?」

「・・・・・」

イヌは何と答えて良いかわからずに黙ってうなずいた。

「立ち話もなんだから、うちにいらっしゃい。この近くのアパートだから」

…アパート。

イヌの記憶の中では、エジャは、夫と一緒に、ヘリの先輩検事の元実家に暮らしているはずだった。
やはり、妙な違和感を覚えながらも、イヌはエジャの後をついていった。


年季のはいった古い団地のアパートの部屋にエジャはイヌを招いた。

「狭いけど、一人で住むには十分広い部屋よね」

おどけたように言いながら、イヌにお茶をいれるエジャ。


「おひとり暮らしなんですか?…ご主人はどうされました?」

そう聞くイヌに、エジャが怪訝な顔になった。

「ソ君?」

「すみません」イヌは素直に謝った。

「昨夜、頭を打ったらしくて、記憶が混乱しているようなのです。
今の僕は、この現実が理解できません。どうか教えて頂けませんか?
一体、1年前何があったのですか?ヘリさんとご主人はどうされたのです?」


「…記憶が混乱…。現実が理解できない。…そうよね。私もずっとそうだったもの」

イヌの言葉に、エジャが独り言のようにつぶやいた。

そして、部屋のタンスの上に目をやった。
イヌもつられてその方向を見た。

そこにはエジャとサンテとヘリが一緒に写った写真があった。

「あれから、会社が倒産して…主人は、仕事の後始末で奔走している最中に、心臓発作をおこして、そのまま帰らない人になった」


…!!


「それから、莫大な借金だけが残って…、ヘリは、検察庁をやめてね。
それで、借金を返すために別の仕事についたの。ユナさんからブティックの店員の仕事を紹介してもらったのだけど、その他にもアルバイトをいくつも掛け持ちしていて…」

…やはり、違う。
自分の記憶の中の現実とはかけ離れている。

イヌはそう心の中で驚愕していたが、黙ってエジャの話を聞くことにした。


「あの子…ほら、何もできない子だったでしょ?バイトなんてもちろんしたこと無かったのに。でも一生懸命働いてたわ。大変なのに、笑ってた。『ママ、楽しい』って」

エジャが思いだしたようにフッと笑った。
しかし、その目には涙が光っていた。

「ある日、明け方近くまで仕事して、帰宅途中にあの子は交通事故にあって…それで」


イヌは、愕然となって、エジャを見つめた。


その先を聞くのが怖かった。
イヌは震える声を絞り出した。

「それで…?」

エジャは、ハンカチで目頭を押さえると、首を振った。

「…あの子、ヘリは、最後まであなたに会いたがってたわ。ずっと、普段はね、全くそんな事言わなかったのに。…最後の最後であの子、『ソ弁護士に会いたい』って言って、そのまま…」

エジャがたまらなくなって、嗚咽する声をイヌは、
どこか遠くで聞いていた。


…ヘリが、交通事故で?

つい「嘘だ」と声にもらしたイヌの言葉に、エジャが目を上げた。

「噓だって私も思いたかった。ずっとね。…でも現実にヘリはもういないの」

写真の中で、笑ってこちらを見ているヘリの顔。
自分が覚えている時よりずっとやつれているようだった。


「そうだ…」

エジャが思いだしたように、腰を浮かすと、立ちあがって、
タンスの引き出しを開けた。

そして何か取り出すとイヌの方に差し出した。

「ソ君、これを」

「なんですか?」

風呂敷袋の包みだった。

「ヘリに、もしあなたに会えたら返してほしいと頼まれていたものよ」

「?」

イヌが風呂敷袋の包みをとくと、中には服一式が入っていた。
男物のようだったが…。

「ソ君。あなたのでしょ?前にヘリに貸してくれていたものなのよね?」

エジャの言葉で、イヌはそれがヘリのトマト事件の時に自分が貸した服だということに気づいた。

「…あの子、ずっと大切にしていたのよ。時々、着ていたりもしたみたい。
私の手前、黙って耐えていたみたいだけど、あれからずっとあなたの事を想い続けていたわ」


「・・・・・・」

イヌは、ヘリが着ていたという、自分の服を手でなぞった。

もう、ヘリのぬくもりもそこには無かったのだったが…。


「…僕には、まだ信じられません」

そう、小さく呟くように言うイヌをエジャはジッと見つめた。

「あなたも、ヘリの事をずっと想ってくれてたのね」

「・・・・・・」

「つらかったわよね。…でも、もう忘れるのよ。ソ君。ヘリがこうなったのは、あなたのせいじゃない。それに、あなたは若いんだから、これからよ。
いい人を見つけて、恋をして、良い家庭をつくってちょうだい。私は本心からそう願っている。それに…ヘリもきっとあなたの幸せを望んでいるから」


イヌはエジャの言葉を聞きながら、頭の中の混乱は収まって、
かわりに、心の中が急激に冷えていくような気持ちになっていた。

…これが現実?

この現実から逃れるために、この頭のなかにある記憶は僕が勝手にねつ造したのか?

酒に酔って頭を打って…、朝目が覚めたら、
まるで、あの楽しかった記憶はすべて夢だったかのように現実に引き戻されて。

再会して、交際をはじめて…、ずっと一緒にいた。
デートをして、キスをして…喧嘩もしたけど、何度もお互いの愛を確かめ合った。

もう「ソ弁護士」じゃなくて、「イヌ」と呼ぶヘリの声の方が記憶に多いのに。

これがすべて自分のつくった夢幻だったなんて。


「…ヘリさんが今いる場所を教えて下さい」

尚も、そう言うイヌにエジャが、温かい笑みを向けてうなずいた。

「わかったわ。ソ君…あなたの気のすむように…」

エジャは、イヌにある場所の住所を教えた。


エジャの部屋を出たイヌはすぐにその場所に向かった。



(「さめない夢」後編に続く)



拍手、拍手コメントありがとうございます。

とくに雑記の「真夜中のつぶやき」の関して、
沢山の励ましや暖かいコメントを書いて頂いてありがとうございます。
いつも書いて下さる方も、初めて書いて下さった方も本当に嬉しかったです。

最初は、「検事プリンセス」にはまって突発的に始めたブログなのですが、
ここまでずっと二次創作を続けることが出来たのも、ブログを読みに来て下さっている方々のおかげだと思ってます。
一人で趣味で書いていたら、ここまでいろいろなネタは浮かばなかったと思うし、
途中でやめていたかもしれません。

あれもこれも、書きたいものはあるのですが、実際書いていると、妄想通りに書けない所は、まだまだ技術と経験不足だな~と実感です。
漫画の方も長年のブランクで、最初は唖然とする出来でしたが、おかげさまで少しずつリハビリ兼ねて楽しめるようになりました。

今もまだ書きたいものがいっぱいあるし、決めている検事プリンセスの二次小説のラストシーンまでは書き続けていきたいと思ってます。

でも、突発的に書けてしまう話とかもあって、
予定通りに話は更新出来ないかもしれませんが、書けたものからアップしていきますね。

創作物だけでなく、雑記やコメントまで読んで下さっていてありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。

「さめない夢」は次回最終話です。



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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説
「さめない夢」前編です。

二次小説は、ドラマ最終回16話以降の続きをみつばが、勝手に妄想したお話ですが、
ドラマのネタバレ等も含んでいますので、現在ドラマを見ている方、
これからドラマを見る方はご注意ください。

みつばの「検事プリンセス」の他の二次小説のお話、コメント記入は、
検事プリンセス二次小説INDEX」ページからどうぞ。

このブログに初めていらした方、このブログを読む時の注意点は「お願い」を一読してください。




この話は書き下ろし中編小説です。





さめない夢(前編)





…ヘリ…?



目を覚まして体を起こしたイヌは、
ベッドの中にヘリがいない事に気づいて、訝しげに周囲を見渡した。


ヘリの部屋の中。

朝の光がカーテンの隙間から洩れて、部屋を明るくしていた。
起きはじめた街の喧騒の気配も微かに伝わって来ている。

しかし、マンションの部屋の中は静まり返っていた。

バスルームにも、トイレにも、キッチンにも。


ヘリの姿がどこにもない。

ヘリの部屋で、ヘリが、こんな風に自分より先に起きて、
そしていなくなることは無いのに。


…コンビニに買い物に行ったのか?


イヌが訝しげに玄関の方を見やった時、
イヌの携帯電話に着信があった。

ジェニーだった。

…こんな休日の朝から?

不思議に思いながら携帯電話を耳にあてるイヌ。

「ジェニー?」

『…良かった。イヌ』

電話の向こうからジェニーのホッとしたような溜息が聞こえた。

「良かったって何が?」

ジェニーの言葉にイヌが首をかしげた。

『…事務局長から、あなたから何の連絡もなく無断欠勤してるから、何か知らないかって聞かれたわ。
事務所の方からも何度も連絡がいっていると思うけど』

「え?」

イヌはジェニーの言葉に時計を見た。

出勤時間だったら、とっくに過ぎている。
しかし…。

「今日は、日曜じゃないのか?」

そう聞くイヌに、電話の向こうのジェニーが一瞬沈黙した。

『…あなた、二日酔いから覚めてないの?今日は金曜日よ。もし、体調が良く無いならこのまま休めばいいけど、とにかく一度事務所には連絡をした方がいいわ。午後からクライアントとの約束も入っているそうだから』


…まさか。


イヌは、信じられないという風にジェニーの電話を聞いていた。

「ジェニー…、今日は何月何日だ?」


『寝ぼけてるの?イヌ、とにかく起きて顔を洗って。そして目覚めたら事務所に電話して。
事務所に来られるなら昼食の時に話しましょう』

そう言って、ジェニーの電話は切れた。

イヌは、ほとんど茫然となって手の中の携帯電話を見つめた。


…一体どうなってる?


イヌは頭をふって、洗面所に行った。
そして、顔を洗うと鏡の中の自分を見つめた。
少しやつれているように見える。

…寝坊した?金曜日?しかし、ここはヘリの部屋だぞ。
じゃあ、ヘリはもう出勤したのか?眠っている僕を置いて?


昨夜はヘリの部屋に泊まって…。

そこで、イヌは自分の記憶が全くない事に気づいた。

…昨夜、何があった?思いだせない。なぜヘリの部屋に?

平日でも、たまにお互いの部屋に泊まることがあった。
だから、それは別段不思議な事ではなかったのだが…。

しかし、今は考える事よりも行動を優先することにした。


イヌは、まず事務所に電話をかけ、遅刻する旨を話し、
部屋を出て、5階の自分の部屋に向かった。

そして、部屋の扉を開けようとしたが、
暗証番号を何度押しても部屋のドアは開かなかった。

…開かない?故障か?

