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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次創作。

みつばの4コマ漫画
恵理(ヘリ)ちゃんと仁優(イヌ)くんシリーズ18です。


他の4コマ漫画作品は、検事プリンセス漫画INDEXからどうぞ♪

今回の話は、ドラマ4話の「トマト事件」から。

検察庁の前で以前ヘリが対応して恨みをかっていた容疑者(無罪)からトマトを頭からぶちまけられたヘリ。

ちょうど、ヘリを迎えにきていたイヌがヘリに自分のスーツ(コート?)をかけて、
その場から車で連れ出します。
そして、むかった先は自分のマンションの部屋。
そこで、バスルームと自分の着替えをヘリに貸すイヌですが…。

4コマ漫画は、完全にコメディタッチなので、
「検事プリンセス」のドラマや、キャラクター、
このブログの二次小説のイメージが崩れると思われる方は
スルーでお願いします。


どんなヘリもイヌもOKという方はご覧ください。↓



タイトル イヌの心境



検事p「イヌの心境」


…やっぱりおバカですごめんなさい。

でも、あのドラマで、振り向いてヘリを見たイヌ(2コマ目)、
「お?」という顔をして、嬉しそうにニヤニヤしてましたよ?
しかも、カメラアングル見ました?ヘリの姿を下から舐めるように見てますよ?
だからこんな心境だったんじゃないかと(笑)←むしろみつばの心境です。

…私、思ったんですけど(前にもブログで書いたかもしれないんですけど)
監督さん、もしくは脚本家さんがもしかしてこのシーン撮りたいために、ヘリにトマトぶちまけさせたのかしら?って。
いえ、それは私だったらそうするなって(笑)

とにかくみつばが4コマ漫画でずっと描きたいシーンでした♪

ブログへの拍手や拍手コメント、コメントありがとうございます。
辛抱強く小説を待って頂いてありがとうございます。おかげさまで、とりあえず仕事の山場は越えました。
激励やねぎらいの言葉、本当にありがとうございました。
小説のストックが無いので、これからなのですが、書きあげ次第アップさせて頂きます。

そういえば、突発的に書いた「部屋とワイシャツと僕」ですが、これはインテリアに関するコメントに触発されて書こうとしていた話ではなく、本当にさらに突発的に書きあげたものです。シリーズの他に、こんな風にいきなり短編を書く時があるかもしれません。ただ…。

きづいたのですが、私の短編、Hおちが多い気かも(汗)
Hおちというのは、ラストにHするか、Hするよ~とほのめかして終わることです。

あと、前回のブログで書いたDVDにも入っていない4話の未公開シーンのこと。

動画の訳をコメントで書いてくださった方ありがとうございます。
今度、ブログで紹介させて頂きます。他にも見て、何言っているか分かったよ~というかた。
非公開でも良いので、教えて下さい。よろしくお願いします。


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昨日のブログで書いた韓国ドラマ「検事プリンセス」のDVDにもなかった幻の未公開シーンのことですが…。

拍手コメントでの情報ありがとうございます!!!

そうです。これです。このシーン!!

やっぱりあったんですね。

他にも、これですか?と書いて下さった方もいらっしゃったのですが、
たしかに、夜、ヘリの家の前にユン検事がヘリを送って、そこにイヌが隠れていたというシーンは、5話にあります。このシーンは、おそらくドラマでもDVDの中でもカットされずにありました。

探していたのは、4話でヘリが潜入捜査に失敗した後、ユン検事に車で家まで送ってもらった後のシーンです。

そのシーンをイラストで描いてみました。↓



検事p「未公開シーン」


…分かります?
真ん中の黒い棒が門(ひどい)


【追記:11月2日】

コメントより、この動画のイヌとヘリの会話の訳を頂きました。↓


イヌ:おぃ、マ検事(様) 

ヘリ:ソ弁! 

イヌ:どうしたんですか。どうして(??)なんですか? 

ヘリ:明日話します。ここにどうして来てるのかわかるんですけど、私今、すご~くしんどくて・・・ 

イヌ:すごく疲れてるんだな。わかりました。入って。 

ヘリ:あ・・・その・・・電話しかけて(???)で、全部ダメにしちゃいました。台無しです。 

イヌ:あ~・・・ 

ヘリ:私、検察庁をクビになるかもしれません。どうしよう・・・ 

イヌ:はぁ~・・・




以下、↓私が勝手に考えた訳

家の門の中にはいるヘリ。

そこに、イヌが近づいて来て(どこかに隠れていた?)「マ検事」(おそらく韓国語でそう言ってる)と声をかける。顔には傷が。

ふりかえって「ソ弁護士(そびょん)」と言って門の前のヘリ。ヘリも髪の毛は乱れて、顔はあざだらけ、砂だらけのボロボロ。例のオークションで買った靴を片方だけ抱えている。

そして、ここから韓国語で何言っているのか分からないのですが、

おそらく「失敗しちゃったの。通信機も携帯電話も壊しちゃった」みたいなことを半べそでイヌに報告するヘリ。

それをイヌが、せつなそうな顔で聞いている…というシーンです。


【追記】…失敗したはってるけど、細かい報告はしないないですね。


この後、ヘリは家の中にはいって、その姿にエジャとサンテを唖然とさせるシーンにいき、イヌはジェニーにケガの手当てをしてもらいながら、自分がヘリを危険な目にあわせて事を悔やんでいるシーンにはいります。
これ、動画のタイトルを見ると、中国語(?)漢字で、検事プリンセス一部カットシーンみたいな事が書いてあるので、ドラマでカットされたシーンなんですね。

だから、日本版のDVDの中にもなかったのですが、
どうして、このシーンカットになったのかしら?

あの、イヌに半泣きで、潜入捜査のことを報告するヘリがすっごくかわいいのです。
声とか、感じとか。
対して、イヌの方も、それを始終せつない顔で聞いているのですが…が…。


…あの黒い帽子なんでしょう?(汗)

服はバイクに乗ってた時のですが、ヘルメットじゃなくて、なんで帽子?

あの帽子したイヌ…本当に、最初誰?な感じで、コメントで教えてもらった、似ているという日本のある俳優さんに本当に見えてしまいました。私はこの俳優さん好きなので全然OKなんですけど…。

でも、イヌのあの帽子姿でカットされたわけじゃないですよね?(苦笑)

ブログを読んで、このシーンを知らない方は気になると思うので、

教えて頂いた動画のシーン↓の検索キーワードです。
(情報提供くださった方本当にありがとうございます!!)

動画サイトYou tube で、朴施厚.???.Park Si Hoo-檢察官公主片段-??戲?01 

韓国語と漢字が?の所にはいるのですが、
正しいタイトルだとなぜかうまく検索にひっかからないので、
教えていただいたこれで、検索して、
画像に、「これ?誰?」(笑)な黒い帽子をかぶったソ弁護士がいたらクリックしてみてください。

そして、見て、韓国語が分かる方がいらっしゃったら、是非、
ヘリとイヌが何を言っているか、みつばやブログを見ている方に教えて頂けませんか?
よろしくお願いします!!

拍手、拍手コメント、コメントありがとうございます。
いつも来て下さる方も初めての方も。嬉しい、楽しいコメントをありがとうございます。
落ちついたらコメントレス書かせて頂きます♪

…それで、実は、まだ仕事終わってません(涙)
先方の都合で1日締切が伸びたので、なんとか明日には完了出来そうです。
明日の夜には「検事プリンセス」の小説書けることを楽しみにラストスパートです。

一つだけ。
みつばの今の仕事は、小説でも漫画でもなくて、全く違う分野の創作系の仕事です。こちらも小説と同じで趣味で始めたばかりなのですが、仕事をもらうようになったので、楽しいけど仕事としてはアップアップ状態で奮闘中です。


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いつもブログへの拍手、拍手コメントありがとうございます。

昨日の検事プリンセスの二次小説、勢いで書いて、勢いでアップしたら、
ちょっと後で見直しただけでも誤字、脱字などがすごいことに(汗)すみません。
気づいた分は直しましたが、まだあるみたいなので、今度直しておきます。
コメントレスも落ちついたら書かせて頂きますね。

仕事の締切まで24時間きってしまったので、今日はちょっとだけ。
(まだ終わってません)

どうしてもドラマで気になっていたシーンについて。

実は、あるシーンを動画か何かで見て、「こんなシーンあったかな?」とずっと疑問に思っていて、いつか確認しようと思っていて、それがある4話をようやく最近DVDで確認してみたんですが、

ない!!

あれ?でも、あのシーンは4話のはず。
私、検事プリンセスは5話以降は何度も見直しているのですが、
実は4話前は、あまり見てないんです…というのもやっぱりぶっとびヘリについていけなくて。

そして、その不思議なシーンはというと。

4話で潜入捜査に行ったあと、ユン検事に実家まで送られてかえるヘリ。
その家の前の門のところにイヌがいるの。
それにきづいたヘリが、「ソ弁護士(そびょん)」とか言って、
韓国語でよく分からないのですが「失敗しちゃったわ」とか言っている感じ。

この時のイヌは、左目の下に傷があって、あの服だった。夜で。
ヘリもボロボロの状態で、門のところにいるから…4話のはずなんだけど。

このシーンないんです。ノーカットのはずのDVDに。
あれ?

もしかして日本版はカット?とか思って、動画サイトで他の言語のところで見たけど、
やはりこのシーンはなくて、
イヌと会うのは潜入捜査の次の日のベンチのシーン。

じゃあ、みつばの頭の中にあるこのシーンは何?

最近ほとんど寝てないから幻覚を見たか、頭の中で映像つくちゃった?(笑)

でも、確かにどこかで見たんですよ。

もしかしたら、ドラマって一応とっておいて、後で編集する時にカットするシーンとかもあるから、その一つかもしれない。それをどこかで見たのかも?(自信ないけど)

もし、このシーン私も知っている。見たことあるよ~という方がいたら教えて下さい。
よろしくお願いします。


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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説
「部屋とワイシャツと僕」です。

二次小説は、ドラマ最終回16話以降の続きをみつばが、勝手に妄想したお話ですが、
ドラマのネタバレ等も含んでいますので、現在ドラマを見ている方、
これからドラマを見る方はご注意ください。

みつばの「検事プリンセス」の他の二次小説のお話、コメント記入は、
検事プリンセス二次小説INDEX」ページからどうぞ。

このブログに初めていらした方、このブログを読む時の注意点は「お願い」を一読してください。



…仕事の締め切り間際なのにどうしても我慢できなくて、
突発的に短編書いてしまいましたので、良かったら読んでください。

注意するほどではありませんが、そこはかとなく大人テイスト。




部屋とワイシャツと僕




「ヘリ、この前僕が置いて行った服はどこにある?」

朝、まだベッドの中でほとんどまどろみの中にいるヘリにイヌが声をかけた。

昨夜、仕事帰りにヘリの部屋に直接訪問して、そのまま泊まったイヌは、朝起きてシャワーをあびた後、着替えを探していた。

「んん…クローゼットの中のいつもの引き出しの場所にいれてあるわよ」

そう言いながら、シーツの中でモゾモゾしているヘリは、起き上がろうという意思はまだないようだった。

「わかった」

イヌは苦笑して、クローゼットの扉を開いて、いつもヘリの部屋に泊まった時に着る自分の衣服を探そうとした。

そして、

「ん?」

何かを見つけて、イヌは、クローゼットの中に目をとめた。

「ヘリ」

「…ん?」

ヘリがおっくうそうにイヌの呼びかけに答えた。

「この服…僕のじゃないか?」

イヌは、クローゼットにかけられているヘリの服の間にあった
シャツとズボンがかかったハンガーを手にとって、ヘリに見えるように歩いてきた。

「あっ…それ」

イヌの言葉に、ヘリがあわてて半身をおこした。
…衣服を身につけていなかったから、シーツを体にまきつけながら。

「ずっと前にあなたからお借りしたものよ」

イヌが白いシャツとズボンをしげしげと眺めた。

1年ほど前、ヘリが検察庁の前で、女性にトマトを頭からぶちまけられた時の事。

ちょうどヘリを迎えに来ていたイヌが、ヘリを自分のマンションの自室まで連れ帰って、
バスルームと着替えにシャツをズボンを貸したことがあった。

その時のシャツとズボンがここにあった。

「まだ、持っていたのか」

「…だって、お借りしたものだもの。棄てられないわよ」

ヘリが、気恥かしそうに言った。

それにしても…。

一度この部屋を引き払って、実家に住んでいたヘリ。
そして、その間、自分とヘリはほとんど『別れた』状態だった。

それなのに、あの時の自分の衣服がこのクローゼットの中にあった。

ヘリは実家に移り住んでからも、この部屋に引越した時もこの服を大切に保管していたということだ。

イヌは、感慨深めな目をヘリに向けて見つめていた。

そんなイヌの視線に、ヘリはますます照れくさくなって、
ポリポリと手で頬をかいた。

「いつか会えたら返そう、返そうと思っていたのよ。あの時はいつ会えるか分からなかったけど…」

1年前。

アメリカに行ってしまったイヌの連絡先も場所も知らないヘリだった。

そして、もう2度と会えないかもしれない。

それでも、イヌの服を持ち続けた。
もしかしたら、この服を持っている限り、いつかイヌに会えるかもしれない。

そんなことすら考えてしまった。

そして、時々、ヘリは、夜一人になると、イヌのシャツを着た。

何回か洗濯をして、すっかりイヌの香りも消えてしまったシャツだったが、着ると、まるでイヌに抱きしめられているような気持ちになった。

着るたびにあの時の、

ヘリがイヌに目ざまし時計の声を消して、と部屋に押しかけて、「愛してる」と告白したあと、イヌにキスされ、抱きしめられた時の感覚をヘリははっきりと思い出すことができた。

…忘れることなんてできない。
まだ、こんなにあなたのことを覚えている。

ヘリは、イヌのシャツを着た自分の体を抱きしめながら、そっと涙を流していた。

そして、ヘリは、このマンションに引っ越してきた時もこの服を自分のクローゼットの中にいれていた。

…そういえば、このマンションに引っ越してきてからはまだ着たことがなかったわ。
ヘリは、そう思いだして、イヌの手のシャツとズボンを見つめた。

だって、

シャツじゃなくて、もう自分の側には『本人』がいて、いつでも抱きしめてくれるから…。

「じゃあ、これを着ようかな」

イヌの言葉にヘリは我にかえってあわてて言った。

「いいけど、後で返してね」

「え?」ヘリの言葉にイヌがきょとんとした。

「だって、僕のだろ?」
…返してくれるんじゃないのか?

不思議そうなイヌに、ヘリは、気まずそうに首をすくめた。

「だって、私その服気にいってるんだもの」

いつか返すつもりで、持っていたけど、今ではすっかり自分の物のような気になっていた。

「でも、ズボンは君には大きすぎるだろう?」

イヌが、面白そうにズボンのウエスト部分をのばした。

たしかに。あの時もズボンを借りたヘリは、ゆるすぎて落ちてきそうなズボンのウエスト部分を手で握りしめていた。

その姿にイヌが『もう少し太ったら?』と言ったのだったが。

「いつか私が太ったらちょうど良くはけるかもしれないし…」

そんな日がくることが無いように望むヘリだったが。

イヌは、そんなヘリにフッと笑うと、ベッドのヘリのところにシャツとズボンを持ってきて置いた。

「いいよ。じゃあ、これは君にあげるよ」

「ほんと?いいの?」

「駄目だ、と言ってももらう気でいたんだろ?」

もともと、もう自分の中では忘れていた服だ。
それに、ヘリがこんなにずっと大切していてくれた服。
自分のかわりにヘリの側にいた服達も、もうヘリから離れたくはないだろう。

「ありがとう。イヌ」

ヘリは、嬉しそうに礼を言って、シャツを抱きしめた。

その姿にイヌは、微笑むとクローゼットの引き出しをあけて、
自分のシャツやスウェットズボンを出して着こんだ。


着替えた後、ヘリの方を振り返ると、
ヘリは、いそいそとさっきのシャツを着こんでいた。

イヌは、思わず口元をほころばせた。


「ヘリ、それ、君にとても似合うよ」

「そうでしょ?」ヘリが得意げに言ってシャツのボタンをとめていた。

…ただ、ズボンはやっぱりゆるすぎるのよね。

ヘリは、立ち上がると、自分もクローゼットのところに歩いて行った。

「…そのままいれば?」
とてもいい感じだけど?

イヌのニヤニヤした顔に、ヘリは恥ずかしくなりながらも、「…いやらしい顔してるわよ。イヌ」とわざと怒ったような顔をしてそっけなく言うと、引き出しから短いスパッツを出してはいた。

「いいコーディネートだな。さすが、マ・ヘリ」

「ほめてもらって嬉しいわ」

その後、
ヘリとイヌは軽い朝食をキッチンで食べた。

「ヘリ、この果物、結構熟してるようだぞ」

イヌがキッチンカウンターの上の籠の中の桃に気づいて言った。

「じゃあ、食べるわ。皮をむいて、イヌ」

「僕がむくのか?」

「だって、私が皮をむいたら、汁がこぼれてシャツを汚しちゃうかもしれないもの」

「わかったよ」

ヘリの我儘も、イヌには自分への甘えた態度のように思えて、つい許してしまうようだった。

イヌが、桃の皮をむいて、まるごとヘリに渡した。

「ほら、ヘリ、桃の皮むけたぞ」

「ありがと。イヌ」

ヘリがイヌから嬉しそうに桃を受け取ると、かぶりついた。

「ん…おいしい。甘いわ。とっても」

そう、桃をかじるヘリの口元に、桃の果汁がしたたって、艶めかしく光っていた。

イヌは、皮をむいた桃をかじりながら、そんなヘリの姿を見つめているうちに体の中に不穏な熱がこもるのを感じてコクリと喉を鳴らした。

そして、

「やだ」

ヘリが、何かに気づいてあわてたようにうつむいた。

「汚しちゃったわ」

イヌがヘリの見ているところに目をやると、ヘリの着ていた元自分の白いシャツの胸元に桃の果汁がこぼれていた。

桃はかなり熟していて、気をつけて食べていても果汁があふれていたようだった。

「色はついていないし、洗濯すればすぐとれるよ」

イヌの言葉に、ヘリは「ええ」と言いながらもちょっと残念そうにシャツの胸元を手でひっぱっていた。

「…汚れとれるわよね」

「そんなに気にいってるのか?もしその汚れがとれなかったら、僕がひきとってかわりのシャツをあげるけど?」

ヘリがブンブンと首をふった。

「いいの。このシャツがいいの。汚れても部屋着で着るからいいの」

イヌが苦笑した。

「じゃあ、桃を食べたら着替えたら?すぐに水洗いすればしみにはならないだろう」

「ええ、そうする」

ヘリが言って、桃を食べ終わると、立ちあがって、
クローゼットの方に行こうとした。

その時、

「え?」

ヘリは後ろからイヌに抱きすくめられて、驚いて体を硬直させた。

「イヌ?」

「…シャツを脱ぐの手伝おうか?」

耳元でささやかれるイヌの低めの声色と、熱い吐息、そして体にまわされた手に込められた力に、イヌが『その気』になっているのが分かった。

分かっていながら、ヘリは、わざとそっけない態度で言った。

「結構よ。子供じゃないから着替えは一人で出来るわ」

こうして、一緒に過ごすようになって、ヘリはイヌのこういう欲望の強さに正直時々戸惑うことがあった。
自分がイヌ以外の男を知らないこともあるのかもしれないが、実際のところ、男性というのはイヌみたいに欲望が強いのかしら?と不思議に思うこともあった。
これが、男性の『普通』なの?

「それに朝からかわかわないで」

「からかいじゃないさ。…本気だけど?」

…そんなことは分かってる。

イヌの腕や吐息の熱さに、ヘリの体の中も熱をおびてきている。

「僕のシャツを着た君を見ていたら、なんだか落ち着かない気分になってきたんだ」

…さらに桃の果汁をしたたらせた君の色っぽい顔を見たら、
僕じゃなくても男ならこういう欲求を引き出されてしまうかもしれない。

イヌの言葉に、ヘリはコクンと息をのんだ。

黙ってうつむきかげんで、上気していくヘリの横顔を見つめながら、
イヌは、ヘリのウエストを抱いていた自分の手をそっと上に移動させた。

「あっ…ん」

とっさに声をもらして、
イヌの手がシャツごしにヘリの胸を荒々しくまさぐるのを、ヘリは、あわてて自分の手で押しとどめようとした。

「イヌ…やめて」

「…どうして?」

面白そうに言って、でも、もうすでに本気になっているらしいイヌは、ヘリの弱弱しく抗う手を難なくしりぞけた。
ヘリは、モゾモゾと体をイヌの腕の中で動かしながら、なんとか体をよじろうとした。

「これは私が『親切なイヌさん』からもらった大事なシャツなのよ。乱暴にしないでちょうだい」

「『親切なイヌさん』がいいと言ったら?」

「そういえば『親切なイヌさん』には最近会ってないわ。そのかわり『意地悪でHなイヌさん』はよく部屋に出没するみたいだけど」

ヘリの言葉にイヌが笑った。

「『親切なイヌさん』も『親切』というシャツを着ていたんじゃないのか?」

イヌの言葉にヘリが呆れたように丸くした横目をイヌに向けて抵抗をやめた。

そんなヘリにイヌは満足そうに、思うまま手の動きを続けた。

「…君がそんなにシャツばかり気にするのは気にいらないな。
今は僕がシャツのかわりに君を包んでやるよ」

そう言いながら、イヌがヘリの後ろからまわした手で、ヘリの着ていたシャツのボタンを上からはずしていった。そして、もう片方の手をヘリの下腹部の方に差し入れて…。


「ふっ…」

すっかり、イヌのペースにはまってしまったヘリは、
イヌの腕の中で小さな喘ぎ声をもらしていた。

「…朝から…こんなことばかり…していていいの?私達…」

とぎれとぎれに、吐息の合間にそうつぶやくヘリにイヌが楽しそうに言った。

「誰の許可がいるっていうんだ?この部屋は君のもの。このシャツも君のもの。何をしようと君が許せばいいんだ。それに…」

イヌが、すっかり、ボタンをはずして、はだけそうになっているヘリのシャツの中に手を差し込みながら、ヘリがゾクゾクするほど甘く低い声で耳元にささやいた。


「…今の僕も君のものだよ。マ・ヘリ」


「…イヌ…」

その後、

ヘリの香りに包まれた部屋の中で、『皮』をむいた大好物の『果実』を存分に味わったイヌなのだった。

後日、

その日イヌに『果実』にされたヘリはというと、
実は見るたびに昔を思い出して、せつない気分にもなっていたイヌのシャツに新しい記憶が塗り替えられて、今度は、見るたびに恥ずかしい気持ちになって、シャツをクローゼットの奥の方にしまいこんだとか…。


(終わり)



突発的に書いてしまいました(汗)
4話、12話の地上波、カットシーン。
イヌのシャツとズボンを着たヘリを元にした小説です。

どうしてこんないいシーンがまるごとカットされるかな…。

4話で、イヌのマンションの自室に連れてかれて、バスルームと服を借りるやりとりがテレビでカットされていたので、当然、その後の12話でイヌが消えた時、イヌの服を着て泣いているヘリのシーンもカットされてます。

いろいろノーカット版は必見シーンあるのですが、ここ!みつばの一押しです(笑)

…で、つい。インテリアのこと雑記で書いていて4話のイヌの前のマンションの部屋のシーンを見直したら、我慢できなくなってしまって、そしてショートショートにするつもりがいつもの長さで短編書いちゃった…。仕事は数日徹夜覚悟で(苦笑)

コメント読んでいて、ちょっと誤解(?)があったようですが、
イヌの前のマンションの部屋というのは、4話ででてきた引っ越す前のイヌのマンションのことです。
16話のラストでイヌが住んでいるのはもちろんヘリが前住んでいた4階の部屋のことで、しかもあの家具や小物一式は全部ヘリが置いていったものです。

ドラマでは説明なかったけど、1年たって、イヌが契約したのではなくて、おそらく、二次小説の「my room」でも書いたのですが、イヌはヘリが引越してすぐくらいに住んでなくてもずっと借りていたのだと思います。じゃないと、誰か他に入居する人がいて、ヘリの持ち物があんな状態のままあるはずがないから。

それにしても。ヘリ。

いくら家具をおいていくといっても、自分の写真や、化粧水までそのままにしておくことないと思うけど…。そして、イヌは前回のブログでも書きましたが、いつまであのまま住むつもりだったのでしょう?(もしかして永遠にそのつもりだったとか?)

ヘリの着ているイヌのシャツとズボンを見たい方は、是非、DVDレンタルでもこのシーン見てみてくださいね♪あと、イヌの前のマンションの部屋を見たいかたも是非。
…しかし男性の一人暮らしの部屋にココアが常備…。なんか完璧…。

突発的にいきおいで書いた小説なので、構成とか読みなおしがほとんどないので、
誤字、脱字等あったら落ちついたら今度直します(ぺこり)


…お気づきでしょうが、小説のタイトル有名な歌のタイトルもじってます。

あと、小説の後半のシーンは4コマ漫画のこれをやっぱり小説に
かいてしまったものです(苦笑)

拍手、拍手コメントありがとうござます。
インテリアやドラマの皆さんの考察も楽しく
読ませて頂いてます♪



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拍手、拍手コメントありがとうございます。

現在は仕事が再び山場になっていて、小説を書くのを我慢しています。
(1度書き始めると夢中になってやめることが出来ないので)
週末に仕事を終えて二次小説を書けるのを楽しみにして、今はリアルの方の仕事に集中させて頂いてます。

本当に、いつも優しい励ましコメントを頂きましてありがとうございます。

せめて、休憩に雑記だけでも更新。



コメントで気づいたところや確かめたいところがあったので、
「検事プリンセス」DVDでいろいろ確認してしまいました♪…仕事の手は止めてませんよ(苦笑)

まず、イヌの部屋のインテリアなんですけど、
コメントで、ヘリの部屋のソファのクッションとおそろいというか、ペアみたいな色になっている…という話。

ん?と思って、イヌが前住んでいたマンションの部屋の時のインテリアと比較してみたんですよ。

そしたら、まずソファが違うみたい。

まあ、これは部屋がかわったから家具もかえたのね。とか思ったのですが、
クッション。クッションも違うみたいです。
でも、まあこれも部屋が変わってソファも変わったから変えたのね♪とか思ったのですが、
確かによく見ると、ヘリのピンクのクッションと色違いのようなキラキラした青のクッション。

さらに、インテリアの小物や絵なんですけど、
とくに絵…。前のマンションの時と違う感じ。
ベッドにたてかけてある大きめの絵といい、あれ?なんとなくヘリの部屋の絵と雰囲気似ていない?

さらに、さらに、ヘリの部屋に不審な男がすみついていて、それで、ヘリがその男の使ったベッドのシーツ一式を全部捨てて、新しい物にかえるんだけど…、
その前のベッドのシーツとか枕…なんとなく、イヌのベッドの枕の柄に似ている気がしたんですけど…。

それで、ちょっとだけ恐ろしい事を妄想したんですが、
イヌって7話で引越しした直後にヘリの部屋に入ってますよね?
絵を飾るための穴を開けるとか言って。
あの時にヘリの部屋のインテリア見てますよね?
まさか、とは思うんだけど、イヌ…
ヘリの部屋のインテリアにあったもの、自分用に似たようなもの後で買った…?

センスが似ているっていうより、むしろこれは、
イヌがヘリのインテリアをまねた部分もあったとか…。

そんなことを考えたら、なんだかちょっと、やっぱりイヌが怖くなりました(笑)
だって、この時点ではイヌはヘリの事をもう好きになっているという設定らしいので、
自分の中では気持ちを抑えなくてはいけないと分かっているだろうし、結ばれないって思っているだろうけど、行動がもうすでに、かなり抑えきれてない気がします。

自分で「僕は恐ろしい男だ」と言ってますが、本当にそうかも(苦笑)


やっぱりヘリのこと、利用しようとしてつけましていたんじゃなくて、
後の方は、ほとんど、自分の気持ちの赴くままに監視していたに決まってます。

それをにおわすシーンが、

まず8話のヘリがお弁当持って出かけた後、帰りを待つうろうろイヌ(笑)

そして、9話のヘリとユン検事の桜並木デートの時。
これの監視をカンさんには、しなくていいと言っておきながら、
部屋のテラスから戻ってきたユン検事の車は見降ろしてます。
あれ、ずっとテラスでヘリの戻ってくるのを待っていたんじゃないかしら。
そう考えると、本当、イヌって…。

極めつけは、10話のヘリのテラスでの引越バーティーを覗き見るイヌ。

ジェニーに、ヘリと検事達がテラスで食事していると聞いたイヌ。
部屋の中でジェニーと食事しているのに、なんでわざわざテラスの、しかもヘリの部屋側にワインボトル置いてるのかな?

そして、立ち聞きするように立っているし。そしてユン検事とヘリに見つかるし(笑)

その後も、ジェニーを部屋に置き去りにして、なぜか又ワインを取りにテラスに行ってユン検事とヘリの会話を盗み見てます。…おいおい。
そんなイヌに部屋の中でジェニーが一人で寂しく料理をつつきながら考え込んでます。

もうイヌは、ヘリとユン検事が気になって仕方ない様子。

おそらく、そういうシーンを見るたびに傷ついている気がしますが、
なんだか本当に可哀そうなイヌです。。。でも、ちょっと怖い(苦笑)

自分の思い通りにならなかったら力づくでもっていう所も16話のラストシーン。写真撮影の時とかで見たので、本当に恋人になったら…執着心がすごく強そうだし、嫉妬心も半端ないのかもしれません。この人。今さらのようにそう思ってしまいました。

あと、あと。

16話で、ヘリのベッドで寝ているイヌなんですが、

確かになんであんな姿勢で寝ているのかな?(笑)って私も最初思ったのですが、

DVDで見直したら、

そういえば、ヘリがイヌの部屋にこっそり忍び込んで、いろいろ部屋をかえちゃったのにイヌが気づいて、部屋の中で不審者を探すシーンありましたよね?

あの時、見つからなったけど、やっぱり人が入った気配があるから、イヌは寝ている時に何かあったらすぐに起きられるように、あんな中途半端な姿勢で寝ていたのかな?って思いました。それだったら納得。だっていつもあの姿勢で寝ていたら、ちょっと不思議ですもの(笑)

あと、気づいたのは、

アメリカにいたっていうイヌ。アメリカのどこ?とか思ってて、
二次小説のこれからの話の舞台の関係で、自分の都合で、勝手にニューヨークってみつばは決めていたのですが(笑)、DVD見直したら、本当にニューヨークのようです。回想シーンで、イヌがお母さんと一緒に住んでいる町の背景がニューヨークだったから。
ラッキー(←なにが?(笑))
更新いつになるか分かりませんが、みつばの検事プリンセスの二次小説でいつか、ニューヨークが舞台になる話もあるということで♪(でも、書きあげられるのはいつになるかしら?(汗))

そういえば、インテリアの話で、とっさに浮かんでしまった話があるので、もしかしたら突発的に書きあげることが出来たら、シリーズよりそっちを先にアップするかもしれません。前からプロットはあったのですが、インテリアに関するコメントに触発されて、妄想が膨らみました(笑)

とにかく仕事の締切まであと3日。

地球滅亡まで、あと何日の宇宙戦艦ヤ○トのような、
海外ドラマ「24」のジャック・バウワーのような(笑)気持ちで、残り時間を気にしつつ、頑張ります!

