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中国ドラマ「陳情令」、みつばの二次小説「藍湛生日快乐」です。

二次小説を読む注意点、コメント記入、「陳情令」の他の二次小説も
「陳情令」二次小説INDEXページからお願いします。


「陳情令」の登場人物・名称紹介のページはこちらから(名称、説明、更新しました)

とくに初めてこのブログにいらした方は注意点を一読してから
二次小説をお読みください。

「陳情令」は現時点、日本語翻訳未公開のドラマです。
原作「魔道祖師(作者):墨香銅臭」、アニメ「魔道祖師」をご存じない方。
これから見る予定の方は、ネタバレがありますのでご注意ください。

二次小説はドラマ50話最終回後の話になります。
また、この小説にはBL(男同士の恋愛)描写があります。


※ 読み切り短編です。時系列だと、現在更新中のシリーズ話より後の話になります。

【注意】この小説には、BL大人向けの描写、表現が含まれます。
自分は精神的に大人だと思う方のみ、お読みください。




藍湛生日快乐



「含光君、誕生日おめでとう!!」

雲深不知処の姑蘇藍氏領内。

朝の時間。姑蘇藍氏一門の者たちがそれぞれの持ち場に行きかう中、聞こえた大声に、皆はぎょっとなって足を止めた。

声の発信源を見ると、「寒室」から藍曦臣と一緒に出てきた藍忘機に、出会いがしら朗らかな笑みを浮かべて揖礼する魏無羨の姿があった。

周囲の姑蘇藍氏一門だけでなく、祝いの言葉をかけられた藍忘機も「寒室」の前で固まった様子で魏無羨を凝視した。

たしかに、今日は藍忘機の誕生日ではあったのだが。

この姑蘇藍氏の施設内で大声を出すことは規則で禁じられていた。

そんな姑蘇藍氏の規則など、魏無羨には、ほとんど無いも同然だったが、
一門の有力者、しかも規則を作った者にとってはそうでは無かった。

魏無羨の大声は、「松風水月」の部屋にいる藍啓仁にも届いているかもしれない。

魏無羨は、満足気にへへっと笑うと、目的は達したとばかり、藍啓仁が血相を変えて駆け付けてくる前に、まるで移送符でも使ったかのように、素早くその場から逃走して行った。


この数刻前の早朝。
まだ眠っていた魏無羨を寝床に置いて、用事のあった藍忘機は「清室」を先に出ていた。

だから、目覚めた魏無羨と会ったのが誕生日では先ほどが初めてだった藍忘機なのだが。

後に残され、呆然と佇んだままの藍忘機に、その場にいた姑蘇藍氏の門下生たちが「仙督、お誕生日、おめでとうございます」と口々に言って、揖礼していった。

藍忘機の耳にかすかに赤みが差した。


「賑やかにお祝いをしていただいて良かったですね。忘機」

嫌味では無く、心からそう思って言っている兄に、藍忘機はますます耳を赤く染めた。

そして、黙したまま藍曦臣に揖礼すると、足早に自分の仕事場に向かった。

魏無羨は、今日は雲深不知処付近で闇狩りの視察に行く予定だと聞いていた。

『早く帰ってくるから。藍湛の誕生日。一緒に祝おうな』

そう前夜、清室の寝床の中で、
抱き合った熱が冷めやらぬ睦言で、魏無羨が藍忘機に言っていた。

「何か欲しいものはある?なんでも言ってくれ、藍湛。
でも、高価な物は後払いでいい?俺、今は手持ちの金が少なくて。あ、そんな顔で見ないでくれよ。酒を買いすぎたからじゃない。また弟子達に食事をおごってしまったから。ほら、その目。甘やかすなって言いたいんだろ?分かってる。分かってる。そんなに豪勢な物は食わせてないから。もちろん酒も。ああ、話が脱線した。つまりだ。買えるものだったら、藍湛は欲しいと思ったらすぐに手に入れられるくらい沢山金を持ってる。それに、各仙家からのお祝い品も山ほど届くかもしれない。じゃあ、俺のあげられる物は、金では買えない物ってことで考えて。何がいい?」

体を重ね合う行為の後、疲労困憊して、睡魔が襲っている時の魏無羨は逆にいつも饒舌になる。

それを知っている藍忘機は、ただ無言で魏無羨の話を聞きながら、
汗に濡れ、顔の前で乱れている魏無羨の長髪を手で優しく撫で整えていた。

藍忘機の予想していた通り、やがて魏無羨の瞼がトロンと下がってきた。
しゃべり続けていた魏無羨の声のトーンが小さくなり、次第に、発する言語が曖昧になってきた。

「…おやすみ。魏嬰」

魏無羨は藍忘機の答えどころか就寝の挨拶さえ耳にすることなく寝息を立て始めていた。


そんな、誕生日前夜。

まさか、朝から魏無羨がこんな驚きの行動を取ることまでは想定していなかった藍忘機だった。

幸い、松風水月から、叔父が飛び出してくるような事態にはならなかったが、
藍忘機にとって、ある意味初めて体験する誕生日となった。

しかし、夕方までは、仙督としての仕事と姑蘇藍氏の門下生の指導など。
藍忘機には、普段の日常と変わらない時が流れた。

そして、雲深不知処の門限の鐘が鳴るころ、藍忘機はいつもより早く「清室」に帰った。

「おかえり、藍湛」

そう言って、一足先に清室に帰っていた魏無羨がにこやかに藍忘機を迎えた。

「清室」の座卓の上に、綺麗に盛り付けされた祝い向けの料理が何皿も乗っていた。

「姑蘇藍氏の食堂の料理人が作ってくれた。本当は俺が料理を作ろうと思って行ったのだけど、俺が食堂の台所を使用すると香辛料をいっぱい使うから控えてくれって言われて。含光君の為の食事を作るって言ったら、なおさら、料理はやめてくださいって懇願までされた。
姑蘇藍氏の料理人達は俺が仙督に変な物でも食わせるって思ってるみたいだ」