イヌがドアノブに手をかけた時、カチャリという音がして部屋の中からドアが開いた。

「!」

部屋の中から顔を出したのは知らない男性だった。

「何か御用ですか?」

イヌは、一瞬驚いたように立ちすくんだが、気を取り直して、
勤めて冷静な声で聞いた。

「…この部屋の持ち主は誰です?」

「私ですが?」男が言った。

イヌは、部屋の番号をもう一度目視した。

イヌの部屋に間違いなかった。

「いつから、こちらにお住まいですか?」

「もう1年近くになるけど…何の用です?」

男が、イヌを胡散臭そうな目でジロジロと見つめた。

「ねえ、どなた?」

部屋の中から女性の声が聞こえた。

「…すみません。下の階の者です。部屋を間違え、お騒がせしました」

イヌは、男に頭を下げて引き下がると、階段を下った。


…どうなってる?

イヌは、混乱した頭を落ちつかせようと、歩いて、4階のヘリの部屋に戻った。

そして、イヌは、部屋に入るとクローゼットを開けた。
中には、自分が予備で置いていた外出着もあるはずだったが…。

イヌは、そこで又動けなくなった。

クローゼットの中には、ヘリの服が1着も無くイヌの服しかなかった。


イヌは、あわてて携帯電話を操作してヘリに電話しようとした。
…が、その中にヘリの登録がなかった。

「まさか…そんな…」

イヌは、震える手で携帯電話を握りしめると、何とか自分を落ちつかせようとした。

一晩、寝ている間に何があった?
それとも…僕はまだ夢を見てるのか?
こんなに感覚が鮮明なのに?

イヌは、外出着に着替えると、とりあえず事務所に行って、
そして、この状況を説明してくれそうな人物、ジェニーに会うことに決めた。

イヌは、法律事務所につくと、まず事務局長に無断で遅刻した詫びを述べると、
自分のオフィスに入った。

…ここは、このままのようだ。
働いている事務所。人間も変わらない。オフィスも仕事も。

なのに、どうしてだ?
どうして、ヘリの姿がない。部屋が変わっている?


混乱しつつも、イヌは、午前中は、とにかくいつもの手順のまま仕事をこなすことにした。
そして、昼になって。

イヌは、親友のジェニーと一緒に外の店でランチをすることにした。



「イヌ、あなた大丈夫なの?昨夜は随分飲んでたけど」

第一声、心配そうにそう聞くジェニーに、イヌはうなずいた。

「ああ、体はいたって平気だ。だが、かなり混乱している。
ジェニー説明してくれないか?一体何があった?」

「…覚えてないの?」

ジェニーがイヌに戸惑ったような目を向けた。

イヌはうなずいた。

ジェニーはフウっと深く溜息をつくと話始めた。

「昨夜、私と一緒にバーで飲んでいたのよ。あなたはかなり飲んで、そしてずいぶん取り乱してて、それがあまりに酷いから、バーから追い出されたの。その後あなたは一人で代行タクシーで帰って…思いだせない?」


イヌが、当惑しながらも又うなずいた。

「僕が取り乱してた?一体どうして?」

「どうしてって…それは…」

歯切れ悪く無言になったジェニーにイヌが眉をひそめた。

「…何か隠してる?」

「何も隠してないわよ。どうしてそんなことを聞くの?」

「不思議な事があるんだよ。ジェニー」

イヌが、息をついて、そして話始めた。

「ヘリがいなくなった」

イヌの言葉にジェニーが息をのんだ。
そして、「ヘリさん?」とこわごわと聞いた。

イヌがうなずいた。

「ああ、ヘリの姿がどこにもない。それに連絡先も消えてる。
部屋はあるのに、持ち物も消えている。君は何か知らないか?」


…自分の住んでいた5階の様子も変だった。
しかし、それよりもヘリのいた痕跡がないことが不思議だった。


「…イヌ…」

完全に当惑したようなジェニーが何とか声を出したようだった。
そのイヌを見る眼差しは憐憫そのものだった。


「あなた…それ本気で聞いてるの?」

「ああ、知っていたら教えてくれ。何があった?」

イヌの真剣な目にジェニーが溜息をついて、ソッと店の窓の外を見た。

「…私には、あなたの方に何があったのか知りたいけど…」
そう呟くように言った後、一度口をつぐんで、イヌの方を見なおった。


「イヌ、よく聞いて」


「ああ」


「あのね、ヘリさん…マ・ヘリは」

ジェニーが言った。


「もう、いないのよ。どこにも」


イヌの周囲で音が消えた。



(「さめない夢」中編へ続く)



昨夜の深夜のつぶやきへのコメント、ありがとうございます。
そして、すみません!!
大変ご心配おかけしました。暖かいコメントを頂きましてありがとうございます。

自分が好きでやっている事なのに、息切れした弱音を吐いてしまいました。

日常、表面上どうあれ、人それぞれ、いろいろな事抱えて生きているから
たとえ、ブログでも弱音や愚痴は吐くまい。と思ってたのですが…ぼろりと。

こういう思いこそ創作にぶつけないと!
…で、あらすじだけメモしておいたネタで書いた小説がこれ。

少し(かなり?)暗めです(汗)
いつもイヌ目線で書くと、何故かかなり真面目な方向に。

小説書く時、目線がヘリならヘリに、イヌならイヌに同調するように
気持ちが入り込んでしまうのですが、自分がイヌになる時、重くなる気がします。
ふざけてたり、からかい意地悪イヌでも、底の方は真面目で、そして、やはり
闇を抱えているからかもしれません。

ただ、「真夜中のつぶやき」気分ではスラスラ書けました。
この調子で「埋もれた約束」も突破したい所です。
…でも、これが終わったら気分転換に大人話も書きたい(笑)

コメントで、このブログを読んでくれている方々の思いも頂きました。
ほんとに、ほんとにありがとうございます。

途中暗い話もありますが、前向きになったり、ハッピーエンドを目標に
これからも「検事プリンセス」二次創作続けていきます!!
よろしくお願いします。


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こんばんは。


ブログを漫画予約で更新しているうちに、いろいろリアルの行事をこなしてました。


実は、このほぼ8カ月間、予約投稿や雑記を含めて続けてきたブログ「みつばのたまて箱」ですが、今日からしばらく休止しようと思っていました。

理由はブログをはじめた頃の初心にかえろうと思いまして…。


「検事プリンセス」にはまって、好きすぎて始めた二次創作ブログですが、
最近、少し自分の中で「ん?」と思う所が出てきていて、一度、気持ちをリセットした方がいいかも…と思い始めてました。


あくまで自分の問題なのですが、このままだと、二次小説も仕事で漫画を描いてた時のように、自分を追い詰めて書けなくなってしまうかも…と。頭すっごく固いので(涙)


あとは、もう少しリアルを優先しようと思いました。
正直、無理してた時もあるので。

ごめんなさい。
読んで頂いている方に話すことじゃないのですが、
そして、こちらの事情なのですが、
やはりリアルや仕事に支障を出してまで続けることは出来ないので、
マイペースで続けていこうと思います。


今のところは、このブログではブログ友達限定というものは設けてません。
コミュニケーション機能もほとんど停止してますが、
マナーさえ守って頂けたら、誰でも好きな時に来て、好きなブログ記事を読んでいって頂ければいいと思っています。


期待やリクエストに応えた物を書けない事もありますが、
ブログの中に気にいったものがあったら拍手ボタンで教えて頂けると嬉しいです。


バレンタインデー企画小説は14日に間に合いませんでしたが、
こちらもいつか更新したい話です。

シリーズの続きの長編は、どんなに書くのが辛くても、ここが一番乗り切らないといけない山だと思うので、何とか完結させたいです。

コメント読んでいて、小説の更新が遅れている事を言われると、
それだけ私の小説を好きになってくれてるのね♪と嬉しく思いながらも、若干落ち込んだりもしました。

更新予定で、期待をさせてしまって、すみません。

でも、休もうと思ってたけど、拍手コメントを読んでいたら、元気をもらって、
やっぱり、出来るかぎり続けていこう!って思いました。

だって、今でも「検事プリンセス」は大好きだし、
ちょっと?(苦笑)書けなくて、苦しんでいる話もあるけど、他の妄想話やネタ自体はあふれてるので、その時書けるものを優先して更新していきたいです♪


バレンタインデーといえば。

リアルで相方が珍しく平日休みだったので、
「デートに行く?」とふざけて言ったら「いいよ」と言われたので、
数年ぶりに子供抜きでゆっくりデートしてきました♪
交際期間も含めると、かなり長い年月二枚貝みたいにべったりくっついてましたが(笑)
それでも、今思うと、若い時、二人きりの時にあれもしておけば良かった。これもしておけば良かった~って思う事がいっぱいあります。
なので、「検事プリンセス」の二次創作のイヌとヘリカップルにはもっといろいろさせてみたいな~って思います。…大人話以外の事もね(笑)

イヌとヘリ、二人のバレンタインデーはどうやって過ごしたかと、
私が妄想した話は「いこう」シリーズなので、
ただ、単にべたべたしてるだけだと芸がないな~。

今までの「海へいこう」「プールへいこう」参照で♪

とか考えたら、どんどん話が複雑なことに(汗)
ロマンチックでドラマチックな(?)話にしてみたい♪←こんな事を考えてるから話が煮詰まるのですが。

2月の更新予定と話が前後しますが、二次小説は
まず出来たものから順次アップしてきますね。

あと、コメントレス的な話ですが、

拍手、拍手コメントありがとうございます♪

「ヘリ兎と猟師イヌ」の話。

ヘリが兎になったのは、ただ、大人話で、イヌとヘリを兎とそれを狙う猟師に妄想した所からでました。でも、描いた後で、私もドラマで、イヌがヘリの冷蔵庫見て、
「兎の餌か?」って言ってたのを思い出して、やっぱりヘリは兎だ♪と思いました。


あと、余談ですが、イヌ役のパク・シフさんのツイッターの最新画像を見たら…。
見ました!?あれ?(興奮状態)
バスローブ姿のパク・シフさんが子猫抱いてる写真!!

