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韓国映画「デュエリスト」。

二次小説シリーズとして最初に更新するはずだった話が未公開になっています。

そのため、二次的妄想を補足説明します。

このブログの「デュエリスト」記事のカテゴリは、こちら。

唯一、ブログにアップした、デュエリスト二次小説「守願銭」。

ナムスンがでてこない(汗)
そして、これは、ガラケー携帯で書いた二次小説。
第二子を出産した後に入院中もコツコツ書いていて、看護師さんに「休みなさい」と言われた記憶(笑)


映画「デュエリスト」のラストで「なくなった」設定のはずの暗殺者「悲しい目」。

二次小説は「悲しい目」が、実は生きていた。という設定でした。
この経緯を書いた二次小説が未公開の『春待花』。

他にも短編のプロットがいくつか。
さらに、「現代に転生した二人」というパラレル設定プロットもあった、みつば二次小説。

(以下、みつばの二次的妄想設定)

※映画のネタバレも含むので、未視聴で、今後、見ようと思っているかたはご注意ください。

暗殺者「悲しい目」は、捕盗庁に捕えられた後、国の秘密機関の任務につく代わりとして、恩赦を与えられる取引をしました。

二次小説「守願銭」の中で、「悲しい目」は、「シビル」という名で、アン刑事に呼ばれています。

この「シビル」は韓国語で、「십일」(シビル)、数字の11という意味。

「悲しい目」は、朝廷秘密機関で、11番目の特務工作員になったということです。

しかし、本来の名を捨てても、以前と同じような仕事をさせられ、生きることになった「悲しい目」に、ナムスンが「ハヌル」「하늘」(空という意味)という、新しい名をつけます。

それで、「悲しい目」は、ナムスンには、「ハヌル」と呼ばれている。・・・という、二次的妄想設定。


そして、すでにアップしている「守願銭」より、先に書いて保存していた短編話が、「睦言」となります。

タイトルから分かるように、二次小説は、大人話風。
おもいっきり、ただ、若い恋人たちが、イチャついているだけのピロートーク話です。

(シリーズ話の時間軸より、とにかくラブシーンが書きたい気持ちが先走るのは、昔も今も変わらないみつば(笑))

表現控えめだから、「裏箱」じゃなくても、大丈夫かな?

キャラクターや、映画の内容を知らない方も。
ご興味のある方は、お読みください。






睦言




―――閨中。

「ナムスン」

「…な、なんだよ」


ほとんど余裕を無くして、荒く、甘い吐息だけを必死に吐いていたナムスンの耳元にハヌルは唇をよせていた。

そして、低く、囁かされる声。

「可愛いよ」

「!」

…この男~~~!

普段、滅多に余計な口を利かず、無口な男のくせに。

二人っきりでこうなる時はいつもは絶対言わないような事を、聞かないような口調で、
話してくる。

しかも、ただでさえ、余裕のない状況に、この言葉。

これ以上、私の体をどうしようっていうんだ。この男は。

「う、うるさい」

目を閉じて、気にしてないそぶりで言おうとしても、口を開いて出たナムスンの声が上ずっている。

ハヌルが楽しそうに、うっすらと笑う気配がした。
そして、さらに耳元に熱い吐息がかかる。

「すごく可愛い」

「~~~っ。…普段、すかした面してるくせに、どこからそんな言葉が出てくるんだよ?」

「顔は関係ない」

悔し紛れに言ったナムスンの言葉にもハヌルは、しれっと答えた。


「…ナムスン。僕にもっと、その可愛い声を聞かせて」

…こいつ。面白がってる。

ナムスンは、心の中で歯ぎしりした。

完全に主導権を握って、上位にたっているような愉悦に満ちた表情が、なんとも憎らしい。

優雅で、見惚れるほど整った美しい顔で、
低く、なめらかな声で、そんな事を言いながら、
逞しい肉体で、私の背中を布団におさえつけて激しく抱く行為をゆるめようとしない。

たしか、いたな。そういう生き物。

水面上では優美で、水面下では激しく動いているやつ。

…こいつは白鳥か?