…頭は仕事に集中。心は「検事プリンセス」のみつばです♪(笑)


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今日も、韓国ドラマ「検事プリンセス」の考察のつぶやきです。

今回のテーマは「セットとインテリア」

このドラマにはまった理由はいくつかあるのだけど、
一番の理由はイヌ(ソ弁護士)に回を追うごとに惹かれていって、すっかりソ弁病(ソビョンアリ)になっちゃったこと(笑)

そして2番目の理由が、このドラマのセットやインテリアや小物使いが素敵だったこと♪

ヘリやイヌが使用しているファッション等の話は、また長くなるので、別の機会にするとしても、まずセット、背景。

季節が2月~6月だから冬から初夏ごろの期間なんだけど、
背景がね、季節感が分かりやすいの。ヘリとイヌがよく公園に行くから♪
そして、その公園がまた綺麗。緑とか花の時期も。

さらに、二人の住んでいるマンションのテラス。

芝生が植えられているのだけど、それが、最初住み始めた頃は枯れているけど、ラストの方の初夏になると綺麗な緑のジュータンになっている。それに植木鉢の花も素敵。

・・・それで、すごく気になったのが、
このテラスの植物。

じつは、私、みつばの趣味の一つがガーデニングなので、ドラマ見るたびにどうしても、マンション庭とかテラスの植物が気になって仕方ないのです。

ちょうど最近、うちの庭の花壇を冬~春仕様の花に植えかえて、球根系も植える作業を終えました。花壇には花期の長いものを選ぶようにしてます。今の時期にはビオラ、パンジー、スイートアリッサム、ノースポール、チューリップ等を植えてます♪みつばの家は外向けに花壇で家を囲んでいるオープンガーデンな作りなので、通りがかりの人や近所の方に褒めて頂くと、つい、今回も花満開やるぞ~な感じで♪
やっぱり褒められると、やる気になるタイプみたい(笑)

そして、趣味ではあるけど、私が庭の手入れをしないと誰もしないので(相方は植物に関してはノータッチ)
オープンガーデンだから手は抜けないのです(汗)

それで、話を戻すと、

ドラマの中で、二人がマンション前の庭のベンチで話している時とかもシーンによって背景が違うの。
10話くらいでは、庭の手入れとかされている所とか(これから花を植える感じ)
でも、14話で写真撮影前のベンチでは、つつじがもう満開で綺麗で♪
16話のマンションエントランス前の通路のあの悲しい夢のカットシーンも。
早朝で、でもすごく綺麗な背景が余計別れの悲しみを際立たせる効果が(涙)
そして、二人のテラスの植物なんだけど…。

あれ、マンションの管理で、もともとあった花の鉢なのかしら?
借りたらおまけでついてくるとか。二人の部屋に共通していたし。
(たかがセットでもすごく気になります)

でも、ヘリの部屋のテラスの植物はおそらく自前だと思うの。

なぜかというと、ヘリの元の実家のインテリア植物が多かったし、庭も綺麗に整備されていたから。
あれ、金持ちだからレンタルとか整備する人を雇ってる?とかも考えられたけど、チン検事の実家に引っ越した後のインテリアを見たら、植物が増えているの。
だから、ヘリママのエジャの趣味がガーデニングなんじゃないかしら?って思いました。

そういえば、チン検事の実家の時より、エジャとサンテが移り住んでからのインテリアが素敵なので、エジャのインテリアセンスっていいんだな~って思いました♪

それで、あのマンションもエジャが最初も名義で借りていたらしいので、植物を持ちこんだのもエジャじゃないかと。

イヌが1年後に住んでいた時も植物がそのままの状態だったのは、1年間、イヌが名義で借りていたにしても中の植物も管理を誰かに委託していたのかもしれない。

…ちょっとだけ。ヘリがまめに植物の世話をするところが想像つかなかったもので。

花の水やりとかはしてそうだけど。
植物の植えかえとか、花の手入れも結構大変だから、一人暮らしで遅くまで仕事しているからどうなのかしら?と思ったんですよね。
いつも綺麗な花が咲いているけど。週末にエジャが来て食事と植物の世話をまとめてしていったのかしら?

マンションの他の部屋のテラス見たら、緑がいっぱいで、松?みたいな木が植えられているところもあったので、自由にしてもいいみたいだけど。
…ってあれ、実際は本当に誰か住んでいるマンションですよね?

あと、部屋のインテリア。

ヘリの部屋もイヌの部屋も。内装やつくりは違うけど、どちらも素敵。
そして、どっちも二人にぴったりなイメージ♪

それで、ヘリとイヌ。二人の好みのセンスって結構似ているんじゃないかしら?って思いました。
もちろん、ヘリの部屋は女性らしいエレガントな感じで、イヌは、黒とかメタリックな感じのモダンな男性向けなんだけど。装飾とか、置いてある小物とか、飾られている絵とか。
インテリアのカテゴリで見てみると、そう違いはない感じ。

たとえば、どっちかが、アジアンで統一で、どっちかが、カントリーで統一とかいう全く違う感じじゃないということ。

もし一緒に住むようなことになって、共通の部屋とか家の内装決める時にお互いの好みが全く違ったら、ちょっと困ることになりますからね(笑)

あの二人だったら、一緒にインテリア小物とか、装飾の絵とか見に行っても、気が合いそうです。

ヘリの部屋にあるインテリアも、イヌの部屋にあるインテリアも絵も、本当にどこの?と思うくらい欲しくなるものがいっぱいです。。。絵も素敵だったな~…。

ドラマ見ていたら、もちろんストーリーやヘリやイヌの姿を追うんだけど、背景に、素敵なセットやインテリアが見えるのも嬉しい魅力です♪

…それで、最後に一つだけ。疑問。

私の二次小説では、16話以降のドラマの続きとして、二人が部屋を交換して住むように妄想しましたが、イヌ…もし、ヘリがあのまま来なかったら、ずっとヘリの住んでいた時の状態のまま住み続けていたのかしら?(汗)
16話でイヌがヘリのベッドに寝ているシーン…なんだかイヌの気持ち考えると切なくてしょうがないのだけど、冷静な目で見ると、……(苦笑)

妄想の中の続きでは、恋人同士の二人なので、イヌがヘリのベッドに寝ていても全然問題ないんですけどね♪きっと何の違和感もなくなります(むしろ推奨(笑))


今日もドラマ考察と雑記でした。


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ブログや私への温かいコメント本当にありがとうございます。
励まされたり、喜んだり、楽しんで読ませて頂いています。
いつも書いて下さる方も、初めての方も、とても嬉しいです♪

そして、今日も、お言葉に甘えて、雑記を書かせて頂きます。すみません。

そういえば、今日から地上波で「検事プリンセス」の原作、脚本家の人の
新作ドラマがスタートらしいです。地域限定かしら?


先週末のイベントというのは、子供のバザーでした。
それで、この半年ほどバザーの為の準備とか出品物の制作とかもしていたのですが、天候不良にもかかわらず盛況で、売上も良く、私の制作物も担当の売り場が違ったので見てないのですが、完売したらしいです(良かった。良かった)

なので、ここ数カ月、ブログを立ち上げてからは、バザーの出品物と、仕事の制作物と、ブログの小説と漫画を1日、家事育児を除いた時間のどこかで創作する日々でしたが、正直すごく楽しかったです♪

バザーの作品を見ていると、個人で店を出している方々は、ほとんどセミプロで、素晴らしい作品がいっぱいでした♪ハンドメイドのそういう物を見るのが大好きなので、売り子をしているのも面白かったです。

…というわけで、今回は韓国ドラマ「検事プリンセス」(←やっぱり結びつけます(笑))考察のテーマは「特技」

ちなみに、私、みつばは、バザーの制作物でハンドメイドの小物を作りましたが、特技ではありません。数十年ぶりに針と糸でチクチクしました(笑)

それで、思い出したのがドラマ5話のヘリ。事件の被害者の少女ジミンにお人形のスカートを縫ってあげます。縫うのも上手だったようですが、それより、発想がいいな、と思いました。スカートに自分のコサージュをつけてあげたのも良いです。
ヘリは、服飾学科にいたこともありますが、手芸や縫物は得意らしいです。

あと、ヘリの特技といえば、暗記。とにかく1度見たり、聞いたりすることをすぐに記憶できるようです。IQ160以上という設定らしいヘリ。(想像つきません)
なので、ずっと試験の成績も良く、司法試験もそれでもかなり頑張ったようですが、トップクラスで合格。
3話だったか、ヘリが潜入捜査をするために、花札のルールをイヌに教えてもらうシーンがあるのですが、あっというまに花札を覚えて、ルールも覚えてました。
イヌもおそらく調査済みだったと思うけど、かなり感心。

これだけ記憶力のあるヘリなのに、仕事ではまめに手帳にメモをいつも書きこんでます。
やっぱり根が真面目で勤勉らしいヘリ。
ドラマ1、2話の入庁当時、講習をさぼってスキ―やオークションに行ったり、あと、服飾学科の発表会でも他人の物を模倣するというズルをしていますが、点数より、評価より、もう自分の欲求優先したい時はそうしているという感じです。
なので、普段の仕事はとても熱心そう。事件現場検証とかもちゃんとしているし。
興味や関心のあることにはとにかく真面目なヘリ。

…なので、料理なのですが(笑)

きっと「食べること」にまた興味がでれば上手になるかと。
ヘリは以前ダイエットする前はとにかくよく食べてましたが、好きでというより、ストレス解消のように食べていた気がします。
美味しい物を食べることは好きみたいですが、体型を気にしてか、普段の食事は野菜ばかり。これで、野菜以外でもヘルシーで体に良くて美味しいものを作るという発想や感心がでれば、料理も熱心に取り組むのではないかと…。

えらそうに言いましたが、実は、これ全部みつば自身に言い聞かせてます(苦笑)
何かを作ることは大好きですが、料理に関してはいまいち関心もてません。
そういうのは昔から料理好きの相方がやってくれていたので、餅は餅屋に任せようということで♪(それじゃ駄目ですか?駄目ですね(汗))


それから、イヌ(ソ弁護士)の特技といえば、

変装(笑)

これって特技なの?
事件にかかわった他の人達に接触する時等に、変装していたイヌ。
ひときわ、スナックのママさんと会っていた時の『作家さん』の変装(爆)
警察の資料室の姿もそうだけど。

イヌ…あの眼鏡似合わなすぎ…。
あと、チェックのシャツとかも…。
いえ、パク・シフさんは何でも似合う方だと思いますが…、あのファッションに関しては、別人のようにオーラ違ってみえます。

よく、変身もののアニメとかで、眼鏡とか仮面だけで変装とかしていて、そんなのすぐバレるって~!とか思って見てましたが、

イヌ…ばれないかも(笑)

あの眼鏡はにあわないけど、グラサン姿はすっごくカッコいいと思います♪
とくに濃い目の色の。

あの姿に触発されて、デパートにグラサン買いに行ったくらいですから(←なぜ私が買う(笑))

そして、横にいる息子に「それ似合うよ。でも僕の方がもっと似合うけどね」と言われながら、これがソ弁護士だったらな~(笑)と妄想しながらショッピングしてました。


しかし、イヌ。あれで1年ヘリを尾行していたのかしら?
警察とかに万一見つかってたら職質かけられてましたよ。きっと(笑)

あと、イヌの特技といえば、「料理」でしょう。
おそらく。ヘリの為の弁当や、朝食もサラリとこなしてました。
11話のラーメンなんですが、盛り付けも綺麗なんですよ。ヘリのと比較してみてください(笑)
きっとかなりの腕の持ち主かと。(勝手にそう妄想しています)

それから、「特技」かわかりませんが、おそらく「格闘」系。
4話の潜入捜査の時の容疑者達との殴り合いというか、たちまわり、
凄かったです。何かやってないと、あっというまに袋叩きになるかと。
油断して、よそ見していたから、殴られたり、後ろから棒でぶたれたりしてましたが、
明るい場所で集中していたら、きっと強いんじゃないかしら。

それで、ちょっと思ったのですが、

ヘリとイヌ。二人の特技とか活かして、

二人で「探偵事務所」とかやったらどうかしら?(笑)

だって、この二人、現場検証とか一緒にやっている時、息ぴったりでしたよ。
8話の時も、サンテの事件のも、資料見ながら、相談して話あったりするのも、実際の現場検証の時とかも。
二人とも頭もいいし、度胸や行動力もあるし、お互いの意見を述べ合うことで、迷宮入りしそうな難問も解けちゃいそうだし。尾行や潜入はイヌが変装(笑)したり、ヘリはあの記憶力とか、分析力とか発揮できそうだし。

いいんじゃないかしら?♪♪♪

…ってちょっと思っただけです。

二次小説だとパラレルワールドになってしまいそうですが、
4コマ漫画で実際ちょっと描いてみたい気がします♪

そんな感じで、今日は、雑記をかねた、ヘリとイヌの「特技」考察でした♪

せめて週末頃には小説が更新出来るように頑張ります♪
もう少しお待ちくださいね。

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韓国ドラマ「検事プリンセス」関連の二次創作や感想等1色で、続けてきたブログも早4ヶ月。
自分の中ではまだ「検事プリンセス」熱は冷めていません。

…が、しばらく日常が慌ただしい為、創作のペースが現在はゆっくりに。

二次小説の続きが現在も執筆中で、出来上がり次第アップという形にさせて頂きます。
またお待たせすることになりますが、もうしばらくお待ちください。

そして、今年中に、なんとか3作品は更新したいな、と考えてます。

特に3作品目は、おそらく長編になるのですが、
私が検事プリンセスの二次小説を書こうと思った時に、とても書きたいテーマがいくつかあって、
そのうちの一つなので、今年中には完成して更新出来たらいいな、と思ってます。

今まで書いた中では、最初から書きたい内容が決まっていた作品は

一番最初に書いた「カップケーキ」とヘリの過去に焦点をあてた「過去の亡霊」です。

自分の書いたものを自分でどうこう判断するのもおかしいのですが、
もし、気にいっているものをあげるとすれば、

実は、「花遊び」と「優しい手」です。

初めての夜」は、書きたいものが書けたかな?と書きあげてから思いましたが、

先にあげた2本は、夏の旅行中、携帯で書きあげたもので、しかも、旅行中に浮かんだものでした。
普段の生活の中でも夏の風物詩として題材は浮かんできそうな話なのですが、
あの小説は、旅行中のあの空気の中でしか生まれなかった気がしています。

読み返すと、自分の実際の旅行の体験や記憶が蘇って来るのと、


「花遊び」でイヌがヘリと一緒に楽しい想い出をつくること。

「優しい手」でヘリが改めてイヌのことを好きだと思うこと。

書いている時は意識してなかったのですが、書きあげてみると、
そんな小説になっていて嬉しかったです。

コメントでよくご要望頂く「嫉妬イヌ」(笑)とか、「大人向け小説」(笑)とか、「イヌが弱みを見せる話」とかも、書くのは好きですし、これからも書いていきたいです。

大人向け…に関しては、どこまでブログで許容されるかわからないので、
やっぱり手探り状態で、少しずつ…(笑)

あと、私事ですが。

家のテレビの録画が飽和状態になってきたのですが、DVD持っているにも関わらず、
検事プリンセスの地上波の録画が消せません(笑)
ちょっとヘリとイヌの顔を見たいな~と思った時に気楽に見られるところが良いです♪

でもどの話のシーンを見ても、最後に口直し…じゃなくて気持ち直しに16話のラストシーンは必ず見ます♪
ラブラブな二人を見て、ほっとして気分入れ替えます。

だって、他の話はやっぱり切ないんですもの。
前半はイヌが後半はヘリが、ラストの方は二人とも、お互い想い合っているのに、離れる話なんて(涙)

原作者の方が、悲しいエンディングもあったとインタビューで言われてましたが、ハッピーエンドで良かった。

本当は、もっとラストシーンの後が見たかったけど、
こうして妄想の余地のあるハッピーエンドで嬉しいです。

いくら最後再会する~と言っても、30年後とかだったら、無理ですもん(笑)

あと、みつばの「検事プリンセス」の二次小説のキャラクター。
この先、続くとドラマにはいなかったオリジナルキャラクターが増えてくると思います。

今もうすでに何度も出ているオリジナルキャラクター。ヘリの後輩女検事のキム検事のことについて。

名前はキム・ミンジョン。

年はヘリより1つか2つ下の感じで。
小説の中でも紹介している部分があったのですが、ヘリを検事としても女性としても尊敬して憧れているところがあります。話し方や性格は今風(?)の女性ですが、学生時代は運動部で体育会系のさっぱり気質な感じというイメージです。

オリジナルキャラクターの方も、ドラマのキャラクター同様、溶け込んでいけるといいな~とおもってつくってます。
ただ、誰をモデルにしている、とかいう点においては、あまり俳優に詳しくないので、
そこは読んだ人の中でこんな顔かな?とか浮かんで頂けたらな、と思ってます。

今日は、本当の雑記になってすみません。

またお時間を頂きますが、二次小説の次回作を楽しみにして下さっている方。
もう少しお待ちください。よろしくお願いします。

いつも拍手、拍手コメントありがとうございます。

チン検事の結婚式」も続きとして書けて良かったです。

これで、この小説では、チン検事はユン検事の「妻」なんですよね♪
この二人の小説は番外編とかで書いてもいいかな?とちらりと思いましたが、
とにかくヘリとイヌの話を優先で。


あと、週末、ようやく子供の大きなイベントが終わりました。
体の方も、体調もケガもほとんど良くなりました。お騒がせしました。
励ましのお言葉、ありがとうございました。

今週も毎日のように何かしら子供行事。そして、今週末は再び仕事の締切(汗)と
いろいろありますが。

寝る前に少しでもイヌ×ヘリ小説書くのが私の楽しみです♪


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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次創作。

みつばの4コマ漫画
恵理(ヘリ)ちゃんと仁優(イヌ)くんシリーズ17です。

他の4コマ漫画作品は、検事プリンセス漫画INDEXからどうぞ♪

今回の漫画は、二次小説の「チン検事の結婚式5」を元にしたパロディです。
ユン検事、チン検事の結婚式の後日談のような感じでお読みください♪


ユン検事の娘ビンの質問に上手に解答していたイヌに、
みつばのリアルの実の息子の

「赤ちゃんはどうやったら出来るの?」質問をぶつけてみました(笑)

4コマ漫画は、完全にコメディタッチなので、
「検事プリンセス」のドラマや、キャラクター、
このブログの二次小説のイメージが崩れると思われる方は
スルーでお願いします。


どんなヘリもイヌもOKという方はご覧ください。↓



タイトル 「イヌの子供相談室」



   検事p「イヌの子供相談室」


珍しく、ヘリがイヌにつっこみいれてます♪

自分の子供にだったらまだしも、ユン検事とチン検事の娘に
なんてことを教えるつもりだったのでしょう、イヌ。。。
でも、ある意味正しいかも?(笑)

ビンの1コマ目の台詞は実際みつばがママ友との「女子会」(笑)で
聞いた話です。小学校1年生の子に聞かれて、「結婚したら」と教えたら、
クラスの他の子達は知っていて「違うよ」と言っていたらしいと。
…いつ頃正しい知識が理解できるのかしら?

ちなみに、みつばの息子にした解答は、
漫画のイヌの解答より、ある意味ひどいです。
おそらく世の中の一般的な母親は言わないような事を教えました。
息子はいいかげんな母親に呆れて、聞いても無駄だと悟ったのか、
それ以後質問してきません(苦笑)


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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次創作。

みつばの4コマ漫画

恵理(ヘリ)ちゃんと仁優(イヌ)くんシリーズ16です。

他の4コマ漫画作品は、検事プリンセス漫画INDEXからどうぞ♪

この話は、みつばの「検事プリンセス」二次小説の
チン検事の結婚式3」の話の中の
ヘリとイヌのある場面のパロディです。
初めての方はこの小説を読んでから見た方が分かりやすいです。

4コマ漫画は、完全にコメディタッチなので、
「検事プリンセス」のドラマや、キャラクター、
このブログの二次小説のイメージが崩れると思われる方は
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どんなヘリもイヌもOKという方はご覧ください。

「100日記念日」にしたプレイをしないかと持ちかけるイヌに
「結婚初夜ごっこ」をしようと提案したヘリでしたが…。




タイトル ヘリの「結婚初夜ごっこ」



   検事p「結婚初夜ごっこ」


やはり、模倣力はあっても創造力は欠けているらしいヘリ(笑)

ヘリは、ドラマ見ていると、インテリア見てても思うけど、
結構ロマンチストで、3、4話の潜入捜査みたいに演技で役になりきるのも上手みたいです。
だから、こういうプレイは得意そうなんだけど…、
やっぱり模倣するものがないと駄目なのかしら?っていうパロディです(笑)

イヌ役パク・シフさんの同じく出演作「家門の栄光」
実は話をほとんど知らないのです。前の「姫の男」といい、すみません。。。
ちょっと動画で見て、役名だけ知りました。初夜シーンちらりと見て
「検事プリンセス」におきかえて妄想したかったのですが…、
イヌがシルクのパジャマ着るのは想像できなかったです(苦笑)


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韓国ドラマ検事プリンセス」の二次小説
「チン検事の結婚式」最終話です。

二次小説は、ドラマ最終回16話以降の続きをみつばが、勝手に妄想したお話ですが、
ドラマのネタバレ等も含んでいますので、現在ドラマを見ている方、
これからドラマを見る方はご注意ください。

みつばの「検事プリンセス」の他の二次小説のお話、コメント記入は、
検事プリンセス二次小説INDEX」ページからどうぞ。




チン検事の結婚式(最終話)





ユン検事とチン検事の結婚式当日


招待客達は、すべて、身うちだけで行う結婚式の後の結婚披露パーティーに呼ばれていた。
パーティー用に結婚式場の室内も借りられていたが、天気も良く、立食パーティー会場は外のガーデンの方に準備されていた。

ヘリはその日、招待されていたイヌとは別行動で、検察庁の刑事5部のメンバーと一緒に集合することになっていた。

しかし、ヘリは、チン検事に前日にメールをもらっていて、
パーティーの始まる少し前にチン検事のいる控室の方に向かっていた。

ヘリが、パーティー会場の新婦の控室の扉を開けると、部屋の奥にウエディングドレスを着たチン検事が座っていた。

「チン先輩」

ヘリが声をかけるとチン検事が振り返った。

「マ検事」

「本日はおめでとうございます」ヘリが頭を下げて、言ったあと、部屋の中に入った。

「ありがとう」チン検事が少し照れくさそうに答えた。

ヘリは、改めてウエディングドレス姿のチン検事をまじまじと見つめた。
あの純白のドレスが、まるで最初からチン検事のために作られたかのように、今日のチン検事を華やかに美しく彩っていた。普段薄化粧のチン検事がスタイリストにフルメイクされていたせいもあるが、白い花とベールでかざられたまとめ髪に、興奮と緊張と嬉しさで上気して頬をそめたチン検事の顔は本当に今まで見たこともないほど綺麗だった。

「先輩。とても綺麗です」

ヘリの本心からの言葉に、チン検事は、「やめてよ」と小さく、でも嬉しそうにつぶやいた。
…本当にかわいらしい人なのよね。

ヘリは、チン検事のそんな姿に、ユン検事がチン検事のどこが好きになったのか、分かるような気がした。

「そうだったわ。あのこれ、先輩、私からのささやかな結婚祝いです。受け取ってください」

ヘリは、思いだしたように、持っていたバッグから小さな箱を取り出してチン検事に手渡した。

「何?」

チン検事が不思議そうにヘリと箱を見比べたあと、箱を開けた。

中に、レースで縁どられ、綺麗に刺繍された白いシルクで作られたリングピローがはいっていた。

チン検事が驚いたように目を見張ったあと、そっとリングピローを手にとって、
感動したように眺めた。

「綺麗…。でも、これ、もしかしてあなたの手作り?」

ヘリがうなずいた。

「はい。こう見えて私、こういう事はちょっと得意なんです。先輩のウエディングドレスをつくるまではいきませんが、何か差し上げたくて…。もし、良かったら使って下さい」

「ええ、ありがとう。早速パーティー会場で飾らせてもらうわね」

チン検事が嬉しそうに言った。

そして、ヘリの作ったリングピローを大切そうに、そっと箱にしまった後、
それをテーブルにおいて、ヘリに自分の前の椅子に座るようにすすめた。

そして、真面目な顔になってヘリを見つめた。

「パーティー前にあなたに来てもらったのは、ちゃんとお礼を言っておきたかったからよ。ウエディングドレスの件と、ビンのことも」

「そのことは…」ヘリの言葉をチン検事が手でさえぎった。

「セジュンさんから礼を言われていると思うわ。でも、私の口からも言いたかったの。とくにビンのこと。ビンが、この結婚のこと本心ではどう思っているのか、私もずっと気になっていたの。私はセジュンさんの前の妻の代わりでも、ビンの母親のかわりでもない。私は私として、妻になり、母になるんだって、そう思うことにしていたわ。でも、やっぱりそれじゃいけないんじゃないかって考えることもあったのよ。でもその事をセジュンさんや、ビンに聞けなかった。私で本当にいいの?って」

今までここまで饒舌に語るチン検事を初めて見たヘリだった。
ヘリは、黙ったまま頷いて、チン検事の話の先を促した。
チン検事が続けた。

「だから、この前ビンが私達に自分の思いを話してくれたときに、私も二人に話すことが出来たの。結局ね、それで、ビンも私も勝手に悩んでいただけって二人で笑い飛ばすことが出来たわ。もう皆の心は、最初から信じていたままだったのにねって」

晴れ晴れとした表情のチン検事に、ヘリは微笑んだ。

「そのままで良かったのよね。私も。ビンも。セジュンさんも。過去をひっくるめて、一緒に生きて行こうって思ったんだもの。その事に結婚式前に確認できて本当に良かった。そしてマ検事…あなたがそのきっかけを作ってくれたんだと思う。ありがとう」

「チン先輩…」
チン検事の本心からの感謝にヘリは、ただコクリとうなずいた。

…でも、私は何もしていないわ。もともとチン先輩とユン先輩、そしてビンちゃんの絆が強く結び付いていたのだから。

ヘリがそう思っていた時、

ガチャリ☆と控室のドアが開いた。

ヘリとチン検事が同時に開いたドアの方を見るとビンが立っていた。

「ヘリさん、こんにちは」ビンが言って、控え室に入ってきた。

「こんにちは。ビンちゃん」ヘリがニッコリ笑って立ち上がった。

「どうしたの?ビン」チン検事が聞いた。

「なんでもないの。ちょっと顔を見に来ただけ」ビンがもじもじしながら、チン検事の近くまで歩いてきた。
ビンは、チン検事の目の前まで来ると、立ち止って、チン検事をジッと見つめた。
そして…。

「結婚おめでとう。とっても綺麗よ。ママ」と言った。

「ビン…!」チン検事が目を見開いて、そして、その目から涙があふれそうになっているのに気づいて、あわてて手で目がしらをおさえた。

「もうっ。この子は。式前に私の化粧を落とす気だわ」

『娘』にも照れ隠しの憎まれ口をたたくチン検事にヘリは、声に出して笑ったあと、
「会場に戻りますね」と言った。

「私もヘリさんと先に行っているね。ママ」と言って、ビンもヘリと一緒に控室を後にした。

外の会場までヘリとビンは連れだって、歩いた。外に出ると、ビンは、広場の中心の方で、招待客に挨拶をしているタキシードを着たユン検事を見つけて指さした。

「パパあそこにいるわ」
「ええ」

「ねえ、ヘリさん」ビンがヘリの腕をつついて、腰を落とさせて、ヘリの耳元に顔をよせた。

「なあに?」

「あのね。ヘリさんの彼氏もかっこいいけど、今日のうちのパパもすっごく素敵でしょ?」

ヘリはビンのささやく言葉に思わず笑って、うなずいた。

「そうね」

ヘリの言葉に満足したらしいビンは、嬉しそうに笑うと、パーティー楽しんでね、と手を振って、駈け出すとユン検事の方に走って行った。
その姿を見送ったあと、ヘリは、職場の仲間達が集合している場所の方に歩いて行った。

時間になり、ユン検事とチン検事の結婚披露パーティーがはじまった。

ガーデンのパーティー会場は、広かったが、多くの招待客でにぎわっていた。
ユン検事のチン検事の上司、同僚、後輩、中部地検だけでなく春川地検の検事達も招待されていた。

ヘリの上司のナ部長も顔見知りが多く、パーティーが始まるまでほとんど誰かしらと話を続けていた。

鐘がなって、わあっという歓声とともに、チン検事が母親につきそわれ、建物から外のパーティー会場の方にウエディングドレス姿で歩いて来た。それを中央の方で、ユン検事と側にビンが佇んで待っていた。
チン検事がユン検事の前まで来た。
小さなテーブルが用意されていて、その上にヘリがチン検事に贈った手作りのリングピローが置かれていた。その中に、指輪が二つ光っている。

結婚式の儀式で行われたであろう、指輪の交換を今招待客の前で行おうとしているようだった。

ユン検事が、リングピローから指輪をとって、チン検事の左の薬指にはめると、チン検事も指輪をとってユン検事の左の薬指にはめた。

すると、招待客からおおきな拍手がわきおこり、
誰かの、「キスしろー」とふざけた声に会場がわいた。そして、「キス、キス」と手拍子に包まれて、照れたように固まったチン検事と、それを苦笑でこたえていたユン検事だったが、ユン検事が、チン検事の腰に手をおいて、体をひきよせると、唇を重ねた。

おーっという歓声と、大きな拍手が鳴って、刑事5部のメンバー達も笑いながら、温かい眼差しで見つめて手を叩いていた。

ヘリは、口づけの終わった後の、真っ赤になって恥ずかしそうに周囲を見回すチン検事に微笑んでいた。

その後、パーティーは無礼講に突入し、招待客達は、順番にユン検事とチン検事の二人に挨拶に行きつつ、立食パーティーを楽しんだ。
刑事5部のメンバーは早々と二人への祝辞を終え、立食の方に集中していた。

「…立食はいいが、キムチが欲しいな」とあいかわらず韓国料理びいきのナ部長が、焼酎を飲みながらキョロキョロしたり、「さっき違うテーブルで見かけましたよ」と言うチェ検事や「チン検事の同僚の女性達は独身が多いのか?」と女性招待客を気にするイ検事や「それより、独身男性検事はどなたでしょう?」というキム検事の姿を見つつ、楽しい雰囲気にヘリは…お酒が一段と美味しいわね…とゴクゴクとワインをあおっていた。

そして、違うテーブルに好きな銘柄の酒を見つけたヘリは、いそいそとそちらに移動して、グラスをとろうとして…、肩を叩かれた。

…ん?