ぎゃーっ。かわいい!!!子猫!!!なんて可愛い猫。

子猫もかわいいのですが、それを抱いたり、体にのせてるシフさんの写真に、
さらに、停滞気分が浮上。
前髪の長いシフさんは全くイヌじゃないんですが(←苦笑)
それでも、子猫になりたい♪…と思わせる画像でした。

ヘリ兎もいいけど、へり猫もかわいいかも…今度イラスト描いてみよう♪と妄想(笑)


…そんな感じで、勝手に沈んで、勝手に復活宣言の話でした。

「落ち込んだりもするけど、私は検事プリンセスで元気です♪」

↑またまたジ○○アニメの「何とかの何とか」みたいな言葉で(笑)


間に合えば、今日の昼頃に二次小説を更新します。
予定外の話ですが、休止を決意した私がPCに向かって結局書いてしまった話です。

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「ヘリ兎と猟師イヌ」シリーズ、4コマ漫画版の最終回です。



ヘリ兎と猟師イヌの物語7



   検事p「ヘリ兎と猟師イヌ07



3コマ目。ドラマ16話の深夜公園イヌの転ぶシーンを入れようと思ったのですが、
ギャグより、なんとなくロマンチックに「おんぶ」の方を取り入れてみました。

バレンタインデーなので♪


4コマ漫画ではシリーズでも、

猟師イヌが結局何者だったのか?
過去にサンテパパとイヌに何があったのか?
猟師イヌと魔女ジェニーの関係は?
「守りの石」って何?
最後、猟師イヌがなぜニンジン畑にいたのか?などなど。

さっぱり分かりませんね(汗)

分かるのはヘリ兎と猟師イヌが禁断の恋に落ちて、
でも、ラストはハッピーエンドってことくらいです。

詳しくは今後二次小説バージョンで。
↑(またCMシリーズみたいな技法ですみません)


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「ヘリ兎と猟師イヌ」シリーズです。
人間になることを決意したヘリ兎の向かった先は…。




ヘリ兎と猟師イヌの物語6




   検事p「ヘリ兎と猟師イヌ06



ヘリの職場の検察庁、刑事5部の面々も動物に♪
誰が誰か分かりますか?


ヘリ兎と猟師イヌシリーズ4コマ版、次回最終回です。


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今回の話も「ヘリ兎と猟師イヌ」シリーズ
「検事プリンセス」のパロデイというより…。





ヘリ兎と猟師イヌの物語5




   検事p「ヘリ兎と猟師イヌ05



ごめんなさい。。。

元ネタが分からないとただの親子喧嘩の漫画。

某アニメ映画「〇〇の上の“なんとか”」を
思いっきりパロった4コマ漫画です。
…こんなことして、大丈夫かな?(汗)

子供が数年前は好きで、くいつくように録画を見てました。
…私にとっては謎の多いアニメでしたが…。


ヘリ兎、とうとう人間になることを決意します…。という感じで。
今回もサンテパパ登場です。

二次小説バージョンはもう少し真面目な話です(笑)


この記事は予約投稿です。
コメントレス等は遅れますが、後でさせて頂きますね。


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「ヘリ兎と猟師イヌ」シリーズ第4弾です。
「検事プリンセス」の14話。イヌとサンテパパの、あのシーンを
パロディで描いてみました♪




ヘリ兎と猟師イヌの物語4




   検事p「ヘリ兎と猟師イヌ04



「守りの石」って何?…みたいな(苦笑)
詳しくは近日公開予定の「ヘリ兎と猟師イヌ」二次小説バージョンで♪

今日から3~4日、火曜日くらいまでプライベートでたてこむため
ブログは予約投稿になります。
コメントレス等は遅れますが、後でお返事させて頂きますね。

拍手、拍手コメントありがとうございます!!
漫画も好きだと言って頂けて、とっても嬉しいです。
それで調子にのって漫画が連投してるわけではありません。
ただ、小説書くための時間稼ぎにもしてます(苦笑)

コメント欄なのですが、
情報交換の場で使用して頂いて結構です。
むしろ、そのために公開にしたので、どんどん活用してください。

検事プリンセスネタや、韓流情報。役者さんネタ。他の韓国ドラマの話など。
せっかく検事プリンセス好きの方が集まっているので、私だけでなく、
他の方にも教えるつもりで公開して頂けると嬉しいです。
ただ、検事プリンセス以外のドラマは、未視聴の方もいらっしゃると思うので、
ストーリー内容の細かいネタバレ等は避けて頂けるとありがたいです。

韓国ドラマ「シティハンター」地上波はじまりましたね(関東だけ?)
私は実は心待ちにしていて、今のところ放映された物は全部録画してます♪でも1話も見られてません(涙)
「検事プリンセス」以来初の韓国ドラマ視聴となりますが、見るのを楽しみにしてます♪


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今回も、昨日に続き、二次小説「刻印2」のパロディです。

…ギャグも下ネタも全然OK!という方はどうぞ。
二次小説「刻印」のイメージを崩したくない方は避けてください。




Hの悲劇 PART2





   検事p「Hの悲劇02」



タイトルは「ヘリ(HERI)の悲劇」っていう意味です♪

イヌが別荘に持って来た荷物の中身なのですが、
テイクアウトの食べ物や調理器具、食器等は入ってたと思うけど、
他にもこんな物が…っていう大人ネタ。

イヌの用意した服は結構気にいったヘリちゃんですが、
この後、イヌにどんな目にあうのでしょう???

具体的に何が入っていたかは、ご想像(妄想)におまかせします。

みつばの頭の中の妄想というアパートには、純愛トキメキ大好き住人の隣に、
○ネタ大好き住人も住んでます(苦笑)

山奥の一軒家…。そしてほとんど監禁状態のヘリ。

どうしても妄想がそっちの方向にも行ってしまったみつばです。
みつばの描く4コマ漫画のイヌはちょっといつもアレです(汗)
上品じゃないネタが続いてごめんなさい。

二次小説の別荘ももっと素敵なものをイメージしてくださいね♪


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今回の話は二次小説「刻印2」の4コマバージョンです。



Hの悲劇



   検事p「Hの悲劇01」



別タイトル「抜かりのない男」(笑)

Hの悲劇って、「ヘリ(HERI)の悲劇」っていう意味なんですけど、
字のままの意味でもとれますね(笑)

もともと、4コマ漫画ネタだった「印」。
「刻印」も4コマバージョンで描いたら、こんな風に(苦笑)
しかし、真面目にイヌの選んだ服と下着ってどんななのかしら?

「刻印」二次小説のこと。
最初は、山中のコテージ二人きり♪という話なので、
思いっきり、大人モード全開(公開出来る範囲で)書いてみようかしら?って思ったのですが、
メインイベントはもちろん、あのラストシーンなので、いつも通り控えめ(?)に。

あと、昨日の、コメントで、頂いたコメントなんですが、
ドラマの7話、ヘリが夜中にウォーキングして時間をつぶしてたのは、
一人で店に入れなかったんじゃないか?っていう推察なんですが、
実際は、ヘリじゃなくても、

「韓国では、一人で店に入ることは無いそうですよ」

ということで、私もネットで調べてみたのですが、そうらしいですよ。
又、一つ、へえっな韓国文化を知りました。ありがとうございます♪

…未公開の長編で少しだけそういうシーンを書いてたので、こっそり修正(笑)

二次小説「刻印」の拍手、拍手コメントありがとうございます!
最新作が一番面白い、と言ってもらえるように、これからも書いていきたいです。



あいかわらず4コマ漫画も描きますが、
それでもいいよ♪の方も
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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説
「刻印」最終話です。

二次小説は、ドラマ最終回16話以降の続きをみつばが、勝手に妄想したお話ですが、
ドラマのネタバレ等も含んでいますので、現在ドラマを見ている方、
これからドラマを見る方はご注意ください。

みつばの「検事プリンセス」の他の二次小説のお話、コメント記入は、
検事プリンセス二次小説INDEX」ページからどうぞ。

このブログに初めていらした方、このブログを読む時の注意点は「お願い」を一読してください。

この話は、短編の
印ーホクロ-」「印ーしるし-」「印-しるし-(SIDEイヌ)」の完結編です。

(注意)
この話には、大人向けの表現や描写が出てきます。
精神的に自分は大人だと思える方だけ、お読みください。




刻印(最終話)



…昨夜の続きですって?


一瞬耳を疑って固まったヘリは、ぎこちない笑いを浮かべた。

「ハハ…冗談ね。いつもの冗談言ってるんでしょ?」

「冗談を言っている顔に見えるか?」

そう言ったイヌの表情に、確かに再び甘い熱に浮かされたような瞳を見つけたヘリは、
コクンと息をのんだ。

「あの…イヌ…ソ・イヌさん?物事には“節度”とか、“ほどほどに”っていう言葉があるんだけど、ご存じ?」

「当然だ。僕の職業を何だと思ってる」

肩をすくめてみせるイヌにヘリが上目づかいになった。

「私はあなたの語彙力じゃなくて、あなたのその常識外れな言動に疑いを持ってるのよ」

「常識外れって言葉は君には言われたくない台詞だな」

サラリとそう返すイヌにヘリが気まずそうに頬を膨らませた。

「…最近はそんなに常識外れな事をしてないわ。…って話を誤魔化さないでよ」

「誤魔化しているのは君だろ?」

イヌが笑って、そして、立ち上がるとヘリの座っている横に立った。
そして、ヘリを覗き込むようにしゃがみこんだ。

「『印』なんてつけなくても、僕を独占出来るいい機会だぞ。ヘリ」

…自分の都合のいいように話を持っていくんだから。

ヘリは苦笑した。

「初めから、こうやって私を閉じ込めて、あなたの物にしようって魂胆だったのね」
…人里離れた、どこかも分からない場所に連れて来て、閉じ込めて…。

「ああ、そうだよ」

イヌが、ヘリのわざとふざけた言葉に、意外にも真面目にうなずいた。

「ずっと、こうしたかった」

「・・・・・・」

…君を影から見守っていた時からずっとね。

ヘリは、自分を見つめる真剣なイヌの、熱い眼差しに、照れくささのあまり目を逸らした。

「…こんなことしなくても、私はもうあなたのものよ…半分くらいわね」
…全部はあげられないけど。

そう言うヘリにイヌが笑った。そして、ヘリの体を椅子から抱き上げた。

「残りの半分もこれから頂くよ」

「…ただじゃやだ。あなたも私にちょうだいよね」

イヌの首に手をまわしながら、照れ隠しにわざと茶化して言うヘリ。

フッと笑みを浮かべて、それには答えず、イヌはヘリをベッドに運んだ。

…もうほとんど奪われてるよ。

そして、チラリと窓の外を見たイヌはボソリと呟いた。

「晴れてよかった」

「…?」

…部屋の中でこんな事をするのに、天気が関係あるのかしら?

ヘリの心の疑問は、しかし、またもや口に出されることはなく、
イヌからの口づけの後、再び体も理性もイヌに取りこまれていった。


その後も

別荘の部屋の中で、しかもほとんどをベッドの中でヘリとイヌは過ごした。

…もう何時なのかも分からない。

ヘリは、ベッドの上で、夢うつつをさまよっていた。

季節柄なのか、周囲を木々に囲まれているせいか
部屋の中は日中でも薄暗かった。でも、今は完全に日没したように思える。

外の気温は低そうに見えるが、暖炉の火が部屋を快適に暖めていて、
ベッドの布団の中もヘリとイヌの体温で熱いくらいになっていた。

体を重ねて…眠って、起きたらシャワーをあびて…
お腹がすいたら軽食をとってから、再び体を重ねて…。


行為の間中、イヌに耳元で甘い言葉を囁かれて、
疲労を感じる余裕もないほど、恥辱の底に何度も突き落とされ、快楽の頂点に幾度も押し上げられた。
そして、声がかすれるくらい嬌声を上げ続けて、イヌの身体にしがみついていたヘリ。

時間の流れも分からなくなる空間で、そうやってイヌと濃密で甘い時間を過ごしたヘリは、
まるで本当に世界で自分たち二人だけしかいないような感覚にも陥ってきていた。

…昨日、今日だけでもう、何回“した”のかしら?