そんな間抜けな事をとっさに心に浮かべた自分にナムスンは恥ずかしくなって唇をかみしめた。

「聞かせないっ。」

「どうして?」

「もったいないっ」

「減るものじゃない」

「減るっ」

そう、自分の中のプライドと理性がなくなってしまう。

こんな所を、こんな事をしていても、こいつにそんな自分を見せたくない。

ただの意地っ張りだと分かっているけど。

「ただでとは言わないよ」

そう、ハヌルの不吉に聞こえる言葉にナムスンは、ビクリっと体をこわばらせた。

ハヌルの片手がナムスンの両手首を握り、頭上で強く押さえつけた。

「なっっ!!」

とっさに、反抗しようとしたナムスンだったが、ハヌルの力にビクともしない。

「ハヌル!!」

「抵抗しないで。ナムスン」

まるで、魔術の呪文のように囁かれるハヌルの声。

「君を気持ちよくしたいだけなんだ」

「ふっ!・・・あっ」

ハヌルはもう片方の手でナムスンの両足を曲げさせると、体重をかけるように、
ナムスンの体に自身の体を深く埋め込んでいた。

痛いと思うほど、感じすぎてしまう。

「はっ…っ…やっ!…やめろよっ」

嫌々をするように、頭を横にふり、サムスンは涙目になった。

「…気持ちよくない?」

「良くないっ。痛いっ。奥までいれすぎっ」

「しぐさは可愛いのに」

ナムスンの素直なありのままの心の声に
ハヌルがわざとらしく溜息をついて苦笑した。

「言葉は相変わらずだね」

…そこも、また可愛いけど。

「可愛い事なんて言えるかっ。ばかっ。そういうの期待したいんなら、
花街の女でも抱いてろっ」

「…本気で言ってる?」

ナムスンを見つめるハヌルの目が細くすぼめられた。

僕にほかの女を抱け、なんて。

…うっ。

体の動きをとめて。

自分を見つめる。怒気を含んだような、でも、心底悲しげなハヌルの目に
ナムスンは一瞬言葉につまった。

「本気なわけなんだろ。ばかっ。本気にするなよ。お前が、変な事ばっかり言うから、こっちも、心にもない事を言っちゃっただけだろ」

あわててナムスンは言い訳を始めた。

ハヌルの悲しげな目には弱い…。

「いいか?本気にするなよ?花街で他の女を抱いたりなんかしたら、ぶっ殺すからな。分かったか?」

なんとも物騒な言葉で、でも顔を真っ赤にして、必死でいきまく、体の下の愛しい女。

どんなに言葉や態度が乱暴でも、どこまでも、言う事もやる事も可愛い過ぎる。

そんな事をまた口に出せば、この愛しい女は又、照れ隠しに悪鬼雑言を自分に並べ立てるだろう。

ハヌルは、返事のかわりに、微笑むと、
ナムスンにこれ以上心無いことを言わせないためにも唇を己のそれで塞いだ。


―――なにもかも、愛しい。

ふだん、茶母として、男装をし、男まさりな言葉で話しているくせに。

こうして二人きりで過ごす時間で、自分を見つめる瞳の色は、優しく甘い。

どこまでも可愛い女。

こうなる時、饒舌になる自分とは逆に、ナムスンは信じられないくらい無口になる。

聞いていると、体の内側が熱くぞくぞくするような、喘ぎ声以外は。

艶やかで、妖しく、男を掻き立てる女の声。
そして、うっとり見惚れるほど、美しい女の顔のナムスン。

こんなナムスンを知っているのは僕だけだ。
―――僕だけのものだ。


ハヌルはそんな自己満足に陶酔した自分の想いに、自嘲した。

「僕が好き?」

「お前の余裕たっぷりなところは、嫌いだ。
でも、それ以外は悪くない」

喘ぎながら、悔しそうに答えるナムスンに、ハヌルは嬉しそうに笑った。

「好きだよ」

ハヌルが低く囁く声に、ナムスンは、またも赤面した。

これ以上、赤くなれば、熟れたザクロのように割れてしまいそうだ。

くすっと微笑したハヌルにナムスンは、「からかうな」と怒った。

そして、ハヌルの背にまわしていた手を拳にして振り降ろすと、その背中をポカポカと殴った。

「離せよ。からかうなら、もうやめる」

「離さない」

ハヌルが言った。

「僕は、いつも本気で言ってる」

君に嘘は言わない。

「……じゃあ、離れるなよ」

手をおろしたナムスンが、低い声で言った。

「いいか? もう、私から離れるな」

「うん」

「絶対だからな。危険な任務につこうが。
どこの僻地に行かされようが。
かならず、戻ってくるって。約束だからな」

「わかった」

ハヌルが素直に頷いた。

「それと・・・・・」

「ん?」

「…さっきの。もう1回言って」

「どれ?」

「その……、好きってやつ」

赤面したまま、上目遣いでもじもじと言うナムスンの可愛さは、ハヌルの中で限界値をこえた。

「ごめん、ナムスン」

「え?」

「もう、我慢できないから、それは終わった後」

「ん? え? あ…?」


きょとんとしたナムスンに、ハヌルは、もう睦言を紡がなかった。

そして、ナムスンの口からも言わせなかった。


「あ…っ! ハヌル」

動きを再開させたハヌルの下で、ナムスンが嬌声をあげた。


これからの僕たちには、睦言を交わす時間がたっぷりある。

だから、今は。

―――君だけの声を聞かせて。ナムスン。




(終わり)


(二次小説「睦言」 「蔵」最終保存日、2012年 4月18日)




【あとがき】

あら。初々しい。
二次小説の二人も、みつばの文体も(汗)

誰視点で書いた二次小説?
ナムスンと「悲しい目」の視点が混ざっています。

「蔵」に眠らせていたんじゃなくて、小説として完成度が低くて、本気で「ボツ」作品にして隠していただけかも(苦笑)

一周まわって、自分で読み返すと逆に新鮮な二次創作物でした。

「悲しい目」って、クールに見えて、しれっと言ったり、やったりする、むっつりなんとかキャラに、みつばには、見えていました。←いつものごとく、妄想脳が勝手に変換しただけ。


「デュエリスト」

キスも抱擁も無い恋愛映画。
むしろ、会うたびに、決闘(デュエル)している二人。
それなのに、互いを特別に感じている視線と剣が交差するシーンを見るたびにゾクゾクします。

そして、切ない(涙)

映像を何度見ても、萌えるCP。
みつばは、何年たっても、やっぱり「デュエリスト」が好きです。

そして、妄想の中で「悲しい目」を生かし、ナムスンと幸せな物語を夢見る、みつばです。

「デュエリスト」二次小説読んでくださった方、ありがとうございました。

(現在、拍手コメント、メッセージ機能を停止しています。
コメント記入についての説明は、こちらから。(2022年6月20日までは、期間限定で、コメント欄内でお返事しています)詳しくは、「お知らせ」をご覧ください。



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コメントで「デュエリスト」の二次小説希望された方、ありがとうございます♪

二次小説、「春待花」(未公開)(もしかしたら、数年前の雑記では「春待草」って予告出していたかもしれません)。

二次小説のあらすじだけ紹介しておこう。という気持ちだったのですが、デュエリスト、いいよね♪カンドンウォンさん、かっこいいよね♪っていう同じ想いをわかちあえる方がいるという事を知れて、やっぱりアップしておこうかなってなりました。←単純なのです(笑)

以前は、ブログの左帯に、映画「デュエリスト」DVD紹介のリンクを貼っていたのですが、このブログ機能のサービス終了にともなって消えてしまったので、こちらで貼り直しました。




(デラックス版)



デラックス版ではカットされたシーン。
妄想につなげられるラストシーンも加わっている。

(コレクターBOX版)