鼻の頭を指でかきながらブツブツ言う魏無羨の少しむくれた表情が微笑ましくて、藍忘機は口元を綻ばせた。

「魏嬰、一緒に食べよう」

「うん。でも、その前に風呂を準備している」

魏無羨が言って、振り返った先に、湯をはった風呂桶があった。

「一緒に入ろう。藍湛。ああ、でも、イイことするのは、食事の後で。
今日は風呂では駄目だからな」

唇に指をあて、悪戯っぽく笑いながら、そう言う魏無羨の方が、その約束を守れるのか?と問いたかった藍忘機だった。


あまり広くない風呂桶の中に、長身の恋人たちが二人一緒に入り、何とか自制心を保つと、
風呂桶を壊さずに入浴をすませた。


その後、食事も済ませた二人は、いつもと変わらない夜と同じように過ごした。

折しも、ちらついてきた雪を、「清室」の中で眺めながら魏無羨は酒を飲み、
藍忘機は、その傍ら、琴で「忘羨」を奏でた。

美しい光景だった。

愛しい者がそばにいる。
それも、恋人として。

藍忘機には、これ以上無いほど満たされた誕生日だった。


「藍湛、欲しい物、決めた?」

ややあって、そう聞く魏無羨に、藍忘機が琴を弾く手を止めて真面目な顔で頷いた。

…私の欲していることは一つだけ。

「魏嬰、君が、これからも私の誕生日にそばにいてくれること」

「それだけ?」

「…約束出来るか?」

はたからすれば、簡単そうに聞こえるかもしれない。
だが、十数年間、それを渇望しても、成しえなかった藍忘機の願望だった。

その間、不夜天の崖から落ちていく魏無羨の姿を藍忘機は何度も悪夢で見ていた。

口約束でも、その誓約をどんなに欲しているか。

…もう私を一人、置いていかないでくれ。

そんな想いで魏無羨を見つめる藍忘機の心情が、魏無羨に伝わった。

「藍湛、俺、藍湛にもう何度も言ってる。ずっとそばにいるって」

藍忘機を安心させるような、魏無羨の落ち着いた声。
そして、魏無羨の優しい眼差しが、揺れる藍忘機の瞳を優しくとらえていた。

「・・・・・・」

「心配になったら、不安になったら俺に触れてよ。
こうやって、そばにいる俺を見て、触れて、感じてくれ。
藍湛の魏嬰がここにいるって。それに…」

魏無羨は、藍忘機の右手に手を置くとギュッと握りしめた。

「藍湛も、俺の事、もう離さないんだろ?」

藍忘機が頷いた。

これから先。

魏無羨がやむをえない事情で雲深不知処を出なければいけないことになったら
藍忘機はすべてを捨てて、魏無羨と共に行くことも辞さないと考えていた。

だが、もし。

魏無羨が藍忘機と別れたいと言って雲深不知処を出ることになった時は、
魏無羨を雲深不知処の中に閉じ込めて離しはしない。

そんな物騒な事すら考えてしまう。


「…私は欲深い」

藍忘機が自戒するように呟き、心の中で続けた。

…君のことに関しては。

生きていてくれるだけでいいと思っていた。
生きていたら、今度はそばにいたいと思った。

なのに、そばにいたら、今度は自分だけを見て欲しいと思うようになってしまった。
そして、自分を見る魏無羨の目を他に向けさせたくないという想いすら感じた。

心が寄り添ったら、今度はその心を全部自分のものにしたいと願い、
気持ちだけでは飽き足らず、体も欲しくなった。

体が結びついたらついたで、毎日のように抱いていたくなる。


「たった一つの欲しいものが妥協できない」

そう言って、恥じるように俯く藍忘機に「俺もそうだよ。藍湛」と、魏無羨があっさりと言った。

「本気で欲しいものは妥協したり我慢したりしない。禁じられたって酒は飲むし、雲深不知処の魚や鳥も食いたくなる時は、こっそり外れで食うし、春本だって見たい時は見る」

雲深不知処の規則違反を堂々と胸を張って言うことでは無かった。
魏無羨の告白を聞いて、…君は少し自制しなさい。という台詞を藍忘機は心の中で押しとどめた。

「我慢は体に良くない」

魏無羨が飄々と続けた。

「だから、藍湛の欲することを遠慮なくすればいい」

「遠慮なくか?」

「うん。遠慮なく」

コクコクと真顔で頷く魏無羨に藍忘機は頬を緩ませた。

そして、魏無羨の横顔に手を伸ばすと同時に、その唇に口づけした。

素早い藍忘機の動きに、一瞬驚いて目を見開いた魏無羨だったが、
すぐに、自らも藍忘機の首に両手を巻きつけると、目を閉じ藍忘機の口づけに応えた。


重なりあう唇が、欲情のまま、相手を求めあった。

互いに唇を開き、相手の舌を導き合うと、
触れている個所がさらなる刺激と感触を欲して探り合う。

舌を絡ませ合い、より深く相手の口内の領域を侵し合うと、
次第に、唇だけでは物足りない想いが体中を駆け巡り始めた。


長い口づけの後、顔を離した魏無羨が、
少しはにかんでいるように伏し目がちの藍忘機の顔を見つめた。

「…藍湛の欲しいものってこれだけ?」

魏無羨の小さな囁き声に甘い色が含まれている。

「本当は、もっと欲しいだろ?」
…俺のこと。

挑発的な誘惑。
藍忘機が上目遣いで魏無羨を見つめ返した。

「今夜は遠慮しない」

そう宣言する藍忘機に魏無羨が面白そうに笑った。

「ハハハハハ。藍湛、藍湛、藍湛」

楽し気に名を連呼し、魏無羨は藍忘機に抱きついた。

「いいよ。藍湛。でも藍湛はいつもだって、遠慮してるように感じない」

「では、今夜からもっと遠慮しない」

「うん。うん。わかった」

まだ可笑しそうにクスクスと笑っている魏無羨は、藍忘機の言葉を半分冗談の域でとらえていた。

だが、藍忘機は嘘も冗談も言わない。

そのことを、魏無羨はこの1刻後に身をもって思い出すことになるのだが・・・。


「新しく年を重ねたんだ。藍湛。これからの人生、もっとやりたいことを、どんどんやっていこう。俺と一緒に」

魏無羨の、やっていこう、の内容は自分と同じものでは無いような気がしていたが、
『一緒に』という言葉は素直に受け取ろうと思った藍忘機だった。

「ん」

…君が一緒にいてくれるなら。

藍忘機が、魏無羨の背の方に手をまわすと、その体を抱きしめ返した。
そして、魏無羨の肩口で小さく頷いた。

「私と一緒に」

…いつまでもそばにいて欲しい。

藍忘機の心の声に応えるように魏無羨も頷いた。

「誓うよ」

魏無羨の声が藍忘機の耳元で響いた。

そして、藍忘機は、自分の背中を魏無羨の指がなぞっていくのを感じた。

抱き合っている為、藍忘機に見えない誓約の印である3本の指を、
魏無羨が藍忘機の背中に示していた。

「たとえ、今度この世を去ったとしても、