こんなことでいいのかしら?
すっかり、体も心もイヌのペースに巻き込まれているわ。
本当に私がイヌのものになっちゃったみたい。

ヘリのこの考えすら現実のものか、夢の中のものか分からなくなってきていた。
行為の最中の出来ごとも全部夢だったのかもしれない。そんな気すらする。

…そう、これは全部夢なんだわ。

そうヘリが思いこむには、あまりにもイヌに抱かれた記憶が生々しいのだったが…。

しばらくして、

うとうとと、半分眠ったように目を閉じているヘリの意識を戻すように、
イヌが、ヘリの肩をソッと優しく揺すった。

「起きろ。ヘリ」

「…んん…?イヌ?」

ヘリは、億劫そうに目を開けると、自分を覗き込んでいるイヌの顔を確認した。

「…今度は何?…また『はじめる』の?」

ヘリの言葉にイヌが口の端で笑った。

「その前にやることがある。さ、これを着て」

イヌが、ヘリの上に防寒用の上着を置いた。

…上着?

ヘリは、不思議そうにイヌの置いた上着を見て、体をゆっくり起こした。
よく見るとイヌも防寒着を着ていた。

「今からどこか行くの?」

ヘリはチラリと窓の方を見た。

もう窓の外は真っ暗闇で、夜も遅い時間のようだった。

…まさか、今から外を探索しに行こうって言うんじゃ…。

ヘリの疑念たっぷりの、怪訝そうな表情を見たイヌが首を振った。

「バルコニーに出るだけだ。でもかなり冷え込んでいるから、それを着た方がいい。
ほら早く」

…バルコニー?


全く意味が分からないヘリだったが、
この2日間で、理解不能なイヌの言動にも少しは慣れたようだった。

素直に言われるまま、ヘリは防寒着を上に着込んだ。

そして、イヌに手招きされるまま、ベッドから降りると、
はきだし窓から出てバルコニーに向かった。

バルコニーに出ると、外気がヘリを包み込み、
防寒着を着ていても、肌をつきさすような冷気にヘリは身ぶるいした。

そんなヘリの肩に、イヌが背後から厚めの毛布をかけた。

…イヌ。

「ここに座って」

イヌが、バルコニー上のテーブル席にヘリを座らせた。
ベンチの上にはクッションが置いてあった。

その側には暖かい灯油ストーブも。

ヘリは毛布にくるまりながら、ホッと息を吐いた。
吐く息が白い。

イヌが、キッチンから湯気のたったカップを持ってきて、1つをヘリに渡した。
熱いお茶だった。

へりはそれを黙って口に含んだ。

しばらく、バルコニーのベンチにイヌと隣り合って座って、お茶を飲んでいたヘリは、
たまらなくなって口を開いた。

「今度は一体何を始めるの?」

…まさか、ここで『はじめる』んじゃないでしょうね?

イヌが、チラリと自分の腕時計を見た。

「…そろそろだな」

「?」

「始めるんじゃないよ。ヘリ。始まるんだ」

…どういうこと?

聞こうとして口を開きかけたヘリに、イヌが上を向くと、

「あ」と声を漏らした。

そして、指を上に向けてヘリの視線を上げさせた。

イヌの指差す方向。
夜空を見上げたヘリは、とっさに声を失った。

「!!」

雲一つない晴れた夜空。

近くに建物や民家もない地上は闇に覆われていたが、
空は、群青色に塗りつぶされて、地上の闇よりもむしろ明るく感じた。

それよりも…。

「すごい…綺麗…」

ヘリがつぶやくように言った。

無数の星たちが広い夜空全体で煌めいていた。

小さな、小さな、普段は目をこらさなくては見えないような星まで、
明るい星の間にも瞬いている。

360度のパノラマで、

ヘリはここまで綺麗に星の見える夜空は見たことが無いように思った。

夜景の光の強いマンションのバルコニーや、
街の外灯のある家の方では、星は見えてもここまで多くはっきりとは見えなかった。

「空気が澄んでいるから、たくさん見えるな」

イヌの言葉にもヘリは夜空を見上げたままうなずくしかなかった。

感動のあまり声も出ないという風のヘリの姿を見つめながら、
イヌが満足そうに、カップのお茶に口をつけた。

そして、

「ヘリ」と呼んだ。

「あちらの方向を見ていろ」

そう言って、指をさした。

「あっち?」

ヘリは、イヌに言われるまま、指さされた方向に目を凝らした。

その時、

「あっ」

漆黒の空に光の筋が見えた。

一瞬のきらめきを放って、消えた軌跡。

「流れ星だわ!」

ヘリが驚いた声をあげた。

「…あっ。また見えた!」

見上げる先で、ヘリの前を流れ星がいくつも落ちてゆく。

「すごい!すごい!!ねっイヌ。見た!?」

すっかりはしゃいで興奮状態のヘリにイヌが微笑んだ。

「今夜は流星群が見える日なんだよ」

「流星群?」

「そう。ほら、ちょうど今見ている方向。これから数時間が一番見えるらしい」

ヘリはイヌと同じ方向を共に見つめた。

小さな光。大きな光。長いものだったり、短かいものだったり。
上の方で、下の方で。

星が降るように落ちていく。

それらの光景を瞼の裏に焼きつけるように、ヘリは瞳をこらしていた。

星空を見つめる、キラキラと輝くヘリの瞳。
…まるで地上に落ちた星みたいだ…イヌがヘリを見つめながら思った。

星に夢中になったヘリはすっかり寒さも忘れていた。


やがて、

夜空から目線を降ろしたヘリがイヌを見つめた。

「…これを私に見せるために、ここに来たの?」

イヌがうなずいた。

「私の『33のリスト』の1つだってこと、覚えてたの?」
…恋人と流星群を一緒に見るのが夢の1つだって…。

イヌがまたうなずいて、微笑んだ。
「それに…」イヌが言った。

「まるで『印』みたいじゃないか?」

…たくさんの星達が、夜空についた無数の『印』に見えないか?
そうイヌのからかうような言葉にもヘリはクスリと笑った。

「そうね」


この素晴らしい『印』は目だけじゃなくて、
ヘリの心や記憶にしっかりと刻み込まれることだろう。

住んでいるマンションからでは、流星群もここまで綺麗には見えなかったに違いない。

イヌは、一番綺麗に見える場所にヘリを連れてきてくれたのだろう。

…たとえ、“ちょっと”『お礼』することも念頭に入っていたとしても。


「ここに連れて来てくれてありがとう。イヌ」

ヘリがイヌに礼を言った。


こんなロマンチックな“印”をもらえるなんて想像もつかなかったわ。

「気にいった?」

「ええ、とっても」
…嬉しい。言葉に出来ないくらい。

「また、連れて来てあげるよ」

そう言うイヌに、ヘリがはたと、思いだしたように、睨むふりをした。

「でも、今度は、不意打ちはやめてよね。それに、友好を深める行為ばかりじゃなくて、
別のこともしたいわ」

「友好じゃなくて、愛情を深める行為とか?」

「…あなたと弁論で勝負する気はないの」

ヘリの言葉にイヌが笑って、
座ったままヘリの体を抱き寄せた。

そして、そのまま唇を重ねた。

「・・・・・・」

その夜。満天の星空の下、


寄り添いあう恋人たちの上に降る祝福の光のように、
星がいくつも、いくつも煌めきながら流れていった。



翌日の朝。

イヌとヘリは、晴れた別荘近くの湖畔の周りを散歩した。

手をつないで、白い息を吐きながら整備された細い道を歩き、
湖にいる鳥たちをオペラグラスで眺めたりもした。

その後、街で昼食を食べることに決めて、
イヌとヘリは別荘から去ることにした。

「ベッドのシーツ…あのままでいいの?」
他人の物をさんざん使用したことを今さらのように恥じるヘリに、
イヌが「気にしなくていい」と答えた。

「管理者のお手伝いさんが後でクリーニングに入ることになっている」

そして、
車の中で去りがたいように、何度も家を振り返るヘリに、イヌが聞いた。

「いい思い出になった?」

「おかげさまで。あなたは?」

イヌがニヤリと笑った。

「もちろん」
…楽しませてもらったよ。

もう、あなたには降参だわ。という風に苦笑して両手をあげるヘリ。

しかし、ソッと窓の方に顔をむけると、チロリと舌を出していた。

そんなヘリに、前を向いて車を運転していたイヌも気づいてはいなかった。


…さすがのイヌにもきっと分からないわね。
それに、服を着たら他人にも見つからない場所だもの。

イヌの首の後ろ、襟首で隠れるほど下の方。

そこには

ずっとイヌに上手をとられ続けたヘリの、
ほんのささやかな“お礼”の小さな『印』が1つ、肌の上に刻まれていた。

別荘での行為後に、眠っているイヌに唇でこっそりつけたヘリの印が―――。


何も知らないイヌと目があったヘリは、にっこりと、輝く笑顔をイヌに向けた。


…あなたは私のものよって印よ。ソ・イヌ。これで本当におあいこよね?

心の中でそう囁いて、

助手席の背もたれに深く寄りかかったヘリは、
今度は昨夜見た夜空の『印』を思い出すと、心底満足げな微笑みを浮かべて目を閉じた。


(終わり)


「印」シリーズ完結です。

ヘリの「恋人としたい33のリスト」の1つが登場。
さらに、「素朴な疑問2」(行為後に服を着る)も解消してみました(笑)

この話では、イヌが、ヘリの「33のリスト」の内容のすべてを知っている事になってるので、「恋人としたい33のリスト2」(未公開)の後の話になります。

さらに、二人の泊まった別荘を提供した人物が登場する話「素顔のあなた(仮題)」(未公開)も、この話の前(?)にあります。…シリーズより先の話だと思って、書きかけのまま放置…保管中の話です。

…という風に長編だけでなく短編もいくつも設定等は出来ているのですが、まず1つ、1つ書きあげて順次更新させていきますね。

以下、コメントレスな話。
そうそう。
怖がりのヘリが7話で、どうして夜中にウォーキングして時間をつぶしてたか。
私も疑問だったんです。ファミレスとかカフェとか、バーとかで過ごせばいいんじゃないかって。

でも、もしかすると、ヘリって一人では店に入れない女性だったのかも。
スパに行くにしても、スキー場のホテルもクラブもみんなユナと行ってます。
昔みつばも、実家住まいの女性に「牛丼屋に入るのが夢だから一緒に入って欲しい」と頼まれた事がありますし。お嬢様だからありえます。

あと、16話の深夜公園でイヌを待ったのは、ヘリの賭けだったと思います。
怖がりだと知っているイヌが、自分を想っていてくれるなら、きっと12時には来てくれるって。怖がりのヘリが頑張ったね(涙)