みつばがブログで書いた「コレクター版」のあらすじ記事はこちら。
「韓国映画「DUELIST」あらすじ【イラストつき】」


ちなみに、みつばが見たカンドンウォンさん出演作品

「1%の奇跡」


…カンドンウォンさんのスーツ姿♪ヒロインさん可愛かった♪

「オオカミの誘惑」



これは「小説」が原作です。みつばは日本語訳の小説も読みました。

↓「オオカミの誘惑」原作。





映画では、切なすぎるやろ~(涙)なラストでしたが、小説版では救いのおまけ話があるハッピーエンドでした。



(以下、原作ネタバレです)ちょっと辛口感想。


おまけ話のラストネタバレを書いてしまうと、現世では結ばれなかった男女が、生まれ変わって、晴れて恋人になれたってオチだったのです。

うーん・・・・・・。いや、続編としてなら。
または、二次小説なら、そのパターンもありなのですけど。

現世では、どうしても禁断の恋という障害があるので、仕方ないのかもしれないにしても。

本編で、さらっとそんなラストになるなら、本編中に何とか結ばれて欲しかった。
そして、そんな結末なら、もう一人の彼氏の立場はいったい…。

そんな事を思ってしまった切ないラブストーリーでした。



今後、みつばが見たいカンドンウォンさん出演作品。

「隠された時間」



…これも切なそう…。

「超能力者」



日本でもリメイクされたものかな?
カンドンウォンさんのアクションシーン。そして、演技に引き込まれそう!!

他にも「チョンウチ」とか。
カンドンウォンさんの古装姿が再び見られるファンタジーアクションものも気にはなっていました。


「デュエリスト」は、「陳情令」ファンでもある方からのリクエストということもあるので、今は「陳情令」二次創作活動を優先させていただきます♪

でも、何年たっても、「デュエリスト」萌えは健在♪。

「みつばのたまて箱」→「公式では別れたCPを幸せにしよう♪妄想ブログ」(笑)の本領発揮で、10年書きたかった二次的妄想の物語を完成させたいです。


(追伸)

ブログの読者さんの中には、「陳情令」&「検事プリンセス」ファンの方。
「陳情令」&「キング~Two Heart」ファンの方も、いらしてます。(頂いたコメントを読むかぎりは)

作成していたプロットやネタを全部二次小説に起こして更新できる時間は無いと思われるので、基本、何をブログに残すのかはお任せでお願いします。

まずは「陳情令」二次小説シリーズ完結達成目指します。

「逢月撤灯」。今月中には完成予定。
小説の構成頑張れ!みつばの左脳。←みつばの右脳、その後に更新予定の裏箱話の創作にいっちゃいました(苦笑)


ブログへのご訪問。記事への拍手。二次創作への感想、コメントを送ってくださった方、ありがとうございます。
萌え仲間さんがいる、このブログにくると、みつばは、1日の疲労が和らぎます。

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韓国映画「デュエリスト」みつばの二次小説。

携帯更新

(注意)

この二次小説は、韓国映画「デュエリスト」のラスト後を、みつばが勝手に妄想した話です。

映画を見ていない方、これからDVDで見る方はネタばれもありますのでご注意下さい。

---
守願銭
---

曇天の下、薄暗い森の獣道を、二人の男が歩いていた。

一人は、一見気のよさげな惚けた顔に、柔和な目を鋭く光らせた中年男。

もう一人は、一見女と見紛う程美しい顔に、感情を凍らせたような目をした若い男だった。

男達は、最近都を荒らしている盗賊団の捜査を命じられた捕盗庁の者だった。

とはいえ、二人の間の張り詰めた空気は今にも荒れそうな空模様に似ていた。

やや勾配になった茂みをかくように無言で歩き続けていた二人だったが、ふと、先頭を歩いていた中年男が、立ち止まった。

そして、腰をかがめると何かに気付いたように、足元の草むらを手でなでつけた。

その間、後ろを歩いていた若い男は静かに、立ち止まっていた。

やがて、中年男は顔を上げ、注意深げに周囲を見回した後、後方の若い男を見やった。

「どうやら『あたり』だ。ここが奴らのアジトにつながる道になっているようだ」

…お前も確かめてみろ。

中年男の言葉に、若い男は瞬き一つせずに頷いた。

若い男も腰を落として、周囲に目を走らせた後、中年男に向き直った。

「折れた草の様子から足跡はまだ新しい。数刻前にここを通ったのでしょう」

所見は同じ。
ならば、考えた事も同じだろう。

そう思いながらも、中年男はあえて、口を開いた。

場数も踏み、相当の手練れだと分かっていても、若い男には不安要素があった。

長年組んだ気心の知れた相棒のようにはいかない。

「まだ、近くにいるかもしれん。または、もう感づかれているころか。この先は罠にも気を配れ」

若い男が、また微かに頷いた。

危険が迫っている予兆を見ても、感情を見せない若い男。
その顔をじっと見つめた後、中年男は背を向けてまた黙々と前を歩き始めた。

やがて、森を抜け、なだらかな山の中腹にさしかかると、二人の目の前に野原が現れた。

大きくひらけた天に広がる雲は、雨を内包して重く垂れ込め、遠くで微かな雷鳴さえ聞こえた。

「…ここでいいか」

一人ごとのように呟いた中年男を、若い男が不思議そうに見た。

「ここで腹ごしらえをしよう。この先、いろいろと荒れそうだからな。飯くらいゆっくり食っておこう。」

空を見上げながら、のんびりと語っていても、いろいろ荒れそうだと言っている通り、不穏な予感は外せない。

若い男は、従うように、また黙って頷いた。

二人は、やや離れた位置で草むらに腰を下ろした。

「一緒に食うか?」

中年男が懐から出した握り飯の入った包みを若い男に見せた。

「いえ」

若い男は、そう言って、自らも懐から出した包みを中年男に見せた。

…相変わらず、愛想の無い奴だ。

若い男を横目で見ながら、中年男…捕盗庁の刑事、アンは思った。

危険な任務の最中、愛想を振りまく必要は無く、誰しも神経を尖らせるだろうが。
でも、だからこそ、こうゆう時もう少しくだけた感じになった方が気も楽なんだがな。
…まぁ、俺が招いた状況だから仕方無いか。