振り返ると、イヌが、立っていて、酒のはいったグラスをヘリに差し出していた。

「どうぞ。マ検事」

「あら。ありがとう。ソ弁護士」

そう言って、すましてグラスをうけとって口をつけた。

「いつ来たの?」最初姿が見えないようだったけど…。

「パーティーが始まる少し前だ。二人の指輪交換とキスは会場の入り口で見ていたし、挨拶もさっき行って来た」

イヌももう一つ手にもっていた酒のグラスに口をつけながら答えた。
そして、ふーん…と言って、自分の好きな酒をうっとりとしながら飲んでいるヘリの肩に触れるか触れないかの距離まで近づいて佇んで、周囲にチラリと目をやった。

少し離れた場所で、「…なんだ。彼氏持ちか~」と酒のグラスを二つ持った男達が残念そうにこちらを伺っているのが見えた。

テーブルのすぐ近くにも、ヘリがこのテーブルに近づいた時に、声をかけようと身構えていたらしい男達が、急接近してきたイヌの存在に一歩後れを取ったことを悔しがるような視線を送っていた。

もともと、男の視線を釘づけにするほどの美貌とスタイルのヘリだったが、今日のパーティードレスを着たヘリは、主役のチン検事の次くらいにと言っていいほど美しかった。
派手さをおさえたモスグリーンのシンプルなデザインのドレスだったが、黒髪に染め直して、ストレートのつややかな髪を肩下まで伸ばし、細くて白い美しい手足をすらりと出したヘリの姿はまるで、ガーデンに降り立った緑の妖精のようだった。

中部地検の検事達は、ヘリに『恋人』がいることを知っていたが、他の地方の部署の男検事達(とくに独身)は、初めて見るヘリに、会場についた時から注目していたようだった。

会場についたイヌは、そんな男達の空気をいち早くキャッチして、パーティーが始まると、ヘリのすぐ後ろの方で、その様子を見守っていたのだった。
そして、ヘリが刑事5部のメンバーから離れたのを見た男達が行動を起こす前に、颯爽と近づいて、ポジションを確保したのだった。

…もちろん、そんなことに全く気づいていないヘリは、美味しそうに酒のグラスをあおっていた。

「飲み過ぎじゃないのか?ヘリ」

そんなヘリをイヌが面白そうに見つめて言った。

「平気よ。私が酒豪だって知っているでしょ?それにこのパーティーは飲み放題よ。飲める時に飲んでおかなくちゃ」

「酒にのまれて、パーティーが終わった頃会場に転がっていなきゃいいけどな」

「あら。そうしたら、どこかの王子様が私を城まで運んでくれるんじゃないかしら?」

ヘリが、すました表情でイヌを見つめて言った。
アルコールがはいって、少し潤んだヘリの横目が妙に色っぽくイヌを捕らえて、イヌは、体の中にゾクリとした熱がこもるのを感じた。しかし、それを悟られないようにクールな表情をつくってヘリに冷笑した。

…王子立候補者がこうウジャウジャいる所に、こんな危なっかしい姫を一人でいさせられるか。

『姫』(ヘリ)の『第一王子』(イヌ)は、こうして、その後、美味しい酒を求めて、フラフラと会場のテーブルを渡り歩く姫の側をつかず離れずの位置でついて行き、行く先々で、男達の残念そうな、うらやましそうな視線を一斉に浴びることとなった。

そうして、時もすぎ、


ユン検事とチン検事の結婚披露パーティーも終わりに近づいた。

ようやく招待客の挨拶もとぎれたらしく、
ユン検事とチン検事、ビンと、チン検事の母親が、前の方のテーブルを囲んで楽しそうに食事をしていた。

刑事5部のメンバーは、改めて祝いの言葉と帰りの挨拶を4人にした後、
会場の出口の方に向かった。

「さて、じゃあ、これからせっかくだし、このまま、このメンツで飲みにでもいくか?」

ナ部長がポンと手を打った。

「いや…でも僕はかみさんにまっすぐに帰ってこいと言われていて…」
と、あとずさるチェ検事の肩をがっしりと掴んだナ部長は、まあ、まあと言うと、
少し離れたところにいたヘリに声をかけた。

「マ検事も、行かないか?」

ヘリは、チラリと、さらに少し離れた場所に立っていたイヌを見やった。

そして、首を静かにふると「すみません」と言った。
「私は、今日は帰ります」

「そうか。じゃ、気をつけて帰れよ。また来週な」

あっさりとそう返したナ部長に、チェ検事が目を丸くして、
「…どうしてマ検事はよくて、僕だけ…」とブツブツ言った。

そして、「お先に失礼します」と言って、
イヌと一緒に、会場を出て行くヘリの後ろ姿を見ながら、

「次はマ検事の番か?」とナ部長が言ったのに対して、
「違いますよ」チェ検事が、首をふって、ちょいちょいとナ部長の腕をつついた。

「部長の番です」

「…チェ検事。今日は朝まで私につきあえ」

ナ部長が言って、

しまった。と青ざめるチェ検事に「ご愁傷様です」と言って苦笑するイ検事と、
ヘリとイヌの後ろ姿を「いいな~。マ先輩。いいな~」と言って、うらやましげに見つめているキム検事達を「めでたい日だから1杯はおごってやるから行くぞ」と促して、歩き出した。


結婚披露パーティーの会場を出たヘリとイヌは、連れだって歩いていた。

すぐにタクシーに乗れば帰れたのだが、なんとなく、そのまま歩き続けていた。

「職場の検事達と一緒に行かなくて良かったのか?」イヌが聞いた。

「いいの」ヘリが答えた。

「今はあなたと一緒にいたい気分だったの」

ヘリの言葉にイヌが微笑んだ。

そのイヌの顔に、ヘリは、イヌも自分と同じような気持ちでいることを確信した。

「…いい結婚式だったわよね」

ヘリは、結婚パーティーでの、チン検事や、ユン検事、ビンの顔を思い出して、顔をほころばせた。

ウエディングドレスを着たチン検事にタキシードを着たユン検事が寄りそっていて、
その側にビンとチン検事の母親がいた。

4人ともずっと笑っていて、すごく嬉しそうで、楽しそうだった。

「そうだな」イヌがうなずいた。

とくにチン検事は、長い間ずっと想っていた人と結ばれたのだ。
一番好きな人と結婚出来るなんて、女性にとっては素敵なことだわ。

笑っていたけど、泣いてもいたチン検事の美しい顔にヘリは想いを馳せた。

「人の幸せそうな顔を見るのっていいわね。ずっと見ていたくなる。そう思わない?」

そう言うヘリに、イヌがまた「そうだな」とあいずちをうったあと、
ヘリの方をジッと見つめて言った。

「とくに、愛する人の幸せな顔はずっと見ていたい」

イヌの言葉にヘリが思わず足を止めた。
そして、驚いたようにイヌの方を見上げた。

イヌが、優しくあたたかい眼差しでヘリを見つめていた。

…私もよ。イヌ。

まるで、自分とイヌを美しい光が包んでいるように感じていたヘリだった。

イヌがヘリに手を差し伸べた。

ヘリがその手に自分の手を重ねた。

そして、微笑み合うと、寄りそって、お互いの手を握りしめて再び歩き出した。

夕暮れ時、二つの影が一つにとけあって、二人の後ろで長く伸びていた。

長くつづく道の先の地平線に、夕焼けで赤くそまった空が広がっていて、

…まるでバージンロードみたい…。

そう思って

イヌと手をつないで、

ヘリは、胸に広がる温かい想いを抱きしめながら、イヌと一緒にまっすぐに歩き続けていた。



(チン検事の結婚式 終わり)



ここまで読んで下さった方、お疲れ様でした。♪
「チン検事の結婚式」話最終話です。

ドラマ最終回後、ヘリとイヌのその後が一番気になりましたが、
あの二人(ユン検事とチン検事)の結婚式どうなったのかな~?とか
思ってました。…それでこんな感じで書いてみました。

でも、やっぱり本当に気になるのはヘリとイヌのその後…ですよね♪
現在、みつばの書く二次小説シリーズでは恋人交際中二人ですが、
この後、どうなっていくのか…は、秘密です(笑)
ただ、しばらくは、恋人期間を楽しんでほしいな~とか思ってます。

今日、明日、あさってのブログは予約投稿です。
コメントレス等は遅れますが、何かあったら、
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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説
「チン検事の結婚式」第6話です。

二次小説は、ドラマ最終回16話以降の続きをみつばが、勝手に妄想したお話ですが、
ドラマのネタバレ等も含んでいますので、現在ドラマを見ている方、
これからドラマを見る方はご注意ください。

みつばの「検事プリンセス」の他の二次小説のお話、コメント記入は、
検事プリンセス二次小説INDEX」ページからどうぞ。

このブログに初めていらした方、このブログを読む時の注意点は「お願い」を一読してください。





チン検事の結婚式(6話)





しばらくして、イヌの車がユン検事の家の側についた。

角を曲がったら、ユン検事の家というところまできて、
ヘリは、道路の隅で傘をさして立っているユン検事とチン検事の姿に気づいて、
あわててイヌに声をかけて車を停めさせた。

まず、イヌの車に気づいたユン検事が、驚いたようにこちらを見たあと、チン検事を促して早足で近づいてきた。

ヘリが後部座席のドアを開けて傘をさすと、回り込んで、ビンの座っていた側のドアを開いて、ビンを車からおろした。

「ビン!!マ検事。…ソ弁護士」

イヌが、車の中の運転席から、ユン検事とチン検事に軽く会釈した。

ヘリの傘から、ユン検事の傘の中に入ったビンは、
これはどうしたことだ?とヘリとビンを交互に見つめるユン検事と、ホッとしたように溜息をついていたチン検事の顔を気まずそうに見たあと、

「ごめんなさい」と小さな声で言った。

「心配したぞ」ユン検事がやっと口をひらいた。

「友達のところに行くと言って出かけて行ったのに、雨が降ってきたからその友達の家に電話をしたら、来ていないと言われて。私とジョンソンは今から一緒に探しに行こうとしていたところだった」

「無事で良かったわ」チン検事が、ビンの目線まで腰をおとして、そう言って、ビンの頭を優しくなでた。

ビンは、ほとんど泣きそうな顔になっていた。

「…噓ついて、ほんとにごめんなさい」

そして、ビンはチン検事の胸に顔をうずめた。

「ビン…」チン検事がそんなビンの体をそっと抱きしめた。

そんな二人の姿に目をやった後、ユン検事はヘリに向き直った。

「マ検事。ビンが世話になったようですまない。ここまでビンを送って来てくれたことも感謝する。ありがとう。ソ弁護士も」

ユン検事は車の中のイヌに頭を下げた。イヌがそれに目礼で返した。

ヘリはチン検事にくっついたままこちらを見ているビンに目をやったあと、
ユン検事を見上げた。

「いいんです。…あとでビンちゃんの話をゆっくり聞いてあげて下さい。お願いします」

「ああ」ユン検事がうなずいた。

「じゃあ、私たちはこれで失礼します。結婚式楽しみにしていますから。…さようなら。ユン検事、チン検事。ビンちゃん」

チン検事がヘリに無言でうなずいた。その目には感謝の念があらわれていた。

「ありがとう。ヘリさん」ビンが言った。

…きっと大丈夫ね。

ビンの言葉にヘリが微笑みで返すと、イヌの車の助手席に乗り込んだ。
ヘリがもう一度車内からユン検事とチン検事に軽く会釈して、ビンに手を振ったあと、イヌが車を発進させた。


車が角をまがって3人の姿がバックミラーからも消えた後、
ヘリが運転席のイヌを見た。

「本当にありがとう。イヌ。車を出してくれて」

「暇だったから運転手はお安い御用だよ。それに君は酒を飲んでいたからね。どのみち運転は出来なかっただろう」

「そうなの。雨の中ビンちゃんを一人で帰らせることも出来なかったし…。それに、ユン検事達に私のところに来ることを秘密にして来てしまったみたいだから」

「そうか」

ヘリの言葉にイヌは普通にあいずちをうったまま黙った。

そんなイヌをヘリは不思議そうに見つめた。

「…何があったのか聞かないの?」

「べつに」イヌが答えた。

「昨日来た時の忘れものを取りにきたようなものじゃないのか?」

…忘れ物を取りに。イヌの言葉にヘリは心の中でうなずいた。
…たしかにそうかもしれない。

「うん…。ただ、私…ビンちゃんにその『忘れ物』をちゃんと返せたかどうか自信がないの」

そう言って、少しうつむいたヘリを運転しながらイヌがチラリと横目で見た。

ヘリは、自分の両手を組んで、ギュッとにぎりしめた。

…ビンちゃんは、小さい時だったみたいだけど、すごく大切な人を亡くしたことを覚えている。記憶が薄くなっていると言っても、心の中で傷ついたことも覚えていて、悲しみも抱えていた。

あんな子供でもそうなのに、大きくなって、大切な人を失った記憶というのは一体どんなものなんだろう。

ヘリには想像できても、正直本当の意味では分からなかったのだった。
ヘリの両親はまだ健在で側で生きている。両親の両親、祖父母は、ヘリが生まれる前や、赤ちゃんの時に亡くなっていた。なので、もともと記憶がない。

ヘリには、まだ大切な人を亡くした記憶というものが無かった。

しかし、

ヘリは、横にいるイヌのことも考えた。

…イヌは両親を亡くしている。12歳、13歳という多感な年ごろに。
しかも死因は、父親は獄死。母親は交通事故。

どんなに辛かっただろう。
どんなに悲しかっただろう。

そんな記憶も、時がたてば薄れるのだろうか…。

記憶が薄れたとしても、大切な人を突然失う辛さや悲しみは、ヘリの想像もつかないほど大きなものだったに違いない。

失った事のないヘリが、そんな経験をしたビンに、さも、分かっているように、もっともらしい事を言ってしまったが、その言葉ははたしてビンの心に届いたのだろうか?

「…何もわかっていない私が人に教えたり、なぐさめたりする資格なんてないんじゃないかしら、って思ったの」

ヘリが弱弱しくつぶやくように言った。

…かえって混乱させてしまったんじゃないかしら。
あの時、ビンちゃんは私の言葉にうなずいていたけれど。

「確かに君は口で人を納得させることには、あまり長けていないな」

イヌの容赦のない言葉にヘリが、落ち込んだような目をイヌに向けた。

「でも…」
イヌが、フッと微笑んだ。

「君の良さは、噓いつわりない言葉で相手に真摯に語りかけるところだ」

…たとえ、相手を言い含める言葉づかいや、うまい表現を使えなくても。
君のまっすぐな言葉に人は心を動かされる。

法廷の裁判でも、尋問でも、プライベートの時でも…、この僕も。

「君の言葉に心を動かされる時がある。そしてそれが本心から来ている言葉だからこそ、心からそうだと思える」

「イヌ…」

イヌの言葉にヘリは、ジッとイヌの横顔を見つめていた。
そんなヘリにイヌは前をむいたまま小さくうなずいた。

イヌの心の中に、16年前の少女のヘリの記憶が浮かんでいた。
カップケーキとばなな牛乳を手にした少女のヘリ。

事情も何も知らないのに、ただ、ずっと門の前で立ち続ける自分がお腹がすいているだろう、と菓子をこっそり持って来てくれて差し出してくれたヘリ。
哀れだとか、可哀そうという感情より、とにかくお腹を満たしてほしいという気持ちだけで来てくれたことが、冷静になった後に分かったイヌだった。

ヘリが司法試験に合格した後、父親の無実を晴らすため、韓国でこっそりヘリの尾行や調査を続けていた時に出た『素直で単純』というデータは、再会して『まっすぐで純粋』という印象に変わっていった。

1年前、そんなヘリの感情をまっすぐにぶつけられたイヌは、良心の呵責に耐えきれなくなったり、自分の想いを誤魔化しきれなくなったりしたのだが…。

こうしてつきあうようになってからも、そんなヘリが全く以前と変わっていないことを知った。検事としても成長し、試練のような日々の中で社会的な常識を身につけたようだったが、根本的な純粋さは何もかわっていない。

そんなヘリと接していると、心が穏やかになって、辛い記憶が薄まっていくのを感じる。

きっと、他の人間も同じだろう。

今日、ヘリのところに突然来たユン・ビンがそうだったのかは分からない。

しかし。
イヌは、別れ際に見たビンの顔に、ヘリの部屋に入って来た時に見せていた不安げな表情が消えていることに気づいていた。どこか、すっきりしたような、明るい姿だった。

きっと、ヘリと会って話をしたことで、ビンの中で何かが変わったのだろうと、イヌは思った。

「だから、君はそのままでいいんだ。むしろ上手に何かしようなんて考えるな。考えないで、行動することが君にとっては正しい気がするから」

…ずっとそのままの君でいてほしい。
僕はそんな君を尊敬しているし…愛している。

そんなイヌの心の声はヘリには聞こえなかった。

「…イヌ。それって…、私のこと慰めてる?それとも私の頭じゃ考えるだけ無駄って言ってる?」

どっちにしても、褒められてはいないことに気づいたらしく、ヘリは唇をとがらせていた。

イヌは、そんなヘリの問いには答えずに笑った。
ヘリがぷうっと頬を膨らませると、フンっとそっぽをむいた。

「もう、意地悪な男ね」

ヘリの機嫌を損ねてしまったことを気にもとめず、
イヌは楽しそうな顔で運転を続けて、車をマンションの駐車場にいれた。

そして、車が完全に停まったあとも、拗ねたように、助手席に座りこんでいるヘリのところに外からまわりこんでドアを開けると、ヘリの手をとって引っ張り出した。

「無事に小さなお姫様も王様と新しいお妃様の所に返したことだし、今度は、僕のお姫様を部屋までお連れするよ」

…このお姫様はお酒がはいっているからな。
そういうイヌの言葉にヘリはつんけんしながらピシャリと手を払った。

「結構ですぅ。意地悪で口達者な従者に心配されなくてもね、考えるだけ無駄の頭でも帰り道くらい分かりますから」

「そう言わずに」

イヌが、ヘリの体を横抱きにしてお姫様抱っこした。

「きゃあっイヌ!?」

ヘリがあわてて、イヌの腕の中で暴れた。
そんな二人を駐車場にいたマンションの住人達が面白そうに遠巻きで見ていた。

「このまま4階まで戻ろう」

…戻ったあとに、『さっき』の続きをしよう。ヘリ。

そう耳元で囁くイヌに、ヘリはガクリとうなだれた。

「…あなたの方は、もう少し考えて行動してほしいわね」

ヘリの言葉にイヌが楽しそうに笑って、目撃した人間の好奇の視線をものともせずに、
真っ赤になってジタバタしているヘリの体をお姫様抱っこしてマンションの中に入って行った。


― 次の日の月曜日。

検察庁で、ちょうど資料室に向かおうと廊下を歩いていたヘリをユン検事がよびとめた。

「マ検事、少しいいか?」

「はい」
ヘリがうなずいてユン検事の後につづいた。

ヘリとユン検事は、資料室のソファに座った。

むかいあうとユン検事は座ったままヘリに頭をさげた。

「結婚式のウエディングドレスの件は、ジョンソンから聞いている。とても世話になったらしいな。ありがとう。礼を言う」

「いえ。チン先輩にも話したのですが、それはほとんど私の友人の助力のおかげです」

あわててヘリが言った。

「それと…」ユン検事が頭をあげた。

「…ビンのことも。…昨日、あれから、ビンから話を聞いた。君の家に行ったらしいな」

「はい…」ヘリがユン検事の言葉にうなずいた。

一人で、ヘリに会うためにヘリの部屋に来たビン。
ヘリに顔だけはそっくりな亡くなった母親への想いと、自分の気持ちとの間で混乱していた。

「ビンの母親、亡くなった前の妻とのことや、自分の思っていることをいろいろ話してくれたよ」

そこまで話してユン検事は溜息をついた。

「…正直、ビンがそこまで考えていたことに気づかなかった。前の妻が亡くなったのは、ビンがまだ4歳の時だった。つらい思いをしたことは分かっていたのだが、その記憶がなくなっていくことがビンにとって一番辛かったとまでは思わなかったんだ」

ビンが、ジョンソンや、その母親になついてくれていたから余計に。
むしろ、妻のことを忘れて、辛い記憶が薄くなっていくことがビンの幸せだと思っていた。

「…私に会って、思い出してしまったのかもしれません」

ヘリは、ユン検事の顔をジッと見つめながら言った。

…亡くなったビンの母親、ユン検事の前妻と同じ顔のヘリに会って、ビンは自分の中の想いに気づいてしまったのかもしれない。
…ユン検事も1年前、自分と会った時は、おそらく混乱していたのだろうし…。

ユン検事が静かに首をふった。

「たしかに。君は、ビンの亡くなった母親に顔だけは似ている。ビンが君に会いに行ったのは、やはり君がそっくりだった事で自分の思いをもう一度確かめるために行ったのだと思う。母親と同じか、違う人間か」

…大人の自分でさえも、それに納得するまで時間がかかったのだ。
子供のビンならなおさらだろう。

「でも、ビンが思っていたことは、もっとずっと前からだったに違いない。私は仕事に没頭していて、ビンのことを、ジョンソンやジョンソンのお母様の御好意に甘えて任せていた。ビンを大切にしてくれる二人にビンが懐いてくれているのを見て、安心していた。ジョンソンとの結婚も、ビンが喜んでくれたことが嬉しかった。だから、私はなんの問題もないと思っていたんだ」
…自分の中で、亡くなった妻とのことを気持ち的に整理すれば、この結婚には何の問題もないと思っていた。だから、子供のビンが前の母親のことで、そんなふうに心を痛めていることに気づけなった。

「ビンは、私とジョンソンに自分の思いを話してくれたよ。亡くなった母親への思いも、私たちの結婚のことも、そして、どうして君のところに一人で行ったのかも。そこでどんな話をしたのかも」

「…はい」ヘリがうなずいた。

「ありがとう」

ユン検事が、おだやかな笑みを浮かべて、ヘリにもう一度礼を言った。

「私たちの答えを君がほとんどビンに言ってくれたようだ。ビンもそれで、私たちに安心して話す決心がついたのだと思う。なにより、ジョンソンも心の中でずっと気にしていた事が解決できたらしい。結婚前に話しあって、私たち家族が本当に一つになった気がしたよ」

ユン検事の『家族』という言葉にヘリは、心の中が温かくなる気持ちになった。

ビンは、今度こそ本当に、父親と亡くなった母親への愛情を再確認することが出来たのだろう。そして、チン検事のそんな自分に注がれる変わらぬ愛情も確信出来たはず。

この夫婦は、この親子は、この家族は、きっと幸せになれる。

ヘリもそう思った。

「良かったですね」

「ああ」ユン検事が、まぶしそうに目を細めていた。
まるで、未来から射す明るい光をまっすぐにあびているように。

ユン検事がソファから立ち上がり、それを合図にヘリも立ち上がった。

「結婚パーティーに、彼も出席してくれるらしいな」ユン検事が言った。

『彼』というのが、イヌを指しているのだとヘリには分かった。

「はい」ヘリが微笑んでうなずくのを、ユン検事はどこか嬉しそうに見つめていた。

「…私がこんなことを言うのもなんだが…」ユン検事が微笑んだ。

「君も、幸せになれ」
ユン検事らしくない、どこかからかいを含んだような、でも、真剣な言葉にヘリは、
照れ隠しに、苦笑して、すましてみせた。

「お気遣いなく。今だって十分幸せです」

「そうだな」

「ユン先輩の方こそ、末長くお幸せに。結婚おめでとうございます」


ヘリの言葉にユン検事は、ありがとう、と笑うと、ヘリに片手をあげて、資料室を出て行った。


それから、数日たち。

9月18日土曜日。
ユン検事とチン検事の結婚式の日になった。

それは、秋晴れの美しい日だった。



(チン検事の結婚式6終わり 最終話に続く)


登場人物


マ・ヘリ(マ検事)
ソ・イヌ(ソ弁護士)

ユン・セジュン(ユン検事・ヘリの検察庁の先輩首席検事)
チン・ジョンソン(チン検事・ヘリの先輩検事・ユン検事の婚約者)
ユン・ビン(ユン検事と亡くなった前妻の子供)



拍手、拍手コメントありがとうございます。
いつも書いて下さる方も、新しくいらっしゃった方もようこそ♪
ドラマはBSで終わって、どこかの地方ではもしかしたらこれから
放映するところもあるかもしれませんね。
ただ、地上波ではやはりカットシーンが多いと思うので
はまった方は機会があれば是非ノーカットのDVDを見てみてください。

昨日の私のコメントに答えて頂きましてありがとうございます。
でも、やはり難しいですよね。子供に教えるのって。
時期もありますし。外で話されても困るし(笑)

明日「チン検事の結婚式」の最終話更新予定ですが、
今日から週末にかけて、プライベートで立て込むため、3日ほど予約投稿しておこうと思います。
コメントレス等が遅れますが、週明けに読ませて頂きますね。
よろしくお願いします。

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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説
「チン検事の結婚式」第5話です。

二次小説は、ドラマ最終回16話以降の続きをみつばが、勝手に妄想したお話ですが、
ドラマのネタバレ等も含んでいますので、現在ドラマを見ている方、
これからドラマを見る方はご注意ください。

みつばの「検事プリンセス」の他の二次小説のお話、コメント記入は、
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ドラマを知らない方へ。小説の最後に人物紹介があります。




チン検事の結婚式(5話)




ガチャリ☆

ヘリが玄関ドアを開けると、

目の前に、ユン検事の娘、ユン・ビンが立っていた。

「ビンちゃん…」

ヘリは、本当にいたビンの姿に動揺しながらも、ニッコリ笑いかけた。

「こんにちは。どうしたの?一人?」

「こんにちは。ヘリさん」ビンは不安そうな目でヘリを見上げながら、挨拶をした。

「…バスに乗って、一人で来たの。このマンションについたら、ちょうど入り口のところに人が入るところだったから一緒に入って来てしまったの。いきなり来てしまってごめんなさい」

「それはかまわないのだけど…」

…ユン検事やチン検事はこのこと知っているのかしら?
ヘリは、戸惑ったように言ったあと、ドアを大きく開けて、ビンを部屋の中にうながした。

「はいって、ビンちゃん」

「はい。おじゃまします」

ビンはうなずいて、玄関の中に入った。

ヘリが客用のルームシューズをビンの前にそろえて出した時、
後ろにイヌが立つ気配がした。

「ヘリ」

ビンが、部屋の中にいたイヌの姿を見て、びっくりしたように体をこわばらせた。

「僕は席をはずすよ」

「ええ」ヘリがうなずいた。

イヌもうなずくと、「部屋にいるから」と言って、玄関におりて靴をはいて、
ヘリとビンの方にむきなおった。

そして、ジッと自分を見つめているビンにニッコリと笑いかけると、

「こんにちは。ごゆっくり」と言った。

「こ、こんにちは」ビンがあわてておじきした。そんなビンにイヌがもう一度優しく笑いかけると、玄関ドアを出ていった。

見えなくなってからも、イヌの後ろ姿をぼーっと見送っていたビンを、ヘリが呼んでソファの方に導いた。

「ジュースとミルクどっちがいいかしら?」

「あの、ヘリさん、おかまいなく。でも、ジュースをください」

「わかったわ」
ヘリがキッチンに行って、オレンジジュースをグラスに注いで戻ってきた。

「はい。ビンちゃん、どうぞ」

「ありがとう」

ビンがジュースのストローをくわえて、一気に半分ほど飲んだ。

その様子を黙って見ていたヘリは、ビンがグラスをテーブルに置いたのを確認した後に、
口を開いた。

「…それで、ここに来ること、パパかジョンソンさんは知っているの?」

ビンが首を横にふった。

「知らない。…友達の家に遊びに行くって言って出てきちゃったから」

「そう…」ヘリは、ビンの言葉に内心うろたえながら、どうしようかしら?と思っていた。

しかし、8歳のビンが、1度来ただけのヘリの部屋を一人で、しかも親に黙って、訪ねてくるのには、よほどの理由があってのことだということは分かった。

「私に何か話があったのかしら?」

ビンがコクリとうなずいた。

「昨日、ジョンソンと一緒だったから、言えないことがあったの」

「……」ヘリは、黙って、ビンを見つめてその先をうながした。

ビンは、そんなヘリの顔をじっと見つめた。

「ヘリさんは、本当にママの親戚とか、姉妹じゃないの?」

「ええ、違うわ」ヘリは首をふった。

…私は、ビンの母親、ユン検事の前の奥様の顔を知らないのだけど。

「そんなにママに似ている?」

ヘリの言葉にビンが悲しそうに少しうつむいた。

「…わからない」

「え?」

ビンの言葉にヘリは驚いて、ビンを見つめた。

昨日、家に来たときに、ヘリがママと同じ顔だと言っていたけど…。

「…ヘリさんは持ってるママの写真の顔とそっくりだから。だけど…」

ビンがますます顔を下にむけた。

「…私、ママの顔をよく思い出せなくなっちゃったの」

子供ながらにとてもつらそうなその顔に、ヘリもつられて、悲しそうな顔になった。

「…ビンちゃん」

ビンが続けた。

「ママが死んだときね。私悲しくてすごく泣いたのよ。それは覚えているの。
それに、ママが生きていた時、私を抱っこしてくれたこととか、手をつないでくれたこととか、ご飯をつくってくれたこととか…覚えているのよ」

…でも。

「だんだんね、はっきりと思いだせなくなったの。ママの声とか、ママの顔とか。ママの体とか。どんなんだったかな?って一生懸命思いだそうとするのに、分からなくなっていくの。写真を見たら、ああ、ママだって分かるんだけど、でも、本当にこんな顔だったかな?って思う時もあるの。あんなに好きだったママなのに、どんどん忘れているみたいなの」

ビンが、最後の方に見た母親は、病室で横たわっていた姿だった。
とても細く、弱弱しくなっていた。そんな姿を娘に見せたくなかったのだろう。
ビンの母親はビンを預けている人にあまり病院に連れてこないように言っていたようだった。そんなこともあって、ビンも母親の最後の方の記憶があまりなかった。

「でもね。ヘリさんと会った時、写真と同じ顔だってすぐに分かったけど、ジョンソンと話をしているところを見ていて、やっぱり違う人だってこともわかったのよ。覚えているママの雰囲気と全然違うの。それはわかったの。だけどね、ヘリさんが笑った時、ママだって思っちゃったの」

「私の笑った時?」

ヘリの言葉にビンがうなずいた。

「笑った顔がね、私の覚えてるママの笑った顔と同じだったの。そして、ビンって呼んでくれた声も思いだせたの」

ヘリは、昨日、ジョンソンと一緒にいたビンが時々自分をジッと見ていた姿を思い出した。
…あのとき、そんなことを考えていたのね。

「それで、私…ママのこと忘れていくのが悲しくなったの」

ビンが本当に悲しそうな顔をした。

「パパは、ジョンソンと結婚する。私もジョンソンのこと大好きよ。だから結婚のことはすっごく嬉しいの。だけど…、じゃあ、ママは?って。ママはもう死んじゃっていないけど、ママのこと忘れちゃったら、ママが可哀そうだって思ったの」

ヘリは、ビンの話に、ようやくビンが自分のところに来た理由が分かってきた。

ビンは、大人びていて、考えることもしっかりしていたが、やはり子供だった。
そして、子供なりに、悲しい思いをし、とまどい、一人で悩んでいたのだろう。

「…そのこと、パパに話した?」

ヘリが優しく聞いた。

ビンがかぶりをふった。

「言えない。こんなこと。だって、パパはもうすぐ結婚する。パパが今愛しているのはジョンソンだもの」

ビンのような子供の口から『愛している』という言葉が出たことに内心驚いたヘリだったが、小さいから子供だと思っているのは大人だけで、どんなに年が若くても人間は感じることは皆同じなのだと、気づいてうなずいた。

「ジョンソンさんにも?」

ビンは困ったような顔でうなずいた。

「ジョンソンにはもっと言えない。ジョンソンは私の新しいママになるわけでしょう?結婚前なのに、私がこんなことを言ったらきっと悲しむわ」

やはり、こんな子供が周囲の大人を気遣って一人で悩んでいたことに、ヘリは心を痛めた。

「おばあちゃんにも言えない。言ったらきっとパパやジョンソンに伝えちゃうから。だから…」

つい、足が、自分の母親にそっくりだったヘリの所にむいてしまったのだろう。

もう一度ママと同じ顔を見たい。ママに会いたい。
ママじゃないと頭では分かっているけど、かわりにこの思いを聞いてほしいと。

ヘリは、知らずに涙がにじんでくるのを感じて、ハッとして横をむいて目がしらを押さえた。

…だめだめ。私がビンちゃんの前で感情的になったりしたら。

ヘリは、すうっと息をすいこむと、そっと吐きだした。

「ビンちゃん」そして、ビンを呼んだ。

「ビンちゃんは、ママのこと忘れたりなんかしないわ」

「でも…」ビンはヘリの言葉にとまどったように反論しようとした。
事実、顔をだんだん忘れかけている。

「人の記憶ってね、どうしても薄れていくものなの。嫌なことも。いいことも。どうしてかわかる?」

ヘリの言葉にビンが首を横にふった。

ヘリが微笑んだ。

「生きている今が一番大事だからなのよ」

…子供には難しいかもしれない。
でも、真剣な目をヘリに向けて聞いているビンにせいいっぱい伝わるように話そう。
そう決めたヘリだった。

「時間はどんどん過ぎていくでしょう?昔のことを思い出す時間もあるけど、新しいことはね、今これから起きることなの。だから、新しいことを思いっきり楽しむことが出来るように、新しく嬉しい記憶がどんどん出来ていけるように、昔の記憶が薄くなっていくのよ。…でも決してなくなるわけじゃないの」
ヘリの言葉をどこまで理解できているのか分からないが、
ビンはヘリの言葉にジッと耳をかたむけていた。