そんな感じで。

今後の二次小説の更新の方は、
「ヘリ兎と猟師イヌ」は漫画バージョンを先に完結させてから更新予定です。

「ゲレンデへいこう」を先にしたいのですが、14日頃にアップできたら、という希望的観測で。

「埋もれた約束」は、もうしばらく埋もれさせて下さい。

全部確約できなくてごめんなさい。
出来次第、更新させて頂きますので、よろしくお願いします。


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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説
「刻印」第3話です。

二次小説は、ドラマ最終回16話以降の続きをみつばが、勝手に妄想したお話ですが、
ドラマのネタバレ等も含んでいますので、現在ドラマを見ている方、
これからドラマを見る方はご注意ください。

みつばの「検事プリンセス」の他の二次小説のお話、コメント記入は、
検事プリンセス二次小説INDEX」ページからどうぞ。

このブログに初めていらした方、このブログを読む時の注意点は「お願い」を一読してください。

この話は、短編の
印ーホクロ-」「印ーしるし-」「印-しるし-(SIDEイヌ)」の完結編です。

(警告)
この話には、大人向けの表現や描写が出てきます。
精神的に自分は大人だと思える方だけ、お読みください。



刻印(3話)





「イヌ…もう、やだ…」


暖炉の火の前に敷かれた柔らかい絨毯の上、
大きな毛布に軽く包まれた状態で、イヌとヘリは体を重ねていた。

イヌの体の下に横たわったヘリは、むせび泣きのような喘ぎ声を漏らし、
何度もイヌに懇願するような言葉を発していた。


「…もう、無理よ。お願い。終わりにさせて…」

「嫌だね」

ヘリのか細い嘆願すら塞ぐように、イヌがヘリに深く口づけた。

「んん~…っ」

部屋の電気は消えたままで、暗がりの中、暖炉の火だけが、
二人の行為により発せられる濃厚な甘さを含んだ空気を照らし、温めていた。

時折、外から聞こえる微かな雷鳴。
冷たい風が窓枠を小さく揺らす音。

普段の怖がりのヘリならば、身を縮めるような環境。

しかし、もうそんな音もヘリには全く届いてはいなかった。
気にしている余裕もなかった。

いつも以上に激しく抱くイヌの腕の中でヘリは翻弄され続けていた。

執拗に体中をまさぐるイヌの熱い手と、指。
そして、肌を滑るようになぞっていく唇。
恥ずかしくて、それでいて、気持ち良さでクラクラする場所をピンポイントで
何度も舌で舐めあげられて、ヘリはほとんど意識を飛ばしかけていた。

…お礼をさせてもらうよ。

イヌの首に「印」をつけた仕返しをされるものと身をすくめていたヘリだったが、
イヌは、ヘリの首だけでなく、体にも跡を残すような事はしなかった。

さんざん、体の隅々まで愛撫され、朦朧としているヘリの意識をつなぐように、
イヌは、最初から力強く己の体をヘリに打ちつけていた。

「ふっ…くっ」

遠慮のないイヌの行為に、ヘリは唇をかみしめて耐えた。

しかし、すぐに気持ちよくなってきた体がヘリの緊張と理性をとかしていった。

「あんっ…っ…いい…」

つい、もらした言葉にイヌが嬉しそうに微笑んだ。

「…気持ちいいか?」

少しかすれた、イヌの行為の最中の低く甘い声に、ヘリがコクリとうなずいた。

ベッドの上ではなく、絨毯の上で、
恥ずかしい思いをしたランジェリーも脱がされた状態で、ヘリはイヌに抱かれていた。

いつもと違う場所。そして、自分たち以外人の気配のない山の中というシチュエーションが、余計ヘリを興奮させているようだった。

イヌの体にしっかりとしがみついて、いつもより大きく嬌声をあげ続けるヘリ。

そんなヘリを見つめながらイヌは口元を妖しくゆがませていた。

愛撫だけで何度かイカされ、そして、行為の最中も、
幾度も快楽の頂点を体感させられたヘリは、さすがに体力の限界を感じてきていた。


「…イヌ…もう無理よ」

…もうイケない。

いつもより激しいだけでなく、持続時間も長くなっているようなイヌに、
ヘリは、自分と同じように、イヌも興奮しているからだ、と思っていた。

「騙されないよ。ヘリ」

かぼそい声のヘリの訴えにもイヌの冷たい返事がかえってきた。

「君はそうやって、いつも僕を騙そうとする」

「騙してなんていないわ」

「ふーん…僕に“印”をつけた夜も確かそんな事を言ってたな。
でも夜中に『悪戯』をするほどの元気を見せて去って行ったよな?」

「…あなたって本当にしつこい男ね」

「そうだ。しつこくて綿密で怖い男。それがソ・イヌだよ」

ふざけた応酬をしながらも、イヌは、ヘリの体を突き上げ続けた。

「~~~っ…あっ…っ。やだ…っ」

ヘリが、涙目になって、激しくかぶりをふった。

「…やめて。もう。…これ、やだっ」

イヌが、嘲るような冷笑を浮かべた。

「マ・ヘリは素直じゃなくて、しかも噓つきだ。…これが好きなんだろう?」

イヌの擦り上げるような腰の動きにヘリが悶えて、目から涙をあふれさせた。

もう限界だと思っているヘリの体の奥の熱をさらに呼び醒ますようなイヌの行為。

ヘリの心は必至にあらがおうとしたが、体の方はすっかりイヌに手なずけられているようだった。


「あっ…んっ…はぁっ…!」


体をつながれたまま、

手のひらで胸の頂きを弄ばれ、イヌの激しい口づけを受けるヘリの体と意識は、
再び強い快楽の渦の中に吞まれていった。

それでも、イヌの行為は一向に弱まる気配が無かった。

透明な涙を頬に滴らせ、快楽に陶酔するヘリの美しい顔をジッと見つめながら
腰を進めるイヌ。

…お礼をすると言っただろう?

イヌは声に出さずに心の中でヘリに話しかけていた。

…まだ、足りないよ。…ヘリ。
今度こそ、君に消えない『印』をつけてやる。
肌のように、いつか消えてしまう印じゃなく、この君の体と記憶と心に、
しっかりと刻みこんでやる。二度と忘れられないような…

ソ・イヌという刻印を―。


快楽の余韻でクッタリと脱力して、
イヌの動きにただ揺さぶられているようなヘリに気づいたイヌは苦笑した。

そして、ヘリの腕を掴むと、力強く身体を引き上げて、自分の膝の上に座らせた。

「まだだ。ヘリ。…僕も楽しませてくれ」

「~~~っ…」

向いあったまま、ヘリと体をつなげるイヌ。

ヘリにはもう、まともな思考をする余裕はないようだった。
ましてや、拒絶や抵抗する言葉を発するのも億劫そうに見えた。

ただ、知らないうちに、イヌの見えない『印』を体に刻みつけながら、
その夜のヘリは、イヌの腕の中で何度も何度も甘い声を上げ続けていた。


そんな夜が明けて―――…

窓からもれるほのかに明るい光に気づいたヘリは、ベッドの中で薄目を開けた。

…夜は明けたのね。
今が何時なのか分からないけど。

焦点の定まらない目で、ぼんやりと窓の外の景色を見つめているヘリ。

ぐったりと気だるく重い体をベッドの中に沈ませながら、
まだ完全に体も頭も覚醒してはいなかった。

結局あれから、ほとんど一晩中、ヘリはイヌに抱かれ続けていた。

しかも、一度終えて、仮眠のような睡眠をとったあと、
ヘリは強引にイヌに起こされて、再び強制的に快楽の淵まで連れていかれていた。

…これが、『お礼』ってわけね。

ヘリは、自分のイヌへの認識の甘さに内心歯ぎしりし、
さらにそんなイヌの行為に悦び続けた自分の体も呪った。

ベッドの中で、そっと振りかえると、イヌの姿はなかった。
部屋の中にもいないようだった。…しかし、サイドテーブルの上に車のキーがあるから、置き去りにされたのではなさそうだ。

…冷たい奴。

ヘリは、唇を尖らせると、ふてくされたように布団の中に潜り込んだ。

昨夜…いや、もうすでに明け方前になっていた頃、

ようやく事を終えて、

息を整えつつも、ぐったりと絨毯の上で肢体を伸ばして横たわったヘリに、
イヌが冷水を飲ませると、まるで子供の着替えのように衣服を着せていた。

「冷えるから、着ておけ」

そう言って、ヘリの衣服の袖に腕を通したり、
下半身の衣服にも足を通してくれたイヌ。

もう、完全にイヌのなすがままになっていたヘリは、それでも悔しさからわざと力を抜いて体重をかけると、イヌの親切にもせめてもの反抗を見せていた。

…今思い出すと、なんとも間の抜けた抵抗だったのだが。


服を着せてもらった後、ベッドまでお姫様抱っこで運ばれたヘリは、
イヌの腕の中で、外の雨音をぼんやりと聞いた。

「…雨…まだ降ってる」

雨が降っていることはもうこの際どうでもいいことだったのだが、
ヘリは半分眠りかかった寝言のようにつぶやいていた。

しかし、そのヘリのつぶやきにイヌがまともに返事をしてきた。

「ああ…明日は晴れるといいけど」

…どうして明日は晴れるといいの?

イヌの言葉に不思議になりながらも、その疑問を口に乗せる前に
ヘリの意識はゆっくり遠ざかっていた。

…そういえば、どうして、わざわざここに来たのかしら?
こんな風に一晩中『お礼』するなら、マンションの部屋でも良かったのに。
知り合いに家を借りてまで、こんな山の中にくる理由があったのかしら?

自然のある風景が好きだって言ってたけど、
外に探索に行こうっていうそぶりも見えなかったし…って、まさか
今一人でどこかに散歩にでも行ってるのかしら?私を置いて?