俺、ずっと藍湛と一緒にいる」


…だから、そんな想像しただけで苦しくなる例えは聞きたくない。

そう思った藍忘機だったが、魏無羨の精一杯の誠意と真心から出た言葉に、
胸が、締め付けられるほど切なく、そして同時に熱くなっていった。


…何度も。何年も。
君がいなくなってから。
君のいない世で誕生日を迎え、そして、また年を取ることを空しく感じた。

だけど、今日の誕生日。これからはずっと、君がそばにいると誓ってくれた。


藍忘機は、魏無羨の体を両手できつく抱きしめた。

熱い抱擁は、誓約の承諾だった。

さらに、それを念押しするように、藍忘機は魏無羨の首筋に唇を押し当てた。

「…ぁっ」

思わず漏れ出た魏無羨の小さな喘ぎ声は、藍忘機の身の内の男としての欲を刺激するには十分だった。

…そんな甘い声で私を煽るな。本気で加減が出来なくなる。

そう、理性で魏無羨を責めながらも、体はすでに魏無羨を求め、本能のまま藍忘機は行動をとっていた。

藍忘機にとって、魏無羨は、声だけでなく、その体を知ってからは余計に
全身、何もかもが中毒性のある媚薬のような存在だった。


「…本当に遠慮しない」

そう最終確認するような藍忘機の言葉に魏無羨は又クスクスと笑うと「了解」と答えた。

「藍湛の誕生日祝いだ。貢物の俺を存分に受け取って」

魏無羨の艶然とした顔から堪能するように、藍忘機は魏無羨の横顔に唇を這わせ始めた。

そして、床の上に魏無羨の体をゆっくりと押し倒すと、男としての欲が赴くままに、
藍忘機は魏無羨を抱き始めた。

魏無羨も藍忘機の体に四肢を巻き付け、吐息を荒くしていった。

二人の衣服が解かれていく衣擦れの音と魏無羨の喘ぎ声が「清室」の中で発せられていく。

「藍湛、誕生日おめでとう」

二人の体が一つに重なる前、掠れた声で、もう1度祝いの言葉を藍忘機に伝えた魏無羨。


それが、その夜、理性の残った藍忘機が最後に聞いた魏無羨の言葉だった。


その後の会話といえば、やはり、いつも通り。

沢山の甘い睦言と、不用意な発言で、自分の首をしめたと、ようやく気づいた魏無羨のボヤキ。


「来年の藍湛の誕生日には、もう『存分に』なんて言わない」


…言わなくも、そうさせてもらう。

そう心の中で宣言した藍忘機は、

悔悟と快楽の渦の中、涙交じりで嘆願をつむぐ魏無羨の唇すら容赦無く口で塞ぐと、
その日は夜が更けるまで、誕生日祝いの、『貢物』を存分に愛で続けたのだった。



(終わり)




…あれ?

魏無羨の誕生日話は、ベッドシーンがあってもしっとり書けたのに、
どうして藍忘機の誕生日話は、「裏箱」寄りになってしまったのかしら?
「裏箱」の説明はこちらから。
それは、藍湛が藍湛だから♪魏無羨の誕生日話と比べてみてください。←こちら

いろいろ書き足りないのですが、二人が恋愛関係になるシリーズ話がまだ更新途中なので、
甘さも、大人話描写も控えめにしておきます。
控えめじゃないっていうのは、原作「魔道祖師」の恋人になってからの二人のように、入浴中のいちゃつきで木製の風呂桶を何個も壊しちゃうくらいのことかな。
でも、原作の魏無羨は藍忘機と一緒に風呂に入るのが好きみたいです。「香炉」でも夢見ていたくらいだから。
「陳情令」藍忘機と魏無羨で想像したら…鼻血が出そうになります。←創作中に脳内で見える映像が凄くて、内心ジタバタします(笑)
いずれ、二次小説シリーズ話が落ち着いたら、思いっきり書いてみたいです。
魏無羨に『遠慮のない』夜の営みをする藍忘機を♪

とにかく。

藍湛、藍忘機、含光君、仙督。

お誕生日おめでとう!!いつまでも魏無羨とお幸せに♪
来年の藍忘機の誕生日には、みつばの「陳情令」二次小説シリーズが完結していますように(祈)


二次小説読んで頂きありがとうございました♪
記事を気にいって頂けたら、
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「陳情令」みつばの二次小説INDEXを更新しました。

・「噂」1~5話、あとがき。

二次創作漫画INDEXにもイラストを1つ更新。


さて、明日、1月23日は「魔道祖師」(「陳情令」)藍忘機、藍湛の誕生日ですね。

ブログに更新出来るとしても雑記かな?と思っていたのですが、
読み切り短編小説を書き上げたので、藍湛の誕生日にアップします。

魏嬰の誕生日話は、以前更新したのですが、今回は藍湛。

タイトルも「藍湛生日快乐」

「陳情令」(魔道祖師)の藍忘機。
ブログでの初めての誕生日くらいは、ちゃんと祝いたい思いで創作しました。


本日は、「二次創作INDEX」更新のお知らせと二次小説更新予告雑記でした。
藍湛の誕生日と二次小説更新まで、しばしお待ちください。

【拍手コメントレス】

「魔道祖師」ラジオドラマ。日本版。キャラデータが細かく発表されていて助かります♪
思追くんの誕生日も1月でしたね♪そして、金陵の声もイメージ通りな感じ♪
やっぱり、江澄の声最高!!日本版ラジオドラマで江澄萌えになるみつば。
でも、中国版アニメの江澄の声も好きでした♪どちらにしてもかっこいい江澄。
ドラマ版の江澄役さんもかっこいいし、この前雑記でふざけて書いた江澄×思追の妄想に本気に行きそうな自分が怖い(汗)
やばい。今に本当に二次小説書いちゃうんじゃないだろうか…いや、せめて4コマ漫画ギャグにとどめよう。←世界広しといえど、他のファンの方から聞いたことも見たことも無いCP。

ラジオドラマ日本版声優。兄様の声希望の方。その方です!みつばが、藍湛の声って最初にイメージした声優の方!
美声ですよね~。兄様だったら嬉しいな~。。。どうなのかな~。受け声の方らしいけど…。

昏睡状態の魏嬰に藍湛が『おいた』妄想、私も考えましたよ(笑)
たしか3日間、眠っていて、その間毎日藍湛は通っていたって師姉が言っていた気がします。
師姉が席を外してる間、藍湛、琴弾いてただけじゃない気がしますよね?だって藍湛だから♪


初めてコメント書いてくださった方、ありがとうございます!
日本語、とても堪能で素敵です。日本語の勉強、楽しんでください。「魔道祖師」ラジオドラマ日本語版も配信されますし♪
国や言語が違っても好きな気持ちが一緒のファンの方がいるって、とても嬉しいし、心強いです♪
みつばの二次小説でさえ、いろんな国からアクセスして頂いているようなので、「陳情令」「魔道祖師」ってすごいです。
これからも一緒に「忘羨」応援しましょう!