アンは、握り飯を頬張って、あきらめの溜め息と一緒に飲み込んだ。

元々盗賊団のアジトの捜査は少人数精鋭部隊で行う予定だった。

今回の危険な任務に、凄腕のアン刑事が抜擢された理由は皆も納得する所だった。

問題は、アン刑事にこの美しい顔の若い男…かつて『悲しい目』と呼ばれた元刺客も随行する事だった。

『悲しい目』が、長官による謀反事件で生き残っていた事を知る人間は捕盗庁でも、ほんの一握りの上官だった。

今は捕盗庁の預かりの身となった元刺客『悲しい目』は、今は“シビル”という通り名で呼ばれていた。

その手腕を利用する為に生かす事をよしとした上官達でさえ、元刺客の改心など信じてはいなかった。

シビルの保証人をかって出たアンが、今回の任務にシビルを連れて行きたいと願い出た時も、上では賛否が分かたれた。

裏切り、逃亡する可能性があった。また、それだけの腕もある。

まだ“飼い慣らし”も不十分な要注意人物を野に放すには時期尚早では、と。

上官達の危惧は尤もだった。

しかし、最終的に、すべての責任をアン刑事が取るという密約で合意を得た今回の任務。

アン自身、『悲しい目』と呼ばれたかつての刺客のした事を忘れたわけでは無かった。

上司を直接手にかけられ、仲間達も間接的にだが、皆殺しにされた。

それでも、『悲しい目』の処刑を留めるよう、上官に恩情を求め、ともすれば、自らの命すら奪われかねない保証人になったのには、アンなりの理由があった。

それは、情けでも捕盗庁の為でもない。

アンが、脳裏にある娘の顔を思い浮かべた時、

ガリリ…。

微かに、金属のような物を噛み締めた音がシビルの口の中から響いた。

アンは、シビルに訝しげな目を向けた。

「どうした?」

「……」

ほんの少し眉をひそめた表情でシビルが口から何かを出して手にのせた。

それは1枚の古びた銭だった。

シビルの食べていた飯の中に入っていたのだろう。

不思議そうにまじまじと銭を見つめるシビルだったが、アンは、訳知り顔で「ああ」と言った。

「その飯はナムスンに渡されたか?」

「ええ」

シビルの、キョトンとした、珍しくあどけない表情に、アンは無意識に口元を緩めた。

「守願銭(しゅがんせん)か」

「守願銭?」

シビルは守願銭が何なのか知らないようだった。

おそらく、守願銭を仕込んだナムスンもその事を知らなかったのだろう。

アンはシビルに近づくと手の中の銭を指差した。

「その銭は、ナムスンがウッカリ入れたわけじゃない。悪戯をしたわけでも無い。
「守願銭」は戦地や敵地に赴く大切な者の飯の中に銭をこうして忍ばせておく御守りみたいなもんだ。
一般的には女が亭主や恋人にするまじないだがな。
ナムスンはお前にその銭と一緒に無事に自分の元に戻って来いって伝えてるんだ」