ヘリがそんなことを考えながら、布団の中でモゾモゾしていると、
部屋のドアが開いて、イヌが戻って来た。
厚めの防寒着を着ている。やはり外に出ていたようだった。
ベッドの中でこちらを見つめるヘリの開いた目を見つけたイヌが微笑んだ。

「起きたか?」

「…ええ。どこに行ってたの?」

「外の小屋に自家発電機があったから、使用出来るか確認してきた」

「そうなの?」

「電気のブレーカーには問題はなかったから、昨夜の雷は電線に落ちたのかもしれないな。
とくに今不便はないから、後で管理者に連絡しておくことにしたよ」

どうやら散歩に行っているわけでは無かったようだった。

「…あなた、寝たの?」

「もちろんだ」

そう答えたイヌは、ヘリのいるベッドの端に腰かけると、
ヘリにそっとキスした。

「おはよう。…いや、もう、こんにちは。かな?」

からかうようなイヌの言葉に、時間がとっくに昼をまわっている事を知ったヘリだった、

「…お腹すいたわ…」

まだ眠っていたい思いもあったが、それよりも空腹感がヘリの目を覚ましているようだった。


「君の好きなサラダとスープがある。パンと、それに果物も。他に食べたいものはあるか?」

ヘリは首を振った。

「シャワーをあびてから頂くわ。あなたは食事した?」

「まだだ。一緒に食べよう」

イヌの言葉に、イヌが自分が起きるのを待っていてくれたことが分かったヘリは、
気恥かしそうに、うなずいた。

ヘリがシャワーを浴びた後、ブランチを一緒に食べたヘリとイヌ。

ヘリはチラリと窓の外を見た。

赤々と燃える暖炉の火で部屋の中は暖められていたが、
外は晴れてはいても、おそらく冷たい空気に満ちていることだろう。

「…ねえ、これから何する?」

もし、イヌが外に探索に行きたいと言ったら、置き去りにしてもいいから辞退しよう、
そんなことを考えたヘリがイヌにそう聞くと、

イヌは、微笑して「決まってる」とはっきりと答えた。


「昨夜の続きだ」



(刻印3終わり 最終話に続く)


拍手、拍手コメントありがとうございます♪
描写はあっさり(?)と(笑)

「刻印」次回(明日更新予定)最終話です。
「印」シリーズに、ようやく決着がつきます。

このまま、ヘリがイヌの思うままに翻弄されて終わるのか?
それとも…?を、どうか見届けて下さい♪


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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説
「刻印」第2話です。

二次小説は、ドラマ最終回16話以降の続きをみつばが、勝手に妄想したお話ですが、
ドラマのネタバレ等も含んでいますので、現在ドラマを見ている方、
これからドラマを見る方はご注意ください。

みつばの「検事プリンセス」の他の二次小説のお話、コメント記入は、
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この話は、短編の

印ーホクロ-」「印ーしるし-」「印-しるし-(SIDEイヌ)」の完結編です。




刻印(2話)




鍵をあけて、

キイ…っと鳴る家の扉を開けると、イヌは玄関横にあったスイッチに手を伸ばした。
パチリという音がして、家の中の照明がついて明るくなった。

「ブレーカーをいれておいてくれたようだな」

イヌのつぶやきをヘリは、どこかボンヤリとした頭で聞いていた。

「君はここにいて。車から荷物を取ってくる」

イヌがそう言って、うろたえるヘリを置いてさっさと車の所に戻って行った。
そして、すぐに2つ積み上げた段ボール箱と旅行バッグを運んできた。

「…大荷物ね。中に入っているのは、ロープとか工具とかシャベルかしら?」

ヘリの言葉にイヌが面白そうに笑った。

「職業病か、サスペンスドラマの見過ぎだ。ヘリ」

ヘリの頭の中の妄想をそう笑い飛ばした後、「ロープは使うかもな」と言って、
ヘリの体を硬直させた。

家に入って、部屋のドアを開けて中に入って行くイヌの後を、
ヘリが、おずおずとついて行った。

イヌが電気をつけた部屋は、全体が広いリビング兼寝室のようになっているようだった。

キッチンも暖炉もあった。木製のテーブルと椅子。それに大きなベッドが一つ。
ベッドには綺麗な清潔そうなシーツがしかれている。
キッチンシンクやカウンターも磨かれ、暖炉の横には薪も積み上げられていた。
部屋の中を見渡したヘリは、ここが普段住んではいないが、管理された家だという事を確信した。

「ここ、誰かの別荘なの?」

キョロキョロしながら聞くヘリに、キッチンの方に段ボールを置いたイヌがうなずいた。

「ああ。あまり焦らしていると、君の妄想がとんでもない方向に行きそうだから、言っておくけど」

イヌが苦笑しながら続けた。

「ここは、僕の知人の別荘だよ。事情を話したら快く貸してくれた。だから日曜日まで自由に使える」

「…事情って何かしら?恋人に仕返しをするために家を貸して欲しいって頼んだのかしら?」

嫌味っぽく言うヘリの言葉にもイヌが軽い笑みで受け流した。

「もう、この際その話は忘れないか?君を驚かせたくて内緒にしただけだ」

「十分、驚いたわ」…それに怯えさせてももらったわよ。

ヘリは、まだふくれっ面になったままだった。
そんなヘリをイヌが、暖炉の前のフカフカの絨毯の上に座らせた。

「少しの間寒いけど我慢して。今暖炉に火をおこすから」

…出来るの?

ヘリの眼差しに含まれた質問に、イヌも微笑みだけで応えた。

…出来るよ。

ヘリは毛布にくるまりながら、イヌが暖炉に火をおこすのを見つめていた。

やがて、暖炉の薪に火がつき、部屋の中が暖かくなってきた。

「ここまで来るまでにも何も無かったし、誰も住んでなかったみたいに見えたけど」

「この一帯は、この別荘の持ち主の私有地なんだよ」

「ふーん」…イヌの知人って人は、お金持ちなのね。
…一体どういう知り合いかしら?友達?仕事のクライアント?

ヘリの心の中の問いにイヌが答えるように言った。

「僕の昔のクライアントの友人という人だ。仕事上直接は関わってはいないけどね」

…でも、ずいぶん信頼されてるのね。
口約束で、こんな別荘を貸してくれるなんて。

ヘリはこうして付き合うようになってからも
時々イヌという人物の底知れなさに驚かされることがあった。

愛する男の何もかもを把握しておきたいわけじゃないけど、
少なくとも今知っておきたいことはある。

「日曜日まで借りて、それまでここで何をするつもり?」
自然豊かな土地の、人里離れた一軒家で。

そう聞くヘリに、イヌが今度こそ見まごう事なき、企むような笑みを浮かべた。

「二人っきりでのんびり過ごそう」

「・・・・・・」

イヌの言葉通りの事が実行出来そうだった。
まわりに民家も人影もない。私有地というなら、他人は入ってはこないだろう。
それに娯楽施設ももちろん近くには見当たらない。
のんびりと過ごす以外何もすることはなさそうに見える。
…だが。

「あなたの言う“のんびり過ごそう”っていうのは、言葉通りの意味?
のんびり、の中に何か他の意図が隠されているんじゃないかしら?」

イヌがヘリの胡散臭そうに見る目に溜息をついた。

「疑り深いな、君は。そういうところも検事の悪い癖だな。何でも疑ってかかる。
そういう女っていうのも男にもてないんだぞ」

「おあいにく様。私はと~っても、もてるんですからね」

「へえ…」

イヌが、ヘリの座っている絨毯の上に屈んで、ヘリの方に顔を近づけた。

「言い寄って来る男がいるのか?」

「そ、そうだったら、どうするの?」

めいっぱい虚勢をはって言うヘリに、イヌがフッと笑った。

「…許さない」

そして、ヘリの頬に手をおくと、
イヌは、永遠に続くかと思われた軽口の応酬にピリオドを打つようにヘリの唇に口づけた。

優しく、甘く、ゆっくりとヘリの唇をなぞるようなイヌのキス。
ヘリは、次第に、心の中のイヌへの腹立たしさや、疑惑が消えていくのを感じた。

「・・・・・・」

唇をはずすと、ヘリとイヌは見つめあった。

「…お腹がすいただろう?夕食にしよう。準備するから待ってて」

頬をイヌの指でなでられながら、ヘリはコクリとうなずいていた。

…そうよね。勝手に私が勘違いしてただけなんだわ。
きっとイヌは、私を喜ばせようと思って黙って準備してくれたのよね。

コテージで二人きりで過ごす休日。
考えたら、とってもロマンチックよね。

単純で純粋なヘリは、一気に機嫌を直すと、ニコニコと笑顔になっていた。

そのあまりにも如実に顔に出たヘリの心情にイヌが、心の中で噴き出していた。

…あいかわらず、分かりやすいな。だが…。

暖炉の火を物珍しげに見ていたヘリは、後ろに立つイヌの表情に気づいてはいなかった。

閉じ込めた兎を、どう料理しようか?、と考えている猟師のような目のイヌを…。



「作っていると時間がかかるから、今夜は買ってきた物で食事しよう」

イヌが、器にテイクアウトした食べ物を盛り付けた。
ヘリの主食で、しかもヘリのお気に入りの店のサラダもあった。

それに、軽いつまみと一緒に
ヘリの好きな酒もイヌは荷物の段ボールの中から取り出していた。

ヘリは目を輝かせて、木製のテーブルの上に並べられたそれらを眺めた。
マンションの部屋でもケータリングの料理やテイクアウトの物を一緒に食事したことはあったが、こういう風に、違う場所になっただけでいつもと違って新鮮に感じられた。

木の香りがするコテージ。
周囲はとても静かで、風の音と微かな木々の葉のすれる音が聞こえるだけ。
カーテンは開いているけど、見えるのは林の影と暗闇の空。
暖炉の火がついた暖かい部屋の中、テーブルの上で、揺らめくオイルランプのやわらかい灯りが料理や酒を美味しそうに照らしている。

側にいるのは、唯一、愛する恋人。

…悪くないシチュエーションね。

ヘリは、イヌにほとんど騙し討ちのように連れてこられた事もすっかり忘れて、
浮かれながら、イヌと一緒に食事を始めた。


しかし、食事をしている最中に、窓の外の微かな物音にもヘリはビクリとして顔を向けていた。

濃い闇の中、木々の影が風で大きく揺れていて、
はきだし窓の外のバルコニーの上を雨粒がたたいている。

「いつのまにか雨が降ってるわ」

怖がりのヘリは、明るい家の中にいて、そして、側にイヌがいても、
全く人気のない山中にいるという心細さで、内心はまだ怯えているようだった。

「山の中の天気は変わりやすいからな」

イヌが全く気にしてないような口ぶりで言った。

「・・・・・」

時折、ひゅうひゅうと聞こえる風の音に、ヘリは身をすくめた。

「怖いのか?」

イヌが聞いた。

…聞くまでもなく分かるが。

「こ、怖くなんか、ないわよ。だって、あなたがいるじゃない。
こういう自然いっぱいの所にお泊まりするのも悪くないわよね」

ヘリがせいいっぱい元気な声を出して言った。

「あなたは、こういう所好き?」
普段、洗練されたシティボーイの印象のイヌだけど。

ヘリの問いに、イヌが、意外にも力強くうなずいた。

「ああ、こういう穏やかで自然の多い所は好きだな」

「ふーん」

「山や湖や緑豊かな田園風景を見るのが好きなんだよ。僕の養父もそうらしい。
よく野外キャンプにも連れて行ってくれた」

「そうなの?」
…だから、アウトドアな事にも慣れているのね。

また一つ、イヌの事を知ってヘリは嬉しくなった。

「…野外キャンプにいつか連れて行ってくれない?」

ヘリの申し出に今度はイヌの方が嬉しそうな顔になった。

「いいよ。一緒に行こう」

フフフ…。

イヌとの楽しい約束が増えたことをヘリは素直に喜んだ。

食事後、

リビングに隣接されたバスルームを先に使わせてもらったヘリは、
イヌの用意してくれていた旅行用のシャンプーや石鹸で体を洗った。

食事中、今更のように着替えを持ってきてない、という事に気づいて慌てたヘリだったが、
その点も抜かりのないイヌが用意をしてくれていた。

ヘリはバスルームを出て、脱衣所の籠の中に入っている自分の着替えを覗き込んで、フッと息をついた。
衣服も下着もイヌが準備したもの。

イヌの部屋にヘリが常備して置いていたもの、とばかり思っていたが、
よく見ると、衣服も下着も新品のようだった。

…いつ買ったのかしら?それにイヌが買ったのよね。
服はともかく…ランジェリーまで買うなんて。

抜かりのない、を通り越して、あまりにも用意周到すぎる男の行動に、
ヘリは呆れると同時に恥ずかしくなってきた。

…今さら恥ずかしがる必要もないけど。
それにしても、イヌの選んだランジェリー…こういうのが好みなのかしら?