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「陳情令」特別版、7話まで動画配信していたものを視聴しました。
でも、現在、特別版のカットシーン版は12話まで出てますね。
11話は、魏無羨が助けた温氏の生き残り達と一緒に生活しているエピソード。
師姉の結婚決定などの話。
12話は、もう見るのも辛い、不夜天、魏無羨の最初の人生最後の日の回(泣)


特別版は、どうやら全20話くらいみたいですね。

「忘羨」シーンがギュッとつまった特別版♪

編集されているので、いろいろエピソードもシーンもかなりカットされてはいますが、
藍忘機と魏無羨の愛の物語としては、よくまとまっています♪←みつば目線感想。

なんといってもですね。
新シーンが増量中なんですよ。

1度、本編をご覧になった方は比較できると思いますが、
とくに藍忘機が魏無羨を見つめているシーンの時間が長くなっているんです♪♪♪

藍忘機が魏無羨のことだけを見つめているシーン。
藍忘機が魏無羨のことだけを想っているシーン。

藍忘機の心の中には、厳密には魏無羨しかいないんじゃない?って思っているみつば。

特別版は、魏無羨を想う藍忘機の心情が分かりやすい映像が増えている。

あの、例の雨の中で温氏の生き残りを連れて、藍忘機の前から去っていく魏無羨のエピソード。

藍忘機を映した新しいアングルも加わり、魏無羨が去った後、立ち尽くし、佇む藍忘機のシーンも長くなってます。

なので、切なさもより増量!(涙)

特別版では10 話にあたるところ。


温氏の生き残りを連れて逃走する魏無羨。
道の途中で待っている藍忘機。

「藍湛、俺を止めに来たのか?」



弱き者たちを助けたい。すべてをなくしても。
そんな魏無羨の熱い想いに藍忘機は魏無羨を留めることが出来ず、道をゆずる。

その横を馬で駆けて去っていく魏無羨たち。

傘を地面に落として佇む藍忘機。
ふりしきる雨の中、頬をつたう藍忘機の涙。

切ない。切なすぎるよ。藍忘機。
何度見ても、何度見ても、特別版はシーンが長くて余計に切ない(涙…)

そして悲しい場面なのに美しすぎます。王一博さんの藍忘機…(うっとり)

みつばは原作読んでいるから、数度目には原作寄り設定(BL)でこのドラマ鑑賞した為、
藍忘機が魏無羨を友情以上の感情で想ってるっていう目線でドラマ見てます。
なので、このシーン、藍忘機の心を想うと、萌え萌えが本当に止まりません。

あ~、雨に打たれて、泣いている藍湛をみつばが抱きしめてあげたい!!



…はい。いったん落ち着きましょう(笑)

でも、

日本上陸の時、このシーンじっくり見たいので、いれてもらえないかしら?
または、DVDで編集していただけませんか~?…と、ひっそりと誰かに祈る。


他にも、みつばの好きなエピソードの藍忘機のシーンも増量♪

温氏討伐後、昏睡状態だった魏無羨。
毎日、早く目覚めるように「清心音」を聞かせる為、魏無羨の寝ている部屋に足しげく通う藍忘機。

それを魏無羨が目覚めた後、師姉からその話を聞いていた時、噂の藍忘機が訪問。

藍忘機は、寝台の上に座っている赤い内衣を着た魏無羨に気づき、凝視するシーン。

あまりにも熱視線で見つめられる魏無羨。
気まずいような、恥ずかしいような、で、藍忘機から視線をそらしているところが可愛い♪
…または、ほら、やっぱり。と怒られると思っていたのかな?

そんな魏無羨から目をそらさずに見つめ続ける藍忘機。

みつばには、「陳情令」藍忘機がまともに「攻め」に見えたシーンです。←こらこら。

藍忘機のこの時の心情は。

『私の愛しい眠り姫がようやく目覚めた』

または、

「魔道祖師」ファンの方なら誰しもがきっと想像したであろう。
まるで婚姻式(初夜)に着るような赤い内衣の魏無羨を見て。

『私の妻よ』


(爆)

でも、ドラマのサービス演出にも見えるのです。
もちろん、温氏領の部屋ってこともあり、象徴の赤色が多用されているのですが。
このエピソードの部屋のあらゆるところに「婚姻」の暗示的な赤色をちりばめて見える♪

それから、「魔道祖師」の原作読んでいる方は「香炉」の話を知っていると思うのですが、
藍忘機という男の妄想力は只者じゃないですからね。みつばの妄想すら超えます。

涼しい顔をして、魏無羨に対して、あ~んな事やこ~んな事を考えている男ですから。
「陳情令」の藍忘機も、何考えているか分かりませんよ♪

上記のみつば妄想も、本当かもしれません。

いずれ、みつばの妄想小説の中で、藍忘機のあんなことや、こんなこと妄想を実現させてみたいなって気持ちでいます♪←藍忘機妄想じゃなくて、みつば妄想ね。

「特別編」、他にも「忘羨」エピソード満載なので、最後まで楽しみです。
もしかして、ラストシーンも変更編集されていたり?♪♪♪あれ、エピソードの順番、ちょっと編集変えるだけで、話が違ってきますしね。ドラマ中に「帯他回家」になる♪←たぶん、変わらないかもしれないけど、小さな期待を持ち続けて。

陳情令「特別版」配信も今後目が離せません。


…ちょっと目を離すと、なぜか、動画が見れなくなってるから。公式さん…。(涙)