シビルに説明しながらも、アンは妙な気分になっていた。

腕はいっぱしでも男勝りな女刑事、ナムスン。

アン自ら長年鍛えた信頼出来る部下であり、じつの娘のように思う感情さえあった。

そんなナムスンが女として初めて意識した異性が、かつて敵対していたこの刺客の男。

今は“シビル”と呼ばれるこの男もまたナムスンによって大きく運命を変えていた。

宿命に翻弄され、無惨にも儚く散るはずだった若い男女の一途な想いにアンは少なからず感銘を受けていた。

『なぜ、僕を助けたのですか?』

長官の屋敷から隠密で身柄を保護した元刺客の男にそう問われたアンは、『生きていく方が地獄かもしれん』と答えていた。

それは、シビルにも分かっていた。

それでも、
生きさせたいとアンが思い、
生きたいと、シビルが願った理由は、「ナムスン」だったこと。

今、アンの目の前にいる男は、かつて『悲しい目』と恐れられた刺客でも、捕盗庁の首輪をつけられ影の存在となった“シビル”でも無かった。

愛しい女の想いに触れ、感情に揺れる瞳で守願銭を握りしめた、恋をしているただの若者。

そう見える事がなぜか嬉しく感じたアンだった。

「あいつが、こんな可愛い女みたいな事をするとはな」

ナムスンが、どんなに男勝りでも、中身は可愛い娘だという事を知っていたが、毒舌でも吐かねば、若い男女にあてられたこっちの方が照れくさくてかなわない。

そんなつもりでわざと鼻で笑ったアンに、シビルが言った。

「ナムスンは可愛い女性です」

「…お前、その真顔でよくそんな台詞が出てくるな」

美青年に美麗句。

あのナムスンが恋に落ちるわけだ。

アンの、半ば呆れ、半ば感心した顔に、シビルが柔らかい微笑を浮かべた。

ナムスンの守願銭が、アンとシビルの間の張り詰めていた空気を和らげたように見えた。

しかし、次の瞬間、シビルの動きが止まり、アンも鋭くした意識を外に向けた。

雷鳴に紛れた第三者の気配を二人は敏感に察知していた。

「…来たようだな」

アンの呟きにシビルが頷いた。

ここまで来るまでに、わざと敵に気づかれるように、動いて来た。

近くにいた盗賊団の偵察係が、二人に気づき狙い討ちにしようとやって来る事は作戦のうちだった。

それでも、

「数が予定よりちぃと多いな」

アンが舌打ちするほど予想外の人数の敵に囲まれていた。

情報が間違っていたか、それとも、情報が相手に漏れていたか…。

今はそんな事を考えるより、現状を打破せねば、血路は見いだせない。

アンは腰にさした短刀の柄に手を伸ばしながら、森の一角を睨みつけた。

シビルもまた、背中の剣に手を伸ばしながら身構え、反対側を見つめていた。

まだ姿を隠してはいるが、二人を襲撃しようとする者達の視線と殺意で、あたりは緊迫した雰囲気に包まれた。

「なぜ、この任務に僕を連れてきたのですか?」
シビルの突然の問いかけに、…この状況下でなぜ今それを聞く、とアンは苦笑した。

「…守願銭」

後ろを振り向かずにアンが言った。

「あいつの願いを叶えてやれ。その銭を持ってあいつに再会しろ。俺はあいつがメソメソ泣く所を見たくないからな」

…それが、お前の生きる決意をさせた理由ならば。

そして同じようにお前を想うあいつの為にも。

「お前は生きろ」

問いの答えではない。

しかし、アンの言葉は、激しくなった雷鳴にも消されずにシビルに届いた。

優勢を確信した敵は姿を隠さずに間合いを詰めてきた。

その敵から目を離さずに、シビルは「あなたも」と言った。

穏やかで落ち着いた声だった。

例え地獄でも、この世に止まる事を選択した男には怖い物など無いかのように。

「彼女はあなたを慕っている。あなたは彼女にとって師匠であり、父のような存在だ。彼女を悲しませるような無茶はしないで下さい」

…その命をかろうじて繋いでいるも同然の男に諭されるとはな。

アンが乾いた笑みを浮かべた。

長年一緒にいた自分より、もうナムスンを分かっているような顔も小憎らしいが。

そう答える男だと思ったから、ここに連れて来たんだ。
共に死線を乗り越えられる奴だと信じて。

「お互い、生きてあいつの元に戻るぞ」

アンの言葉に、シビルはもう頷くだけでは無かった。

口元に浮かべた笑みは、背中合わせのアンには見えなかったが、その意志は通じていた。

シビルは、手に持っていた守願銭を衣の帯の内側にそっと入れ込んだ。

…ナムスン。

『全部、残さず食って帰って来いよ』

まるでただの遠足にでも送り出すように、

任務に赴く前、シビルに飯の包みを差し出しながら、ぶっきらぼうに言い捨てたナムスン。

それでも、危険な任務だと分かっていて、何も言わず、守願銭に思いを託して、シビルの携帯飯を作っていたのだろう。

…君の元にこれを持って帰るよ。

瞼を閉じ、帯の上をそっと撫でた後、シビルは剣を抜いた。

再び開けた目は、もう『悲しい目』と称された物では無かった。

捕盗庁の重役が考えたような、隙を見て、アン刑事から離れ、逃げ出す意志は、シビルには無かった。

再び檻の中に戻る人生でも。

どんな名で呼ばれても、どこにこの身を縛られても。

愛しい人を想う己の心だけは、自分の物だ。

そして、その愛しい人の為に、自分の命を長らえさせてくれた男と共に彼女の元に帰るのだ。

かつての真名でなく、
『悲しい目』でも、『シビル』でもなく、

ナムスンがつけてくれた名の男として生きる為に。

そう決意した目で、

再び轟く雷鳴を合図に、一斉にかかってきた者達相手にシビルは、アンと共に白刃を閃かせ、足を踏み出した。


(終わり)

4コマ漫画「愛って」の背景にはこんな話が。
いや~、大半の読者さんがチンプンカンプンは覚悟(汗)

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現在視聴中の、韓国ドラマ「シークレット・ガーデン」。

ハ・ジウォンさんが出ているので、
見るたびに、やっぱり、DVD見直したくなってしまう。
韓国映画「デュエリスト」

シークレット・ガーデンで、アクションタレントという役柄だから、
時々、かっこいいハ・ジウォンさんのシーンがあって、
そんな場面があるたびに、カン・ドンウォンさん演じる暗殺者と
悲しくて美しいデュエルを繰り広げるハ・ジウォンさんのナムスンちゃんが見たくなる。

「デュエリスト」の二次小説。シリーズみたいに段階追って今は書けないなら、
短編でも、裏箱でも(汗)、書ける物書いちゃいたい。

もう何年も好きなのに。

イヌに出会う前から「悲しい目」君もナムスンも好きなのに。

…というわけで、↓せめてイラスト。
(最近、描くアングルが同じのばっかり・・・)


悲しい目とナムスン01


なにやってるのかな?二人(汗)
いちゃついてるけど。

ナムスンは、普段仕事(刑事)の時、胸にさらしをまいてるはず。

「悲しい目」君は無口で暗い印象だけど、映画の中でも結構したたかだったな~。
ナムスンを翻弄する魅惑的な年下男くん。


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韓国映画「デュエリスト」みつばの二次創作イラスト。


女刑事ナムスンと刺客の悲しい目。




ナムスンと


「シークレットガーデン」のライム役、ハ・ジウォンさんの
アクションシーンを見たら、「デュエリスト」のDVDを見直したくなった。


コメントレス的な話。

最近いらっしゃって、検事プリンセスの二次小説を読んで
コメントくださった方ありがとうございます!

ここしばらくは更新がゆっくりですが、
続けているので、また読みにきてくださいね。

最初の頃は、「私にHシーン書けるか分からない~」とか
言ってたのに。気づけば大人話多めな二次創作になってました(汗)
でも、イヌ×ヘリはあくまで純愛基盤です←心の中では。

「検事プリンセス」の二次小説もお待たせしてますが、
「デュエリスト」に至っては、なぜか突発的に書いた「キング」より
遅くて、始まってもいません。

読む方がいらっしゃらなくても、
「キング」同様、私の中で、妄想の中だけでも、好きな人物を
生かしておきたいので、映画の続きだけでも書いておきたいです。


私は元気です。
少々寝不足は続いていて、上の子供の行事等もあるので、
日常が慌ただしくなってますが、
空いた時間にゆるゆると検事プリンセスの小説書いたり、
イラスト描いたりしてます。

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韓国映画「デュエリスト」…今さら感想。

この映画、みつばは、コンプリート版のDVDを買うほど好きだったのだけど、
でも、完全版のこのDVDを何回見ても疑問に残るところがあったりします。

コンプリート版は、ファンにとってはすごく嬉しい豪華特典がいっぱいついていて、
インタビューやら、舞台裏の稽古のシーンやら、カット版もちゃんとついていて、
さらに、映像と一緒に出演者たちがコメントしている音声が副音声で入っているという♪

・・・「検事プリンセス」でも監督版(コンプリート版)の日本版は発売されないんでしょうかね?パク・シフさんの専門誌が出るのは素晴らしいんですけど、便乗して、「検事プリンセス」の完全版とか、イヌだけの写真集も出ませんかしらね。。。ぶつぶつ(笑)


…閑話休題


しかし、「デュエリスト」完全版、
みつばは、全部しっかりまだ見てなかったりします(汗)←こらこら。

なので、もしかすると、こういう細かい特典映像を見ると
謎も解明できるのかしら?って思うのですが、とりあえず、本編映像だけ見た謎を
今回ぼそぼそと勝手に語ります。


謎1。


暗殺者の「悲しい目」君は、女刑事ナムスンの事を
いつから女性だと気づいたのか?