「ビンちゃんのママの記憶もね。思いだせなくなっても、ずっとあるの。ビンちゃんが生きているかぎりずっと、ここに」

ヘリが自分の胸にそっと手をおいた。

「ずっと、ここに残っている。そして毎日思いださなくても、ある時ふっとはっきり思い出すこともあると思うの。ママの笑った顔とか。声とか。それはママがビンちゃんの中にはっきり生きているということなのよ」

「私のなかにママが生きているの?」

ヘリがうなずいた。

「ビンちゃんのママがね、ビンちゃんのしてくれたこと、全部ビンちゃんが覚えてる。小さかったビンちゃんが大きくなっても絶対覚えてる。だって、ビンちゃんのママはビンちゃんをきっとすごく愛していたと思うから。そしてビンちゃんも、ママをずっと愛していると思うから。それはね、ビンちゃんがたとえ、他の人を愛してもかわらないのよ。これからもっといろんな人にあって、どんどん他の人を好きになってもかわらないと思うの。そして、好きになってもいいのよ。誰かをもっと好きになっても、それはママを忘れたり、好きが小さくなることはないから」


たとえ、ビンがチン検事のことをママ以上に好きになっても、母親として愛するようになっても、亡くなったママに申し訳ないと思うことはないのだと、ヘリは言いたかった。


「それはね、ビンちゃんと同じように、きっとパパやジョンソンさんも同じ気持ちのはずよ」

「パパも?ジョンソンも?」

ヘリがうなずいた。

「二人が結婚することになっても、きっとパパはママを忘れたりなんてしないと思うわ。パパはジョンソンさんを愛していて、そしてママのことも心の中に大切に想っている。ジョンソンさんもそんなパパのことを全部愛していると思うの。ビンちゃんのママを大切に覚えているパパをね。そして、何より二人が今一番に大切に思っているのはビンちゃん、あなただと思うわ」

ビンが、ハッとしたようにヘリの顔を見つめた。
ヘリがうなずいた。

「パパも、ジョンソンさんもあなたをすごく愛してる。だから、きっと悩みがあるなら何でも話してほしいと思っていると思うの。ビンちゃんの想い、全部受け止めてくれると思うわ。だからね、ビンちゃん」

ヘリは、ビンの表情に自分の言葉のほとんどをビンが理解してくれたのを感じた。

「家に帰ったら、パパとジョンソンさんと、このことお話してみて。
きっと、二人は、ビンちゃんの気持ちを分かってくれるから」

ヘリの言葉に、ビンが力強くコクリとうなずいた。

「うん。そうする」

ビンの言葉にヘリがホッと微笑んだ。

「ありがとう。ヘリさん。私の話を聞いてくれて」

お礼を言って頭を下げたビンのすっきりした顔を見て、
ヘリは、胸をなでおろすと同時に、先ほどから少し感じていた違和感を確かめるために窓の方を見た。

換気のため開けていたテラスの方からかすかな物音がしていたと思っていたが、
やはり雨が降ってきていたようだった。

ヘリの見ていた方角に目をやったビンも雨が降っているのを知って、驚いたように立ち上がった。

「私、帰ります」

「ちょっと、待ってビンちゃん」あわててヘリがビンをとめると、テーブルにおいていた携帯電話をとって、操作した。

電話の相手はすぐに出た。

『ヘリ』

「イヌ。今大丈夫?…うん。あのね。車を出してほしいの。…そう。ユン検事の娘さんのビンちゃんを家まで送り届けたいの。…うん。ありがとう。お願い」

そう言って、ヘリは電話を切ると、ビンの方に向き直った。

「私の知り合いが車を出してくれるから、一緒に家に帰りましょう。ビンちゃん」

そう言って微笑むヘリに、ビンが嬉しそうにうなずいた。


ヘリとビンが、マンションの駐車場まで降りると、もうすでにイヌが車の前で待っていた。

「イヌ、ありがとう」

そう言って、ヘリはビンを促してイヌの車のところまで歩いて行った。

「ビンちゃん。さっき会ったわね。彼はソ・イヌさんっていうの。ビンちゃんのパパもジョンソンさんも知っている人よ。イヌさんがビンちゃんを車で家まで送ってくれるからね。もちろん私も一緒に行くから」

ヘリの言葉にビンがうなずいて、

「ソ・イヌさん。ありがとうございます。よろしくお願いします」と丁寧に頭を下げた。

ビンのきちんとした態度に、イヌは感心したような顔で微笑んだ。

「どういたしまして。さあ、乗って、シートベルトをしめてね」

イヌが、後部座席のドアを開けてビンを車に乗せた。

ヘリもまわりこんで、後部座席のビンの横に座った。
イヌが運転席に乗りこみ、車を発進させた。

「ユン検事のご自宅は分かるの?」

ヘリの言葉にイヌは笑った。
「僕に抜かりがあると思うのか?招待状に書かれていた住所をナビにいれておいた」

…さすがね。ヘリは、肩をすくめた。

「あの…」ビンがおずおずと口を開いた。

「なに?ビンちゃん」

「あの、イヌさんって、ヘリさんの恋人?」

ビンの率直な質問にイヌは思わず口元を綻ばせて、ヘリも苦笑した。

「そうよ」

ヘリの言葉にビンが首をかしげた。

「パパやジョンソンとも知り合いってことは、検事さん?」

「違うよ」イヌが運転しながら答えた。

「弁護士なんだ」そう言ったイヌの言葉に、ビンは少しがっかりしたような顔をした。

「…じゃあ、パパの敵なのね」

「え?敵?」
ビンの言葉にヘリが驚いてビンの顔を見た。

「敵って?どうして?」

「だって…」ビンが気まずそうに首をすくめていた。

「弁護士さんって、法廷で検事と戦うんでしょう?だったら、検事のパパやジョンソンやヘリさんの敵ってことじゃないの?」

…うーん…。

ヘリは、内心、どうビンに伝えていいか考え込んでしまった。
おそらくユン検事やチン検事から仕事のことは聞いていると思うが、たぶんあまり詳しいことまではまだ教えていないのだろう。

「たしかに法廷でたたかうことはあるんだけどね」
運転席のイヌが言った。

「検事も、弁護士も人を助けるための仕事というのは一緒なんだよ。本当に助けるためにはいろいろな方向から沢山調べたり、知ったりすることが大切になってくるんだ。だから検事と弁護士は役割をかえて法廷に立ったら、同じ事件でも別の見方をした意見を発表するんだよ」

「そうなんだ」

イヌの言葉に感心したようなビンの返事に、ヘリは、…さすがね…と運転席のイヌを見つめた。

「パパの検事のお仕事も素敵だって思ってたけど、弁護士さんのお仕事も立派なのね」

「ありがと」

ビンの言葉にイヌが礼を言ってやわらかく笑った。

小さな子供相手に話すイヌが珍しくて、ヘリも自然に顔をほころばせていた。


(チン検事の結婚式5終わり 6に続く)


登場人物

マ・ヘリ(マ検事)
ソ・イヌ(ソ弁護士)

ユン・ビン(ヘリの先輩ユン検事の娘)


このブログへの拍手、拍手コメントありがとうございます♪

コメント等で、私の二次小説のソ・イヌ(ソ弁護士)が好きと言って頂けて嬉しいです。
二次小説を書いていて、ドラマの続きを一応妄想しているので、
ドラマの印象のイヌを書けたら…と思いながら小説書いてます。

あと、私(みつば)がどんな人物なのか?ということまで関心を持っていただけて
嬉しいのですが、うーん…言わぬが花、知らぬが仏という感じかもしれません(笑)
外見が似ている有名人は「似ているね」と感心されるより失笑される事が多い方ですし(苦笑)
どちらかといえば、生きている人間より漫画やアニメのキャラクターに似ているといわれる事が
多いです(一体どんな顔だ?)

私の小説やコメントで何となく、伝わるイメージでお願いします♪
それが良いものならそのままで(笑)

…そういえば、ちょっとだけプライベートな話を。

最近息子に「どうやって赤ちゃんは出来るの?」って聞かれました。
とうとう来たか。その手の質問が!!(汗)
さて、みつばは何て答えたでしょうか?…ってなんて答えたらいいんですかね?
イヌだったらどう答えるのかしらん?(笑)


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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説
「チン検事の結婚式」第4話です。

二次小説は、ドラマ最終回16話以降の続きをみつばが、勝手に妄想したお話ですが、
ドラマのネタバレ等も含んでいますので、現在ドラマを見ている方、
これからドラマを見る方はご注意ください。

みつばの「検事プリンセス」の他の二次小説のお話、コメント記入は、
検事プリンセス二次小説INDEX」ページからどうぞ。

このブログに初めていらした方、このブログを読む時の注意点は「お願い」を一読してください。



ドラマを知らない方へ。小説の最後に人物紹介があります。



チン検事の結婚式(4話)




「はい。どうぞ」

ヘリがチン検事とビンのところに戻ってきてトレイにのせていたコーヒーとジュースを二人の目の前に並べた。


「ありがとう」
「ありがとうございます」

「…ごめんね。ビンちゃん。お菓子、うちに今はこんなものしかなくて」

ヘリは申し訳なさそうに、ドライフルーツのはいった小皿をビンの前に置いた。

ビンが来ることを知らなかったヘリは子供の好きそうなお菓子を何も用意していなかった。
ヘリ自身、お菓子は大好きだったが、やはり体型の事を自重して、普段あまり部屋に菓子を置かないようにしていたのだった。

「お気づかいありがとうございます。どうかおかまいなく」

ビンの大人じみた言葉づかいにヘリは、…しっかりしているわ。さすがユン検事の娘さんといったところかしら…と思って、微笑んだ。

そのヘリの笑顔にビンが、少しハッとしたような顔をした。
しかし、トレイを脇に置いていたヘリもその動作を見ていたチン検事もそんなビンの表情に気づかないでいた。

そして、ヘリがソファにしっかり座ったのを確認すると、チン検事があらためて、
座ったまま深く頭を下げた。

「マ検事、今回のこと、本当にありがとう。私のウエディングドレスを尽力つくして探してくれて」

「やだ。先輩ったら、顔をあげてください」
ヘリがあわてて言った。

「私自身は、何も出来なったんですから。たまたま私の友人のつてで見つかりましたけど。
でも、良かったですね。着たいドレスが見つかって」

「ええ」チン検事が頭をあげると横に座っているビンを見た。

「あのドレス。ビンと二人で選んだものなの。お互いが一番いいと思ったものがあのドレスだったから、駄目だって分かってもすぐにあきらめきれなくて…」

ビンは、黙って、ストローをくわえてジュースを飲んでいた。

「ええ、分かります。確かにあのドレス素敵ですもの。レンタルじゃなくて購入でもいいくらいでしたよね」

「そうね…ただ、1度着たあと、どうするかってところね」チン検事が苦笑した。
…そう何回も着るものじゃないし。

そう言うチン検事の言葉に、

…イヌと私だったら、『何回か』使用しちゃいそうだけど。

と、とっさに、そんなことを脳裏に浮かべてしまったヘリは、

やだ、私ったら、すっかりイヌに感化されてるわ。とあわてて、思いついた不純な用途を頭から追い出そうとした。

「ただ、レンタルと同じくらいで購入出来るなら、それもいいって思ったのよ。まあ、この子が結婚する時に着るかどうかは分からないけど」

チン検事はまたチラリとビンを見た。

ビンは、ジュースのグラスを置いて、今度はドライフルーツのマンゴーをモソモソとかじっていた。

…とても大人しい子ね。
ヘリはビンを見て思った。

女の子だからかしら?それともしつけが行きとどいているからかしら。

大人の会話に口をはさまずに静かに座っているビンを、ヘリは特に不思議に思わなかったが、チン検事は、少し不安そうにビンの様子を見ているようだった。

そして、「ビン」と声をかけた。

ビンがチン検事を見上げた。

「ここに来る前に話したけど、彼女、マ・ヘリさんは、私とセジュンさん、あなたのパパと同じ職場で働いている人なの。ほら、ビン1年前にもらって今も大事にしている電子本があるでしょう?あれをプレゼントしてくれたのがこのヘリさんだったのよ」

チン検事の言葉をジッと聞いていたビンはコクリとうなずいた。

「そうだと思ってた。…さっき会った時から。だって、ママと同じ顔の人なんだもの」

…ママと同じ顔…。

ビンの言葉にヘリが、戸惑ったような視線をチン検事にむけた。

チン検事がそんなヘリにうなずいてみせた。

「以前、話したことがあったわよね。ビンの亡くなった母親、ユン検事の前の奥さんは、顔だけはあなたとそっくりだったっていうこと」

それは、1年前、入庁してしばらくユン検事に夢中になっていた時期のヘリは知らない事実だった。それから、イヌが、去って、チン検事とユン検事は遠距離恋愛をするようになって、落ちついた頃、ヘリの様子を見に家に来たチン検事がある日話してくれたことだった。

その話を聞いて、ヘリは、当時のユン検事の態度がどうしてヘリに対してあそこまで頑なだったのかの理由も知った。

亡くなった奥様と同じ顔だったなんて…ただでさえ、傷ついていらっしゃったのに、私の顔を見ると思いだしてつらかったのだわ。性格は全然違うってチン検事はおっしゃってたけど…。

ヘリは、ビンに顔をむけた。

ビンは、ヘリの顔をジッと見つめていた。
そして、

「お礼を言うのがとっても遅れちゃったけど、あの電子本すっごく気にいってるの。ありがとう。ヘリさん」

そう言って、ぺこりと頭を下げた。

「どういたしまして。気にいってもらえて嬉しいわ」
ヘリも頭をさげて、そっと微笑んでみせた。
そんなヘリの顔にビンはまたどこか、焦点の定まらない目を向けた。

「…私たちの結婚式にあなたも出席するでしょう。その時に会うことになると思って。
どうせなら、その前に会わせておきたかったの」

チン検事が言った。

…ビンが結婚式に突然動揺する前に。

「そうですね…」

ヘリがチン検事の言葉にうなずいた。

亡くなった自分の母親と同じ顔の女性が突然現れたら、当然驚くことだろう。
それも自分の父親の結婚式の日に。
こうして、事前に顔をあわせて、別人だということを認識させておくのは賢明なことのように思えた。

「ビンちゃん」ヘリがビンをよんだ。
「パパと、ジョンソンさんの結婚式、楽しみね」そう言うヘリの言葉にビンはコクリとうなずいた。

「…うん。すごく楽しみ」

そう笑って答えるビンだったが、少しぎこちなく固い感じがした。

…亡くなったママに似ているといっても、知らない人の前で緊張しているのね。そう思ったヘリだったが、チン検事はどこか心配そうにビンを見つめていた。

ヘリが、ふと思い出したように言った。

「そういえば、チン先輩。お礼、私の方こそ言わなくては、と思っていたんです」

「なんのこと?」

チン検事が不思議そうに首をかしげた。

「実家のことです。チン先輩の御実家の家のこと。この1年間うちの両親にかして頂いていましたが、正式に売って下さることになったと母から聞きました」

「ああ、それは私というより母とユン検事が決めたことなの。私が結婚するから人事に異動願いを出していて、たぶん来年には中部地検に配属にならなくても、車で通える距離には戻れると思うの。そうなったら当然4人で住むのだけど、ユン検事がせっかくだから新しい家に引っ越さないかって言ってくれて。母もそれに同意したのよ。だから、あの家をあなたのご両親におゆずりすることに決めたの」

「はい。本当にありがとうございます。うちの両親は1年住んですっかりあの家が気にいっているみたいで、とても喜んでいます。これからは私の実家としても大切にさせて頂きます」

チン検事の生家だった家だ。思い入れもきっと深いだろうと、ヘリは思っていた。

「ええ」ヘリの言葉にチン検事が微笑んでうなずいた。

その後、ヘリとチン検事は、コーヒーを飲みながら、最近の職場のことや、ガーデンパーティーによんだ人のことなど、たわいもない世間話をした後、立ち上がって、ウエディングドレスのかかったクローゼットのところまで一緒に歩いて行った。

「…このドレスを着て、来週には私が結婚するなんて…」

つぶやくように言うチン検事に、ヘリはおもわず微笑んだ。

「…なによ」

ニヤニヤしているように見えたらしいヘリの顔を、チン検事は焦りを誤魔化すように、睨みつけた。

「いえ。本当に、私もチン先輩が、ユン先輩のお嫁さんになるんだな~って思ったら、なんだか嬉しくなってきちゃって」

「どうして、あなたが嬉しくなるのよ?」

「だって、二人とも本当にお世話になった先輩たちなんですもの。これからますます幸せになる瞬間を見届けられるなんて、私にはとっても嬉しいことなんですよ」

「…あなた検事としても成長してるみたいだけど、先輩をおだてるのも上手になったわよね」

チン検事のまるで、ユン検事のような言い方に、ヘリは内心噴き出しそうになったが、
ニコニコ笑って、「ありがとうございます」と返した。

「…そうね。もっと幸せになるのよね」チン検事は、ウエディングドレスを見つめながら、微笑んでうなずいた。

「ところで…」チン検事がチラリとヘリの方を見た。

「あなたの方はどうなの?…あの人と」

『あの人』というのが、イヌのことだとヘリにはすぐに分かった。

イヌと交際を始めた頃、もしかしたら、ユン検事からチン検事に話が伝わるかもしれないと思ったヘリだったが、口の固いユン検事が言わないかもしれないという考えと、イヌが去った後、ずっと自分の事を気にかけてくれていたチン検事に、ヘリはメールでだったが、それとなく『ソ弁護士とつきあうことになりました』と報告をしていたのだった。

チン検事の返事は、『よかったわね』と、あいかわらずそっけないものだったが、チン検事という人物がどういう人なのか、その頃には分かっていたヘリは、本気で良かったと思ってくれていることが分かった。

ヘリは、ニッコリと笑った。

「すっごくいい感じですよ。先輩たちに負けないくらい」

「いうわね」チン検事が苦笑しながらも、ホッとしたような表情を浮かべていた。

ビンは二人のそんな会話を聞きながら、やや後ろにさがった位置に黙って立っていた。


ヘリが、つりさげていたウエディングドレスを丁寧にケースにしまうと、チン検事に渡した。

「ありがとう。マ検事」チン検事はそのケースを受け取ると、再びヘリにお礼を言った。

「あと、このドレスを探してくれたご友人の電話番号、さしつかえなかったら今度教えてくれる?直接お礼が言いたいから」

「分かりました。あとで、友人に確認してからご連絡しますね」

「ええ。お願い。…じゃあ、おじゃましました。来週、披露パーティーで会えるのを楽しみにしているわ」

「私の方こそ。…先輩、本当におめでとうございます」

「ありがと。じゃあね。マ・ヘリさん」

マ検事ではなく、マ・ヘリさんと言ってチン検事は玄関を出た。
ビンもその後につづいた。

そして、玄関で靴をはくと、ヘリの方を振り返った。

「おじゃましました。ジュースとフルーツ御馳走さまでした」

そう言って、ビンは頭をさげた。

「ええ。また、結婚式でね。ビンちゃん」ヘリはそう言って手を振った。

「…はい」ビンはうなずくと、チン検事にうながされて玄関を出ていった。

パタン。


扉がしまって、ヘリは、二人の足音が遠ざかっていくのを玄関先で確認したあと、
部屋の中に戻った。

そして、昨日までウエディングドレスのかかっていたクローゼットの方を見て、
急に寂しい気持ちになった。

たった1日しか置いていなかったドレスなのに、綺麗で華やかで、見ているだけで幸せな気持ちになったドレスになぜか愛着がわいていたらしく、なくなった空間がとたんに物足りないものになった気がした。

…私のものじゃなかったけど。

ヘリは、テーブルの上のコーヒーカップやグラスを片付けて、
一息つくと、そっと携帯電話に手をのばして、電話をかけた。
こういう寂しい気持ちを埋めてくれるであろう相手…、恋人のソ・イヌに。

イヌはすぐに電話に出た。


「ソ・イヌです」

「イヌ。今電話大丈夫?」ヘリが聞いた。

「ああ、ちょうど事務所を出ようとしていたところだ。君の方は、もう用事はすんだのか?」

用事…チン検事にウエディングドレスを渡すという用事。

「ええ、滞りなく。ちゃんと手渡して、先輩たちは先ほどユン検事の家にお帰りになったわ」

「そう。それは良かったね」

「うん…」

「どうした?何かあったのか?」
ヘリの少し沈んだ声を敏感に感じ取ったらしいイヌが心配そうに聞いてきた。

「ううん。…ちょっと、そのドレスシックっていうのかしら。ウエディングドレスを返しちゃったら、なぜか急に寂しくなっちゃって。…変でしょ?」
ハハと空笑いするヘリに、電話の向こうでイヌが「そうか」と優しい声で答えた。

そして、「元気をだせ。ヘリ」と言った。

「君にもいつか、君にもっとぴったりの素敵なドレスが現れるよ」

「…そうよね」ヘリはイヌの温かいなぐさめの言葉に、本当に泣きない気分になってきた。
そして、そんな気持ちを振り切るようにわざと明るい声を出した。

「ね。今日は夕食を外で食べない?居酒屋とかがいいわ。私、なんだか爆弾酒とか飲みたい気分なんだけど」

「なんだ。やけ酒か?」イヌが電話の向こうで笑った。

そして、ちょっとからかうように、でも、意地悪な声色で言った。

「まさか、あこがれのユン検事様が結婚するから、落ち込んでいるんじゃないだろうな?」

…どうしてこの男は、優しくしたと思ったら、こんな風に陰険になったりもして、私の気分をふりまわすのかしら。

ヘリは、呆れたように心の中で溜息をつくと、
つきあいも時間がたって少しは耐性がついてきたイヌの性格に一矢報いようと、そっけなく答えた。

「ええ、すっごく落ち込んでいるから。この際、あなたでもいいから今夜はやけ酒につきあってちょうだい」

ヘリの言葉に、電話の向こうでイヌが、少しひるんだように感じて、ヘリは、心の中で、
ガッツポーズをつくった。

「じゃ。30分後にマンション前のベンチで待っているから」

そう言って、電話を切ったヘリ。

…ふふん。いいかげんヘリ様をなめないでよ。
あんなからかいなんて、もうすぐに返せるんだからね。

得意げになってヘリは外出の準備を始めた。

しかし、イヌをからかうとどういうことになるか。

つきあって、イヌという男を少し知ったつもりになっていたが、
まだまだその認識が甘かったということを、数時間後、居酒屋で食事を終えて、ヘリの部屋にイヌと一緒に戻ってきた時に思い知ることになるヘリなのだった…。


…翌日の昼。

ヘリの部屋で遅くに起きたヘリとイヌはイヌの作ったブランチを食べたあと、
再び、ベッドの上で、ごろごろと転がっていた。

どちらかといえば、ヘリの方が、気だるそうにベッドに体を横たえていて、
イヌが、その脇でベッドの縁に背中をあずけて座って、面白そうにその姿を眺めていた。

「爆弾酒の飲み過ぎか?それともむかえ酒でさっきワインを飲んだからか?」

イヌの言葉にジットリとヘリは横目でイヌを睨みつけた。

「…酒のせいじゃないわよ」この体のだるさは一体誰のせいかしら?

「へえ?」とぼけたようにニヤニヤするイヌをヘリは体を横たえたまま片足でけとばした。

「おっと。しつけの悪い足だな」イヌはそう言って、ヘリの足首を掴んだ。

「まだ、こんな元気が残っているなんて」
…あれだけ昨晩運動させてやったのに。


「どうして、そんなに陰険な男なの。ソ・イヌ。言いたいことは口で言ってよね。いつも体で思い知らせようなんて、男としてやり方が汚いと思わないの?」

自分が人をからかう時はとことん楽しむくせに、自分がからかわれたら、10倍くらいにして仕返しするなんて。

「思っていたらやらないよ」

イヌの楽しげな言葉に、ヘリは顔をベッドにつっぷした。

「…もう、いいわ。今日はもう昼寝をして過ごすことに決めたから。あなたは、せっかくの休日なんだから、どこかに遊びに行ってちょうだい」

「いいよ。僕も君につきあって昼寝するから」

「…いい大人の男が休日に彼女の部屋でゴロゴロしているのはどうかと思うけど?」

「いい『大人の男』だから、『彼女の部屋でゴロゴロ』するんじゃないのか?」

「……」

…さすが敏腕弁護士。ああ言えばこう言う。
ヘリは口ではイヌに勝てないことを悟って、そっと溜息をつくと無視して不貞寝することに決めた。

そんなヘリの上にイヌが体重をかけてきた。

「ちょっとっ。ソ・イヌ!!」

あわてて、ヘリがイヌの体を手で押しやった。

「何するのよ」

「何って?いい大人の男が休日に彼女の部屋でするようなことだけど?」

…さんざん昨夜やったくせに。と叫びたい気持ちをぐっとおさえて、ヘリはぐいぐいとイヌの体を手で押しのけようとしたが、到底力でかなうものでもなかった。

あきらめて脱力したヘリを、もうすでに本気で、『ゴロゴロ』しようとしている熱っぽい目をしたイヌが見降ろしていた。

…ああ、もうこの目には逆らえない。

ヘリは、あきらめて、目を閉じて、イヌの次の行動を待った。

…キンコン。

その時、ヘリの部屋のドアチャイムが鳴った。

…なに?

ベッドの上で、ヘリとイヌはとっさに玄関の方を見て、顔を見合わせた。

…一体だれ?

ヘリは、あわてて、イヌの体の下から這い出ると、ベッドから出て、
インターフォン画面を確かめに行った。

スイッチを押すと、ドアの外にたたずむユン・ビンの姿があった。

「ビンちゃん!?」

ヘリのおもわず驚愕した声に、ベッドに腰掛けていたイヌも驚いたような目をヘリの方に向けた。



(チン検事の結婚式4終わり 5に続く)


登場人物


マ・ヘリ(マ検事)
ソ・イヌ(ソ弁護士)

チン・ジョンソン(チン検事・ヘリの先輩女検事)
ユン・ビン(ヘリの先輩ユン検事の娘)


先日の「チン検事の結婚式」3話での後コメント、
ヘリがイ〇プレが出来るようになった…のイ〇プレの意味なのですが…。

伏字にしてますが、イ〇ージプレイ(やっぱり伏字に)の略です。
つまり「大人のごっこ遊び」って意味です。
大人のごっこ遊びというのは…、H前提の妄想ごっこで、
役とかになりきって、ごにょごにょごにょ…(苦笑)という説明で
大丈夫ですか?

そうですね。あのYouTubeのイヌヘリ動画の中の
二人の新婚初夜をイメージしてつくられた画像はいいですよね♪
あれ、合成だって分かるんですけど、「検事プリンセス」のイヌ×ヘリカップル好きの方には
たまらない画像でいっぱいです♪

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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説
「チン検事の結婚式」第3話です。

二次小説は、ドラマ最終回16話以降の続きをみつばが、勝手に妄想したお話ですが、
ドラマのネタバレ等も含んでいますので、現在ドラマを見ている方、
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ドラマを知らない方へ。小説の最後に人物紹介があります。




チン検事の結婚式(3話)




イヌの興味深そうな視線に、ヘリは浅く溜息をつくと、話はじめた。

「私が、法学部をやめた後、服飾学科にいたことは知っているでしょ?」

イヌがうなずいた。

「その時ね、制作発表会のテーマが『ウエディングドレス』っていうのがあったのよ。それで、もちろん、私も作ったわよ。ウエディングドレス」

「へえ…」

イヌが、少し感心したような顔でヘリを見つめていた。

ヘリは、ちょっと気まずそうに笑うと、話を続けた。

「つくるのは、そう難しいことじゃなかったのよ。ただ…、オリジナルのものを制作しなくちゃいけないからデザインもね、自分たちでもちろんするのだけど…それがね…」

ヘリは、今度は深い溜息をついた。

「ほら、…私。模倣は得意だけど、独創性がないものだから…」

イヌは、ヘリの言わんとしていることを悟って、苦笑した。

「誰かのを模倣してしまったんだ?」

「…正解」

ヘリは、自分の好きなデザイナーのものや流行のファッション業界誌で見たウエディングドレスをほとんどそのまま作ってしまったのだった。

「オリジナルっていう条件はもちろん分かっていたんだけど、制作の方に点が入って、自分も着たい服が着られたらいいかな~なんて考えていてね。発表会では、みんなモデルを使用していたんだけど、私は自分がモデルになることにしたの」

発表会の点数や順位や評価は気にしていないヘリだった。
ただ、好きな服を着て、みんなに見てもらえる場としか考えていなかったのだが…。

「でもね…」ヘリがまた溜息をついた。

…その後、その思惑に、ある誤算が生じた。

「…パパが、その発表会を見に来ることになったの」

イヌが、片眉をあげて『驚いた』という表情をつくったのを見て、ヘリは肩をすくめてみせた。

「パパに内緒にしていた、法学部をやめたことがバレちゃったのよ。パパったら、すっごく怒っちゃったんだけど、ママがなんとかとりなしてくれてね。ヘリはファッションのセンスがいいから、デザイナーとしても大成出来る素質があるって言ってくれて。それで、パパもその真偽を発表会で見極めてやるって言って、見に来たのだけど…」


「失敗したんだ?」

あっさりと、先をよんだイヌの言葉にヘリがうらめしそうにイヌを見ながらも、
がっくりと肩を落としてみせた。

「その通りよ。大失敗」

…あの時のことは、いつ思い出しても顔から火が出るくらい恥ずかしいわ。
自分の作った服を自分で着て舞台にあがったことも、惨事に拍車をかけてしまった。

ヘリが他人のデザインを模倣した服を着ているということを知ったサンテが怒り狂って、
あろうことか、舞台上のヘリをひきずり降ろして、発表会自体をめちゃくちゃにしてしまったのだった。

「その後は、もう、最悪。家に戻ってすぐにパパに、私の服やバッグや靴達を庭でたき火にされたの。ママも一緒に謝ってくれたのだけど、パパはもう完全に怒っていてね。
検事になるなら許してやるって言われて、それで私…」

「司法試験を受けて、晴れて検事さんになったわけだ」

「そう…」

ヘリは、力なく答えたあと、チラリとイヌの顔をみやった。

父親の殺人の無実を証明することだけを目標に、生きてきたイヌ。
司法試験をうけて弁護士になった理由も、そのためのはずだった。

そんなイヌが司法試験をうけた理由に比べて、自分のはこんなにも浅い理由だったということに、恥ずかしいような申し訳ないような気持ちになっていた。

こんなことは、もうイヌはヘリを尾行していた時期に調べ上げていたことかもしれない。
それでも、ヘリは自分の口から改めてイヌに話したことで、いたたまれない思いになっていた。

そんなヘリを、イヌは特に気にする様子もなく、面白そうな顔で
目の前につり下がっているチン検事のウエディングドレスに目をむけていた。

そして、

「その時の君、見たかったな」と言った。

「…その時の騒動が?」と、なさけない顔をしているヘリにイヌが首をふると、フッと笑って

「君のウエディングドレス姿をだよ」と言った。

「……」

イヌの言葉にヘリは、とっさにどう答えていいかわからずに
途方にくれた目をイヌに向けた。

一瞬、いつか見られるんじゃないかしら?と言おうとして、
ヘリは、すぐに相手がイヌだということに、口に出すのを躊躇したのだった。

…いつか私もまたウエディングドレスを着ることがあるかもしれない。
でも、それは今度はデザイナーとしてではなくて、発表会やモデルとしてではなくて、
自分の晴れ舞台で、ということ。

晴れ舞台というのは、結婚ということでしょ?

私の結婚といえば、…相手がいるってことよね。それって…。

ヘリは、困惑した顔でイヌを見上げていた。

そんなヘリにイヌが、何を考えているのか全く読めない表情で、微笑んだあと、

「楽しみだな」とつぶやいて、キッチンカウンターのところに戻っていった。

…楽しみ?楽しみって言った?何が楽しみなのかしら?
チン検事の結婚式が楽しみなのかしら?
…それとも私のウエディングドレス姿をいつか見ることが楽しみなのかしら?