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「陳情令」みつばの二次小説「噂」のあとがき雑記です。

この二次小説。藍忘機、出て来てません。

主人公が魏無羨なので、そういうこともあるのですが、ドラマでも藍忘機が出てこないエピソードは.、みつば的にかなり寂しいです。

というか、ドラマでも藍忘機が魏無羨と離れる度に魏無羨に大変なことが起こっている気がしているのですけど…。

16年も、そばにいられなかったこと(もしかして完全に味方になり切れなかったという意味?)を後悔していたのに、じゃあ、なぜ「陳情令」ラストはああなった?とドラマの藍忘機に言いたいところなんですが、それは二次小説の中で藍忘機が説明してくれる予定です。

あの人(藍忘機)、無口だから、妄想花畑の中で、みつばと何回も会談したんですけど、なかなか真相教えてくれなくて(笑)

さて、でもこの作品。
みつばの中では、「陳情令」ドラマのラストシーンから、藍忘機と魏無羨が恋愛関係になるまでの妄想話としてひとくくりのシリーズになります。

なので、各話、読み切りにはなってますが、

「屋兎の愛」は完全読み切りなので、別として、
「帯他回家」から「噂」、そして~以下続編予定話。は、一つの長編物語になります。

今後の展開で重要になる伏線や台詞なども所々に混入してます。

後で、そのシーンが出た時は、ここか。と思い出すか読み直ししてくださいね。

(…伏線入れ忘れてないかな?)
↑思いっきり入れ忘れに、今気づいた点があったけど、後で何とか修正しよう。


こういう創作の仕方をすると後で自分の首をしめることもあるのですが(早速しめてる)
上手く伏線が回収できると完成した時に達成感が出るはず…という気持ちで。

あと、一人称の書き方なんですが。

日本語翻訳で、ドラマではどうなるか分かりませんが、
みつばの二次小説の中では。

自分のことを言う時。

魏無羨「俺」
藍忘機「私」
藍思追「私」
藍景儀「僕」公の場や師匠に対しては「私」
欧陽子真「俺」公の場や目上の人に対しては「僕」

…日本語、ちょっと面倒(汗)

中国語だと「我」。または名前(自分のことを名前呼び)
他にも、相手のことを呼ぶ時、中国語「你」、英語だと「YOU」で済むところ、
日本語だと、いろいろあってニュアンスが全然違うから。


「陳情令」二次小説。今回のシリーズ話。
「噂」でようやく物語の起承転結の「起」が終了です。

藍忘機の噂の婚姻相手の仙女の名前。
まだ名前は出てませんが(名称一覧では紹介)謎の仙術使い登場。
他にも物語の展開に必要な伏線台詞やシーンがいくつか。

今後の、みつばの二次小説展開の注目ポイント(自分で覚え書き)

藍忘機の婚姻の噂話の真相は?
魏無羨が会った、流れの仙術使いは今後魏無羨にどう関わってくるのか?
謎の屍たちの正体は?
魏無羨が何かについて考え悩んでいる様子。一体何に?
藍忘機が魏無羨と一度離れた理由。そして、すぐに迎えに行ったわけとは?
魏無羨と藍忘機、二人の関係はどうなってしまうのか?
藍忘機の想いは?魏無羨の気持ちは?
欧陽子真君の魏無羨への想いはかなうのか?(冗談です(笑)4コマ漫画はギャグで、欧陽子真君の魏無羨への気持ちは純粋な憧れです(たぶん))
みつばは、今年中に、「陳情令」ドラマが日本に上陸するまでに、この話をラストまで書ききれるのか?←ここが一番のポイント。

もう、この後の展開の藍忘機×魏無羨の小説の方がほぼ完成状態で待機中なのにね(汗)


「陳情令」二次小説続編、次回更新まで、しばしお待ちください。

それと、以前にもお知らせしたのですが、みつばは、しばらく別のジャンルの二次小説創作にも入ります。もう6年(8年)お待たせしているバレンタインデーの話なので、これはもう、体調の良い今、今年こそという想いで仕上げてしまいたいのです。

更新しておけば、8年前の読者さん達が気が向いて来てくださった時に読めるかも。
たとえ読者さんがいなくても、中途半端にしている物語は完結させておきたい気持ち。

ただ、これもすぐには完成出来ないくらいの中編な上に、ミステリーアクション物なので(←なぜ、こんなプロット作った?過去の自分)完成と構成に時間がかかりそう。

「噂」の続編話もこれから波瀾万丈(?)展開なので、こっちも完成まで時間がかかりそうですが(←だから、なぜ、こんな面倒なプロット作ってるの?今の自分)

どっちのジャンルでもいいから、カップルがイチャイチャラブラブしているだけの話が書きたいです!本当は今すぐ裏箱ちっくな小説が書きたいです!←本音(笑)

創作している間も「陳情令」の雑記は書いて時々更新する予定です。

「魔道祖師」の日本版ラジオドラマの事とか。
「陳情令」特別編の視聴感想とか。
「博君一肖」の話とか。

・・・そんな感じで。
「陳情令」に関しては、雑記でもいろいろ、まだ語りたいことがいっぱいあるのです。

他の二次小説を更新していても、「陳情令」「魔道祖師」にも萌え萌え状態のみつばなので、
また何か記事が読みたい時に「みつばのたまて箱」にいらしてください。お待ちしております。

【拍手コメントレス】

「魔道祖師」ラジオドラマ、江澄役の日本声優さんも発表されましたね。
皆さま、情報、いつもありがとうございます!←自称ファンで、情報ノーチェックのみつば。
そして、いよいよ配信も近い♪江澄役の声優さんは情報に疎いみつばでも知ってる方。
それも、大好き!な声の方なんですよ。どはまりしたキャラクターの声の役を何人も演じていらしていて。
ラジオドラマの日本版を聞いたら、江澄好きになってしまうんじゃないだろうか。自分(笑)

教えてもらったサイト。「陳情令」の公式ゲームサイトだったのですね。
よく分からなかったので、中国のファンの方に尋ねました(汗)
遊戯特色って説明あるけど、やっぱりよくわからないみつば。
登録して、ゲームしました?何系ゲームなのかしら?バトルみたいなシーンあるけど。
乙女ゲーム系ならやってみたい♪←みつばは今はゲームする時間ないので、誰か登録してゲームした方がいれば
教えてください。