初めて二人が会ったとき、ナムスンは潜入捜査で、女の恰好をしてます。

そこで、「悲しい目」と遭遇して、追っかけるのだけど、
…「悲しい目」をつけまわして、裏小路に入って
そこで、洗濯物(?)の湯樽につまづいて、「きゃあっ」と
派手に思いっきり中に尻餅ついちゃいます。

その姿を影で見て、剣を収める「悲しい目」だけど、
くすっと思わず笑ってしまっています。
その後日も、ナムスンの尾行は続いて、

少年風(?)に変装したナムスンは石畳の路地にはいった時、

「僕のことが好きでつけているの?」

と、とうとう、「悲しい目」に声をかけられます。

…綺麗な顔して言うよな。この男も~ってみつばはこの時思いました(笑)

それで、ばれちゃしょうがないって感じで、
剣を抜いて、「悲しい目」と決闘を始めるナムスン。

何人もの人を一瞬で、暗殺できる「悲しい目」だけど、
ナムスンは互角に戦います。

しかし、月明かりを背に切りかかってきた「悲しい目」の攻撃を
かわせず、服を少し切り裂かれてしまいます。

…この時、「悲しい目」の美しさに目がくらんだのか、
月明かりに目がくらんだのか分からないのだけど。


で、あわてて、剣を持ち直して、ナムスンは「悲しい目」に
向き合うのだけど、「悲しい目」が目を見開いて、固まったまま一向に動かない。

…?と

不思議になったナムスンは、
「悲しい目」が凝視している方…つまり自分の胸元を見下ろすと、
ちょうど切り裂かれた衣服から、胸を抑えていた、さらしも切られていて、
胸の膨らみが、ちょっぴり露わな状態に。


この時の「悲しい目」の目ったら!!

真ん丸になって、ナムスンの胸を凝視で固まってますよ。

胸元を大きく開いた服をきた大人の女性の恰好に
まっすぐな視線を送る思春期にはいったばかりの少年のように(笑)


これ、どう解釈したらいいんでしょう?←そこかいっ。

「悲しい目」は本当に、ナムスンの胸に純粋に釘づけになっていたのか、
それとも、ナムスンを女装した男だと思っていたのか。

後者だと、だから、固まるくらい…そして、ナムスンが
動揺して、胸元を隠す間に姿をくらますくらい驚いたのが分かるのですが。

前者の場合、

よっぽど、刺激的だったのかな?って(笑)

だって、「悲しい目」この後に続くシーンで、
実際に「紅灯街」(吉原みたいなところ)に行っちゃってますから。

どっちにしても、ナムスンちゃんの色っぽい姿に触発されて、
ムラムラしてしまったんじゃないの?って…当時のみつばは思ってました(今も思ってる)


謎っていうより、みつばの中の
「DUELIST」名場面の1つですね♪
会うたびに変装して、コロコロと印象を変えるナムスン。


「悲しい目」は、素知らぬふりをするけど、
その後もずっとつけまわすナムスンに気づいてます。

もう、女性だって事も意識してますから、
第一印象から、興味をひいたらしいナムスンに、「悲しい目」が
ますます惹かれている感じに♪もちろん、ナムスンの方もだけど。

まだコメディ色が強い前半なので、
このへんは、ほほえましく見られました。


いや~純愛っていいな~♪

…大人話も場面も好きだけど(笑)

…という、今回は「DUELIST」みつばの最初の謎を勝手に
解釈感想でした♪


コンプリート版は、少々値段が高いし、
デラックス版は、日本映画公開版ですが、
もし、見るならレンタルおすすめします♪←こらこら。
気になる方がいたら、このブログの左帯の「おすすめ♪」に
デュエリストのDVD紹介にとぶリンク画像があるので、
レビューや値段等見てみてください♪


カン・ドンウォンさん、ハ・ジウォンさん、アン・スンギさん
ファンの方は必見です♪(でも、そういう方はとっくに見てますよね)

「検事プリンセス」二次小説への拍手、拍手コメントありがとうございます!
「ILOVEYOU」は、実は私も結構気にいってたりします。
本編二次小説の未来話とはまた違いますが、イヌ×ヘリの子供とか、その後の展開も
書いてみたいな、と思ってます。

10月入るとまた何かと忙しい秋になりますが、
「試される絆」はその間に更新したい…そんな思いで書き直ししてます(涙)

また台風来てますね(汗)
こちらも直撃しそうです。皆様お気をつけて。




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韓国映画「DUELIST」(デュエリスト)の
みつばの二次創作、4コマ漫画、第二弾です。

読む時の注意点は「検事プリンセス」二次創作4コマ漫画と同様、
原作、キャラクター、二次小説のイメージを崩したくないという方は
スルーでお願いします。



愛って


   愛だな



どうして、「悲しい目」君が生きていて、
そして、アン刑事と一緒に任務(?)についていて、
弁当を共にしているのか…という疑問は今は置いといてください♪

いずれ、二次小説の中で明らかに♪(なる予定)


「悲しい目」君は味覚がおかしいわけじゃないですよ。
いい御屋敷で、それなりにいい物食べて暮らしていたと思うので。


イメージ的にナムスンも料理が得意な女性には見えないんですけど。
でも、意外と上手かな?
ただ、男のために弁当作ることなんて無かったんじゃないかと思って。

「愛」があれば何でもおいしい?(苦笑)