ヘリは、照れ隠しのように新品のショーツとキャミソールを指にひっかけてブンブンとふりまわした。

着替え終えたヘリが脱衣所から出た。

イヌが、ちょうどヘリ用のコーヒーを入れ終えたようだった。
「カフェオレにしたかったら、ミルクは冷蔵庫にある」

熱いコーヒーのはいったカップをイヌはヘリに手渡した。

「…ありがと」

…こういうイヌの気のきくところは好き。でも、ききすぎるのも困るけど…。

「服と下着もありがと。サイズぴったりね」

「サイズだけじゃなくて、君に似合うと思って買ったよ。気にいった?」
服も…ランジェリーも。

何気なく聞いてくるイヌにヘリはますます照れくさくなった。

「…バスルーム空いたわよ。どうぞ」

イヌの問いには答えずに目を逸らして、そそくさと椅子に座って、
コーヒーカップに口をつけるヘリ。
イヌは、その後ろ姿に薄く笑みを浮かべると、着替えを持ってバスルームに入って行った。

イヌの姿が見えなくなると、ヘリは、そおっと、背後の窓の方に目をやった。

風が強くなって窓枠がカタカタと小さく音をたてていた。
雨も激しくなってきているらしい。

「・・・・・・」

バスルームの中にイヌがいると分かっていても、心細さが増してきたヘリだった。

…イヌ、早く部屋に戻ってこないかしら?

ヘリがそう思った時、

部屋の中に一瞬閃光が走った。

…雷?

そうヘリが思った矢先、激しい落雷の音がして、次の瞬間。

「きゃあっ」

部屋の明かりがパっと消えた。

暖炉の火と、テーブルのオイルランプの灯りで、部屋の中が真っ暗闇になることは
避けられたようだったが、それでも、ヘリの平常心をかき乱すには十分な演出だった。

「イヌ!…イヌ!!」

ヘリは、とっさに立ちあがると、イヌの名前を呼びながら、
バスルームのドアを開けて中に駆け込んだ。

ちょうどバスルームから出て脱衣所にいたイヌは、
停電よりも飛び込んできたヘリに驚いたような目を向けた。
イヌは、全身裸で、バスタオルで体の水気をふいている最中だった。

そんな事はおかまいなしに、ヘリはイヌの体にほとんどしがみつくような形で手をまわしていた。

「真っ暗になったわ」

「落雷でブレーカーが落ちたのかもしれないな」

説明されなくても分かる状況なのだが、動揺が激しいヘリを安心させる
落ちついたイヌの声だった。

「大丈夫だ。オイルランプもあるし、懐中電灯も非常用発電機もあるはずだ。
暖炉だから、部屋の暖房も気にすることはない。冷蔵庫の中の物もすぐに悪くなるものはないよ」

「そう…よね」

ヘリは、次第に落ちつきを取り戻して、それと同時に、自分のしでかしてしまった事に
ハッと我にかえって、イヌから手を離した。

「ごめんなさい。ちょっと動揺しちゃったものだから。…ごゆっくり」

「いいさ。もうシャワーは浴び終えたから」

イヌが微笑んだ。

そして、脱衣所から出ていこうとするヘリの腕を掴んで引き寄せると言った。

「…それに、服を脱ぐ手間もはぶけた」

シャワーをあびたばかりのイヌの熱い体がヘリの身体を包んだ。

息を止めて、イヌの腕の中でどぎまぎするヘリを抱きしめて、
イヌがからかうような声色で続けた。

「“印”をつけるだけじゃ飽き足らず、バスルームの中まで押しかけるなんて、
君は、思ってた以上に情熱的な女性だったんだな」

「ちがっ…」

あわてて否定しようとするヘリの唇をイヌが塞いだ。

そして、強引に深く口づけした後、顔を離すと、
もう完全に誘惑するような眼差しでヘリを見降ろして言った。

「約束通り、“お礼”をさせてもらうよ。…たっぷりとね」

…こんな約束はいらない。


イヌの力強い腕の中にとらえられたヘリは、
心までは全部イヌに支配されまい、と必死に足掻こうとしていた。

たとえ、それが無駄な努力だとしても…。



外は嵐。人里離れた山の中。

まるで悪い魔王に捕らえられ、山奥に監禁されたプリンセスのようなヘリの
長い夜が始まろうとしていた。


(刻印2終わり 3に続く)


イヌ役のパク・シフさんのインタビュー動画で、
「のどかな田園風景のある所が好き」というコメントを見たことがあったので、
もちろんイヌも♪という感じで(笑)

次回(明日更新予定)の話ですが、想像はつくと思いますが(警告)つきです。
…ということで、どういう事か分かる方は、PCまたは携帯でブログを開く時は
周囲の環境と目に気をつけて下さい。ということでお願いします。

拍手、拍手コメントをいつもありがとうございます♪
「印」の一応(?)完結編「刻印」もう少し続きます。

(お知らせ)「刻印1」のチャ検事と書いていた間違いをチャ捜査官に修正。


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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説
「刻印」第1話です。

二次小説は、ドラマ最終回16話以降の続きをみつばが、勝手に妄想したお話ですが、
ドラマのネタバレ等も含んでいますので、現在ドラマを見ている方、
これからドラマを見る方はご注意ください。

みつばの「検事プリンセス」の他の二次小説のお話、コメント記入は、
検事プリンセス二次小説INDEX」ページからどうぞ。

このブログに初めていらした方、このブログを読む時の注意点は「お願い」を一読してください。


この話は、短編の

印ーホクロ-」「印ーしるし-」「印-しるし-(SIDEイヌ)」の完結編です。




刻印(1話)





ヘリは、内心ソワソワしながらオフィス内の壁掛け時計を見ていた。

時計の針は、検察庁内規程の職務終了時刻の6時を過ぎている。

休前日の金曜日。
ヘリと同室の事務官と捜査官も、今日は予定が入っているらしく、
デスク周りの書類を整理しはじめていた。

「マ検事、今日は残業ですか?」

チャ捜査官が、帰り支度を始めないヘリに気づいて声をかけた。

「珍しいですね。金曜日に定時で帰らないなんて」

普段、金曜日の夜は恋人と予定をいれていて、ヘリが大抵定時であがる事を知っているイ事務官が不思議そうに言った。

「きりのいい所まで調べておきたい案件があるの。私に気遣わずお先にどうぞ」

あたふたと、忙しそうに書類を広げて見るふりをしながらヘリは応えた。

「そうですか。でも、ご無理をなさらずに。お先に失礼します」
「失礼します。お疲れ様でした」

ヘリにそう挨拶すると捜査官と事務官はオフィスを出て言った。

二人が去った後、ヘリはソッと溜息を1つついた。

…ほんとは帰りたいのだけど…。

そう思ったヘリだったが、

『今度お礼をさせてもらうよ…たっぷりとね。覚えてろ』

脳裏に、低く囁かれた男の言葉が蘇った。

「~~~~~」

ヘリは、思いだした事を振り払うようにブンブンと頭を振った。

あれからのこの数日間。
結局、“あの男”に対抗出来る策は何も思い浮かばなかったヘリだった。

『たっぷりとお礼をする』の言葉は、決して誇張表現ではないだろう。
それに、あの男は言った事は必ず実行する。…そんな事はもう嫌というほど知っている。

週末実家に帰ろうと母親のエジャに連絡をしたヘリだったが、
『パン屋が忙しい時期だから帰って来なくていいわよ』という、つれない言葉をもらっていた。

…一人娘より仕事が大事なのね。というショックを受けつつも、
いつも週末はイヌと過ごしていて実家に帰っていなかったから当然の扱いかも、とも思っていた。

親友のユナの家に…とも思ったが、ユナの仕事は週末の方が忙しく、また空いていたとしても、きっと彼氏とデートの予定が入っている事だろう。

…やっぱり、どこかに逃亡かしら?

真面目にそんな事を考えこみながら、書類に形式上目を通していた時、
デスク上に置いていた携帯電話が着信した。

バイブ音にビクリっとして動揺しつつ、ヘリはおそるおそる携帯電話をとった。
画面に通知された名前は『ママ』だった。

…ママ?何かしら?

ヘリは、不思議に思いながら、携帯電話に出た。

「ママ?どうしたの?」

『ヘリ、今職場?仕事忙しい?』

「うん、そう。仕事は…もう終わるところだけど」

『良かった』ホッとしたようなエジャの声が聞こえた。

『じつはね。大事な事があって、急いで行って欲しいのよ』

「え?大事なこと?行くって?」

ヘリは、きょとんとした。
しかし、次の瞬間あわてたように携帯電話を耳にあて直した。

「ママ。何があったの?もしかして、パパに何かあったの?」

『いいえ。パパは大丈夫なんだけどね。…ちょっと電話じゃ言いにくいことなのよ。
だから、ソ君と一緒に行って欲しいの』

…ソ君?「イヌ?」

どうして、イヌが一緒に行かなくてはいけないのだろう?
しかも、どこに?

『ほら、あなただと動揺しながら車の運転をすると危ないじゃない?
だから、ソ君に運転手をお願いしたのよ』

エジャの歯切れの悪い、あたふたとした話し方に、
ヘリは逆に、本当に何かあってエジャが取り乱しているものと思いこんだ。

「でも、ママ。あのね…。私、今イヌと…」

喧嘩してる…ってわけでもないけど、
今は正直顔を合わせなくない状況だということをエジャに伝える事をためらったヘリだった。
しかも、そういう経緯になった事を事細かに、エジャに教える事になるのはもっと避けたかった。…とても親に話せるような話ではない。

『もうすぐソ君が迎えに行くと思うから、そこで待っているのよ?じゃあね。ヘリ』

エジャは、ほとんど早口でまくしたてるように、ヘリに念を押すと、
ヘリの返事も待たずに電話を切ってしまった。

「あ、ママ!ちょっと待って…」

ヘリは、通話の切れてしまった携帯電話を握りしめたまま、
少しの間、途方にくれたように突っ立っていた。

…一体、何があったのかしら?