普段、思ったことをすぐに言ったり聞いたりするのに、
なぜかこういうことになると積極的にイヌに聞くことが出来ないヘリだった。

イヌのあとについて、キッチンカウンターの席に戻ったヘリは、
イヌとむかいあって、再びグラスのワインを口につけた。

そして、ワインをゆっくり飲みながら

さきほどのウエディングドレスや結婚式の話には、もう全く触れずに、
お互いにたわいもない話をしていたヘリとイヌは、ワインが全部なくなると、
一緒に就寝するためにベッドの方に移動した。


「なあ、ヘリ」

いたずらっぽい目をしたイヌの呼びかけに、ヘリは、一抹の不安と一種の期待なようなものが混じった微妙な気持ちで、何気なく答えた。

「なにかしら?」

「この前みたいな『プレイ』をしないか?」

「…この前って?」

「100日記念日の夜にしたことだよ」

「……」

ヘリは、100日記念日の夜のことをはっきりと思いだして、少し頬を染めながらも、
わざとそっけなく言った。

「あれは、100日記念日の特別イベントだから」
いつもやるものじゃないわ。

ヘリの言葉にイヌがニヤリと笑った。

「100日記念日って、僕らが『本当に恋人になった100日』はまだきていないぞ」

イヌの言葉に唖然として、目を丸くして固まったヘリに、
イヌはニヤニヤしながら距離をつめてきた。

「なんなら、計算してみようか?そんなにヘリが記念日にこだわるならな。そうだ。どうせなら二人の『100回記念日』っていうのもつくればいい」

…なんの100回か。
考えるまでもなく答えが浮かんだヘリは、少し眩暈を感じながら、眉をひそめて目を閉じた。

…この人は、どうして、やることは立派な大人のくせに、こう子供じみた発想やイタズラを思いつくのが得意なのかしら。

イヌとどうこうすることは、嫌いじゃないし、むしろ好きだと思う。
でも時々どうも自分が長年思い描いていたようなロマンチックなシチュエーションから遠いような気がしてならないヘリだった。

…相手がこの男だから、しょうがないのかもしれないけど…。
ヘリは、フーっと肩をすくめて息を吐くと、
…しょうがないわね。と苦笑した。

そして、イヌの首に両手をまわすと、
「どうせなら違うことをしましょう」と提案した。

「違うことって?」
イヌの少し驚いたような、でも嬉しそうな顔に、ヘリも楽しい気分になってきた。

「うーん…たとえば…」

ヘリは、チラリと、チン検事のウエディングドレスのかかっている方を見た。

「『結婚初夜ごっこ』…とか?」

チン検事のウエディングドレスはもちろん使えないけど、私ちょうどクリーニングに出そうと思っていたドレスならあるのよ。乱暴に扱わないって約束してくれるなら、着てもいいわよ。

…というヘリの言葉に、イヌが破顔一笑した。

「いいな。それ」

そして、ヘリの体を引き寄せて抱きしめると、耳元でこう囁いた。

「独創性もあるじゃないか、ヘリ」

イヌに褒めてもらって嬉しいのと、これから起きる『ロマンチック』な予感に、ヘリは胸をときめかせながら、フフフと笑うと、立ち上がって、クローゼットにドレスをとりに行くために歩いて行った。


…次の日の午後。


『僕は事務所の方に出かけてくるよ。少し片付けておきたい雑用もあるし。チン検事達が帰って落ちついたら連絡して』

そう言って、イヌはヘリの部屋を出ていった。

ヘリは、チン検事の来訪にそなえて、部屋を片付けて、お茶の準備をしたりした。

そして、時計の針が2時を少しまわったころ、

インターフォン画面で、マンションのエントランスの方のチャイムが鳴った。

「こんにちは、マ検事。チン・ジョンソンよ」

「先輩。どうぞ、入って下さい」

ヘリは、マンションのエントランスのドアロックを解除した。

しばらくして、ドアチャイムが鳴った。

「は~い」…チン先輩ね。
ヘリがインターフォン画面を見ると、ドア外に、チン検事ともう一人小さな人影がたたずんでいた。

…あら?

ヘリは、驚きながらもドアを開けた。

「マ検事。こんにちは。会うのは久しぶりね」

「チン先輩。お久しぶりです。…あの、そのお嬢さんは…」

ヘリは、チン検事の横に立っていた少女を戸惑ったように見降ろした。
以前…1年ほど前、ユン検事の娘さんの誕生パーティーだから、とチン検事に呼び出された時に会った少女に似ている…。

「ええ…、電話で話した、一緒に連れて来たいって言った人よ。ユン・ビン。ユン検事の娘さんよ」

…この子が。
ヘリが驚きを隠せない顔で少女の顔を見つめた。

少女は…ビンは、チン検事の横でジッとヘリの顔を見つめていた。

「ほら。ビン。ごあいさつして」チン検事の言葉に初めてビンは、我にかえったような顔をした。

「こんにちは。ユン・ビンです」

そう言って、ぺこりとおじぎするビンにヘリは微笑んだ。

「こんにちは。マ・ヘリです。さ、どうぞ。お二人とも部屋に入って下さい」

「おじゃまするわね」

「おじゃまします」

チン検事とビンはそう言って、ヘリの部屋の中に入って行った。

「さあ、どうぞ。ソファにかけてください」

そう言って、ヘリはチン検事とビンをソファに座らせた。

「チン先輩はお茶とコーヒーどちらが良いですか?…あ、ビンちゃんはオレンジジュースとミルクどっちがいい?」

「私はコーヒーを頂ける?」

「オレンジジュースを下さい」

テキパキとそろって返事をする二人にヘリは「はい」とうなずくと、キッチンの方に歩いて行った。

ソファに座ったビンは、珍しそうにヘリの部屋を見回していた。

チン検事も少し感慨深そうに部屋を見ていた。

「あなたの部屋。一度引越したのに、1年前と何も変わってないのね」

1年ほど前、ヘリの部屋で部署のメンバーを呼んで、引越しパーティーをした時に一度来たことがあったチン検事だった。

それから、チン検事は移動で春川の検察庁に行き、ヘリは、一度このマンションをひきはらって、借りたチン検事の実家に両親と一緒に暮らしていた。

ヘリの部屋は1年間、イヌが契約していて、住んでいなくてもマンションの管理会社がそのまま管理していてくれていたのだった。

「ええ、あの頃のこと、今思いだすと懐かしいです」

ヘリは、キッチンでグラスにジュースを注ぎながら、チン検事の言葉に答えていた。

チン検事の横に座っていたビンはそんな二人の会話をジッと黙って聞いていた。


(チン検事の結婚式3終わり4に続く)


登場人物

マ・ヘリ(マ検事)
ソ・イヌ(ソ弁護士)

チン・ジョンソン(チン検事・ヘリの先輩検事)
ユン・ビン(ヘリの先輩ユン検事の前妻との間の娘)


イヌとヘリの会話は「100日記念日7」後日談のつづきです。

ヘリ…いつのまにかイ〇プレも出来るようになってるみたいです♪
いったいどれだけイヌに教え込まれたのでしょう。。。または優等生だから自分で勉強したか…。

でも、以前4コマ漫画で描いた「ランジェリー観賞会」みたいなイ〇プレは
イヌの好みではないと思ってます。…たぶん(笑)

ドラマが地上波でカットシーンが多いとぶーぶー(笑)言っていたのですが、
私の二次小説も結構『カットシーン』が多いかもしれませんね。
カットされている時は、そのあたりは読んだ方の頭の中の妄想で、
それぞれに過激度とか調整しつつ個人で想像して補完して下さい♪

拍手、拍手コメントありがとうございます!!
パク・シフさんのツイッター画像見ました♪シフさんのファンサイトさんで。
情報ありがとうございます。
ツイッターをされているというのは、何かでちらりと見たことがあったのですが、
ファンの方には嬉しいですよね。やっぱり髪型とか服装で、雰囲気全然違います。
でも、私の中では、基本気品のある「王子様」なイメージです♪

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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説
「チン検事の結婚式」第2話です。

二次小説は、ドラマ最終回16話以降の続きをみつばが、勝手に妄想したお話ですが、
ドラマのネタバレ等も含んでいますので、現在ドラマを見ている方、
これからドラマを見る方はご注意ください。

みつばの「検事プリンセス」の他の二次小説のお話、コメント記入は、
検事プリンセス二次小説INDEX」ページからどうぞ。

このブログに初めていらした方、このブログを読む時の注意点は「お願い」を一読してください。


ドラマを知らない方へ。小説の最後に人物紹介があります。




チン検事の結婚式(2話)




「見つかったの?」

ヘリは、驚きながらも、内心とても喜んで、ユナの電話を受けた。

「ええ、頼まれていたウエディングドレスに間違いないと思うのだけど、念のため、画像を送るから先方に確認をとってくれないかしら?ちょうどうちの店のブランド服の撮影があった時にスタジオを訪ねてみたら、以前撮影したそのウエディングドレスが保管されていてね。話をしてみたら、結婚式の日貸してくれるって言ってくれたのよ。確認がとれたら引き取りに行けるから教えてさしあげてくれる?」

「わかったわ。すぐに先輩に確認をとってみる。ありがと。ユナ」

ヘリは、ウキウキしながら、すぐにメール添付で送られてきた画像を、チン検事のメールに転送した。

しばらくして、チン検事から返信メールがヘリの携帯に届いた。

『そのウエディングドレスに間違いないわ』

やったわ!

ヘリは自分の事のように喜んで、さっそくユナに電話した。

「ユナ、間違いないって。それで、どうしたらいい?そのウエディングドレスいつ借りられるの?」

「式は確か9月の18日だったわよね?これからクリーニングに出して、来週の金曜には貸出可能だって言ってたけど…ただ、ちょっと向こうから提案があって」

「提案?」

「ええ、レンタルじゃなくて買い取らないか?って」

「どういうこと?」

「もう撮影も終わっているし、もちろん汚れているとかではないけど、買い取りでもレンタル料と変わらないくらいにしてくれるから、いっそ購入しないか?って。撮影に使用されただけだから、ある意味とてもいい話だとは思うけど、相手の方に聞いてみないと」

「分かったわ。じゃあ、引き取りの日と合わせて、チン検事に相談してみるわ。ありがとうユナ」

ヘリは、今度はチン検事に電話をした。

「はい。チン・ジョンソン」

「チン先輩。マ・ヘリです。先ほどのウエディングドレスの件なんですけど…」

ヘリは、チン検事に先ほどのユナとの会話を説明した。

チン検事は、すぐに「いいわよ」と返事をした。

「購入するわ」

「え?そんなにすぐに決めていいんですか?ユン検事に相談しなくてもいいんですか?」

あまりの即決にヘリがあわてて言うと、
チン検事が苦笑した気配がした。

「いいのよ。セジュンさん…ごほん。ユン検事は、こういうことは私に任せるって言っているから」

「そうなんですか?」

ヘリはとまどったようにあいずちを打った。

仕事上の顔しかほとんど知らないチン検事とユン検事。

一体この二人がプライベートで婚約者としてどんな顔をしてつきあっているのか、
ヘリには正直あまり想像がつかなかった。

ただ、チン検事とつきあうようになったユン検事は、この1年、以前より明るくなったような気がしていた。…あくまでヘリの見方だったが、職場で笑顔をみせる回数も増えたし、時々冗談のような事を言って、周囲の人間をとまどわせていた。

前妻が亡くなる前のユン検事を知っているナ部長は、「以前のユン検事に戻ったな」と言っていたが。

チン検事も、
この1年。イヌがアメリカに去ったあと、家でも職場でも、試練のような日々を重ねていたヘリによくメールや電話をしてくれた。

優しいといえるものかは分からないが、チン検事らしい励ましの言葉と慰めの言葉を、いつもかけてくれていた。
そして、週末になるとビンを連れてユン検事の家に来るチン検事は、時々一人でヘリの実家の方にも訪ねてくれたりしてくれた。

会うたびに、性格がどこか明るくなって、人当たりもやわらかく、、眼鏡からコンタクトにして髪の毛も少し伸ばして長くなったチン検事は、どんどん綺麗になっていった。

…ユン検事に愛されているという自信がチン検事を変えていったんだわ。


ヘリは、そんなチン検事をほほえましく、でも、どこかうらやましく感じていた。

そんな二人を1年観察してみて、二人がとても信頼しあって想い合っていることだけは分かったヘリだった。


「ラブラブですね」

そう、からかうヘリに、チン検事は「あなたいくつ?」と冷たくピシャリと言った。

やっぱり変わらないかも。と首をすくめるヘリに、

チン検事はホッと溜息をついて、「でも。ありがとう」と言った。

「来週もう頂けるなら、11日の土曜日にとりに行っていいかしら?ちょうど土曜日私とビンがユン検事の家に行く予定なのだけど」

「その、土曜日はスタジオが休みだそうなので、私が金曜日に受け取りに行ってきます。それで土曜日、私がユン検事のお宅まで運ぶということでどうでしょう?」

そう提案するヘリの言葉に、チン検事はしばらく黙った。

「あの、チン先輩?」

電話が切れたのかしら?と疑うような沈黙に、ヘリは不安になって声をかけた。

「…土曜日。私の方から貴女の家に伺うわ。お礼も言いたいし、それに…」

チン検事は少し戸惑ったように続けた。

「その時に一緒に連れて行きたい人がいるんだけど、いいかしら?」

「…?かまいませんけど」

…ユン検事かしら?でもそれだったらわざわざチン先輩がうちに出向く理由がないわよね。ユン検事に秘密で会わせたい人がいるのかしら?

「良かった。じゃあ、11日土曜日の2時頃、お邪魔させて頂くわね。
マ検事、本当にありがとう。ご友人の方にもくれぐれもお礼を伝えてくれる?」

「はい。先輩、本当に良かったですね」

ヘリの言葉に、チン検事は、「ええ」と嬉しそうに答えた。

電話を切って、ヘリは、チン検事の結婚式が待ち遠しい気持ちになっていた。

良かった~。これで、結婚式は滞りなく進むわね。
ビンちゃんもきっと喜ぶわ。

ヘリは、ユン検事の娘のビンの顔を知らなかった。
本当は1年前のビンの誕生日に会っていたのだが、ヘリはそれがビンだということに気づかなかったのだった。

そして、ヘリは、チン検事の言っていた『一緒に連れて行きたい人』というのが誰かということも、その候補からすっかりはずしていた。

そして、

チン先輩のお母様かしら?と思いながら、その事を思考することをやめた。


そして、

先日まで一緒に過ごしたというのに、
金曜の夜に、イヌと高級レストランで食事をするという約束をしていたヘリは、今週末の予定にすでに頭も気持ちも切り替わって、浮かれた気分で、シャワーをあびるためバスルームに入って行った。

(補足)この間に「恋人としたい33のリスト」の話がはいります。


日付はかわり…。


9月10日の金曜日
仕事帰りに、ヘリは、ユナの教えてくれたスタジオにウエディングドレスを引き取りに行った。

手渡される時に、

「持ち運び以外はなるべく風通しのよい場所で保管してください」と指示されていた。

マンションの部屋につくと、ヘリは、
さっそくウエディングドレスをそうっとケースから出すと、クローゼットの中にいれようとしたが、ふんわりとした大きな裾広がりのドレスはクローゼットの中におさまらないようだった。

ヘリは、ウエディングドレスをクローゼットの前につりさげておくことにした。
そして、まじまじとそのドレスをヘリは眺めた。


驚くことに、スタジオにあったドレスが、ちょうどサイズもチン検事にぴったりだったこともラッキーだった。

…まるでこの結婚を祝福しているような幸運ね。

ヘリは満足そうにうなずいた。


入庁当時からとてもお世話になったチン検事とユン検事。
二人には幸せになってほしい。心からそう思うヘリだった。

…それにしても、綺麗なドレスね…。

最近人気で入手困難と言われているデザイナーの純白のウエディングドレス。

見ているだけで幸せな気分になってくるわ…。

ヘリがうっとりとドレスを眺めていた時、
ドアチャイムが鳴った。

…イヌだわ。

ヘリは、嬉しそうにいそいそと玄関の扉を開けに行った。

「こんばんは。いらっしゃい」
ヘリは、すでに部屋着に着替えて、シャワーもすませてきたらしいイヌの姿にニッコリと微笑むと、部屋の中に招き入れた。

「おじゃまするよ」そう言って、イヌは、ヘリのキッチンカウンターに
ワインを1本置いた。

「寝酒に一緒に一杯飲まないか?」

「喜んで頂くわ。でも、1本だけ?」
ヘリのちょっと不服そうな言葉に、イヌは意味ありげに微笑んだ。

「せっかくの金曜の夜なのに、僕が酔い潰れて寝てしまってもいいのか?」

「…私、一人で飲むわよ」

ヘリは、イヌのいわんとしている事を悟って、口の中でもごもご言った。

「ふーん。君が先に酔い潰れたら、その後の僕の行動に責任が持てないけど、どうする?」

「大人の男として、そういうことにはちゃんと責任を持ってちょうだいよね」

ヘリは、イーっと舌を出すと、キッチン棚からワイングラスを2つ出した。

ヘリの言葉に笑いながらイヌは、ワインのコルクを抜いた。

ヘリのキッチンカウンターに向かい合って座った二人は、ワイングラスを重ねた。

「今日もお仕事お疲れ様。ソ弁護士」

「マ検事もお疲れ」

そう言って、ワインをあおったあと、イヌは、ん?と何かに気づいて
クローゼットの方に目をやった。

「あれ、ウエディングドレス?」

イヌが、興味深そうにクローゼット前にかかっていたウエディングドレスを見つめていた。

「ええ、そう。チン検事が結婚式に着るものよ」

「近くで見てもいいか?」

「ええ、どうぞ。でも触らないでね」…あずかっているだけだから。

ヘリは、イヌになぜ家にチン検事のウエディングドレスがあるのか、のいきさつを語った。

ヘリの話を聞きながら、イヌは、感慨深そうにウエディングドレスを眺めていた。

「すごいな。女性の結婚式にかける情熱っていうのは」

…どこか女性を軽く見ているようなイヌの発言にヘリは少しムッとなった。

「一生に一度のことだもの。一番輝いた自分を愛する人にも周りの人にも見てほしいって思うのは当然じゃないかしら」

そんなヘリの態度に、イヌは、苦笑して首を振った。

「僕の言い方が気に障ったならあやまるよ。ただ、感心しただけだ。チン検事というのは、君が入庁したての時にいろいろ世話になった女性検事の先輩だろう?その時、さんざんてこづって面倒を見ていた後輩に頭を下げてまでウエディングドレスを探すなんて、なかなか出来ることじゃない、と思っただけだ」

…確かに。

「チン検事は、自分のためだけにこのウエディングドレスを探したんじゃないの。
ユン検事の娘さんが、このウエディングドレスを選んでくれて、とても気にいっていたみたいで、それで、どうしても着たかったみたいなの」

「へえ」イヌは、ますます感心したような顔で相槌を打った。

「義理の娘さんのためにね」

「え?義理の娘さんって?」

ヘリは思わずキョトンとした。
そんなヘリを、何を今さら、という表情でイヌが見た。

「だって、チン検事はユン検事と結婚するんだろ?だったらチン検事はユン検事の娘さんの義理の母親になるってことじゃないのか?」

「そう…、そうね」

ヘリは、イヌの言葉に、あいまいにうなずいた。

…そうだったわ。チン検事は結婚してビンちゃんのお母さんになるのね。
でも、この4年間ほとんど母親同然にいたと思うから、何の問題もないのよね、きっと。

「明日の午後2時頃にチン検事がうちにこのドレスを引き取りに来ることになっているの。ほら、来週の土曜は結婚式だから。週末はユン検事の家に打ち合わせでいらっしゃるようだし」

「君がこのドレスをユン検事のところに持って行ったほうが早いんじゃないか?」

イヌも最初ヘリがチン検事に提案したことと同じことを考えたらしい。

ヘリは首を振った。

「…よく分からないのだけど、チン検事がそうしたいって。…たぶん私に話したいことでもあるんじゃないかしら?」
ユン検事に聞かれなくない、女性同士しか出来ない話なのかしら?

ヘリは、勝手にそんなことを想像していた。

「…きみに?」

結婚前に今さら何を話すっていうんだ?と不思議そうなイヌにヘリは肩をすくめてみせた。

「…結婚式前だからいろいろあるんじゃないかしら」
…今の自分にはあまり想像出来ないけど。

ヘリはそう思った。

そして、「結婚式」という自分の言葉で、ふと我にかえったように、目の前のウエディングドレスを見つめた。

…ウエディングドレス…私もこんなドレスを着ていつか結婚式をする日がくるのかしら。
そして、その時、横にいるのは…。

そこまで考えて、
ヘリは、なぜか急にすぐ横にいるイヌの顔が見られなくなって、かわりに目前のドレスだけを穴のあくほど見つめていた。


そんなヘリにイヌが面白そうに声をかけた。

「君の方がこのドレスを着たがっているように見えるよ」

「…私、ウエディングドレスを着るのは初めてじゃないのよ」

ヘリの言葉にイヌが目を見開いた。

ヘリは、気まずそうに、苦笑して溜息を一つついた。

「それも1着じゃないのよ。…でも、あまりいい想い出じゃないけど」

「話して」イヌが言った。



(チン検事の結婚式2終わり 3に続く)


登場人物紹介


マ・ヘリ(マ検事)
ソ・イヌ(ソ弁護士)

イ・ユナ(ヘリの親友)

チン・ジョンソン(チン検事・ヘリの先輩女性検事・ユン検事の婚約者)


拍手、拍手コメントをいつもありがとうございます!!

おかげさまでようやく小説の新作を更新出来ました。

あと、ブログ拍手数がきづけば10000を超えてました。
このブログや作品への拍手を沢山頂きましてありがとうございます。

小説だけでなく4コマ漫画や雑記もまざるブログですが、
今後ともマイペースですが続けていきたいので、
ブログの記事を気に行って頂けたら、「見たよ」かわりに
拍手ボタンを押して頂けると嬉しいです♪

そういえば、ユン先輩…。
この方もいい体をしていらっしゃるんですよね。
ほかのドラマは見てないけど、検事プリンセスの監督さんが、
ちょっと脱いでみようか。とか言ったと俳優さんが
おっしゃてましたが、ドラマ中では脱いでませんよね。
パク・シフさん(イヌ)のシャワーシーンはありましたが。
やっぱりサービスカットなのかしら?(笑)
ヘリのが無いのが残念。。。


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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説
「チン検事の結婚式」第1話です。

二次小説は、ドラマ最終回16話以降の続きをみつばが、勝手に妄想したお話ですが、
ドラマのネタバレ等も含んでいますので、現在ドラマを見ている方、
これからドラマを見る方はご注意ください。

みつばの「検事プリンセス」の他の二次小説のお話、コメント記入は、
検事プリンセス二次小説INDEX」ページからどうぞ。

このブログに初めていらした方、このブログを読む時の注意点は「お願い」を一読してください。


ドラマを知らない方へ。小説の最後に人物紹介があります。




チン検事の結婚式(1話)




その夜、仕事からマンションの自室に帰って寛いでいたヘリの携帯電話に、
チン検事から着信があった。

…チン先輩?珍しいわね。

チン検事は、現在は、春川地検に所属している検事で、
ヘリが1年前、検察庁の中部地検刑事5部に配属された時にいた先輩検事だった。

常識外れな行動の新人検事ヘリを、呆れたり、叱咤したりしながらも、面倒を見てくれた先輩でもあり、一時期は、ヘリが当時夢中になっていたユン検事との恋(?)のライバルでもあった。

「はい、マ・ヘリです」

「マ検事?久しぶり。チン・ジョンソンよ」

「チン先輩。お久しぶりです。お元気ですか?」

明るい声で、ハキハキと応えるヘリに、電話の向こうで苦笑するチン検事の気配がした。

「元気よ。…相変わらずね。あなたも元気そう。…ちょっと聞きたいんだけど、招待状は届いている?」

「はい。届いてます」

ヘリは、忘れないように飾り棚の上にたてかけていた綺麗な模様のはいった封筒にチラリと目をやった。

招待状というのは、チン検事と、ヘリと同じ中部地検刑事5部の先輩検事、ユン検事との結婚式の披露宴パーティーの招待状のことだった。

「まだ返信を出してませんが、もちろん出席させて頂きますから。…もしかして、出欠の確認のお電話ですか?」

「ううん、違うのよ…」

電話の向こうで、チン検事の少しためらったような間が出来た。

「…じつはね、あなたに一つ頼みごとがあって」

「頼みごとですか?」
ヘリは携帯電話を持ったままキョトンとした。

…あのチン検事が私の頼みごとなんて。一体何かしら?

「ええ…。じつは、私が、結婚式に着るウエディングドレスのことなんだけど…レンタルで選んでいた物が、店の方で破損したらしくて、使用出来ないことになったの」

チン検事の溜息が聞こえた。

「式までまだ間があるし、他から選べば良いことなんだけど、そのドレスね、ビンと私が選んだもので、とくにビンがすごく気にいっていて、とても楽しみにしていたドレスなの。ドレスが駄目になったこと知ってガッカリしていてね。もし、出来れば同じ物がどこかに無いかって探してもらったんだけど…」

ヘリはチン検事の沈んだ声で、その先に言おうとしたことが読めた。

「見つからなかったんですね」

「…そうなの」チン検事がもう1度溜息をついた。

「韓国で最近人気のあるデザイナーのもので、レンタルのお店の方にはもう在庫がないっていわれたのよ。それで他のレンタルショップにもあたってみたのだけど、貸出されていたりで、見つからなかったわ。…それで、もしかしたらって、あなたのこと思い出して」

「…私を?」

「ええ、あなた確か、服飾学科に在籍してたことがあったでしょう?その時のつてとかで、そのウエディングドレスなどを扱っているレンタルショップか、お店を他に知らないかしら?と思って…心あたりとか無い?」

「そうですね…」

チン検事の切実な質問にヘリは、うーん…と考え込んだ。

自分自身は、もうほとんど最近流行のブティックやお店に関しては、
前ほど敏感ではなく、ほとんど知らないことも多いのだけど、

少しの間だったけど、服飾学科に在籍していた時に出来た知人や、先輩たちで、まだ連絡をとっている人達の中に知っている人がいるかもしれない。

それに、こういうお店や服のことにネットワークが広いブティックづとめの親友のユナだったら、ひょっとしたら、どこかに心あたりがあるかもしれない。

「すみません。私には無いのですが、そういうことに詳しい知人がいるので聞いてみますね。」

「そうなの?」チン検事の声がとたんに明るくなった。

「あのっ、でも、あまり期待しすぎないで待っていて下さい。その、特に他にあたっていることビンちゃんには内緒にしておいて下さいね。もし、期待させて駄目だったら、可哀そうですから」

「ええ、そうね。分かっているわ。私もあの子を二度もガッカリさせたくないもの」

チン検事の言葉にヘリがそっと微笑んだ。

ビンは、ユン検事と亡くなった前妻の今年8歳の娘だった。

4年前ユン検事の妻が病死してからは、チン検事とチン検事の母親がビンの世話をしていた。そして1年前チン検事が春川に移動になってからもビンはチン検事と母親と一緒に移り住んでいた。

ほとんど1年くらいの婚約期間をへて、この9月に結婚するチン検事とユン検事だったが、ビンはすでにこの数年間チン検事とその母親の家族同然だった。

…ご自分の結婚式なのに、本当の子供のようにビンちゃんのことを第一に考えていらっしゃるのね。

「探すのは、どれくらいお時間をいただけますか?」ヘリが聞いた。

「そうね…もし、無かった場合他の衣装をレンタルすることになると思うから、2週間くらいかしら…」

チン検事がためらうように言った。

「わかりました」ヘリがうなずいた。

「…ごめんなさいね。急に、こんなことを貴女にお願いするなんて」チン検事が申し訳なさそうに言った。

「いえ」ヘリが、相手には見えないけど首をふってみせた。

「他でもないお世話になったチン検事の頼みごとですもの。お気になさらないでくださいね」

「…そうね。今でこそ見違えるようだけど、少しの間だったけど、あなたほど手のかかる後輩の世話をするのは初めてだったわ」

それでこそチン検事、というような発言にヘリが笑った。

「おかげさまで、鍛えられました」

電話をはさみながら、ヘリとチン検事はふきだして、その当時のことを思い出して笑い合った。

それじゃあ、連絡を待っているわ。と言って、チン検事からの電話がきれた。

…さてと。

ヘリは、自分の古いアドレス帳を出してくると、携帯電話に昔の知人の連絡先を入れ始めた。

…時間がたって。

何人かの知人に電話であたって、ウエディングドレスの件のことを聞いたり、お願いしたヘリだったが、あまり期待出来るような返事はもらえなかった。

…もう仕事終わっている時間よね。

最後にヘリは親友のユナの電話にかけてみた。

「ああ、ユナ?今電話大丈夫?…うん。じつはね。お願いがあって。あるウエディングドレスを探してほしくって。…そう…。って、やだ。違うって!!…私じゃなくて、私の先輩のなんだけど。…うん。本当だって。…9月に結婚する先輩のなんだけど、レンタルで予約していたのが駄目になっちゃってね。ユナに、あるところの心あたりがないかって思って。そう、レンタルで借りられるところ。えっと、衣装はね…デザイナーが、…のもので、製品番号は、……」

ヘリは、ウエディングドレスの特徴をユナに伝えた。

『わかったわ。心あたりを調べてみる』というユナの言葉に

「お願いね」とヘリは言って電話を切った。

そして、テーブルに携帯電話を置くとフーっと息をついた。

…これでやるだけはやったわ。
見つかるといいけど。

ヘリは、立ち上がって飾り棚の上の招待状を手にとって中をあけた。

ユン・セジュン、チン・ジョンソンと連名で書かれた結婚式の招待状。

1年ほどの交際をへて、婚約したユン検事とチン検事。
しかし、結婚は秒読みのようなものだった。ユン検事の娘のビンがチン検事の移動先で一緒に住むことが決まったのと同時に、いずれユン検事とチン検事が一緒になることが前提となっていたからだ。

それに、二人の、いやユン検事の娘のビンやチン検事の母親を含めた4人はこの4年家族同然のつきあいをしていた。結婚するのが遅いほどかもしれないのだが、実際、チン検事の片思いが実って、ユン検事と交際することになったのは、1年前のことで、それからも遠距離恋愛という立場になった二人だったから、ただでさえ、奥手のチン検事に、かたぶつとして定評のあるユン検事の交際の進展は亀のように遅かったのかもしれない。

そんなことを邪推しながら、招待状を眺めていたヘリだったが、
ふと、テーブルの上においた携帯のバイブが鳴っていることに気づいてあわてて手にとった。

着信の相手はイヌだった。

「もしもし」あわてて、ヘリは携帯電話を耳にあてた。

「ヘリ?今どこにいるんだ?」
電話の向こうでイヌの不思議そうな第一声が聞こえた。

「自分の部屋よ」

「そうか、ずっと電話していたんだが、なかなかつながらなかったから」

「ごめんね。ずっと電話をかけ続ける用事があったものだから。もう大丈夫よ」

ヘリが、ウエディングドレスの件であちらこちらに電話をしていた時にイヌが何度か電話をしてくれていたらしい。

「そうか。ならいいんだ。もしかして何かあったかと思って、そっちの部屋に行こうかと思っていたところだ」

「そう」何気なく返事をしたヘリだったが、
…来てくれても良いのだけど…と言いそうになるのをグッと我慢した。
会ってしまったら、きっとイヌを帰したくなくなる。
今日は、まだ平日で明日も朝からお互い仕事の身だ。

ふりきるようにヘリが続けた。

「それで、どんな用事だったの?」

「特に、用事というわけでもないのだが、君の声が聞きたくて」

「え?」

ヘリが、イヌの言葉に耳を疑うような声をあげた。
そして、訝しげに言った。
「…何かあるの?」

「何もないよ。…なんだ?また僕が何か企んでいると思っているのか?」
電話の向こうで、イヌが拗ねた声色で言った。

「だって…」

いつも、イヌのそういう言葉に有頂天になって喜んでいると、
『本当に単純だな。君は』と、イヌがからかうように笑うのが日常茶飯事だったからだ。

…いいかげんだまされないからね。


「まったく」
イヌの溜息が聞こえた。

「僕は、素直な君が一番かわいくて好きなのに」
イヌが言った。

「ほんと!?」とたんに嬉しそうな声をあげたヘリに、
電話の向こうで、噴き出すイヌの気配がして、ヘリは、…しまった…と思いながら、
ぷうっと頬を膨らませた。


「…用事がないなら、もう電話切っていい?」

機嫌を損ねたヘリは、イヌの返事の前に電話を切ってやろうかしらと思った。

「まって」笑いをかみしめたようなイヌが、あわてて止めた。

「実は今日、事務所の僕のオフィスにユン検事から結婚式の招待状が届いた」

「ほんと?」

今度は、本当に驚いたヘリだった。

…ユン先輩が、イヌに結婚式の招待状?しかも直接?