みつばの中でも、二次小説の魏無羨イメージは演じている肖戦さんイメージが混ざっています。
魏無羨は原作ではもっとポジティブなキャライメージなんです。
でも、ドラマだと、結構繊細に描かれている印象です。悩んだり、考えたりしているシーンを映しているせいかも。
それに不夜天での最後の行動もシーンも切なすぎます。優しくて、内面が繊細。
なので、みつばの二次小説は原作の魏無羨とは違う感じになってます。BL的にも誘い受けではあるのですが、
原作イメージより、「照れ」が入ってる魏無羨君なのです♪(みつば好みにしている)




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中国ドラマ「陳情令」、みつばの二次小説「噂」(5話)です。

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「陳情令」の登場人物・名称紹介のページはこちらから(名称、説明、更新しました)

とくに初めてこのブログにいらした方は注意点を一読してから
二次小説をお読みください。

「陳情令」は現時点、日本語翻訳未公開のドラマです。
原作「魔道祖師(作者):墨香銅臭」、アニメ「魔道祖師」をご存じない方。
これから見る予定の方は、ネタバレがありますのでご注意ください。

二次小説はドラマ50話最終回後の話になります。
また、この小説にはBL(男同士の恋愛)描写があります。
そのあたりが受け入れられる方のみお読みください。


※この話は「予兆」の続きです。


噂(最終話)




闇狩りを終え、魏無羨率いる姑蘇藍氏一門の弟子達と欧陽子真一行が宿屋に戻った時には、すでに丑の刻(1時~3時)に入っていた。

弟子達は、それぞれにあてがわれた部屋に入ると、疲れた体を休ませる為就寝についた。

魏無羨もその夜は珍しく酒も飲まず、すぐに眠りについていた。

そして、翌朝。
巳の刻(9時~11時)に宿屋の前で姑蘇藍氏一門は集合した。


「なんだ、お前たちも出立か?」

姑蘇藍氏一行の横に、まるで同じ集団のように巴陵欧陽氏一行も並んでいた。

「途中まで帰る方角が一緒だからいいだろ」

欧陽子真が言って、魏無羨の方をチラリと見た。

「皆、食事はとっているか?」

魏無羨の問いに、各々、様々な反応を示した。
闇狩りで昨晩の疲れが残っているような顔で、朝食も抜いて眠っていた者が多そうだった。

魏無羨は軽い吐息をつくと「何か食べてから帰るか?俺のおごりで」と言った。

姑蘇藍氏の弟子達が嬉しそうな顔で頷く中、巴陵欧陽氏一行たちは微妙な表情で、欧陽子真の意向を気にした。

「我々はどうします?食事してから帰りますか?」

「でも、私は、あまり手持ちの金が…」

「俺たちも今日の食事代は持って来てなくて…」

違う仙家がいくつか集まった集団ゆえに意思の統率も難しそうだった。

「わかった」

魏無羨が場を収めるように言った。

「お前達も来い。食事代は俺が出す」

「え?いいのですか?」

そう聞きながらも、すでに行く気満々に顔を輝かせている若者たちに魏無羨は苦笑すると、歩き始めた。

それまで厳かな顔をしていた姑蘇藍氏一門の弟子達は、とたんに気をゆるめ、欧陽子真一行たちとわき合い合い談笑しながら魏無羨の後について歩いていった。

普段は、とても礼儀正しい態度の姑蘇藍氏一門の弟子達だったが、こうして見ると街の若者たちと変わらなかった。

魏無羨は、かつて蓮花塢に住んでいた時の雲夢江氏一門の弟弟子達の事を思い出した。

『師兄』

そう呼び、魏無羨に懐き、その後をいつも追って来ていた師弟達。

しかし、温氏の襲撃の時に師匠の江宗主と共に皆倒されていた。
あの時、誰一人助けることが出来ずに、魏無羨は領内に横たわる彼らの亡骸を見た。

魏無羨は様子を見る体で後ろを振り返った。


笑い合って、活き活きと歩いている姑蘇藍氏一門の弟子達。
その姿がかつての師弟たちの姿と重なった。

魏無羨は、そっと陳情に手をあて俯きかけたが、すぐに顔を上げた。

目の前に大きな食事処の店が見えた。

「あの店に入るぞ」

そう言って先を歩く魏無羨に、姑蘇藍氏の弟子達と巴陵欧陽氏一行は、弾んだ足取りで後に続いた。


魏無羨は、藍忘機から当面の資金として沢山の銀塊を受け取っていた。
魏無羨の好きな酒を毎日買っても、必要な衣服などを買いそろえても、外食をしたとしても、ゆうに3か月はもつほどの金だったのだが…。


食事を終えて店を出た時、魏無羨の財布代わりの巾着の中には銀塊は無く、釣りとしてわずかな銭しか残っていなかった。

高級な食事をしたわけでは無かったが、
何せ、人数が人数。そして、若者たちの食欲は旺盛だった。

弟子達の中で、魏無羨の懐事情を慮ったのは藍思追だけで、食事を取りながらも時折、魏無羨の方を心配げな目つきで見ていた。

「魏先輩、ご馳走様でした!」

満足気に膨らんだ腹をさすりながら巴陵欧陽氏一行が挨拶するのを魏無羨は無理やり浮かべた笑みで応じた。

さすがに、少々まずいぞと思った魏無羨だった。

…こんなに早く使ってしまったら正式な闇狩りの成功報酬が支給されるまで持ちそうもない。
藍湛に正直に話して、こずかいを追加で借りよう。

つい大判振る舞いをしてしまった魏無羨だったが、持っていた銀の出どころは藍忘機だということを思い出した。

藍忘機と一緒にいて、旅をしていた頃は、欲しい物や必要な物は全部藍忘機が購入してくれていた。手元に銭を持っていなくても、藍湛の財布は俺の財布♪的な感覚でいたのだったが、今はそういうわけにもいかない。