ヘリは、エジャの態度に不思議になりながらも、
実家の一大事らしい電話にあわてて帰り支度を始めた。

その時、再び携帯が着信した。

イヌだった。

「・・・・・・」

ヘリは、数百グラムの携帯電話が数キロにも感じるような手つきで耳にあてた。

「…はい」

『ヘリ』

いつもの金曜の夜だったら、聞いた瞬間、飛び上がりたくなるほど嬉しい男の声がした。
…いつもの金曜だったら。

“今度お礼をさせてもらうよ”と言われた相手からの電話は、決して有り難い物では無かった。

『今検察庁の前にいる。君を迎えに来た』

イヌが続けて言った。

「さっきママから聞いたわ。一体何があったの?あなたは聞いてる?」

『いや。お母さんの話は何も聞いてない。ただ、僕は君を迎えに来ただけだ。もう出られるか?』

「ええ。すぐ出られるわ。正面玄関で待っていてくれる?」

『わかった。待ってるよ』

「うん…」

ヘリは携帯電話を切ると、荷物を持ちオフィスを出た。

検察庁の正面玄関を出ると、すぐ脇の道路にイヌの車が停車していた。
イヌが車の中からヘリを見つけて軽く手をあげた。
ヘリは、駆け足で階段を下りるとイヌの車の助手席に乗り込んだ。


「仕事お疲れ」

イヌは、ヘリがシートベルトを締めるのをチラリと見てそう言うと、車のエンジンをかけた。

「あなたも…。ねえ、仕事大丈夫なの?無理して早退したんじゃない?」

エジャの頼みを断り切れなかったんじゃ…。
ヘリは、イヌの都合を慮って、車の運転をするイヌに心配そうな目を向けた。

イヌがフッと笑った。

「もともと今日の予定は空けていたから問題ない」

…予定を空けていたですって?
なんのために…まさか、本当に私への“お礼”の為じゃないでしょうね。

ヘリはジットリとイヌを見つめた。

イヌはヘリの視線に気づいているようだったが、知らないふりで、前を向いて運転を続けていた。

しばらく、イヌの車が街中の道路を走っていたが、
ふと、ヘリは、イヌの車が実家とは違う方向に向かった事にきづいた。

「イヌ。ここ実家に向かう道じゃないわ」

そう言いながら、不思議そうにあたりを見渡すヘリに、

「知ってる」とイヌが答えた。そして、
「向かっているのは君の実家じゃない」と続けた。

「実家じゃないの?どこに行くつもり?」

「お母さんから聞いてない?」

逆にそう聞かれたヘリは、ますます不思議になって、怪訝そうに眉をひそめた。

そして、バッグから携帯電話を出すと操作してエジャに電話した。

『どうしたの?ヘリ』

第一声のエジャの声に、ヘリがわけが分からないというように首をかしげた。

「それは私の台詞よ、ママ。一体どういうこと?実家で何かあったんじゃないの?」

『ないわよ』

ケロリとそう答えるエジャにヘリが閉口した。

『今、ソ君と一緒?』

「ええ…」

『じゃあ、作戦成功ね』

…え?作戦?
「ママ!?何を言ってるの?今のこの状況が分からないわ!」
この事態が全く飲み込めないヘリは、電話口でエジャにまくしたてた。

『ソ君に聞いてみたら?』

「なに?どういうこと?」

『じゃあ、楽しんで行ってくるのよ。またね』

ヘリの質問に全く応えていない言葉を最後にエジャが通話を切った。

「・・・・・・」

しばらく、切れた携帯電話を握ったまま茫然としていたヘリだったが、
キッとイヌの方を睨みつけた。

「一体、ママに何を吹き込んだの?」

睨み殺したい、というようなヘリの視線にも、
イヌは痛くもかゆくもないという表情だった。

「協力をお願いしただけだ。これからの僕らの予定のね」

「“私達の予定”ですって?あなたの予定でしょ?」

ヘリは憤然となってイヌにくってかかった。

「何の計画か知らないけど、ママを引き込むなんてひどい!!
…ママもママよ。一人娘の私より、イヌの言いなりになって私を騙すなんて!もうっ信じられない!」

…いくらイヌがお気に入りだからって、こんな風に丸めこまれちゃうなんて。

「そう言うな。お母さんは君の幸せをいつも願ってる。だから僕の計画に協力したんだ。これから君と一緒に行く“楽しい”旅行のね」

「旅行?旅行ですって?そんな話聞いてないわよ」

「だから、君には内緒で決めたんだよ」

「…月曜日に決めたんでしょ?」

何とか落ちつきを取り戻したヘリは、ふてくされたように、そっぽを向いた。

「これが“お礼”ってわけ?あなたって本当に陰湿な男ね。こんな回りくどい事するなんて。だいたいね~。先に私に自分の所有物みたいな印をつけたのは貴方でしょ。私がつけたって、おあいこだね♪って笑い飛ばせなかったのかしら?」

「僕はされた事を2倍返しするのが礼儀だと思ってるよ。とくに、されて嬉しかったことはね」

イヌの口の端に浮かべた薄い笑みにヘリは、目を細めた。

「嬉しかったのなら、お礼は結構よ。どうかお気になさらずに。…降ろしてちょうだい」

「遠慮しないで。それにもう高速にのってる。一緒に週末を楽しもうか」

イヌの言葉にヘリが目を丸くして、あわてて窓の外を確認した。

…高速道路ですって?
「一体どこに行くつもりなの?」

「ついてからのお楽しみだ」イヌがサラリと言った。

ヘリにとってはもう“お楽しみ”でもなんでもなかった。
それでも、もうイヌの車の中にいて、どこに行くかも分からない道を高速で走っている。
自力でこの状況から逃れる事は出来そうもなかった。

「…これは誘拐よ」

ヘリの完全に機嫌を損ねた冷たい声にもイヌは、冷笑で応えただけだった。

「訴えてやるんだから」

ヘリは、腹立たしげにブツブツとつぶやくように言い続けた。

…旅行なんて言ってるけど、これは絶対日曜の夜の仕返しに決まってるわ。
それにしても…。

高速道路をおりて、一般道に入ったらしいイヌの車は、
どんどん人里離れた山道の中を走っていた。

ヘリはだんだん不安になって、窓の外に心細そうな目を向けていた。

…どこに連れて行かれるのかしら?

いくら自分のした行為に腹を立てていたとしても、まさか恋人を(基本的に)酷い目にはあわせないだろう。…そう信じていたヘリだったが、車が、建物や民家すら見えない山奥に入って行くにつれて次第に疑心暗鬼に囚われてきた。


人里離れた山奥…人のめったに踏み込まない場所…湖畔…。

脳裏に、ヘリが担当した事件の数々が浮かんで、ヘリの妄想を大きくしていった。

「・・・・・・」

やがて、イヌの車が停止した。

「ついたぞ」

イヌの言葉にヘリが、こわごわと外を覗き込んだ。

真っ暗闇の山奥のようだった。湖横は通りかかったが、雑木林に囲まれて今はよく確認できない。

ただ、1軒の家が目の前にあった。

山の中で、他の建物も見当たらない中、その家の周りは綺麗に整備されているようだった。
家の状態も綺麗だった。誰かが管理しているのだろう。
ただ、明かりは消えていて、人の気配もないようだった。

「ここ?一体誰の家なの?」

ヘリが不思議そうに家の方を見ながらイヌに聞いた。

それには答えず、イヌはシートベルトをはずすと、「降りて」とヘリを車の外に促した。

当惑しながらも、しぶしぶ車から降りたヘリは、冷たい外気に身震いした。

…寒い。

そんなヘリの肩にイヌが車から出した毛布をかけた。

「…イヌ」

もう、一体何がなんだか分からないというヘリの眼差しにイヌが目を向けた。

「ヘリ」イヌが言った。

「今夜の僕らの家だよ」

…!?

もう、完全に理解不能なイヌの言葉にポカンとしたまま固まったヘリ。

イヌが、にっこりと優しげな笑みを浮かべた。

そして、「とにかく中に入ろう。ここは寒い」と言って、毛布ごとヘリの肩を抱くと
家の方に歩いて行った。

一歩、一歩、イヌに促されて家の方に近づくにつれて、
ヘリは、ますます不安を大きくしていた。

…たしか、こういうサスペンス映画があった気がする。
少しホラーもはいったサイコものの…。

そう思いながら、

玄関の前で、イヌがコートから取り出した、古びた鍵束のシャラシャラとなる音に
ヘリはビクビクとおびえた目を向けていた。


(刻印1終わり 2に続く)



ブログへの拍手、拍手コメントありがとうございます。
今後の二次小説予告してしまいましたが、
2月中にどこまで更新出来るかは未定です。

ただ、長編「埋もれた約束」は、どんなに遅くなっても、
それを更新しない事にはシリーズは先に進めないので、
どうか気を長くしてお待ちください。
プロット自体は、「初めての夜」や「過去の亡霊」より先に出来てたものなんですが(汗)


10話のジェニーの食べていたイヌの用意した料理は
イヌが外でテイクアウトで買ってきたものです。
あれを買いに行っている間にヘリがキムチを借りに来て、
ジェニーに「イヌはシャワーあびている」と嘘を言われたシーンですね。

地上波ではカットされてたので、
私も料理はイヌの手作りで、本当にイヌがシャワー浴びてると思った場面です(苦笑)


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こんにちは。

今週ずっと学級閉鎖で休んでいた元気な子供にふじツボのようにくっつかれている、みつばです。


…大人話は書けない(苦笑)

小説は構成中なので、今日は雑記を携帯更新で。


「検事プリンセス」で、よく食べ物が出てきましたよね。


前もブログで書いた、辛ラーメン。

まとめ買いしてた物がなくなった頃、再びまとめ買い♪

作るたびに、やっぱり7話でへりの部屋でラーメン作り指導するイヌを妄想します(笑)


ドラマを見てると影響をうけて食べたくなりますが、最近は「ココア」♪

二次小説でも書いた4話のイヌの作ったココア。


こういう寒い日にはぴったり。
のみた~い♪と、早速買って作ってみたけど…


…こんな味はイヌのココアじゃない…ガックリ

↑(笑)


ドラマ内で見つけて、たまたま家に同じ物があって喜んだのは、ロータスのクッキー♪

へりの検察庁のオフィスにおいてあって、ストレスをためるたびにへりが手に取っていたもの。

美味しいです♪


はまると、ドラマだけでなく、小説や映画でも、かなり影響うけて、中に出てくる食べ物が食べたくなる、みつばですが、

今はやはり「検事プリンセス」のDVDを見るたびに、何か食べたくなります。

最近は6話のイヌが追加注文してた、エビチリが気になります♪

↑相変わらず重症です。「検事プリンセス病」とソ弁病が(笑)
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