「その調子だと、そのこと君は知らなかったみたいだな」

「知らなかったわ」

検察庁で毎日会っているけど、そんな話はしなかった。
私の方にはチン検事から招待状が送られてくるからかもしれないけど。
それにしても、同僚でも後輩でもない、仕事上、時々かかわるかもしれないけど、直接深い付き合いでもないイヌにユン検事が結婚式の招待状を送るなんて…。

「結婚式の披露パーティーの招待のようだ。立食のガーデンパーティーだから気楽に来てほしいと書いてある」

「ええ、ユン先輩とチン先輩の結婚式自体は、身内だけで行うらしいの。ユン先輩が、再婚だからって。でも、お二人とも同じ職場で職務上公式にも挨拶は必要だからって、二次会で披露パーティーをして、仕事関係だけでなく、その他大勢の人を招待するって言ってらしたわ」
おそらく、部長以上のクラスの人も顔見せに招待しているのかもしれないが、
披露パーティー自体、堅苦しくないものを、と考えているのだろう。

「だから、検察庁の人間だけでなく、いろいろな人を招待しているのだと思うけど…」

思うけど、…イヌにも郵送するなんて。


「そうだな…」
電話の向こうでもイヌが少し考え込んだような間があいた。

「それで?イヌ、あなたは、結婚式に行くの?」

ヘリの問いにイヌが苦笑したような気配がした。

「もちろん行くつもりだ。彼と彼の婚約者の方にはお世話になっているし、君も世話になっている。お礼も兼ねてお祝いさせて頂くよ」

「そう」

ヘリがうなずいた。

「招待状のこと、君はユン検事から聞いているかと考えたのだが、もしかして、と思ってね。もし、職場で何か聞かれたら、そう伝えといてくれないか?」

「わかったわ」

「じゃあ、へり。また、今週の金曜日の夜早く仕事があがりそうだったら連絡して。僕も出来たらそうする」

「ええ」

ヘリは、おもわずにやけた顔をイヌに見られなくて良かったと思った。

「おやすみ、イヌ」

「おやすみ、ヘリ」

そう言って、電話を切った。

5階のイヌの部屋で、切った携帯電話をテーブルに置いて、
ソファに座っていたイヌは、手にあったユン検事から手渡された招待状を見つめた。

中に入っていた招待状のカードに書き添えられた、ユン検事の手書きの文字。

『もし、都合が良かったら是非出席してほしい』

「…安心しろ、とでも伝えたかったのか?」

イヌは、苦笑しながらつぶやいた。

自分はこうして、他の愛する女性と結婚するから、『ヘリ』とのことはもう何も気にするなと。

もう1年も前のことで、しかもお互い大人だ。
わだかまりもないはずだったが、相手は、ヘリと今でも同じ職場で今も働いている立場上、イヌの気持ちのことをどこか気にしていたのだろう。

…ずいぶんと分かりやすい律儀な男だ。

フッと鼻で笑って、イヌは招待状をテーブルにひろげた。

律儀な男(ユン検事)の行動に、半分呆れ、半分感心していたこの男(イヌ)も、かなり分かりやすい嫉妬をする男だということを本人は自覚していないようだった。

そして、イヌは、結婚式の招待状の参加に丸をして、致します。と付け加えた後
それを忘れないようにカバンの中にしまった。


そんなやりとりがあった日からいく日かたって、
9月に入り、チン検事から頼まれていたウエディングドレスのタイムリミットが迫っていた中、ヘリの携帯にユナから電話が入った。


「ヘリ?前頼まれていたウエディングドレス見つかったわよ」


それは、ヘリが、イヌとの100日記念日をのんびり激しく(?)過ごした有休あけの日の夜だった。



(チン検事の結婚式1終わり2に続く)


人物紹介

マ・ヘリ(マ検事)
ソ・イヌ(ソ弁護士)

チン・ジョンソン(チン検事・ヘリの1年前の先輩検事)
ユン・セジュン(ユン検事・ヘリの検察庁刑事5部の先輩検事)

イ・ユナ(ヘリの親友)



大変お待たせしました。
「検事プリンセス」二次小説新作話スタートです。

ドラマの16話で、チン検事とユン検事が結婚式の話をしていて、
「式は9月だから」と言ってたので、16話以降の続きを書いている二次小説の中では
さけては通れないイベントだな…と。(さけても良かったけど(笑))

二次小説の時間の流れで、この話の間に今まで書いた話が入ることがあります。
この1話の間にはとりあえず「100日記念日」が入ってます。


ブログの更新時間が毎日まちまちになってしまいますが、
1日のどこかでは更新出来るようにしますので、よろしくお願いします。


拍手、拍手コメントありがとうございます!!
いつも書いて下さるかたも初めての方も楽しく読ませて頂いてます。


ソ弁護士が○○さんに似ているというコメント…別の方からも同じコメントを頂いたので、
きっと本当にそう見えるということなんですね。
パク・シフさんというよりソ弁護士が。

そう思って見たら、とくに私の描いている4コマ漫画のイヌが
そう見えてきて笑ってしまいます。ギャグだから良いけど、
二次小説でとくにラブシーン書くときは頭から切り離さないとちょっと厳しいです。

一体だれ?と気になる方もいると思いますが、
世の中には気づかないほうがいいこともあります。

たとえば、昔みつばが知人から「ある飲料水がある味に似ていると気づいて飲めなくなった」と聞いて、
しぶるのを無理やり聞き出したんですけど、聞いたら本当に私も連想して飲めなくなりました(涙)
おそらく、これもそんな感じかも(苦笑)
いえ、○○さんも十分素敵な方だと思いますが…。

「逆転の女王」の女優さん、私の連想した方はコメントの方と違う人だったのですが、
その方も確かに似ているかも…。

似ているといえば、みつばに一番似ていると自他ともに認める有名人は、
…おそれおおいというか、ある意味絶対明かせません。そういう人です(苦笑)


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すみません。ブログのタイトルがもうすでに、ちょっと。の感じです(苦笑)

ようやく仕事も今日ひと段落ついたのですが、
「検事プリンセス」の二次小説も二次創作の漫画のストックもなく、
どうしよう…と思っていました(汗)

二次小説の方はようやく次回作が少し仕上がってきて、
明日くらい(?)に構成して更新できるようになると思います。
すみません。大変お待たせしてます。

なので、今日は、「検事プリンセス」の舞台の韓国のことについて、
みつばが最近知ったことを雑記で。(本当に雑記で)

私は、「検事プリンセス」にはまるまで、韓国ドラマは少し他のものも好きで見ていたのはあるのですが、韓国に興味を持つまでははまっていませんでした。

しかし、ここ最近、とくに「検事プリンセス」の二次小説を書くようになって、文化とか食べ物とか、いろいろ関心をもつようになって、情報番組とかも見るようになりました。

知人の知人の話でよく、韓国ドラマにはまって、韓国に旅行に行ったとか、語学を習い始めたとか、俳優のおっかけをするようになった…等の話は聞いていたのですが、

語学はともかく、

…やばい。パク・シフさんのファンクラブに入りそうだ…とか思いました(笑)

でも、実は、私の中ではパク・シフさん≒ソ弁護士なので、
インタビューの素のパク・シフさんとか、他のドラマの役を見ると、全く違う方なので(当たり前)まだ、ドラマを通してしか見てないみたいです。

パク・シフさんは、インタビューで、ソ弁護士の役づくりの練習は、ワインを1杯飲んで、楽しい気分になって、自分の中の明るいおどけた部分を出して演じている、とおっしゃっていました。お酒はあまり強くないらしいですね。

10話のわめきイヌ(笑)のバーでのように酔い潰れて寝てしまうのかしら?
でも、あの酔い潰れた寝顔はかわいい素敵♪

それで、話は戻りますが、

私も韓国に少し行ってみたいな、という気になっているのですが、
とりあえず、近いうちに新大久保に韓国料理を食べに行きたいな、と思ってます(笑)
よく友人や知人から「新大久保に韓国料理食べに行ったよ」と聞いていて、「ふーん」としか思ってなかったのですが、最近は、「どこが美味しいの?」と話にくいつきます(笑)
さらに、一緒に行こうよ~とこちらから友人を誘ったりしています。いえ、別に新大久保じゃなくても美味しい韓国料理の店はあると思うのですが。

そういえば、この間、韓国旅行に行った親戚から韓国土産をいっぱい頂きました。
その中に、「かたつむり粘液成分」配合の美容液がありました。
肌に良いと言われているかたつむり粘液成分(?)
以前、韓国でブームという情報番組で見て、すっごく気になっていたので嬉しかったです。
いっぱい種類やブランドはあるようなのですが、添乗員さんおすすめの物を買ってくれたようです。
さっそく使っていますが、それはいい香りもするし、よく化粧品かぶれをおこす私の肌にも良く、しっとりして、すごい保湿力という感じです。…しみに効くかは分かりませんが。

使い続けて、ヘリのように玉のお肌になりたいです♪(←いやそこまでは無理?(笑))

それにしても韓国の女優さんのお肌は綺麗な気がします。

辛いものを食べて、体に良い乳酸菌のキムチを食べて、ドライフルーツ系とかも食べているからでしょうか?

キムチは本当に美味しいものは美味しいですよね。
以前友人が勧めてくれたすっごく美味しい韓国キムチ専門店はなくなってしまったようで残念なのですが、どこかにいっぱいありますよね。


本日は、本当に雑記ですみません。

拍手、拍手コメントありがとうございます。
辛抱強く小説を待って下さっている方もありがとうございます。

ところで。
拍手コメントで、ソ弁護士が○○さんに似ていると家族で言っていたという方のコメント。
すみません。涙が出るほど笑わせて頂きました(笑)
あまりにも面白かったので、ご紹介したかったのですが、本当のパク・シフさんファンの方の反応が恐ろしいのでやめます。
ええ、でも確かにちょっといけていない時のソ弁護士に似ているかもしれませんね(涙(笑))

それを言ったら、「逆転の女王」の主人公の女優さんなんですけど…私はそれで、正直「逆転の女王」は最初見れなかったんです…。あの女優さんが、どうしても日本の女優の○○さんに見えてしまって…。○○さん、すごく演技が上手で美人で、いろんな事をこなせるスーパーウーマンで、尊敬しているのですが、頭の中ではその方とパク・シフさんのラブロマンスに入り込めなかったんです…。
でも、「逆転の女王」いいですよ♪(←いえ、言い訳じゃなくて、ほんとにいいですから)


そんなこんなで、二次小説がんばります!!
…次の仕事の締切間際までは。。。


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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次創作を書いてますが、
4コマ漫画も描いているので、まとめたINDEXを作ってみました。

二次小説よりは数は少ないのですが、
同じくらいネタは浮かぶので、少しずつ増えていくかと…。
二次小説と違って、こちらは完全にラブコメディタッチです(笑)

目標は、検事プリンセスのヘリとイヌを中心に、
おバカで可愛い感じ(?)の二次創作を目指しています。

漫画は、恵理ちゃんと仁優くんシリーズ。

恵理はヘリのことで、
仁優はイヌのことです。


二人は漢字名だとそう書くらしいので。

4コマ漫画ヘリは天然でキュートな感じで♪
4コマ漫画イヌは、そんなヘリに振り回される男な感じで(笑)

こんな検事プリンセスも読んでもよいよ~という方は
見てくださいね♪
二次小説や、検事プリンセスのドラマのイメージが崩れる~と
思われた方は、スルーな感じでお願いします。



恵理ちゃんと仁優くん1 「しょうがない

恵理ちゃんと仁優くん2 「イヌもくわない

恵理ちゃんと仁優くん3 「バカップル

恵理ちゃんと仁優くん4 「ソ弁護士の歌

恵理ちゃんと仁優くん5 「ランジェリー観賞会

恵理ちゃんと仁優くん6 「観光スポット

恵理ちゃんと仁優くん7 「イヌの事情

恵理ちゃんと仁優くん8 「逃げられない

恵理ちゃんと仁優くん9 「ヘリの尋問計画2

恵理ちゃんと仁優くん10 「ヘリの名前登録

恵理ちゃんと仁優くん11 「やる男

恵理ちゃんと仁優くん12 「ジェニーの場合

恵理ちゃんと仁優くん13 「競争

恵理ちゃんと仁優くん14 「謎の養父

恵理ちゃんと仁優くん15 「

恵理ちゃんと仁優くん16 「ヘリの新婚初夜ごっこ

恵理ちゃんと仁優くん17 「イヌの子供相談室

恵理ちゃんと仁優くん18 「イヌの心境

恵理ちゃんと仁優くん19 「イヌのおしゃれ

恵理ちゃんと仁優くん20 「写真撮影」 

恵理ちゃんと仁優くん21 「適正」 

恵理ちゃんと仁優くん22 「愛の妙薬?

恵理ちゃんと仁優くん23 「限界

恵理ちゃんと仁優くん24 「胸きゅんイヌ

恵理ちゃんと仁優くん25 「反省する男

恵理ちゃんと仁優くん26 「イヌの過去 PART1

恵理ちゃんと仁優くん27 「イヌの過去 PART2」  

恵理ちゃんと仁優くん28 「ヘリサンタさん

恵理ちゃんと仁優くん29 「100回記念日」 

恵理ちゃんと仁優くん30 「衝撃的な出会い

恵理ちゃんと仁優くん31 「それぞれの切ない夜」 

恵理ちゃんと仁優くん32 「たとえるなら(ヘリ兎と漁師イヌ1)

恵理ちゃんと仁優くん33 「ヘリ兎と猟師イヌ2

恵理ちゃんと仁優くん34 「ヘリ兎と猟師イヌ3

恵理ちゃんと仁優くん35 「印-しるし-後日談

恵理ちゃんと仁優くん36 「Hの悲劇

恵理ちゃんと仁優くん37 「Hの悲劇2

恵理ちゃんと仁優くん38 「ヘリ兎と猟師イヌ4

恵理ちゃんと仁優くん39 「ヘリ兎と猟師イヌ5

恵理ちゃんと仁優くん40 「ヘリ兎と猟師イヌ6

恵理ちゃんと仁優くん41 「ヘリ兎と猟師イヌ7

恵理ちゃんと仁優くん42 「続・ヘリ兎と猟師イヌ

恵理ちゃんと仁優くん43 「タキシード妄想

恵理ちゃんと仁優くん44 「疑惑

恵理ちゃんと仁優くん45 「ほかほか家族

恵理ちゃんと仁優くん46 「浴衣

恵理ちゃんと仁優くん47 「イヌのおすすめ」 

恵理ちゃんと仁優くん48 「わかりやすい男

恵理ちゃんと仁優くん49 「その時イヌは?

恵理ちゃんと仁優くん50 「ある中学生カップル」 

恵理ちゃんと仁優くん51 「大丈夫

恵理ちゃんと仁優くん52 「恋って

恵理ちゃんと仁優くん53 「記念日

恵理ちゃんと仁優くん54 「確認事項

恵理ちゃんと仁優くん55 「ソ弁護士の彼女

恵理ちゃんと仁優くん56 「ソ弁護士の彼女 パート2

恵理ちゃんと仁優くん57 「見つけちゃった?

恵理ちゃんと仁優くん58 「ほかほか家族2

恵理ちゃんと仁優くん59 「運命の出会い


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韓国ドラマ「検事プリンセス」のドラマ感想(考察)です♪


ドラマ11話。

ヘリがイヌの部屋におしかけてラーメンと作ってもらって一緒に食べるシーン。

拍手コメントにあって、私もちょうどこのシーン、
漫画でイヌの部屋のキッチン描くために見たので(笑)書いてみました。

前にもブログで書いたのですが、

どうして、イヌがヘリが出ていったあと、ヘリの残したラーメンを食べたのか、という所のつっこみ。

このシーンのことに関しては、検事プリンセスの脚本書いた原作者さんがインタビューで語った部分がありました。

検事プリンセスってドラマは、結構飲んだり、食べたりするシーン多いですよね。
私も見ていてそう思っていたのですが、原作者さんの意図があったようです。

とくにこの11話のラーメンのシーン。

ジェニーからの電話で、あわててヘリはイヌの部屋を去っていきます。
イヌはヘリの残したラーメンを見て、「なにやっているんだ」とつぶやくのですが、
その後ですよ。

地上波(韓流α)ではカットされてました。
おそらく、他の地域で現在放映されているのも、カットなのでは…。
なので見ている方はネタバレ注意です。

ヘリは、自分のイヌへの気持ちに気づいて嫉妬と悲しみで大混乱で、
自分の部屋で自分が作っていたのびきったラーメンと泣きながら食べます。

対して、イヌは、ヘリの残したラーメンをヘリの座っていた席に座って泣きそうな顔で食べます。

この時、原作者さんがおっしゃるには、
この二人はラーメンを食べることによって自分の気持ちを一緒にのみ込んでいるというシーンなのだそうです。

ヘリは、悲しみを。イヌは自分の口に出せないヘリへの想いヘリの残したラーメンと一緒にのみ込み…。という。

そういう意図をふまえて見直すと余計せつないシーンです…(涙)

原作者さんのインタビュー記事をもっと詳しく知りたい方は、
脚本家さんのお名前でネット検索して、探して読んでみてくださいね。
いくつかのサイトやブログさんが日本語訳で紹介した記事がありました。

食べたり、飲んだりするシーンって私も好きです。
なので、二次小説の中でも無意識にヘリとイヌが飲み食いする場面が多いです♪

一緒に食事をするって関係って大事だと思います。

ほら、職場でも学校でも、新歓コンパとかってありますよね。
親睦を深めるには、一緒に飲み食いするのが一番♪

検事プリンセスでもヘリとイヌって会った時から一緒に食事してます。
その後もお茶とか食事とかよくしているし。
でも、後半、それがどんどんせつなくなるんですよね。
この11話のラーメンのシーンもそうだし、12話でヘリの誘った夕食もそう。

イヌの方は、もう無理やりでもヘリと距離を置こうとしているから。
ヘリはイヌの気持ちが離れていっていることに不安と悲しみでいっぱいだし。

8話での一緒にラーメン食べるシーンでは、イヌがとっても嬉しそうで、
10話のブランチではヘリがとっても嬉しそう。

でも、二人とも本当に一緒に楽しそうに食事しているシーンはドラマ中では
見られなかったんですよね…。

またまた地上波ではカットされてましたが、16話。

イヌの部屋でイヌとヘリが15年前の事件の検証を一緒にしていて、
イヌが「少し休憩して食事しよう」と言います。ヘリは「お腹すいてる?」と聞いて、
「君はすいてない?」のイヌに「あなたって時々本当に超能力者みたいに見えるわ」と言うヘリ。
微笑みあう二人。
シリアスなシーンの連続で、やっと心がつながった二人のせつないけど、いいシーンです。

でも、この食事風景は本当にノーカットでもありませんでした。…残念。
どこに行って、何を食べたのか分からないのですが、
その後に、マンション外のベンチに座って二人でビンビールを飲んでます。

「きっとうまくいくわよね」
「当然だ」という会話をしながら。


二次小説の方では、二人の食事シーンを何回も書いたのですが、
一緒に楽しそうに食事しているところドラマでも見たかったな~…とちょっと思いつつ。

せめて恵理ちゃんと仁優くんタッチのイラストで。↓



検事p「あーん」


どきどき感はないのですが、ほのぼの感で(笑)


あの8話で一緒に二人で1つの器からラーメン食べているシーン。
イヌ、たぶんラーメンの上のキムチか何かを箸でとって、
ヘリに「いる?」と食べさせようとするのですが、
ヘリはラーメンに夢中で、いらない、みたいな雰囲気で、
結局イヌが自分で食べちゃうんですけど、あのシーン。

ヘリ~!!あーんってして、食べさせてもらいなよ~!!って
何回見てもそう思ってたりしました(笑)

私のイラストじゃ、あーんっていうより、「餌づけ」みたい。。。


二人の食事シーン。私が二次小説で最初に書いたのは
カップケーキ」ですが、
順番的には二人が再会してからでは、イヌのテラスの朝食シーン「恋人宣言の朝」です。

よく見直したら…他にも
二次小説は、食事風景ばっかりだった(笑)


そんな感じで、今日は、ドラマ感想、考察でした♪


拍手、拍手コメントありがとうございます!!

「逆転の女王」のパク・シフさんは、イヌとはまた全然違った男の魅力で
かっこいいですよね。私は途中からしか見てませんが、とにかくラブシーンは
やっぱり素敵でした。

「姫の男」来年、衛星で日本公開予定なんですね…たぶん
私は、地上波か、DVD待ちです。でも、楽しみ♪

「検事プリンセス」の二次小説は、今週末頃には更新できたら…と思ってます。
楽しみにしてくださっている方、お待たせして本当にごめんなさい。
よろしくお願いします。


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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次創作。

みつばの4コマ漫画
恵理(ヘリ)ちゃんと仁優(イヌ)くんシリーズ15です。


他の4コマ漫画作品は、検事プリンセス漫画INDEXからどうぞ♪

今日の漫画は、二次小説の「微熱のゆくえ」の続編のようなものです。

風邪をひいたイヌにヘリが差し入れた見舞いの果物。
りんご以外の物も残っていたのですが、それを後日二人で食べたら…という話です。

4コマ漫画は、完全にコメディタッチなので、
「検事プリンセス」のドラマや、キャラクター、
このブログの二次小説のイメージが崩れると思われる方は
スルーでお願いします。


どんなヘリもイヌもOKという方はご覧ください。↓



タイトル  



検事p「桃」


ね?おバカでしょ?(笑)

でも、実はこのネタ二次小説で書こうとしてたんですよ。
4コマ漫画だとおバカな感じになるのですが、
二次小説で書くときっといやらしさが増すのかもしれませんね。。。
そして4コマ目以降も話が続く(笑)

4コマ目の背景トーン、チューリップ♪なんてはりましたが、
イヌのこの時の心情にあわせたら、こんなかわいいものじゃないですね。きっと(笑)

前回の、恵理ちゃんと仁優くん14の時と続いてますが、
拍手コメントでのご指摘通り、ヘリはイヌのシャツを着ています♪
しかも上着だけ♪(ふふふ)たぶん一緒に夜過ごした朝とかの光景。
昨日何も書かなかったのに、分かっていただけて嬉しいです♪


ところで、恵理ちゃんと仁優くん14で描いたネタなんですけど、
確かに、あれ、分からない方いますよね(汗)

4コマのヘリの台詞、ふせ字にしてますが、分かる人には分かるし、
分からない人はふせ字じゃなくても分からないかも。
まさに4コマ目のイヌみたいな反応(は?)になってしまうかも(苦笑)

私、「シティーハンター」が大好きだったので、
もう、漫画もアニメもすっごく好きでした♪(いいかげん年ばれますね)
…韓国ドラマの「シティハンター」は版権はどうあれ、
全くの別物ととらえて見てみたいのですが…。


拍手、拍手コメントありがとうございます♪
おかげさまで、体調かなり良くなりました。
お気づかい本当にありがとうございます。


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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次創作。

みつばの4コマ漫画

恵理(ヘリ)ちゃんと仁優(イヌ)くんシリーズ14です。


他の4コマ漫画作品は、検事プリンセス漫画INDEXからどうぞ♪



4コマ漫画は、完全にコメディタッチなので、
「検事プリンセス」のドラマや、キャラクター、
このブログの二次小説のイメージが崩れると思われる方は
スルーでお願いします。


どんなヘリもイヌもOKという方はご覧ください。





タイトル  謎の養父




   検事p「謎の養父」



あいかわらず、突拍子もない思い込みするヘリ。

イヌの養父が「シティー〇ンター」の冴〇遼か、
「ゴ〇ゴ13」のデューク東〇だったら、
サンテパパはとっくの昔に消されていると思うよ(苦笑)

イヌの養父って、ドラマでも一応、電話シーンとか、
他でも「養父」って話ではでてきますが、謎の人物。
アメリカで会計事務所やっていると言ってますが。

公式設定を知らないのですが、私の中ではこの養父さん像は出来ていて、
二次小説の中でも登場予定です。

ただ…これから4話(4話ではなく、短編、長編含めて4物語)くらい後の…。
なので、今年中にこのブログでお披露目できるかどうか、な感じですけど。


あと、

漫画のヘリの髪の毛をのばしてみました♪
…イヌ、漫画で描くたびに顔が違う気がする。髪型も。。。


しかし、ドラマでもイヌ(ソ弁護士)も、話ごとに顔違いませんか?(汗)

…気のせいですか?

…髪型や服装でそう見えるだけですか?

…ドラマ前半と、後半で顔ちょっと膨らみ違いませんか?パク・シフさん…。
今日の撮影、もしかして疲労でむくんでる?とか失礼なこと思ったり…。

私は、9話から12話のイヌの顔好きです。
ちょっと細面で。11話で短髪になって、黒っぽい服が多いせいかもしれませんが。
でも13話で、またちょっと顔かわっているような…。

そう感じて見ているのは私だけですか?。。。
裸眼あまり視力良くないので、きっと気のせいですよね。。。。

どんなイヌも好きですけど♪


拍手、拍手コメント、いつもありがとうございます。
今週も仕事の締め切りに役員会や子供のイベント準備と盛り沢山ですが、
ちゃっちゃっと(笑)こなして早く小説書きたいです♪
私もヘリみたいに、一つのことに夢中になると他に注意むかない性格なので、
小説書くのは今はぐっと我慢してます(涙)


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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次創作。

みつばの4コマ漫画

恵理(ヘリ)ちゃんと仁優(イヌ)くんシリーズ13です。


他の4コマ漫画作品は、検事プリンセス漫画INDEXからどうぞ♪



この漫画は、先日、私こと、みつばが
負傷した時に思いついたネタです。

4コマ漫画はコメディタッチなので、ドラマや二次小説のイメージが
崩れると思われる方はスルーでお願いします♪

どんな、ヘリ、イヌでもOKという方はどうぞ~。↓



タイトル 競争



   検事p「競争」


交際中も何かとはりあいそうなイヌ×ヘリカップル。


ところで、気になっていたのが、

「検事プリンセス」のドラマ16話で、

イヌとヘリが1年を経て、最初にちゃんと会って再会するシーン。
(イヌが建物から出てくる時、ヘリを見かけていて、ヘリもわざと通りすぎていたシーンもあるけど)

イヌが、グラウンドでジョギングしているところに、ヘリが前から走ってくる。
イヌは気づいていながら、無視する…という場面。

イヌ、ここでしっかり走り込んでますよね。

なのに、

その後、ヘリの待つ深夜公園を全力疾走して来て、
コーナーで電話ボックスにぶつかって、すっ転んで足をケガするシーンが。
最初このシーン見た時、本当に急いで、ヘリに会うために
夢中で走ってきたんだなって感動したのだけど、何回も見なおしていたら、
うーん……体なまってた?(笑)とか思いました。


ところで、またこの漫画を思いついた理由が、

じつは、体調崩したって先日ブログで書いたのですが、
今度は負傷しました(はあ…)

その理由が、

週末に子供の運動会があって、かけっこで(どうして大人の方が体はるかな)
校庭のコーナー曲がり切れずに思いっきり来賓席の前で派手に転んでしまいました(涙)

大恥かいて、でも、その瞬間に思ったのは、


や~だ~。もう。私ったら……


イヌみたい♪


私もそうとう『重症だな』(笑)



とにかく、今は何があっても「検事プリンセス」に結びつけちゃってます。
ええ、「人間万事塞翁が馬」っていうのを「みつば万事検事プリンセス」っていう言葉に変えてもいいくらい♪

負傷したのは、ドラマのイヌは左足だったけど、みつばは、左腕…おしい(苦笑)
でも、きき腕じゃなくて良かった。

私の今の弱った体力ではそもそも無謀だったのかも。(かもじゃなくて)

もしかしてモテキ(もてている時期)なのかな?
仕事にも。風邪にも。行事にも(秋は子供の行事が多い上に委員なので)萌え事にも。
どうせ、もてるなら、イヌ(ソ弁護士)みたいな人にもてた~い(爆)

前回仕事が山場と書きましたが、この山にはいろんなトラップが仕掛けられているみたい。


今回は、4コマ漫画の4コマ目のヘリを自分におきかえて、
心と体を癒そうと思って描きました。


拍手、拍手コメントありがとうございます♪
体調は、少しずつ回復してます。週末こんなことをやってますが(苦笑)
お気づかい頂いて嬉しいです。

現在は、短編とか、こういうものしか用意できませんが、
少しずつシリーズや長編の準備もしてますので、気を長くして待っていてください。
お願いします。


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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説
「微熱のゆくえ」です。

二次小説は、ドラマ最終回16話以降の続きをみつばが、勝手に妄想したお話ですが、
ドラマのネタバレ等も含んでいますので、現在ドラマを見ている方、
これからドラマを見る方はご注意ください。

みつばの「検事プリンセス」の他の二次小説のお話、コメント記入は、
検事プリンセス二次小説INDEX」ページからどうぞ。

このブログに初めていらした方、このブログを読む時の注意点は「お願い」を一読してください。



…仕事も山場で、体調崩していると先日ブログで書きましたが、
諸事情で、負傷もしてしまったみつばが、精神的に癒されたくて、突発的に
書いた短編小説です。…どうぞ。。。




微熱のゆくえ





…やはり熱があるな。

イヌは、脇にいれていた体温計の数値を見ると、フーっと溜息をついた。

朝起きた時から、体の調子がどこか変なことには気づいていた。

少し疲労がたまっているのだろう、と気にしないことにしていたのだが、
出勤して、仕事をしているうちに、体のだるさがどんどん増してくるのを感じ始めた。

クライアントの打ち合わせや急ぎの用事が入っていないこともあって、
イヌは、早めに事務所を退出してまっすぐにマンションの自室に帰っていた。

症状からして、ただの風邪のようだが…。

外出着から部屋着に着替えたイヌは、食欲は無かったが、軽くビスケットをつまんだ後、水と一緒に風邪薬を飲んだ。

そして、冷蔵庫に残った冷水のペッドボトルをしまおうとして、
ストックの水がないことに気づいた。

…水を沸かして湯ざましでも良いか。

イヌは、ベッドにゴロンと横になって目を閉じた…が、

なぜか、眠ることが出来なかった。

…油断した。珍しく体調を崩してしまったな。そう考えながら、イヌは、少しズキズキと痛む頭に顔をしかめていた。

そして、ふと、ベッド脇に置いた携帯電話に目を走らせた。

「・・・・・・」

イヌは、携帯電話を手にとり、
画面に「マ・ヘリ」の登録を出すと、しばらく眺めたあと、

指でそっと押した。

「…はい。マ・ヘリです」

しばらくの呼び出しの後、ヘリの声が電話から聞こえた。

「ヘリ」

イヌが、携帯電話を耳にあてた。

「イヌ。どうしたの?」

職務中で周囲を気遣ってか、ヘリのやや落したトーンの声がした。

「仕事中すまない。…じつは君に頼みがあって…。仕事帰りに買い物を頼まれてくれないか?」

「いいわよ。どんなもの?」

「ペッドボトルの水を3本。あと、柑橘系のジュースも1本欲しい」

「分かったわ。帰りに買って部屋にもっていくわね」

「ありがとう。頼む」

「…用事はそれだけ?」

「ああ、それだけだ」

イヌの言葉にヘリが電話の向こうで微笑した気配がした。

「じゃあ、あとでね」

そう言って、ヘリの通話は切れた。

イヌは、携帯電話を再びベッド脇に置くと、
フッと自嘲して「何やってるんだ。僕は」とつぶやいた。

これくらいの買い物を頼むなら、電話でなくてもメールで良かったはず。
しかもどうしても必要な物でもなかったのに…。

それに、これしきの事で、誰かに頼るなんて…。

やっぱり、体調が万全じゃないからだな。

…と、イヌは自分らしくないことを、体の不調のせいということで納得しようと決めて、
今度こそベッドに脱力して目を閉じた。


…しばらく時がたって…。

「…?」

イヌは、うっすらと目を開けた。

薬がきいて、そのまま熟睡してしまったのか、
汗を大量にかいているようだったが、寝る前より体がすっきりしていた。
体がずいぶん回復していたようだった。

ただ、部屋の中の様子が少し変なことが、イヌの頭を急速に覚醒させていた。

暗くしていたはずの部屋にぼんやりとだが明かりがついている。
そして、人の気配もする。

…なんだ?