そんなことを考えていた魏無羨の横顔を見つめて藍思追がおずおずと声をかけてきた。

「魏先輩、食事代の支払いは大丈夫でしたでしょうか?もし足りないようでしたら、私もわずかながら手持ちがありますので出させて下さい」

「問題ない。この有銭哥哥に任せておけ」

そう、ひらひらと手を波立たせて見せた魏無羨に藍思追は仄かに頬を染めた。

昔のことを思い出したのだろう。

幼い時に、初めて会って、おもちゃを沢山買ってくれた藍忘機のことを藍思追は「有銭哥哥(金持ちお兄ちゃん)」と呼んでいた。

あの時、いつも一緒にいる魏無羨から離れ、まるで心を買収されたように、藍忘機に懐き、まとわりついていた幼い藍思追。

「食事代は出してやるから、おもちゃは自分で買えよ」

藍思追の心を読んだ魏無羨がからかうようにニヤリと笑って言った。

「どうした?思追」

赤い顔でうつむき魏無羨から離れて列に戻る藍思追に藍景儀が首をかしげて声をかけていた。


食事処を出て、しばらく歩き、街を出たところで巴陵欧陽氏一行は姑蘇藍氏一行とは別の道に入った。

そして、姑蘇藍氏一門と魏無羨に深く揖礼すると、欧陽子真率いる一行は去っていった。

別れる前に、欧陽子真は魏無羨に「いつか、ぜひ、僕の仙家に遊びに来てください」と熱心に誘い文句を残していた。

その後、
姑蘇藍氏一行は、無事、雲深不知処の帰路についた。

姑蘇藍氏の門をくぐると、弟子達は、魏無羨に揖礼し、弟子寮の方に帰って行った。

魏無羨は、その足で藍曦臣に闇狩りの報告をするため「寒室」に向った。

「お疲れ様でした。魏公子」

藍曦臣はいつものように、にこやかな笑みを浮かべて魏無羨を部屋に招き入れると、座った魏無羨に丁寧に入れた茶をすすめた。

「寒室」にも藍忘機の私邸「清室」と同じ白檀が炊かれていた。
だが、部屋の香りが違う。昔はその違いがよく分からなかった魏無羨だったが、今はそれをはっきりと感じることが出来た。

魏無羨は、まず闇狩り引率責任者として所持していた通行玉礼を藍曦臣に返した。
そして藍曦臣が入れてくれた茶に口をつけた後、闇狩りの報告を始めた。

依頼された3体の屍。
その1体は妖魔が潜んでいたために護符が効かなかったこと。
妖魔が大蜘蛛だったこと。
その大蜘蛛が屍の中に入り、その邪気を浴びて他2体の屍も動き出していた。
しかし、3体とも依頼された屍に相違なかったことも述べた後で魏無羨は続けた。

「街で気になる噂を2つ聞きました。木を折って盗んでいくという屍の話と、素早い動きをする年配の女性の屍の話です」

「どちらも初耳です」

そう答えた藍曦臣は魏無羨に詳しい情報を求めた。

「木を盗むという屍の話は、目撃情報で特徴などもはっきりとは分かりません。ただ、某なにがしという豪商の土地の木を折っているそうです。素早い動きをする屍の方の話は、流れの仙術使いが旅人から裏街道で会ったという話を聞いたという又聞き情報です。こちらもそれ以上の詳しい話を聞けていません」

頷きながら魏無羨の話を聞いていた藍曦臣だったが、『流れの仙術使い』という言葉に意識を向けたようだった。

「流れの仙術使いというのは?」

「じつは、闇狩りで俺が大蜘蛛の妖魔と戦っている時に、助けてもらいました」

魏無羨は街で最初に太鼓を叩いていた仙術使いの男と会った経緯や、闇狩りで再び会った時の共闘と会話をかいつまんで藍曦臣に話した。

「巴陵欧陽氏一門が依頼された闇狩りを行った者と同一人物の可能性は高いのですが、俺も名前を聞きそびれました。彼の仙術能力は高く、でも驕りたかぶった態度でもありませんでした」


…それに、俺と同じ志を持つ者に見えた。

魏無羨は、心の中でそう続けた。

「そうですか…」

藍曦臣が感心したように言った。

「魏無羨公子は、その仙術使いの方を高く評価されているのですね」

「はい」

そう返事する魏無羨に藍曦臣は面白そうに笑みをこらえたような顔をした。

「なにか?」

「いえ…魏公子が、その方を高く評価されているだけでなく、会ったばかりなのに、とても心を開いているように見えました」

「沢蕪君は、藍湛の表情が読めるだけでなく、他の人間の心も読み取れるのですか?」

「そんなことはありません。ただ魏公子は、私の中では、すぐにどんな方とも親密に接することが出来る印象です。昔の忘機ともそうでした」

「誰とでもってわけでもありません」

…気にいらないと思った相手にはつい態度が表に出てしまう。
だから、敵も多く作ってしまったのだろうか。


魏無羨は、観音堂で金光瑤に言われたことが心の中でまだ消化できずにいた。

自分の直情的な言動が災いを招いた原因だったのか。
あまりにも自分の感情や志を優先するあまり、思慮に欠けていたのでは無いか。
たとえ魔道に精神を蝕まれていなくても。

魏無羨は藍曦臣との会話の中でボンヤリとそんなことを考えた。

藍曦臣はそんな魏無羨の顔をジッと見つめた後、小さく首を振った。

「何かを決断する時、己が感じたこと、直感が大事だというのも姑蘇藍氏の教えの1つです」

まるで魏無羨の思い出したことを悟ったかのような藍曦臣の言葉だった。

「・・・・・・」

「ただ、それを実行にうつすのに私も難しさを感じたことがあります」

そう続けた藍曦臣はおもむろに自分の手前にあった茶を口に運んだ。

…沢蕪君。

魏無羨には、藍曦臣の今の話が、魏無羨と仙術使いとの出会いだけの話をしているのでは無いと気づいた。

脳裏に再び金光瑤のことが浮かんだが、魏無羨は口を閉ざしたまま、藍曦臣の動作にならって、再び自分の茶に口をつけた。

少しの間、藍曦臣と魏無羨に沈黙が流れた後、

「失礼します」と重役らしき門下生が一人、部屋の入口で藍曦臣に揖礼してから入ってきた。

「どうしました?」

「今しがた、大工の者たちが到着して、建築場所に材料を運び入れて良いのかと指示を待っています。いかがしますか?」

「施工の者が入ることは聞いています」

重役の問いに藍曦臣が答えた。

「念のため、同意の上身体チェックをお願いします。その後、問題が無ければ門を開けて、その者たちを迎え、建築場所に案内してください。後で私も参ります」

「はい」

重役は藍曦臣に揖礼し下がっていった。

「雲深不知処内で何か新しい建物を造るのですか?」

話に興味を持った魏無羨が聞いた。

「ええ、会議をする大広間と、仙督の執務室です」

藍曦臣が答えた。

…会議をする大広間と仙督の執務室。

「それは、仙督となった藍湛が使用する為ですか?」

「そうです。会議室や広間はありますが、規模はそれほど大きくありません。
仙督がいる雲深不知処に他の仙門から宗主たちが集まるような場所が必要です。
それと、執務を行う部屋も私邸でというわけにはいかないので、別邸を設立することになったのです」