ところで、

「デュエリスト」好きの方にも来ていただけたみたいで、
とっても浮かれてます♪

映画で、それも、何年もたっているから、
どうかな~と思っていたのですが、
やっぱり好きなものは時間がたっても何年たっても
好きですよね♪たとえ、知名度が低いものでも。

でも、調子にのって、「スタートレック ヴォイジャー」の
チャコティ×セブンを始めたりしないので、ご安心を(笑)


「検事プリンセス」ファンの方もどうか心配しないでくださいね。
「デュエリスト」と「検事プリンセス」はみつばにとって、
ヘリでいうところの、ユン検事に対する気持ちとイヌに対する気持ちの違い
みたいなものですから。

好きなのと、好きになるのとは、違うから~。

…意味不明ですね(汗)




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こんにちは。

「みつばのたまて箱」にいつも来ていただいてありがとうございます♪

今のところ、ほぼ90パーセント以上「検事プリンセス」関連の記事や二次創作だった「みつばのたまて箱」ですが、予告通り(?)「DUELISTデュエリスト」もボチボチスタートしてます。

ただ、今のところ「デュエリスト」記事のアウェイ感がたまりません(笑)

そうですよね。このブログにいらしている方の大半は「検事プリンセス」ファンか、パク・シフさんファンの方ですよね。
パク・シフさんやキム・ソヨンさんの他のドラマならまだしも、
まったく違う俳優さんとキャラで、時代劇ものですから。

イチゴケーキを売りにしていた店で、いきなり「イチゴ大福」もはじめましたって言っても、誰も買いませんよね。。。ってこの例えはダメかも。甘党の私なら買うから(笑)

でも、どうしても書いておきたかったんですよ。
「DUELIST」のナムスンと悲しい目のその後。

「検事プリンセス」と似ている点は、「愛してはいけない人」というところ。

ただ検事プリンセスの場合は、わだかまりがあるのは親世代の方。ということで、
ロミオとジュリエットのような間柄。(王女の男もそうですね)

しかし、「DUELIST」の場合は、当人どうしが敵対しているということ。

「シュリ」とか「バジリスク」とかそういう関係。
そして、今あげた映画やアニメ(小説)のラストは、かなり悲愴(涙)
どちらかが、どちらかに殺されるという…。

「DUELIST」の場合もタイトルとおり何度も決闘するのだけど、
殺し合いというより、戦うたびに惹かれあってます。

それで、「DUELIST」の原作となった「茶母」のドラマ版「チェオクの剣」と
ストーリーやキャラを比較してみると・・・

「贋金造り」を元にした事件の設定は同じでも出てくるキャラやストーリーはかなり違う。

主人公のハ・ジウォンさんは同じだけど、
「チェオクの剣」では、美しさと強さとけなげさ等で全編シリアスなムード。
対して「DUELIST」は前半かなりコメディ。そして、ハ・ジウォンさんのキャラも「チェオクの剣」の時とまるで違う。

恋に関しても・・・

「DUELIST」は、刑事のナムスンと刺客の「悲しい目」が惹かれあう…という話だけど、
「チェオクの剣」は、身分違いで一緒に育って兄のように慕う役人の男と、そして、贋金造りに絡んでいる一味の頭領の男(じつは、主人公が幼い時に生き別れた実の兄)との間で想いが揺らめいたりして。

このですね…とくに、頭領の男といるとき、もちろん、見ている方は「お兄さん」だよ~ってわかってるのですが、敵で、さらに兄妹と知らずに惹かれあっている感じが、当時、みつばの中でかなり萌えっな感じで(笑)

しかし、ドラマ「チェオクの剣」は前も雑記で書いたのですが、ラストが…先ほどあげた
敵対する男女の愛の末路のように救いがなくて。

でも、みつばが「チェオクの剣」たぶん再放送しても見られない理由は、
ラストがどうとかではなくて、途中にですね、とっても痛いエピソードがあるんですよ。
脇役さんたちのほうで。ショックで悲しくて。
チェオクの剣の細かいあらすじを忘れてもこの悲しいシーンだけは頭にやきついてしまって、主人公たちだけでなく、他のキャラ達にも救いがないのは、見ていて辛かったです。

だからこそ、時代劇ものでも「王女の男」がああいうラストで、まだほっとしました。

「DUELIST」も最初見たときは、うわ~って思ったけど、
よく見ると、まだ妄想的に救いの余地あるんじゃない?とか考えてしまって、
たとえ、公式でどうあれ、妄想で、ナムスンと悲しい目を何とかできるなら、
してあげたいって思ったんですよね。

「DUELIST」にはまった当時は、出産したばかりで子育てに埋没してたから、漫画すら何年も描く余裕が無かったけど、落ち着いて創作ブログも立ち上げたし…そろそろって思ったら、また、こんなことに(汗)そういうジンクスでもできてるのかしらん。

あと、4コマ漫画とか感想だけしか、今のところアップしてないけど、
このブログ「みつばのたまて箱」のピンク色のテンプレートに見事に、合わない!(笑)

もともと、「検事プリンセス」のヘリのイメージカラーのピンクであり、
ラブコメ恋愛ものに合うシンプルで♪と考えて選んでいたテンプレートだけど、
「DUELIST」カラーでは無かったです。。。

「DUELIST」の二次創作ブログだったら、みつばの中のイメージは、あの雪の中の決闘や夜の決闘シーンや、「悲しい目」君の服の色なので、黒とか白とかグレーとか。

…アップするときだけテンプレート変えちゃう?(苦笑)

でも、最初はシリアス系だけど、みつばが書くものなので、
結局「DUELIST」もラブコメ基調になりそうです♪←「DUELIST」がラブコメって大丈夫かな。。

「イチゴケーキ」の横で「イチゴ大福」も味見していってよ!って必死になっている売り子さんのようですが、よかったら、内容知らなくてもチラ見していってください。
「DUELIST」♪

でも、あくまで「検事プリンセス」中心だから、安心して下さいね♪
みつばのイヌ×へり好きと、イヌLOVEは尋常じゃないので(笑)