イヌはいぶかしげに起き上った。

そして、ふとベッド脇に目をやって、目を見開いた。

自分の寝ていたベッドのすぐ脇に、ヘリが座ったまま、自分の両腕を枕にして顔をつっぷして、すやすやと寝ていた。

「…ヘリ?」

一体…?…今何時だ?

イヌは、うろたえて、ベッド横のサイドテーブルに置かれている目ざまし時計を見た。
時間は9時をすぎていた。

明かりのする方をみると、キッチンの電気が一つ灯っていた。

キッチンカウンターの上にも何か器と鍋がはいった盆が置かれている。その横には、山盛りのさまざまな種類の果物が入った籠も…。

「ん…」

眠っていたヘリが、身じろぎをした。

そして、目を開けると、顔を起した。

「…イヌ?起きたの?」

そう言うヘリにイヌが微笑んだ。

「…君も起きたみたいだな」

「ええ…。ごめんなさい。私寝ちゃったみたいね」…あなたの寝顔を見つめているうちに。

そう気恥かしそうに、ヘリは言った後、
イヌを心配そうな目で見つめた。

「イヌ、大丈夫?体調を崩していたんでしょう?」

「…どうしてそれを?」

電話では何も言ってないのに。

イヌの心底不思議そうな顔に、ヘリはフッと微笑んだ。

「今朝、エントランスで会ったでしょ?その時になんとなく顔色が悪い気がしていたの。
それに、イヌが職務中の私に電話をすること自体珍しいのに、その用事が買い物だけなんて、変だな~って思って。きっと弱っているんだわって感じたの」

…相変わらず、こういうことには鋭いな。君は。

感心したようなイヌの心のつぶやきはもちろんヘリには聞こえなかった。

ヘリはそっと首をすくめて部屋の後ろを見やった。

「…それで、買い物をして、ここを訪ねたのだけど、イヌが出なくて。もしかして、部屋で倒れているんじゃないかと心配になって、暗証番号でロックを解除して勝手に部屋に入ってしまったの。…ただ、眠っていただけで安心したけど。ごめんね」

イヌとヘリはお互いに部屋の暗証番号を明かしていた。

しかし、今までたとえ留守の時でもそれを使って、
お互いの部屋の中に無断で入ることは無かったのだが。

「…いいよ。ヘリ。買い物をしてきてくれてありがとう」

イヌは、首を振ると、なんでもないことのように微笑んでみせた。

そんなイヌの態度にヘリがホッとしたように短い溜息をつくと、
イヌの額に手をあてた。

「…体の調子はどう?…熱はまだ少しあるみたいだけど…」

「だいぶ良くなったみたいだ。薬を飲んで熟睡できたし、汗もかいたしな」

「そうみたいね。…ね、お腹すいてない?何か食べた?実は私、おかゆを作ってきたんだけど…」

イヌの目が丸くなった。

「おかゆ?…君が?」作った?

イヌの反応に、ヘリが、半分拗ねたように、半分恥ずかしそうに頬を膨らませた。

「ママにレシピを電話で聞いて作ったの。部屋で作ってきて、持ってきたのだけど」

イヌはキッチンカウンターの上の盆を見た。

…あれがそうか。

「…お腹がすいてないなら無理しなくていいわよ」とぼそぼそと言うヘリにイヌが微笑んだ。

「お腹はすいているみたいだ。シャワーをあびて、着替えた後に頂いていいか?」

イヌの申し出にヘリが嬉しそうな顔をした。

「ええ。じゃあ、イヌがシャワーをあびている間におかゆを温めておくわね」

「ああ、ありがとう」

イヌは、かけ布団をはぐと、ベッド外に足を降ろして立ち上がった。
そして、バスルームの方に歩いて行った。

そのイヌのしっかりした足取りを確認した後、
ヘリはおかゆを温めるため、キッチンに向かった。

…イヌがバスルームから出て、着替えてからヘリのいるキッチンの所に来ると、
食欲をそそるいい香りがたちこめていた。

ヘリが、器に温めなおしたおかゆをよそっていた。

「私のママのレシピの『あわびがゆ』よ。すっごく美味しいの。…ママが作ったものはね」

ヘリは、すごく美味しいと言ってしまった後で、レシピはエジャのものだが、作ったのは自分だったことを思い出して、気まずそうにそう付け加えた。

作った後、味見をしてみて、うまくいった、と喜んだヘリだったが、
イヌの口にあうかどうかは自信がなかった。

イヌがカウンターに座り、さじでおかゆをすくって、そっと口に運ぶのを、
ヘリはかたずを飲んで見守った。

イヌが、ゆっくりとおかゆを口の中で味わった。

そして、うなずいた。

「うん…美味しいよ」

「ほんとに!?」

「ああ」

イヌは、料理の味のことに関しては決してお世辞を言わないことを知っているヘリは、
内心飛び上がるくらい喜んでいた。

でも、そんな気持ちをイヌにさとられないように、ヘリは何でもないふりをして、
さも当然だわ、というすました顔をしてみせた。

「冷蔵庫に頼まれていた水と、ジュースをいれておいたわ。あと、体調を崩している時は、ビタミンをとるのが大事でしょ?果物を買ったから、食べたかったらどうぞ」

「じゃあ、食べるから、皮をむいて」

「え…?」
ヘリは、イヌの予想していなかった言葉に狼狽した。

「…今食べるの?」

「ああ、今食べたい。皮をむいて切ってくれないか?」

イヌは、いつものようにヘリをからかうように見つめていたが、
元気がないせいか、どこか本気で頼んでいるようにも見えた。

「…わかったわ」ヘリは、そう言って、イヌのキッチンから包丁をとりだして、
ゴクリと喉をならして、籠の中の果物を見つめた。

「何を食べたいの?」

「そうだな。リンゴが食べたい」

「リンゴね…」ヘリは籠の中のリンゴを一つとると、肩に力をいれながら、ゆっくりと包丁をリンゴの皮にすべらせていった。

「へえ。ずいぶん包丁さばきが上達したみたいだな。ヘリ」
ヘリがむいて切ったリンゴを手にとってしげしげと眺めながら言うイヌを
ヘリはジットリとした上目づかいで見つめていた。

「…嫌みかしら?」

「いや、本心から言っている。ほら。ちゃんと『実』が残っている」
いびつなリンゴの形をイヌは感心したように見ていた。

「……」

「指も切っていないようだし」イヌがヘリの手を見つめて言った。

「上出来じゃないか」

…褒められている気がしないわ。ヘリは心の中で溜息をついた。

「味もいいよ」イヌはリンゴをおいしそうに頬張った。

「…元気になって食欲も出たみたいで良かったわね」ヘリは、そっけなく言うと、
イヌの食べた後の食器や包丁を片付けだした。

そんなヘリを見つめながら、リンゴを食べていたイヌは、
口の中にリンゴの欠片がなくなると、口を開いた。

「ヘリ…本当にありがとう」

ヘリは、片付けの手を止めないで、イヌを見つめた。

「嬉しかった」

…きてくれて。そしてこうして、看病してくれて。何も言わないのに。

ヘリがニッコリと笑った。そして、スカートのポケットから自分の携帯電話をとりだしてイヌに見せた。

「イヌ、私、あなたに以前言ったでしょ?寂しい時や悲しい時、病気の時や話がしたい時も電話してって。だから、今度またこういう事があったら遠慮しないでいつでも言ってよね」…手助けするから。

ヘリの言葉にイヌが、うなずいた。

「…そうだな」

言えなかったけど、僕は君に電話をしてしまった。
そんな深刻な状態でなかったのに。昔の自分ならこんなことで決して他人を頼ったりなんてしなかったのに。どうして、君に電話してしまったんだろう。
君の声が聞きたかったから?君に会いたかったから?君に助けてほしかったから?

…全部あたっているけど、僕が君に電話した理由は、そう。きっと…。

「イヌ?」

食器の片付けを終えて、キッチンカウンターをふいていたヘリが、
黙って自分を見つめるイヌを不思議そうに見ていた。

「じゃあ、お言葉に甘えて、もう一つ手助けしてもらおうかな」

「なあに?何でも言って」
そう言うヘリに、イヌがニヤリと笑って、椅子から立ち上がった。

そして、カウンターに立っているヘリのところに回り込むと、
驚いて、目をパチパチさせてつっ立っているヘリの体をサッと抱き上げると、リビングを横切った。

「イ、 イヌ!?」
一体何を!?ヘリの狼狽した声を聞きながら、イヌは、楽しげにヘリを運んで、自分のベッドに横たえた。

そして、その体の両脇に手をつくと、閉じ込める形で見降ろした。

「知っているか?ヘリ」

「なにを?」ヘリがうろたえたように目を泳がせていた。

「アレをすると熱が下がるって」

「…アレってどれのことかしら?」
うすうす分かっていながらとぼけるヘリにイヌが嬉しそうな顔をした。

「口で説明するより、直接教えた方が早いな」

そう言って、イヌはヘリに口づけた。

…そして、顔をあげると、熱っぽい目で(実際熱がまだ少しあったのだが)ヘリを見つめると低い声で囁いた。

「風邪…もし、うつしたら謝るよ」

そんなイヌにヘリはちょっと笑って首をふった。

「私、風邪ってほとんどひかないのよ」

…なんとかは風邪をひかない、という言葉が脳裏に浮かんだイヌだったが、
うっすらと笑って、「天才は風邪をひかないんだな」
…安心した。じゃあ、遠慮はしない。

そう言って、身をふせてヘリの体を上から愛撫しだした。

…もう、結局こうなるのね。風邪が悪化しても知らないんだから。

ヘリは半分呆れながら、抵抗するのもあきらめて短い溜息をつくと、やわらかく微笑んで、イヌの体を受け止めていた。

…時は過ぎて。

スヤスヤと自分の側で眠るヘリの横顔をイヌは見つめていた。
そして、そのヘリの頬をそっと手でなでた。

…どうして、僕が、君に電話をしてしまったのか。それは…。

いつのまにか、すっかり甘えている。マ・ヘリ。
…この僕が、君にね。

イヌは苦笑して、
でも、自分の辿りついたその答えが決して不愉快ではないことを、イヌは自分の中で不思議と冷静に受け止めていた。

むしろ、とても安らいだ気持ちになっていた。

イヌは、一人微笑んで、ヘリの額に優しいキスを落とすと、ベッドサイドの明かりを消した。


…翌朝。

元気なイヌの声にヘリは起こされた。

「んん…。もう大丈夫なの?イヌ」
眠い目をこすりながら、心配するヘリに、イヌは朗らかに笑って言った。

「すっかりね。熱も完全に下がっている。君の『手助け』のおかげだな。感謝してる」

「そう…。それは良かったわ」

ヘリは、少し照れながら起き上ろうとして、衣服を何も身につけていないことに気づき、
あわてて、シーツを体にまきつけると、ベッド横に綺麗に畳んであった(イヌが拾い集めて置いてくれていた)自分の服をあわてて着込んだ。

そして、その日。

朝ごはんをイヌの部屋で一緒に食べてから、自室に戻ったヘリは、シャワーをあびて出勤の準備をして、普段通り職場の検察庁に向かった。

くしゅん。くしゅん。

会議中、何度もくしゃみをするヘリを、刑事5部の面々は心配そうな顔で見つめた。

「マ検事風邪か?」

「大丈夫ですか?」

「熱はないのか?」

「悪化しないうちに休んだほうがいいぞ」

「熱があがったら大変だ」

そんな仲間たちの優しい言葉にヘリは、
毅然とした態度で、きっぱりと言った。

「御心配なく。絶対、ひどくなる前に直してみせますから」

ヘリの言葉に、顔を見合わせる刑事5部の面々をよそに、
ヘリは、目の前の資料を睨みつけていた。

…これはイヌの風邪がうつったんじゃなくて、汗をかいたまま何も着ないで寝たせいよ。
でも、そんなことイヌに悟られたら、申し訳なさそうなふりをして、嬉々として看病に来るに違いないわ。そうなったら良くなるものも悪くされてしまう。

それだけは絶対にくいとめないと。

ヘリは、今朝、すっかり元気になって、マンションの駐車場で別れたイヌの姿を思い出して、ホッと息をつきながらも、そう固く決意していたのだった…。



(微熱のゆくえ終わり)



先日のブログの記事「検事プリンセスDVD感想(14話・風邪イヌ)」を
元に、結局突発的に書き上げてしまった小説です。

イラストでは、ヘリ、イヌの部屋でおかゆを料理してますが、
そんなことをしたら、イヌが休めないと思って、小説では
自分の部屋で作ってもらいました。

私がヘリなら、イヌに看病に来てもらうのに…♪
そんな妄想をしながら、小説書きました。
書いている間は、体の痛みを忘れられるところがいいです。(仕事のことも忘れちゃうけど)
薬より効いているからいいか。。。(苦笑)

私の体を案じた優しい励ましのコメントをたくさん頂きまして、ありがとうございます。

本当に嬉しかったです。疲労通り越してハイテンションになってますが、この通りまだブログ書けるくらいは無事です。「イヌ×ヘリ」(検事プリンセス)のことを妄想するのは続けているので、新しい創作が出来たらまたアップしますね。



…ところで、あと一つだけ語っていいですか?


イヌ役のパク・シフさん出演の「姫の男」最終回気になって、ネットで検索してみたら、

以下、ネタバレになるので、気をつけてくださいね。


やったー!ハッピーエンドだーっ!


それもかなり、理想に近い形で♪

この情報で、みつばの体調が100pくらい回復しました(笑)

機会があったらいつか全部しっかり見たいです。



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韓国ドラマ「検事プリンセス」のドラマDVD感想。

今回は14話の体調を崩したイヌのシーンから。


ヘリとの、「公園写真撮影デート」の後の夜中。
体調を崩して、苦しむイヌ。

…精神的につらいこともこたえたんだよね。

そして、携帯電話を手にとって、
ヘリに電話をかけようとして…やめるシーン。

でも、イヌ、苦しむ姿も素敵♪

次の日、仕事を休んで、薬局に薬を買いに行くのだけど、
マンションに戻る時に、ちょうどタクシーから荷物をかかえて出てきた
女性の荷物を持ってあげようとするイヌ。

体調崩してつらいのに、優しい男です。

しかし、その女性は、ヘリの母親、エジャだった。

ヘリそっくり(ヘリがエジャにそっくり?)のエジャは、
イヌが体調を崩している事を見抜いて、
おかゆを作って、5階のイヌの部屋におしかけるのね。

そして、イヌに無理やり食べさせる(苦笑)

「ヘリはお母さんに似ています」というイヌ。

…たしかに。

人が弱っているところを見抜くところも、優しいところも
勘違いや早とちりするところも、天然なところも
強引におしきるところも(笑)

エジャはそれを性格じゃなくて外見とうけとったよう。

このシーンをDVDで見直した時、
いつか、イヌをヘリにも看病して欲しいな~♪という思いで、
見てました♪



現在、リアルで、私が体調崩してしまいました(涙)
休んでいられないので、栄養ドリンクと病院で処方された薬を飲んで
回復をはかっています。

でも、妄想力だけは健在らしくて、
こういう時ほど、話が浮かんでくるのもいいのか、困るのか。

小説書き上げるには今はエネルギーが足りないけど、
せめて今は「イヌ×ヘリ」(恵理と仁優漫画タッチ)のイラストで、


風邪のイヌと看病(?)でおかゆを作るヘリ


   検事p「風邪イヌ」


…看病になってません。たぶん(笑)

イヌの部屋はヘリの部屋と違って、
キッチンからリビング、ベッドの所が、見通せる作りなんですよね。


私も転んでも(風邪ひいても)ただでは起きませんよ。
ネタになるものは何でも、動けるうちは創作にまわします♪

それにしても、病院も人がいっぱいでした。
風邪がはやっているようなので、皆さまもお気をつけて。


仕事がおちついて、体調が回復したら小説更新に全力出すので、
もう少し待って下さい。
いつも拍手や励ましや応援のコメント本当にありがとうございます。
楽しみにして下さっている方がいることが、今の私の元気の源です。


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テーマ:ドラマ感想 - ジャンル:テレビ・ラジオ

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「検事プリンセス」のドラマ、DVDの感想、
今回は、ソ・イヌ(ソ弁護士)の嫉妬について書いてみました♪

このブログにいらして下さっている方のコメントで、
「嫉妬イヌ」が好き♪という方やコメントが多かったのですが、
私も大好きです♪…でも、ドラマを何回か見直すとちょっと笑えます(笑)

まず、ドラマ中で、イヌの嫉妬シーンといえば、まずここ。

ドラマ第5話で、

シン・ドンハ事件のことで、ソ弁護士(イヌ)と電話しているヘリ。
結局「起訴することになった」というヘリに「慰めはいいから、約束していた夕食をおごって」と話していたイヌ。少しウキウキな感じ♪
そこに、ユン検事の部屋の捜査官(?)がきて、ヘリに、ユン検事は『内心はヘリのことを心配していて、トマト事件の動画も消すように依頼していた』という話をする。

すっかりイヌとの電話のことも忘れて、浮かれるヘリに、イヌがそっと電話を切るシーン。

あの時のイヌの表情ったら…くすっ♪

でも、嫉妬とかじゃなくても普通怒るかな。電話の途中で、他のことに気をとられたらね。

結局、部の飲み会の方に行ってしまうヘリ。
でも、いくら関心がまだ薄いからって、さんざん世話になっているイヌに、その扱いはひどいんじゃないの?って思って見てた私。

そして、イヌのナンバー1嫉妬シーンはここですよ♪

その部の飲み会の後、ユン検事と一緒にタクシーで帰るヘリ。

そして、ヘリとユン検事がヘリの家の前で話をしていて、
ユン検事の失言でヘリが泣いて、家に入るのですが、

少し離れた所の車の中から監視していたイヌが(本当にイヌって、ストーカーか、張り込みの刑事のようにヘリにベッタリくっついてます)、それを見ていて、
そして、いきなり車を急発進するシーン。

しかし、あんな分かりやすいところから監視していたら、バレそうだけど、イヌ。。。

車の中にいて、離れていて、ヘリとユン検事の会話が聞こえていたとは思えないのですが、
…でも、ドラマ見ていて、他にもこういうシーンがいくつかあって、(イヌがヘリとユン検事の会話を立ち聞き)イヌって地獄耳なの?(笑)って思ったけど。

もしかしたら、読唇術とか出来るのかしらん?ほら、何でもこなせる男イヌだから♪

二人の会話を見ているイヌの表情が車のミラーに映っているんだけど、ユン検事の失言(「寝てみたい」って言わせたいんだろ?)でヘリの表情がかわる時にイヌの表情もかわっているんですよね。…なんだって?みたいな。

そして泣いて家の中に入るヘリと同時にイヌも車を急発進。

ヘッドライトに目を細めたユン検事の脇を猛スピードで通りすぎるイヌ。

…もしかして、ユン検事をひきたかった?(苦笑)

そして、6話。

自分の行動をふりかえって「僕は何をやっているんだ」と言ってオフィスでいらだつイヌ。
感情をむき出しにした自分のバカげた行動に戸惑っている様子。
…いや、確かに何やっているんですか?あなたは(笑)

そして、5話でヘリを『運転手』した夜、車の中で眠ってしまったヘリの髪の毛を手でなであげた自分も思いだすイヌ。

…完全に気づきましたよ。この人。自分がヘリを愛し始めたってことに♪

そんな中、ヘリからイヌに電話。

待ちわびていたはずなのに、前日のこともあり、やや固い態度のイヌ。
対するヘリは、過去の写真が流出して、気分は最悪状態で中華料理をやけ食い。
過去の写真が流出していたことをこの時点で知らないイヌは、ヘリの態度が、ユン検事とのことで落ち込んでいると思った様子。

そして、その後、

検察庁のヘリの元に弁護人として、シン・ドンハ事件の無実の証人を連れてきたイヌ。
そして、その後、ヘリがイヌに「被害者をみつける自信があったなら、事前に言ってくれればよかったのに」という言葉にも、そっけない態度のイヌ。
イヌは仕事に徹しているとしても、冷たすぎます。

そんなイヌに、失望したヘリは「あなたは味方だと思ってたのに」と去っていきます。

…イヌのこの時の態度。ちょっと仕事というだけでなく、ヘリにやつあたってません?
無意識に。

イヌはジェニーから後で、ヘリが落ち込んでいた本当の理由を聞いて、寿司を持って、ヘリの元に行くのですが、ユン検事にまたもや出遅れます。

…ふたたびヘリとユン検事の会話を立ち聞きイヌ。

結局、ユン検事のさしいれのサンドイッチを昼食に選んだヘリ。ヘリの去っていく姿を見ながら、「一足遅れるのはイヤなもんだ」とつぶやくイヌ。

…一歩どころか遅れすぎだよ。イヌ(笑)
ドラマ前半は、ほとんど、イヌがヤキモキしてるんだよね。

ドラマの嫉妬イヌのシーンはまだあるのだけど、今回はここまで。

今まで私が書いた二次小説の中でもイヌは、ヘリと恋人になったという設定ですが、時々…よく(笑)嫉妬してたりします。
ライバルはいないのですが、ヘリの口からユン検事の名前とか出てくるとちょっと。
100日記念日」や「恋人としたい33のリスト」とか。
もう違うって分かっていても、嫌ですよね。仕事上ではヘリがユン検事と一緒にいる時間長いでしょうし。

他のことでは、「海へいこう」で、ヘリの水着姿に注目する男達にいらだったり~とか書きましたが、ユン検事以外の男に嫉妬する話も、今後ちょっとあります(←今はプロットとあらすじ状態ですが(笑))

私も男の方が嫉妬するのは好きですよ♪
逆に女性が嫉妬したりするのは、主人公だと可哀そうだし、ライバル女性だといらだちます(笑)
「検事プリンセス」の場合、チン検事もジェニーもとってもいい女なので、
そういう女のドロドロしたシーンが無くて、そこも私が「検事プリンセス」好きになった理由の一つです♪

拍手、拍手コメントの励ましありがとうございます。
頑張ります!!
小説は息抜きに少しずつ書いているので、もう少し待っていて下さい。

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韓国ドラマ「検事プリンセス」のソ・イヌ役、パク・シフさん出演の
同じく韓国ドラマ「姫の男」(日本では一応まだ未公開?)


二次小説「プリンセスの男」で、
いかにも知っている風にヘリに語らせたのですが、

あらすじ、ほとんど知りません。。。

でも、親の敵の娘と、男との恋愛ものでしょう?
それだけ知っていれば、なんとか(笑)

…「検事プリンセス」と同じような設定です。

それに、アクションありの時代物。
パク・シフさんの黒髪長髪で、黒い着物に、剣に、
憎しみと憂いに満ちた瞳。。。(←おそらく)


萌えないわけがない。
すっかり、パク・シフさんファン化してますが。。。


現在は、やっぱり「検事プリンセス」に夢中なので、
まだちょっと離れたところで伺っているだけですが、
1回見ると大変なことになりそうです(苦笑)

とにかく、時間が空いたら、「検事プリンセス」の二次小説は
書き続けていきたいな。


というわけで、

「プリンセスの男」のイラストを…↓


     検事p「プリンセスの男」


思いっきり「姫の男」のイラストじゃないかーい!!と
つっこみを入れた方。

違いますよ~。ほら、よく見てください。

「男」はともかく「姫」が違うでしょ?雰囲気。

これは「検事プリンセス」のイヌとヘリのコスプレです♪

…くるしい言い訳。。。

パク・シフさん(イヌ役)の長髪、着物姿、昔の役人姿も似合うのですが、
キム・ソヨンさん(ヘリ役)の着物姿や、長髪黒髪はすっごく似合うと思います。

キム・ソヨンさんのヘリの髪型はキュートですが、

ドラマ中、イヌの持っていたヘリの過去の写真の中に
長髪のヘリの写真も発見しちゃいました♪

1年の間にどれだけ髪型変えたんだ?ヘリ。とも思いましたが、
それが、とっても綺麗。

サンテが家で眺めてたヘリの写真も黒髪長髪。本当お嬢様みたい。

でも、あの髪型ヘリだと、ぶっとんだキャラクターに合わなかったんでしょうね。。。
残念…。でも、ヘリ、ドラマ中盤からずっと髪の毛をゴムで結んでいたから、
これから伸ばそうとしているのかしら?

二次創作の4コマ漫画では分からなくなると困るので(笑)
あの髪型で通そうかと思いますが、二次小説の方では、イメージでは少しずつ長髪ヘリでも
いいな~と思いました。(見えないですけど(笑))


今回は、イラストエッセイ風で、
なんとかまとめてみました♪…(まとまったのかしら?)


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韓国ドラマ「検事プリンセス」の人物考察。

今回は、主人公のマ・ヘリ(マ検事)について、
みつばなりの見方でキャラクターを考えてみました。

ヘリに関してもいっぱいあるので、今回はさわりだけ。


↓ついでに、恵理ちゃんと仁優くんタッチのイラスト漫画で

イヌのクッキング教室♪(笑)

ヘリに料理を教えるイヌですが…。


検事p「料理1」



とにかく、ヘリは、ドラマの主人公なのに、
ここまで視聴者の方に最初敬遠されるキャラも珍しいのではないかと。

余計なことだと思うのですが、
ドラマも最初が肝心だとすると、このキャラクターを主人公にしたとしても、
もう少しなんとかしていたら、検事プリンセスを見る人も増えたのでは?と
思ったこともあります。

私もそうですが、リアルの知人でBSの方で検事プリンセスを見ている年配の方が
いて、話をしてみたら、やっぱり見つづけてはいるようなのですが、
最初の方のヘリがひどすぎて、

「なんなの、あの主人公の女性は。ひどすぎる」と言ってました。

息子の嫁にしたくないタイプナンバー1な感じです(苦笑)

原作者さんの方にもそういう話がきていたようなことを
インタビュー記事で読みました。
マ・ヘリは、カンナム育ちの(日本でいうところの田園調布とか自由が丘とか山手とか?)←勝手なイメージ。
セレブのお嬢様という設定らしいのですが、とにかく温室育ちで世間知らず。
知能指数が高く勉強も出来るけど、他の事はさっぱり。という女性らしいです。
人間関係や社会勉強もしてないのに、いきなり検事。

それでは、ああなってしまうかもしれませんが、
ドラマを1から見る人にとって受け入れられるかどうかは別で。

運命の分かれ道だったのですけど、たまたま録画を複数していたから
流し見でもするか、と見てましたが、リアルタイムでこの「検事プリンセス」見ていたら、
即効テレビ切ってました。そしたら、こんな二次小説ブログ立ち上げてなかったですね。。。

そんなヘリも、ドラマの回を追うごとに、
そのキャラクターの魅力に引き込まれていき、最後には
なんて、かわいらしい女性なのかしら?っていう気持ちになるから不思議です。

ただ、それはパク・シフさん演じるソ弁護士がいたからこそって気がします。

なんだかんだ言いましても、

イヌが、ヘリを手助けしたり、ある時は励ましたり、注意したりして
成長させていったのではないかと。

ヘリは、人を疑うことがなくて、単純で素直な人です。

そこが、バカ女のように見えるかもしれませんが、

実は、本当に純真で、優しい心の持ち主だと、
イヌだけでなく、周囲の人達は知っていくんですよね。

ただ、ちょっと人生経験が足りなかっただけで。

ヘリ自身、自分の体型の事でつらい過去があるから、
人が傷つくことに関しても敏感なところもあった気もします。

さわりと言ってもいっぱい書いてしまいましたが、

ドラマ中でも時間としてはたった4カ月くらいの出来事なんですよね…。

ヘリとイヌが出会って、いろんな事があったけど。

その4カ月の間でも劇的に変化したヘリなので、
イヌと離れた1年でもさらに成長したのでは?と思ってます。

…ただ。。

ヘリは「模倣」の天才なんですけど。
そして、裁縫も得意らしいので、手先は器用らしいのですけど、

料理の腕はあまりあがってない気がします。

母親のエジャとクッキー作り2回くらいしてますけど、
2回目の形もいびつでしたよ?(笑)

こればかりは、「模倣」以外の要素が必要なのかもしれませんね。

もう、容姿もスタイルも綺麗で、頭良くて、
仕事も出来て、イケメンの彼氏もいるって完璧なヘリに、
一つくらい苦手なものがあってもいい気がします♪

昔、みつば母に「料理はセンスよ」と言われたことがありましたが、

センスの良いヘリは、練習を重ねれば、
いつかきっと料理が抜群に上手くなるのでしょう♪

あとは、特訓のみかな?(笑)



検事p料理2


頑張れ、ヘリ


拍手、拍手コメントありがとうございます♪
突発的に短編小説書けたらまたアップさせて頂きます。

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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説
「プリンセスの男」です。

二次小説は、ドラマ最終回16話以降の続きをみつばが、勝手に妄想したお話ですが、
ドラマのネタバレ等も含んでいますので、現在ドラマを見ている方、
これからドラマを見る方はご注意ください。

みつばの「検事プリンセス」の他の二次小説のお話、コメント記入は、
検事プリンセス二次小説INDEX」ページからどうぞ。

このブログに初めていらした方、このブログを読む時の注意点は「お願い」を一読してください。


…多忙といいつつ、
突発的に短編小説を書き上げてしまったので、アップしておきます。



プリンセスの男



…そろそろ寝るか。

平日の深夜。
イヌが、マンションの自室で就寝の支度をしていると、キンコンと、
ドアチャイムの音がした。

…?こんな時間に一体誰だ?