「初めて聞きました」

そう呟くように言った魏無羨に「私も重役以外の者では魏公子に初めて話しました。皆には次の月例会の時に話をする予定です」と微笑んだ。

「もしかして、仙督就任式が延期される理由は、仙督の執務室や会議室を造るのに時間がかかるからですか?」

藍忘機は準備に時間がかかると言っていた。
仙督就任式は、施設の設備が整ってから行うつもりなのだろうか。

そう思いついた魏無羨の問いに藍曦臣は静かにかぶりを振った。

「仙督就任式の延期は忘機が決めたことです」

「藍湛が?」

「ええ。執務室と会議室設立に関しては、姑蘇藍氏内の事で、私と叔父が提案したことです。
しかし、忘機が就任式延期を申し出た理由は、それとは別にあるのでしょう。魏公子はご存じですか?」

今度は魏無羨が曖昧にかぶりを振る番だった。

「藍湛からは、準備に時間がかかる、とだけ聞きました」

「そうですか…」

藍曦臣は少しためらった後、意を決したような顔で口を開いた。

「観音堂でのことがあった後、忘機と魏公子は一度別れましたね?」

「え…あ、はい」

仙督就任式の話から急に話が変わったことに驚きながらも魏無羨は返事をした。

藍曦臣が小さく頷いた。

「忘機から、魏公子と別れたと聞いた時、忘機は、仙督としての準備がすべて整ってから、魏公子を迎えに行くつもりなのだと、私は思いました。仙督としての地位を確実にし、あなたが雲深不知処の中で安心して暮らしていけるような体制を築いてから一緒にいるつもりなのだと」

「藍湛がそう言っていたのですか?」

「いえ、これは私の思い込みです。
それに、事実、忘機はすぐにあなたを迎えに行きました。
それはどうしてだと思いますか?」

「わかりません」

藍曦臣の問いに魏無羨が首を振った。

「俺はここに来た夜に藍湛に理由を聞きました。藍湛は、『君だから連れて来た』と言いました」

…それで答えは十分だと思っていた。
だけど、それは藍曦臣の考えのような思い込みかもしれない。

「こうかもしれない、と俺も思うことがあります。
でも、それは俺の考えが混ざったもので、藍湛の事実と異なるでしょう。
俺は藍湛自身からその真意を聞きたいです」

「そうですね」藍曦臣が言った。

「忘機も今日雲深不知処に戻る予定です。会ったら話してみてください」

「はい」

コクリと頷いて見せた魏無羨に藍曦臣は、柔らかな笑みを向けた。

「最後に一つお聞きしたいのですが…」思い出したように魏無羨が言った。

「何でしょう?」

「仙督の建物設立の他に、姑蘇藍氏から何か新しい発表はありますか?」

「新しい発表ですか?…いえ、今のところ他には特にありませんが、何か?」

しばし考え込んだ後、真顔でそう答える藍曦臣が真実を隠しているように見えなかった。

「…いえ、何でもありません。失礼します」

魏無羨は、茶の残りを飲み干し、藍曦臣に揖礼して立ち上がると、寒室を後にした。


魏無羨は、噂になっている藍忘機の婚姻話のことを藍曦臣に聞かなかった。
具体的な相手の名前まで挙がった話ではあったが、真実であれば藍宗主であり、兄である藍曦臣が知らないはずがない。

魏無羨は無意識に長い吐息をつくと、藍忘機の私邸、清室に戻った。

藍忘機はまだ清室に帰ってはいなかった。
藍曦臣の口ぶりだと、おそらくまだ雲深不知処にも戻っていないのだろう。

魏無羨は誰もいない部屋を見回した後、外にでた。

清室の裏手にある井戸の近くに洗濯物を干す竹竿があった。
そこに布が1枚かかっていた。

藍忘機が出がけに洗って干していた物。

手で触れると、それはもうすっかり乾いていた。

魏無羨は布を手にとると顔に近づけた。
雲深不知処の象徴である雲が描かれた布からは仄かに藍忘機の香りがした。

起こすために藍忘機が布を濡らして魏無羨の顔をふいていた。
その感触を思い出した魏無羨の胸に、無償に、藍忘機に会いたいという気持ちが強く込み上げてきた。


「藍湛…」

そう小さく呟くと、魏無羨は、藍忘機がそうしていたように、布を自分の頬に押しあてた。
そして、藍忘機の香りを吸い込みながらそっと目を閉じた。


(「噂」終わり)




「噂」の詳しいあとがきは又後日に書かせて頂きます。
この後の話は、タイトルを変えて続編として更新予定です。

【拍手コメントレス】

拍手コメント、感想ありがとうございます。欧陽子真くんは、また今後の二次小説で登場予定です♪

「陳情令」原作の「魔道祖師」のラジオドラマの日本版。
とうとう魏嬰役、藍湛役の日本の声優さん発表されましたね♪
情報を送ってくださった方々、ありがとうございます!相変わらず、読者さん達からの情報で知るみつば。ありがたいです。

受けの声優さん、発表される前に、みつばが偶然何度も動画で聞いていた声優さんだったので、びっくりしました。何かの前触れ?(笑)なぜ聞いていたかというと、別の声優さんを検索していた時に知り、顔も声もイケメンなのに、あっち系の話を活き活きと語っていらしたので、BL描写の参考になる♪って思わず聴きほれていました。
みつばは声優さんの情報に疎いのですが、そういう意味では、この声優さんは魏無羨のイメージに合っているかな~思っています。日本版「魔道祖師」でも凄くいやらしい素敵な演技を期待してます♪
そして、攻めの藍湛の声優さん。名前だけだと詳しくないので検索してみたら、知っているアニメキャラの役が何人か。
ああ~…少年期の藍湛のイメージ…だったら……うーん。。。

BL声優事情は全く詳しくないので、この件は純粋に配信を待つ気持ちでいます。

…ただ、やっぱり、おそれていた事が現実になりそうですね。名前は日本語漢字読みかも。「がんこうくん」「ぎむせん」「えちょう」「おんねい」…になるのかな?(汗)でも、中国声優版と日本声優版の両方が同時配信ぽいので、そこは、ほっと安心してます。こうなるとアニメ版上陸もありえそうです。
ラジオドラマの話はコメントレスで書ききれないので、また今度熱く語り合いましょう♪←雑記とコメントで。


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