作品への拍手や拍手コメントありがとうございます!
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韓国映画「DUELIST」(デュエリスト)の
みつばの二次創作、4コマ漫画、第一弾です。

読む時の注意点は「検事プリンセス」二次創作4コマ漫画と同様、
原作、キャラクター、二次小説のイメージを崩したくないという方は
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可愛い人



可愛い人



ようやく始動。

「DUELIST-デュエリスト-」二次創作。

女刑事ナムスンと元暗殺者「悲しい目」のラブスト―リ―。

第一弾は、4コマ漫画で。

…二次小説の方はシリアス路線スタートなので、
「検事プリンセス」のシリーズ新作「試される絆」等が落ち着いてから更新予定です。

みつば用語:予定→希望的観測


「悲しい目」君がどうして生きているの!?って、事は今は置いておいて・・・

4コマ漫画バージョンは、素直になれないツンデレ娘のナムスンちゃんと、
寡黙だけどキュートな「悲しい目」君のラブコメっていう感じです。

ナムスンは、凄腕のアン刑事が師匠なので、
かなり腕のたつ女刑事。凄腕の暗殺者「悲しい目」ともほぼ互角に戦えるほどです。
なので、そんじょそこらの男には負けない女性みたいです。

刑事達で、訓練をしていて、陰口をたたかれたナムスンちゃんをを慰める悲しい目君。
悲しい目君の「可愛い」はおせじではなくて、本心で言ってるんですけどね。

映画中でもナムスンが本名を明かした時も
「可愛い名前だね」(にっこり)とさらりと言って、ナムスンを撃沈させてました(笑)


韓国映画「デュエリスト」を見たことなくて、知らないという方。
念のために、ナムスンは、ハ・ジウォンさん演じる女性で、
「悲しい目」(二次小説では名前を出します)はカン・ドンウォンさん演じる男性です。

ハ・ジウォンさんも綺麗な方なんですけど、
この作品のカン・ドンウォンさんの美しさと可憐さの方が引き立ってます。

暗殺者という役なので、寡黙ぎみで表情もあまり出さない男という感じなのですが、だからこそ、ナムスンと触れ合っている時は感情豊かになるシーンが萌えっ(笑)

とくに、クスっと笑う場面。

あの笑顔がですね、とっても可愛いです!!
純真むくな少年少女みたいで。

ナムスンがドジをしたところを目撃した時とか、
ナムスンがドギマギあせっている所とかで見られるのですが、
ナムスンじゃないけど、抱きしめたくなるほど、
そして思わず殴りたくなるほど(笑)可愛い!!

好きな男とはいえ、やっぱり自分より可愛い男は悔しいかもしれない。

でも、そんな悲しい目君も「男」ですから!
映画でも、惚れぼれするような男らしさを発揮してます。
ナムスンちゃんとどんな大人話を書けるんだろう?ってワクワクします♪←これが創作はじめたい一番の理由?

イヌ×ヘリとは全くタイプの違う男女のカップルですが、(そして時代劇もの)
内容が全く分からない方も、暖かい目でみつばの「デュエリスト」カップルを見守って頂けると嬉しいです♪


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この前、また好きなアニメ映画がテレビで再放映していたのですが、
DVDのハードディスクで録画してあるのに、今度はテレビのハードディスクに録画してしまいました…という今日は雑記です。

おそらく、今後、また放送されたら、今度はリアルタイムでも見てしまうでしょう(笑)



「千と千尋の神隠し」



千と千尋の神隠し (通常版) [DVD]千と千尋の神隠し (通常版) [DVD]
(2002/07/19)
不明

商品詳細を見る




昔、友人に誘われて、前評判とかあらすじとか知らないで、
全然期待しないで映画館に見に行ったのですが、


どはまりしました。


妄想の中では、もちろん(?)ハク×千という感じだったのですが、
あの世界感とか、ストーリーとか、千が働く油やとか、田園風景とか、キャラクターとか。
とにかく、全部すごく好きでした。

とくに好きだったのは、

ハク様♪

最初の方、なんでしょう。あの、素敵なツンデレ少年はって(笑)

あまりにはまったのですが、自分で二次創作するという気は全くなく、
他の方々の素敵な二次創作のイラストや漫画や小説がいっぱいあったので、
それで大満足という感じでした♪

いずれも、ハクと千があの後、再会して恋をするという妄想話が多かったのですが、
どのパターンもいいな~♪と思いました。

私もいつかは二人に再会して欲しいな~と思いましたが、
本当に全く、二次創作するほど妄想してなかったです。

ただ、ですね。

ある日。

ハクが大人になったら、こんな人なんじゃないの!?っていう
人を見つけてしまって、再びハク熱が上がった時がありました。

それが、韓国映画「デュエリスト」でカン・ドンウォンさんが演じた
「悲しい目」です♪

初めてみた時に、

うわ~!!リアルハク様だ~♪…と、勝手に妄想。

←リアルハク様を見たい方はこのへんの「デュエリスト」の画像の男性を見て下さい。
でも、あくまで、みつばが勝手に言っているだけですよ(汗)

「デュエリスト」にはまった裏側にはこんな事情もあったわけで(苦笑)


パク・シフさんのタキシード姿に「リアルタキシード仮面様♪」と盛り上がっていたのに続いて、私って、隠れオタクみたいです。(全く隠れてない)



先日の検事プリンセス二次小説「トマト日和」の拍手、拍手コメントありがとうございます♪

パク・シフさんの「王女の男」始まったんですね。
…って、テレビではうちは見られないんです。もう話は知ってるんですけど。
イヌの時代劇バージョン♪←あいかわらず。


あと、じつは、前回の台風で、うちのトマトちゃんとトマトくんは、本当にああいうことになりまして(涙)
でも、写真のように、すくすくと育って、今はたわわに実をつけてます♪

近況報告。

現在、仕事は少し落ち着いて、私の体調も落ち着いているのですが、
子供が昨夜から熱を出して休んでいたりします。
以前より1日6時間も活動時間が少なくなっているのですが、
時間見つけて、二次創作活動はマイペースでやっていきたいです。
妄想は24時間無休ですしね♪



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