訝しげに、首をかしげてイヌはインターフォン画面のボタンを押した。

ドアの前にヘリが立っていた。


「ヘリ?」

驚きながら、イヌは急いでドアのロックをはずした。

ガチャ☆

ドアを開けて、

「どうしたんだ?」
突然、こんな時間に―…

そう言おうとして、イヌは、ドアの前にたたずむヘリのただならぬ様子に、
目を見張った。

「グス…」

ヘリは、イヌを上目づかいで見つめながら涙を流していた。

化粧は全部綺麗に落されていて素顔のまま。
微かにヘリの使用しているシャワージェルの花のような香りがすることから、シャワーも浴び終わっていることも分かった。
衣服にいたっては、夜着にカーディガンを羽織っただけという、いでだちのヘリだった。

平日の深夜に連絡もしないでいきなり訪ねてくること自体珍しいが、
それ以上に、ヘリがこんな状態で泣いている事にイヌは心底狼狽していた。

「とにかく、中に入って」

イヌは、あわててヘリを促して、部屋の中にいれた。

そして、ヘリをソファに座らせると、

「何か飲むか?」と聞いた。

ヘリが無言のままコクンとうなずいた。

「コーヒー…いや、ココアがいいか?」

ヘリがまたコクンとうなずいた。

イヌは、ちょっと待ってろと言って、キッチンに向かうと、
ミルクを温め、ホットココアを作ってヘリの所に戻ってきて、
ヘリの横に座った。

「ほら、ヘリ。ココアだ。これを飲んで、落ちついたら何があったか話してみろ」

ヘリは、イヌからココアのカップを受け取ると、
黙って、コクコクと飲み始めた。

そして、半分くらいココアを飲んだ後、
カップをテーブルの上に置いて、潤んだ目をイヌに向けて話はじめた。

「…あのね…」

「うん…」

イヌが、神妙な面持ちでヘリの次の言葉を待った。

「ドラマを見ていたの」
ヘリが言った。

「ドラマ?」

「『姫の男』っていうドラマ」

「……一体どんなドラマなんだ?」

部屋で、ほとんどテレビというものを見ないイヌは、それがどんな番組なのか、
全く分からなかったが、ヘリの様子から察すると…。

「悲劇的ロマンスってうたっている、時代ものの恋愛ドラマ」

…やっぱり。

イヌは、ようやくヘリの事情をのみこんで、心の中で溜息をついた。

「…それで、君はそのドラマを見て、泣いたのか?」

ヘリがコクリとうなずいた。

「だって…、回を追うごとに切なくなっていくんだもの。
今日のは特に悲しかったわ。想い合ってる二人なのに、離れなくてはいけないんだもの。それに、出演している男優さんが、なんとなくイヌに似ていて…」
…思わず感情移入してしまったの、とヘリは言った。

「・・・・・・」

イヌは、そんなヘリを見つめながら、今度は溜息を外に出していた。

ヘリの泣いていた理由がそんなことで良かったという安堵感と、
そんなことだったのか、という呆れも含まれていた。

「でもね…」ヘリが続けた。
「泣いていた理由はそれじゃないの」

「違うのか?」

コクリとヘリがうなずいて、そしてイヌをジッと見つめた。

「ドラマを見終わって、寝ようと思ってベッドに入ったの。
そして、目を閉じたら、昔見た夢のことを思い出してしまって…」

「昔見た夢って?」
イヌが、不思議そうに身を乗り出した。

ヘリは、イヌの言葉に、言いづらそうに答えた。
「…1年前、あなたが、ここを去った時に見た夢」

「……」

無言で自分を見つめているイヌに、ヘリは自分の手の指をもじもじと、弄びながら、ぽつぽつと語りはじめた。

「あの日、夢を見たの。

マンションのエントランスの前にあなたは私を見て立っていたわ。手には旅行カバンをもって。
あなたは私に何か言おうとしていたけど、何も言わないで、背を向けて歩いて行った。
私は、あなたを呼ぼうと思ったけど、声が出なくて、駆け寄ろうとするけど、足が動かなくて、手を伸ばしても届かなくて、…あなたの姿はどんどん遠ざかっていった。

夢の中で涙を流すことしかできなかった。

そして、現実に目が覚めて、私は急いで、ここのあなたの部屋に来たの。
でも、あなたは去った後だった。部屋には何もなくて…。

それで、夢見たように、あなたがマンションのエントランスにいるんじゃないかって、
駆け降りたんだけど、そこにあなたの姿はもう無くて…私は……」


そこまで語り終えて、

ヘリは、少しうつむいた。

「…ドラマを見ちゃった後だったから、ドラマの主人公と自分を重ねてしまったせいもあるんだと思うの。でも、目を閉じたら、本当に、イヌが又いなくなっているような気がして、…そんなことないのに、すごく悲しくなってしまって、つい、ここに来てしまったの」

…こんな夜中にいきなりごめんなさい。


ココアを飲んで、一息ついて、
イヌの顔を見たせいか、落ちつきを取り戻したらしいヘリは、
ようやく自分の行動が、突拍子もなかったことに、恥ずかしくなってきていた。

落ちついた目でイヌを見ると、

イヌも夜着がわりの部屋着に着替えていた。

デスク周りや部屋の照明の明るさも落ちていることから、もう寝ようとしていたことも伺えた。

「・・・・・・・」

周囲を見渡して、気まずそうに首をすくめるヘリの様子を、イヌはただ黙って見つめていた。

…1年前。

自分がここを去ったあと、ヘリがそんな夢を見て、ここを訪ねてくることがあったなんて…。

初めて知ったイヌだった。

去りがたい思いを振り切るようにアメリカに発ったイヌだったが、そのちょうど同じころ、ヘリも同じような想いでいたことを改めて知った。

ドラマを見て触発されたから、ということもあるかもしれないが、ヘリは不安でいっぱいだったのだろう。

その時のいなくなった自分を探しまわるヘリの姿と心情を想像すると、
イヌは、横に座るヘリが愛おしくて、切なくて、どうしようもない気持ちになってきた。

イヌは、そっとヘリを抱きよせた。


「…イヌ」

イヌの腕の中で、ヘリはジッと身を固くしていた。

「…ばかだな」

イヌがヘリを優しく抱きしめながら言った。

「僕はもう、ずっと君の側にいるっていっただろう?」

再会して、『恋人宣言』した夜に。

「…言ってくれたけど…」
急に不安になったの。ヘリが、小さな声でつぶやいた。

「だって、あの時も…何の前触れもなくあなたが消えた時があったでしょう?」

それは、ヘリがイヌにブレスレットをあげてしばらくたってから、
イヌがヘリの前から忽然と姿を消した時期のことを言っていた。

「あの時も、私いっぱいいろんな所をあなたを探したのよ。でも、見つからなくて。
もう、このまま会えないんじゃないかって思って悲しくて…やっぱり泣いてしまったわ」

でも、それでその時に本当に気づいたのだけど。
自分のイヌへの気持ちに。
自分がどれだけイヌを好きになっていたかってことが。


「こうして、側にいてくれるけど、もしかしたら、突然消えてしまうんじゃないかって」

目を閉じたら、静かで、真っ暗闇で、
自分の中のバカげた不安に押しつぶされそうになったの。


だから、矢も盾もたまらずイヌの姿をもとめて、5階のイヌの部屋に走ってしまった。

平日のこんな時間に迷惑だということも顧みずに。

「…消えてないだろ?」

イヌが言った。

「僕は今ここにいる」
…だから安心しろ。

イヌは、そう言って、ヘリを抱きしめる力を強めた。

「ええ…」

ヘリは、イヌの背中の方におずおずと自分の両手をまわした。

密着したイヌの体からほのかに漂う、イヌのシャワージェルの香りの交じった優しく甘い体臭を吸い込みながら、イヌの服ごしの肌のぬくもりを感じて、ヘリは、少しずつ心から安心した気持ちになっていた。

しばらく、そうして抱き合っていた二人だったが、
ヘリが、そっと体を離した。

「…ありがと、イヌ。もう大丈夫。落ちついたわ」

ヘリが、微笑んだ。
そして、スッと立ち上がると、ペコリと深くおじぎした。

「本当にごめんなさい。就寝の邪魔をしちゃって」
…私、部屋に戻るね。

おやすみなさい。と言って、歩き出そうとするヘリの手をイヌが握った。

「今夜はここに泊まっていけ」

「え?」

ヘリが驚いて、イヌの顔を見つめた。

イヌは、真面目な顔で、でも苦笑しながら言った。

「また、夢を見て、夜中に起こされるかもしれないからな。
今夜は、僕が本当にいるっていうこと、側で確認して眠るといい」
…その方が君も安眠出来るだろう。

そう言うイヌの提案に、ヘリは少し戸惑った表情を見せたあと、
嬉しそうにはにかんだ笑顔をみせた。

「うん…そうさせてもらう」

そして、ヘリは、イヌと一緒にイヌのベッドに横になった。

イヌが、サイドテーブルのスタンドランプの明かりを落とした。

ヘリは、イヌの肩口に頭をのせて、イヌの腕に優しく体を包まれていた。

目を閉じて、真っ暗闇になっても
イヌのぬくもりを感じて、密着した体から規則正しい力強いイヌの鼓動を聞いて、
ヘリは、今度こそ安眠出来ると思った。

…思っていたのだが、


「ヘリ?」
…どうした?

イヌが、まんじりともしないで、しっかり目を見開いて、
自分を見上げているヘリに気づいて訝しげに声をかけた。

「…イヌ、どうしよう」

ヘリの、戸惑ったような小さな声。

「今度はなんだかドキドキして眠れなくなってきたみたい」

イヌが顔を近づけると、
ヘリの恥じらった表情の中にどこか熱っぽさを含んだ瞳を見つけた。

イヌがフッと笑った。

「しょうがないな」


しょうがないな。と言いながらも嬉しそうに、イヌは、体を起こすと、
ヘリの体の脇に両手をついて、その上に覆いかぶさるように、ヘリを見降ろした。

「…すぐに熟睡出来るようにしてあげるよ」

ヘリは、恥ずかしそうに、でも、イヌがすぐに理性を失いそうになる色っぽい顔をして、
イヌの体に両手をのばした。

「お願いするわ」

そして、ヘリは嬉しそうに、
イヌの少しずつ激しさを増す口づけを受けとめながら、イヌの体を抱きしめた。

…こうして。

夜のとばりが下りて、街やマンションが寝静まっても、
5階のイヌの部屋の恋人たちが眠りにつくのは、もう少し後になるようだった。


(プリンセスの男終わり)


…本当に突発的に書きました。
妄想から書き上げるまであっというまに(苦笑)

ある意味イヌも「姫の男」でしょう?(笑)

じつは、やっぱり気になっていたイヌ役パク・シフさん出演の「姫の男」を
ちらりと動画の画像で見たのですが、

…駄目だ。みつばの「どつぼ」です。

時代物、黒髪長髪、剣、姫、障害のある恋、
すべて含んでいるこのドラマは、みつばのどストライクゾーン。
でも、「悲劇的ロマンス」って言っているし…(汗)
くわしいあらすじは知らないのですが、
もし、このドラマが万一ハッピーエンドか、希望的ラストで
終わるなら、見てしまうかもしれません。

…そんなことを仕事しながら考えていたら、
こんな話が浮かんでしまいました。

16話のカットシーンも含めてますね。

仕事が落ちついたら~と昨日はブログで書きましたが、
今のが終わったら比にならないくらい大量の仕事依頼を頂いたので、
終わるまで待っていたらいつまでも小説が書けない事に気付き、
何とか時間ねん出して少しずつ長編は書いていこうと思ってます。

私の体を気遣って頂いた優しいコメントを頂き、
ありがとうございます。嬉しいです♪
小説かくのは私の息抜きです♪

シリーズ話の続きはまだ少しお待ちください。


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韓国ドラマ「検事プリンセス」の人物。
キャラクターを自分なりに考察してみました♪

今回は、ソ・イヌ(ソ弁護士)。

彼に関しては、いっぱい言いたいことがあるので、
今回は、前回自分の書いた二次小説を元にちょっとだけ語らせて下さい。


その前に「100日記念日」ラストの後日談の
パロディイラストを描いてみました。

あの、ネクタイとヘリの服をクリーニングに出すイヌ。



検事p「クリーニング」



私が二次小説で書いているイヌが、すごくえっち系に関して、
積極的なんでは?~とちょっと不安になって、

でも、ドラマでも、ずっと想っていた女性ヘリと両想いになって
もう、歯止めききません、みたいに求めてしまうのもありだと思うし、
男として年頃ですから、そういう事で頭がいっぱいでいてもおかしくないかな~とは
考えたのですが、

イヌの星座が「てんびん座」だと知って、ちょっと納得。

いえ、空想の設定だと分かっているのですが、

昔「てんびん座」の友人が「てんびん座って12星座の中で一番性欲が強いんだよ~」と聞いたことがあり、私が心の中で「へえ」ボタンを7回くらい押した記憶があったもので(笑)

でも、これは、あくまで友人が言ってたことで、なんの確証もないですから。
「てんびん座」の方、すみません。

前、ソ弁護士の誕生日9月24日で占った結果をいろいろ書いたのですが、
空想の設定だとしても、その性格だと、恋には情熱的。だけど、押しに弱いし、踏み切られると、嫌と言えない性格…のところを読んで笑っちゃいました。

9話から後半。まさにそれでしたから。

ヘリのブランチの誘いに、外呼び出し、夕食の誘い、目ざまし時計の声消して。。。
などなど。

全部断りきれていない(笑)

ヘリだからってところもあると思いますが。


あと、

イヌ、ドラマでも、後半特にヘリをチクチクいじめたり、からかったりしてますが、
本当にヘリを傷つけた時は、後でちゃんと謝ってます。

13話のはじめの方、正体ばれて、その後、ヘリがジョンナムの所にいくとき、証拠の写真のはいったバッグをサンテの手のものに奪われてしまうのですが、ヘリを尾行していた、おそらく、イヌかカンさんにすぐに奪い返してもらいます。
それで、ヘリは自分をイヌが監視していることに改めて気づいて、テラスからイヌにお礼を言い、イヌの部屋のテラスに訪ねて、話をします。

(地上波ではカットされています)

そこで、イヌは、ヘリに
「サンテのこと娘に過去をさぐらせたら面白いと思って」とか
「利用しようと近づいたこと、悪いと思ってない」とヘリに言って、
ヘリを泣かせます。

いや、だからイヌ、悪いのはサンテで15年前のカップケーキもそうだけど、
どうしてヘリにやつあたるかな…。

でも、後で、イヌは、「言い訳みたいだけど、本気で思って言ってない。ごめん」とヘリに謝ります。

二次小説でも、「100日記念日7」ヘリに意地悪して、言ってしまったことで、
ヘリを本気で泣かしてしまった時は、謝りました。(謝らせました)

…しかし、彼は本当にうっかりさん(苦笑)

やっぱり、どこか、本当にSにも冷酷にもなりきれない男です。


次回は、またイベント話予定なのですが、


実は、現在仕事などで多忙を極めていて、少し落ちついたら(今週末頃)小説を書く時間がとれると思います。

ブログ更新は1日1回は続けたいので、また小説以外の感想かイラストか漫画になってしまうかもしれません。

小説を楽しみにしてくださっている方には申し訳なのですが、もう少しお待ち下さい。
よろしくお願いします。

別のことで手動かしながらも、頭では「検事プリンセス」のプロットや妄想温めて、
小説をすぐに書き出せるようにしておきたいです♪

拍手、拍手コメントいつもありがとうございます♪!!

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韓国ドラマ「検事プリンセス」の二次小説
「100日記念日」最終話です。

二次小説は、ドラマ最終回16話以降の続きをみつばが、勝手に妄想したお話ですが、
ドラマのネタバレ等も含んでいますので、現在ドラマを見ている方、
これからドラマを見る方はご注意ください。

みつばの「検事プリンセス」の他の二次小説のお話、コメント記入は、
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(警告)


この話には、大人向けの表現や描写が含まれています。
精神的に自分は大人です、と思える方のみお読みください。



100日記念日(最終話)




ヘリの両手首をしばっていたネクタイは、
ヘリがイヌに100日記念日祝いでプレゼントしたネクタイとは別物だった。

イヌは、茫然とネクタイを見つめるヘリに肩をすくめてみせた。

「ちょうど、クリーニングに出そうと思っていたものだ。君から新しいものももらったしな。その前にこうして使うのも一興だろ。」


…なにが一興よ。

ヘリは、涙ぐみながら、イヌを睨みつけた。

ほとんど衣服をはがされて、さんざんイヌに体を弄ばれたヘリは、少し息を荒くしながら、
小刻みに震えていた。

イヌへの怒りと羞恥心だけでなく、自分の体の奥の方の熱が高くなっている事が悔しかった。

それでも、

「…なによ」せいいっぱいヘリは、イヌにくってかかろうとした。

「すました顔しちゃって。本当は私の言葉に嫉妬したくせに。だから腹いせにこんなことしたんでしょ?やり方が陰湿なのよ。妬いているなら妬いているで、正々堂々と私に言えばいいじゃない」

…言おうにも、ソファで酔い潰れて気持ち良く寝ていたヘリには不可能だった事も、ヘリは都合よく無かったことにしていた。

「そうよ。男らしく、立ち向かってきなさいよ。こんなか弱い女性の自由を奪ってまで自分の力を思い知らせようなんてね、いい男のすることじゃないわ」
そう、まくしたてるヘリだったが、

ほとんど衣服をはがされた状態でわめいている自分と、
服を着たまま、冷静な姿勢で自分を見つめてベッドに座っているイヌを客観視してみると、
自分がひどく間抜けになったような気がした。

「~~~」恥ずかしくなって口をつぐんだヘリに、イヌがフッと息をついた。

「言いたいことは、全部言ったか?」

そう言った後、イヌは自分の上着を脱いだ。
イヌのひきしまった上半身の裸体を目の当たりにしたヘリは、
ドキマギしながら、目線をそらした。

そして、

「ま、…まだ、いっぱいあるんだからね」
そう言いながらも、ヘリはじりじりとイヌから少しでも離れようとベッドの上で後ずさった。

「言ってみろよ」
イヌが挑戦的な口調で言いながら、にじり寄って、ヘリの頭上のベッドの縁に手をかけていた。


「……いじわる男…」

ヘリが、何とか言葉を発した。

一つ、悪口が出てくると、あとは、ボロボロと吐きだすように出てきた。

「ドS男、陰険男、バカ男、むっつりスケベ男」

…君は小学生か?
ヘリの悪口を平然と聞き流しながらも、イヌは内心呆れたように苦笑していた。

「…ひどい奴」ヘリが、最後にそう言って、後悔しそうに唇を噛んで、うつむいた。

もう、出てくる言葉が見つからなかった。

「……」

そんなヘリの肩に手をかけると、イヌは、ヘリの体の上に覆いかぶさるようにのしかかった。

ヘリは顔をそむけたままだった。

「…それでも」イヌが低い声で囁いた。

「君はそんな男に抱かれるんだ」

そう言って、イヌは、ヘリの両手首を自分の手で押さえつけると、
下半身をヘリの体に密着させて、ゆっくりと自身をヘリの中に埋め込んでいった。

「くっ…ふっ・・・・っ」

一瞬、強い圧迫感を感じたヘリだったが、侵入してきたイヌがすぐに自分の中でなじんでいくのが分かった。

それが、イヌにも悟られたらしく

「…へえ。いつもより『イイ』な。やっぱり随分感じてた?」

腰を進めながら、イヌが嬉しそうな声で、嘲るようにヘリに言った。

「か、感じてないわよ」

ヘリは、イヌの嘲笑と、すぐに気持ちよくなってきた自分の体から気をそらせようと目をギュッと閉じたまま、そう答えた。

そんなヘリに、イヌはフッと口の端で笑うと
「…どこまでも素直じゃないな。君は」

そう言って、ベッドの端に落ちていた、先ほどヘリの両手首をしばっていたネクタイを拾い上げた。

そして、それを伸ばすと、ヘリの頭を持ち上げてその下にひき、ヘリの両目を隠すように巻きつけ結びつけた。

「――― !!」

ネクタイで目隠しをされた事にきづいたヘリは、あせったように目を覆っているネクタイを手でむしり取ろうとした。…だが、すぐにその両手をイヌの手で頭上に押さえつけられた。

「やだ!!今度は何をする気なの!?」

真っ暗闇の中、密着してつながっているイヌの体の熱と、その息づかいだけを感じて、
ヘリは、とても不安な気持ちになって悲痛な声をあげた。

すると、耳元に、熱い吐息がかかった。
ほとんど耳にふれそうな距離にイヌが唇をよせているのがヘリには分かった。

低く響くイヌの声。

「…両手を解放したら、僕の自由にしていいんだろう?」

「くっ…」

やはり、罠にはめられたのだと、ヘリは今さらながら自分のうかつさに気づいた。

「…真っ暗で怖いわ」

ヘリは、おびえたように言った。

…ひどい男だけど、自分が心底嫌がっていることや、困ることはしないはず。
きっと優しくしてくれる。それを信じていたヘリだった。

だが、イヌは、ヘリの目隠しのネクタイをはずそうともせず、
ヘリの体を抱く行為を続けていた。

「大丈夫。僕はここにいる」
…君のすぐ側に。

「体で感じていろ。ヘリ」
僕の、君を抱いている腕も、重なっている体も、つながっている熱も。

イヌの冷たい言葉に、ヘリは、失望感より、不思議と体がますます熱くなっていくことに、戸惑いを感じていた。

そして、

一定のリズムで繰り返す、自分の体に突き上げられるイヌの激しく執拗な動きに、
ヘリは、次第に、一度目の快楽の波が来ることを知った。


「…ふ…っ…あっ…あぁっ…」


こらえていても、唇から洩れてしまう喘ぎ声を、ヘリは、頭の隅の理性で抑えようとしたが、そんな希薄な意識は、すぐそこまできていた爆発的な快感の前ではほとんど歯止めにもならなかった。

「い…やっ…っ…やぁ――‐‐っつ」

ヘリの愛らしい唇から、快楽の頂点に達した艶めかしい叫びがあがると、
イヌはその唇を自分の唇でふさいだ。


「~~~っんんっ・・・・」

イヌに深く口づけられながらも、ヘリは、強い快感の余韻に体を小さく震わせ、
荒い息を整えるように肩で息をしていた。

「…気持ち良かった?」

イヌがヘリに囁くように聞いた。

「・・・・・・」

これだけはっきりと体で意思表示をしておいて、噓はつけない。
ヘリは、観念したように、微かにうなずいた。

そんなヘリの態度に、イヌの満足そうな声が聞こえた。

「素直になったな。…いい子だ」
…ご褒美にもっと気持ちよくしてあげるよ。

見下したような、でも、暗闇の中で響くイヌのその低く甘い声に、ヘリは、コクリと息を飲んだ。

イったばかりの体の中心がもうあつく熱を帯びてきていた。

…アルコールのせい?
それとも、こんな風に目隠しされて興奮しているから?


ヘリは、イヌの手で体を傾けられると、体位を変えられ、再びイヌを迎え入れた。

うつ伏せの状態のまま、シーツを握りしめているヘリは、
あいかわらずネクタイで目隠しされたままイヌに抱かれていた。

ただでさえ、イヌの顔が見えないこの体位をヘリは正直あまり好きでは無かったが、
今は目隠しをされているせいか、意識がイヌとつながっている体の中心部にだけ向けられて、
それが余計ヘリの気分を高揚させていた。

いつもは感じすぎて痛みすら覚える抱かれ方に、今夜のヘリの体は、貪欲にその快感を求めているようだった。


「ぁっ…」

ヘリが短い声をもらして、ビクリっと背中を逸らせた。

…やだ。さっきイッたばかりなのに。

そんなことを、うっすらと意識の端で考えながら、ヘリは、すぐに快楽の波をうけいれようとした。

「ふっ…くっ…あぁっ…!!」

ヘリは体をのけぞらせ、叫ぶと、シーツを握りしめていた手にさらに力をこめて、
二度目の快感の放流に身を任せた。

そんなヘリを、どこか冷静な目で見降ろしながら、イヌは動きを止めようとはしなかった。

…はあ、はあ…。

ビクビクと体を震わせながら、ヘリは、ガクリと力つきたようにシーツの上に上半身を伏せて、荒い息を吐いていた。

「ヘリ」

背後のイヌの声が、ヘリの朦朧とする意識をつないだ。

「まだ、終わってないぞ」

「~~~~~」

ヘリは、見えないイヌの姿に目を凝らすように、後ろを振り返ろうとした。


「…ネクタイとってもいい?」

ヘリがイヌに聞いた。

「どうして?」イヌのつとめて冷静な声。

「あなたの顔が見たいの」

今、イヌがどんな顔で、どんな表情で自分を見ているのか知りたい。

そう言ったヘリの言葉に、イヌが、フッと小さく笑った気配がした。

そして、ヘリは、背中にイヌがのしかかってきて、体を密着させながら、
自分の耳元に顔を寄せたのが分かった。

「もう少しこのまま楽しんだら?」
耳に囁かれる誘惑のような甘い声。
…気持ちいいだろ?

…気持ちいいけど。
「…楽しくない」ヘリの正直な感想だった。

体は敏感になっていて、すぐに快楽に上り詰めるほど興奮しきっているけど、
心はどこか寂しさを感じ始めていた。

イヌの体を感じているのに、姿が見えないことがヘリを不安にさせていた。

「へえ…」イヌが少し考えこんだように間をあけた。

そして、どこか侮蔑するような口ぶりで、ヘリの耳に囁いた。

「…違う男に抱かれている気分になってみたら?」
そうしたら、もっと興奮するんじゃないか?

「!」

イヌの言葉に、ヘリの高揚した気分も快楽の余韻で力の抜けた体も、
冷水を浴びせられたように、一瞬で素に戻った。

「イヌ…」

ヘリの、ガラリと変わった声のトーンにイヌは目を細めた。

「…本気で言ってる?」

呆れよりも、怒りよりも、胸を締め付けるような虚しさがヘリを襲っていた。

「本気で私に、自分以外の誰か別の男に抱かれている気分でいろって、そう思ってる?」

静かに言いながら、ヘリの目から涙があふれてきて、目隠しされているネクタイの隙間からこぼれおちた。
その滴に、イヌがハッとなったような気配がした。

両手をしばられたり、目隠しされたりして、体の自由を奪われても、
抱いているのがイヌだと分かっているから、安心して体を任せ快感に身を投じることも出来た。
なのに、空想の中にせよ、その恋人のイヌから『違う男』を思い浮かべてみれば?という提案をされたことに、ヘリは、本気で悲しくなってきた。

「・・・・・・」

ヘリの頭に手がおかれて、そっと目隠しのネクタイがはずされた。

ヘリは、涙で濡れた瞳をイヌの方に向けた。

ぼやけた視界の中で、困惑した表情で自分を見つめているイヌの姿を発見した。

やっと、イヌの顔が見られたという安堵感と、自分がこんな事で泣いている、という気恥かしさでヘリは、ますます涙をあふれさせた。

そんなヘリの頬に手をおいたイヌは、そっとヘリの頬をつたう涙をぬぐった。
そして、顔をちかづけると、ヘリを見つめた。

「…ごめん」

「……」

「ごめんな」

イヌがもう一度ヘリに言って、本気で申し訳なさそうな顔で眉をひそめていた。

…こんな風に泣かせるつもりはなかった。
正直、確かに、ヘリの言葉で嫉妬していた自分がいた。
その腹いせだと言われても否定できない。
それに、そんな自分の嫉妬した表情をヘリに見せたくなかった。
そして、頭では分かっているのに、君の口から
あの男を思い出すような発言を聞くと、あの頃の苦い気持ちが蘇ってきて、僕は冷静ではいられなくなる。
そんな風に思う自分が実はどれほどちっぽけな男なのか、君に知られたくなかった。

「ごめん」
イヌが、ヘリの頬に顔を近づけ、そこにつたう滴を唇でそっとすくいとった。

「…本気で思っちゃいない。君が他の男に抱かれるなんて、空想でも想像して欲しくない。…これっぽっちも」
そこは謝るから許してくれるか?

イヌの本気の謝罪に、ヘリは、コクリとうなずいた。

…ああ、イヌだわ…。ヘリは安堵して、そして、ニコリとイヌに微笑んで見せた。

「ええ。許してあげる…私も…」

ヘリは、そう言った後、気まずそうに節目がちになって続けた。

「ごめんね。…イヌが見返りを期待しないで、今まで私にいっぱいしてくれたこと分かっているのに」…あんなひどい事を言って。

ヘリの言葉に、イヌがホッとしたように溜息をついて、うなずいた。
そして、ヘリの横に体を横たえて、ヘリの髪の毛を手で撫で始めた。

「…イヌ」

「ん?」

「…あの、あなたは、その…まだイってないでしょ?」
恥ずかしそうに、イヌを気遣うヘリにイヌが微笑んだ。

「いいよ」

「…だめよ」

ヘリは、体を少し起こすと、枕元に伸びていたネクタイを手にとった。

「ヘリ?」

「今度は、私の番」

そう言って、驚いたように見開いているイヌの目にネクタイを巻きつけて結びつけた。
そして・・・

「…気持ち良くしてあげる」

そう、イヌの耳元でヘリは甘い声で囁いてみせた。

無言のまま身動きしないイヌを確認して、
ヘリは、フッといたずらっぽく笑うと、イヌの体の上にのって、その唇を自分の唇でふさいだ。

イヌの喉仏が微かに上下するのを、視界の端でとらえながら、ヘリは、ネクタイで目隠しされているイヌの顔を両手ではさんで、さらに深い口づけを続けた。

そして、唇を離すと、もう一度イヌの耳元に唇を寄せて囁いた。

「…私たちの100日記念日のお祝いよ」

ヘリの言葉に目隠しをされたまま、イヌの口元がほころぶのを、ヘリは嬉しそうに見つめた。
そして、イヌの体を愛撫する行為に没頭していった。

・・・・・・その夜。

ヘリとイヌは、何度も愛し合い、ヘリの手足が疲労でほとんど動かなくなるまで、体を重ねる行為をやめなかった。

ぐったりとベッドのシーツに体をしずめたヘリに、
イヌは、冷蔵庫から出したペットボトルの冷水を口に含むと、口うつしでヘリに水を飲ませた。

コクンと水を飲みほしたヘリは、ぼんやりと、ベッドの上に散乱していた自分のしわくちゃになった服を見つめた。

「…責任とってクリーニングお願いね」

「了解した」

イヌは苦笑してヘリの服を持ち上げた。

ヘリは、ふと気づいて、あわてて、上半身を起こした。
「あ、待って。服についているブローチははずしてくれる?」

「ん?」
イヌが、ヘリの上着の胸につけられたブローチに目を止めた。

以前、イヌがヘリにあげた王冠の形のブローチだった。

「ああ」イヌが、それに気づいて、微笑するとブローチをヘリの服からはずして、しげしげと眺めた。

「幸運のお守りになったか?」

そう聞くイヌに、ヘリが肩をすくめてみせた。

「ご覧の通りよ」

イヌが笑った。
そして、ブローチをベッド脇のサイドテーブルの上に置くと、
ヘリの側に体を横たえ、そっとヘリを手で引き寄せて、満足そうにその体を腕で包みこみ抱きしめた。

そして、サイドボードに置かれた時計にチラリと目をやった。
時計の針は、とっくに日付変更線をこえていた。

つきあって100日をこえたヘリとイヌは、お互いの体のぬくもりを感じながら
二人一緒にこうしていることの幸福感にうっとりと陶酔していた。

「…愛してる」ヘリが言った。

「僕もだ」イヌが答えた。

「愛しているよ。ヘリ」

…まだ『今日』は二人の休日で、ずっと一緒にいられる。
イヌとヘリは、ひとまずの体の休息をとるために、同時に目を閉じた。

そして、



…これは後日談になるのだが、

すっかり、100日記念日の夜の『プレイ』に味をしめたイヌが、
嬉々として、ヘリに誘いを持ちかけていた。

「…あれは100日記念日のイベントだから」
そう、そっけなく言うヘリに、

「僕たちが『本当に恋人になった』100日はまだきてないぞ」とイヌが
ニヤリと笑って言って、ヘリを唖然とさせたのは、

この100日記念日からそう遠くない未来の出来事。



(100日記念日終わり)


この「100日記念日」の話を書いた4話までの時は、
まさかネクタイがこんな風に使われるとは
書いていた私自身も全く想像がつきませんでした。。。

本当に指輪の魔力のせいなのか、
でも、「ロード・オブ・ザ・リング」(指輪物語)じゃなくて、
「ロード・オブ・ザ・ネクタイ」な感じになっちゃいました(爆)

ヘリが、イヌに「100日記念日のお祝いよ」と言って、してあげたこと。
「初めての夜」、「優等生」、から、この「100日記念日」の間で、ヘリがどれだけ『成長』したのか~を書こうとしたら、本当にパスワード制にしないと駄目かもしれません(汗)
そんな話を書くことより、なんとか公開出来る話にもっていこうと露骨な表現を避けたり、
ソフトな言い方に編集作業する方に実は時間かかってたりします。
書くこと自体は嫌いじゃないんですけど(笑)
いつか「優等生2」とかで書いてみようと思ってます♪あくまで過激になりすぎないように。

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テーマ:二次創作:小説 - ジャンル:小説・文学

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